不登校や引きこもりの子供・成年たちの為にフリースクールを全国に展開しております。
Navigation

お悩みNO.659
のんさん
不登校の兆候削除
高校1年の娘が入学式から1週間は学校に通えたのですが、先週金曜入学式学校に行きたくないと言ってきました。中学の時に友達関係で色々あり、1年の時は半分学校に行けましたがあとは行けませんでした。学校の配慮もあり2年の時はいざこざがあった友達とクラスを離してくれ、学校に行けるようになりましたが、3年の6月に急に学校に行けなくなりました。その時は友達関係が悪いわけでも無く、ただクラスの雰囲気に馴染めないということでした。翌月から市町村で実施している適用指導教室に通い、学校には一度も登校することなく、卒業式にも行かなかったです。娘は心機一転のつもりで地元から離れた高校を受験したのですが、結局、通ってみると、小さい町の学校なので、幼稚園や小学校からの友人関係がすでにできている雰囲気があり、疎外感を感じているようです。それも分かっていて受験をしたのですが。今日は行けないというので休みましたが、また中学の時のように不登校になってしまうのではないかと心配です。娘は朝になると気持ちが底辺まで落ちる感じがあるそうで、授業中でも皆が笑っていても泣きそうになったり、涙が出ることがあるそうです。担任の先生、私や祖母に気持ちを伝えてくれるので、まだ大丈夫かな?と思うのですが、気持ちを伝えてくれていることに対して私はきちんと回答できているだろうかと胸が締め付けられる気持ちです。傾聴については職場で講習を受けたのですが、実際、私が不安に思っていることが娘に伝わっているんだろうと思います。
投稿日:2017-04-17
返信 1
若者教育支援センターさん
のんさんへ削除
はじめまして。
書き込みありがとうございます。

高1の娘さんに関するお悩みですね。
不登校の兆候がありご不安とのこと。

確かに親が不安に思っていると子どもに伝わります。
笑顔がなくなっている親の悲しい顔を見て「私のせいだ」と思ってしまうのです。

難しいかもしれませんが、まずは笑顔です。
親の笑顔は子どもにとっての最高の癒しですから。

よく、「楽しくもないのに笑顔になれない」とクライアントに言われます。
でも、楽しいから笑顔になるのではありません。
笑顔にしているから楽しくなるのです。
これは「行動療法」といいます。

そして、きちっと回答しているかどうかも胸が締め付けられる思いとのこと。
きちっち回答する必要はありません。
まずは受容と共感の姿勢で聴いてあげること。
職場で「傾聴」を学ばれたとのことですので、重なる部分もあるかもしれませんが、この掲示板に書き込みをいただくほとんどの方にお伝えしているコミュニケーション方法を以下にご紹介します。

こちらも参考にしてください。
投稿日:2017-04-17
返信 2
若者教育支援センターさん
のんさんへ削除
コミュニケーション(「聴き方」「伝え方」)

■信頼関係の構築
相手との信頼関係の構築を図るためには円滑なコミュニケーションが大切です。
カウンセリングの領域では、カウンセラーとクライアントの信頼関係(専門的には“ラポール関係”といいます)が絶対条件といわれます。ではその円滑なコミュニケーションを図るにはどうすればいいのでしょう。
コミュニケーションの2つの柱ともいえる「聴き方」と「伝え方」に関して紹介します。


■「聴き方」
「聴き方」を意識しながら相手からの話を聴いたことがありますか。
「話し方教室」とか「話し方の本」というのはありますが「聴き方」に関する本は意外と少ないのです。
しかし、円滑なコミュニケーションを図る上ではこの「聴き方」が特に重要です。

ここではあえて「聴く」という文字を使います。物理的に音が耳に届く「聞く」でもなく、言葉であれこれと尋問する「訊く」でもなく、「心」の文字が入っている「聴く」です。これは、相手を受け入れて相手の話しに耳と心を傾けることを意味します。専門用語では「傾聴」と言います。

