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お悩みNO.426
きなこみつさん
つらいです削除
よろしくお願いします。三男である高2の息子についてご相談いたします。
本人が4歳のときに、長兄(当時17歳)の家庭内暴力、素行の悪さから逃れて母親のわたしと実家に世話になり
以来主人長兄次兄と別居し13年近くなります。主人とは週に1回私と3人で外食をするときに会っています。旅行にもいくことはあります。でも私たち夫婦は今はしませんが小学生まで子供のまえでひどい喧嘩をしてしまっていました。
三男はふだんはわたしとよく話し、大声で歌ったり、ふざけたりする子です。勉強も部活も頑張っています。ただ甘えん坊で自分の身の回りのことはほとんどしません。学校へ行くのもわたしがほとんど準備しないと遅刻しそうです。手伝いも全くしようという気がありません。
近頃イライラすることがたびたびあり、夜中でも暴れ数時間壁や床を叩く、物を投げる、私にどうしたらいい?としつこく問い詰めるなどして、私が泣いて説得?し、やっと眠るようなことがあります。自分の悩みがあり、変声期後声がうまく出ないので人と自然に話すことができないこととか(耳鼻咽喉科にも行きましたが特に異常なしと言われとても不満のようです)、容姿髪型のことも気になってふてくされると数時間手が付けられません。
同居の父は今年に入りもう寝たきり寸前、痴呆も出てきて私だけでとても手がかかるようになり、いっぱいいっぱいです。もとよりまだまだ上の二人の息子の心配、夫に対する辛い過去の思い出(モラハラ、浮気)
で押しつぶされそうです。三男を支えてあげたいのに、ドタンバタンされると情けないのとどうしてよいか分からずうるさいよ!といって こじらせてしまうこともあり、とても気持ちが追い詰められています。
息子がいつ機嫌が急変するかドキドキして逃げ出したくなってしまいます。
もう正直三人の子はまともに育てることができないので一緒に連れて死にたいと思ってしまいます。どのように考えて行ったらよいのでしょうか。
投稿日:2015-09-08
返信 1
伊藤幸弘教育研究所さん
きなこみつさんへ削除
はじめまして。
書き込みありがとうございます。

お辛いですね。
今まで耐えて来られたんですよね。
おひとりで。

よくぞここにご相談頂きました。
これからはおひとりではありません。
どうか一緒にいい方向に向かうように考えませんか。

「死にたい」と思うくらい辛いのだとお察ししますが、それは実行しないでください。

以下を読んで感想を聞かせてください。
投稿日:2015-09-08
返信 2
伊藤幸弘教育研究所さん
きなこみつさんへ削除
「死んだって楽にならない」

お釈迦様の教えにこんな説話があります。

あるところに毎日、毎日重荷を満載した荷車を朝から晩まで引かねばならない牛がいました。
その牛はつくづく思った。
「なぜこの俺は毎日、毎日こんなに苦しまなければならないのか!
 いったいこの俺を苦しめているものは何なのか!
 そうだ!
 俺を苦しめているのは間違いなくこの荷車だ!
 この荷車さえなければ俺はこんなに苦しまなくてもよいのだ!」…と。

そしてその牛は荷車を壊そうと猛然と道端にある岩に突進して木っ端微塵に荷車を壊してしまった。

今まで牛を苦しめていた荷車はなくなり快適な気分もつかの間…。

それを知った飼い主は…
「こんな乱暴な牛にはよほど頑丈な荷車でなければまた壊されてしまう」
…そう思い今までの何十倍も重い鋼鉄製の荷車を造ってきた。
そしてその鋼鉄製の荷車に荷物を満載して今までのように毎日、毎日その牛に荷車を引かせた。

以前の何十倍もの苦しみを課せられた牛は再び荷車を壊すことも出来ず深く深く後悔した。

これはある本で紹介されていた釈迦の説話です。
「生きることに疲れた。早く死んで楽になりたい。」

確かにそう言うからには本当に人生疲れてしまっているのだと思います。
疲れたことは決して否定しません。
だからひとまずいろんなことは棚に上げてしっかり休んでもらうことは提案します。

でも!
そのために「死」を選択することは賛成できません。

「死んで楽になりたい」と言うが本当に死んだら楽になれるのか?

