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お悩みNO.555
まえっちさん
高2男子不登校削除
高2の息子が5月の初めころから不登校になってしまいました。
原因は、本人に聞いても何も言わないのでよくわかりません。
ただ、夜には、かばんの中に教科書等を入れて学校に行く準備はするのですが、朝になると起きてきません。
学校に行かなかった日は、夕方まで部屋に閉じこもって出てきません。
1日中、スマホでゲームばかりしているので、きつく注意をすると、部屋に閉じこもってしまいます。
反抗期もあって、まったく親の言うことは聞きません。
投稿日:2016-05-30
返信 1
伊藤幸弘教育研究所さん
まえっちさんへ削除
はじめまして。
書き込みありがとうございます。
高2のお子さんの不登校に関するお悩みですね。

まずは不登校に関して、親が正しい知識を得る必要があります。
以下を参考にしてください。
投稿日:2016-05-31
返信 2
伊藤幸弘教育研究所さん
まえっちさんへ削除
「不登校について?」

そもそも、不登校とは、次の定義があります。
「何らかの心理的、情緒的、身体的、あるいは社会的要因・背景により、児童生徒が登校しない、あるいはしたくともできない状況にあること(ただし、病気や経済的な理由によるものを除く)」。
なお、不登校については従来、学校基本調査において30日以上欠席した児童生徒について、その理由別区分として「病気」、「経済的理由」、「学校ぎらい」、「その他」として調査していたところ近年「不登校」という名称が一般的に使用されるようになったことに鑑み平成10年度の調査から上記区分のうち「学校ぎらい」を「不登校」に名称変更した経緯があります。
親として不登校を正確にご理解いただくために、以下の内容をまとめましたので参考にしてください。
・現在では不登校児は約13万人といわれている。
・不登校を生み出す原因のひとつに親の過干渉(先回り)があげられる。
・このように育てられた子供は自立心が育たない、人をすぐに頼る、人のせいにする、幼い、わがまま、神経質なくらいきれい好きかその逆、人の顔色ばかり見て自分を出せない…etc。
・小学校の頃は友人とよく遊ぶ。(友人が多いのではなく誘いを断れない)
・中学生くらいになるとわがままで融通性がない性格が表れて友人が離れていく。
・昼食はひとりで過ごすことが多くなり校内を徘徊して時間をつぶす。そのために周囲からは気持ち悪がられて精神状態は悪化して次第に不登校へとなる。
・また不登校へのきっかけとしては大人にとっては取るに足らないことも多く、はっきりした原因や理由が不明なケースが多い。
・不登校の症状としては、37度くらいの微熱、頭痛、腹痛、吐き気が4大症状。その他には冷たいものを良く飲む、不眠、うるさいと口走る、昼夜逆転、部屋にこもる、ゲーム・ネットにはまる、家族と顔を合わせない、部屋に誰も入れない、自分より弱い妹・弟に強く出る、親と一緒に寝たりお風呂に入る(退行)。
・不登校を生み出しやすい家族としては、夫婦関係が悪い、家族の誰かが亡くなる、過干渉、放任、父性・母性の欠如、母子関係が強すぎる、兄・姉の非行・不登校・引きこもり、親が異常に学歴や世間体を気にする、親が宗教熱心な信者、親が定職に就かない、親の失業、転勤、厳格、威圧的、神経質。
・不登校の子どもを無理に学校へ行かせることはインフルエンザで高熱が出ているのに解熱剤で強引に熱を下げるのと同じで余計に悪化してしまう。
・不登校の子どもは弱者ではなくむしろメンタル面は強い。思い込みが激しくこだわりが強いために周囲に溶け込めない。
・子どもには文句を言わせることが大切。「あの時はこうだった」「あの時、ああ言われた」…。親は黙って横に座り目を見て聴いてあげることが大切。
・不登校児の3割が引きこもりになる。

【不登校の子供の親の不安】(一般例)
?学力の遅れで進学が出来ないのでは?
大切なのは生きる力、知恵、人との関わりであり学校以外でも充分に養える。
?社会性や適応力がみにつかない?
学校以外で自分らしさを発揮できる子がいても良い。現在の学校システムに合わない子がいても不思議ではない。
?学校くらい我慢できないで社会で通用するのか?
必要な我慢もあれば有害な我慢もある。身を削って学校に通うことがマイナスになる。学校は命まで削って通う場ではない。
?無気力人間になるのでは?
無気力で学校に行かないのではない。体調の不調は身体防御反応。
?学校に行かないのならせめて○○してほしい。
学校に行かない代わりに何かをするというのは無理な要求。じっくりと子どもの成長をみる心のゆとりが必要。

【不登校の子どもを持つ親に向けて】(我々からのアドバイス)
? 不登校の状態を責めたり、刺激したりしない。
? 子どもの良い面を見つけ、認めて、誉めて、信頼する、
? 一番悩んでいるのは本人であることを理解する。
? 子どもの言葉や言動から心の中にあるものを理解する。
? 一人の人間として子どもを認める。
? 絶対に焦らず、長い人生のうちの休憩だと思うこと。
? 親に勉強する機会をくれた子どもに心から感謝する。
? 親の焦りは子どもに伝わってしまう。大きな心で子どもに接する。
投稿日:2016-05-31
返信 3
伊藤幸弘教育研究所さん
まえっちさんへ削除
「不登校について?」

不登校は甘えではありません。
いじめ、先生や友人との相性、家庭環境等で心が折れている状態です。
しかし、いまだに不登校に関する理解不足から「甘えている」「根性が足りない」「逃げているだけ」と言う方もいます。
不登校の子どもたちには、部屋から出られない人もいます。
それは、部屋から出ようとしていないのではなく、部屋から出ることができないのです。
怪我で両足を骨折している人に「マラソンを走れ」とは言いません。
走らない人に「甘えている」とも言いません。
どうか「不登校」に関する正しい知識、また不登校の子どもたちに対する「受容と共感」の姿勢で接してください。
そして何よりも優しく接してあげてください。
投稿日:2016-05-31
返信 4
伊藤幸弘教育研究所さん
まえっちさんへ削除
スマホやゲームはきつく叱っても効果がありません。
まずは家庭内のルールと、そのルールを破ったときのルール(メタルール)を親子で話し合い決めていくことが大切です。
その際に、親が強引にルールを決め付けるのではなく、子どもが自分で守れるルールと、親が守って欲しいルールを話し合いの中で決めていくことが求められます。
ルールを決める過程においては、子どもが「自分でルールを作った」という意識を持たせることも必要です。
そして、決めたルールは紙に書いて家族が常に見ることが出来るように貼り出します。
そのことで、家族でルールを共有でき、ルールに関する会話も増える効果が望めます。
投稿日:2016-05-31
返信 5
伊藤幸弘教育研究所さん
まえっちさんへ削除
ちなみに、上記でご説明した家庭のルールの参考例を以下にまとめています。
こちらもあわせて参考にしてください。
投稿日:2016-05-31
返信 6
伊藤幸弘教育研究所さん
まえっちさんへ削除
■家庭のルール(参考例)

【マナー】
相手の気持ち、都合を考えて行動することは大切です。
利用して良い場所、時間帯、状況など、して良いことといけないことをきちんと判断できるようなルールを作りましょう。

?公共施設(図書館、電車、病院、店舗)などでの  利用はしない
?相手の迷惑にならないように使用時間を決める
?歩きながらの利用はしない
?食事中にメールをしない


【時間管理】
ケータイ・スマホを利用して良い時間、利用制限時間などを決め計画性のある生活を送るようにしましょう。
使用時間を考えればおのずと計画性のある行動ができるようになります。

? 21時以降は電源を切る
?自分の部屋にケータイ・スマホを持ち込まない


【金銭感覚】
利用限度額を超えなければよい、無料だからよいのではなく、利用時間を決めて使用すること。
毎月支払い明細を見て利用内容をふり返り、携帯電話やスマホの利用方法や目的に対しての話し合いをして意識を高めましょう。

?有料サイト契約はその都度親の了解を得る (ダウンロードなど)
?毎月の携帯電話の利用料金明細を必ず親子で 確認する
?有料アプリを入れたり、課金したりする場合は、 必ず親の了解を得る


【コミュニケーション】
インターネットを通じてコミュニケーションを取ることができますが、文字だけで相手に気持ちを伝えることは、意外と難しいものです。
常に受け取る側の気持ちを考えなければいけません。

?本当に大切なことは、ケータイ・スマホを通して ではなく会って伝える
?メールやメッセージは読む人の立場になって 読み返してから送る
?うわさ話など自分が言われたら嫌だと思うことは 書かない ※SNS・グループでのトークの書き込みも同様


【法律】
日本では、小中学校の単元で法律を学ぶ単元はありません。常日頃からニュース等を見て、子供と一緒に話し合う機会を持つようにしましょう。
何がいけないのか、誰にどんな迷惑がかかるのか、どんな責任を負うのか、自覚を持たせることが必要です。

?ツイッターやフェイスブックなどへの無責任な 投稿は社会に多大な被害を引き起こし、損害賠償 請求される可能性があるので絶対しない
?誹謗中傷の書き込みをしない
?大げさな表現、根拠のない情報の配信はしない
?自転車を運転しながらの携帯電話の使用は禁止
?著作権を守り、違法なダウンロードをしない


【役割・責任】
子供たちが本来やらなければならないことが(宿題、手伝いなど)ケータイ・スマホ利用によっておろそかになってしまうことがあります。
自分の責任を果たしてこそ権利を有する意味を理解させましょう。

?勉強中は携帯を触らない
?やるべきことを優先する


【自己防衛】
外敵から身を守ることも大切ですが、攻撃されるような言動をつつしむことも重要です。
情報配信の危険と責任を理解させましょう。

?WEB(ネット)上に個人情報(名前・住所・ 電話番号・写真など、本人が特定されてしまう 情報)を書き込みしない
?フィルタリング契約をする
?ウィルス対策ソフトを入れる
?IDやパスワードを安易に人に教えない


【家庭ルールを守れなかったとき(メタルール) 】
間違いを起こしたからといって直ぐにケータイ・スマホを取り上げてしまうルールを設けると子どもは問題を隠そうとします。問題は時間が経過すればするほど大きくなる可能性が高まります。守れなかったからといって、すぐにケータイ・スマホの使用を禁止するのではなく、事態が大きくなる前に、親が子どもに自問自答する機会を与えてみてはいかがでしょうか?

?ルールを守れなかった時、何が悪かったのか 家族で話し合う。
?それでも守れなかった時○○日間利用禁止
?利用禁止を繰り返した時は契約を休止をする(最終手段)
投稿日:2016-05-31
返信 7
まえっちさん
どうしょうもありません削除
アドバイスありがとうございます。
ただ、ルールを決めようにも、まったく聞く耳を持たず、完全無視状態なのでどうしょうもありません。
今も大声をあげてゲームをしています。大声をあげてゲームをする元気があるなら学校に行け!!と思います。
投稿日:2016-05-31
返信 8
伊藤幸弘教育研究所さん
まえっちさんへ削除
なるほど。
そんな態度だと思わず「元気があるなら学校に行け」と言いたくもなりますよね。

でも、それで解決するならこんなに苦労はされていないでしょう。

完全無視で聞く耳持たずの態度は本当に腹が立つことでしょう。
我が子ながらイラっとくる心境ではないでしょうか。

しかし、親が「どうしようもない」とお手上げ状態ではこれまたなにも進展しないのも事実です。

何を伝え方ではなく、何が伝わったかなのです。
伝わらないのは子どものせいではなく、伝えられない親のせいだと思い気持ちも大事です。

そのためにはコミュニケーション方法を工夫しなければなりません。
この掲示板に書き込みをいただくほとんどの方にお伝えしているコミュニケーション方法を以下にご紹介しますので参考にしてください。
投稿日:2016-05-31
返信 9
伊藤幸弘教育研究所さん
まえっちさんへ削除
コミュニケーション(「聴き方」「伝え方」)

■信頼関係の構築
お子さんとの信頼関係の構築を図るためには円滑なコミュニケーションが大切です。
カウンセリングの領域では、カウンセラーとクライアントの信頼関係(専門的には“ラポール関係”といいます)が絶対条件といわれます。ではその円滑なコミュニケーションを図るにはどうすればいいのでしょう。
コミュニケーションの2つの柱ともいえる「聴き方」と「伝え方」に関して紹介します。


■「聴き方」
「聴き方」を意識しながら相手からの話を聴いたことがありますか。
「話し方教室」とか「話し方の本」というのはありますが「聴き方」に関する本は意外と少ないのです。
しかし、円滑なコミュニケーションを図る上ではこの「聴き方」が特に重要です。

ここではあえて「聴く」という文字を使います。物理的に音が耳に届く「聞く」でもなく、言葉であれこれと尋問する「訊く」でもなく、「心」の文字が入っている「聴く」です。これは、相手を受け入れて相手の話しに耳と心を傾けることを意味します。専門用語では「傾聴」と言います。

相手の話を上手に「聴く」ためには以下の2つの聴き方に分かれます。
その2つとは、「受動的聴き方(パッシブリスニング)」と「能動的聴き方(アクティブリスニング)」です。
それぞれポイントは3つあります。


