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お悩みNO.440
お疲れな父さん
過眠症 対人恐怖 不登校 高1長男削除
高校一年の長男のことです。
二ヶ月ぐらい不登校です。
きっかけは過眠症的な症状が出始めて、最初は無理しても学校、部活には行っていましたが、身体がおかしいと認識したらそれ以来平均15時間、最高で19時間眠るようになり、病院に行くように説得し本人も納得しその時は行く気持ちはかなり高かったですが、当日病院の来院時には、どんな刺激でも起きない状態で病院にいけませんでした。
その後、私の仕事が整体の仕事しているので、8月の後半ぐらいから、毎晩のように息子を見るようにして、対話をするように致しました。
そうすると!
しばらく経ってから、長男がこんな状態になったのは、人の目を気にするのが原因と言いだし、
「こうなったのは、友達にものすごく気をつかうので疲れる。人の視線が気になる。まじめとか、優しいと言われるとそれを保つためにもっと。もっと維持しなければと考えストレス!ニキビもできているので他人の目線が気になりマスク着けて登校するのもそんな気持ちから!」
「頭がいいね!も言われると成績が下がると何思われるかわからない!気持ちが働く」
私に告白してきました。
「すべてこうなった原因はお父さん!一番プレッシャーだった」
「それと、小学校の時バレーボルをしていたら、自分だけが試合に出られて友達から物凄く羨ましがれて、その時ぐらいから人の視線をきにするようになった」
「お父さんの足音もイヤ!溜息もイヤ! 一緒にご飯をたべるのも視線を感じる」
など言い、
「いくら正しい事も嫌いな人から言われると聞けない」
このような事を、私に告白してくれました。
私が「お母さんには、言わなかったの?」と聞くと
息子は「お母さんに言っても〜!」とつぶやきました。
たしかに、私は厳しい父親をしてきましたが、でも昭和の子育てを意識し母は優しく父は厳しくの考えです。でも不思議です。嫌いと言いながら、母にも言っていない、誰にも言っていない事を告白し悩みを打ち明けたのです。しかも翌日になると整体は何時ぐらいからするの?とか聞いて来たりします。
あれだけ嫌いと言いながら・・・長男はどんな気持ちなのか理解できません!
過眠症が、正式にはこのような対人恐怖や視線恐怖などが原因か、他の発達障害などからの原因なのか?分からないから病院には行きたいと思っていると言っています。
しかし、病院の先生に対してニキビが気になる、お父さんの責任のがれみたいで、お父さんから言われると行きたくない!と言います。

このような感じです。
私としては
最初は過眠症の事ばかり考えていましたが。まずは対人恐怖、視線恐怖を治さないといけないような気がします。伊藤先生のDVDは購入し拝見させて頂きました。
長男は、自己肯定感 自尊心が少ないような気がします。
長文になり申し訳ありませんが良きアドバイスをお願いいたします。
投稿日:2015-10-03
返信 1
伊藤幸弘教育研究所さん
お疲れな父さんへ削除
はじめまして。
書き込みありがとうございます。
高1のお子さんの不登校に関するお悩みですね。

嫌いと言いながらも、父親だけに打ち明けた本件。
おそらく、嫌いとは言っても、お父さんのことが好きなのかもしれませんね。
この年代の子どもたちは想いが不安定で言うことも一貫性がないケースがあります。

「嫌いだけど好き」という気持ちがあると申し上げたのはそのことからです。

そして、もうひとつ!
「お父さんならきっと理解してくる」という思いもあるのではないでしょうか。

ご自身に置き換えて考えてみてください。
「この人なら解決してくれるだろう」と思わなければ自分の思いを打ち明けませんよね。

まずは、「ごめんね」が言えることです。
お父さんにも言いぶんはあるかと思いますが、「すべてこうなった原因はお父さん!一番プレッシャーだった」と言わしめてしまったことは素直に謝らなければなりません。
すべてはそこからスタートです。

本来なら病院には行かせた方がいいと思いますが、「お父さんの責任のがれみたいで、お父さんから言われると行きたくない!」と言っている以上、強引に連れていくことは難しいです。

であれば、「お父さんが言うなら行くよ」という関係性を作るほかありませんよね。

その為には大切なことは2点あります。

1.まず自己肯定感・自尊心を高めてあげることです。

2.親子の信頼関係を深めるコミュニケーション。

それらを以下にまとめましたので参考にしてください。


投稿日:2015-10-04
返信 2
伊藤幸弘教育研究所さん
お疲れな父さんへ削除
以下は日本・アメリカ・中国の高校生に対して行ったアンケートです。

1.「私は他の人々に劣らず価値のある人間だ」
YESの回答…日本(31.5%)、アメリカ(81.5%)、中国(86.6%)

2.「時には私は役に立たない人間だと思うことがある」
YESの回答…日本(56.4%)、アメリカ(32.0%)、中国(25.4%)

国民性の違いがあるし、このアンケートだけでその国の子育ての良し悪しは判断出来ません。
しかし、それにしても日本の高校生の自己評価の低さは突出しているのです。
我々は日本の子供がアメリカ、中国に比べて特別に劣っているとは思えません。

では、どうして日本の子どもたちはこんなに自己評価が低いのでしょう?
考えられるひとつの原因として社会の子どもに対する態度が挙げられます。
何かにつけて「わがままだ」「やる気がない」「甘えている」etc
…などの否定的な言葉を繰り返し刷り込んで来た結果かもしれません。

子どもが学校から帰って来たとき、日本では「いい子にしてた?」「先生に怒られるようなことしてない?」と開口一番言ってしまう親がいますよね。
欧米の場合、多くは「お帰り!今日は一日楽しめたかい?」…こんな言葉を掛けます。

毎日の積み重ねの結果がアンケート結果に表れているのかもしれませんね。

人間が生きていくためには「自分は存在価値がある」「生きていていいんだ」という自己評価は大切な要素です。
これを心理学では「自己肯定感」といいます。

自己肯定感は子ども時代に育まれると言われます。
自己肯定感を育ませるとは、何かをやらせて褒めて育むものではありません。
それだと失敗した時には逆に子どもを否定することになり「自己“肯定”感」ではなく、「自己“否定”感」を育むことになってしまいます。

自己肯定感を育むとは…子どもの今をそのまま認めること。
存在自体を認めて「生まれて来てくれてありがとう」というメッセージを伝えることです。

現代カウンセリングの礎を築いた、アメリカの心理学者、カール・ロジャースはこう言います。
「I love you because you are you」
これはカウンセラーがクライアントに接する際に基本となる姿勢です。
要するに「あなたはあなたのままで良いんですよ」という意味です。〜

人を愛するのに理由なんてありません。
成績がいいから?
言うことを聞くから?
良い学校に入ったから?

すべて違います。

その子どもの存在自体が愛するに値するからです。

だから「生まれてくれてありがとう」なのです。
投稿日:2015-10-04
返信 3
伊藤幸弘教育研究所さん
お疲れな父さんへ削除
コミュニケーション(「聴き方」「伝え方」)

■信頼関係の構築
お子さんとの信頼関係の構築を図るためには円滑なコミュニケーションが大切です。
カウンセリングの領域では、カウンセラーとクライアントの信頼関係(専門的には“ラポール関係”といいます)が絶対条件といわれます。ではその円滑なコミュニケーションを図るにはどうすればいいのでしょう。
コミュニケーションの2つの柱ともいえる「聴き方」と「伝え方」に関して紹介します。


■「聴き方」
「聴き方」を意識しながらお子さんからの話を聴いたことがありますか。「話し方教室」とか「話し方の本」というのはありますが「聴き方」に関する本は意外と少ないのです。しかし、円滑なコミュニケーションを図る上ではこの「聴き方」が特に重要です。

ここではあえて「聴く」という文字を使います。物理的に音が耳に届く「聞く」でもなく、言葉であれこれと尋問する「訊く」でもなく、「心」の文字が入っている「聴く」です。これは、相手を受け入れて相手の話しに耳と心を傾けることを意味します。専門用語では「傾聴」と言います。

相手の話を上手に「聴く」ためには以下の2つの聴き方に分かれます。
その2つとは、「受動的聴き方(パッシブリスニング)」と「能動的聴き方(アクティブリスニング)」です。
それぞれポイントは3つあります。


■「受動的聴き方(パッシブリスニング)」の3つのポイント
1.黙って聴く
これは簡単なようで意外と難しいです。しかし、すべての「聴き方」のベースとなる姿勢です。相手の話しに意見を割り込まずまずは黙って聴いてあげる聴き方です。黙って相手を聴き、受容してあげることで信頼関係は更に強いものになるでしょう。

2.うなずく
「メラビアンの法則」をご存知でしょうか。1対1で話したときに、どのように影響を及ぼすかというと、話の内容などの「言語情報が7%」、口調や話の早さなどの「聴覚情報が38%」、あいづちやうなずき等、見た目などの「視覚情報が55%」の割合であったという実験結果があります。この割合から「7-38-55のルール」とも言われ、「言語情報=Verbal」「聴覚情報=Vocal」「視覚情報=Visual」の頭文字を取って「3Vの法則」ともいわれています。

話しの内容により大きくうなずいたり小刻みにうなずいたりする聴き方です。大きくうなずくときは「なるほどねぇ〜」と言う意味があり、小刻みなうなずきは「もっと話して」という意味を持ちます。それにより相手は「聴いてもらえている」という満足感が得られます。


3.思いを引き出す
「それ、面白そうだからもっと聴かせてよ」「それ大変だったね。もう少し詳しく話して」「それについて、あなたのほうでも何か言いたいことがありそうだね」、「あなたにとって大事なことのようだね。詳しく聴かせて」等のようにひと言、付け加えることで相手を気持ちよく話させてあげることが大切です。
(※注意:実際の会話は「あなた」ではなく、必ずお子さんの名前を呼んであげてください)


■「能動的聴き方(アクティブリスニング)」の3つのポイントは…
1.話しを繰り返す
相手の発した言葉の語尾をこちらが繰り返して発しながら聴く方法です。会話にいいリズムがうまれて話しやすくなります。そして、相手は「自分の話を聴いてもらえている。理解してもらえている」となります。

ただし相手が意見を求めている場合は繰り返しによる聴き方はいったん中断してください。相手から何かを質問をされている場合にその質問を繰り返しても堂々巡りになってしまいます。その際は、はっきりと親としての回答をしてあげるといいでしょう。

2.話しをまとめる
相手の話をある程度の段階でまとめてあげると会話のリズムにアクセントがつき、これも効果的です。
例えば、お子さんが悩みを打ち明けたとします。悩みを打ち明け始めると人は一気に捲くし立てるように話し始めます。それこそ途中でさえぎりたくなるくらいに。その際に、最後まで聴いてそれをまた繰り返す方法(話しを繰り返す)をすると時間が掛かる作業ですし余計に混乱を生じます。その際はある程度こちらで話をまとめてあげるのです。

