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お悩みNO.327
noby55さん
父子関係と不登校削除
小学校5年生男子の父親です。
子供が、不登校になって2ヶ月半が経ちました。
私が厳しくしすぎたせいか、子供とゲームや勉強のことで衝突し、子供に出ていけお前が出ていかなければ、俺が出ていくとのやり取りを、三日間繰り広げたあげく、子供を落ちつかさせるために、現在自分が実家で暮らしております。

 その直後、不登校・ゲーム依存・昼夜逆転になり、現在は母親に怒りの矛先が向いていて、ゲームを制限しようとすると、暴言・暴力を振るいます。母親も疲弊しており、戻ってきてもらい、二人で対応したいといわれています。

ただ、私の話題を出すだけで、顔つきが変わり、とたんに不機嫌になり、暴言が始まります。母親との信頼関係も不安定です。そんな状態で、戻ってもまた、出ていくがはじまると思うと、戻るタイミングを色々と考えてしまします。

今は、子供に手紙を書いて、昔は、がみがみ言って悪かったなど書いて届けていますが、読んでいる様子はなさそうです。

 このまま、強制的に帰って、しばらくバトルになっても、じっくりあきらめずに話し合いを続けるべく、戻っても大丈夫でしょうか。
 アドバイスお願いします。
投稿日:2015-01-02
返信 1
伊藤幸弘教育研究所さん
noby55さんへ削除
はじめまして。
書き込みありがとうございます。
小学校5年の息子さんに関するお悩みですね。

どこのご家庭でも勉強やゲームの事で親子で衝突し言い合いになることはあります。
でも、その際に絶対に言ってはならないことがります。
それは「実行不能なことを口に出すこと」。

小学校5年生に対して「家から出ていけ」というのは現実的に不可能ですよね。
それを言ってしまったことが最初の問題点です。

そして、更にあなたは「出ていかなければ、俺が出ていく」と言って現在は本当にそうしてしまったとのこと。

その直後、不登校・ゲーム依存・昼夜逆転。
現在は母親に怒りの矛先を向けておいる。
ゲームを制限しようとすると、暴言・暴力で母親も疲弊しており、戻ってきてもらい、二人で対応したいといわれています・・・とのことですよね。

父親が自分のせいで家を出てしまったという事実をあなたは作ってしまいったことが第二の問題です。

そして最大の問題は奥様からSOSのメッセージが来ているにも関わらず即戻ってあげなかったこと。

この書き込みは1月2日に相談して頂いたので既に2日が経過していますので、既にご自宅に戻られているかとは思いますが、結果的にあなたは父親としてお子さんとの問題を何も解決しないまま家を飛び出して逃げたという事実しかありません。

戻ったらまずは「ごめんね」を言うべきです。



投稿日:2015-01-04
返信 2
noby55さん
父子関係と不登校削除
早速の返信ありがとうございます。出ていけと言っているのは、息子の方で、父親が出ていかないなら息子自身が、出ていくと言って荷物をまとめて出ていこうとするのです。朝方までそれが続き、自分が寝て起きて、私がいるとまた、出ていけ死ねなどが始まり、また、息子が外へ出ていこうとします。
息子は言い出すと本当に出ていってしまうので、夫婦で見張ってないとならない状態でした。私も仕事があり、やむなく実家にいったものです。その後は、息子は私の話題を出すだけで、暴れるため、暫く帰れない状態が続いています。
一時期は、落ち着き母親との信頼関係もある程度でき、昼夜逆転も治ったのですが、ゲーム依存が治らず、ゲームを制限しようとした途端、暴れだし、うるさい父親を追い出して、今度は母親を操作して、母親を馬鹿にして、言う事を聞かず、どんどんエスカレートしてい、また昼夜逆転している状況です。
この状況で戻ると、また大暴れは必至ですが、もう少し母親との信頼関係を構築してからの方がいいのか、さらに悪い状況になっても、早急に戻るべきでしょうか。
投稿日:2015-01-04
返信 3
伊藤幸弘教育研究所さん
noby55さんへ削除
なるほど。
そのような状況なのですね。

早急に戻るべきか悩んでいらっしゃるようですね。
奥様(母親)が戻ってきてほしいというSOSを出している以上、戻ってあげるべきだとは思いますが、最終的な判断はあなたがすべきです。