■「受動的聴き方(パッシブリスニング)」の3つのポイント
1.黙って聴く
これは簡単なようで意外と難しいです。
しかし、すべての「聴き方」のベースとなる姿勢です。
相手の話しに意見を割り込まずまずは黙って聴いてあげる聴き方です。
黙って相手を聴き、受容してあげることで信頼関係は更に強いものになるでしょう。

2.うなずく
「メラビアンの法則」をご存知でしょうか。
1対1で話したときに、どのように影響を及ぼすかというと、話の内容などの「言語情報が7%」、口調や話の早さなどの「聴覚情報が38%」、あいづちやうなずき等、見た目などの「視覚情報が55%」の割合であったという実験結果があります。
この割合から「7-38-55のルール」とも言われ、「言語情報=Verbal」「聴覚情報=Vocal」「視覚情報=Visual」の頭文字を取って「3Vの法則」ともいわれています。

話しの内容により大きくうなずいたり小刻みにうなずいたりする聴き方です。
大きくうなずくときは「なるほどねぇ〜」と言う意味があり、小刻みなうなずきは「もっと話して」という意味を持ちます。それにより相手は「聴いてもらえている」という満足感が得られます。


3.思いを引き出す
「それ、面白そうだからもっと聴かせてよ」「それ大変だったね。もう少し詳しく話して」「それについて、あなたのほうでも何か言いたいことがありそうだね」、「あなたにとって大事なことのようだね。詳しく聴かせて」等のようにひと言、付け加えることで相手を気持ちよく話させてあげることが大切です。
(※注意:実際の会話は「あなた」ではなく、必ず相手の名前を呼んであげてください。特に相手がお子さんの場合は名前を呼ぶことが効果的です)


■「能動的聴き方(アクティブリスニング)」の3つのポイントは…
1.話しを繰り返す
相手の発した言葉の語尾をこちらが繰り返して発しながら聴く方法です。
会話にいいリズムがうまれて話しやすくなります。
そして、相手は「自分の話を聴いてもらえている。理解してもらえている」となります。

ただし相手が意見を求めている場合は繰り返しによる聴き方はいったん中断してください。
相手から何かを質問をされている場合にその質問を繰り返しても堂々巡りになってしまいます。
その際は、はっきりと自分としての回答をしてあげるといいでしょう。

2.話しをまとめる
相手の話をある程度の段階でまとめてあげると会話のリズムにアクセントがつき、これも効果的です。
例えば、相手が悩みを打ち明けたとします。
悩みを打ち明け始めると人は一気に捲くし立てるように話し始めます。
それこそ途中でさえぎりたくなるくらいに。
その際に、最後まで聴いてそれをまた繰り返す方法(話しを繰り返す)をすると時間が掛かる作業ですし余計に混乱を生じます。
その際はある程度こちらで話をまとめてあげるのです。

3.気持ちを汲む
「それは嬉しかったね」「それは悔しいね」「それは腹が立つよね」。
こんなふうに相手の心の中の気持ちをこちらの言葉として伝えることで相手は安心した気持ちで話しを出来ます。
高級クラブに高いお金を払ってまで、サラリーマンが通うのは、高級クラブのママさんたちはこの「気持ちを汲む」等、聴き方に長けているからなのです。


■伝え方
相手に何かを思いを伝えるときには相手に「何を伝えたか」ではなく「何が伝わったか」が大切です。
それを意識することで、相手に対して自分はどれだけ大切に思われているかを実感させる効果があります。
それを伝えるためには「言葉」が大切です。

「これは言わなくても分かるだろう」、「恥ずかしくてこんなことは言えない」。
まずはそういった考えを排除して時間をたくさん使っていきましょう。

相手に思いを伝えたいときは、「Iメッセージ」が効果的です。
相手の行為や出来事を非難がましくなく、事実を述べる伝え方です。

相手にメッセージを伝えるとき、次の2通りの方法があります。
それは、「YOUメッセージ」と「Iメッセージ」です。
コミュニケーションを外す人は、往々にして主語が「YOU=あなた」の「YOUメッセージ」になってしまっているケースが多いです。

例えば…僕がリビングで本を読んでいたとしましょう。
そこへ子どもが入ってきてテレビを大きな音で見始めた。
僕は感情のままに…「うるさい!」「ボリュームを小さくしろ!」「隣の部屋で見なさい!」…と言ってしまう。
これは主語が「あなた=YOU」ですよね。
「“お前が”うるさい!」「“お前が”ボリュームを小さくしろ!」「“お前が”隣の部屋で見なさい!」

こちらの思いを正確に伝え相手とのコミュニケーションも外さない方法は主語が「私=I」の「Iメッセージ」です。

「お前が大きな音でテレビを観ることでお父さんは集中して本が読めなくて困ってるんだよ」…これが「Iメッセージ」です。

ポイントは「行動」「影響」「感情」です。

行動→お前が大きな音でテレビを観ることで
影響→お父さんは集中して本が読めなくて
感情→困っているんだよ

その後に「だから音を小さくしろ」と言ってしまうとせっかくの「Iメッセージ」がその瞬間に「YOUメッセージ」になります。
「Iメッセージ」で思いを伝えると相手はこちらの思いをちゃんと受け止めてくれるケースが多いと言われています。


■「Iメッセージ」と「聴き方」との切り替え
自分の意見を伝え、相手の考えを聴くというのはコミュニケーション(会話)の基本です。
しかし、いくらIメッセージを活用して伝えても、「相手を変えてやろう」という想いが心の奥底にあると、しつこく何度も同じメッセージを発することになります。
これは「審判的表現」といい、圧力によるメッセージ(=お前が変われ!)になってしまいます。

その際は、まず相手の立場に立ち切って傾聴することが大切です。
これが「Iメッセージ」と「聴き方」との切り替えのタイミングです。
相手の話を聴くことにより、相手の「抵抗」がとれて相手は安心して、自ら変わることができるのです。
また、相手の立場を理解することで、こちらの心にも変化が現れることもあり、他者理解と自己成長が同時に促進されます。

「期待と願望」、「推論と思い込みのズレ」が対人関係のトラブルの元になるのです。
大切なことは“相手を変えようとせず、相手を分かろうとせよ”です。


コミュニケーションとはキャッチボールのようなものです。いくら良いことでも一方的な話と言うのは聴いていてしんどいです。だから、コミュニケーションがドッジボールにならないように、「聴き方」や「伝え方」を意識して相手とのコミュニケーションを図り、信頼関係の構築に努めてください。
投稿日:2016-05-31
返信 10
まえっちさん
無理です削除
コミュニケーションうんぬん以前にまったく聞こうとしないので、なにも言えませんし、伝えられません。
反抗期がMAX状態です。
投稿日:2016-05-31
返信 11
伊藤幸弘教育研究所さん
まえっちさんへ削除
コミュニケーションうんぬん以前にまったく聞こうとしないのですね。

それは、うんざりしますよね。
良かれと思って色々と話そうとコミュニケーションを図ろうとしているのに・・・。
そんなんじゃ、なにも伝えたくなくなりますよね。

でも、それって、まえっちさんも同じですね。

色々とお伝えしているのに、やる前から「無理です」と。
投稿日:2016-05-31
返信 12
伊藤幸弘教育研究所さん
まえっちさんへ削除
「親が変われば子が変わる」

これは我々が設立当初から掲げてきた理念です。

あなたは、お子さんのために何をどう変わろうとしていますか。

不登校の原因を言わないから分からないではなく、親に言っても無駄だと思われているのではないですか。

何も言わないから分からないではなく、分かろうと何かを努力されましたか。

投稿日:2016-05-31
返信 13
伊藤幸弘教育研究所さん
まえっちさんへ削除
失礼なことを言っていることは覚悟の上で申し上げました。
大変申し訳ございませんでした。
投稿日:2016-05-31
返信 14
まえっちさん
おっしゃるとおりです削除
話しかけても無反応で、露骨に嫌な態度を取るのでしんどいですね。
子ども自身が、何を考えていて、どうしたいのかが見えてきません。


投稿日:2016-06-01
返信 15
伊藤幸弘教育研究所さん
まえっちさんへ削除
では、ちょっと距離を置きましょうか。
物理的な距離ではなく、心の距離です。
心の距離を置くとなることなんだか淋しいですがまずは親の精神状況も心配です。
投稿日:2016-06-01
返信 16
まえっちさん
ありがとうございます削除
夜になれば、教科書をかばんに入れ替えて学校へ行く準備をする→朝になると起きてこず行かない の繰り返しです。行く準備をするので、学校に行く気はあるのだと思いますが、朝になると行動が伴いません。
投稿日:2016-06-02
返信 17
伊藤幸弘教育研究所さん
まえっちさんへ削除
前の晩は行く気があるのに、いざ当時になると朝起きて来れないというケースは少なくありません。

「原因が分からない」とのことなのでなかなか適切なアドバイスができませんが、以下のことが想定されます。

1.前日、深夜まで起きているために昼夜逆転現象になり、朝起きることができない。

2.本当は起きているのに、布団から出ない。これは学校で何らかの原因があり行く気になれない(例/いじめ、先生とのトラブル等)。
投稿日:2016-06-03
返信 18
伊藤幸弘教育研究所さん
まえっちさんへ削除
「昼夜逆転の原因と対処法」

不登校の子どもは、夜起きて活動し、昼間は寝ている、昼夜逆転の生活をする子どもが多いです。
子どもがそんな生活を続けていると、親は「やめさせなければ」と注意しようとしますが、無理に直す必要はありません。

【昼夜逆転の生活になる理由】
不登校の子どもが昼夜逆転の生活をしやすいのには理由があります。
不登校ではない子どもは、昼間は学校に行きます。
自分はそうすることが出来ないので、昼間起きていることが辛いのです。

学校に登校・下校する子どもの声が聞こえてきたり、外で遊んでいる子どもの声を聞くのも辛い。
昼間寝てしまうことで、外の世界との関わりを遮断します。

昼間寝てしまうので、夜起きてしまう。
夜は外の世界も静かで、学校にいけない自分を責めるように感じるものが非常に少ないのです。

つまり、昼間の世界は、不登校の子どもにとっては、責められているように感じるのです。

夜の時間の方が、それを避けることが出来るのです。

そう感じている子どもに、「朝は起きなさい」「夜は寝なさい」と注意しても、反発されるだけでしょう。


【「支配型」は放任する、「放任型」は注意する】
昼夜逆転の生活をしている子どもに、「支配型」の親は、注意しないことをおすすめします。
放っておくのです。

「放任型」の親は、声をかけることをおすすめします。
「夜は寝ないと疲れない?私は休んで欲しいわ」など、厳しい注意にならない程度に声をかけてください。

あくまでも子どもの気持ちを尊重することが大切です。

但し、「放任型」の親でも、昼夜逆転の生活を無理矢理直すまで言い立てなくて大丈夫です。
声をかける程度で良いです。

子どもの昼夜逆転生活にも、先に説明したとおりの理由があります。
親が無理に治そうとすること自体、野暮です。

不登校の安定期以降、子どもに「これがしたい!」という目標が出来れば、自然と治ります。
心配する必要はないのです。
何度も言いますが、 子どももこんな生活をしたくはないのです!
これも不登校の原因を克服するための作業の時間だと、考えるようにしましょう。

以下は、特に「支配型の親」には読んで欲しい内容です。
子どもの生活に腹を立ててしまった時の対処法です。
沈黙することも、子育ての方法の1つですよ!

不登校の子どもを持つ親、特に「支配型」の親は、腹が立つことが多いでしょう。

一日中ゴロゴロしていたり、部屋に引きこもっていたり、ゲームをしていたりと、子どもが好き勝手しているように見えるからです。

子どもの生活について、「放任型」の親は口を出していくべきです。
叱ると言うよりも、もっとしっかりしないとだめでしょ! という注意する感じで言うのがおすすめです!

