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お悩みNO.162
ワンピースさん
三人の息子削除
こんばんは。
3人の息子がいます。
今年7月に離婚し、私の母と子供3人と暮らすことになりました。
その頃から長男(中1)の不登校が始まりました。
次男(小4)三男(小2)は夏休み明けから転校し、新しい学校へ通うことになったのですが、三男も学校へ行きたくないと言い始めました。その頃から、暴言や暴れたりと行動もひどくなりました。
長男・三男の不登校等に色々悩んでいた頃、伊藤先生のサイトにたどり着き、子供に対しての親の対応が原因ということに気づき私なりに行動に移しました。
三男は、話を聞いてやったり、一緒に学校まで行ったりとしていくうち、段々落ち着いてきました。
学校も、もうお母さんはこんでいい、と・・登校班で私抜きで行けるようになりました。
まだまだ、ちょっとしたことで暴れたり機嫌がすぐ悪くなったりありますが、少しずつうまくやっていけたらと思っているところです。
長男ですが、同じように私なりに対応しているつもりですが、なかなかうまくいきません。
長男は父親と一緒に暮らしたいという気持ちがあるようで・・・
離婚の原因は父親のお金の問題(仕事が続かない・浪費グセなど色々)だったのですが、子供たちには離婚の原因をきちんと話しましたが、お金の問題というのがわかるようでわからない感じで、子供からしたら、どうして離婚?という気持ちがあるようです。
そして、何よりも父親は子供達と友達のように接しているので子供たちは父親の方がいいと感じているようです。
そのため私は長男と会話することに戸惑いや不安があるため、それが伝わっているのかもしれません。
そして、同居を始めた私の母親が細かい性格のため、少しのことでヒステリックに言ったりするので、そういう環境も悪くさせている原因なのかなと思い、母に不登校になる原因について話をし、なるべく子供に接する態度をお互い変えようと話しました。
しかし、母は母で色々悩みストレスがたまりなかなかうまくいきません。
長男はそれでも私と暮らすと言ってくれてはいるのですが、仕方なくという感じに見え・・・
調子がいい時には、学校へも行くし穏やかな顔で接してくれ話もしてくれます。
しかし、悪い時は顔つきが変わり、学校へも行かないし、話もしてくれません。
1ヶ月に1回父親のところに泊まりに行くことになっているのですが、それ以外でも父親のところに行きたがります。
そして、うまく私と父親のいいとこどりで接しているように感じます。

私としては、新しい生活で子供達と一緒に楽しく過ごしたいという強い気持ちがあり・・・でも、なかなかうまくいかず、悩んでいます。
長男へは特に、うまく接しようとしすぎて、すごく顔色を見ながらという感じになってきている気がします。
それが過干渉になっているのではないか?という不安もあります。

そして、今まで何もしてなかった上、未だに養育費を払っていないのに、今さらのように子供たちに接している父親への苛立ちもあり・・・

私自身も何度もめげてしまいそうになります。

色んなことが短期間であり、なんとかしたいと思い、投稿させてもらったのですが、伝えたいことがうまくまとまりません(長文の割にすみません。)

長男とうまく接するにはどうしたらいいでしょう・・・
母親として情けなくなりますが、何かアドバイス頂けたらありがたいです。

投稿日:2012-11-21
返信 1
伊藤幸弘教育研究所さん
ワンピースさんへ削除
はじめまして。
書き込みありがとうございます。

ワンピースさん、決して情けないなんてことはないですよ。
むしろ、離婚後、女手ひとつで3人の子どもたちをしっかりと育てようと頑張っているじゃありませんか。
しかも、元ご主人との離婚の原因は金銭の問題とのこと。
ワンピースさんに掛かったストレスは大きかったでしょう。
未だに養育費を払わないにも関わらず平気で子どもたちに接している元ご主人にも閉口してしまいます。

そんな頑張っている方に向かって我々は「情けない」なんてこれっぽっちも思いません。

今回は特にご長男についてのお悩みですね。

確かに男の子にとっての父親という存在は決して小さいものではありません。
ましてや、友だち感覚で付き合ってきた父親であれば、いなくなった寂しさは相当でしょう。
中1という多感な時期も相まってストレス過多になり、反抗的な態度をとってしまっているのでしょう。

父親がいなくなった寂しさや怒りを誰にもぶつけられなくて唯一、母親にぶつけているのでしょう。

親が変われば子も変わる!
これは我々が長年言い続けている言葉です。

では、どう変わればいいのでしょう?
まずお子さんとの関わり方を変えてみたらどうでしょう?

もっと具体的に言うと「コミュニケーション」です。

コミュニケーションには「聴く」と「伝える」があります。

今回はそのうちの「聴く」についてお話します。
「聴き方」って意識したことあります?

