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お悩みNO.557
ははさん
通信高校2年生になっても不登校削除
No.471でお世話になったものです。
パスワードが分からなくなってしまい新規投稿で失礼します。

昨年、ご相談させていただいてから半年がたち息子も通信高校2年生になりました。
その節はお世話になり、ありがとうございました。

1年生時も学校にいかず、ギリギリになって余分に通学させてもらってなんとか進級しました。
しかし、2年生になってからはまだ1度も通学していなく、学校から連絡をもらう日々です。
またギリギリになってからやり始めるつもりなのか、やる気がないのか。
塾にも通えていません。

ただ、変わったのはもともとやっていたスポーツを再開しました。
週に3回通っています。
学校にもいかず、スポーツだけはやるというのもとんなものかと思いますが、
ずっと家で引きこもっているよりはスポーツでもして、お友達にあえる環境のほうが明るく健康的かとおもっています。

ただ息子の将来を考えると、いま大切な時期にこんなことでいいのか。
せめて高校卒業の資格くらいもらえるように話をしても
"自分で考えるから、うるさい"とつっばねられてしまいます。
高校生の息子の心に届く言葉をかけてあげたいのですが、アドバイスをお願いします。

学校に行けとうるさく言うべきか、自分から動きだすだろうと、もう少し待つべきか
も悩むところです。

よろしくお願いします。

投稿日:2016-06-02
返信 1
伊藤幸弘教育研究所さん
ははさんへ削除
お久しぶりです。
再度の書き込みありがとうございます。

同様の書き込みが連続して投稿されていましたので、ひとつを残してあとは削除させていただきました。
今後はこのスレッドにてお願い致します。
投稿日:2016-06-02
返信 2
伊藤幸弘教育研究所さん
ははさんへ削除
さて、お子さんの近況を拝見しました。
「学校に行け」とうるさく言うことで学校に行くのであれば苦労はしません。
…というか、それは逆効果です。

以前もお伝えした通り、「親」という字は「木」の上に「立って」「見る」と書きますよね。
口うるさく子どもに小言を言って成功したためしがありません。

まずは出来たことに焦点を当てて、褒める!
そこから子どもは自信がうまれて他のことにもチャレンジしてみようという意識が芽生えるのです。

子どもの自己肯定感はそうして育まれるのですよ。
自己肯定感に関しては以下にまとめましたので参考にしてください。
投稿日:2016-06-02
返信 3
伊藤幸弘教育研究所さん
ははさんへ削除
「自己肯定感」

そもそも自己肯定感とはなんでしょう。
自己肯定感とは、自分自身の存在を長所だけではなく、短所も含めて肯定する感覚のことです。

まずは、以下は日本・アメリカ・中国の高校生に対して行った興味深いアンケートを紹介します。

1.「私は他の人々に劣らず価値のある人間だ」
YESの回答…日本(31.5%)、アメリカ(81.5%)、中国(86.6%)

2.「時には私は役に立たない人間だと思うことがある」
YESの回答…日本(56.4%)、アメリカ(32.0%)、中国(25.4%)

国民性の違いがあるし、このアンケートだけでその国の子育ての良し悪しは判断出来ません。
しかし、それにしても日本の高校生の自己評価の低さは突出しているのです。
我々は日本の子どもがアメリカ、中国に比べて特別に劣っているとは思えません。

では、どうして日本の子どもたちはこんなに自己評価が低いのでしょう?
考えられるひとつの原因として社会の子どもに対する態度が挙げられます。
何かにつけて「わがままだ」「やる気がない」「甘えている」etc
…などの否定的な言葉を繰り返し刷り込んで来た結果かもしれません。

子どもが学校から帰って来たとき、日本では「いい子にしてた?」「先生に怒られるようなことしてない?」と開口一番言ってしまう親がいますよね。
欧米の場合、多くは「お帰り!今日は一日楽しめたかい?」…こんな言葉を掛けます。

毎日の積み重ねの結果がアンケート結果に表れているのかもしれませんね。

人間が生きていくためには「自分は存在価値がある」「生きていていいんだ」という自己評価は大切な要素です。
これを心理学では「自己肯定感」といいます。

自己肯定感は子ども時代に育まれると言われます。
自己肯定感を育ませるとは、何かをやらせて褒めて育むものではありません。
それだと失敗した時には逆に子どもを否定することになり「自己“肯定”感」ではなく、「自己“否定”感」を育むことになってしまいます。

自己肯定感を育むとは…子どもの今をそのまま認めること。
存在自体を認めて「生まれて来てくれてありがとう」というメッセージを伝えることです。

現代カウンセリングの礎を築いた、アメリカの心理学者、カール・ロジャースはこう言います。
「I love you because you are you」
これはカウンセラーがクライアントに接する際に基本となる姿勢です。
要するに「あなたはあなたのままで良いんですよ」という意味です。〜

人を愛するのに理由なんてありません。
成績がいいから?
言うことを聞くから?
良い学校に入ったから?

すべて違います。

その子どもの存在自体が愛するに値するからです。

だから「生まれてくれてありがとう」なのです。
投稿日:2016-06-02
返信 4
伊藤幸弘教育研究所さん
ははさんへ削除
一点気になる点があります。

「せめて高校卒業の資格くらいもらえるように〜」とありますが、それは子どもの心を傷つけますよ。

「せめて」というのは「不満足ながら、これだけは実現させたいという最低限の願望」です。
自分がこう言われたらどう思いますか。
「親に期待されていない」と思って自分に対して自信を持つどころか否定的になって意欲は高まりません。

「高校の資格くらい」というのも同様です。
でも、その「くらい」がとても高いハードルなのですよ。
ははさんは高校卒業の資格を簡単に取れたかもしれませんが、お子さんにとってはとても高い目標であり、崇高な位置づけなのです。
それを「せめて高校卒業の資格くらい」などと表現されたら子どものプライドはとても傷つけされてしまいます。
投稿日:2016-06-02
返信 5
伊藤幸弘教育研究所さん
ははさんへ削除
「親が変われば子が変わる」

これは我々が設立当初から掲げてきた理念です。
どうか、ご自身を省みてください。
投稿日:2016-06-02
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