ただ、「支配型」の親は、子どもに口出しをしないことが目標ですので、このイライラは上手に抑えなければなりません。
また、「放任型」の親についても、過度にイライラしてしまっては、不登校の原因を克服するために適しているような声かけは出来なくなってしまいます。
そのイライラを抑えるための方法を紹介します。

【イライラを抑えるための方法】
子どもに腹を立てて、イライラして、どうしてもきつくあたってしまいそうになったらまずその場を離れるようにしてください。
例えば、掃除や洗濯といった家事を理由にして子どもから目を背けるのです。

それでも堪えきれなそうなら、外出してしまうのをおすすめします。
夕飯の買い物でも、散歩でも、ドライブでも、うまく友人と会えればお茶でも良いです。
ひとりで喫茶店などに入り、好きな本を読んだり、音楽を聞いたりもとても良い気分転換になります。

「支配型」の親は、最初は頻繁に外出することになるかもしれませんが、それでも良いのです。
「イライラしたら、子どもから離れる」ということは、自分の気分転換にもなりますし、子どもを怒鳴ったり、子どもに不機嫌な表情を見せずに済みます。


【子どもにもこんな影響をあたえます】
「イライラしたら、子どもから離れる」ことは、子どもにどんな影響を与えるでしょう。
実は、良い影響が2つもあります。

まず1つは、親から怒鳴り散らされたり、不機嫌な顔をされるのを回避出来るということです。
不登校の子どもは、その不登校の原因からエネルギー不足になり、休養している状態です。

要するに子どもは疲れているから不登校になるのです。
そんな状態の時に、親の怒鳴り声や不機嫌な表情は、子どもの精神を疲弊させてしまうのです。
親が離れることで、それを回避出来るのです。

そしてもう1つ、親が子どもの傍を離れたことで、「親はいい気分ではないかもしれない」と子どもに感じさせることが出来るのです。
直接言わなくても、伝えることができるのです!
子どもがそう感じれば、「なんでだろう」「どうしてだろう」と自分で考えるようになるでしょう。

親が黙ってその場から離れたり、沈黙するということは、子どもにとっては、とても怖いことなのですよ。

如何でしたか?
「沈黙」「一旦離れる」ということも、子育て方法の1つです。

子どもを一緒に、不登校の原因を克服するため、これを習得してみましょう。
投稿日:2016-06-03
返信 19
まえっちさん
高二男子不登校削除
ありがとうございます。非常に参考になります。
スマホをのルールを決めようにも、まったく無視、無反応なので、ルールを決めるどころではありません。
きつく言えば自分の部屋に引きこもり、放っておいたら好き放題やる、自分の部屋に引きこもられる位なら放っておく方がいいのかなって思います。
投稿日:2016-06-05
返信 20
伊藤幸弘教育研究所さん
まえっちさんへ削除
それは強引にでもルールを決める席に着かせるべきです。
ルールを作ることを拒否する、または作ったルールを反故にする。
これらはこれから社会で生活をしていくのに身につけるべきものです。
今の段階はそれを教える時期です。

ルールを作る目的はそこにあるのです。

もしも、それでも言うことを聞かないのであれば、契約を解除する。
そのくらいの思いので接しないとだめですよ。
中途半端がゆるされてきたのは今までです。

親の本気度を見せましょう。
投稿日:2016-06-05
返信 21
伊藤幸弘教育研究所さん
まえっちさんへ削除
>自分の部屋に引きこもられる位なら放っておく方がいいのかなって思います。

これはなんの解決策にもなりませんよ。
今までもそうだったのですか。

「面倒になりそうだから、安易な妥協をする」

正直・・・親のそのスタンスがお子さんにも伝わっているのではないでしょうか。

そんな親の言葉に何の重みがあるのでしょう。

ルールを決めようにも無視をされると嘆いているようですが、原因を親に求めてみてください。

子どもが無視をしている・・・のではなく、「子どもに無視をされている」のです。
投稿日:2016-06-05
返信 22
まえっちさん
高2男子不登校削除
そのとおりです。
スマホの件は、タイミングを見てきちんと話をしたいと思います。

今日は、なぜかご機嫌で、自分の部屋から出てきており、話しかけても一応反応はします。日曜日ということで、本人も学校に行っていないという負い目から解放されてるから明るいのかなとも思います。この状態が続いてくれれば、不登校からも解放されるのではないかと思ってはいますが…

投稿日:2016-06-05
返信 23
伊藤幸弘教育研究所さん
まえっちさんへ削除
学校が休みの日に機嫌がいいというのは不登校の子どもに多い傾向です。
ですが、それは気にせず、そのような状態の時は流れに身を任せて会話を楽しみましょう。

不登校という事実は変わりません。
でも、受け止め方次第で人生は変わるのです。

以下、参考にしてください。
投稿日:2016-06-06
返信 24
伊藤幸弘教育研究所さん
まえっちさんへ削除
「ABC理論」

自分を変えていくには、まず自分の受けとめ方を変えていくことが必要です。
そのヒントとして、アメリカの臨床心理学者、アルバート・エリスが提唱した論文の「ABC理論」という考え方を紹介します。

「A・B・C」は以下の通り。
A:Activating event(出来事)  
B:Belief(受け止め方、信念、固定観念)  
C:Consequence(結果)

出来事(A)があって、結果(C)があるのではなく、間に受け止め方(B)による解釈があるという考え方です。
この受け止め方(B)が「肯定的(ポジティブ)」な受け止め方であればプラスの感情になり、「否定的(ネガティブ)」な受け止め方であればマイナスの感情となります。

例えば、以下の通りです。
【否定的(ネガティブ)な受け止め方】
(A)旅先で雨が降った → (B)せっかくの旅行が台無し   → (C)憂鬱な気分で楽しくない旅行だな
【肯定的(ポジティブ)な受け止め方】
(A)旅先で雨が降った → (B)観光客が少ないかもしれない → (C)静かに景色を楽しめるな

同じ出来事でも受けとめ方を変えると結果が変わってきますよね。

このように受け止め方を変えること(=ビリーフ修正)が、「自分を変える」→「自分を好きになる」→「他者も肯定できる」→「他者から好きになってもらえる」→「そんな自分を更に好きになる」という好循環につながり、「自己成長」にもつながっていくことにもなります。
投稿日:2016-06-06
返信 25
まえっちさん
高2男子不登校削除
そのとおりですね。ありがとうございます。
今日も起きてこず、学校には行きませんでした。
昨晩もいつものように学校に行く準備をして、機嫌がよかったので期待したのですが残念です。
留年が近付きつつありますが、あせらず、気持ちだけでも少しづつ前に進んで行こうと思っています。

投稿日:2016-06-06
返信 26
伊藤幸弘教育研究所さん
まえっちさんへ削除
期待してしまいますよね。
がっかりしてしまうお気持ちは痛いほどわかります。

それでも前に進んでいこうと前向きになっているまえっちさんを応援します。

以前、「親が変われば子が変わる」とお伝えしました。

でも、一方で、子どもだって変わらなければいけない時期があります。
それは、親が強引に変えるのではなく、変わる方法を示してあげることが大切です。

それらについてのヒントを以下に紹介します。
参考にしてください。

投稿日:2016-06-07
返信 27
伊藤幸弘教育研究所さん
まえっちさへ削除
「自分を変える」

「過去と他人は変えられない、変えられるのは未来と自分」
これは、カナダ出身の精神科医であり、1957年に交流分析(Transactional Analysis:TA)を提唱した、エリック・バーンの言葉です。

この言葉の通り、人の行為とか考え方とか、諸々は変えることは出来ないし、過ぎ去ったことも変えられません。
しかしながら、自分のこと、そして、これから起こる未来については、影響を与えられます。
だから、「自分自身」と「これから」にフォーカスをしていくことが大切なのです。
そして、変えていくのです。

一方で、自分を変えたいけど変え方が分からない。自分を変える為にはどうするべきなのでしょうか?
まず…自分の中にも「変えられるもの」と「変えられないもの」…があることを認識することが優先されます。

この二つを分類してみると…
自分の中の変えられるもの→「思考」「行動」
自分の中の変えられないもの→「感情」「生理的反応」
…に区別できます。

例えば…
今、この掲示板を読んでるあなたに対して
「1+1は?」と聞いたら「2」と答えるでしょうし(思考)
「PC(またはスマホ・携帯)に向かいながら首を回して」と言ったらそのようにできるはずです。(行動)
このように「思考」や「行動」はインストラクション(指示)があればすぐに変えられます。

ところが!
「電車に乗り合わせた見知らぬ人を好きになってください」と言ってもいきなり好きにはなれませんし(感情)
「胃液を通常の5倍出してみてください」と言っても自分ではコントロールできません。(生理的反応)

「感情」や「生理的反応」はダイレクトには変えられないものです。

それを踏まえると…「自分を変える」ということは「思考」と「行動」を変えるしかないのです。

…でもこれが難しい。
ホームで電車を待っているとします。これがまた、ちょっと急いでいる時に限って遅れる。
だいたいの皆さんは電車が来るべき方向を覗き込みイライラしてしまうでしょう。
しかし、いくら覗き込んでも電車が来る時間は変えられません。…にも関わらず僕たちは覗き込んでしまう。
「変えられないもの」とは分かっているものの一生懸命イライラを募らせているのです。

自らの力では電車が到着する時間を変えることが出来ないのであれば待っている時間に新聞や本を読むとか調べものをするとかした方が時間を有効に使えますし自分にとってもプラスなはずですよね。

このように日常の良くあるケースから徐々に「思考」や「行動」を変えていくクセをつける。
これが自分を変える近道であり、その先の未来を変えていけるヒントがあるのだと思います。

心理学では「過去は変えられない」といいます。
でも、このように自分を変えることで今現在の物事に対する受けとめ方や、捉え方が変わり、もしかしたら…「過去の事実」は変えられないにしても「過去の形」くらいは変えられるかも知れません。
投稿日:2016-06-07
返信 28
伊藤幸弘教育研究所さん
まえっちさんへ削除
いかがでしょう。

また、お子さんが自信を失っているときには自信を持つ方法も示してあげましょう。
投稿日:2016-06-07
返信 29
伊藤幸弘教育研究所さん
まえっちさんへ削除
「自分に自信を持つ」

―― どうしても自信が持てない…
―― 日常生活を送る中で、自分に対してOKが出せない…
―― 堂々と人と接することができない…

こうした悩みを持つ方はとても多くいらっしゃいます。

かといって、そんな時に自信を持とうと頑張って努力しても、どうしても自信を持てないことも多いもの。それには、自信を持てない隠された理由があるからなんですね。
それでは、いったいどうしたら自信を持てるようになるのでしょうか?

まずは、「自信を持てない」という状態について見直してみましょう。「自信がない」という状態には、いくつかの具体的な“症状”があります。

◆何をしても不安で、他人からの意見に怯えてしまう
◆始める前からダメだと思って、やらずに終わってしまう
◆やってみようと思った途端、不安があふれだしてストレスフルな状態になる
◆自分よりも他者のほうが優れているように見えて、比較して落ち込んでしまう
◆自分の良いところが認められず、どんなに頑張っても劣等感がぬぐえない
◆評価してもらっても、自分で自分のことが認められないため、他者からの評価を受け入れられない
◆自分を認めることができないため、行動が起こせない

あてはまるものはありませんか?

「自信がない」というと漠然とした感情のようですが、こうして分析してみると、心の状態と行動(現象)が連動していることがほとんどなんですね。

逆に、「本人が努力してきた過去がある、才能がある、周囲から認められている、客観的に見てできている」という実態に関わらず、本人が「“自信を持てない”と思っている」ことです。

実際に、「周囲から見ればできているのに、あの人は自信がない」とか、「どうしてそんなに自分を否定してしまうの?」と感じることも少なくありません。けれども、本人にしてみれば、「強烈な自己否定感」と、「それゆえに思ったとおりに行動に移せない」という二つの事柄と戦っている状態なのです。

なぜこうした自己否定感や行動できないという状態が生じてしまうかというと、それは、「もともと本人に対して否定的な意見を植え付けた人間がいる」ということが原因です。

人は子供時代、肯定的な意見を聞かせられて育ったり、あるいは、失敗したときに優しく受け容れてもらったりしていると、その状態を記憶し、自分でも他者からしてもらった肯定的な態度を繰り返すようになります。
けれども、子供時代にそれがなく、親や先生、周囲の人間から否定的な意見しかもらえなかった人は、大人になってからもそのときの態度を無意識に真似してしまい、自分に対して自罰を繰り返すようになるんですね。
そして、否定された経験を軸にして、自分のことを自分でマイナス査定し、推し量ってしまうのです。
誰しも、誰からも教えられたことがないことは、実行することができません。それは、「自信を持つ」という心の状態であったとしても、同じことです。自信というのは、「能力や良いところを認め、育てるという経験」がなければ、できないものなのです。
つまり、「認められ、褒められた経験がない」ために、その方法を理解できず、与えられた否定しかできない、ということが「自信がない」という状態です。

こうした状態のときは、過去に親や周囲の人間が自分を否定してきたように、自分の否定的なところにばかり焦点が当たっています。
人は良いところも悪いところもあって、それが普通なのですが、あまりにも否定されて育ったために、自分の肯定的な要素を認められないということを繰り返しているんですね。

だからこそ、こうした不安定で苦しい内的な状態を変えるためには、自分で自分を見る視点を変え、育て直すことが必要になってきます。
視点を変え、自分を育て直す方法としては、次のように少しずつ考え方を変えていくことです。

◆ありのままの自分を認め、子供の頃に言ってもらえなかったプラスの言葉がけを自分に対してしてあげること
◆他者の価値観で判断するのではなく、自分の判断で自分の成し遂げたことを認めること
◆過去にしてきたことで、他人からは認めてもらえなかったことを、自分自身で認め直すこと
◆社会的な達成ではなく、細かなことであっても、できたことを一つひとつ褒めること
◆他者に依存して自分の価値を決めるのではなく、自分がどうしたいのか意志を持って行動すること
◆失敗など、実際に成果が伴わない場合も、努力した自分を認めること

「他者の目」や「結果」を基準にするのではなく、自分で自分を認めるということが役に立つでしょう。
このとき、親が子供を見守ってあげるように、「自分で自分の親代わりをし、愛情深く、優しく認めてあげること」がポイントです。