相手の話を上手に「聴く」ためには以下の2つの聴き方に分かれます。
その2つとは、「受動的聴き方(パッシブリスニング)」と「能動的聴き方(アクティブリスニング)」です。
それぞれポイントは3つあります。


■「受動的聴き方(パッシブリスニング)」の3つのポイント
1.黙って聴く
これは簡単なようで意外と難しいです。
しかし、すべての「聴き方」のベースとなる姿勢です。
相手の話しに意見を割り込まずまずは黙って聴いてあげる聴き方です。
黙って相手を聴き、受容してあげることで信頼関係は更に強いものになるでしょう。

2.うなずく
「メラビアンの法則」をご存知でしょうか。
1対1で話したときに、どのように影響を及ぼすかというと、話の内容などの「言語情報が7%」、口調や話の早さなどの「聴覚情報が38%」、あいづちやうなずき等、見た目などの「視覚情報が55%」の割合であったという実験結果があります。
この割合から「7-38-55のルール」とも言われ、「言語情報=Verbal」「聴覚情報=Vocal」「視覚情報=Visual」の頭文字を取って「3Vの法則」ともいわれています。

話しの内容により大きくうなずいたり小刻みにうなずいたりする聴き方です。
大きくうなずくときは「なるほどねぇ~」と言う意味があり、小刻みなうなずきは「もっと話して」という意味を持ちます。それにより相手は「聴いてもらえている」という満足感が得られます。


3.思いを引き出す
「それ、面白そうだからもっと聴かせてよ」「それ大変だったね。もう少し詳しく話して」「それについて、あなたのほうでも何か言いたいことがありそうだね」、「あなたにとって大事なことのようだね。詳しく聴かせて」等のようにひと言、付け加えることで相手を気持ちよく話させてあげることが大切です。
(※注意:実際の会話は「あなた」ではなく、必ず相手の名前を呼んであげてください。特に相手がお子さんの場合は名前を呼ぶことが効果的です)


■「能動的聴き方(アクティブリスニング)」の3つのポイントは…
1.話しを繰り返す
相手の発した言葉の語尾をこちらが繰り返して発しながら聴く方法です。
会話にいいリズムがうまれて話しやすくなります。
そして、相手は「自分の話を聴いてもらえている。理解してもらえている」となります。

ただし相手が意見を求めている場合は繰り返しによる聴き方はいったん中断してください。
相手から何かを質問をされている場合にその質問を繰り返しても堂々巡りになってしまいます。
その際は、はっきりと自分としての回答をしてあげるといいでしょう。

2.話しをまとめる
相手の話をある程度の段階でまとめてあげると会話のリズムにアクセントがつき、これも効果的です。
例えば、相手が悩みを打ち明けたとします。
悩みを打ち明け始めると人は一気に捲くし立てるように話し始めます。
それこそ途中でさえぎりたくなるくらいに。
その際に、最後まで聴いてそれをまた繰り返す方法(話しを繰り返す)をすると時間が掛かる作業ですし余計に混乱を生じます。
その際はある程度こちらで話をまとめてあげるのです。

3.気持ちを汲む
「それは嬉しかったね」「それは悔しいね」「それは腹が立つよね」。
こんなふうに相手の心の中の気持ちをこちらの言葉として伝えることで相手は安心した気持ちで話しを出来ます。
高級クラブに高いお金を払ってまで、サラリーマンが通うのは、高級クラブのママさんたちはこの「気持ちを汲む」等、聴き方に長けているからなのです。


■伝え方
相手に何かを思いを伝えるときには相手に「何を伝えたか」ではなく「何が伝わったか」が大切です。
それを意識することで、相手に対して自分はどれだけ大切に思われているかを実感させる効果があります。
それを伝えるためには「言葉」が大切です。

「これは言わなくても分かるだろう」、「恥ずかしくてこんなことは言えない」。
まずはそういった考えを排除して時間をたくさん使っていきましょう。

相手に思いを伝えたいときは、「Iメッセージ」が効果的です。
相手の行為や出来事を非難がましくなく、事実を述べる伝え方です。

相手にメッセージを伝えるとき、次の2通りの方法があります。
それは、「YOUメッセージ」と「Iメッセージ」です。
コミュニケーションを外す人は、往々にして主語が「YOU=あなた」の「YOUメッセージ」になってしまっているケースが多いです。