3.気持ちを汲む
「それは嬉しかったね」「それは悔しいね」「それは腹が立つよね」。こんなふうに相手の心の中の気持ちをこちらの言葉として伝えることで相手は安心した気持ちで話しを出来ます。高級クラブに高いお金を払ってまで、サラリーマンが通うのは、高級クラブのママさんたちはこの「気持ちを汲む」等、聴き方に長けているからなのです。


■伝え方
相手に何かを思いを伝えるときには相手に「何を伝えたか」ではなく「何が伝わったか」が大切です。それを意識することで、部下に対して自分は上司にどれだけ大切に思われているかを実感させる効果があります。それを伝えるためには「言葉」が大切です。

「これは言わなくても分かるだろう」、「恥ずかしくてこんなことは言えない」。まずはそういった考えを排除して時間をたくさん使っていきましょう。

相手に思いを伝えたいときは、「Iメッセージ」が効果的です。相手の行為や出来事を非難がましくなく、事実を述べる伝え方です。
相手にメッセージを伝えるとき、次の2通りの方法があります。それは、「YOUメッセージ」と「Iメッセージ」です。
コミュニケーションを外す人は、往々にして主語が「YOU=あなた」の「YOUメッセージ」になってしまっているケースが多いです。

例えば…僕がリビングで本を読んでいたとしましょう。
そこへ子どもが入ってきてテレビを大きな音で見始めた。
僕は感情のままに…「うるさい!」「ボリュームを小さくしろ!」「隣の部屋で見なさい!」…と言ってしまう。
これは主語が「あなた=YOU」ですよね。
「“お前が”うるさい!」「“お前が”ボリュームを小さくしろ!」「“お前が”隣の部屋で見なさい!」

こちらの思いを正確に伝え相手とのコミュニケーションも外さない方法は主語が「私=I」の「Iメッセージ」です。

「お前が大きな音でテレビを観ることでお父さんは集中して本が読めなくて困ってるんだよ」…これが「Iメッセージ」です。

ポイントは「行動」「影響」「感情」です。

行動→お前が大きな音でテレビを観ることで
影響→お父さんは集中して本が読めなくて
感情→困っているんだよ

その後に「だから音を小さくしろ」と言ってしまうとせっかくの「Iメッセージ」がその瞬間に「YOUメッセージ」になります。
「Iメッセージ」で思いを伝えると相手はこちらの思いをちゃんと受け止めてくれるケースが多いと言われています。


■「Iメッセージ」と「聴き方」との切り替え
自分の意見を伝え、相手の考えを聴くというのはコミュニケーション(会話)の基本です。
しかし、いくらIメッセージを活用して伝えても、「相手を変えてやろう」という想いが心の奥底にあると、しつこく何度も同じメッセージを発することになります。これは「審判的表現」といい、圧力によるメッセージ(=お前が変われ!)になってしまいます。

その際は、まず相手の立場に立ち切って傾聴することが大切です。これが「Iメッセージ」と「聴き方」との切り替えのタイミングです。相手の話を聴くことにより、相手の「抵抗」がとれて相手は安心して、自ら変わることができるのです。また、相手の立場を理解することで、こちらの心にも変化が現れることもあり、他者理解と自己成長が同時に促進されます。

「期待と願望」、「推論と思い込みのズレ」が対人関係のトラブルの元になるのです。
大切なことは“相手を変えようとせず、相手を分かろうとせよ”です。


コミュニケーションとはキャッチボールのようなものです。いくら良いことでも一方的な話と言うのは聴いていてしんどいです。だから、コミュニケーションがドッジボールにならないように、「聴き方」や「伝え方」を意識して相手とのコミュニケーションを図り、信頼関係の構築に努めてください。
投稿日:2015-10-04
返信 4
お疲れなお父さんさん
過眠症 対人恐怖 不登校 高1長男 削除
お世話になっております。
息子が高校行かなくなり、四ヶ月ぐらいなります。
10月後半ぐらいから少し変化が出てきました。

朝も起きれるようになり、昼間を寝らずに過ごす時間帯が増え
自分から過眠症外来がある精神科に行くと言いだし受診し、そして地元にある不登校をサポートするNPO法人に行き、現在の高校を辞めた場合の進路アドバイス(通信制や定時制高校などついて)の話を聞きにも出かけたりしたので、少し良い方向に変化が表れ始めました。


しかし11月8日の日曜日に、夜においしいステーキ肉を買ってきたから、食べさせようと部屋の戸を開けると、静かに開けて!音がうるさい! と長男が怒鳴りました。
私は、依然に、お父さんが嫌い!足音もイヤ!戸を開け方はげしいので、静かに開けて!
と言われたので、今回もものすごく注意し意識しながら戸を開けました。
それなのに、こんな感じの調子なので私も少し苛立ちを抑えてリビングに戻りました。

そして2時間後、長男から今日は整体しないの? と尋ねてきましたので、私は先ほどの件もあり、少し立腹してましたが、長男の部屋で整体を施術をしました。
部屋を出ようとする時に、
長男「パソコンは買ってくれないの?」
父  「ハァ〜! 以前はネットゲームに今の状況でしたら依存症になりやすいから、
   我慢するって納得したよね〜!今はそんな事考える暇ないはずだろう〜!」
   今は何を考えているの?」

長男「お父さん、お母さんは、僕を病気の方向に持っていこうとしている!」
父 「どうして、そんな風に思うの? トイレも行かず、食事も水分も取らないで、
  19時間も寝たりしてたら、誰だって病的考えるの当たり前で、親なら病院に、
  連れて行こうとするのが当たり前だろ〜」
  「病気にする事で、親が責任逃れをしていると思っているの?」
  「○○は、そんなに、すべてを俺の製にしたいの?」
  「○○こそ、人の製していない!」 

その時 長男は、泣いていました。
しまった! 言い過ぎてしまった、と思いました。

そして翌日から、過眠が始まりました。

でも過眠の内容は依然と違うのです。
以前は何時に寝ても、起きない状態でしたが、
今は、わざと夜遅くまで起き、酷い時は夜3時ぐらいまで起きて
昼と夜の逆転しようとしているように、見えます。

態度も少し変わりました。
部屋の戸を開けると、完全に強気の態度で私に怒るようになりました。
ただこれに関しては、8月以前までは、私に緊張した態度が多かったので
反抗期の態度に変わったので、私に対して以前のような、威圧感。プレッシャー
などは、少し和らいだから、反抗できているのか、
それとも、これから家庭内暴力に発展するのか?
母親には、お父さんは全然わかっていない、と長男はいったそうです。

せっかく、良い変化が感じられるようになったのに、
失敗した感じがします。

それ以来、向こうから整体をしてと言うことはないです。

どんな対応すればよいでしょうか?

補足
嫁も精神科の通院歴があり、嫁の母親は酷い親で絶縁状態
共感力が乏しいと10年前に診断でてます。
なので、父性が強い家庭だったと思います。
 
   
  
投稿日:2015-11-19
返信 5
伊藤幸弘教育研究所さん
お疲れなお父さんへ削除
>どんな対応すればよいでしょうか?

明確です。
「ごめんね」と伝えましょう。

「言い過ぎてしまった」と思った瞬間に謝ればよかったのでしょうけど、今となっては過去を色々いっても建設的ではありません。

でも、今なら言えますよね。
言えるチャンスがあるのに大切なことを言えないのはダメです。
投稿日:2015-11-19
返信 6
伊藤幸弘教育研究所さん
お疲れなお父さんへ削除
お子さんはきっと自分に対して「自信」を失いかけているのでしょう。

自分自身に「自信」を持つヒントとして以下にまとめましたので参考にしてください。
投稿日:2015-11-19
返信 7
伊藤幸弘教育研究所さん
お疲れなお父さんへ削除
「自分に自信を持つ」

―― どうしても自信が持てない…
―― 日常生活を送る中で、自分に対してOKが出せない…
―― 堂々と人と接することができない…

こうした悩みを持つ方はとても多くいらっしゃいます。

かといって、そんな時に自信を持とうと頑張って努力しても、どうしても自信を持てないことも多いもの。それには、自信を持てない隠された理由があるからなんですね。
それでは、いったいどうしたら自信を持てるようになるのでしょうか?

まずは、「自信を持てない」という状態について見直してみましょう。「自信がない」という状態には、いくつかの具体的な“症状”があります。

◆何をしても不安で、他人からの意見に怯えてしまう
◆始める前からダメだと思って、やらずに終わってしまう
◆やってみようと思った途端、不安があふれだしてストレスフルな状態になる
◆自分よりも他者のほうが優れているように見えて、比較して落ち込んでしまう
◆自分の良いところが認められず、どんなに頑張っても劣等感がぬぐえない
◆評価してもらっても、自分で自分のことが認められないため、他者からの評価を受け入れられない
◆自分を認めることができないため、行動が起こせない

あてはまるものはありませんか?

「自信がない」というと漠然とした感情のようですが、こうして分析してみると、心の状態と行動(現象)が連動していることがほとんどなんですね。

逆に、「本人が努力してきた過去がある、才能がある、周囲から認められている、客観的に見てできている」という実態に関わらず、本人が「“自信を持てない”と思っている」ことです。

実際に、「周囲から見ればできているのに、あの人は自信がない」とか、「どうしてそんなに自分を否定してしまうの?」と感じることも少なくありません。けれども、本人にしてみれば、「強烈な自己否定感」と、「それゆえに思ったとおりに行動に移せない」という二つの事柄と戦っている状態なのです。

なぜこうした自己否定感や行動できないという状態が生じてしまうかというと、それは、「もともと本人に対して否定的な意見を植え付けた人間がいる」ということが原因です。

人は子供時代、肯定的な意見を聞かせられて育ったり、あるいは、失敗したときに優しく受け容れてもらったりしていると、その状態を記憶し、自分でも他者からしてもらった肯定的な態度を繰り返すようになります。
けれども、子供時代にそれがなく、親や先生、周囲の人間から否定的な意見しかもらえなかった人は、大人になってからもそのときの態度を無意識に真似してしまい、自分に対して自罰を繰り返すようになるんですね。
そして、否定された経験を軸にして、自分のことを自分でマイナス査定し、推し量ってしまうのです。
誰しも、誰からも教えられたことがないことは、実行することができません。それは、「自信を持つ」という心の状態であったとしても、同じことです。自信というのは、「能力や良いところを認め、育てるという経験」がなければ、できないものなのです。

つまり、「認められ、褒められた経験がない」ために、その方法を理解できず、与えられた否定しかできない、ということが「自信がない」という状態です。

こうした状態のときは、過去に親や周囲の人間が自分を否定してきたように、自分の否定的なところにばかり焦点が当たっています。
人は良いところも悪いところもあって、それが普通なのですが、あまりにも否定されて育ったために、自分の肯定的な要素を認められないということを繰り返しているんですね。

だからこそ、こうした不安定で苦しい内的な状態を変えるためには、自分で自分を見る視点を変え、育て直すことが必要になってきます。
視点を変え、自分を育て直す方法としては、次のように少しずつ考え方を変えていくことです。