不適切に否定的なことを投げかけられていたとしても、あなたがあなた自身を肯定的に捉えてあげることで、やがて自然に自分に対して「私は大丈夫」という肯定感へと変わっていきます。お友だちを励ますように、優しく自分に接してあげることも効果があります。

「自信のなさ=自己否定」は、今まで無意識に繰り返されてきたために癖になっていますから、はじめは意識して変えてあげることが必要です。しかし、自己否定も単なる「癖」に過ぎませんので、意識して繰り返すようになれば、1週間もすれば、だんだんと自分に対する肯定的な捉え方ができるようになってきます。
このように、「自信を持つ」とは、決して外側に認められることではなく、自分で自分を認め、肯定する気持ちを持つことで得られるものなのです。

他者の評価を追い続けている限りは、いつまでもその基準で生きてしまい、自分を肯定し、安心するという状態に到達することはできません。
心の中や自分の見方を変えてあげるだけで、やがては大きな「自分を信じる肯定感」に結びついていきます。小さな習慣も、意識して続けることで、考え方の根底を変えることにつながります。自分自身を大切に育て直す気持ちで接することから始めてみましょう。
投稿日:2016-06-07
返信 30
まえっちさん
高2男子不登校削除
ありがとうございます。
頭では理解できても、考え方の癖を変えるのは難しいですね。あせらずぼちぼちと実行していきます。

今は、叫びながらTVゲームに没頭しています。日によって感情が違うので扱いにくいのも確かです。
学校にも行かずに、家で1日中、スマホやTVゲームをやり続けて、どうするつもりなんだろうなって思ってしまいます。
投稿日:2016-06-07
返信 31
伊藤幸弘教育研究所さん
まえっちさんへ削除
そう、ぼちぼち実行していきましょう。

スマホやTVゲーム・・・ルールを作ることが最優先ですが、「最終手段」も視野に入れておいた方がいいのかもしれませんね。
投稿日:2016-06-07
返信 32
まえっちさん
高2男子不登校削除
スマホのルールの話をしました。
何も答えなかったので、自分で守れるルールを考えておくように言いました。2〜3日たってなにも言わないのなら、強制的に解約すると通告しました。
子供がどう反応してくるかはわかりませんが、いい方向にいくことを祈りたいです。
投稿日:2016-06-08
返信 33
伊藤幸弘教育研究所さん
まえっちさんへ削除
そうですね。
いい方向にいくことが真の目的です。
ルールや強制解約はあくまでも手段です。

そのために親子が冷静になり、しっかりと話し合う機会が大切なのです。
投稿日:2016-06-09
返信 34
伊藤幸弘教育研究所さん
まえっちさんへ削除
そして、お子さんの自己肯定感を高めてあげること。
自己肯定感に関しては以下にまとめました。
参考にしてください。
投稿日:2016-06-09
返信 35
伊藤幸弘教育研究所さん
まえっちさんへ削除
「自己肯定感」

そもそも自己肯定感とはなんでしょう。
自己肯定感とは、自分自身の存在を長所だけではなく、短所も含めて肯定する感覚のことです。

まずは、以下は日本・アメリカ・中国の高校生に対して行った興味深いアンケートを紹介します。

1.「私は他の人々に劣らず価値のある人間だ」
YESの回答…日本(31.5%)、アメリカ(81.5%)、中国(86.6%)

2.「時には私は役に立たない人間だと思うことがある」
YESの回答…日本(56.4%)、アメリカ(32.0%)、中国(25.4%)

国民性の違いがあるし、このアンケートだけでその国の子育ての良し悪しは判断出来ません。
しかし、それにしても日本の高校生の自己評価の低さは突出しているのです。
我々は日本の子どもがアメリカ、中国に比べて特別に劣っているとは思えません。

では、どうして日本の子どもたちはこんなに自己評価が低いのでしょう?
考えられるひとつの原因として社会の子どもに対する態度が挙げられます。
何かにつけて「わがままだ」「やる気がない」「甘えている」etc
…などの否定的な言葉を繰り返し刷り込んで来た結果かもしれません。

子どもが学校から帰って来たとき、日本では「いい子にしてた?」「先生に怒られるようなことしてない?」と開口一番言ってしまう親がいますよね。
欧米の場合、多くは「お帰り!今日は一日楽しめたかい?」…こんな言葉を掛けます。

毎日の積み重ねの結果がアンケート結果に表れているのかもしれませんね。

人間が生きていくためには「自分は存在価値がある」「生きていていいんだ」という自己評価は大切な要素です。
これを心理学では「自己肯定感」といいます。

自己肯定感は子ども時代に育まれると言われます。
自己肯定感を育ませるとは、何かをやらせて褒めて育むものではありません。
それだと失敗した時には逆に子どもを否定することになり「自己“肯定”感」ではなく、「自己“否定”感」を育むことになってしまいます。

自己肯定感を育むとは…子どもの今をそのまま認めること。
存在自体を認めて「生まれて来てくれてありがとう」というメッセージを伝えることです。

現代カウンセリングの礎を築いた、アメリカの心理学者、カール・ロジャースはこう言います。
「I love you because you are you」
これはカウンセラーがクライアントに接する際に基本となる姿勢です。
要するに「あなたはあなたのままで良いんですよ」という意味です。〜

人を愛するのに理由なんてありません。
成績がいいから?
言うことを聞くから?
良い学校に入ったから?

すべて違います。

その子どもの存在自体が愛するに値するからです。

だから「生まれてくれてありがとう」なのです。
投稿日:2016-06-09
返信 36
まえっちさん
高2男子不登校削除
親の言うことに耳をかたむけようとしない、無視する、かといって自ら変わろうとしない、なにもしない毎日…ただ日にちが経っていってるだけの状態なので、いっそのこと、どこか生活リズムを整えてくれる施設に入った方がいいのではないかと思い出しました。
本人がどうにかしようとする気力、努力がまったく見受けられない現状では、親がいろいろ考えて接していっても、効果がないように思えてきました。
あきらめたわけではないのですが、本人を目覚めさせる、あせらせる意味で、どこか生活リズムを整える施設に入ることを勧めることは逆効果でしょうか。

投稿日:2016-06-11
返信 37
まえっちさん
高2男子不登校削除
親が変わる必要があることはわかっています。ただ本人の意識改革も必要ではないのではないかと思います。本人に危機感、どうにかしようという気力、行動がまったく見受けられません。
このままでは社会人になっても同じことを繰り返すのではないかと思ってしまいます。
投稿日:2016-06-11
返信 38
伊藤幸弘教育研究所さん
まえっちさんへ削除
そうですね。
親が変わっても、子どもに「変わろう」という意識がないとなかなか変わりません。
最終的に痛い目を見るのは親ではなく、本人なのですから。

かと言って「社会人になっても・・・」と今から焦るのはまだ早まり過ぎです。
投稿日:2016-06-11
返信 39
伊藤幸弘教育研究所さん
まえっちさんへ削除
本人の自覚を促し、自立して精神的にひと回り成長するために、そして、生活のリズムを整えるために、施設に入れると言うお考えなのですね。

その点は親子でしっかりと話し合って決める必要があるでしょう。
本人が納得しなければ、「見捨てられた」という思いのまま成長し、それこそ社会人になる頃に、ネガティブな感情のまま誰も受け入れない、そんな大人になってしまいます。

実際に、親子で話し合って、全寮制の学校に入ったり、宿泊型の更生施設に移って改善した例も少なくありません。

ただし、親子で話し合わないで、強引に施設に入れたことで逆効果になった例もありますので、慎重に検討を重ねてください。
投稿日:2016-06-11
返信 40
まえっちさん
高2男子不登校削除
強引には入れようとは思っていませんん。ある意味、親の本気度を示す意味で、そういった選択もあるということを考えているということを本人に伝えて、少しは真剣に現実と向き合ってもらえるきっかけになってほしいと思っています。
学校から成績表が届いたのですが、下の方でした。学校で勉強ついていけていない、これが不登校の原因かもしれません。家庭教師とか塾も話もしているのですが、本人がまったく聴く耳を持たないので、どうしたものでしょうか。
投稿日:2016-06-11
返信 41
伊藤幸弘教育研究所さん
まえっちさんへ削除
親の本気度を示す意味での選択肢として本人にも伝えるとのこと。
・・・それであれば賛成です。

これで少しでもお子さんが真剣に人生に向き合ってくれるといいと思っています。
投稿日:2016-06-11
返信 42
伊藤幸弘教育研究所さん
まえっちさんへ削除
学校での成績不振が原因で不登校になっているのが本当であれば、まえっちさんのおっしゃる通り、家庭教師か個別指導塾などを活用してもいいでしょう。

でも本人が聞く耳を持たないのですよね。
う〜〜ん、

やはり・・・親の本気度を「示す」だけではなく、「実行」することもありなのかもしれませんね。
投稿日:2016-06-11
返信 43
まえっちさん
高2男子不登校削除
何を言っても聞かない、何も言わない、反応しない、無視、親ばかり真剣になって子供はまるで他人事のようにスマホ、ゲームばかりやって開き直った態度に、正直疲れました。
もう放っておきます。
投稿日:2016-06-12
返信 44
伊藤幸弘教育研究所さん
まえっちさんへ削除
「もう放っておく」

いいかもしれません。
それは見放すではなく、自立を期待しての見守りという意味での「放っておく」ですよね。

ちょっと内容は違うかもしれませんが、以下を参考にしてみてください。

放っておいて、親がやることは・・・?
投稿日:2016-06-13
返信 45
伊藤幸弘教育研究所さん
まえっちさんへ削除
■過去と他人は変えられない、変えられるのは未来と自分

「過去と他人は変えられない、変えられるのは未来と自分」
これは、カナダ出身の精神科医であり、1957年に交流分析(Transactional Analysis:TA)を提唱した、エリック・バーンの言葉です。

この言葉の通り、人の行為とか考え方とか、諸々は変えることは出来ないし、過ぎ去ったことも変えられません。
しかしながら、自分のこと、そして、これから起こる未来については、影響を与えられます。
だから、「自分自身」と「これから」にフォーカスをしていくことが大切なのです。

しかしながら、人は、人間関係で悩む生き物。
「他人は変えられない」といったって、つい目についてしまう気になる人もいるものです。

例えば、あなたの周りにも…
仕事に全くやる気がない部下とか、
何事も否定的に捉える友人とか、
勉強を全くしようとしないお子さんとか、
というような「いや、変わってよ」と思いたくなる人はいますよね。

この話に関連して、先日、こんな相談を受けました。
「子どもが勉強をしないんです。どうしたら”変えられ”ますか?」…と。

このようなご相談は実際に少なくありません。
そのような場合に、我々はこのようにお答えしています。

「子どもが勉強をしない、というのは、“子どもの課題”であって、“親の課題”ではありません。
 子どもが取り組むべき話で、親であっても、どうこう言えないのです」…と。
 
…とはいうものの、それが自分にとっても影響すること、ありますよね。
子どもの問題などは、特に気にそうでしょう。
しかし、それはやっぱり、あくまで子どもの課題なので、本的に親が関与することはできないわけです。

大抵の場合、「(じゃあ、どうすればいいのですか?)」
相談者のこんな心の声が聞こえてきます。

ある、引きこもりの息子を持った親御さんのお話があります。
 
 
引きこもりで学校に行かない、働かない、そんな息子を心配したあるお母さんが、息子を連れてカウンセリングに来たのです。
「息子をどうしたらよいのでしょうか?」
そんなお母さんお父さんの訴えについて、
我々は、今お伝えした「課題の分離(息子さんの課題は息子さんのもの)」 というお話をしました。

いくら親御さんが気にかけて、手取り足取り関与しても、それは息子さん自身のものだから、息子さんがその気になって取り組むまで待つしかない、と。

そして、お母さんお父さんには、こう伝えました。
「息子さんがどうこうではなく、お母さん・お父さんは、今、あなた自身が課題としていることに取り組んでください」…と。

すると、お母さんは前から体が弱かったこともあり、それを改善すべく、取り組んでみたいと思っていた、太極拳を始めることにしました。
そしてどんどんとハマるお母さん。
なんと中国に渡り、本場の太極拳を学びに行く、というレベルにまで到達してしまいました。

お父さんはお父さんで仕事にこれ以上に打ち込みました。
家にはなかなか帰りません。

こうなったとき、息子からすれば、今まで自分にかまってきていた父母が、急に自分の事をし始めて、関与しなくなってきたのです。
加えて、父母共に、イキイキしてきていることを目にします。

そして、しばらくして、その息子さんが、一人でカウンセリングにやってきました。

「どうしてまた、今日は一人で来たの?」と聞くと彼は、こう答えました。
 
「先生、僕はどういう人生歩めばよいのか、不安になりました。今日は、そのことで相談に来たんです」。

この息子さんは、親の関心が向かなくなったことがきっかけで「自分はこのままではまずいのではないか」と、自分自身で思った瞬間に、彼の、彼自身の人生の課題への取り組みが始まりました。

子育てとは子どもがこう思うところまで、待たなければいけないのです。
誰かを無理やり変えることは、できないのです。
子どもに影響を与えるためには、まず、親が変わることです。