例えば…僕がリビングで本を読んでいたとしましょう。
そこへ子どもが入ってきてテレビを大きな音で見始めた。
僕は感情のままに…「うるさい!」「ボリュームを小さくしろ!」「隣の部屋で見なさい!」…と言ってしまう。
これは主語が「あなた=YOU」ですよね。
「“お前が”うるさい!」「“お前が”ボリュームを小さくしろ!」「“お前が”隣の部屋で見なさい!」

こちらの思いを正確に伝え相手とのコミュニケーションも外さない方法は主語が「私=I」の「Iメッセージ」です。

「お前が大きな音でテレビを観ることでお父さんは集中して本が読めなくて困ってるんだよ」…これが「Iメッセージ」です。

ポイントは「行動」「影響」「感情」です。

行動→お前が大きな音でテレビを観ることで
影響→お父さんは集中して本が読めなくて
感情→困っているんだよ

その後に「だから音を小さくしろ」と言ってしまうとせっかくの「Iメッセージ」がその瞬間に「YOUメッセージ」になります。
「Iメッセージ」で思いを伝えると相手はこちらの思いをちゃんと受け止めてくれるケースが多いと言われています。


■「Iメッセージ」と「聴き方」との切り替え
自分の意見を伝え、相手の考えを聴くというのはコミュニケーション(会話)の基本です。
しかし、いくらIメッセージを活用して伝えても、「相手を変えてやろう」という想いが心の奥底にあると、しつこく何度も同じメッセージを発することになります。
これは「審判的表現」といい、圧力によるメッセージ(=お前が変われ!)になってしまいます。

その際は、まず相手の立場に立ち切って傾聴することが大切です。
これが「Iメッセージ」と「聴き方」との切り替えのタイミングです。
相手の話を聴くことにより、相手の「抵抗」がとれて相手は安心して、自ら変わることができるのです。
また、相手の立場を理解することで、こちらの心にも変化が現れることもあり、他者理解と自己成長が同時に促進されます。

「期待と願望」、「推論と思い込みのズレ」が対人関係のトラブルの元になるのです。
大切なことは“相手を変えようとせず、相手を分かろうとせよ”です。


コミュニケーションとはキャッチボールのようなものです。いくら良いことでも一方的な話と言うのは聴いていてしんどいです。だから、コミュニケーションがドッジボールにならないように、「聴き方」や「伝え方」を意識して相手とのコミュニケーションを図り、信頼関係の構築に努めてください。
投稿日:2017-04-17
返信 3
のんさん
今日は削除
早々のコメントありがとうございました。今日は学校へ行き、カウンセリングを受けたようですが、学校へ行きたくない気持ちは変わらないとのこと。午後は授業を受けるのもしんどいので早退をしました。

前回書き込みをさせていただきましたが、私自身、娘が入学式からの1週間学校に通えたことに喜んでしまい、娘が本当はSOSを出していたのかもしれないことに気づかなかったんだと思います。
コミュニケーションをうまくできるよう、コメントいただいた信頼関係の構築を読ませていただきます。
投稿日:2017-04-18
返信 4
若者教育支援センターさん
のんさんへ削除
娘さんが入学後1週間学校に通えたことを喜んでしまい・・・と後悔されているようですが、ご自身を責めないでください。
「できたことを喜んであげる」こと自体は悪いことではありません。
「できないことを責める」よりこ何倍も良いことですよ。

ただし、SOSのサインは常にアンテナを高くしてキャッチすることも同時に必要です。
そのためのコミュニケーションです。

最初はうまくできないかもしれません。
でも、それでもいいのです。
「私のために親が変わろうとしてくれている」と思わせることが大事です。
投稿日:2017-04-19
返信・コメントはこちら
削除用パスワード(同じものを2回入力してください)

掲示板トップに戻る