◆ありのままの自分を認め、子供の頃に言ってもらえなかったプラスの言葉がけを自分に対してしてあげること
◆他者の価値観で判断するのではなく、自分の判断で自分の成し遂げたことを認めること
◆過去にしてきたことで、他人からは認めてもらえなかったことを、自分自身で認め直すこと
◆社会的な達成ではなく、細かなことであっても、できたことを一つひとつ褒めること
◆他者に依存して自分の価値を決めるのではなく、自分がどうしたいのか意志を持って行動すること
◆失敗など、実際に成果が伴わない場合も、努力した自分を認めること

「他者の目」や「結果」を基準にするのではなく、自分で自分を認めるということが役に立つでしょう。
このとき、親が子供を見守ってあげるように、「自分で自分の親代わりをし、愛情深く、優しく認めてあげること」がポイントです。

不適切に否定的なことを投げかけられていたとしても、あなたがあなた自身を肯定的に捉えてあげることで、やがて自然に自分に対して「私は大丈夫」という肯定感へと変わっていきます。お友だちを励ますように、優しく自分に接してあげることも効果があります。

「自信のなさ=自己否定」は、今まで無意識に繰り返されてきたために癖になっていますから、はじめは意識して変えてあげることが必要です。しかし、自己否定も単なる「癖」に過ぎませんので、意識して繰り返すようになれば、1週間もすれば、だんだんと自分に対する肯定的な捉え方ができるようになってきます。
このように、「自信を持つ」とは、決して外側に認められることではなく、自分で自分を認め、肯定する気持ちを持つことで得られるものなのです。

他者の評価を追い続けている限りは、いつまでもその基準で生きてしまい、自分を肯定し、安心するという状態に到達することはできません。
心の中や自分の見方を変えてあげるだけで、やがては大きな「自分を信じる肯定感」に結びついていきます。小さな習慣も、意識して続けることで、考え方の根底を変えることにつながります。自分自身を大切に育て直す気持ちで接することから始めてみましょう。
投稿日:2015-11-19
返信 8
お疲れな父さんさん
過眠症 対人恐怖 不登校 高1長男削除
お世話になっております。
出席日数が、あと一日休んだら留年確定のギリギリの状態で、12月から保健室登校しています。
それでも午後2時に起床して3時に学校へ着く状態です。
親としては。行かない状態からすると良い方向だと思っています。
しかし他の生徒達と顔合わせないような状況で会いたくないと言っています。

本人は、「今の高校に行くのと、やめて定時制に行くのは、保健室登校の前は、定時制の方に変わる気持ちが高かったけど、今は同じくらい!」
と言っています。

理由を尋ねたら
「定時制に変わるば、その事で中学の友人や今の高校の知人からどう思われるかが気になるから!」
と言ってきました。

かなり人の評価が気になってるみたいです。

前回のご指導頂いたように、自己肯定感を上げ、自己否定する癖の話を息子にしたのですが、うまく伝わっていないようです。
何かうまく伝える言葉や事例などありませんか?

よろしくお願い致します。
投稿日:2015-12-05
返信 9
伊藤幸弘教育研究所さん
お疲れな父さんへ削除
自分に自信をつけるために、そして、自己肯定感を上げていくために…前回は高校生に対しては長々と難し言葉を羅列してしまいました。
反省します。

今回はひと言!

幕末の名言だけをピックアップ!

「世の中の人は何とも言わば言え。わが成すことは我のみぞ知る。」
(坂本龍馬)

ーー自分の選んだ道を信じようーー
世間の人は、何とでも好きなように言えばよい。
自分のすることは、自分だけがわかっている。
薩長同盟を実現し、大政奉還の立役者となった坂本竜馬が詠んだ和歌である。
時代の先を読み、大きな理想を抱いて進んでゆくときには、それを理解しない
者の批判や嘲笑が必ずある。
それを気にして萎縮してしまっては、思いを実現することは、出来ない。
自分を信じて、突き進もう。

投稿日:2015-12-05
返信 10
お疲れな父さんさん
過眠症 対人恐怖 不登校 高1長男 削除
ご報告です。
三学期から学校に行くようになりました。
まだ人の視線は気になるみたいですがよかったです。
年末に私が
(プライドが高く恥をかきたくないだけじゃなの?今なら間に合う!これ以上休んだら引きこもり、周りは過眠症と思っているから行くなら最後のチャンスじゃなの?)
私も最後の賭けだと思いしかりました。担任にも同じ事を言ってもらいそれからちゃんと起きるようになり、3学期始業式からちゃんと言っています。
この間は学年末試験も終えてほっとしているみたいです。
まだ安心できませんが安堵しています。
伊東先生のDVDがものすごく役にたち事らの掲示板で相談させていただいた事が良かったです。
ありがとう御座いました。
また時々ご報告させて頂きます。
投稿日:2016-03-02
返信 11
伊藤幸弘教育研究所さん
お疲れな父さん削除
お久しぶりです。
嬉しいご報告をありがとうございます。

本人が一番頑張ったのでしょうが、ここに至るまで、親も頑張りましたよね。

また時々ご報告いただけると嬉しいです。
投稿日:2016-03-02
返信 12
お疲れな父さんさん
過眠症 対人恐怖 不登校削除
お世話になっております。
息子は 無事に二年生になり
部活も復帰しました。

しかし、一学期は10日間学校を休み
期末試験や模擬試験の時も朝おきれずに休んでいます。

昼夜逆転しスマホゲームばかりです。
夏休みも 進学校なので特別授業があってますが、出たり出なかったりです。

本人は、ニキビが気になり暑い中にマスクするのが嫌だ!
気持ちわっかてよ〜と言います。

ニキビは親が見ても、だれがみても、だいぶ良くなりました。
でも本人は教室だと明るいから目立つといって、何もわかっていないと、
怒ります。
このような状況です。

最近は私のアドバイスにも反抗的で聞き入れてくれません、
妻に寄り添うって話をよくしてあげてと言ってますが、妻は自分の母親から虐待レベルを受けていますので、困惑し呻く母性を発揮できませんし寄り添う方がわからないと言っています。

私も体調崩し、持病の緑内障が悪化し大変な状況です。
私としてもう少し、妻の母性がうまく伝われば息子も変わるとおもうのですが、
妻は寄り添い方がわからないと、言います。
具体的に、妻はどんな行動すればいいのですか?
学校に行きたくないといったとき どんな言葉を言ってあげたらいいのですか?

妻は 精神科で共感力がない、罪悪感が強いといわれています。
私も常に感じます。
口論になると私を叩いてと言ってきます。
そして自分の太ももを自分で痣ができるぐらいに叩いています。
おそらく自傷行為だと考えられます。
妻のほうが、奥底に眠っている病的な精神状態はひどいと考えられます。

よろしくご指導のほどお願いします。

投稿日:2016-08-23
返信 13
伊藤幸弘教育研究所さん
お疲れな父さんへ削除
お久しぶりです。
自傷行為…以下にリストカットの対処法をまとめたものを紹介します。
今回の件ですべて当てはまるとは思いませんが、ひとつでも参考になれば…幸いです。
投稿日:2016-08-23
返信 14
伊藤幸弘教育研究所さん
お疲れな父さんへ削除
長いですので何回かに分けます。
投稿日:2016-08-23
返信 15
伊藤幸弘教育研究所さん
お疲れな父さんへ削除
「リストカット対処法 はじめに」

最初に、リストカットをする心理的な背景を理解しましょう。
カミソリやカッターでリストカットすると、自分自身の中で渦巻いていたジリジリする気持ちが少しだけ抜けて内圧が下がります。
また、リストカットする時というのは「自分が変わりたい」という気持ちの表れであるとも言われています。
そのことを汲み取り「今、変わりたいんだね」と声を掛けてあげることも効果的です。

対処法としてはまず、赤いボールペンを用意してください。
そして肌を傷つけない程度の強さでそのペンでリスカをしたいと思う場所に線を書いてみてください。
(リスカをするのと同じような方法で)

その後にノートを準備してください。
そしてそのノートに「なぜリスカをしたくなったのか」を書いてください。
殴り書きで結構ですし、紙が何枚になっても構いません。
ノートが真っ黒になるまで書いて自分の中で溜まってしまったうっぷんを吐き出します。

人は思いを文字にすることで「スーッ」と気持ちが晴れるときがあります。
そして気持ちがある程度、落ち着いた段階でじっくりと話を聴いてあげるのです。

体を傷つけるという以外の方法で、自分の中で渦巻いたものを放出する術を身につけることができれば、リストカットも自然に治っていきます。
投稿日:2016-08-23
返信 16
伊藤幸弘教育研究所さん
お疲れな父さんへ削除
「リストカット対処法」1

自傷行為をしたくてしている人はほとんどいないと思います。
できればしたくない、治したいと思っている方が多いですよね?
ですので、今回は自傷行為を治していく方法を書いていきます。

●まずは自分の中にある根底の問題と向き合う
なぜ、自分は自傷行為をしてしまうのか?
その部分についてゆっくりと自分自身と向き合って考えたことはあるでしょうか。
この部分が、自傷行為を誘発する環境や原因を取り除くことにつながる大事な情報となります。
自傷行為を克服するためには、本人が「なぜ、自分の身体を傷つけるのか?」ということをしっかり見つめなおす必要があります。

これは正直、簡単なことではありません。
自分のことを本当に理解している人などほとんどいませんしまずは 自分を知ろうと行動することがすでに大きな変化であり、大きな自身の成長へとつながりますのであせらず、あきらめないで克服していきましょう♪

・そもそものきっかけは?
■友人とケンカした。
■親に注意された
■自分のことを素直に話ししても受け入れてもらえず自分を理解してもらえていないと感じた。
(友人や親はあなたを傷つけるつもりで言ったわけではなくても何気ない一言が後々まで心に強い不安や絶望感などを感じさせる場合があります。)

・その時どうしたらよかったのか?
□友人との会話でもっとちゃんと相手の話を聞けばよかったのでは?
□自分の気持ちをもっと相手に理解しやすいように伝えられなかっただろうか?
(ここを考えすぎて落ち込まないようにね。
ただ、なぜその時に自分はそういった対処ができなかったのかを自分自身で考えられるようになることを少しずつできるようにしていきましょう)

・その時の自分の気持ちは?
■怒り
■悲しい
■くやしい
■憎い
■あせり
■切ない などなど
(その時の自分の気持ちを振り返ってみます。)

・その時どうしたらよかったのか?
□ほかの解決方法が思いついていたとしたらその時の激しい感情はおさえられなかっただろうか
□その時の気持ちを相手に言葉で伝えられなかっただろうか
□我慢することはできなかったか などなど
(自分の気持ちをなだめる方法や他にそらす方法、冷静になる方法などを自分なりに考えます。)