要するに…
親が勇気を持って、自分の人生の課題に取り組むこと。
その後ろ姿を見て「あんな風になりたいな」と思い、子どもに伝染して伝わっていくのです。
これは心理学では「モデリング」といいます。

冒頭で…
「過去と他人は変えられない。変えられるのは未来と自分」という言葉を紹介しました。『
しかし、「もし他人を変えられるとしたら?」
それは、【自分が勇気を持って変わる姿を見せることで、他人の心に「私も変わりたい」という想いの種をまく】ことなのかもしれません。

そうすれば、「変えられない」と言われている「他人」は変わります。
「変えられない」と言われている「過去」だって変えられるかもしれません。
もちろん、「過去の事実」は変えることはできません。
でも、「過去の形(受け止め方)」は変えられることができます。

自分を変えられない人が、他人を変えられるはずもありません。
だからこそ、「自らを変える」という気概を強く持つべきですし、誰よりも勇気を持って、今までにない取り組みをする必要がある…そう思うのです。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

あなたの話は信じてもらえないかもしれない。
でも、あなたの行いは誰もが信じるでしょう。
(ルイス・キャロル)
投稿日:2016-06-13
返信 46
伊藤幸弘教育研究所さん
まえっちさんへ削除
「母子一体感」と「離別感」

母子一体感と言うのは字のごとく、子供が母親に対して持っている思い。
お母さんはボク(私)の事を解っていてくれてる…と言う様な、『自分の感情を他人が理解してくれて当たり前だ』と言う甘えの感情を相手にもつ事です。

だから夫婦で言うと、
『私の事、解ってくれて当然なのに、なんで解ってくれないの。
解ってよ!!私はこれをやって欲しいのよ!!(私のこの気持ちに気付いて欲しいのよ!!)
でも、全く気づかないわ。イライラ、イライラ。』

言わずに解ってくれって、思った事ってきっと誰しもあると思います。
それは夫婦に限らず、親しい友人や親子なら、解ってるよね?と言う思いもそうです。

離別感と言うのは人と人は違う考えを持った生き物であると言う事。それぞれが違う人間であると言う事を理解している、と言う事です。

この離別感を持っていない人は私の事、解ってくれてて当然なのに、この人は解っていないと怒ったり、悲しく思ったりします。
それは『親しき中にも礼儀あり』と言う言葉の通り、相手と自分との間にパーソナルスペースがある様に、お互いが一線を引いてのおつきあいが出来ないのです。
要するに、心が子供と同じなのです。
心が成長していないと言う事です。

相手を尊重し、自分と考えがちがって当然なんだと思えれば、自分の思いと違う行動を相手がとってもイラッとしたり、悲しくなったりはしないはずです。


例えば、
ママ友が向こうからやって来た。。
『おはよ〜』
と、いつもの用にご挨拶をしたのに、彼女はそのまま私のそばを難しい顔をして通り過ぎてしまった。

そんな時、あなたはどう思いますか??
『あらっ?今日はご機嫌斜めかしら?』で、通り過ぎるのが離別感を持った人。


しかし!
『え?なに?なんなの?今の、スルーされたわ!私、なにかした??あの人に!!なんか悪い事、言ったかしら??』
そう思って、ドキドキしながら一日中、掃除をしてもお料理をしていても、自分が彼女に何か悪い事を言ったり、したりしたかもしれない事を脳みそは探し始めます。

でも、思い当たらないので不安になって来ます。
母子一体感を持って日常を過ごしている人は常にこの不安にさらされます。
一日が、こんな事で埋まってしまうなんて、もったいないですよね?

☆人と自分は違う人間なのだから考えがちがって当然☆
☆違う意見はなぜ、そこから生まれてくるのか?☆
☆自分の意見は甘えから来るものではないのか?☆

それぞれオトナの対応をして行く事が離別感を持って生きると言う事です。

「それで自分の周りからみんな居なくなっちゃったら不安で」
「私は子供の頃、親に甘えさせてもらえなかったから」
…いろいろご意見もあろうかと思います。

でも、本当にそうでしょうか?
親に甘えられなくても、他に手を差し伸べてくれた人が、誰も居ない人生だったでしょうか?

誰も、私の事を解ってくれないと、思っているならば、あなたは相手のどれだけの事を解っているでしょう?
あなたの身の回りの大切な方々の事を。
きっと、一つ相手のいい所を探したら、たくさん出て来ますよ。
そうしたら、感謝の気持ちで満たされる事でしょう。

まず、相手から愛される事を望むのではなく、自分から愛する事をして行くと
きっと、離別感と言う事が解ってくると思います。

そして、もし、どうしても相手の事を嫌いならば自分の事、好かれる必要なんてないですよね?

オトナとして、一歩引いていればいいのではないでしょうか?

もしくは、相手と対峙しても(正面から向き合う事)、いいのではないでしょうか?

自分一人で生きていたら、誰かが必ず声をかけてくれます。
一人で凛として生きていたら、あなたは輝いているので誰かがなからず見つけてくれるのです。

そして、究極は「自分が自分を好きになること」
だって、生まれてから死ぬまで、一番長く付き合っているのが「自分」なのですから。
投稿日:2016-06-13
返信 47
まえっちさん
高2男子不登校削除
大変参考になるアドバイスありがとうございます。
「放っておく」ではなく「黙って見守る」ですね。
「黙って見守る」のも精神的にきついですが、「言っても効かない、無視される」よりは少しは気分的に楽かな…
投稿日:2016-06-13
返信 48
伊藤幸弘教育研究所さん
まえっちさんへ削除
「親」と言う字は、「木」の上に「立って」「見る」と書きますよね。
きっとこの字に込められた思いは、親はいちいち木から降りてあれこれと言わないように…とのことだったのではないでしょうか。

その方が親も精神的に楽ですし。
投稿日:2016-06-15
返信 49
まえっちさん
高2男子不登校削除
その後の経緯です。
しばらく放って(見守って)いたところ、学校へは不登校だったのですが、修学旅行には参加しました。
ただ、その後の学校の授業には、朝、起きて来ず行きません。
もうどうしたらいいのか。
投稿日:2016-06-27
返信 50
伊藤幸弘教育研究所さん
まえっちさんへ削除
修学旅行には行ったもののその後は朝も起きず…とのこと。
どうしたらいいか途方にくれますよね。
お気持ちお察しします。

見守ることは大切です。
それをベースにはして頂いて何かしらの支援をしていきたいですね。
以下にご紹介する内容を参考にしてみてください。
投稿日:2016-06-28
返信 51
伊藤幸弘教育研究所さん
まえっちさんへ削除
「過保護・過干渉・しつけ」

よく、「過保護は子どもの教育上、良くない」ということを耳にします。
過保護が子育てをしていく上での悪い代名詞にもなっているのです。

「あの子は過保護で甘やかされたので、自分勝手で協調性がない」とはよく聞かれる言葉です。
しかし過保護はほんとうにわがままな子どもにしてしまうのでしょうか。
子どもは親(主として母親)をとおして、心の発達でもっとも大切な自分が生まれてきた世界への基本的信頼感と、自分の存在に対する自信を獲得して成長していきます。
そのためには自分の欲求がいつもしっかり受けとめられ、十二分に愛され保護される必要があります。
要するに、子どもは本能的に親の愛情を欲しているのです。そして親の愛情により子どもは健やかに育つのです。

大きくなってもわがままや甘ったれの原因というのは、過保護ではなく、親の無関心が原因です。
子どもに対する親の愛情が薄いと、育児放棄的になるか、逆に何でも与えてその場をしのごうとする「過保護的な行動」になるか、のどちらかではないでしょうか。
つまり同じ「過保護的な行動」であったとしても、親の愛情があるか、または親の無関心かにより、子どもに対する影響は正反対になるということです。

一般的に「過保護は子供をダメにする!」というのは、実は後者(親の無関心)のことであると思います。
では、親の愛情があれば過保護でも問題ないのか?というと「問題ない」と思います。
むしろ小さいうちに子供の欲求を満たしてあげれば、子どもは満足して過度に欲求をすることはなくなってくるということです。

いつまで経っても、大人になっても欲求が収まらないというのは、先に書いた「親の無関心」が原因のひとつにあるのです。
いくらモノを与えても子どもは満たされないということです。
子どもが本当に欲しいものはモノではなく、そのモノを通して親の愛情を感じることではないでしょうか。

子どもがオッパイを欲しがれば与えればいいし、子どもが抱っこを要求すれば抱っこしてあげればいいし、何かを欲しがれば出来る範囲で与えればいいと思います。

ただし、親の思いは率直に子どもに伝えることも大切です。
例えば経済的に無理のあるものを欲しがっている場合は「買えない」ことをきちんと伝え、代わりに手作りにチャレンジするとか、抱っこしてあげたいけど大きな荷物を持って無理な時や体が弱くて難しいときは、家で座ってなら出来ることを伝えたりすればいいのです。
無理のない出来る範囲での「過保護」は大いにやってあげるべき、そしてそれらは「子どもの自律」の妨げにはならないというのが我々考えです。

ちなみに、危険なこと、人としてやってはいけないこと、これらは「しつけ・教育」の問題であり、過保護とはまた違った性質のことなので、それらと混同しないで欲しいと思います。

過保護と過干渉はつい混同されがちですが、その性質はまったく異なるものです。
多くのご相談を受ける中で、昨今は親による子どもへの過干渉がとても多いと感じています。

過干渉とはその名のとおり「過度に人に干渉すること」です。
この過干渉は大いに子どもの「自律」の妨げになります。

一般的な子供への過干渉の例を言うと
・子供が欲求していないことに良かれと思い口を出す
・必要以上に子供の言動に口を出す
・先回りして良し悪しを植えつける

幼児期になると子どもはのびのびと自発的に行動するようになります。
あらゆることに興味を示し、何度失敗しても叱られても、またすぐ忘れて果敢に挑戦していきます。
親は心配で見ていられませんから、つい手を出します。
しかし、この規制や干渉が強すぎると子どもは親の愛情を失うことを恐れて、“偽りの前進”や退行現象に陥ったりすることになります。
ですから「過干渉には注意」が必要です。

「過干渉」の何がいけないかと言うと、まずは子どもの考えや思い、意見を無視して干渉するということです。
ここで難しいのは先ほど挙げました「しつけ」と「過干渉」の境です。

「しつけ」はもちろん大事なことです。
子どもに口を出したくなくても、しつけの一環として口を出さざるをえないことは当然あります。
子どもの意見だけを尊重するわけにはいかない場面はあります。

それはもちろん大事なことであり、子育ての過程では、親としてやっていかなければならないことです。
しかしここで言う「過干渉には注意」が必要というのは、親の考えや価値観を過度に植えつけようとすることを意味します。
人は誰だって性格や考え方、価値観は異なりますし、それは親子だって同じことなのです。

過干渉の危険な要素はその親の価値観を子どもに植えつけようとし、親の価値観に反すれば注意して正そうとすることです。
更に過干渉を例えると、ごはんを食べるのが遅いから「早く食べちゃいなさい」と言うのはいいのですが、早く食べるように手伝ったり、食べる順番をいちいち指摘したりすることは「過干渉」と言えます。
また、今日は暑いから「こっちの服にしなさい」と言うのはいいのですが、それを過度に強要したり、子どもがたいして興味がないのに、親が良かれと思うことで遊ばせたり、習い事をさせたりすることも「過干渉」と言えるでしょう。
よく耳にするのは、特に害はないけれど、親が不愉快に思うことは止めさせようとしたり、何かにつけ、あーしろこーしろと指示をしたりすることも「過干渉」です。

これらの例で、「しつけ」「過保護」「過干渉」の違いが何となくご理解頂けるかと思います。

過干渉でよく言われているのが、「親の子どもに対するマインドコントロール」です。
その結果、子どもは何が良くて、何が悪いかの基準を正しく理解することが出来ずに、親の顔色が基準になってしまうのです。
子どもは自分の考えで行動出来なくなる恐れがあり、自分(子ども)の価値観で良し悪しを判断することを認められず、親の価値観が優先されてしまうのです。
これでは子どもの「自律」が育たないのは当然のことであると言えます。

しかしこの手の親は、なぜ子どもが自律できないのかが理解できてない場合が多いのです。
結果的に更に親の干渉が増え、そして子どもの自律は更に遠のくという悪循環が生まれてしまうのです。

注意すべき点は、親が過干渉にしていることを気づかない場合です。
早く気づけばいいのですが、自分で気づくのは、なかなか難しいことです。
親に自分の望むことを十分にしてもらっている子どもは、家庭以外でも先生の手をわずらわせないで仲間と仲良くのびのびと遊べます。
ですから友だちのなかに入っていくのが上手か下手かをみるとよくわかります。
保育園や幼稚園で親から何日も離れられない子、いつも先生の周りにまとわりついていて、友だちのなかに入っていけない子は過干渉の可能性があります。
先生の周りでいい子になってお手伝いしている子はまだいいのですが、先生のいやがることをわざとたくさんして関心をひく子でしたら要注意です。

カウンセリングを進めていく中で感じるのは、過干渉の親というのは、親自身が周りから受けいれられていないケースが多いと感じています。
自分が受けいれられないのに子どもを受けいれることは難しいです。
自分が孤独ですから、子どもが自分のいうことをきかないと許せないのです。
子どもが唯一の話し相手であり、受け入れてもらえる相手であり、コントロール可能な対象なのです。

