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お悩みNO.132
あおさん
息子のこと削除
中3の息子のことで悩んでいます。
中1の後半ぐらいから反抗期が激しくなり、特に中2になってからは、死ねや死ぬと包丁を持ち出したり、家の中で暴れ、特に私の部屋をぐちゃぐちゃにしたりしました。今まで3回私に大きな暴力をふるい、特に3回目は死ぬのを覚悟するくらいすごいものでした。
息子は暴力を振るった後、私とは住みたくないといい、親戚の所へ行き、現在はそこから学校に通学しています。

いつまでも今の状態を続けるわけにもいかず、息子と話しをしようにも、私を毛嫌いし話しもできない状態です。

母子家庭で一人っ子です。
中2のときに発達障害と診断を受けています。

今まで、褒めるより叱って子育てしてきたこと、私のストレスをぶつけてしまったこと、そのことで息子に深い傷を負わせているようです。

私の子育てのまずさに発達障害の気づきの遅れ…
今からでも親子関係の修復はできるでしょうか…
息子のこれからが心配です。


投稿日:2012-06-17
返信 1
伊藤幸弘教育研究所さん
あおさんへ削除
はじめまして。
書き込みありがとうございます。

母子家庭でおひとりで子育てを頑張ってこられたのですよね。
今まで大変だったかと思います。
これからはここで一緒に解決策を考えていきましょう。

発達障害の診断を受けたとのこと。
これに気づくのが遅れたことを後悔されているのですね。
でも、まだこれからです。
過去を悔いても戻ってきません。
これからを見つめましょう。
むしろ今気づいてよかった。

褒めるより叱る子育てをされてきたのですね。
褒めてばかりでも叱ってばかりでも子育てはうまくいきません。

よかったらこれからここで褒め方や叱り方をお伝えしていきますのでこれからの参考にしてください。
投稿日:2012-06-17
返信 2
あおさん
息子のこと削除
早速の返信ありがとうございます。

今まで、感情的に叱っていたいたことが多く、上手な褒め方叱り方がわからず、悩んでいたところです。よろしくお願いします。

今DVDを繰り返し見ています。家庭内暴力は解決が容易ではないとのこと、先は、息子と2人元の生活に戻りたいと考えています。ただ今の段階では、息子に全くその気がないこと、もし元に戻っても今度こそ死ぬかもしれないという思いがあります。

日頃から自分の都合の悪いことは全部私のせいにし、やる気もみられません。息子は、小学生のとき私にひどいことをされたと言う思いが根底にあるらしく、私が少しでも気に入らないことを言うと、このことを思い出し気持ちが爆発するのではと思います。

ここをどうにかしなければという思いもあります。

また、育て方なのか反抗期なのか発達障害のためなのか、一人前のことは言うが行動が全く伴いません、自分に対するハードルが恐ろしく低いこと。自分中心のびっくりするような言動、うそ(本人はうそと思っていないらしい)、被害妄想、都合のいい解釈などが多々あり、家庭だけでなく学校でも度々問題になっています。

息子の先がとても不安です。






投稿日:2012-06-17
返信 3
伊藤幸弘教育研究所さん
あおさんへ削除
息子さんの先が不安なご様子が伝わってきます。

上手な叱り方、褒め方ですが以前、我々が別のサイトに書いたものを転載します。
お子さんの年齢とは若干違い、もう少し低い年齢の子どもを対象としていますが参考になる部分もあるかと思いますのでよろしければ読んでください。

今回はまず叱り方です。

子どもの自信の芽を摘まない「叱り方」4ヵ条。

●「叱り方 その1」
?「人格」を否定せず「行動」を注意する!
例えば…お友だちに意地悪をしたとき。。。

×→「お友だちに意地悪をするなんて悪い子ね!」
○→「お友だちに意地悪をすることは悪いことよ。」

叱るときは行動を叱る。
悪いのは「したこと」であって「それをした子」ではない。
人格を否定するようなことはしない方がいい。
それを意識していないと…
「悪い子だね!」「○○くんは乱暴だね!」などとうっかり言ってしまいがち。
大人が人格を否定されたら傷つくように子どもも傷つく。
更に子どもは「自分は悪い子なんだ」と劣等感を持ち
「自分は悪い子だから自分のことが嫌いだ」と自信を失い自己肯定感が育たなくなる。