牛は自分を苦しめているものは荷車だと考えて
「この荷車さえ壊せば苦しまなくてよいのだ」…と思った。
でも結局、更に苦しい思いを強いられることになります。

「死んで楽になりたい」と言う人も
「この肉体さえ壊せば苦しみから解放され楽になれる」…と思っているのでしょう。

釈迦は言います。
「自らの命を絶てばもっと恐ろしい苦しみの世界へ入っていかなければならない。
 この世で苦しんだまま死ねば必ず死んだ後の世界も苦しみは待っている。
 あの世で幸せになりたければこの世から幸せの身にならなければならない」…と。

死んだら楽になれる!
…そういう人がいるが、もしもそうなら
自殺した人はみんな幸せになる…ということになってしまう。
だがそれは間違っています。

どんなに死にたいと思っても構いません。
でも決して実行に移してはいけません。

死ななくても楽になる方法は人それぞれ必ずあります。
だから僕らは自ら死を選ぶことは決してしてはいけない。

君が、「死んでしまいたい」と思って無駄に過ごした今日は、昨日、残念ながら亡くなった方がどうしても生きたかった明日…なんだから!
投稿日:2015-09-08
返信 3
きなこみつさん
いけないとは思っています削除
ありがとうございます。
お返事とても嬉しいです。
死ぬなんて考えてはいけないと思います。息子がそんなことを言ったら悲しいです。
私は母を自殺で失いました。
その時、心から悲しむことができなかった自分がいました。今でもそのことが苦しいです。
相談内容からずれてしまいましたが、
色々なことがあって、
三男は私の生きる希望であったのです。でも、育った環境とわたしの過保護、過干渉でこんなふうになってしまったのかなと思います。長男、次男とは違うように育てたつもりでしたが。上の2人は虐待と言えるほどきつく当たりました。結局3人とも基本的なしつけもできませんでした。
モラルに欠け大人になった今でも犯罪を犯すのではとハラハラする長男(保護観察の経験があります)、おそらく学習障害だっただろうに何も対処してあげずに育った次男。三男だけは「まとも」に育てろと私の父に言われてきました。この子もやはり・・と絶望してしまいました。
もうどうしてよいかわかりません。


投稿日:2015-09-09
返信 4
伊藤幸弘教育研究所さん
きなこみつさんへ削除
どうかあまりご自身を責めないでください。
「基本的なしつけもできませんでした」…とのことですが、世の中の親で「完璧」にしつけをできている方が何人いるでしょう。
そもそも、完璧とは?

子育てに「正解」はありません。
ということは「不正解」もないのです。
でも、少しでも良くなるように親は毎日奮闘するのです。

その過程が大事だと思いますよ。
そもそも世の中に「失敗」なんてありません。
すべては上手くいくための「プロセス」です。

唯一、「失敗」に近い言葉があるとすれば「諦める」こと。

だから諦めず、絶望せず、上手くいく方法をこの場で一緒に考えていきましょう。
投稿日:2015-09-09
返信 5
きなこみつさん
少し落ち着きたいです削除
アドバイスありがとうございます。
確かに絶望したら終わりですね。
ほとんどの日は、息子は機嫌がよいです。テンションが高めというか。とても年齢より幼いです。
時々、急にイライラしだしてどうしようもなくなります。それは、やはりストレスになることが重なった時で、なんとなく予測ができる時があります。
宿題やテスト勉強が手につかない時とか、やらなければならないことがあるときが多いです。

また、小学生くらいから、この子の友達づきあいの仕方が気になっていました。心が開けないし、自分を出すのが苦手な子です。小学生のころしょっちゅう家に連れて来て主にゲームをするのですが、友達がかなり流動的なのです。○○君と遊びたいというより、ただその日ゲームをやりにこれる子をさそっただけなような。家に連れて来るのは自分が主導権を握れるからかなと思ったこともあります。
今は友達を全く連れてこなくなり、同じ部活の子たちと遊びますが、本音でつきあえる友達はいないようです。