・自身を傷つけてしまった後はどうだった?
■安心した。
■すぐにむなしくなってしまった。
(自分を傷つけてしまった後の安堵感、一瞬の開放感などどう感じましたか?
その感覚がどのくらい持続しましたか? 傷をつけたことによるデメリットよりメリットのほうがあるのかどうかも落ち着いて考え 見直してみましょう)

・その時どうしたらよかったのか?
□傷つけた時は楽になるが、その後の周囲との関係がかえって悪化してしまうのでは?
□自らを傷つけるよりも楽な方法はないだろうか?
(冷静に自傷行為のメリット、デメリットを考えてみると傷つける以外の方法での対処に目がむきやすくなります^^)

どうでしょうか?
自分を見つめなおすという作業は一人ではなかなか進まないものです。
専門の方に話しを聞いてもらう、対話することで自分自身が見えてくることもありますから まずはあせらずに少しずつ前に進んでいきましょう。
投稿日:2016-08-23
返信 17
伊藤幸弘教育研究所さん
お疲れな父さんへ削除
「リストカット対処法」2

・リストカットなどの代わりになるものを見つける。
・自分の身体を大事にする習慣を身につける。
・言葉や文章を使ったコミュニケーションをとる。
・いつでもできる息抜き法。
・身体と心をリラックスさせる。
…です。

これらは単品でやるというよりも全てをある程度並行させてやっていくことでより効果がありますので、ぜひやってみてください。

では まずは
●リストカットなどの代わりになるものを見つける。
まずはリストカット以外の方法で問題を解く方法が身につけばリストカットの回数は減らすことができます。

以下に自分で体得できる方法をご紹介します。

●代替技法(だいかえぎほう)
・皮膚を赤く塗ったり、傷跡を描いてみる。
・輪ゴムなどで皮膚をはじき 刺激を与えてみる。
・氷などをいつも切る場所にあてて刺激を与えてみる。
…などなど

これ以外での気の紛らわせ方として
・大声で叫んでみる。
・気分が落ち着くまで紙をやぶいたり、紙になぐり書きをしてみる
・なぐっても手を傷めないような殴り専門のクッションを一つ用意してたたいてみる。

ただし あくまでこれは代替ですので 他の方法が軌道に乗るまでの一時しのぎだということを忘れないようにしてください。
すぐにできますがあまり長く続けないようにしてください。
ぜひ、「傷つけるのを自分は我慢したんだ!」とか「自分で行動を選んで決めたんだ!」というように自分が自分をコントロールできたことへの実感をまず感じ取ってほしいのです。

●自分の身体を大事にする習慣を身につける。
まず、自傷行為とは、本来守らなければならない自分の身体をすすんで傷つけるという通常では考えらない行動であるがゆえに家族や友人への衝撃が大きいのです。
これはつまり 「自分の身体は大事だから守らなければならない」と感じていないということなのです。
ですので、まずは自分の身体について考えたり、健康に気を配ったりしていきます。

●自分の健康について考える
・一日の食事の内容を見直してみよう♪
・間食などを控えめにするよう意識してみよう♪
・健康診断を受けてみよう♪

まずは、上記のことを含め身体を大事にすることを意識しつつ実践してみてください。
健康になると身体への安心感が深まります。
健康に気を配るようになると、自分の身体の不調などにも早く気づけるようになります。
そうなることで身体の痛みや不快感に気づくことができるようになります。

●自分のセクシュアリティ(性のありかた)を考える
・自分にとっての男性らしさ、女性らしさについて見つめなおしてみる。
・大人になりつつある自分の身体を受け入れる。

上記のことを考えつつ おしゃれをしてみたり、たとえば性的特徴を強調する服装や、逆に隠す服装を試してみたり(いやらしい意味ではなく)、身体的な魅力を高めるのもセクシュアリティを確かめる一つのポイントです。
おしゃれ以外にも好きな自分を思い浮かべてみるのもいいです。
自分の身体の好きな部分はどこだろう?と考えたりしてみて自分の身体を好きになりましょう。

●身体を動かすことの楽しさを感じる
・好きなスポーツをしたりダンスをしてみて身体を動かしてみる。
・ヨガやマッサージなどでリラックスしつつ意識して身体を動かしてみる。

スポーツなので身体を動かすことで得られる気持ちよさや充足感などは身体に対するイメージをプラスへと強めてくれます。
得られる満足感によって自傷行為の衝動を抑えてくれるのです。

これらの方法を重ねていくにつれて…

●自分の健康や身体をコントロールする感覚を取り戻す。
自分の身体を守り、管理し、コントロールできるのは自分自身であり自分を大切にできるのは結局、自分であるということに気づくことができます。
今までの事柄を少しずつ身につけていくことで衝動的に自分を傷つけてしまったり、もう自分なんてどうなっても構わない!
…というなげやりな気持ちも少しずつ抑えられるようになります。
投稿日:2016-08-23
返信 18
伊藤幸弘教育研究所さん
お疲れな父さんへ削除
「リストカット対処法」3

●言葉や文章を使ったコミュニケーションをとる。
人は 言葉で言わなければ伝わらないことが多いです。
激しい怒りや自己嫌悪などによる突発的な行動も少しずつでもいいので言葉や文章にしていくと自傷行為などへ向かう衝動は和らいでいきます。

・日々の日記をつけてみよう!
自分の気持ちを言葉にするにはうってつけなのが日記です。
素直に自分の今の気持ちを書くことで出来事を振り返り客観的に自分のことを見られるようになります。

つまりは頭にあるごちゃごちゃしたいろんな想いを書き出すことで整理することができるわけです。
自分はなぜ、あの時イライラしてしまったのか?
あの時 こちらの選択肢を選ぶこともできたのではないか?
友人や家族の行動や言葉をもう一度考えてみてあの時、自分を攻撃しているように受け取ってしまったけれど 実は自分のことを考えてくれての言葉や行動だったのではないか?
…などなど

一度、文章にすることで 冷静な状態で物事を見ることができるようになります。
これは手軽で自身の成長にもつながりますので誰もが行うことで新たな発見ができますのでぜひ、おためしください。

・自分と周りの人とのコミュニケーションを見直してみよう♪
まずは あいさつから始めていきましょう。
おはよう、こんにちは、こんばんは、おやすみなさいと周囲との関係があまり良くない状態になってしまっていて話す機会が少なくなってきている場合は まず あいさつからはじめてみましょう。

最初は相当な勇気がいりますし、なかなかタイミングもつかめないかもしれませんが少しずつ、焦らないで。

・イライラしたら行動で表すのではなく 言葉で伝えよう♪
イラっとしたら即行動! ではなく ●●が●●だから●●なんだよ!
…みたいな感じになぜ?何が?どうなる?を言葉にするとより伝わりやすいです。
行動で表されてもまわりは原因がわからず、対応ができません。

言葉で表すことで自分も相手にもお互いに突破口を開くことができるようになります。

・いつも気づけば喧嘩ばかり、どうしたらいいんだろう?
喧嘩をする場合は必ず なんかしらの原因があります。
だとすれば なぜ喧嘩してしまったのか? 原因は? 等を考えつつ喧嘩をしていない時と何が違うのか?などを考えてみると
口を開けばすぐ喧嘩という状態を打破できるようになります。
投稿日:2016-08-23
返信 19
伊藤幸弘教育研究所さん
お疲れな父さんへ削除
「リストカット対処法」4

●いつでもできる息抜き法。
自分を傷つけたいという衝動が強くなった時にすぐにできる息抜き法は強い味方となります。
選択肢が多いことや、費用がかからず、そして手軽なので、まずはここから初めていくのもいいかもしれません。
自傷行為と向き合うためにはまわりの人の協力も不可欠ですが常に誰かがいるわけではありません。

誰かと一緒にいる時より一人でいる時間のほうが以外と長いものです。
ですので、一人の時間をどう過ごすかがとても重要となってきます。

・すぐにできる方法
●本を読む
●ゲームをする
●部屋の掃除
●音楽を聞く
●自分の好きな趣味(絵を描いたりなど)
●テレビを見る
●ペットがいればペットと戯れる など

・リラックス効果は高いが時間や場所によってはできない場合もある方法
●運動、散歩、ジョギングなど。
●絵画を鑑賞する。
●楽器を演奏する。

あくまで例ですが、こういった方法から自分を傷つけたいという気持ちが強くなってきた時に自分にあった息抜き法をいくつか決めておいてうまく対処できるように練習していくうちにリラックス効果も高まっていきます。

時と場合によってはできないものではなくいつでもどこでもできる方法を用意しておけばいざという時も一人で対処できるようになり安心感と一人でもなんとかできるという自信にもつながっていきます。

自分だけで自分のことを考えることは孤独で辛いものです。
不安や絶望感などが高まった時にその緊張などを自ら緩めてあげる方法を身につけて行うことは問題から逃げるのではなくちゃんとした対処法の一つということを知ってもらえると嬉しいです。
投稿日:2016-08-23
返信 20
伊藤幸弘教育研究所さん
お疲れな父さんへ削除
・・・ちなみに。
投稿日:2016-08-23
返信 21
伊藤幸弘教育研究所さん
お疲れな父さんへ削除
「ストレスによるニキビ対処法」

強いストレスを受けると、自律神経のバランスが崩れ、興奮時、緊張時に活性化する交感神経優位の状態になってしまいます。
交感神経はニキビの原因となる男性ホルモン分泌を促す働きを持っているため、ニキビをシャットアウトするための第一歩は、ストレスを受けない生活習慣を心がけることにあるのです。

“ストレスが美容に悪い”というのはもはや常識ですが、実はストレスというのは、ニキビの主要な原因でもあるのです。
そこで、こちらでは自分でも一定の対処が可能な「心理的ストレッサー」について解説することにします。

■心理的ストレッサー
ニキビ予防を考える上では、心理的ストレッサーを取り除くことが重要です。
“ストレスは肌の大敵”という言葉がよく聞かれますが、これは単なる印象論などではなく、科学的に証明されているのです。
ここでは、なぜ心理的ストレッサーによってニキビが悪化するのか、そのメカニズムについて解説し、そのケア方法、対策についてもアドバイスさせていただきたいと思います。

■心理的ストレッサーは皮脂を増やす原因!
まず、ニキビというのは皮脂を分泌する毛穴が詰まり、その中に角質や皮脂が溜まることで発生します。
そして、その詰まった毛穴の中で悪玉アクネ菌が増殖してしまうと、赤く炎症を起こしてしまうのです。
要するに、最初に毛穴が詰まって角質や皮脂が溜まる…という状況にならなければニキビができることはありません。
この根本原因である毛穴詰まり、皮脂や角質の過剰分泌を起こしてしまう脂性肌を避けることがニキビ予防の第一歩。
そして、脂性肌にならないためには、心理的ストレス因子を避けることが非常に有効なのです。

