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お悩みNO.212
manaさん
不登校削除
私立の中学1年の娘ですが、昨年の6月から不調を訴えるようになり、起立性調整傷害と診断されましたが、自傷行為にまでなっていたので、思春期外来にも通いましたが本人が行くのが面倒となり、今は毎日家にいる生活です。
そのまま不登校になり、出席日数が足りなくなってきて、中学校は卒業できても、高校に上がれなくなる、と担任から言われたので、高校に上がりたいのか娘に聞くと、上がりたいというので、8日の始業式から行く、と言い、半年ぶりの学校の始業式は行って来ました。

が、、、

次の日から…やはり行けない。
ずっと寝たきりのような生活なので、ちょっと歩いたら足が痛いとか、やはり学校は面倒とか…

前に話してた内容は、クラスの女子の女子力が高すぎて疲れる…って

例えば…トイレに行くにも団体でついて来られて嫌

だそうです。

どちらかというと男っぽい性格上、女子が苦手…(*_*)みたいです。

小学校の時の友達が高校を選ぶとき、娘の学校を受験してくれるから、それまで頑張って行くと言ってたのに…一日行ったら、もう、どうでも良いよ…と言う始末…

昼夜逆転し、ずっと布団の中…
ずっとパソコンの前…今ではリベングに布団を敷いている状態です。

思春期外来の先生は飽きるまでやらせなさい…と本人の前で言っていたので、本人も当たり前になってます。

伊藤先生のDVDも購入して、いろいろ私なりにやってはいますが、元々私も甘え方がわからないので、きっと子どももわからないのでしょう。

とりあえず今は余計な事を言わず、必要最低限なにも言わないようにしています。

それで良いのかさえ、いまはわからないです。

母子家庭なので、日中は仕事で居ないです。
寂しい思いをさせてしまっているとは思いますが、働かないと食べていけないのでもう、私もグッタリです。

投稿日:2014-01-13
返信 1
伊藤幸弘教育研究所さん
manaさんへ削除
はじめまして。
書き込みありがとうございます。

中1の娘さんに関するお悩みですね。

母子家庭でお一人で子育てを頑張っているご様子。
ここに相談に来ていただいてありがとうございます。

既に思春期外来の先生にもご相談されているようですが、ここでも一緒に考えていきましょうね。

思春期外来の先生がおっしゃるとおり今は飽きるまでやらせてみるのがいいでしょう。

でも、親としては気が気ではないですよね。
あまり口を出さずに親として今できることをやっていきましょう。

長くなりますので何回かに分けますね。

まず、お子さんとのコミュニケーションです。
必要最低限なにも言わない状態でも少なからずの会話はあります。

むしろ何も会話がなくなるとお子さんが孤独感を感じてしまうことにもつながります。
「自分は親から関心を持たれている」と思ってもらえるような接し方,
そして親子の信頼関係が構築できるコミュニケーションが求められるのです。

カウンセラーとクライアントも信頼関係(専門的には“ラポール関係”といいます)が絶対条件です。

それはコミュニケーションを上手にとること。

ではどうすればコミュニケーションを上手にとれるか。

それはコミュニケーションの2つの柱「聴き方」「伝え方」を意識すること。

まずは「聴き方」です。

「聴き方」って意識したことあります?

「話し方教室」とか「話し方の本」ってありますが
「聴き方」に関する本って意外と少ないんですよね。
でもこの「聴き方」が重要です。

ここではあえて「聴く」という文字を使います。
物理的に音が耳に届く「聞く」でもなく
言葉であれこれと尋問する「訊く」でもなく
「心」の文字が入っている「聴く」です。
…相手を受け入れて相手に話しに耳を心を傾ける。
専門用語では「傾聴」と言います。

相手の話を上手に「聴く」ためには2つの聴き方に分かれます。
「受動的聴き方(パッシブリスニング)」と「能動的聴き方(アクティブリスニング)」

それぞれポイントは3つ!

「受動的聴き方(パッシブリスニング)」の3つのポイントは…
1.黙って聴く
これは意外と難しいんですよね。
相手の話しに意見を割り込まずまずは黙って聴いてあげる。
相手を受容してあげることで信頼関係は更に強いものになるでしょう。

2.うなずく
話しの内容により大きくうなずいたり小刻みにうなずいたり…。
大きくうなずくときは「なるほどねぇ?」と言う意味があり小刻みなうなずきは「もっと話して」という意味を持ちます。
それにより相手は「聴いてもらえてる」という満足感が得られます。

3.思いを引き出す
「それ、面白そうだからもっと聴かせてよ」
「それ大変だったね。もう少し詳しく話して」
…というようにひと言、付け加えることで相手を気持ちよく話させてあげることが大切です。

「能動的聴き方(アクティブリスニング)」の3つのポイントは…
1.話しを繰り返す
相手の発した言葉の語尾を繰り返してあげてください。
会話にいいリズムがうまれて話しやすくなります。
ただし相手が意見を求めている場合は繰り返しによる聴き方はいったん中断してください。
相手から何かを質問をされている場合にその質問を繰り返しても堂々巡りになってしまいます。
その際は、はっきりと親としての回答をしてあげるといいでしょう。