●「叱り方 その2」
?「永久言語」ではなく「一時言語」を使う!
例えば…食事中に集中せずごはんをこぼしたとき。。。

×→「いつも、いつもごはんをこぼして!ちゃんと見て食べなさい!」
○→「(うっかり)こぼしちゃったのね。ちゃんと見て食べようね。」

「いつも」「必ず」「絶対」「みんな」などの言葉を「永久言語」
「たまたま」「珍しく」「時々」「うっかり」などの言葉を「一時言語」という。
叱るときに永久言語を多用していると子どもの心理としては
「自分はいつもできない」「自分はみんなより劣っている」と思い込んでしまう。
でも本当は「いつもできない」ではなく「まだできない」のはず。
また「みんなはできるのに」ではなく「できる子もいる」程度だろう。
叱るときは…
「(うっかり)そういうことをしちゃったんだね」
「(たまに)こういうことをしちゃうことがあるね」
…という一時言語を使うように心掛けたい。

●「叱り方 その3」
?「感情的」に怒らず「冷静」に諭す!
例えば…テーブルに落書きをしたとき。。。

×→「どうしてそんなことするの!もういい加減にしてよ!」
○→「テーブルは描いちゃいけないところなんだよ。次は紙に描こうね」

感情的なってしまうと「叱る」ではなく「怒る」になりがち。
怒りがエスカレートしそうなときは子どもから離れて落ち着いてから叱る。
親が怒ってばかりいると子どもは怒ることで他人を制御しようとする子になる可能性がある。
また勢い余って「もうそんな悪い子はうちの子じゃありません!」などは絶対にタブー!
2?3歳児の言語理解力では「例えの表現」だとは分からずに
そのままの意味として捉えてしまう可能性が高い。
「そんなことするとお友だちに嫌われるよ」などと脅すような言葉も
その意味を素直に吸収して萎縮してしまう。
萎縮して周囲の顔色ばかりうかがうようになってしまっては自信も芽生えない。

●「叱り方 その4」
?「命令」は「提案」に言い換える!
例えば…出かける前におもちゃを片付けないとき。。。

×→「もう出かけるわよ!さっさとおもちゃを片付けなさい!」
○→「そろそろ出かけたいからおもちゃを片付けようか」

いつも命令口調で子どもを強制的に従わせていると
子どもは指示されないと動けない、いわゆる「指示待ちの子」になってしまう。
あるいは親を真似て他人に高圧的な言葉を使うようになる。
子どもにさせたいときは出来るだけ提案型で伝える習慣をつけた方がいい。
「お片づけしないとママ困っちゃうんだ」と分かりやすい言葉で納得をさせるのも良い。
または…「○○がいい?それとも××がいい?」と選択肢を与える。
「自分で決めた」と感じさせる経験を積ませるのも指示待ちの子にしないための方法だ。

次回は…「自信の芽を伸ばす ほめ方4ヵ条」をお伝えします。
投稿日:2012-06-17
返信 4
あおさん
息子のこと削除
「叱り方」ありがとうございます。
感情的にならず…が難しいです。読み込んで実行したいと思います。

今は息子と話しもできない状態ですが、褒めるとき叱るときが早くくるようになればと思います。
投稿日:2012-06-17
返信 5
伊藤幸弘教育研究所さん
あおさんへ削除
そうですね。
褒めるとき叱るときが来ればいいですね。
今は話も出来ないから不安ですよね。
でもこれをいい機会と捉えて!
今のうちに勉強してください。

では、「褒め方」です。
子どもの自信の芽を伸ばす「ほめ方4ヵ条」

●「ほめ方 その1」
?「結果」ではなく「頑張り」を認める!
例えば…嫌いなにんじんを少しだけ食べたとき。。。

×→「にんじんを残しちゃったね。次は全部食べようね」
○→「昨日よりにんじんがちょっと食べられるようになったね。がんばったね」

がんばれる子どもに育てるには結果ではなく「がんばった過程」を認めてあげる。
結果ばかりほめられた子どもは結果主義になりがち。
結果主義は挫折を招きやすい。
将来、努力したのに勉強の成績が落ちたときに
「もう自分はダメな人間だ」と思ったり
「どうせいい学校には入れないのだから努力してもムダ」
…と努力そのものを否定したりするようになる可能性もある。
子どもには「どんなときでもがんばっていれば親は見守って応援してくれる」
…と言う気持ちを持たせることが必要。

●「ほめ方 その2」
?「人格」よりも「行動」をほめる!
例えば…お友だちにおもちゃを貸してあげられたとき。。。

×→「貸してあげられてエライね。いい子だね」
○→「ちゃんと貸してあげられたね。いいことをしたね」

厳密に言えば人格と行動は切り離せないもの。
でも親は行動に注目してほめることが大切。
行動をほめられると
「いいことをすると気持ちがいいな。もっといいことがしたいな」
…と考えるようになる。
一方、いつも「いい子ね」などと言われていると
何かを決定するときに自発的な気持ちではなく
親からいい評価を得られるかどうかが選択の基準になってしまう。
また過剰に人格をほめると万能感を持った子どもになってしまう。