■心理的ストレッサーが脂性肌を引き起こす!
自律神経には交感神経と副交感神経の2つが存在しており、リラックスした状態では副交感神経が有利に、逆に心理的ストレスを感じると交感神経が優位になります。
交感神経が優位になっていると、副腎皮質ホルモンのアンドロゲンやアドレナリン、男性ホルモンのテストステロンが分泌されやすくなります。
アンドロゲン、アドレナリンはそれ自体に皮脂分泌を促す働きがありますし、テストステロンはI型5αリダクターゼという酵素によってジヒドロテスタステロンという物質に変化して、やはり皮脂分泌が促進されやすくなるので、脂性肌を引き起こしてしまいます。

■心理的ストレッサーってどんなものがあるのでしょう
まず、ストレッサーというのはストレスの引き起こす原因全般を指す言葉。
その種類によって4つに区分されており、温度変化や騒音といった物理的ストレッサー、薬物や活性酸素などの化学的ストレッサー、感染や炎症による生物的ストレッサー、そして不安や怒りの感情といった心理的ストレッサーが存在しているのです。
要するに、心理的ストレッサーは人間関係のトラブル、仕事の悩み…といったものを広く含むことになります。
過剰なストレスによって生体バランスが崩れてしまうと心身に悪影響が出てしまい、この悪影響をアロスタティック負荷と呼びます。
そうしたアロスタティック負荷が肌に出てしまうと、大人ニキビという形になることがあるわけです。

■心理的ストレスをケア、緩和する方法
ストレス対処には様々ですが、基本は3Rと呼ばれる、Rest(休息)、Relaxation(リラクゼーション)、Recreation(レクリエーション)が重要です。
要するに、規則的な睡眠サイクル、適度な運動、趣味の時間を持つことがストレス解消の基本になります。
ニキビ予防を主眼とするなら、副交感神経が優位でリラックスした状態を維持することが大切なので、効果的な半身浴がおすすめです。
38〜40℃くらいに調節したぬるめのお湯に20分くらい、長めにつかることで心身をリラックス状態に持って行くことが可能です。ニキビのケアを目的としているなら、試してみる価値は充分でしょう。

■心理ストレスとニキビの関係〜まとめ
以上のように、過度な心理的ストレスによって自律神経系のバランスが崩れると、交感神経優位の状態が続くことで、皮脂分泌を促すホルモンが増えてしまいます。
脂性肌になってしまうとニキビができやすい肌質になってしまいますので、普段から意識して副交感神経優位の状態を作っておくことが大切です。
ストレスケアに効果的な半身浴、あるいは足湯などを生活習慣に取り入れ、心理的ストレスの緩和に努めましょう。
投稿日:2016-08-23
返信 22
お疲れなお父さんさん
過眠症 対人恐怖 不登校削除
ありがとうございます。
ニキビと自傷行為の件は
よくわかりました。
17歳の男に、過保護の仕方が具体的わかりません、
仕事で夜遅い父親の私が部屋に入り何を話せばいいのか
下の子供が小学生と4歳時のお世話で余裕が息子とのの時間がとりずらい母親が具体的にどうしたらよいのか?

教えて下さい。

投稿日:2016-08-26
返信 23
伊藤幸弘教育研究所さん
お疲れなお父さんへ削除
17歳の息子さんに何を話せばいいのか・・・とのことですね。
それは我々がお教えすることではないですよね。
息子さんのすべてを知っているわけではないので「○○の話題をしましょう」とは言えません。
それは親であるあなたが考え抜いてご自身で答えを見出すべきものです。
人から言われてやるものではないですよ。
投稿日:2016-08-27
返信 24
伊藤幸弘教育研究所さん
お疲れなお父さんへ削除
「母親(奥様)」に関しても同様です。

下の子が小学生と4歳。
そのお世話で余裕がなく、17歳の息子さんとの時間が取りずらい…と言ってしまっている自体が問題です。

もしもそうであってもそれを理由に時間が取れないなどとご長男に言ってはいけませんし、それを悟られてもいけません。

もしも本当に難しいのなら17歳の息子さんに手伝ってもらえばいいのではないでしょうか。
そこからコミュニケーションが生まれます。
投稿日:2016-08-27
返信 25
伊藤幸弘教育研究所さん
お疲れなお父さんへ削除
コミュニケーションについては以前もご紹介しましたが、再度以下にまとめたものを書きますので参考にしてください。

また、「過保護」に関してもまとめたものがあります。
あわせて参考にしてくださいね。
投稿日:2016-08-27
返信 26
伊藤幸弘教育研究所さん
疲れなお父さんへ削除
コミュニケーション(「聴き方」「伝え方」)

■信頼関係の構築
お子さんとの信頼関係の構築を図るためには円滑なコミュニケーションが大切です。
カウンセリングの領域では、カウンセラーとクライアントの信頼関係(専門的には“ラポール関係”といいます)が絶対条件といわれます。ではその円滑なコミュニケーションを図るにはどうすればいいのでしょう。
コミュニケーションの2つの柱ともいえる「聴き方」と「伝え方」に関して紹介します。


■「聴き方」
「聴き方」を意識しながら相手からの話を聴いたことがありますか。
「話し方教室」とか「話し方の本」というのはありますが「聴き方」に関する本は意外と少ないのです。
しかし、円滑なコミュニケーションを図る上ではこの「聴き方」が特に重要です。

ここではあえて「聴く」という文字を使います。物理的に音が耳に届く「聞く」でもなく、言葉であれこれと尋問する「訊く」でもなく、「心」の文字が入っている「聴く」です。これは、相手を受け入れて相手の話しに耳と心を傾けることを意味します。専門用語では「傾聴」と言います。

相手の話を上手に「聴く」ためには以下の2つの聴き方に分かれます。
その2つとは、「受動的聴き方(パッシブリスニング)」と「能動的聴き方(アクティブリスニング)」です。
それぞれポイントは3つあります。


■「受動的聴き方(パッシブリスニング)」の3つのポイント
1.黙って聴く
これは簡単なようで意外と難しいです。
しかし、すべての「聴き方」のベースとなる姿勢です。
相手の話しに意見を割り込まずまずは黙って聴いてあげる聴き方です。
黙って相手を聴き、受容してあげることで信頼関係は更に強いものになるでしょう。

2.うなずく
「メラビアンの法則」をご存知でしょうか。
1対1で話したときに、どのように影響を及ぼすかというと、話の内容などの「言語情報が7%」、口調や話の早さなどの「聴覚情報が38%」、あいづちやうなずき等、見た目などの「視覚情報が55%」の割合であったという実験結果があります。
この割合から「7-38-55のルール」とも言われ、「言語情報=Verbal」「聴覚情報=Vocal」「視覚情報=Visual」の頭文字を取って「3Vの法則」ともいわれています。

話しの内容により大きくうなずいたり小刻みにうなずいたりする聴き方です。
大きくうなずくときは「なるほどねぇ〜」と言う意味があり、小刻みなうなずきは「もっと話して」という意味を持ちます。それにより相手は「聴いてもらえている」という満足感が得られます。


3.思いを引き出す
「それ、面白そうだからもっと聴かせてよ」「それ大変だったね。もう少し詳しく話して」「それについて、あなたのほうでも何か言いたいことがありそうだね」、「あなたにとって大事なことのようだね。詳しく聴かせて」等のようにひと言、付け加えることで相手を気持ちよく話させてあげることが大切です。
(※注意:実際の会話は「あなた」ではなく、必ず相手の名前を呼んであげてください。特に相手がお子さんの場合は名前を呼ぶことが効果的です)


■「能動的聴き方(アクティブリスニング)」の3つのポイントは…
1.話しを繰り返す
相手の発した言葉の語尾をこちらが繰り返して発しながら聴く方法です。
会話にいいリズムがうまれて話しやすくなります。
そして、相手は「自分の話を聴いてもらえている。理解してもらえている」となります。

ただし相手が意見を求めている場合は繰り返しによる聴き方はいったん中断してください。
相手から何かを質問をされている場合にその質問を繰り返しても堂々巡りになってしまいます。
その際は、はっきりと自分としての回答をしてあげるといいでしょう。

2.話しをまとめる
相手の話をある程度の段階でまとめてあげると会話のリズムにアクセントがつき、これも効果的です。
例えば、相手が悩みを打ち明けたとします。
悩みを打ち明け始めると人は一気に捲くし立てるように話し始めます。
それこそ途中でさえぎりたくなるくらいに。
その際に、最後まで聴いてそれをまた繰り返す方法(話しを繰り返す)をすると時間が掛かる作業ですし余計に混乱を生じます。
その際はある程度こちらで話をまとめてあげるのです。

3.気持ちを汲む
「それは嬉しかったね」「それは悔しいね」「それは腹が立つよね」。
こんなふうに相手の心の中の気持ちをこちらの言葉として伝えることで相手は安心した気持ちで話しを出来ます。
高級クラブに高いお金を払ってまで、サラリーマンが通うのは、高級クラブのママさんたちはこの「気持ちを汲む」等、聴き方に長けているからなのです。


■伝え方
相手に何かを思いを伝えるときには相手に「何を伝えたか」ではなく「何が伝わったか」が大切です。
それを意識することで、相手に対して自分はどれだけ大切に思われているかを実感させる効果があります。
それを伝えるためには「言葉」が大切です。

「これは言わなくても分かるだろう」、「恥ずかしくてこんなことは言えない」。
まずはそういった考えを排除して時間をたくさん使っていきましょう。

相手に思いを伝えたいときは、「Iメッセージ」が効果的です。
相手の行為や出来事を非難がましくなく、事実を述べる伝え方です。

相手にメッセージを伝えるとき、次の2通りの方法があります。
それは、「YOUメッセージ」と「Iメッセージ」です。
コミュニケーションを外す人は、往々にして主語が「YOU=あなた」の「YOUメッセージ」になってしまっているケースが多いです。

例えば…僕がリビングで本を読んでいたとしましょう。
そこへ子どもが入ってきてテレビを大きな音で見始めた。
僕は感情のままに…「うるさい!」「ボリュームを小さくしろ!」「隣の部屋で見なさい!」…と言ってしまう。
これは主語が「あなた=YOU」ですよね。
「“お前が”うるさい!」「“お前が”ボリュームを小さくしろ!」「“お前が”隣の部屋で見なさい!」

こちらの思いを正確に伝え相手とのコミュニケーションも外さない方法は主語が「私=I」の「Iメッセージ」です。

「お前が大きな音でテレビを観ることでお父さんは集中して本が読めなくて困ってるんだよ」…これが「Iメッセージ」です。

ポイントは「行動」「影響」「感情」です。

行動→お前が大きな音でテレビを観ることで
影響→お父さんは集中して本が読めなくて
感情→困っているんだよ

その後に「だから音を小さくしろ」と言ってしまうとせっかくの「Iメッセージ」がその瞬間に「YOUメッセージ」になります。
「Iメッセージ」で思いを伝えると相手はこちらの思いをちゃんと受け止めてくれるケースが多いと言われています。


■「Iメッセージ」と「聴き方」との切り替え
自分の意見を伝え、相手の考えを聴くというのはコミュニケーション(会話)の基本です。
しかし、いくらIメッセージを活用して伝えても、「相手を変えてやろう」という想いが心の奥底にあると、しつこく何度も同じメッセージを発することになります。
これは「審判的表現」といい、圧力によるメッセージ(=お前が変われ!)になってしまいます。