2.話しをまとめる
相手の話をある程度の段階でまとめてあげると会話のリズムにアクセントがつきます。
これも効果的ですよ。
悩みを打ち明け始めたら相手は一気に話してきます。
それこを途中でさえぎりたくなるくらいに。。。
最後まで聴いてそれをまた繰り返すのも時間が掛かる作業ですし余計に混乱を生じます。
その際はある程度こちらで話をまとめてあげるのです。

3.気持ちを汲む
「それは楽しかったね」「それは悔しいね」「それはムカつくね」
こんなふうに相手の心の中の気持ちをこちらの言葉として伝えることで相手は安心した気持ちで話しを出来ます。

…聴き方は以上です。
投稿日:2014-01-13
返信 2
伊藤幸弘教育研究所さん
manaさんへ削除
次に伝え方。

相手に何かを思いを伝えるときには
相手に「何を伝えたか」ではなく
「何が伝わったか」が大切です。

そうすることで子どもに対して
自分は親にどれだけ大切に思われているかを実感させてあげてください。
それを伝えるには「言葉」が大切です。

「これは言わなくても分かるだろう」
「恥ずかしくてこんなことは言えない」
…まずはそういった考えを排除して時間をたくさん使って。。。

相手に思いを伝えたいとき!
「Iメッセージ」が効果的です。

相手にメッセージを伝えるときって二通りの方法があるんですよね。
「YOUメッセージ」と「Iメッセージ」

コミュニケーションを外す人って主語が「YOU=あなた」の「YOUメッセージ」になってしまってるケースが多いです。

例えば…僕がリビングで本を読んでたとしましょう。
そこへ子どもが入ってきてテレビを大きな音で見始めた。
僕は感情のままに…「うるさい!」「ボリュームを小さくしろ!」「隣の部屋で見なさい!」…と言ってしまう。
これは主語が「あなた=YOU」ですよね。
「“お前が”うるさい!」
「“お前が”ボリュームを小さくしろ!」
「“お前が”隣の部屋で見なさい!」

こちらの思いを正確に伝え相手とのコミュニケーションも外さない方法は主語が「私=I」の「Iメッセージ」です。

「お前が大きな音でテレビを観ることでお父さんは集中して本が読めなくて困ってるんだよ」
…これが「Iメッセージ」です。

ポイントは「行動」「影響」「感情」です。

行動→お前が大きな音でテレビを観ることで
影響→お父さんは集中して本が読めなくて
感情→困ってるんだよ

その後に
「だから音を小さくしろ」と言ってしまうとせっかくの「Iメッセージ」がその瞬間に「YOUメッセージ」になります。

「Iメッセージ」で思いを伝えると相手はこちらの思いをちゃんと受け止めてくれるケースが多いと言われています。

コミュニケーションとはキャッチボールのようなものです。
いくら良いことでも一方的な話と言うのは聴いていてしんどいですよね。
だからコミュニケーションがドッジボールにならないように聴き方や伝え方に気をつけてみるのもひとつの手段です。
投稿日:2014-01-13
返信 3
伊藤幸弘教育研究所さん
manaさんへ削除
最後に!

進路に関してです。

娘さんは高校には行きたいのですよね。
でも出席日数の関係でもしかしたら難しいかもしれない。

親としてはリスクヘッジしておく必要があるでしょう。
万が一、全日制の高校に行けなかったときに他の手段でも高校生になる方法。

ネットで調べるといろいろと検索できますが、例えば通信制高校という選択肢もあります。

結果的に希望している高校に入学できればそれに越したことはありませんが、もしもの時の場合も考えて水面下で親が色々と調べておくことも必要です。
投稿日:2014-01-13
返信 4
manaさん
返信ありがとうございます削除
早速返答ありがとうございます

聴きかた、伝え方少し気をつけてみます。

親が変われば子も変わると思春期外来の先生にも言われました。

確かに前の時より今は少しでずが、お互いちょっと良くなったような気がします。

が、私が変われば学校に行けるようになるのでしょうか?

今回、子どもの気持ち的に学校に行ってみよう…という思いが学校に向かわせましたが、やはり学校が苦手、面倒、勉強も嫌…という結果でした。

学校が難しいのも、親の接し方で変わるのでしょうか?

