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お悩みNO.148
あす母さん
子供の心削除
昨年末に夫を医療事故で亡くし、当時小3の息子はショックが大きく過呼吸になるくらい泣いて、「僕も死にたい!父ちゃんのところに行きたい!」と言っていました。1ヶ月ほど大好きなサッカーをお休みしていたのですが、復帰が全くできなくなりました。行かなあかんと思っても心の中でブレーキがかかるみたいで、私も甘やかせてはいけないと思い、きつく叱ったりしていました。反抗期も入っているのか、「殺したる!」とか何度も言いまた私とバトルになってしまいます。
好きなことは我慢せずやるのに、嫌なことはやりもせず逃げる(避ける)ので、頑張ってやり遂げて欲しいと思うのですが、息子の心に届きません。
なので、よく逃亡することが多々あります。
いつも叱るのは夫で怖い存在だったので、夫を超えることは出来ませんし、なめられているようです。
最近どう接して行けば、良いかわからなってきました。父の死が大きかったと思います。父は病院で命を奪われてしまったので。。。
投稿日:2012-09-06
返信 1
伊藤幸弘教育研究所さん
あす母さんへ削除
はじめまして。
書き込みありがとうございます。

現在は小4の息子さんに関するお悩みですね。

ご主人を医療事故で亡くされたとのこと。
そのときのお子さんの辛いお気持ちは計り知れないものがあったでしょう。
また、あす母さんご自身も最愛のご主人を亡くされ、今は子育てにお独りで奮闘されているのですね。

ここに書き込みをいただきありがとうございます。

甘やかしてはいけないというお気持ちからきつく叱ったこともあるとのこと。
なにかきつく叱らなければならないことを行ったのであれば、親としては叱ることは必要です。
その際に、気をつけていただきたいのは「怒る」と「叱る」をしっかり理解して「怒る」ではなく「叱る」ことに専念してみてください。

「怒る」はただ感情のまま大きな声をあげ、相手に逃げ場を与えないで恐怖心を与えるだけの行為です。

「叱る」は相手を尊重し、相手の成長を願い、決して大きな声を張り上げず、とくとくと想いを伝える方法です。

相手に何かを伝える際には以下のことに気を配って実践してみてください。

相手にメッセージを伝えるときって二通りの方法があるんですよね。
「YOUメッセージ」と「Iメッセージ」

コミュニケーションを外す人って主語が「YOU=あなた」の「YOUメッセージ」になってしまってるケースが多いです。

例えば…僕がリビングで本を読んでたとしましょう。
そこへ子どもが入ってきてテレビを大きな音で見始めた。
僕は感情のままに…「うるさい!」「ボリュームを小さくしろ!」「隣の部屋で見なさい!」…と言ってしまう。
これは主語が「あなた=YOU」ですよね。
「“お前が”うるさい!」
「“お前が”ボリュームを小さくしろ!」
「“お前が”隣の部屋で見なさい!」

こちらの思いを正確に伝え相手とのコミュニケーションも外さない方法は主語が「私=I」の「Iメッセージ」です。

「お前が大きな音でテレビを観ることでお父さんは集中して本が読めなくて困ってるんだよ」
…これが「Iメッセージ」です。

ポイントは「行動」「影響」「感情」です。

行動→お前が大きな音でテレビを観ることで
影響→お父さんは集中して本が読めなくて
感情→困ってるんだよ

その後に
「だから音を小さくしろ」と言ってしまうとせっかくの「Iメッセージ」がその瞬間に「YOUメッセージ」になります。

「Iメッセージ」で思いを伝えると相手はこちらの思いをちゃんと受け止めてくれるケースが多いと言われています。

コミュニケーションとはキャッチボールのようなものです。
いくら良いことでも一方的な話と言うのは聴いていてしんどいですよね。
だからコミュニケーションがドッジボールにならないように!

