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お悩みNO.360
だめな親かもさん
どうしたらいいのか・・・削除
ご相談に乗って頂きたく。

妻と悩むばかりの父親です。
17歳の息子のことなんですが。

12月上旬、学校でタバコを吸って謹慎処分となり、しばらくおとなしくしていたのですが、12/31に家出しました。

なんとか途中で確保しましたが、息子は聞き入れず。家出先のお父さんが間に入ってくれて1日だけというお話で仕方なく許可しました。

息子は帰ってきましたが、学校を辞めたい、働きたい、好きにしたいとの事。何とか説き伏せて、一緒に職安や児相にも行って、一緒に宿題もやって、学校に行き始めたのも束の間。

1月下旬に彼女の家(隣県)に泊まりに行きたいと言う。それは良くない、避妊の話もしました。一度は帰ってきたものの(相手の母親から泊めたいと電話がありましたがお断りしました)、2/2に再度家出しました。

そのまま3週間ほど帰って来ず、電話やメールで帰ることを促し、迎えに行ってようやく2/21に帰って来ました。その間、相手の母親とも何度か話をしましたが、面倒見ます、大丈夫の一点張り。話になりませんでした。
児相や警察にも相談しましたが、児相は帰って来ないことには、しかも17歳では面倒見れませんと。警察では連絡が取れている以上、事件性は無い、相手の家に菓子折りでも持って行きなさいと相手にしてもらえず。

息子は帰ってくるなり、向こうの家は楽しい。好きにさせてくれる、この家には居たくない、学校を辞めたい、向こうで働きたい、職も世話してもらえる、明日には向こうに帰るから送って行ってと親としては悲しくなるような言葉の連発でした。
心を落ち着かせつつ、ここから通う方法、ここで働くという方法も提示し、親は子供の面倒を見なければならない、そうして欲しいと説得しました。ですが息子は納得がいかず、向こうの家に帰るとばかり。
その夜、相手の母親から連絡があり、母子家庭、生活保護受給中のため面倒は見れない、未成年なのでこちらには住ませられない、働く場所もない、と態度を一変。しかも彼女が妊娠している可能性がある、後日また連絡しますと。

その後息子は自分で職を探し、学校も辞め、働きだしました。家には居ますが、休みの日には彼女の家に行ってますが、昨日彼女を家に泊めると言ってきました。母親が納得できない(自分も了承できません)旨を伝えても、いやだ、無理、で話にならず。18歳になってから一人暮らしをしてそれからといっても、今だの一言で聞き入れず。家出する事も口走ってます。
彼女は18or19歳で無職のようです。しかもその母親は息子曰く、やくざの娘のようです。
息子はやくざになりたいのかもと思わざるおえません。

息子は自分には猛反発するため、母親が聞き役、話役になっている状況ですが何を言ってもほとんど話になりません。

どこかの施設にでも入って、しっかり更生して欲しいのですが。
これ以上、横道に反れたら取り返しがつかなくなるように思えてなりません。

どうしたら良いでしょうか?
投稿日:2015-03-10
返信 1
伊藤幸弘教育研究所さん
だめな親かもさんへ削除
はじめまして。
書き込みありがとうございます。
17歳の息子さんに関するお悩みですね。

あなたはご自身のことを「ダメな親かも」と思ってらっしゃるようでうすね。

…「それはよかった」

いや、ふざけているわけでも、からかっているわけでもありません。
自分のことを「ダメな親」と思えたということは自分のダメな部分を知っているということです。
そして、自分のダメな部分を知り、なんとかしようと苦しんでいらっしゃる。

ここが大事なのです。

なので自分を「ダメな親」と思った瞬間からその親はダメではないです。
本当にダメな親は自分のダメさもわからず、悪いのは子どもの方と言って自分を正そうとしない親ですから。

さて、お子さんの件。
相手の母親・児相・警察…どれもお話にもならず、頼りにもならないようですね。
確かにお話を伺った限りでは最悪の対応です。
おっしゃる通りお話になりません。

…であれば、今は自分自身を頼るしかないのです。
そもそもあなたと息子さんは親子の信頼関係の構築がなされていないようでうね。
今の段階では何を言っても聴く耳を持たないでしょう。

よく、「叱る」は良くて、「怒る」はいけないといいますよね。
確かにその通り。
ただ単に感情をぶつけるだけの「怒る」よりも、相手の成長を願って諭すように「叱る」の方が良いに決まっています。

でも、ここには大事なものがひとつ抜けています。
それは「誰が」ということ。

人は自分が尊敬してやまない人からであれば例え感情をぶつけるだけの「怒る」でも言うことを聞きます。
むしろ、尊敬している人から怒られれば嬉しいのです。

あなたとお子さんはそのような関係を構築できていますか。
もしも出来ていないならこれから親子の信頼関係の構築を深めていけるようにここで一緒に考えましょう。

今回ご相談いただいた案件は、なにかアドバイスをして一気に解決というものではありません。
時間をかけて一緒に考えましょう。

この掲示板には1年・2年でやっと光が見えてきたという方も少なくありません。

しかし、解決しない不登校や問題行動はない!
我々はそう確信しています。

ところで、お子さんがそのように反抗的になった、そもそもの原因はなんでしょうか。
投稿日:2015-03-10
返信 2
だめな親かもさん
おっしゃる通りです削除
返信頂き、ありがとうございます。

信頼関係はおそらくですが、自分の目からはほとんど無いと思われます。少しでもあれば息子は心を開いているはずかと。

今は少しづつでも前進できるよう、日々の会話を絶やさぬよう努力しているつもりです。今日の夕方も仕事で使う手袋が欲しい等々、買い物に連れて行き(息子は働いて間もないので初任給もまだのため、支払いは全部自分持ち)息子の仕事内容や、上司、これからの健保や社会保険の手続きについて等を話しながら帰路に着きました。
なだめる、諭すような言葉遣いで話しているつもりです。