「話し方教室」とか「話し方の本」ってありますが
「聴き方」に関する本って意外と少ないんですよね。
でもこの「聴き方」が重要です。

ここではあえて「聴く」という文字を使います。
物理的に音が耳に届く「聞く」でもなく
言葉であれこれと尋問する「訊く」でもなく
「心」の文字が入っている「聴く」です。
…相手を受け入れて相手に話しに耳を心を傾ける。
専門用語では「傾聴」と言います。

相手の話を上手に「聴く」ためには2つの聴き方に分かれます。
「受動的聴き方(パッシブリスニング)」と「能動的聴き方(アクティブリスニング)」

それぞれポイントは3つ!

「受動的聴き方(パッシブリスニング)」の3つのポイントは…
1.黙って聴く
これは意外と難しいんですよね。
相手の話しに意見を割り込まずまずは黙って聴いてあげる。
相手を受容してあげることで信頼関係は更に強いものになるでしょう。

2.うなずく
話しの内容により大きくうなずいたり小刻みにうなずいたり…。
大きくうなずくときは「なるほどねぇ?」と言う意味があり小刻みなうなずきは「もっと話して」という意味を持ちます。
それにより相手は「聴いてもらえてる」という満足感が得られます。

3.思いを引き出す
「それ、面白そうだからもっと聴かせてよ」
「それ大変だったね。もう少し詳しく話して」
…というようにひと言、付け加えることで相手を気持ちよく話させてあげることが大切です。

「能動的聴き方(アクティブリスニング)」の3つのポイントは…
1.話しを繰り返す
相手の発した言葉の語尾を繰り返してあげてください。
会話にいいリズムがうまれて話しやすくなります。
ただし相手が意見を求めている場合は繰り返しによる聴き方はいったん中断してください。
相手から何かを質問をされている場合にその質問を繰り返しても堂々巡りになってしまいます。
その際は、はっきりと親としての回答をしてあげるといいでしょう。

2.話しをまとめる
相手の話をある程度の段階でまとめてあげると会話のリズムにアクセントがつきます。
これも効果的ですよ。
悩みを打ち明け始めたら相手は一気に話してきます。
それこを途中でさえぎりたくなるくらいに。。。
最後まで聴いてそれをまた繰り返すのも時間が掛かる作業ですし余計に混乱を生じます。
その際はある程度こちらで話をまとめてあげるのです。

3.気持ちを汲む
「それは楽しかったね」「それは悔しいね」「それはムカつくね」
こんなふうに相手の心の中の気持ちをこちらの言葉として伝えることで相手は安心した気持ちで話しを出来ます。

…以上です。
すべてうまくやろうとせずにまずは出来そうなところからやってみてください。
うまく接することよりも、まずは自分を変えてみることです。

そうすると子どもは「お母さんはなにか自分を変えようと努力している」と感じ取ります。
その想いが心を開くのです。

やってみて分からないことなど出てきましたらまたおっしゃってください。

もしもよろしければ次回はコミュニケーションの大きな柱のもうひとつである「伝え方」をお教えします。
投稿日:2012-11-21
返信 2
ワンピースさん
三人の息子削除
早速の返信ありがとうございます。
伊藤先生に頑張っているとおっしゃって頂いたことすごく嬉しかったです。
子供達の態度から、本当に自信をなくしてしまっている状態で・・・
ただ、私自身が変わらなければと真剣に思っているので、なんとか子供達が心を開いてくれるように頑張りたいと思います。

今まで子供たちとのコミュニケーションがとれていなかったなとすごく感じています。
忙しいからダメなどなど、子供たちの言うことを後回しにしてきたら、今に至るんだろうなと感じています。

もともと話をするのが苦手なため、子供との会話も少なく・・・
まずは聞き方から実践していきたいと思います。

長男ですが、昨日は遅刻しても学校行ったのですが、今日は休みました。
理由は面白くないから、五教科が嫌い、先生も友達も・・と休むときは必ず言います。
最近は家で物づくりに凝っていて、それを活かせる高校に行きたいと考えているようです。(今までは高校には行かないと言っていました。)
だから、その為には学校は行かないと志望校に入りにくいし、嫌いな五教科もある程度勉強しないと高校を受けるために必要だよ。と伝えるのですが。。
なかなかその辺りがわからないようです。
どのように伝えたら、わかってくれるのでしょうか・・・
やはり、私の伝え方に問題があるのでしょうか・・・

三男の方も少し落ち着いていたのですが、ちょっとでも自分の思い通りにならないことがあると、睨みつけ、ドンドンと床を叩いたりします。
それが、夜中だったりするので、既に寝ている祖母がうるさくて寝れないと言うため、三男にドンドンしたら、おばあちゃんが寝れないからダメ、というのですが・・・
聞いてもらえずエスカレートしていきます。
そして、お前なんか嫌いと言いはじめ、私が何か言うと馬鹿にしたように私が言ったことを笑いながら繰り返します。
そうすると私もだんだん余裕がなくなり・・・荒い口調になってしまいます。
ダメだと思いながらも・・・