ですから、過干渉の親にならないために、親自身の人間関係をよくしていくことが大切と言えます。

夫婦関係は元より、地域や親戚、友人関係を良くし、お互いに受けいれられる状態でなければいけません。
そうした親は、子どもの話を聞くだけでなく、子どもの願いもかなえることができます。

孤独になるにしたがって過干渉になり、ゆくゆくは虐待するようになるのです。
しばしば体罰をする親や教師に多いパターンです。親や教師自身が我慢できない。
親同士・先生同士が孤立していては、どんなに優秀な親や教師であっても、いい子育てや教育、指導はできません。
そのためには、コミュニケーションが最も大切なのです。

干渉も、やリ方によっては過干渉になりかねません。
子どもがいやがる塾や習いごとに無理やりに、いつまでもつれていくことがあります。これは過干渉です。
子どもの個性と能力と、いやがる度合を見て、干渉か過干渉かをみきわめればいいのです。

ただし、子どもが望んでいないことをしてはいけない…ということではありません。
ここで申し上げたいのは「過剰にしてはいけない」ということです。
どこまでが過剰で、どこまでが過剰でないか、これはそれぞれの家庭の価値観、環境、文化、親子との関係などで決めればいいことです。

親と子の関係は、普段から、子どもの言うことをたくさん聞いてあげていれば、親の言うことも聞かせやすいということがあります。
いつもたくさん言うことを聞いてもらっていれば、子どもは少しぐらい我慢できるのです。
あまり聞いてあげていない子に我慢しろと言っても我慢できるものではありません。

また普段よく話を聞いて欲求をかなえてもらっていれば信頼感もあります。
信頼している人の言うことはよく聞くけど、信頼していない人のことはちょっとしたことでも聞けないのです。

よく、「怒るはダメで、叱るがいい」と言います。我々も以前はそう伝えていました。
決して間違いではありませんが、大事なことが抜けています。
それは「誰が」と言うことです。

信頼している人から怒られても、それはすべてがいやなわけではありません。
信頼していないとから上手に叱られてもストレスしか感じません。
信頼関係で結ばれている親子であれば、多少感情的になって怒ったとしても「自分(子ども)のために言ってくれているんだ」と思ってもらえるはずなのです。

ですから、普段から子どもの欲求をよく聞いて、良い親子関係を作っておくことが大切です。
子どもの欲求をたくさんかなえてあげ、子どもが願ったとおリの愛し方をする…これが保護であり、過保護であっても、ちっともかまいません。
そして満たされている子どもには、ある程度の干渉もできます。

重要なのは、「親の欲求不満を満たすための過干渉」は慎んでもらいたいということです。
投稿日:2016-06-28
返信 52
伊藤幸弘教育研究所さん
まえっちさんへ削除
あと・・・朝起きることができないということは、夜遅くまで起きている可能性もありますよね。
いわゆる「昼夜逆転」です。

もしもそうであれば以下にその対処法もまとめましたので参考にしてください。
投稿日:2016-06-28
返信 53
伊藤幸弘教育研究所さん
まえっちさんへ削除
「昼夜逆転の原因と対処法」

不登校の子どもは、夜起きて活動し、昼間は寝ている、昼夜逆転の生活をする子どもが多いです。
子どもがそんな生活を続けていると、親は「やめさせなければ」と注意しようとしますが、無理に直す必要はありません。

【昼夜逆転の生活になる理由】
不登校の子どもが昼夜逆転の生活をしやすいのには理由があります。
不登校ではない子どもは、昼間は学校に行きます。
自分はそうすることが出来ないので、昼間起きていることが辛いのです。

学校に登校・下校する子どもの声が聞こえてきたり、外で遊んでいる子どもの声を聞くのも辛い。
昼間寝てしまうことで、外の世界との関わりを遮断します。

昼間寝てしまうので、夜起きてしまう。
夜は外の世界も静かで、学校にいけない自分を責めるように感じるものが非常に少ないのです。

つまり、昼間の世界は、不登校の子どもにとっては、責められているように感じるのです。

夜の時間の方が、それを避けることが出来るのです。

そう感じている子どもに、「朝は起きなさい」「夜は寝なさい」と注意しても、反発されるだけでしょう。


【「支配型」は放任する、「放任型」は注意する】
昼夜逆転の生活をしている子どもに、「支配型」の親は、注意しないことをおすすめします。
放っておくのです。

「放任型」の親は、声をかけることをおすすめします。
「夜は寝ないと疲れない?私は休んで欲しいわ」など、厳しい注意にならない程度に声をかけてください。

あくまでも子どもの気持ちを尊重することが大切です。

但し、「放任型」の親でも、昼夜逆転の生活を無理矢理直すまで言い立てなくて大丈夫です。
声をかける程度で良いです。

子どもの昼夜逆転生活にも、先に説明したとおりの理由があります。
親が無理に治そうとすること自体、野暮です。

不登校の安定期以降、子どもに「これがしたい!」という目標が出来れば、自然と治ります。
心配する必要はないのです。
何度も言いますが、 子どももこんな生活をしたくはないのです!
これも不登校の原因を克服するための作業の時間だと、考えるようにしましょう。

以下は、特に「支配型の親」には読んで欲しい内容です。
子どもの生活に腹を立ててしまった時の対処法です。
沈黙することも、子育ての方法の1つですよ!

不登校の子どもを持つ親、特に「支配型」の親は、腹が立つことが多いでしょう。

一日中ゴロゴロしていたり、部屋に引きこもっていたり、ゲームをしていたりと、子どもが好き勝手しているように見えるからです。

子どもの生活について、「放任型」の親は口を出していくべきです。
叱ると言うよりも、もっとしっかりしないとだめでしょ! という注意する感じで言うのがおすすめです!

ただ、「支配型」の親は、子どもに口出しをしないことが目標ですので、このイライラは上手に抑えなければなりません。
また、「放任型」の親についても、過度にイライラしてしまっては、不登校の原因を克服するために適しているような声かけは出来なくなってしまいます。
そのイライラを抑えるための方法を紹介します。

【イライラを抑えるための方法】
子どもに腹を立てて、イライラして、どうしてもきつくあたってしまいそうになったらまずその場を離れるようにしてください。
例えば、掃除や洗濯といった家事を理由にして子どもから目を背けるのです。

それでも堪えきれなそうなら、外出してしまうのをおすすめします。
夕飯の買い物でも、散歩でも、ドライブでも、うまく友人と会えればお茶でも良いです。
ひとりで喫茶店などに入り、好きな本を読んだり、音楽を聞いたりもとても良い気分転換になります。

「支配型」の親は、最初は頻繁に外出することになるかもしれませんが、それでも良いのです。
「イライラしたら、子どもから離れる」ということは、自分の気分転換にもなりますし、子どもを怒鳴ったり、子どもに不機嫌な表情を見せずに済みます。


【子どもにもこんな影響をあたえます】
「イライラしたら、子どもから離れる」ことは、子どもにどんな影響を与えるでしょう。
実は、良い影響が2つもあります。

まず1つは、親から怒鳴り散らされたり、不機嫌な顔をされるのを回避出来るということです。
不登校の子どもは、その不登校の原因からエネルギー不足になり、休養している状態です。

要するに子どもは疲れているから不登校になるのです。
そんな状態の時に、親の怒鳴り声や不機嫌な表情は、子どもの精神を疲弊させてしまうのです。
親が離れることで、それを回避出来るのです。

そしてもう1つ、親が子どもの傍を離れたことで、「親はいい気分ではないかもしれない」と子どもに感じさせることが出来るのです。
直接言わなくても、伝えることができるのです!
子どもがそう感じれば、「なんでだろう」「どうしてだろう」と自分で考えるようになるでしょう。

親が黙ってその場から離れたり、沈黙するということは、子どもにとっては、とても怖いことなのですよ。

如何でしたか?
「沈黙」「一旦離れる」ということも、子育て方法の1つです。

子どもを一緒に、不登校の原因を克服するため、これを習得してみましょう。
投稿日:2016-06-28
返信 54
まえっちさん
高2男子不登校削除
非常に参考になるアドバイス、ありがとうございます。思い当たるところが多くて頭が痛いです。
遅すぎますが、今更ながら、少しずつ接し方を直して(変えて)いこうと思います。

修学旅行には行けて、学校には行けない心理がいまいち理解できません。よく学校を休んでて、修学旅行にだけ参加できるなって思います。ある意味、精神的に図太いのかもしれません。
そんな強い精神力を持ってる位なら、なぜ不登校になるのだろうって思ってしまうのですが…
投稿日:2016-06-28
返信 55
伊藤幸弘教育研究所さん
まえっちさんへ削除
確かに・・・。
ある意味大物なのかもしれませんよ。

こうやってマイナスだと思える事象もプラス側から見るといいかもしれませんね。
以前お伝えした「ABC理論」を思い出してみてください。
投稿日:2016-06-28
返信 56
伊藤幸弘教育研究所さん
まえっちさんへ削除
そうそう、やり直す(変えていく)のに“遅すぎる”なんてことはありません。
むしろ、今気づいて良かった・・・そんなふうに思いましょう。
投稿日:2016-06-28
返信 57
まえっちさん
高2男子不登校削除
暖かいお言葉ありがとうございます。

留年の2文字も近づきつつあり、いちばん本人があせっていると思いたいです。
どうにか立ち直ってほしいと願うばかりです。
投稿日:2016-06-28
返信 58
伊藤幸弘教育研究所さん
まえっちさんへ削除
そうですね。
立ち直って欲しい…そう願うのは親として当然です。

しかし、一方でお子さんご自身が「自分で気づく」こともこれからの人生でとても大切なことです。

ただし、こうお伝えすると一切子どもに関心を示さずなにもしない親御さんもいます。

何もしないのではなく、子どもが自分で気づくように支援をするのが親です。
投稿日:2016-06-29
返信 59
伊藤幸弘教育研究所さん
まえっちさんへ削除
そのためにはまず、親が笑顔でいることです。

生き物の中で、表情だけで自分の気持ちを表現できるのは、人間だけです。
特に笑顔は、顔の筋肉を使います。これも人間だけに与えられた能力です。
高笑いしながら走っている犬を見たことがありませんし、そんな犬を見たらこっちが笑えません。

笑顔は遠くからでも認識できるのが大きな特徴だそうです。ある実験では、「怒」「驚」「笑」「悲」の4つの表情の写真を用意して、40メートルの距離からどの表情が認識できるかを測定したところ、「笑」以外の表情は識別できなかったそうです。ちなみに、10メートルまで近づくとすべての表情が認識可能だったとのこと。

笑顔になるためには、目の周りにある「眼輪筋」や頬の「大頬骨筋」を動かし、目じりを下げ口角を上げる必要があります。笑顔になることで顔の筋肉を動かし、顔のあちこちを鍛えることになります。頬骨の下の辺りには脳をリラックスさせるツボがあり表情筋を動かすことで、脳波が穏やかなα波になるのだそうです。
海外でも、「3回薬を飲むより1回笑う方が体にいい」「たくさん笑って、たくさん寝れば医者は要らない」など、笑いと健康にいいことわざが多く存在します。ご存知のとおり、笑いは「ナチュラル・キラー細胞」を活性化させます。

また、目の前の人が笑っていると、自分までおかしくなって笑ってしまったことがあります。笑いというものは連鎖的に周りへうつるものだそうです。
投稿日:2016-06-29
返信 60
まえっちさん
高2男子不登校削除
親が笑顔でいること…確かに大事なことですね。簡単なようで意外と難しいことかもしれません。
がんばって実践してみます。

今日もいつもどおり学校へ行く準備をして寝ました。
行く気はあるのに朝になると行けない…
投稿日:2016-06-29
返信 61
伊藤幸弘教育研究所さん
まえっちさんへ削除
笑顔でいること…意外と難しいですよね。
でも・・・それでも笑顔でいましょうね。

簡単な方法があります。
割り箸を口でくわえてみてください。
その口角が上がった状態がスマイルポジションです。

楽しい・嬉しいから笑顔になるのではなく、笑顔でいるから楽しく・うれしくなるのです。
投稿日:2016-07-01
返信 62
伊藤幸弘教育研究所さん
まえっちさんへ削除
学校へ行くこと・・・なかなか思うようにいきませんね。
でも焦らずに!
徐々にでいいので前進すればいいのです。
準備までできているのであれば、あと一歩なのですから。
投稿日:2016-07-01
返信 63
まえっちさん
高2男子不登校削除
期末テストが始まったのですが、受けに学校に行きました。このテストを受けないと留年が決定するのが嫌だったのかもしれません。
勉強もせずとりあえず受けに行くだけみたいで、受けても解けないのでまた休み出す可能性もあるので、あと4日間のテスト期間どうなることやら。
少しは勉強すればいいのにと思ってしまいます。
投稿日:2016-07-02
返信 64
伊藤幸弘教育研究所さん
まえっちさんへ削除
留年は嫌だけど、勉強もしない、テスト以外は学校に行かない…では、結果は見えていますよね。