今はそこが疑問点です。

高校も行きたいのかわかりません。
中高一貫の学校なので、そのまま上がれるなら上がりたい、だけだと思います。

また受験してまで高校に行きたいとは思ってないと思います。

むしろなんで学校に行かないと行けないのかさえ、わかってないんだと思います。

投稿日:2014-01-13
返信 5
伊藤幸弘教育研究所さん
manaさんへ削除
親が変われば子も変わる…これが我々の長年に渡るスタンスです。
そしてそれは今も変わらないポリシーです。

「私が変われば学校に行けるようになるのでしょうか?」
「学校が難しいのも、親の接し方で変わるのでしょうか?」

このご質問には正直、閉口してしまいました。

親が変わるのには相当の時間を要すると思います。

manaさんの書き込みからは「私は変わったのに子どもは変わらない」というメッセージが伝わってきます。

これって子どもにもそんなふうに接していませんか。

本日、お伝えした「伝え方」「聴き方」は完璧ですか?
まだ、「少し気を付けてみます」程度ですよね。

まだ変わる努力をしていないのではないでしょうか。
しかも、お子さんを否定から入っていませんか。

「中高一貫の学校なので、そのまま上がれるなら上がりたい、だけだと思います。
また受験してまで高校に行きたいとは思ってないと思います。
むしろなんで学校に行かないと行けないのかさえ、わかってないんだと思います。」

これってお子さんと十分に話し合って聞いたことですか。
事実ではなく推論でお子さんにレッテルを貼っていませんか。

「高校も行きたいのかわかりません」とおっしゃいますが、manaさんは分かろうと努力されましたか。

親のそんなひとつひとつに子どもは傷つきます。

だから親は変わらなければいけないのです。
投稿日:2014-01-13
返信 6
manaさん
伊藤幸弘教育研究所様削除
もちろん、まだまだ変われてません。
正直…見透かされて痛い事を言われ、へこんでます。

頭ではそうしよう、と思ってもなかなか思うようにいかない…毎日葛藤しています。

十分に子どもと話が出来てないし、話もTVの内容などは子どもも楽しく話してくれますが、学校などの内容になると、別に…面倒くさい…わかんない、知らない、というように話にならない為今は黙っているかんじです。

まだ話を聴く、と言うより
娘が話したくない=私が信頼されてない現状なんですね。







投稿日:2014-01-14
返信 7
manaさん
ゆっこ様削除
返答ありがとうございます。

まず、私立中に通っているのは、本人からの希望でした。

と言うのも…地元の公立中学は、少し遠い…との理由で、住んでいるマンションの子どももほとんど私立に行っているため、同級生も受験するのに私は受験したらダメなのか…と言われたのが、きっかけでした。

わたしは公立で考えていたため、塾に私立となると、シングルなのでかなり頑張って働かないといけなくなります。

でも本人が望むならと、行かせる事にしました。

自分が行きたいと言いながら塾をサボったりし始めたので…かなり強い口調で怒った事が今振り替えると、こうなったような気がします。

優しい目線で一緒に考えてあげてなかったですね。

仕事も忙しくて余裕がなかったのですね。
もう一度良く考えてみます。



投稿日:2014-01-14
返信 8
manaさん
ゆっこ様削除
小学校の宿題は沢山言ってやっとやる…でした。
なので、受験は大変だとかなりいい聞かせました。
基本…勉強は好きではなかったです。

ただ、今の学校はそれほど学習面も忙しく進むようではないし、(同級生の上の子の学校と比べてなんですが…)規則も公立とそれほどかわりません。

しかし…本人には何かしらのギャプがあったのかもしれません。
思ってた学校と違ってたのかもしれませんね。
投稿日:2014-01-14
返信 9
伊藤幸弘教育研究所さん
manaさんへ削除
へこんだり葛藤することが大事なのです。

前回はあえて厳しいことを書きました。
叱咤激励のつもりで…。

でも、manaさんは大丈夫。

その内省は最大の価値があります。

それでいいのです。

日々の葛藤は必ず実を結びます。
不安なときはここがあります。

我々がいます。
ゆっこさんのように書き込みをして頂ける方もいます。
(ゆっこさんはここで色々と助言をして頂いている方で我々も、その書き込みには共感をしています)

一緒にいい方向に向かうように考えましょう。

我々はそんな葛藤する親御さんの応援団です。
投稿日:2014-01-14
返信 10
伊藤幸弘教育研究所さん
ゆっこさんへ削除
いつもありがとうございます。

ゆっこさんの書き込みは温かく優しさがあふれていますね。

これからも、ここでもよろしくお願いします。
投稿日:2014-01-14
返信 11
manaさん
ありがとうございます削除
とにかく焦らずに、もう少し時間をかけて考えて、行動していこうと思います。

なかなか時間的にすれ違いの生活にもなっいるので、コミュニケーションが取りづらいのが現状です。

少しずつ進められたらと思います。
また変化があったり、迷ったりしたらきます。

ありがとうございます。
投稿日:2014-01-15
返信 12
伊藤幸弘教育研究所さん
manaさんへ削除
いつでもお待ちしています。

今まで掛けた時間の倍くらいの時間を掛けるつもりで、ゆっくりと。

変化があったり、迷ったら(変化がなくても、迷わなくても)また、いつでもここに来てください。
投稿日:2014-01-15
返信 13
伊藤幸弘教育研究所さん
ゆっこさんへ削除
確かに言葉だけの交流は難しさを感じます。
だからこそ、一文字一文字に魂を込めて書いていますし、きっとゆっこさんもそうなのだろうと感じています。

これからもお互いに精進ですね。
投稿日:2014-01-15
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