その際は、まず相手の立場に立ち切って傾聴することが大切です。
これが「Iメッセージ」と「聴き方」との切り替えのタイミングです。
相手の話を聴くことにより、相手の「抵抗」がとれて相手は安心して、自ら変わることができるのです。
また、相手の立場を理解することで、こちらの心にも変化が現れることもあり、他者理解と自己成長が同時に促進されます。

「期待と願望」、「推論と思い込みのズレ」が対人関係のトラブルの元になるのです。
大切なことは“相手を変えようとせず、相手を分かろうとせよ”です。


コミュニケーションとはキャッチボールのようなものです。いくら良いことでも一方的な話と言うのは聴いていてしんどいです。だから、コミュニケーションがドッジボールにならないように、「聴き方」や「伝え方」を意識して相手とのコミュニケーションを図り、信頼関係の構築に努めてください。
投稿日:2016-08-27
返信 27
伊藤幸弘教育研究所さん
疲れなお父さんへ削除
「過保護・過干渉・しつけ」

よく、「過保護は子どもの教育上、良くない」ということを耳にします。
過保護が子育てをしていく上での悪い代名詞にもなっているのです。

「あの子は過保護で甘やかされたので、自分勝手で協調性がない」とはよく聞かれる言葉です。
しかし過保護はほんとうにわがままな子どもにしてしまうのでしょうか。
子どもは親(主として母親)をとおして、心の発達でもっとも大切な自分が生まれてきた世界への基本的信頼感と、自分の存在に対する自信を獲得して成長していきます。
そのためには自分の欲求がいつもしっかり受けとめられ、十二分に愛され保護される必要があります。
要するに、子どもは本能的に親の愛情を欲しているのです。そして親の愛情により子どもは健やかに育つのです。

大きくなってもわがままや甘ったれの原因というのは、過保護ではなく、親の無関心が原因です。
子どもに対する親の愛情が薄いと、育児放棄的になるか、逆に何でも与えてその場をしのごうとする「過保護的な行動」になるか、のどちらかではないでしょうか。
つまり同じ「過保護的な行動」であったとしても、親の愛情があるか、または親の無関心かにより、子どもに対する影響は正反対になるということです。

一般的に「過保護は子供をダメにする!」というのは、実は後者(親の無関心)のことであると思います。
では、親の愛情があれば過保護でも問題ないのか?というと「問題ない」と思います。
むしろ小さいうちに子供の欲求を満たしてあげれば、子どもは満足して過度に欲求をすることはなくなってくるということです。

いつまで経っても、大人になっても欲求が収まらないというのは、先に書いた「親の無関心」が原因のひとつにあるのです。
いくらモノを与えても子どもは満たされないということです。
子どもが本当に欲しいものはモノではなく、そのモノを通して親の愛情を感じることではないでしょうか。

子どもがオッパイを欲しがれば与えればいいし、子どもが抱っこを要求すれば抱っこしてあげればいいし、何かを欲しがれば出来る範囲で与えればいいと思います。

ただし、親の思いは率直に子どもに伝えることも大切です。
例えば経済的に無理のあるものを欲しがっている場合は「買えない」ことをきちんと伝え、代わりに手作りにチャレンジするとか、抱っこしてあげたいけど大きな荷物を持って無理な時や体が弱くて難しいときは、家で座ってなら出来ることを伝えたりすればいいのです。
無理のない出来る範囲での「過保護」は大いにやってあげるべき、そしてそれらは「子どもの自律」の妨げにはならないというのが我々考えです。

ちなみに、危険なこと、人としてやってはいけないこと、これらは「しつけ・教育」の問題であり、過保護とはまた違った性質のことなので、それらと混同しないで欲しいと思います。

過保護と過干渉はつい混同されがちですが、その性質はまったく異なるものです。
多くのご相談を受ける中で、昨今は親による子どもへの過干渉がとても多いと感じています。

過干渉とはその名のとおり「過度に人に干渉すること」です。
この過干渉は大いに子どもの「自律」の妨げになります。

一般的な子供への過干渉の例を言うと
・子供が欲求していないことに良かれと思い口を出す
・必要以上に子供の言動に口を出す
・先回りして良し悪しを植えつける

幼児期になると子どもはのびのびと自発的に行動するようになります。
あらゆることに興味を示し、何度失敗しても叱られても、またすぐ忘れて果敢に挑戦していきます。
親は心配で見ていられませんから、つい手を出します。
しかし、この規制や干渉が強すぎると子どもは親の愛情を失うことを恐れて、“偽りの前進”や退行現象に陥ったりすることになります。
ですから「過干渉には注意」が必要です。

「過干渉」の何がいけないかと言うと、まずは子どもの考えや思い、意見を無視して干渉するということです。
ここで難しいのは先ほど挙げました「しつけ」と「過干渉」の境です。

「しつけ」はもちろん大事なことです。
子どもに口を出したくなくても、しつけの一環として口を出さざるをえないことは当然あります。
子どもの意見だけを尊重するわけにはいかない場面はあります。

それはもちろん大事なことであり、子育ての過程では、親としてやっていかなければならないことです。
しかしここで言う「過干渉には注意」が必要というのは、親の考えや価値観を過度に植えつけようとすることを意味します。
人は誰だって性格や考え方、価値観は異なりますし、それは親子だって同じことなのです。

過干渉の危険な要素はその親の価値観を子どもに植えつけようとし、親の価値観に反すれば注意して正そうとすることです。
更に過干渉を例えると、ごはんを食べるのが遅いから「早く食べちゃいなさい」と言うのはいいのですが、早く食べるように手伝ったり、食べる順番をいちいち指摘したりすることは「過干渉」と言えます。
また、今日は暑いから「こっちの服にしなさい」と言うのはいいのですが、それを過度に強要したり、子どもがたいして興味がないのに、親が良かれと思うことで遊ばせたり、習い事をさせたりすることも「過干渉」と言えるでしょう。
よく耳にするのは、特に害はないけれど、親が不愉快に思うことは止めさせようとしたり、何かにつけ、あーしろこーしろと指示をしたりすることも「過干渉」です。

これらの例で、「しつけ」「過保護」「過干渉」の違いが何となくご理解頂けるかと思います。

過干渉でよく言われているのが、「親の子どもに対するマインドコントロール」です。
その結果、子どもは何が良くて、何が悪いかの基準を正しく理解することが出来ずに、親の顔色が基準になってしまうのです。
子どもは自分の考えで行動出来なくなる恐れがあり、自分(子ども)の価値観で良し悪しを判断することを認められず、親の価値観が優先されてしまうのです。
これでは子どもの「自律」が育たないのは当然のことであると言えます。

しかしこの手の親は、なぜ子どもが自律できないのかが理解できてない場合が多いのです。
結果的に更に親の干渉が増え、そして子どもの自律は更に遠のくという悪循環が生まれてしまうのです。

注意すべき点は、親が過干渉にしていることを気づかない場合です。
早く気づけばいいのですが、自分で気づくのは、なかなか難しいことです。
親に自分の望むことを十分にしてもらっている子どもは、家庭以外でも先生の手をわずらわせないで仲間と仲良くのびのびと遊べます。
ですから友だちのなかに入っていくのが上手か下手かをみるとよくわかります。
保育園や幼稚園で親から何日も離れられない子、いつも先生の周りにまとわりついていて、友だちのなかに入っていけない子は過干渉の可能性があります。
先生の周りでいい子になってお手伝いしている子はまだいいのですが、先生のいやがることをわざとたくさんして関心をひく子でしたら要注意です。

カウンセリングを進めていく中で感じるのは、過干渉の親というのは、親自身が周りから受けいれられていないケースが多いと感じています。
自分が受けいれられないのに子どもを受けいれることは難しいです。
自分が孤独ですから、子どもが自分のいうことをきかないと許せないのです。
子どもが唯一の話し相手であり、受け入れてもらえる相手であり、コントロール可能な対象なのです。

ですから、過干渉の親にならないために、親自身の人間関係をよくしていくことが大切と言えます。

夫婦関係は元より、地域や親戚、友人関係を良くし、お互いに受けいれられる状態でなければいけません。
そうした親は、子どもの話を聞くだけでなく、子どもの願いもかなえることができます。

孤独になるにしたがって過干渉になり、ゆくゆくは虐待するようになるのです。
しばしば体罰をする親や教師に多いパターンです。親や教師自身が我慢できない。
親同士・先生同士が孤立していては、どんなに優秀な親や教師であっても、いい子育てや教育、指導はできません。
そのためには、コミュニケーションが最も大切なのです。

干渉も、やリ方によっては過干渉になりかねません。
子どもがいやがる塾や習いごとに無理やりに、いつまでもつれていくことがあります。これは過干渉です。
子どもの個性と能力と、いやがる度合を見て、干渉か過干渉かをみきわめればいいのです。

ただし、子どもが望んでいないことをしてはいけない…ということではありません。
ここで申し上げたいのは「過剰にしてはいけない」ということです。
どこまでが過剰で、どこまでが過剰でないか、これはそれぞれの家庭の価値観、環境、文化、親子との関係などで決めればいいことです。

親と子の関係は、普段から、子どもの言うことをたくさん聞いてあげていれば、親の言うことも聞かせやすいということがあります。
いつもたくさん言うことを聞いてもらっていれば、子どもは少しぐらい我慢できるのです。
あまり聞いてあげていない子に我慢しろと言っても我慢できるものではありません。

また普段よく話を聞いて欲求をかなえてもらっていれば信頼感もあります。
信頼している人の言うことはよく聞くけど、信頼していない人のことはちょっとしたことでも聞けないのです。

よく、「怒るはダメで、叱るがいい」と言います。我々も以前はそう伝えていました。
決して間違いではありませんが、大事なことが抜けています。
それは「誰が」と言うことです。

信頼している人から怒られても、それはすべてがいやなわけではありません。
信頼していないとから上手に叱られてもストレスしか感じません。
信頼関係で結ばれている親子であれば、多少感情的になって怒ったとしても「自分(子ども)のために言ってくれているんだ」と思ってもらえるはずなのです。

ですから、普段から子どもの欲求をよく聞いて、良い親子関係を作っておくことが大切です。
子どもの欲求をたくさんかなえてあげ、子どもが願ったとおリの愛し方をする…これが保護であり、過保護であっても、ちっともかまいません。
そして満たされている子どもには、ある程度の干渉もできます。

重要なのは、「親の欲求不満を満たすための過干渉」は慎んでもらいたいということです。

※上記で説明しました、「コミュニケーション」に関しましては上記を参考に。
投稿日:2016-08-27
返信 28
お疲れなお父さんさん
過眠症 対人不安 不登校削除
ありがとうございます。

過干渉 「コミュニケーション」は頑張って父親の私がまずは、変わっていこうと思っています。

息子は、9月7日に学校の文化祭 体育祭があるので、その間は学校を休むと言っています。

理由は。
「ニキビが気になる!体育祭などは必ずマスクを外さないといけないし、周りも暑いのにマスクして変と思われている!」

ここで質問です。

過保護的な対応は、どうすればよいのでしょうか?

