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お悩みNO.127
さちさん
本当に困ってます削除
高1の娘は二月より急に荒れ始め 特に高校に入ってからは 週半分以上の外泊 帰ってきても深夜三時ころです
当然学校に行けず週一回 2,3時間受けるかどうかです
学校でも態度は最悪で 学校からもこのままでは留年といわれています
家での態度もますます悪くなり 父親の言うことも何も聞きません
私には しつこく言うと多少の暴力を振るうようになりました
伊藤先生のDVDも買い一度家を出そうかと思ったんですが 毎晩集まる仲間(多いと20?30人)がいて 泊まれる家も何件かあり とても孤独感を与えられそうにありません
昨日 今までは高校卒業したい気持ちが少しはあったのが やめようか考えてる
親が嫌いだから一人暮らししたい
塗装工で働いてお金を稼ぐと言い出し唖然としました
きっと仲間の男の子達の影響だと思います
娘は親の話を聞こうという気持ちが ない子で 何を言っても自分の人生だからの一点張りです
もう何を言ったら どうしたらいいか わかりません
投稿日:2012-06-01
返信 1
伊藤幸弘教育研究所さん
さちさんへ削除
はじめまして。
書き込みありがとうございます。

高1の娘さんに関するお悩みですね。
とてもお困りの様子が文面からも伺えます。

2月から急に荒れ始めたとのこと。
それまではまったく兆候はありませんでしたか?
それまで毎日ちゃんと学校に通い、外泊も一回もなかったのであれば、何かの原因があるはずです。
問題を解決するにはまず原因を知る必要がありますよね。
子育てに関するお悩みも同じでまずは原因を思い浮かべてみてください。

毎晩集まる仲間が原因と考えがちですが、それにも原因があります。
親が嫌いだから…も同様でなぜ親が嫌いになったのかの原因を探る必要があります。

それを踏まえて今のこと、将来のことを考えていきましょう。
まずは原因を教えてください。
投稿日:2012-06-02
返信 2
さちさん
本当に困ってます削除
お返事ありがとうございます
娘は小学校までは どちらかといえば勉強スポーツとも出来 積極的に代表 委員にも立候補する子でした
中学の時 他県に引っ越し そこでの友達が今までとは少し違い 多少のやんちゃな子たちでした
今思えば 小学校の友達がまじめな子ばかりだったので 引っ越し先の友達を すごく悪く思えていたんだと思います
確かに 髪を染めたり(うっすら茶色になった程度) 塾をサボったりといけない事はしていましたが それに対して 主人と叱る事ばかりだったと思います
ここでの友達が家族以上に大事だった娘でしたが 仕事の都合で中3の時 関東に越してきました
引っ越しを了承させるのは それは大変で前日まで一人暮らしをして残ると抵抗にあい 娘の部屋もすべて私が荷造りしました
主人と仲が良かった娘でしたがこのころから 私たちを恨んでいたと思います
新しい学校は規則も厳しく クラスの子と友達にはなっても何か物足りないものを感じていたようです
そんな中、不登校で遊んでいる子が一人いてその子を介して 市内のいわゆるヤンキーの子たちとどんどん知り合っていったようです
2月に急に何泊か外泊をしたのですがその中の男の子と付き合うようになったからです
その子とはすぐに別れる事になったのですが それからは何か留め金がはずれたように 遊び歩き 違う何人かの男の子と付き合ったり別れたりしているようで 今もある男の子に夢中のようです
仲間の中で特に二人の女の子と仲が良く 二人とも学校に行ってない子なので娘も時間に関係なく遊び歩いています
私たちは何度も引っ越しで辛い思いをさせた事を詫び 高校へ行けばもう転校させる事もなく一から自分に合う友達が作れるだろうと期待していましたが、今では ほぼ学校に行ってないので友達もいず 娘も今さら通えないと言います
元々は友達をすぐ作れる子だったので本当に悔しいです
娘は我慢 セーブができない子です
自分の欲求のままです
働くと言いつつ コンビニのバイトは厳しいからと二日でやめました
本当に世の中を甘く見ています
このまま学校をやめ後悔するのだけは避けたいのですが 今は本人が気づいていないので 難しいようです
言葉の説得では無理なようで どうしたらいいか 主人も私も精神的にもまいっています
長文 申し訳ありません
投稿日:2012-06-02
返信 3
伊藤幸弘教育研究所さん
さちさんへ削除
早速原因をお知らせ頂きありがとうございます。
度重なる転校がきっかけのようですね。