●「ほめ方 その3」
?「ほかの子」と比較せず「その子自身」を認める!
例えば…公園の鉄棒にぶらさがって遊べたとき。。。

×→「○○ちゃんは出来ないのに、あなたは上手に出来たね」
○→「この前は出来なかったのに、今日は上手に出来たね」

叱るときはほかの子と比較しないように出来ている親も
ほめるときはほかの子と比べてつい「みんなよりも上手にできたね」と言ってしまいがち。
でもほめるときもほかの子と比べずにわが子の成長を認めてあげることが大切。
「昨日よりも早くできたね」「前は出来なかったけどひとりでパジャマ着れたね」
などと比較対象は過去のわが子に対して!
そうすることで将来、他人との競争で勝ち負けを判断するのではなく
「自分がどれだけがんばっているか」で自己評価が出来る子になれる。
特に兄弟姉妹と比較した言葉は結果的に両者を傷つけることにも繋がるので要注意。

●「ほめ方 その4」
?「エライ」ではなく「役立った」と伝える!
例えば…食事の準備で食器運びを手伝ったとき。。。

×→「お手伝いできてえらいね」
○→「お手伝いしてくれてありがとう。ママ助かったわ」

お手伝いをほめるときは…
「○○ちゃん、良く出来たね」などと主語が「こども=YOU」になっているケースが多い。
この主語を「親=I」に変えて「ママ助かったよ」と言ってみると良い。
常にこのブログでもお伝えしている「Iメッセージ」である。
2?3歳でも「ママの役に立った」と思うこと自信に繋がり
「もっとお手伝いしたい」という気持ちが育める。
また…「ママの役に立ったらママが喜んでくれた。私も嬉しいな」
…と言う体験は「人にお役に立つ喜び」を知る原点にもなる。
いずれ「誰かの役に立ちたい」と思う気持ちに変化して集団生活の中でも生かされるはず。


前回と今回の連続シリーズ!
かなり長文になってしまったけど是非とも参考にしていただき
ひとりでも多くの方に読んでもらえたら嬉しいと思う。

以上です。
投稿日:2012-06-17
返信 6
あおさん
息子のこと削除
「褒め方」ありがとうございます。
今まで褒めてあげなかった分、これから少しでも多く褒めようと思います。

ただ、息子は私のことを憎んでいるようです。私と顔を合わせようともしません、小学生の頃のことが根底にあるみたいで…このことに、また息子にどう接していげば帰ってくるのかわりません。
投稿日:2012-06-19
返信 7
伊藤幸弘教育研究所さん
あおさんへ削除
「叱り方」「褒め方」を読んでいただきありがとうございます。
少しずつで構いません。
まずは「やってみる」ことです。
その中でうまくいかないこと、逆にうまくいったことを教えてください。

さて、息子さんにどう接していけばいいのか・・・とのご質問ですが、ここ何回か長いお答えでしたので、今回はシンプルに短く書きます。
(毎回、長いと嫌になってしまうかもしれませんので)

「あの時はごめんね」

これだけで大丈夫。
投稿日:2012-06-19
返信 8
あおさん
息子のこと削除
早速のお返事ありがとうございます。

今週、息子の所に行こうと思っていますので、そのときに、「あの時はごめんね」と言おうと思います。

今まで何度かそのことについて謝っているのですが、息子は許してはくれていません。それは、私自身が変わらなかったからでしようか、私が過干渉ではなく過保護に変わることで、息子も許してくれるでしょうか。
投稿日:2012-06-19
返信 9
伊藤幸弘教育研究所さん
あおさんへ削除
そうですね。
息子さんのところに言って「ごめんね」を言うことはいいと思います。

でも、「ごめんねを言うんだからあなたは許してね」と思ってしまっていたらそれが表情や態度に表れます。

見返りを求めた謝罪にどんな効果があるでしょう。
今回、「ごめん」を言う目的は息子さんから許してもらうことではありません。
心からあの頃のことを謝り、申し訳なかったことを伝えることが目的です。

その結果、相手(息子さん)が、どんな態度を取るかは息子さん自身の判断です。

まずは、ただただ「ごめんね」を心から謝りましょう。
投稿日:2012-06-19
返信 10
あおさん
息子のこと削除
言われるとおりです。
「ごめんねを言うんだからあなたは許してね」
確かにそう思っていました。

もう一度しっかり考えて息子に謝りたいと思います。

投稿日:2012-06-20
返信 11
伊藤幸弘教育研究所さん
あおさんへ削除
はい。
もう一度、ごめんねを言ってみてください。

そして結果を教えてくださいね。
投稿日:2012-06-23
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