息子が言うには、外ではつねにストレスを感じており、友達から見た印象の自分を演じているから常に疲れているそうです。本当は笑いたくないし、話題で興味のないことが多いのに合わせて会話しているのだとか。
わたしが、ほかの人だって多かれ少なかれそういうことがあると思うよというのですが、中学まではそんなことは意識しなかったのに、自分の「声」が変わってしまってからそうなったと言います。
小さい頃は楽しかったのに、自分は変わってしまった、これからの人生大変なことばかりなんだろうなーとぼやきます。
ネガティブなのは私も主人もなので似てしまったのかもしれません。
私自身人付き合いは昔から大変苦手で、そんな私の姿を見て育っているからでしょうか。



投稿日:2015-09-09
返信 6
伊藤幸弘教育研究所さん
きなこみつさんへ削除
確かに子どもは親を見て育ちます。

ネガティブなのは似てしまった。
人付き合いが大変苦手。

これらもなんらかの影響があるのかもしれません。

…であれば、まずは親のあなたから変わりませんか?

我々の設立当初からの理念は…
「親が変われば子も変わる」です。

では、どうすれば人は変われるか?
以下にその内容に関してまとめましたので参考にしてください。
投稿日:2015-09-10
返信 7
伊藤幸弘教育研究所さん
きなこみつさんへ削除
「自分を変える」

自分を変えたいけど変え方が分からない。自分を変える為にはどうするべきなのでしょうか?
まず…自分の中にも「変えられるもの」と「変えられないもの」…があることを認識することが優先されます。

この二つを分類してみると…
自分の中の変えられるもの→「思考」「行動」
自分の中の変えられないもの→「感情」「生理的反応」
…に区別できます。

例えば…
今、この掲示板を読んでるあなたに対して
「1+1は?」と聞いたら「2」と答えるでしょうし(思考)
「PC(またはスマホ・携帯)に向かいながら首を回して」と言ったらそのようにできるはずです。(行動)
このように「思考」や「行動」はインストラクション(指示)があればすぐに変えられます。

ところが!
「電車に乗り合わせた見知らぬ人を好きになってください」と言ってもいきなり好きにはなれませんし(感情)
「胃液を通常の5倍出してみてください」と言っても自分ではコントロールできません。(生理的反応)

「感情」や「生理的反応」はダイレクトには変えられないものです。

それを踏まえると…「自分を変える」ということは「思考」と「行動」を変えるしかないのです。

…でもこれが難しい。
ホームで電車を待っているとします。これがまた、ちょっと急いでいる時に限って遅れる。
だいたいの皆さんは電車が来るべき方向を覗き込みイライラしてしまうでしょう。
しかし、いくら覗き込んでも電車が来る時間は変えられません。…にも関わらず僕たちは覗き込んでしまう。
「変えられないもの」とは分かっているものの一生懸命イライラを募らせているのです。

自らの力では電車が到着する時間を変えることが出来ないのであれば待っている時間に新聞や本を読むとか調べものをするとかした方が時間を有効に使えますし自分にとってもプラスなはずですよね。

このように日常の良くあるケースから徐々に「思考」や「行動」を変えていくクセをつける。
これが自分を変える近道であり、その先の未来を変えていけるヒントがあるのだと思います。

心理学では「過去は変えられない」といいます。
でも、このように自分を変えることで今現在の物事に対する受けとめ方や、捉え方が変わり、もしかしたら…「過去の事実」は変えられないにしても「過去の形」くらいは変えられるかも知れません。
投稿日:2015-09-10
返信 8
きなこみつさん
もう少しよろしいですか削除
わたしは長男が10代で暴れた時のことを思い出し(私に直接手を出した)、三男が壁や机をけったりするのを見ると、恐怖と情けなさを感じます。
ただ心がすさんでしまった長男とはだいぶ違って、外ではいい子、部活なども楽しんでいるようなのです。しかし、傷付きやすく、ストレスや悩みに対して耐える力が弱いことと、自己中心的な点が心配です。年老いた祖父の前でも壁をけったりするのはやめさせたいです。
暴れはじめたら止めても火に油のようです。なるべく落ち着いているときに
言って聞かせたいのですが、どのような言葉かけが効果的でしょうか。
投稿日:2015-09-12
返信 9
伊藤幸弘教育研究所さん
きなこみつさんへ削除
どのような言葉を掛けても、その言葉を掛ける側と信頼関係が構築されていまければ、何を言ってもまた逆上するでしょう。

