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お悩みNO.177
リリーさん
高3の娘削除
はじめまして。
高校3年の娘のことで悩みすぎて心身の不調をきたしています。
中3の春ごろから受験のプレッシャーで母である私に暴言を吐くようになりました。暴力はありませんが、物を壊したり投げたりしていました。希望の高校に合格し、喜んでいたのですが、冬から行きたくない、死にたいと言い出すようになり、ネット依存になって来ました。父親が口やかましく娘に話すのがいやで部屋にひきこもるよういなりました。

そして昼夜逆転・・・まではいきませんが日をまたぐまでネット漬け。朝は起きられず遅刻。担任の先生とも何度もお話しました。学校に行くと友達の輪の中心であり、明るくやさしいと家での様子が信じられないようでした。

朝は起きるまで起こし続けていました。新学期を間近に控え、この春休み中毎日昼近くに起きる生活で果たして朝起きられるのか心配でなりません。

正直言うと、起こすという行為が私にはもう限界なのです。起こしても起きない、今なら間に合う。でも起きない。そしてまた起こす。暴言を吐かれる。でも遅刻するのでまた起こす。それでも起きないと私の中で何かが壊れ、思わず自分を傷つけてしまいます。

起きるのは私が送れば授業には間に合う時刻。送ってといいますが、命令口調です。学校の近くで降ろしますが、ありがとうもないも言わず、ぶすっとした態度で出て行きます。それでも送っていく私はとてもみじめです。

ネット依存と父親との関係、朝起きるということ、この三点が悩みです。
夫は娘に拒否・無視されたとたん腰が引けて叱りもしないし、見てみぬふりです。どうしてこんなになったんだと私を責めるようなことを言います。

娘からも夫からも拒否されて私は死にたいと思う気持ちから離れられません。


投稿日:2013-04-07
返信 1
伊藤幸弘教育研究所さん
リリーさんへ削除
はじめまして。
高3の娘さんに関するお悩みですね。

娘さんに加えてご主人からもそのような態度を取られたら辛いですよね。
よくいままで頑張りました。
これからはここで一緒に考えていきましょう。

一人ではありませんよ。
だから生きてください。
辛い時に死にたいと思うのはいいです。
でも実行に移さないで。

一気にすべてを解決しようとすると疲れます。
だからまずはひとつずつ解決の方法を考えましょう。

ネット依存と父親との関係、朝起きるということの三点がお悩みとのことですが、どれを一番解決したいですか。
また、どれなら一番解決できそうですか。

以上の2点を教えてください。
投稿日:2013-04-10
返信 2
リリーさん
ありがとうございます。削除
返信ありがとうございます。
一番解決したい問題とのことですが、表面的に現れてきている3つの問題の元になっている娘の心の苦しみをどうやってわかっってあげたらいいか、ということがわからなくて、自己嫌悪に陥っています。

私がもっと娘の気持ちに寄り添って認めてあげたいと心より思っていますが、どうしたらいいのかわかりません。

何をしてあげればいいのか、どんな言葉をかけてあげればいいのか。先生のご本で過保護にしてあげればいいと書かれていましたが、私自身親に甘えた記憶もなく、娘も小さい頃から独立心が強く甘えてくるということがありませんでした。

まず、どこから始めたらいいのでしょうか?

よろしくお願いいたします。
投稿日:2013-04-12
返信 3
伊藤幸弘教育研究所さん
リリーさんへ削除
何をしてあげればいいのか、どんな言葉をかけてあげればいいのか。
・・・とのこと。
そして、まずどこから始めたらいいのかお悩みなのですね。

親が変われば子も変わる!
これは我々が長年言い続けている言葉です。

では、どう変わればいいのでしょう?
まずお子さんとの関わり方を変えてみたらどうでしょう?

もっと具体的に言うと「コミュニケーション」です。

コミュニケーションには「聴く」と「伝える」があります。

今回はそのうちの「聴く」についてお話します。
「聴き方」って意識したことあります?