母親との信頼関係の構築を図っている最中とのことですよね。
これは父親であるあなたもできることです。
むしろ信頼関係の構築が図られていないあなたこそ、その構築に力を注ぐべきではないでしょうか。

以下に信頼関係の構築に関する内容をまとめました。
奥様と共に共有し実践して頂けると嬉しです。

投稿日:2015-01-06
返信 4
伊藤幸弘教育研究所さん
noby55さんへ削除
■信頼関係の構築
お子さんとの信頼関係の構築を図るためには円滑なコミュニケーションが大切です。
カウンセリングの領域では、カウンセラーとクライアントの信頼関係(専門的には“ラポール関係”といいます)が絶対条件といわれます。ではその円滑なコミュニケーションを図るにはどうすればいいのでしょう。
コミュニケーションの2つの柱ともいえる「聴き方」と「伝え方」に関して紹介します。


■「聴き方」
「聴き方」を意識しながらお子さんからの話を聴いたことがありますか。「話し方教室」とか「話し方の本」というのはありますが「聴き方」に関する本は意外と少ないのです。しかし、円滑なコミュニケーションを図る上ではこの「聴き方」が特に重要です。

ここではあえて「聴く」という文字を使います。物理的に音が耳に届く「聞く」でもなく、言葉であれこれと尋問する「訊く」でもなく、「心」の文字が入っている「聴く」です。これは、相手を受け入れて相手の話しに耳と心を傾けることを意味します。専門用語では「傾聴」と言います。

相手の話を上手に「聴く」ためには以下の2つの聴き方に分かれます。
その2つとは、「受動的聴き方(パッシブリスニング)」と「能動的聴き方(アクティブリスニング)」です。
それぞれポイントは3つあります。


■「受動的聴き方(パッシブリスニング)」の3つのポイント
1.黙って聴く
これは簡単なようで意外と難しいです。しかし、すべての「聴き方」のベースとなる姿勢です。相手の話しに意見を割り込まずまずは黙って聴いてあげる聴き方です。黙って相手を聴き、受容してあげることで信頼関係は更に強いものになるでしょう。

2.うなずく
「メラビアンの法則」をご存知でしょうか。1対1で話したときに、どのように影響を及ぼすかというと、話の内容などの「言語情報が7%」、口調や話の早さなどの「聴覚情報が38%」、あいづちやうなずき等、見た目などの「視覚情報が55%」の割合であったという実験結果があります。この割合から「7-38-55のルール」とも言われ、「言語情報=Verbal」「聴覚情報=Vocal」「視覚情報=Visual」の頭文字を取って「3Vの法則」ともいわれています。

話しの内容により大きくうなずいたり小刻みにうなずいたりする聴き方です。大きくうなずくときは「なるほどねぇ?」と言う意味があり、小刻みなうなずきは「もっと話して」という意味を持ちます。それにより相手は「聴いてもらえている」という満足感が得られます。


3.思いを引き出す
「それ、面白そうだからもっと聴かせてよ」「それ大変だったね。もう少し詳しく話して」「それについて、あなたのほうでも何か言いたいことがありそうだね」、「あなたにとって大事なことのようだね。詳しく聴かせて」等のようにひと言、付け加えることで相手を気持ちよく話させてあげることが大切です。
(※注意:実際の会話は「あなた」ではなく、必ずお子さんの名前を呼んであげてください)


■「能動的聴き方(アクティブリスニング)」の3つのポイントは…
1.話しを繰り返す
相手の発した言葉の語尾をこちらが繰り返して発しながら聴く方法です。会話にいいリズムがうまれて話しやすくなります。そして、相手は「自分の話を聴いてもらえている。理解してもらえている」となります。

ただし相手が意見を求めている場合は繰り返しによる聴き方はいったん中断してください。相手から何かを質問をされている場合にその質問を繰り返しても堂々巡りになってしまいます。その際は、はっきりと親としての回答をしてあげるといいでしょう。