本人の希望通りに、休ませた方が良いのでしょうか?

また約束を決め
必ず体育祭が終わったら学校に行く
休んでいる間は朝ちゃんと起きる
夜はスマホ触らない!
などの対応が良いでしょうか?

学校を休むと、また行きづらくなる事を本人も理解していると思うのですが・・・

ニキビはだいぶ治っているので、それでも完璧を求めているいたいです。

私としては、これぐらいのニキビならおかしくない! と思考を変えさせてやりたいです。

よろしくお願いします。

投稿日:2016-08-29
返信 29
伊藤幸弘教育研究所さん
お疲れなお父さんへ削除
我々も思考を変えさせていく方法に賛成です。

「自分を変えていく」って難しいようで案外簡単なのです。

また「ニキビ」に関して、そして、「自分に自信を持つこと」に関して以下にまとめたものがあります。
参考にしてください。
投稿日:2016-08-30
返信 30
伊藤幸弘教育研究所さん
お疲れなお父さんへ削除
「自分を変える」

「過去と他人は変えられない、変えられるのは未来と自分」
これは、カナダ出身の精神科医であり、1957年に交流分析(Transactional Analysis:TA)を提唱した、エリック・バーンの言葉です。

この言葉の通り、人の行為とか考え方とか、諸々は変えることは出来ないし、過ぎ去ったことも変えられません。
しかしながら、自分のこと、そして、これから起こる未来については、影響を与えられます。
だから、「自分自身」と「これから」にフォーカスをしていくことが大切なのです。
そして、変えていくのです。

一方で、自分を変えたいけど変え方が分からない。自分を変える為にはどうするべきなのでしょうか?
まず…自分の中にも「変えられるもの」と「変えられないもの」…があることを認識することが優先されます。

この二つを分類してみると…
自分の中の変えられるもの→「思考」「行動」
自分の中の変えられないもの→「感情」「生理的反応」
…に区別できます。

例えば…
今、この掲示板を読んでるあなたに対して
「1+1は?」と聞いたら「2」と答えるでしょうし(思考)
「PC(またはスマホ・携帯)に向かいながら首を回して」と言ったらそのようにできるはずです。(行動)
このように「思考」や「行動」はインストラクション(指示)があればすぐに変えられます。

ところが!
「電車に乗り合わせた見知らぬ人を好きになってください」と言ってもいきなり好きにはなれませんし(感情)
「胃液を通常の5倍出してみてください」と言っても自分ではコントロールできません。(生理的反応)

「感情」や「生理的反応」はダイレクトには変えられないものです。

それを踏まえると…「自分を変える」ということは「思考」と「行動」を変えるしかないのです。

…でもこれが難しい。
ホームで電車を待っているとします。これがまた、ちょっと急いでいる時に限って遅れる。
だいたいの皆さんは電車が来るべき方向を覗き込みイライラしてしまうでしょう。
しかし、いくら覗き込んでも電車が来る時間は変えられません。…にも関わらず僕たちは覗き込んでしまう。
「変えられないもの」とは分かっているものの一生懸命イライラを募らせているのです。

自らの力では電車が到着する時間を変えることが出来ないのであれば待っている時間に新聞や本を読むとか調べものをするとかした方が時間を有効に使えますし自分にとってもプラスなはずですよね。

このように日常の良くあるケースから徐々に「思考」や「行動」を変えていくクセをつける。
これが自分を変える近道であり、その先の未来を変えていけるヒントがあるのだと思います。

心理学では「過去は変えられない」といいます。
でも、このように自分を変えることで今現在の物事に対する受けとめ方や、捉え方が変わり、もしかしたら…「過去の事実」は変えられないにしても「過去の形」くらいは変えられるかも知れません。
投稿日:2016-08-30
返信 31
伊藤幸弘教育研究所さん
お疲れなお父さんへ削除
「ストレスによるニキビ対処法」

強いストレスを受けると、自律神経のバランスが崩れ、興奮時、緊張時に活性化する交感神経優位の状態になってしまいます。
交感神経はニキビの原因となる男性ホルモン分泌を促す働きを持っているため、ニキビをシャットアウトするための第一歩は、ストレスを受けない生活習慣を心がけることにあるのです。

“ストレスが美容に悪い”というのはもはや常識ですが、実はストレスというのは、ニキビの主要な原因でもあるのです。
そこで、こちらでは自分でも一定の対処が可能な「心理的ストレッサー」について解説することにします。

■心理的ストレッサー
ニキビ予防を考える上では、心理的ストレッサーを取り除くことが重要です。
“ストレスは肌の大敵”という言葉がよく聞かれますが、これは単なる印象論などではなく、科学的に証明されているのです。
ここでは、なぜ心理的ストレッサーによってニキビが悪化するのか、そのメカニズムについて解説し、そのケア方法、対策についてもアドバイスさせていただきたいと思います。

■心理的ストレッサーは皮脂を増やす原因!
まず、ニキビというのは皮脂を分泌する毛穴が詰まり、その中に角質や皮脂が溜まることで発生します。
そして、その詰まった毛穴の中で悪玉アクネ菌が増殖してしまうと、赤く炎症を起こしてしまうのです。
要するに、最初に毛穴が詰まって角質や皮脂が溜まる…という状況にならなければニキビができることはありません。
この根本原因である毛穴詰まり、皮脂や角質の過剰分泌を起こしてしまう脂性肌を避けることがニキビ予防の第一歩。
そして、脂性肌にならないためには、心理的ストレス因子を避けることが非常に有効なのです。

■心理的ストレッサーが脂性肌を引き起こす!
自律神経には交感神経と副交感神経の2つが存在しており、リラックスした状態では副交感神経が有利に、逆に心理的ストレスを感じると交感神経が優位になります。
交感神経が優位になっていると、副腎皮質ホルモンのアンドロゲンやアドレナリン、男性ホルモンのテストステロンが分泌されやすくなります。
アンドロゲン、アドレナリンはそれ自体に皮脂分泌を促す働きがありますし、テストステロンはI型5αリダクターゼという酵素によってジヒドロテスタステロンという物質に変化して、やはり皮脂分泌が促進されやすくなるので、脂性肌を引き起こしてしまいます。

■心理的ストレッサーってどんなものがあるのでしょう
まず、ストレッサーというのはストレスの引き起こす原因全般を指す言葉。
その種類によって4つに区分されており、温度変化や騒音といった物理的ストレッサー、薬物や活性酸素などの化学的ストレッサー、感染や炎症による生物的ストレッサー、そして不安や怒りの感情といった心理的ストレッサーが存在しているのです。
要するに、心理的ストレッサーは人間関係のトラブル、仕事の悩み…といったものを広く含むことになります。
過剰なストレスによって生体バランスが崩れてしまうと心身に悪影響が出てしまい、この悪影響をアロスタティック負荷と呼びます。
そうしたアロスタティック負荷が肌に出てしまうと、大人ニキビという形になることがあるわけです。

■心理的ストレスをケア、緩和する方法
ストレス対処には様々ですが、基本は3Rと呼ばれる、Rest(休息)、Relaxation(リラクゼーション)、Recreation(レクリエーション)が重要です。
要するに、規則的な睡眠サイクル、適度な運動、趣味の時間を持つことがストレス解消の基本になります。
ニキビ予防を主眼とするなら、副交感神経が優位でリラックスした状態を維持することが大切なので、効果的な半身浴がおすすめです。
38〜40℃くらいに調節したぬるめのお湯に20分くらい、長めにつかることで心身をリラックス状態に持って行くことが可能です。ニキビのケアを目的としているなら、試してみる価値は充分でしょう。

■心理ストレスとニキビの関係〜まとめ
以上のように、過度な心理的ストレスによって自律神経系のバランスが崩れると、交感神経優位の状態が続くことで、皮脂分泌を促すホルモンが増えてしまいます。
脂性肌になってしまうとニキビができやすい肌質になってしまいますので、普段から意識して副交感神経優位の状態を作っておくことが大切です。
ストレスケアに効果的な半身浴、あるいは足湯などを生活習慣に取り入れ、心理的ストレスの緩和に努めましょう。
投稿日:2016-08-30
返信 32
伊藤幸弘教育研究所さん
お疲れなお父さんへ削除
「自分に自信を持つ」

―― どうしても自信が持てない…
―― 日常生活を送る中で、自分に対してOKが出せない…
―― 堂々と人と接することができない…

こうした悩みを持つ方はとても多くいらっしゃいます。

かといって、そんな時に自信を持とうと頑張って努力しても、どうしても自信を持てないことも多いもの。それには、自信を持てない隠された理由があるからなんですね。
それでは、いったいどうしたら自信を持てるようになるのでしょうか?

まずは、「自信を持てない」という状態について見直してみましょう。「自信がない」という状態には、いくつかの具体的な“症状”があります。

◆何をしても不安で、他人からの意見に怯えてしまう
◆始める前からダメだと思って、やらずに終わってしまう
◆やってみようと思った途端、不安があふれだしてストレスフルな状態になる
◆自分よりも他者のほうが優れているように見えて、比較して落ち込んでしまう
◆自分の良いところが認められず、どんなに頑張っても劣等感がぬぐえない
◆評価してもらっても、自分で自分のことが認められないため、他者からの評価を受け入れられない
◆自分を認めることができないため、行動が起こせない

あてはまるものはありませんか?