「話し方教室」とか「話し方の本」ってありますが
「聴き方」に関する本って意外と少ないんですよね。
でもこの「聴き方」が重要です。

ここではあえて「聴く」という文字を使います。
物理的に音が耳に届く「聞く」でもなく
言葉であれこれと尋問する「訊く」でもなく
「心」の文字が入っている「聴く」です。
…相手を受け入れて相手に話しに耳を心を傾ける。
専門用語では「傾聴」と言います。

相手の話を上手に「聴く」ためには2つの聴き方に分かれます。
「受動的聴き方(パッシブリスニング)」と「能動的聴き方(アクティブリスニング)」

それぞれポイントは3つ!

「受動的聴き方(パッシブリスニング)」の3つのポイントは…
1.黙って聴く
これは意外と難しいんですよね。
相手の話しに意見を割り込まずまずは黙って聴いてあげる。
相手を受容してあげることで信頼関係は更に強いものになるでしょう。

2.うなずく
話しの内容により大きくうなずいたり小刻みにうなずいたり…。
大きくうなずくときは「なるほどねぇ?」と言う意味があり小刻みなうなずきは「もっと話して」という意味を持ちます。
それにより相手は「聴いてもらえてる」という満足感が得られます。

3.思いを引き出す
「それ、面白そうだからもっと聴かせてよ」
「それ大変だったね。もう少し詳しく話して」
…というようにひと言、付け加えることで相手を気持ちよく話させてあげることが大切です。

「能動的聴き方(アクティブリスニング)」の3つのポイントは…
1.話しを繰り返す
相手の発した言葉の語尾を繰り返してあげてください。
会話にいいリズムがうまれて話しやすくなります。
ただし相手が意見を求めている場合は繰り返しによる聴き方はいったん中断してください。
相手から何かを質問をされている場合にその質問を繰り返しても堂々巡りになってしまいます。
その際は、はっきりと親としての回答をしてあげるといいでしょう。

2.話しをまとめる
相手の話をある程度の段階でまとめてあげると会話のリズムにアクセントがつきます。
これも効果的ですよ。
悩みを打ち明け始めたら相手は一気に話してきます。
それこを途中でさえぎりたくなるくらいに。。。
最後まで聴いてそれをまた繰り返すのも時間が掛かる作業ですし余計に混乱を生じます。
その際はある程度こちらで話をまとめてあげるのです。

3.気持ちを汲む
「それは楽しかったね」「それは悔しいね」「それはムカつくね」
こんなふうに相手の心の中の気持ちをこちらの言葉として伝えることで相手は安心した気持ちで話しを出来ます。

…以上です。
すべてうまくやろうとせずにまずは出来そうなところからやってみてください。
うまく接することよりも、まずは自分を変えてみることです。

そうすると子どもは「お母さんはなにか自分を変えようと努力している」と感じ取ります。
その想いが心を開くのです。

やってみて分からないことなど出てきましたらまたおっしゃってください。
投稿日:2013-04-13
返信 4
リリーさん
変わりたい!削除
アドバイスありがとうございました。
聴くことをしっかり実践していきたいと思います。

ただ…

娘は返事こそしますが、貝のように口を閉ざしており、話はわたしの方からするか、必要最低限の用事を娘から言われる程度です。

聴くにもまだその段階にいっていないのです。

話してみようと思えるような親になりたいです。お力をお貸しください。
投稿日:2013-04-15
返信 5
伊藤幸弘教育研究所さん
リリーさんへ削除
前回は聴き方をお伝えしました。
でもまだその段階ではないとのこと。

では、コミュニケーションのもうひとつの柱である「伝えること」をお伝えします。
参考にしてください。

相手に何かを思いを伝えるときには
相手に「何を伝えたか」ではなく
「何が伝わったか」が大切です。

そうすることで子どもに対して
自分は親にどれだけ大切に思われているかを実感させてあげてください。
それを伝えるには「言葉」が大切です。

「これは言わなくても分かるだろう」
「恥ずかしくてこんなことは言えない」
…まずはそういった考えを排除して時間をたくさん使って。。。

相手に思いを伝えたいとき!
「Iメッセージ」が効果的です。

相手にメッセージを伝えるときって二通りの方法があるんですよね。
「YOUメッセージ」と「Iメッセージ」

コミュニケーションを外す人って主語が「YOU=あなた」の「YOUメッセージ」になってしまってるケースが多いです。

例えば…僕がリビングで本を読んでたとしましょう。
そこへ子どもが入ってきてテレビを大きな音で見始めた。
僕は感情のままに…「うるさい!」「ボリュームを小さくしろ!」「隣の部屋で見なさい!」…と言ってしまう。
これは主語が「あなた=YOU」ですよね。
「“お前が”うるさい!」
「“お前が”ボリュームを小さくしろ!」
「“お前が”隣の部屋で見なさい!」