試してみて困ったことがあったらまたここに来てください。
投稿日:2012-09-08
返信 2
あす母さん
ありがとうございます。削除
温かいお言葉を頂き、ありがとうございました。
叱ると怒る。。。良く思い返すと大声で怒っていた様な気がします。だから息子は何も言わなくなったんですね。
Iメッセージ・・・試してみます。
最近特に息子とバトルして、精神的にしんどくなってどうしていいかわからなくなってきていました。
お忙しい中、ご回答頂きありがとうございました。
試みてまた報告させていただきます。
投稿日:2012-09-08
返信 3
あす母さん
挫折しそうです。削除
何度もすみません。
今朝も「友達と遊びたいから電話して聞いて見て」と言うので、ママ友に電話して予定がないならまた遊んでと言って切りました。私がしゃべっていた内容が気に入らなかったのか、私が「遊べたら呼びに来るかもよ♪」と言うと、「もう遊ばないからいい!」と投げやりで言われました。
自分で頼んで相手にお願いしたから相手に迷惑かかるからそれを注意したんです。
それがまた気に入らなかったのか、「死ーね!」「死ーね!」の連発。
人に対して死ねとか言ったらダメと今度は怒らずIメッセージで伝えてみたのですが、はなから聞く耳持たずで、今度は「死んで!」「死んでくれる?」「死ね!」と言われました。
死んで欲しいって言うのは、本気ではないことは分かります。
命の大切さはまだこの歳では分からないものでしょうか?
情けなくて、死にたいと思ってしまいます。実際死ねませんけど。。。
今も私は怒ったり、叱ったりもしていませんが、物を投げたり、「うざい」を連発しています。
何を注意しても聞く気がないから、どう接していいか親として恥ずかしながらわからない状態です。
もう少し頂いたアドバイスの様にしてみようと思います。
今度また死ねとか言われた時、ちゃんと話を聞く様にするにはどうしたら良いでしょうか?
先生の出されてる本で私の家庭の場合で参考になるのがあればお教え頂けたら、購入し読ませていただきたいと思います。
そちらも合わせてお教えいただけないでしょうか?
投稿日:2012-09-09
返信 4
伊藤幸弘教育研究所さん
あす母さんへ削除
「Iメッセージ」は最初はうまくいかなくて当然です。

むしろ、下手な方が相手に響いたりします。
今までの話し方と違う方法を実践することで相手は母親の変化に気づくでしょう。
下手でも一生懸命に自分を変えようとしている母を見て何かを感じ取ってくれるはずです!
それを信じましょう。

だから、試してみてうまくいかなかったとしても落ち込んだりしないでくださいね。
でも、どうすればもっとうまくいくかをここでその都度、話していきましょう。

投稿日:2012-09-09
返信 5
伊藤幸弘教育研究所さん
あす母さんへ削除
私の書いた本は今までで5冊。
その他、公式DVDを出しています。

これらはこのHPでも紹介しています。
以下のアドレスを参照してください。
http://www.ito-futokou.com/ikk/

すべての書籍・DVDが参考になると思います。
この中で「これは」と思うものがあれば是非読んだり観たりしてください。
タイトルからの直感でも構わないと思いますよ。

書籍との出会いは読む人の直感の方が正しい場合がありますから。

さて、子どもの「死ね」発言。
これは、あす母さんのお子さんに限らず昨今の子ども全体に言える話ですよね。
もちろん、本心ではないことは分かります。
本気で「死ね」と思ってはいないのでしょう。
でも、本心ではない「死ね」発言で、辛く悲しい思いをして耐え切れず実際に命を絶つ子ども達がいるのも事実です。

前回の「Iメッセージ」とは反対のことを言ってしまいますが「死ね」発言に関しては厳しく叱ることが求められると感じています。

もう何10年も前に「校内暴力」が社会問題となった時期がありました。
行政は各学校にスクールカウンセラーを派遣して子ども達のケアをしました。
そこに派遣されたカウンセラーは「Iメッセージ」を基本として相手を受容し、なんでも受け入れました。
「Iメッセージ」の基本とは「I love you because you are you?あなたはあなたのままでいいんですよ?」を提唱したアメリカの心理学者 カール・ロジャース博士の考え方です。

でも、学校のガラスを割り、先生を殴り、友だちをに迷惑を掛ける子どもに「あなたはあなたのままで・・・」と言っても何も効果はありません。
むしろ、更に荒れてしまったのです。

「Iメッセージ」に代表されるロジャースのカウンセリングは「母性カウンセリング」と言われ母のように優しく包み込む方法です。
この方法で60%は解決するといわれています。
でも裏を返せば40%は解決しません。
この40%とはまだ心が大人になり切れず事の善し悪しも判断できない子どもです。
このような子どもには「父性カウンセリング」が効果的と言われています。
父のように厳しく、良い悪いをしっかりと教える。

今回のお子さんの「死ね」発言はそれに当ると思います。
お叱りを覚悟で書かせてもらいますが1?2発、頬に張り手をくらわせても構わないくらい大きな問題だと個人的には感じています。
その代わり、大切な我が子を殴ってまでも教えたかったことは「これ」というはっきりした意思を伝えること。