2.話しをまとめる
相手の話をある程度の段階でまとめてあげると会話のリズムにアクセントがつき、これも効果的です。
例えば、お子さんが悩みを打ち明けたとします。悩みを打ち明け始めると人は一気に捲くし立てるように話し始めます。それこそ途中でさえぎりたくなるくらいに。その際に、最後まで聴いてそれをまた繰り返す方法(話しを繰り返す)をすると時間が掛かる作業ですし余計に混乱を生じます。その際はある程度こちらで話をまとめてあげるのです。

3.気持ちを汲む
「それは嬉しかったね」「それは悔しいね」「それは腹が立つよね」。こんなふうに相手の心の中の気持ちをこちらの言葉として伝えることで相手は安心した気持ちで話しを出来ます。高級クラブに高いお金を払ってまで、サラリーマンが通うのは、高級クラブのママさんたちはこの「気持ちを汲む」等、聴き方に長けているからなのです。


■伝え方
相手に何かを思いを伝えるときには相手に「何を伝えたか」ではなく「何が伝わったか」が大切です。それを意識することで、部下に対して自分は上司にどれだけ大切に思われているかを実感させる効果があります。それを伝えるためには「言葉」が大切です。

「これは言わなくても分かるだろう」、「恥ずかしくてこんなことは言えない」。まずはそういった考えを排除して時間をたくさん使っていきましょう。

相手に思いを伝えたいときは、「Iメッセージ」が効果的です。相手の行為や出来事を非難がましくなく、事実を述べる伝え方です。
相手にメッセージを伝えるとき、次の2通りの方法があります。それは、「YOUメッセージ」と「Iメッセージ」です。
コミュニケーションを外す人は、往々にして主語が「YOU=あなた」の「YOUメッセージ」になってしまっているケースが多いです。

例えば…僕がリビングで本を読んでいたとしましょう。
そこへ子どもが入ってきてテレビを大きな音で見始めた。
僕は感情のままに…「うるさい!」「ボリュームを小さくしろ!」「隣の部屋で見なさい!」…と言ってしまう。
これは主語が「あなた=YOU」ですよね。
「“お前が”うるさい!」「“お前が”ボリュームを小さくしろ!」「“お前が”隣の部屋で見なさい!」

こちらの思いを正確に伝え相手とのコミュニケーションも外さない方法は主語が「私=I」の「Iメッセージ」です。

「お前が大きな音でテレビを観ることでお父さんは集中して本が読めなくて困ってるんだよ」…これが「Iメッセージ」です。

ポイントは「行動」「影響」「感情」です。

行動→お前が大きな音でテレビを観ることで
影響→お父さんは集中して本が読めなくて
感情→困っているんだよ

その後に「だから音を小さくしろ」と言ってしまうとせっかくの「Iメッセージ」がその瞬間に「YOUメッセージ」になります。
「Iメッセージ」で思いを伝えると相手はこちらの思いをちゃんと受け止めてくれるケースが多いと言われています。


■「Iメッセージ」と「聴き方」との切り替え
自分の意見を伝え、相手の考えを聴くというのはコミュニケーション(会話)の基本です。
しかし、いくらIメッセージを活用して伝えても、「相手を変えてやろう」という想いが心の奥底にあると、しつこく何度も同じメッセージを発することになります。これは「審判的表現」といい、圧力によるメッセージ(=お前が変われ!)になってしまいます。

その際は、まず相手の立場に立ち切って傾聴することが大切です。これが「Iメッセージ」と「聴き方」との切り替えのタイミングです。相手の話を聴くことにより、相手の「抵抗」がとれて相手は安心して、自ら変わることができるのです。また、相手の立場を理解することで、こちらの心にも変化が現れることもあり、他者理解と自己成長が同時に促進されます。

「期待と願望」、「推論と思い込みのズレ」が対人関係のトラブルの元になるのです。
大切なことは“相手を変えようとせず、相手を分かろうとせよ”です。


コミュニケーションとはキャッチボールのようなものです。いくら良いことでも一方的な話と言うのは聴いていてしんどいです。だから、コミュニケーションがドッジボールにならないように、「聴き方」や「伝え方」を意識してお子さんとのコミュニケーションを図り、信頼関係の構築に努めてください。