こちらの思いを正確に伝え相手とのコミュニケーションも外さない方法は主語が「私=I」の「Iメッセージ」です。

「お前が大きな音でテレビを観ることでお父さんは集中して本が読めなくて困ってるんだよ」
…これが「Iメッセージ」です。

ポイントは「行動」「影響」「感情」です。

行動→お前が大きな音でテレビを観ることで
影響→お父さんは集中して本が読めなくて
感情→困ってるんだよ

その後に
「だから音を小さくしろ」と言ってしまうとせっかくの「Iメッセージ」がその瞬間に「YOUメッセージ」になります。

「Iメッセージ」で思いを伝えると相手はこちらの思いをちゃんと受け止めてくれるケースが多いと言われています。

コミュニケーションとはキャッチボールのようなものです。
いくら良いことでも一方的な話と言うのは聴いていてしんどいですよね。
だからコミュニケーションがドッジボールにならないように聴き方に気をつけてみるのもひとつの手段です。
投稿日:2013-04-16
返信 6
リリーさん
どうしたら。削除
また、こちらにきてしまいました。
アドバイスをいただいてから、聴くと話すを頑張ってきました。すると、娘の態度がだんだん変わってきました。

私を御しやすい存在として扱うようになってきました。
親として断固とした態度ができなくなってしまいました。娘の言いなりです。暴言はいて家を出る娘の後ろ姿をみて泣いたり自傷してます。私がいない方がこの子のためになるんじゃなかろうか。この子が真に欲しているのは何なのか、本当に私は存在自体がうざい役立たずなのか、言われてたら本当にそうなのかもと思います。
投稿日:2013-04-26
返信 7
伊藤幸弘教育研究所さん
リリーさんへ削除
傾聴とIメッセージの助言を実践したら娘さんの態度が悪化した・・・ということですね。

我々の助言が逆効果だったとのことでショックです。

決して娘さんにとって、リリーさんを自分の思うように扱いやすい存在にするために助言したつもりではなかったのですが・・・。
投稿日:2013-04-26
返信 8
ゆっこさん
リリーさんへ削除
横やり失礼します。

中学3年の頃から暴言を吐く様になったとの事ですが、
それ以前のご家庭のご様子はどんなだったのでしょうか?

想像ですが、リリーさんの文脈からは
厳格なご家庭だったのかなと。
間違っていたらごめんなさい。

不登校になると、特にお母さんはなんと言うか
命が削られるほどの苦しみを味わう事になりますよね。
ですから、なかなか難しいですが、りりーさんも
時には気分転換、リフレッシュして欲しいです。
親が変わらなければ 子供も変わりませんので
過去の自分たちの過ちを正す為に
過去の自分を振り返るのは必要ですが、
いつまでも自分の失敗を引きずって
自分を責めていても、なんの解消にもなりません。

出来る事なら、子どもが元気になる家庭でないと
なかなか不登校の解消は難しいです。

気持ちの切り替えが出来ると良いのですが。
親としての断固とした態度は必要ですか?
まずは生活の細々とした事を言うのを
止めてみてはどうでしょうか?
あまり欲張らずに
まずは「学校に行ってくれるだけで良し!」としてみては?

暴言を吐く前は、
親の言う事をよく聞くお子さんじゃなかったのかなと、感じました。
投稿日:2013-05-03
返信 9
伊藤幸弘教育研究所さん
ゆっこさんへ削除
『過去の自分たちの過ちを正す為に
過去の自分を振り返るのは必要ですが、
いつまでも自分の失敗を引きずって
自分を責めていても、なんの解消にもなりません。』

確かにそうですね。
「過去と他人は変えられない。
 変えられるのは未来と自分」

皆で子育てを楽しめるような情報交換をしていきましょう。
投稿日:2013-05-04
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