反抗的になった原因はやはり自分にあるかと思います。
幼少の頃から悪いことは許さない、徹底的に折檻する、といった自分の姿勢が引き起こしていると思います。
自分はONかOFF、YESかNOといった極端な性格で中間が無く、良く言えば完璧主義、悪く言えば頑固、融通が効かないだめな親です。
何においても逃げ道を用意してあげなかったのが一番だめな所と自分では思っています。
また自分が気付かないだけで、親として子供にしてはいけないことをしていたんだと思います。

家出した際に息子に「あなたに謝らなくてはならない。今まで何でもだめだめ言い過ぎていた。」とお詫びをしました。
息子は「お父さんはずっと言ってたじゃない。謝るぐらいならするなって。」と言われ、頭を何かで殴られた気がしました。自分が言っていた言葉をそのまま息子に言われたショックと自分の鏡であるという事実、自分が子育てにどれだけ手を抜いていたかを思い知らされた瞬間でした。自分の言葉に責任を取らない人間は最低です。

今は自責の念と、後悔とどうにもならない歯がゆさとが自分の心の中で輻輳している状況です。適切な言葉は「しっぺ返し」なのかもしれません。


原因のもう一つは周囲の人間関係かと思います。高校に入学してから、あまりクラスになじめず、いじめがある、陰口ばかり、こんなの普通じゃないと言っていました。親が言うのも何ですが、元々正義感の強い子でそういった行為が行われていることに耐えられなかったんだと思います。
またそれが起因してかどうかは解りませんが、同い年の有職者と付き合うようになり、そこにある種の憧れや癒しを求め、同じ色に染まって行ったのではないかと思っています。

高校入学時はいかにも普通の子だったのですが、今は見る影もなく、茶髪にピアス、ヒョウ柄の服といった奇抜な恰好です。自分が古い人間だからなのかもしれませんが・・・

まとまりが無い文章ですいません。

非行、退学、就職、妊娠等あまりにも一般家庭にはあり得ない事が雪崩のように押し寄せています。これも自分があぐらをかいて生きて来た報いなのかと悔やまれてなりません。
投稿日:2015-03-10
返信 3
伊藤幸弘教育研究所さん
だめな親かもさんへ削除
ご自身の性格や今までの接し方を客観的に分析されていますね。
そうです。
そこからのスタートです。

「なだめる、諭すような言葉遣いで話しているつもりです」…とのことですが、結果に表れていないということはまだまだなのでしょう。
「つもり」ではなく、確信を持って伝えていかないとなかなか相手には響きません。

要は何を伝えたか、どんなふうに伝えたか…ではなく、「何が伝わったか」なのです。

「自分はONかOFF、YESかNOといった極端な性格で中間が無く、良く言えば完璧主義、悪く言えば頑固、融通が効かないだめな親です」…とのことですが、これも同様。
それがお分かりならば、自分を変えていく努力をしなければなりません。

我々が一貫して親御さんにお伝えしているのは「親が変われば、子も変わる」です。

では、どうすれば自分を変えることがでると思いますか。

以下にヒントをまとめましたので参考にしてください。
投稿日:2015-03-12
返信 4
伊藤幸弘教育研究所さん
だめな親かもさんへ削除
「自分を変える」

自分を変えたいけど変え方が分からない。自分を変える為にはどうするべきなのでしょうか?
まず…自分の中にも「変えられるもの」と「変えられないもの」…があることを認識することが優先されます。

この二つを分類してみると…
自分の中の変えられるもの→「思考」「行動」
自分の中の変えられないもの→「感情」「生理的反応」
…に区別できます。

例えば…
今、この掲示板を読んでるあなたに対して
「1+1は?」と聞いたら「2」と答えるでしょうし(思考)
「PC(またはスマホ・携帯)に向かいながら首を回して」と言ったらそのようにできるはずです。(行動)
このように「思考」や「行動」はインストラクション(指示)があればすぐに変えられます。

ところが!
「電車に乗り合わせた見知らぬ人を好きになってください」と言ってもいきなり好きにはなれませんし(感情)
「胃液を通常の5倍出してみてください」と言っても自分ではコントロールできません。(生理的反応)

「感情」や「生理的反応」はダイレクトには変えられないものです。

それを踏まえると…「自分を変える」ということは「思考」と「行動」を変えるしかないのです。

…でもこれが難しい。
ホームで電車を待っているとします。これがまた、ちょっと急いでいる時に限って遅れる。
だいたいの皆さんは電車が来るべき方向を覗き込みイライラしてしまうでしょう。
しかし、いくら覗き込んでも電車が来る時間は変えられません。…にも関わらず僕たちは覗き込んでしまう。
「変えられないもの」とは分かっているものの一生懸命イライラを募らせているのです。

自らの力では電車が到着する時間を変えることが出来ないのであれば待っている時間に新聞や本を読むとか調べものをするとかした方が時間を有効に使えますし自分にとってもプラスなはずですよね。

このように日常の良くあるケースから徐々に「思考」や「行動」を変えていくクセをつける。
これが自分を変える近道であり、その先の未来を変えていけるヒントがあるのだと思います。

心理学では「過去は変えられない」といいます。
でも、このように自分を変えることで今現在の物事に対する受けとめ方や、捉え方が変わり、もしかしたら…「過去の事実」は変えられないにしても「過去の形」くらいは変えられるかも知れません。
投稿日:2015-03-12
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