投稿日:2015-01-06
返信 5
noby55さん
父子関係と不登校削除
アドバイスありがとうございます。妻と相談し、今度の連休を利用して戻ることになりました。連休の3日間、じっくり子供と向き合い信頼関係の構築に全力をつくそうと思います。

子供の反発は、相当なモノがあると思いますが、アドバイスに従って頑張りたいと思います。今現在も、昼夜逆転、ゲーム依存で、母親が注意するだけで、暴言の嵐です。起きている間は、片時もPCから離れず、動画とゲームです。

信頼関係を何とか構築して、昼夜逆転、ゲーム依存、不登校から、子供を救いたいと思います。戻って落ち着きましたら、また、ご相談させて下さい。
投稿日:2015-01-06
返信 6
伊藤幸弘教育研究所さん
noby55さんへ削除
はい、いつでもなんでも相談してください。

今度の連休には家に戻るとのこと。
奥様もきっと心強いと思います。
投稿日:2015-01-06
返信 7
noby55さん
父子関係と不登校削除
お世話になります。
連休を利用して帰りました。はじめは、息子も出て行け、帰れ、お前が出て行かないなら、俺が出る、死ねクズなど、暴言の嵐でしたが、私がひかないところを感じたのか、諦めたのか、こんどは、無視を決め込んでいます。
私に暴言を吐くのが怖いのか、妻に出て行かせろなど、妻を操作しようとします。今は、何を話しかけても、無視され、また常に、PCやタブレットで、ゲームをやっているため、はなしも聞いているのか、わからない状況です。中々、信頼関係を築く会話もできない中、このまま、話しかけを続けたほうがいいのか、ゲームの切り離しを強制的にやったほうがいいのか、迷っているところです。少し時間をかけて、会話の努力を続けたほうがいいのでしょうが、相手からは、話してこない、こちらのはなしかけは、無視される状況に、行き詰まってるところです。
投稿日:2015-01-12
返信 8
伊藤幸弘教育研究所さん
noby55さんへ削除
なるほど。
一筋縄ではいきませんね。

面と向かって話したりすることで興奮してしまう場合は「手紙」が効果的です。
noby55さんのお子さんに対する想いを文字にしたためて伝えてみたらどうでしょう。
その際は決して相手を非難する言葉は使わないこと。
まずは「ごめんね」からはじまり、どれだけお子さんのことを愛しているかを伝えましょう。

思い出してください。
お子さんが生まれた日のことを。
きっとnoby55さんは心に期したはずです。
父親としての想いを。
そして、愛おしくて愛おしくて仕方がなかったはずです。

何があっても必ず守ると誓ったのではないでしょうか。

子育てをしていく過程で子どもが反抗期に入り親に暴言を吐いたりするとそのときの想いを忘れがちです。

現代カウンセリングの礎を築いた、アメリカの心理学者、カール・ロジャースはこう言います。
「I love you because you are you」

これはカウンセラーがクライアントに接する際に基本となる姿勢です。
要するに「あなたはあなたのままで良いんですよ」という意味です。?

お子さんを愛するのに理由なんていりません。
親の言うことを聞くから?
学校に行くから?
成績が良いから?

・・・違いますよね。

お子さんの存在自体を認め受容と共感の姿勢で接する。

これが親子の信頼関係の基軸となります。

手紙には先日お伝えした「Iメッセージ」をちりばめて、そして上記のことを思い出しながら書いてください。

こればかりは我々が書くわけにはいきません。
親として時間をかけて思い出し、時間を掛けて手紙を書いてみてください。

投稿日:2015-01-12
返信 9
noby55さん
父子の関係と不登校削除
返信ありがとうございます。
読んでくれるかわかりませんが、しばらく手紙を書いて、今までの気持ちを伝えたいと思います。
読んでくれるまで、続けて行こうと思います。並行して、声かけも続けていきます。
また、よろしくお願いします。
投稿日:2015-01-12
返信 10
伊藤幸弘教育研究所さん
noby55さんへ削除
読んでくれるかくれないか・・・確かに不安ですよね。
最初は読んでくれないかもしれません。
でも、それでも継続してください。
読んでくれるまで。

一点その際の注意点。
必ずお子さんの名前で呼ぶように書いてください。

「お前」「君(きみ)」などはダメですよ。
投稿日:2015-01-12
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