不登校児に対しては焦らせてはいないという大前提がありますが、焦らない程度に登校の支援をしなければなりません。

ただし、不登校の原因が分からないとなかなか支援も難しいでしょう。
投稿日:2016-07-03
返信 65
伊藤幸弘教育研究所さん
まえっちさんへ削除
「留年」と言う言葉に子ども以上に親が敏感になっているご相談を多く受けます。
でも、留年するのは親ではありません。
結局は子ども自身につけは回ってきます。

それを経験しなければ分からないのかもしれませんね。

留年はしないに越したことはありません。
でも、留年したケースも視野に入れて、その時にうろたえないように準備はしておく必要はありますよ。
投稿日:2016-07-03
返信 66
まえっちさん
高2男子不登校削除
おっしゃるとおり「留年」という言葉に敏感になってるのは本人より親かもしれません。当の本人は留年は嫌みたいですが、危機感がまったくありません。
投稿日:2016-07-03
返信 67
伊藤幸弘教育研究所さん
まえっちさんへ削除
危機感がないということ自体が困ったことですね。
以下に我々の想いをまとめましたので参考にしてください。
投稿日:2016-07-03
返信 68
伊藤幸弘教育研究所さん
まえっちさんへ削除
「留年〜人生は自らが創る!」

留年することそれ自体がアウトだとは思いません。
ただし、それによって失うものは大きいのです。

留年、あるいは浪人でもいいですが、どちらもそれによってヤバいなと思うものでしょうし、中にはそのために命を投げ出す人もいます。
が、そんなものは先の長い人生を決めてしまうほど致命的なものではありません。
(ただし、安心してもいいものでもありませんが…。)

ただ、留年したことで失うものがある場合があります。
もし、これが病気やケガのような理由であったり、なにか学業以外に特別に打ち込むことを見つけたのだとしたら、失うものは少なかっただろうと思います。

しかし、残念なことにご相談の多くの留年の理由は、基本的には怠けによるものです。
留年してはじめて失う(失った)ものについて意識が行くようになり、そこで自分を変えるご相談者も多くいます。

では、その多くのご相談者が失ったものはなにか。

お金ではありません。
年間約100万円の支払いとストレートに卒業して働いていた場合のお金を失うことは確かに痛いことではありますけども、それ以上のものです。

時間でもありません。
留年が1年間であれば365日、2年間であれば730日。
少なくない時間です。

就職して働くにも、なにかしらのスキルを身に付けるにも、2年間あればある程度の成果や成長は見込めるでしょう。
が、先に書いたように約80年の人生のうちのたかだか1〜2年です。
40歳を超えてどん底人生を逆転した人がいることを思えば、10代から20歳前半の1〜2年間で全てを諦める理由などありません。

それに植物人間のようでなければ、どんな過ごし方をしていても学ぶところがあるものです。
直接すぐになにかを学ばずとも、振り返ることで得るものがあると思っています。

話しを戻します。
失う(失った)もの………それは「信頼」です。

それは他人からの「信頼」であり、自分自身への「信頼」です。

留年したことで、それもやるべきことから逃げ、怠けて留年したことで失う自信。
元々あまり自信のない人であれば、余計に自信喪失が大きくなります。
自信のなさは行動力ややる気を失わせます。
自信のなさは諸悪の根源とまで言うつもりはないですけど、でも、個人にとっては上手くいかないことの大きな原因の一つだと思います。
様々な性格や悪癖を自信のなさに投げておけば、大体それっぽくなるのですから。

そして、他人からの信頼も失うのです。
もっとわかりやすく言えば、裏切りなのです。
信頼を失う、ということは他者との繋がりをなくすことや希薄なものにすることを意味します。

別に信頼されないから死ぬわけではありません。
お金があれば、おいしいものは食えるし、風俗もあるし、金持ちならばそれだけで寄ってくる人もいるでしょう。
好きなことも出来る。

けれど、その人生は幸せでしょうか。

信頼してくれている親や先生、友人、周囲の人々…。
怠けからくる「留年」という代償は大きな大きな人生の宝物を失うことになるのです。

努力して全力を出し切った結果なら誰も責めませんし、むしろ称賛に値するでしょう。
でも、単なる怠けから、留年(あるいは浪人)が決まってしまった場合。
その結果を真摯に受け止めて再チャレンジのために自らが動かなければ自分の人生を創ることはできません。

重い腰を上げて動き出すことは大きな力が必要です。
でも、大きな石も最初は力を要しますが、ひとつ動き出すとあとは惰性で小さな力でも動き続けます。

最初は大変ですが、腰を上げて動き出し、人生を創っていくのは「自分」なのです!
投稿日:2016-07-03
返信 69
まえっちさん
高2男子不登校削除
ありがとうございます。まさにそのとおりだと思います。
今すぐにでも本人に伝えたいのですが、今はテスト期間中なのでおそらく行くだろうと思うので、テスト期間が終わって、もしまた休みだしたときに伝えるのが効果的ではないかと思うのですが、どんなもんでしょうか。
今伝えてしまうと、逆にプレッシャーになって、休んでしまうのではないかと躊躇してしまいます。
投稿日:2016-07-03
返信 70
伊藤幸弘教育研究所さん
まえっちさんへ削除
伝えるタイミングはテスト後でいいと思います。
大事なこと、大切なこともタイミングを逃すと逆効果ですから。

さすがですね。
それを分かっていらっしゃる。
投稿日:2016-07-04
返信 71
まえっちさん
高2男子不登校削除
今のところテストだけは受けに行っています。
ただまったくといっていいほどテスト勉強をしません。それこそただ留年を免れたいだけで受けに行っているだけ状態です。
こんなんでいいのだろうかって思えてきますが、今なにか言ってまた不登校になると困るし、ひたすら我慢です。
投稿日:2016-07-04
返信 72
伊藤幸弘教育研究所さん
まえっちさんへ削除
きっと「勉強をすること」「テストを受けること」の「目的」が明確になっていないのでしょう。

「なぜ勉強するのか」

これが明確になっていないから、単に留年を免れたいためだけに意識がいってしまう。
それでは勉強が楽しいはずがない。

テストが終わったらじっくりと話し合いの機会を設けた方が良いのかもしれません。
投稿日:2016-07-04
返信 73
まえっちさん
高2男子不登校削除
確かに「なぜ勉強するのか」…このことがまったくわかっていない感じがします。
「勉強ができない」「学校に行かない」ということから現実逃避するために、スマホ・ゲームをやって逃げてる気さえします。
こんな状況ではいけないということは本人自身が1番わかってるとは思うのですが、いくら言ってもどん底からはい上がろうとしないですね。

投稿日:2016-07-05
返信 74
伊藤幸弘教育研究所さん
まえっちさんへ削除
…と言うことはまだどん底ではないのかもしれませんね。
本当にどん底を味わい、「これではダメだ」と痛感した者のみが這い上がる権利があるのです。
それでいうと(厳しいかもしれませんが)、お子さんはどん底さえ味わえていない、単なる甘ちゃんです。

本当にどん底まで落ちた人はスマホ・ゲームに興じるパワーさえなくなります。

また、こんな状況ではいけないと本当に心底思えば今のような行動にはならないでしょう。

あえてどん底を味わう必要はありません。
味わうことがないに越したことはありません。
でも、危機感を感じる感度・感性は常に持つべきだと思います。
そうでないと自己成長はありません。
もちろん反省もありません。

後悔はしなくてもいいのですが、反省はできる人にはなるべき。
それを今の年齢で身につけるようにしておかないと、将来壁にぶち当たったときに這い上がれずもっと苦労します。
投稿日:2016-07-05
返信 75
まえっちさん
高2男子不登校削除
まさしくそのとおりだと思います。
今日で試験も終わりなので、明日からまた休むようならアドバイスしていただいたような対応を考えたいと思います。
行ってくれたらいいのですが。
投稿日:2016-07-06
返信 76
伊藤幸弘教育研究所さん
まえっちさんへ削除
そうですね。
行ってくれるといいのですが・・・。

目的は伝えることではありません。
伝えることはあくまでも目的を達成するための手段です。

では目的は?

それは正しい生活リズムを取り戻し、お子さんが自立して将来、社会で活躍できるようになることです。

それがブレなければ伝えるときも信念を持ってしっかりと伝えることができます。
投稿日:2016-07-06
返信 77
まえっちさん
高2男子不登校削除
朝起きてこずに行きませんでした。
やはりテストだけを受けたのは留年を免れるためだけの浅はかな考えからだったみたいですね。残念です。
言ってもまったく響かないので、あれこれ言うのも疲れてきました。言えば言うほど余計に頑なになるのでしんどいです。
投稿日:2016-07-07
返信 78
伊藤幸弘教育研究所さん
まえっちさんへ削除
なるほど。
言っても響かず、あれこれ言うのも疲れてきたとのことでしたら、しばらくの間、なにも言わないでおきましょうか。
そうでないと、まえっちさんが疲れ切ってしまって、逆効果です。
投稿日:2016-07-08
返信 79
まえっちさん
高2男子不登校削除
何も言わずにあきらめてたら、昨日は学校に行きました。
たまたまだとは思いますが、不思議と、期待すると行かない、期待しないでいると行くみたいな…
やはり留年だけはしたくないみたいですね。でも赤点取ってるんで、学校行くだけでは進学できないって言っているのですが、まったく勉強はしませんね。やる気のないものにいくら言ってもやらないですね。
投稿日:2016-07-09
返信 80
伊藤幸弘教育研究所さん
まえっちさんへ削除
昨日は学校に行ったとのこと。
不思議なものですね。
何も言わず諦めて期待をせずにいると行く・・・。

もしかしたら本能的に親から見放されたくないという心理が働いているのかもしれませんね。

そして、確かに学校行くだけではダメで、勉強をしなければ・・・。

最終的に留年したときに「あのときやっておけばよかった」となるのです。
投稿日:2016-07-09
返信 81
まえっちさん
高2男子不登校削除
最終的に留年したときに「あのときやっておけばよかった」となるのです。
おっしゃるとおりです。
親として後悔してほしくないから、口酸っぱく言うのですが、まったく聞く耳持たずに、まるで他人事のように危機感ゼロです。
投稿日:2016-07-09
返信 82
伊藤幸弘教育研究所さん
まえっちさんへ削除
まるで他人事・・・。
きっと本当にそうならないと痛みを感じないのかもしれませんね。
もう、親が口酸っぱく言っても効き目がないと思いますよ。
本人が本気で自分を変えようとしなければ単なる「お小言」にしか捉えられません・・・残念ながら・・・。
投稿日:2016-07-09
返信 83
まえっちさん
高2男子不登校削除
今日もずーとスマホとゲームばかりやってたので、先程、本人に「赤点取ってるのに勉強しないと留年することになって、絶対後悔するよ」っていうようなことを諭して言いました。「勉強がわからないのなら、家庭教師でも塾でも行ってもいいから、親としてサポートするから」とも言いました。
そしたらぼそりと「きれいごと言うな」と言い返されました。今まで何回言っても無視だったのに、初めて言い返してきた言葉が「きれいごと言うな」。
もう何を言っても彼の心には響かないことがわかりました。
投稿日:2016-07-09
返信 84
伊藤幸弘教育研究所さん
まえっちさんへ削除
いえいえ、これは響いている証拠です。
初めて言い返してきたのですよね。
そのこと自体が、心の響いている証拠です。

子どもはときにとんでもないことや、親が期待していないことを言い返してきます。
これは、このような無理難題を言って、親がどう反応するかを見極めているのです。

その際は即時リアクションする必要があるのです。

はじめて言い返した際に、無反応が一番ダメです。
「やっぱり俺には関心がないのか」となります。

その際は良いことを言う必要はありません。
特に今回のような「きれいごと言うな」の場合はそうです。

ある意味親だって堪忍袋がキレる瞬間だと思います。
「きれいごとだって言うわよ!」
と言い返してください。

「答え」は必要ないのです。
「応え」が必要なのです。
投稿日:2016-07-10
返信 85
伊藤幸弘教育研究所さん
まえっちさんへ削除
とにかく、今は親も子どもの「変わる」機会です。
でも「自分を変えていく」って言われても分かりませんよね。

以下にまとめました。
ご自身のために、そして、お子さんのために参考にしてください。
投稿日:2016-07-10
返信 86
伊藤幸弘教育研究所さん
まえっちさんへ削除
「自分を変える」

「過去と他人は変えられない、変えられるのは未来と自分」
これは、カナダ出身の精神科医であり、1957年に交流分析(Transactional Analysis:TA)を提唱した、エリック・バーンの言葉です。

この言葉の通り、人の行為とか考え方とか、諸々は変えることは出来ないし、過ぎ去ったことも変えられません。
しかしながら、自分のこと、そして、これから起こる未来については、影響を与えられます。
だから、「自分自身」と「これから」にフォーカスをしていくことが大切なのです。
そして、変えていくのです。

一方で、自分を変えたいけど変え方が分からない。自分を変える為にはどうするべきなのでしょうか?
まず…自分の中にも「変えられるもの」と「変えられないもの」…があることを認識することが優先されます。