子ども信頼関係を深めるためにはコミュニケーションが大切です。
信頼関係を深めるコミュニケーション法を以下にまとめましたので参考にしてください。
投稿日:2015-09-12
返信 10
伊藤幸弘教育研究所さん
きなこみつさんへ削除
コミュニケーション(「聴き方」「伝え方」)

■信頼関係の構築
お子さんとの信頼関係の構築を図るためには円滑なコミュニケーションが大切です。
カウンセリングの領域では、カウンセラーとクライアントの信頼関係(専門的には“ラポール関係”といいます)が絶対条件といわれます。ではその円滑なコミュニケーションを図るにはどうすればいいのでしょう。
コミュニケーションの2つの柱ともいえる「聴き方」と「伝え方」に関して紹介します。


■「聴き方」
「聴き方」を意識しながらお子さんからの話を聴いたことがありますか。「話し方教室」とか「話し方の本」というのはありますが「聴き方」に関する本は意外と少ないのです。しかし、円滑なコミュニケーションを図る上ではこの「聴き方」が特に重要です。

ここではあえて「聴く」という文字を使います。物理的に音が耳に届く「聞く」でもなく、言葉であれこれと尋問する「訊く」でもなく、「心」の文字が入っている「聴く」です。これは、相手を受け入れて相手の話しに耳と心を傾けることを意味します。専門用語では「傾聴」と言います。

相手の話を上手に「聴く」ためには以下の2つの聴き方に分かれます。
その2つとは、「受動的聴き方(パッシブリスニング)」と「能動的聴き方(アクティブリスニング)」です。
それぞれポイントは3つあります。


■「受動的聴き方(パッシブリスニング)」の3つのポイント
1.黙って聴く
これは簡単なようで意外と難しいです。しかし、すべての「聴き方」のベースとなる姿勢です。相手の話しに意見を割り込まずまずは黙って聴いてあげる聴き方です。黙って相手を聴き、受容してあげることで信頼関係は更に強いものになるでしょう。

2.うなずく
「メラビアンの法則」をご存知でしょうか。1対1で話したときに、どのように影響を及ぼすかというと、話の内容などの「言語情報が7%」、口調や話の早さなどの「聴覚情報が38%」、あいづちやうなずき等、見た目などの「視覚情報が55%」の割合であったという実験結果があります。この割合から「7-38-55のルール」とも言われ、「言語情報=Verbal」「聴覚情報=Vocal」「視覚情報=Visual」の頭文字を取って「3Vの法則」ともいわれています。

話しの内容により大きくうなずいたり小刻みにうなずいたりする聴き方です。大きくうなずくときは「なるほどねぇ〜」と言う意味があり、小刻みなうなずきは「もっと話して」という意味を持ちます。それにより相手は「聴いてもらえている」という満足感が得られます。


3.思いを引き出す
「それ、面白そうだからもっと聴かせてよ」「それ大変だったね。もう少し詳しく話して」「それについて、あなたのほうでも何か言いたいことがありそうだね」、「あなたにとって大事なことのようだね。詳しく聴かせて」等のようにひと言、付け加えることで相手を気持ちよく話させてあげることが大切です。
(※注意:実際の会話は「あなた」ではなく、必ずお子さんの名前を呼んであげてください)


■「能動的聴き方(アクティブリスニング)」の3つのポイントは…
1.話しを繰り返す
相手の発した言葉の語尾をこちらが繰り返して発しながら聴く方法です。会話にいいリズムがうまれて話しやすくなります。そして、相手は「自分の話を聴いてもらえている。理解してもらえている」となります。