言葉での説得では無理なようで・・・とありますね。
言葉以外に説得する方法はありません。
まさか言葉で分からなければ叩いて分からせるともいきませんから。

ただし、今までと同じ言葉での説得だと今までと同じ結果になります。
言葉で伝え方を変えていけばいいのです。

親が変われば子ども変わる!
・・・これは我々がずっと言い続けてきたことです。

では、どう変わればいいのか。
伝え方に関してのヒントを以下に書きますのでご参考にしてください。

相手に何かを思いを伝えるときには
相手に「何を伝えたか」ではなく
「何が伝わったか」が大切です。

そうすることで子どもに対して
自分は親にどれだけ大切に思われているかを実感させてあげてください。
それを伝えるには「言葉」が大切です。

「これは言わなくても分かるだろう」
「恥ずかしくてこんなことは言えない」
…まずはそういった考えを排除して時間をたくさん使って。。。

相手に思いを伝えたいとき!
「Iメッセージ」が効果的です。

相手にメッセージを伝えるときって二通りの方法があるんですよね。
「YOUメッセージ」と「Iメッセージ」

コミュニケーションを外す人って主語が「YOU=あなた」の「YOUメッセージ」になってしまってるケースが多いです。

例えば…僕がリビングで本を読んでたとしましょう。
そこへ子どもが入ってきてテレビを大きな音で見始めた。
僕は感情のままに…「うるさい!」「ボリュームを小さくしろ!」「隣の部屋で見なさい!」…と言ってしまう。
これは主語が「あなた=YOU」ですよね。
「“お前が”うるさい!」
「“お前が”ボリュームを小さくしろ!」
「“お前が”隣の部屋で見なさい!」

こちらの思いを正確に伝え相手とのコミュニケーションも外さない方法は主語が「私=I」の「Iメッセージ」です。

「お前が大きな音でテレビを観ることでお父さんは集中して本が読めなくて困ってるんだよ」
…これが「Iメッセージ」です。

ポイントは「行動」「影響」「感情」です。

行動→お前が大きな音でテレビを観ることで
影響→お父さんは集中して本が読めなくて
感情→困ってるんだよ

その後に
「だから音を小さくしろ」と言ってしまうとせっかくの「Iメッセージ」がその瞬間に「YOUメッセージ」になります。

「Iメッセージ」で思いを伝えると相手はこちらの思いをちゃんと受け止めてくれるケースが多いと言われています。

コミュニケーションとはキャッチボールのようなものです。
いくら良いことでも一方的な話と言うのは聴いていてしんどいですよね。
だからコミュニケーションがドッジボールにならないように聴き方に気をつけてみるのもひとつの手段です。

以上です。
最初はうまくいかなくて当然。
でもうまくいかなくても子どもには「お母さんは変わった(変えようとしている)。私も今からでも変われるかも知れない」と思ってもらえるかもしれません。