この二つを分類してみると…
自分の中の変えられるもの→「思考」「行動」
自分の中の変えられないもの→「感情」「生理的反応」
…に区別できます。

例えば…
今、この掲示板を読んでるあなたに対して
「1+1は?」と聞いたら「2」と答えるでしょうし(思考)
「PC(またはスマホ・携帯)に向かいながら首を回して」と言ったらそのようにできるはずです。(行動)
このように「思考」や「行動」はインストラクション(指示)があればすぐに変えられます。

ところが!
「電車に乗り合わせた見知らぬ人を好きになってください」と言ってもいきなり好きにはなれませんし(感情)
「胃液を通常の5倍出してみてください」と言っても自分ではコントロールできません。(生理的反応)

「感情」や「生理的反応」はダイレクトには変えられないものです。

それを踏まえると…「自分を変える」ということは「思考」と「行動」を変えるしかないのです。

…でもこれが難しい。
ホームで電車を待っているとします。これがまた、ちょっと急いでいる時に限って遅れる。
だいたいの皆さんは電車が来るべき方向を覗き込みイライラしてしまうでしょう。
しかし、いくら覗き込んでも電車が来る時間は変えられません。…にも関わらず僕たちは覗き込んでしまう。
「変えられないもの」とは分かっているものの一生懸命イライラを募らせているのです。

自らの力では電車が到着する時間を変えることが出来ないのであれば待っている時間に新聞や本を読むとか調べものをするとかした方が時間を有効に使えますし自分にとってもプラスなはずですよね。

このように日常の良くあるケースから徐々に「思考」や「行動」を変えていくクセをつける。
これが自分を変える近道であり、その先の未来を変えていけるヒントがあるのだと思います。

心理学では「過去は変えられない」といいます。
でも、このように自分を変えることで今現在の物事に対する受けとめ方や、捉え方が変わり、もしかしたら…「過去の事実」は変えられないにしても「過去の形」くらいは変えられるかも知れません。
投稿日:2016-07-10
返信 87
まえっちさん
高2男子不登校削除
「きれいごと言うな」ってどういう意味があって言ったのかわかりませんが、今まで一生懸命やってきたことはなんだったんだろうとむなしくなりました。
親として変わらなければいけないとは頭ではわかっていますが、ショックでした。
投稿日:2016-07-10
返信 88
伊藤幸弘教育研究所さん
まえっちさんへ削除
ショックですよね。
今まではなんだったんだ・・・ってむなしくなるお気持ち、お察しします。

何事においてもそうですが、「〜ねばならない」と思ってしまうと義務感になって苦痛になります。
それは本末転倒。

今はそのようなお気持ちはどこかに置いておきましょう。

頭ではわかっているのですから、いつか実践できるときにすればいいですよ。
投稿日:2016-07-10
返信 89
まえっちさん
高2男子不登校削除
昨晩のことは何もなかったかのように、何の危機感も持たずに今もスマホとゲームをやっています。
昨晩のことはこれっぽちも気にしていないみたいですね。
もう言う気力が失せました。親がどうこう言って、どうにかなるレベルではもうないですね。なさけない限りです。
投稿日:2016-07-10
返信 90
伊藤幸弘教育研究所さん
まえっちさんへ削除
危機感は本人が痛い目に遭って本心から「変わりたい」と思わないとなかなか実行に移しません。
少しの間、そっと見守っていましょうか。
投稿日:2016-07-11
返信 91
まえっちさん
高2男子不登校削除
昨晩の様子から、今日もまた学校には行かないだろうなって思っていたところ行きました。
「とりあえず学校には行かないといけない」という危機感だけは出てきたみたいです。
あとは赤点という現実に危機感を持たないと痛い目に遭うのですが、その危機感はゼロです。
投稿日:2016-07-11
返信 92
伊藤幸弘教育研究所さん
まえっちさんへ削除
学校にはとりあえず行くけど、赤点と言う現実から逃げている、現実逃避ですね。

赤点を取るとどうなるか・・・想像することすらしない(できない)のでしょう。

逃げても現実は変わらないということを学ぶ機会にして、そこからどう這い上がるか・・・。
これも自己成長の一環です。
投稿日:2016-07-11
返信 93
まえっちさん
高2男子不登校 削除
おっしゃるとおりです。
本人は学校に行けばどうにかなるという甘い考えがあるので、残念ですが、親としてもう留年を覚悟します。

投稿日:2016-07-11
返信 94
伊藤幸弘教育研究所さん
まえっちさんへ削除
もちろん、留年しないに越したことはありません。
しかし、少しでもその確率があるのであれば、その時に備えておいて損はないと思います。

要は「留年」をどうとらえるかです。
「留年」という事実は変わりません。
でも捉えかたはいくらでもあるのです。
大きくはふたつ。
「プラス」と「マイナス」
そのことに関しては以下にまとめましたので参考にしてください。
投稿日:2016-07-12
返信 95
伊藤幸弘教育研究所さん
まえっちさんへ削除
「ABC理論」

自分を変えていくには、まず自分の受けとめ方を変えていくことが必要です。
そのヒントとして、アメリカの臨床心理学者、アルバート・エリスが提唱した論文の「ABC理論」という考え方を紹介します。

「A・B・C」は以下の通り。
A:Activating event(出来事)  
B:Belief(受け止め方、信念、固定観念)  
C:Consequence(結果)

出来事(A)があって、結果(C)があるのではなく、間に受け止め方(B)による解釈があるという考え方です。
この受け止め方(B)が「肯定的(ポジティブ)」な受け止め方であればプラスの感情になり、「否定的(ネガティブ)」な受け止め方であればマイナスの感情となります。

例えば、以下の通りです。
【否定的(ネガティブ)な受け止め方】
(A)旅先で雨が降った → (B)せっかくの旅行が台無し   → (C)憂鬱な気分で楽しくない旅行だな
【肯定的(ポジティブ)な受け止め方】
(A)旅先で雨が降った → (B)観光客が少ないかもしれない → (C)静かに景色を楽しめるな

同じ出来事でも受けとめ方を変えると結果が変わってきますよね。

このように受け止め方を変えること(=ビリーフ修正)が、「自分を変える」→「自分を好きになる」→「他者も肯定できる」→「他者から好きになってもらえる」→「そんな自分を更に好きになる」という好循環につながり、「自己成長」にもつながっていくことにもなります。
投稿日:2016-07-12
返信 96
伊藤幸弘教育研究所さん
まえっちさんへ削除
どうですか。
「そんなことできない」と捉えるか「できる」と捉えるかにも差がつきます。
これも以下を参考にしてください。
投稿日:2016-07-12
返信 97
伊藤幸弘教育研究所さん
まえっちさんへ削除
「『できる』と『できない』の差」

よく「そんなこと無理。もうできない。だから諦める」という言葉を耳にします。
きっと自分で限界を設けてしまって、勝手に「できない」と思い込んでいるのでしょう。

でも、「できる」と「できない」ではどちらが簡単だと思いますか。

「できる」というのは、100でも1000でも1万でも、ありとあらゆる方法を自由に考えて、その中から1つでもゴールにたどり着く方法を見つければいいのです。

「できない」と言ってしまう人は、それはすべての方法にトライして、仲間を巻き込んで、すべてを検証した結果なのかどうかです。

日本マクドナルドの創業者、藤田田氏は次のように語っています。
「必要なのは、絶対100パーセント成功するという思い込みではなく、絶対成功する、させてみせると自分で信じることである。要するに『思いは真実になる』ということを、自分で自分自身に信じさせることである。自信過剰なくらい自分で信じることである。」…と。

人は自分を愛する以上に他人を愛せないと言います。まずは自分を愛し信じること。

世の中に「失敗」はありません。
失敗と思われることも、成功へのプロセス!そう捉えましょう。
1つの実験に100回失敗したエジソンは言いました。
「失敗などしてない。うまくいかない100通りの方法を見つけたのだ」と!

唯一、失敗に近い言葉があるとすればそれは「諦める」こと。
投稿日:2016-07-12
返信 98
まえっちさん
高2男子不登校削除
そのとおりですね。
本人に伝えても、まったく響かないので途方に暮れてしまいます。
赤点の課題もゲームやスマホばかりしてまったくやらず、できなかったので学校を休みました。もうお手上げ状態です。
最終手段として、スマホとゲーム機を取り上げようと思っています。逃げ道がなくなって暴れるか、ますます引きこもるかもしれませんが、そうなってももうやむをえない気がします。
投稿日:2016-07-13
返信 99
伊藤幸弘教育研究所さん
まえっちさんへ削除
スマホやゲームに関しては家庭のルールが絶対です。
家庭のルールに関しては以下をご参照ください。
投稿日:2016-07-13
返信 100
伊藤幸弘教育研究所さん
まえっちさんへ削除
■家庭のルール(参考例)

【マナー】
相手の気持ち、都合を考えて行動することは大切です。
利用して良い場所、時間帯、状況など、して良いことといけないことをきちんと判断できるようなルールを作りましょう。

?公共施設(図書館、電車、病院、店舗)などでの  利用はしない
?相手の迷惑にならないように使用時間を決める
?歩きながらの利用はしない
?食事中にメールをしない


【時間管理】
ケータイ・スマホを利用して良い時間、利用制限時間などを決め計画性のある生活を送るようにしましょう。
使用時間を考えればおのずと計画性のある行動ができるようになります。

? 21時以降は電源を切る
?自分の部屋にケータイ・スマホを持ち込まない


【金銭感覚】
利用限度額を超えなければよい、無料だからよいのではなく、利用時間を決めて使用すること。
毎月支払い明細を見て利用内容をふり返り、携帯電話やスマホの利用方法や目的に対しての話し合いをして意識を高めましょう。

?有料サイト契約はその都度親の了解を得る (ダウンロードなど)
?毎月の携帯電話の利用料金明細を必ず親子で 確認する
?有料アプリを入れたり、課金したりする場合は、 必ず親の了解を得る


【コミュニケーション】
インターネットを通じてコミュニケーションを取ることができますが、文字だけで相手に気持ちを伝えることは、意外と難しいものです。
常に受け取る側の気持ちを考えなければいけません。

?本当に大切なことは、ケータイ・スマホを通して ではなく会って伝える
?メールやメッセージは読む人の立場になって 読み返してから送る
?うわさ話など自分が言われたら嫌だと思うことは 書かない ※SNS・グループでのトークの書き込みも同様


【法律】
日本では、小中学校の単元で法律を学ぶ単元はありません。常日頃からニュース等を見て、子供と一緒に話し合う機会を持つようにしましょう。
何がいけないのか、誰にどんな迷惑がかかるのか、どんな責任を負うのか、自覚を持たせることが必要です。

?ツイッターやフェイスブックなどへの無責任な 投稿は社会に多大な被害を引き起こし、損害賠償 請求される可能性があるので絶対しない
?誹謗中傷の書き込みをしない
?大げさな表現、根拠のない情報の配信はしない
?自転車を運転しながらの携帯電話の使用は禁止
?著作権を守り、違法なダウンロードをしない


【役割・責任】
子供たちが本来やらなければならないことが(宿題、手伝いなど)ケータイ・スマホ利用によっておろそかになってしまうことがあります。
自分の責任を果たしてこそ権利を有する意味を理解させましょう。

?勉強中は携帯を触らない
?やるべきことを優先する


【自己防衛】
外敵から身を守ることも大切ですが、攻撃されるような言動をつつしむことも重要です。
情報配信の危険と責任を理解させましょう。

?WEB(ネット)上に個人情報(名前・住所・ 電話番号・写真など、本人が特定されてしまう 情報)を書き込みしない
?フィルタリング契約をする
?ウィルス対策ソフトを入れる
?IDやパスワードを安易に人に教えない


【家庭ルールを守れなかったとき(メタルール) 】
間違いを起こしたからといって直ぐにケータイ・スマホを取り上げてしまうルールを設けると子どもは問題を隠そうとします。問題は時間が経過すればするほど大きくなる可能性が高まります。守れなかったからといって、すぐにケータイ・スマホの使用を禁止するのではなく、事態が大きくなる前に、親が子どもに自問自答する機会を与えてみてはいかがでしょうか?

?ルールを守れなかった時、何が悪かったのか 家族で話し合う。
?それでも守れなかった時○○日間利用禁止
?利用禁止を繰り返した時は契約を休止をする(最終手段)
投稿日:2016-07-13
返信 101
伊藤幸弘教育研究所さん
まえっちさんへ削除
いかがでしょう。
「スマホとゲーム機を取り上げる」ことは最終手段ともいえますが、どのような態度に出てもやらなければならない時はあります。
それが「今」なのかもしれませんね。

その代り・・・一度決行したら多少のことでは覆さない覚悟が必要です。
投稿日:2016-07-13
返信 102
まえっちさん
高2男子不登校削除
ありがとうございます。
ルール作りの話は、以前、本人に話をしたのですが、聴く耳をまったく持ちませんでした。
今まで強く出たら逆効果になる場合がほとんどで、どちらかというと諭して言った方の方が効果があったので、正直強く出ることに戸惑いはあります。かと言って、親をなめきってしまってるところもあるので、どうしたものか…。
投稿日:2016-07-13
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