ただし相手が意見を求めている場合は繰り返しによる聴き方はいったん中断してください。相手から何かを質問をされている場合にその質問を繰り返しても堂々巡りになってしまいます。その際は、はっきりと親としての回答をしてあげるといいでしょう。

2.話しをまとめる
相手の話をある程度の段階でまとめてあげると会話のリズムにアクセントがつき、これも効果的です。
例えば、お子さんが悩みを打ち明けたとします。悩みを打ち明け始めると人は一気に捲くし立てるように話し始めます。それこそ途中でさえぎりたくなるくらいに。その際に、最後まで聴いてそれをまた繰り返す方法(話しを繰り返す)をすると時間が掛かる作業ですし余計に混乱を生じます。その際はある程度こちらで話をまとめてあげるのです。

3.気持ちを汲む
「それは嬉しかったね」「それは悔しいね」「それは腹が立つよね」。こんなふうに相手の心の中の気持ちをこちらの言葉として伝えることで相手は安心した気持ちで話しを出来ます。高級クラブに高いお金を払ってまで、サラリーマンが通うのは、高級クラブのママさんたちはこの「気持ちを汲む」等、聴き方に長けているからなのです。


■伝え方
相手に何かを思いを伝えるときには相手に「何を伝えたか」ではなく「何が伝わったか」が大切です。それを意識することで、部下に対して自分は上司にどれだけ大切に思われているかを実感させる効果があります。それを伝えるためには「言葉」が大切です。

「これは言わなくても分かるだろう」、「恥ずかしくてこんなことは言えない」。まずはそういった考えを排除して時間をたくさん使っていきましょう。

相手に思いを伝えたいときは、「Iメッセージ」が効果的です。相手の行為や出来事を非難がましくなく、事実を述べる伝え方です。
相手にメッセージを伝えるとき、次の2通りの方法があります。それは、「YOUメッセージ」と「Iメッセージ」です。
コミュニケーションを外す人は、往々にして主語が「YOU=あなた」の「YOUメッセージ」になってしまっているケースが多いです。

例えば…僕がリビングで本を読んでいたとしましょう。
そこへ子どもが入ってきてテレビを大きな音で見始めた。
僕は感情のままに…「うるさい!」「ボリュームを小さくしろ!」「隣の部屋で見なさい!」…と言ってしまう。
これは主語が「あなた=YOU」ですよね。
「“お前が”うるさい!」「“お前が”ボリュームを小さくしろ!」「“お前が”隣の部屋で見なさい!」

こちらの思いを正確に伝え相手とのコミュニケーションも外さない方法は主語が「私=I」の「Iメッセージ」です。

「お前が大きな音でテレビを観ることでお父さんは集中して本が読めなくて困ってるんだよ」…これが「Iメッセージ」です。

ポイントは「行動」「影響」「感情」です。

行動→お前が大きな音でテレビを観ることで
影響→お父さんは集中して本が読めなくて
感情→困っているんだよ

その後に「だから音を小さくしろ」と言ってしまうとせっかくの「Iメッセージ」がその瞬間に「YOUメッセージ」になります。
「Iメッセージ」で思いを伝えると相手はこちらの思いをちゃんと受け止めてくれるケースが多いと言われています。


■「Iメッセージ」と「聴き方」との切り替え
自分の意見を伝え、相手の考えを聴くというのはコミュニケーション(会話)の基本です。
しかし、いくらIメッセージを活用して伝えても、「相手を変えてやろう」という想いが心の奥底にあると、しつこく何度も同じメッセージを発することになります。これは「審判的表現」といい、圧力によるメッセージ(=お前が変われ!)になってしまいます。

その際は、まず相手の立場に立ち切って傾聴することが大切です。これが「Iメッセージ」と「聴き方」との切り替えのタイミングです。相手の話を聴くことにより、相手の「抵抗」がとれて相手は安心して、自ら変わることができるのです。また、相手の立場を理解することで、こちらの心にも変化が現れることもあり、他者理解と自己成長が同時に促進されます。