この先、お子さんの「死ね」発言で万が一、命を落とす相手が出てくることがあったら・・・?
それをトコトン話し合ってください。

昨今のいじめによる自殺の現象は親子でこのような話を真剣になされていない結果だと思います。

是非とも参考にしてください。
投稿日:2012-09-09
返信 6
あす母さん
お忙しい中ありがとうございました。削除
父性カウンセリングですか。。。
いつも最終的に厳しくしていたのが夫でしたから、私が後でフォローしていたので父の役割も必要なんだとあらためて分かりました。
先生のアドバイスはとてもわかり易く、ありがたく救われた気持ちになりました。
それと著書を数冊購入させていただき読ませていただくよう注文しました。
あれから少ししたら、息子はギュッと抱きついて来ました。
反抗するときとまだ甘えて来る時があり、こちらが戸惑ってしまいますが、寂しさの裏返しで反抗するのかなぁとも思ったり。。。
先生も幼い頃お母様を亡くされたと書いてらっしゃいましたので、息子の気持ちがお分かりになられるんでしょうね。
お忙しい中、丁寧にわかり易くアドバイス頂きありがとうございました。
真剣に聞いてくださる方がいることが、今の私には救いです。
感謝しています。
投稿日:2012-09-09
返信 7
伊藤幸弘教育研究所さん
あす母さんへ削除
ご理解いただきありがとうございます。
父性カウンセリングは父親だけの役割ではありませ。
母親が父性カウンセリングをした方が効果的な場合もあります。

是非、自信を持って!

「真剣に聞いてくださる方がいることが、今の私には救いです。
感謝しています。」
…と、おっしゃっていただき嬉しいです。

この言葉、もしかしたらお子さんも同じかも知れませんね。
誰かに真剣に話を聞いて欲しいのかも。

その役割は、親です。
投稿日:2012-09-09
返信 8
あす母さん
サッカーのコーチ削除
度々相談させて頂いてすみません。
先に書きました所属しているサッカーチームでとても熱心なコーチがいらして、復帰できていない息子を気にかけて明日夜自宅訪問に来られることになっています。
来られるのは2回目なのですが、息子は来て欲しくないみたいで、それもコーチは分かってらして息子には行く事を黙っていてくださいと言われました。
直接息子と話したいとおっしゃって頂いてとてもありがたいのですが、お説教されると思っているのかうっとおしがっていて、「来ていらん!」と言って毛嫌いしています。
前回もお説教はされず、自分のペースでいいから来るだけ来て、入れるときに入ればいいから来なさいと言われただけで、無理強いもしていません。
練習は厳しいコーチですが、息子はその印象があるから、お説教されると思っているんだと思います。
息子は、復帰するのはもう少し待って欲しいと言っていますから、コーチと会うのはまだ先でも良いでしょうか?
心の整理が出来たら復帰出来るのかと思うのですが、復帰出来ないのはやはり父の死が大きいみたいです。
もともとサッカーは親子とも昔から好きでサッカー自体はやりたいみたいで続けさせてやりたいと思ってます。
本人も辞めたいとも言いません。

コーチは休む期間が空けばあくほど、復帰出来にくいと言ってます。
それもわかるのですが、どうしたら、いいかそれもずっと悩んでいます。

会って少しでも話をすれば、心境の変化はあるものでしょうか?

何度も質問して申し訳ございません。
投稿日:2012-09-10
返信 9
伊藤幸弘教育研究所さん
あす母さんへ削除
コーチからの説教があったとしても結構じゃないですか。
コーチがそこまで言ってくれているのであれば託してもいいのでは?

心境の変化があるかどうかは正直わかりません。
やってみなければ…。
でもやってみる価値があると思いますよ。
投稿日:2012-09-11
返信 10
あす母さん
安心しました。削除
コーチは他に訪問するお宅があり、夜遅くなるとのことで、結局明日こられる事になりました。
先生の助言をお聞きし、楽になりました。

それと著書が届き、早速読ませていただいています。
先生のお父様がお亡くなりになられた時の話は、父親の愛情が深くて涙が止まりませんでした。

先生の著書はわかりやすくて、とても今後の子育ての参考になるものばかりで、こちらを見つけられて良かったと思ってます。
またご報告させていただきます。
投稿日:2012-09-12
返信 11
伊藤幸弘教育研究所さん
あす母さんへ削除
コーチの訪問は明日とのこと。
結果を是非ご報告ください。

コーチの言葉や、お子さんの態度、また、あす母さんのそのときのお気持ちなど聞かせてください。


著書はお読み頂きありがとうございます。
これからの子育てのご参考になれば幸いです。
投稿日:2012-09-13
返信 12
あす母さん
コーチ削除
結局コーチは今週他の生徒の進路相談とかがあって、忙しく夜遅くなるのでまた後日訪問ということになりました。

息子はサッカーはしたいので、見学だけでも練習場に行って慣らす様にする予定ですが、いざ行く時になったら行けなくなるらしいです。

また息子に会いに来た際はご報告させていただきます。
新しい相談を書き込ませていただきますが、お時間のある時にご返信頂けたら嬉しいです。
投稿日:2012-09-14
返信 13
伊藤幸弘教育研究所さん
あす母さんへ削除
コーチもお忙しいのですね。
わかりました。
コーチの件は訪問後にまたご連絡いただけると嬉しいです。

新しいご相談があるのですね。
お待ちしています。
投稿日:2012-09-14
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