子供がこのような態度になったとき、
どうしたら、エスカレートしないで、聞いてもらえるのでしょうか。
やはり伝え方、言い方に問題があるのでしょうか。

投稿日:2012-11-23
返信 3
伊藤幸弘教育研究所さん
ワンピースさんへ削除
聴き方…是非、実践してみてくださいね。
話すのが苦手であれば聴くに徹して相手の想いを引き出してみてください。
「エデュケーション(教育)」の語源はラテン語の「エデュカーレ(引き出す)」とのことです。

何かを強引に教え込むのではなく、お子さんのいい部分を引き出すのが「教育」です。

さて、今回は「伝え方」についてお話しますね。

相手に何かを思いを伝えるときには
相手に「何を伝えたか」ではなく
「何が伝わったか」が大切です。

そうすることで子どもに対して
自分は親にどれだけ大切に思われているかを実感させてあげてください。
それを伝えるには「言葉」が大切です。

「これは言わなくても分かるだろう」
「恥ずかしくてこんなことは言えない」
…まずはそういった考えを排除して時間をたくさん使って。。。

相手に思いを伝えたいとき!
「Iメッセージ」が効果的です。

相手にメッセージを伝えるときって二通りの方法があるんですよね。
「YOUメッセージ」と「Iメッセージ」

コミュニケーションを外す人って主語が「YOU=あなた」の「YOUメッセージ」になってしまってるケースが多いです。

例えば…僕がリビングで本を読んでたとしましょう。
そこへ子どもが入ってきてテレビを大きな音で見始めた。
僕は感情のままに…「うるさい!」「ボリュームを小さくしろ!」「隣の部屋で見なさい!」…と言ってしまう。
これは主語が「あなた=YOU」ですよね。
「“お前が”うるさい!」
「“お前が”ボリュームを小さくしろ!」
「“お前が”隣の部屋で見なさい!」

こちらの思いを正確に伝え相手とのコミュニケーションも外さない方法は主語が「私=I」の「Iメッセージ」です。

「お前が大きな音でテレビを観ることでお父さんは集中して本が読めなくて困ってるんだよ」
…これが「Iメッセージ」です。

ポイントは「行動」「影響」「感情」です。

行動→お前が大きな音でテレビを観ることで
影響→お父さんは集中して本が読めなくて
感情→困ってるんだよ

その後に
「だから音を小さくしろ」と言ってしまうとせっかくの「Iメッセージ」がその瞬間に「YOUメッセージ」になります。

「Iメッセージ」で思いを伝えると相手はこちらの思いをちゃんと受け止めてくれるケースが多いと言われています。

コミュニケーションとはキャッチボールのようなものです。
いくら良いことでも一方的な話と言うのは聴いていてしんどいですよね。
だからコミュニケーションがドッジボールにならないように「聴き方」も「伝え方」も意識的に注意してみてください。
投稿日:2012-11-23
返信 4
ワンピースさん
次男も・・・削除
おはようございます

新たな問題で次男までも学校へ行きたくないと言い始めました。
転校先の学校が嫌だと。

話を聞くと、女の子で一人嫌なことをする子がいるらしいです。
先生に相談しようかというと絶対に嫌だといいます。

学校は下には戻れないし、家ももう引越しはしないから今の学校に通うよう前向きに一緒に考えようと伝えたのですが・・・

とりあえず、今日は学校まで送っていくつもりです。。

この三連休、父親のところに泊まっていました。
帰ってきた次の日は、必ずみんなが学校を休みたいといいます。

父親のところに行ったことで、前の学校に戻りたい気持ちになるのでしょうか?
それとも、やはりこちらに問題があるからなのでしょうか?

しっかり、話を聞いてやりたい(感情的にならずに)と思ってはいますが・・・

みんなが学校へ行きたくないということに、とても自信をなくしてしまいます。
親が前向きにしなきゃとは思いつつ・・・

どうしたらいいのでしょう・・・・
投稿日:2012-11-26
返信 5
伊藤幸弘教育研究所さん
ワンピースさんへ削除
親が前向きになれば子どももそれにつられて前向きになるかも知れません。
でも、無理に前向きになろうとすると今度はワンピースさんの心が悲鳴をあげてしまいます。
無理せず、少しずつ…でいいのですよ。

それでなくても女手ひとつで頑張っているのですから。
頑張っている人にこれ以上「頑張れ」とはいいません。

元ご主人に会うとお子さんは学校へ行きたくないというのですね。
確かに原因のひとつかもしれません。
でも、だからと言ってお子さんたちが元ご主人と会う機会を減らすことはお子さんの心に負担をかけます。

もしも元ご主人に協力を仰げるならばその辺のことを男親から言ってもらったらいいと思います。
ワンピースさんの夫ではなくなりましたが、お子さんの親であることには間違いはないのですから。

せめてそのくらいの協力をしてもらったほうがいいかもしれません。
投稿日:2012-11-28
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