「期待と願望」、「推論と思い込みのズレ」が対人関係のトラブルの元になるのです。
大切なことは“相手を変えようとせず、相手を分かろうとせよ”です。


コミュニケーションとはキャッチボールのようなものです。いくら良いことでも一方的な話と言うのは聴いていてしんどいです。だから、コミュニケーションがドッジボールにならないように、「聴き方」や「伝え方」を意識して相手とのコミュニケーションを図り、信頼関係の構築に努めてください。
投稿日:2015-09-12
返信 11
きなこみつさん
アドバイスありがとうございます削除
子供の訴えに対して、落ち着かせようとか、あまりマイナス思考にならないようにと一生懸命にこう考えたほうがいいよと説得していました。それも子供にとっては気持ちを理解されず、意見を押しつけられていることになるのでしょうか。
またわたしは子供のひと言ひと言も深刻に真面目に受け取りすぎると言われたことがあります。もう少し受け流すというかやわらかく受け止めたほうがいいよと言われたことがあります。
また、息子がイライラしているとき会話していると胸がどきどきして気が遠くなりそうになるときがあります。
今年の春からわたしは頓服として精神安定剤を処方してもらっています。
もちろん薬に頼るのはなるべく我慢しています。
息子の不機嫌に引っ張られないようにしながら、しっかりと受容してあげる、なかなか難しいです。

投稿日:2015-09-15
返信 12
伊藤幸弘教育研究所さん
きなこみつさんへ削除
なかなか難しいですよね。
でも、それを継続して習慣化することで自然とできるようになります。


>それも子供にとっては気持ちを理解されず、意見を押しつけられていることになるのでしょうか。

それは押しつけではないと思います。
大丈夫、続けましょう。


>またわたしは子供のひと言ひと言も深刻に真面目に受け取りすぎると言われたことがあります。

確かに柔らかく受け止めてあげることは効果的です。
大きな問題ではない部分は笑い飛ばすくらいの大らかさの方が子どもにとっては効くこともあるのですよ。


>息子がイライラしているとき会話していると胸がどきどきして気が遠くなりそうになるときがあります。

そんなときは放っておきましょう。
親がそのような状態のまま接していると子どもも辛いですから。
投稿日:2015-09-15
返信 13
きなこみつさん
反省してます削除
今日寝る前になって、久しぶりに息子が急に落ち込んだ様子を見せ、「明確な目標のない毎日はむなしい」と言ってきたので、私が「今度の当面の目標は受験かな」というと、「そういうことじゃない」「昔を思い出すと悲しくなる」と言ってきたのですが、私は「そうかぁ」としか言えずおやすみ!と部屋を出てしまいました。以前もこういう対応しかできず、息子が壁や床をけったりしたことが何回かありましたが今日は何とかその後休んだようです。
現在祖父の具合がとても悪く看病しているので私を気遣って?少し我慢したのかと思います。

話し出せば何時間にもなるとおもいます。息子の感情が爆発するかもしれません。聞いてあげられない余裕のない自分に落ち込み、薄情な親だから息子は私に不満を持つのだろうと思います。
もし疲れていても息子にマイナスの感情をぶつけられたら、親だったらじっくりと話しを聞き受け止めるべきですよね?
投稿日:2015-09-29
返信 14
伊藤幸弘教育研究所さん
きなこみつさんへ削除
疲れていても聴いてあげなければいけないと思うと苦痛ですよね。

そんなときは聴いてあげなくてもいいのです。
むしろ、聴かない方がいい。
だって、自分は一生懸命に話しているのに、苦痛な表情や態度を取られたら嫌ですよね。
自分自身に置き換えてもそれはご理解頂けると思います。

しかし、精神的に余裕のあるときはあるはずです。
一日中疲れていることはないはずなので。

その際は
「ごめんね。今は聴けないから、○○時からなら聴いてあげられるから、その時に声を掛けるね。」
と言って必ずそれは実行することです。

聴き方は以前お伝えしたテクニックを実践してください。
投稿日:2015-09-29
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