お子さんだって今の状態がベストだとは思ってないはずです。
変われるきっかけを親が示してあげてください。
投稿日:2012-06-03
返信 4
さちさん
本当に困ってます削除
この一週間も色々ありました
先週はじめ 珍しく学校に行ったのですがすぐに 髪色や態度を注意され キレた娘は先生に暴言をはき 先生や備品に蹴りをいれたそうです
学校からは このまま学校を続ける気があるのか、続けるならきちんと授業を受ける事を親子で話あうように それまでは欠席してください、と言われました
外泊つづきの娘となかなか連絡がとれませんでしたが 土曜日にきちんと話し合う約束をつけました
久しぶりに帰った娘でしたが態度は最悪でした
娘はこのまま退学になるまでは学校を続ける、今までよりは行くつもりだが朝から、また最後まで授業を受けるのは無理、遊び 外泊もやめない、という今までと何も変わらないものでした 正直 本当に落胆しました
卒業する意思はなく もう少し高校生を味わいたいから行くだけ、退学になったら仕事して(塗装)家を出ていくと・・・
娘には高校を辞めた後の苦労を今までも話してきましたが 娘は最低限のお金と仲間がいればいいと 断言してきます
娘は 今の仲間とまるで一生 遊んでいけるように思っていますが その仲間も 半年後 一年後 どう変わっているかわかりません
気付いた時 娘だけが取り返しのつかない状況になるのだけは親として避けたいと思っていますが 今の娘の耳には届きません
前回 アドバイスいただいた「Iメッセージ」難しいですが 出来るだけやっていこうと思っていますが 外泊も多いので なかなか伝える機会が少ないのが現状です  
投稿日:2012-06-11
返信 5
伊藤幸弘教育研究所さん
さちさんへ削除
「Iメッセージ」は続けることに意味があります。
外泊が多くなかなか伝える機会が少ないと思いますが、数少ない機会だからこそ「Iメッセージ」を駆使してコミュニケーションしてください。

コミュニケーションは大きく2つに分かれます。
ひとつは前回お伝えした「伝える」こと。
もうひとつは「聴く」ことです。

「聴き方」って意識したことあります?
「話し方教室」とか「話し方の本」ってありますが
「聴き方」に関する本って意外と少ないんですよね。
でもこの「聴き方」が重要です。

ここではあえて「聴く」という文字を使います。
物理的に音が耳に届く「聞く」でもなく
言葉であれこれと尋問する「訊く」でもなく
「心」の文字が入っている「聴く」です。
…相手を受け入れて相手に話しに耳を心を傾ける。
専門用語では「傾聴」と言います。

相手の話を上手に「聴く」ためには2つの聴き方に分かれます。
「受動的聴き方(パッシブリスニング)」と「能動的聴き方(アクティブリスニング)」

それぞれポイントは3つ!

「受動的聴き方(パッシブリスニング)」の3つのポイントは…
1.黙って聴く
これは意外と難しいんですよね。
相手の話しに意見を割り込まずまずは黙って聴いてあげる。
相手を受容してあげることで信頼関係は更に強いものになるでしょう。

2.うなずく
話しの内容により大きくうなずいたり小刻みにうなずいたり…。
大きくうなずくときは「なるほどねぇ?」と言う意味があり小刻みなうなずきは「もっと話して」という意味を持ちます。
それにより相手は「聴いてもらえてる」という満足感が得られます。

3.思いを引き出す
「それ、面白そうだからもっと聴かせてよ」
「それ大変だったね。もう少し詳しく話して」
…というようにひと言、付け加えることで相手を気持ちよく話させてあげることが大切です。

「能動的聴き方(アクティブリスニング)」の3つのポイントは…
1.話しを繰り返す
相手の発した言葉の語尾を繰り返してあげてください。
会話にいいリズムがうまれて話しやすくなります。
ただし相手が意見を求めている場合は繰り返しによる聴き方はいったん中断してください。

2.話しをまとめる
相手の話をある程度の段階でまとめてあげると会話のリズムにアクセントがつきます。
これも効果的ですよ。
悩みを打ち明け始めたら相手は一気に話してきます。
それこを途中でさえぎりたくなるくらいに。。。
最後まで聴いてそれをまた繰り返すのも時間が掛かる作業ですし余計に混乱を生じます。
その際はある程度こちらで話をまとめてあげるのです。

3.気持ちを汲む
「それは楽しかったね」「それは悔しいね」「それはムカつくね」
こんなふうに相手の心の中の気持ちをこちらの言葉として伝えることで相手は安心した気持ちで話しを出来ます。

…以上です。
すべてうまくやろうとせずにまずは出来そうなところからやってみてください。

やってみて分からないことなど出てきましたらまたおっしゃってください。
投稿日:2012-06-11
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