「自信がない」というと漠然とした感情のようですが、こうして分析してみると、心の状態と行動(現象)が連動していることがほとんどなんですね。

逆に、「本人が努力してきた過去がある、才能がある、周囲から認められている、客観的に見てできている」という実態に関わらず、本人が「“自信を持てない”と思っている」ことです。

実際に、「周囲から見ればできているのに、あの人は自信がない」とか、「どうしてそんなに自分を否定してしまうの?」と感じることも少なくありません。けれども、本人にしてみれば、「強烈な自己否定感」と、「それゆえに思ったとおりに行動に移せない」という二つの事柄と戦っている状態なのです。

なぜこうした自己否定感や行動できないという状態が生じてしまうかというと、それは、「もともと本人に対して否定的な意見を植え付けた人間がいる」ということが原因です。

人は子供時代、肯定的な意見を聞かせられて育ったり、あるいは、失敗したときに優しく受け容れてもらったりしていると、その状態を記憶し、自分でも他者からしてもらった肯定的な態度を繰り返すようになります。
けれども、子供時代にそれがなく、親や先生、周囲の人間から否定的な意見しかもらえなかった人は、大人になってからもそのときの態度を無意識に真似してしまい、自分に対して自罰を繰り返すようになるんですね。
そして、否定された経験を軸にして、自分のことを自分でマイナス査定し、推し量ってしまうのです。
誰しも、誰からも教えられたことがないことは、実行することができません。それは、「自信を持つ」という心の状態であったとしても、同じことです。自信というのは、「能力や良いところを認め、育てるという経験」がなければ、できないものなのです。
つまり、「認められ、褒められた経験がない」ために、その方法を理解できず、与えられた否定しかできない、ということが「自信がない」という状態です。

こうした状態のときは、過去に親や周囲の人間が自分を否定してきたように、自分の否定的なところにばかり焦点が当たっています。
人は良いところも悪いところもあって、それが普通なのですが、あまりにも否定されて育ったために、自分の肯定的な要素を認められないということを繰り返しているんですね。

だからこそ、こうした不安定で苦しい内的な状態を変えるためには、自分で自分を見る視点を変え、育て直すことが必要になってきます。
視点を変え、自分を育て直す方法としては、次のように少しずつ考え方を変えていくことです。

◆ありのままの自分を認め、子供の頃に言ってもらえなかったプラスの言葉がけを自分に対してしてあげること
◆他者の価値観で判断するのではなく、自分の判断で自分の成し遂げたことを認めること
◆過去にしてきたことで、他人からは認めてもらえなかったことを、自分自身で認め直すこと
◆社会的な達成ではなく、細かなことであっても、できたことを一つひとつ褒めること
◆他者に依存して自分の価値を決めるのではなく、自分がどうしたいのか意志を持って行動すること
◆失敗など、実際に成果が伴わない場合も、努力した自分を認めること

「他者の目」や「結果」を基準にするのではなく、自分で自分を認めるということが役に立つでしょう。
このとき、親が子供を見守ってあげるように、「自分で自分の親代わりをし、愛情深く、優しく認めてあげること」がポイントです。

不適切に否定的なことを投げかけられていたとしても、あなたがあなた自身を肯定的に捉えてあげることで、やがて自然に自分に対して「私は大丈夫」という肯定感へと変わっていきます。お友だちを励ますように、優しく自分に接してあげることも効果があります。

「自信のなさ=自己否定」は、今まで無意識に繰り返されてきたために癖になっていますから、はじめは意識して変えてあげることが必要です。しかし、自己否定も単なる「癖」に過ぎませんので、意識して繰り返すようになれば、1週間もすれば、だんだんと自分に対する肯定的な捉え方ができるようになってきます。
このように、「自信を持つ」とは、決して外側に認められることではなく、自分で自分を認め、肯定する気持ちを持つことで得られるものなのです。

他者の評価を追い続けている限りは、いつまでもその基準で生きてしまい、自分を肯定し、安心するという状態に到達することはできません。
心の中や自分の見方を変えてあげるだけで、やがては大きな「自分を信じる肯定感」に結びついていきます。小さな習慣も、意識して続けることで、考え方の根底を変えることにつながります。自分自身を大切に育て直す気持ちで接することから始めてみましょう。
投稿日:2016-08-30
返信 33
伊藤幸弘教育研究所さん
お疲れなお父さんへ削除
また、「人目が気になる」場合には以下を参考にしてください。
投稿日:2016-08-30
返信 34
伊藤幸弘教育研究所さん
お疲れなお父さんへ削除
【人目が気になり緊張しやすいを克服する7つの方法】

人から批判されるんじゃないか。
いい加減で不真面目なヤツと思われてるのでは…と、人目を気にし過ぎてしまうことは不登校のお子さんにはよくあることです。
彼ら・彼女らにとって「人の目」というのが怖いのです。

どう見たられたっていいじゃん、そんなの気にしすぎだよ…と言われても怖いものは怖いです。
人前にでると緊張してしまい、まわりから自分はどう思われているのだろう・・・と考えたら、手足がふるえ、声も震えてしまい、あたまのなかは真っ白になるものです。

誰がどんな助言をしても、人の視線というのが怖い、見られるって怖いそう思ってしまいます。
想像しただけでも、気になって仕方なくなる子もいるでしょう。

以下にまったくと言っていいほど人目が気にならなくなる方法をご紹介します。
お子さんへのアドバイスの参考にしてください。
1.人目が気になるたったひとつの原因とは…
2.全員から好かれようとしないこと
3.人の目より、自分の目を変えるべし
4.頭のなかのイメージを変えよう
5.人前で緊張しない考え方を身につけよう
5.他人でなく自分自身を拠り所にしよう
7.まずは身近から。人目に慣れていこう

以上、この7つ。

まずはじめに・・・【1、人目が気になるたったひとつの原因とは…】
なぜ、人の目が気になってしまうか。
それは、
?人によくみられたい
?嫌われたくない
?他人をコントロールしたい
?どう思われているか不安
など、様々な理由があるでしょう。
では、これらの共通点とは?
それは、自意識過剰になっているということ。
そう、自分自身に気持ちが向かってしまっているんです。
自分はどうみられているだろう…
へんなふうに見られているのでは…
怒られたらどうしよう…
これらすべて自分のことです。
自分のことを考えるから、人目が気になるのです。

でも、考えてもみてください。
ネコは他のネコにあったとき、人目ならぬ、ネコ目を気にしてますか?・・・してないですよね。
犬はどうでしょう?・・・気にしないですよね。

そうなんです。人目を気にするのは、人間だけ。
自分のことを考えているから、不安になったり緊張するのです。
だから、人目を気にならなくしたいなら、自分のことを考えなければいいだけ。ただ、それだけのことです。

そしてそのために・・・【2.全員から好かれようとしないこと】
人目を気にする人は、全員から好かれようとする、いわゆる八方美人です。
悪く言えば、完璧主義者です。あの人にも好かれたい、けど、こっちの人には嫌われたくないと、誰からも好かれようとして、自分を相手に合わせようとしてしまいます。

しかし、絶対に全員から好かれることはできません
当たり前のことですが、人それぞれ価値観があるので、全員から好かれることは絶対にできません。
親切にしてくれる人が好き。という人もいれば、人に親切にする人は偽善者だ。そんな人は信用しないという人もいます。

あるいは、何をやっても批判してくる人は必ずいます。
あれはダメ、これもダメ、ダメダメダメ…
だから、そもそも全員から好かれようなんて100%無理なのです。
それを分かっておけば、絶対に好かれなければならないと完璧主義にならずに済みます。

それこそが人目が気にならないコツです。
全員から好かれようと思えば、人目が気になりますからね。

そして、もうひとつ。
全員から好かれなくてもいいということは、他人を変えようとしても無駄だということ。
批判してきたり、けなしてくる人はその人の考えです。
どんなにいいことをしても、それを逆手にとって言いがかりをつけてくる人はいます。
そういった人を変えようとしても、無理。
相手が変わる気がないかぎり絶対に変わることはありません。

とくに「あなたのことをどう見てどう思うか」は、相手が考えること。
他人の頭の中まで変えることはできないし、強制させることはできないんです。
それを無理に変えようとするから、苦しくなります。
相手を変えられないとわかったのなら、無理に変えようとせず、相手が変わろうと思うまで放っておきましょう。
すぐに変わらなかったとしても、時間をかければわかるときがくるはずです。
諦めなければ、相手だって人間。いずれわかります。

と、相手を変えられないとわかったら・・・【3.人の目より、自分の目を変えるべし】
いま言った通り、他人の考えを変えることはできません。
つまり、人の目を変えることはできません。他人の目を変えることはできません。

しかし、それでも変えられるものがあります。
それが自分の目です。
そう、あなたが問題にすべきは、他人の目ではなく自分の目です。
自分をどう見るか、つまり、セルフイメージが高いかどうかそれこそが大事なことです。
あなたのセルフイメージが低ければ、あぁ、どうしよう…人から変に見られてるかも…と、不安やパニックになり、逆にセルフイメージが高ければ、よ〜し、この場をオレがリードするぞ!と、自信たっぷりに振る舞えるはずです。

そして、そうなるためにも・・・【4.頭のなかのイメージを変えよう】
人目を気にする前に、まず自分のなかの頭のイメージを変えてみましょう。

だって、もしこの人は私のこと嫌いなのかも…と相手に苦手意識をもっていたら、それは無意識にでも仕草や表情、態度に表れ、そして、相手もそのような嫌な態度で接してくるからです。
だから、どうしたらいいかといえば、頭のなかにある相手のイメージを変えてしまえばいい。

つまり、勝手に妄想すればいいんです。
「この人は楽しい人だろうなぁ・・・」と。
ちなみに、どうやって妄想すればいいかは、とってもオススメなのが、明晰夢!
明晰夢というのは、みたい夢を思い通りにみる方法のことです。
これと同じ要領で、あなたのあたまのなかのイメージを望むように変えてしまえばOK!
そしたら、いつも口うるさい人も妄想で勝手に変なポーズをとらせてしまえば、ニガテ意識もなく、楽しめます。
ぜひ、試してみてください。

それから、他にも・・・【5.人前で緊張しない考え方を身につけよう】
人前で緊張してしまうのなら、とにかく考え方を変えていきましょう。
考え方を変えるというのは自分が変わるということ。人目が気にならなくなります。

それが、こんな考え方。
◇考え方1:人は思っているほど気にしてないんだ
みんな自分のことを気にしている、あぁ、恥ずかしい…と思っているのは本人だけです。
まわりの人は、その十分の一も気にしてません。
あなただってそうですよね。
他人のことをいちいち気にしてないはずです。結局人は自分のことが一番興味があるのですから。

だから、
◇考え方2:意味をもたせすぎないようにしよう。
相手のちょっとした仕草をみて、これってどういう意味があるんだろう…
もしかして、オレは嫌われているのかな?と、すぐに意味を考えるのはやめましょう。
ハッキリ言ってそこに意味がないことがほとんどです。
考えすぎると自意識過剰で緊張するだけなので、ちょっとしたことに意味をつけるのはやめましょう。

それに、こんな考え方も。
◇考え方3:批判されたらおもしろいと思おう
人から批判されると、普通であれば嫌な感情がうまれます。
なぜ、この人はすぐに嫌なことをいってくるのだろう。
こんなに批判されるなら、もうなにも言いたくない。と、嫌な気持ちになります。

しかしそこで、「おもしろい」と思うようにすれば、どうでしょう。
批判されたときに、「へぇ、この人はこんな考え方をしてるのか。いやぁ、おもしろい!」とか「あぁ、勉強になった。おもしろい。なんておもしろい視点なんだ。」と批判されたことを悪いことではなく、いいことだと思えばいいんです。
そしたら、批判されることが苦にならず、楽しみになってきます。

それから、
◇考え方4:背伸びすしぎない。ありのままに。
人目を気にしてかっこよく見せようなんて思わなくていいんです。
ありのまま。自然体でいればいいんです。
むりにかっこつけたり、背伸びをしすぎるから、いつもと違うと無意識に思って違和感を感じ緊張します。
だから、ありのまま。

そして、こうも考えてみましょう。
◇考え方5:見られているのは嬉しいことなんだ
人からみられるのを苦痛に感じる人、いわゆる視線恐怖症の人がいます。
じろじろみられると、それが気になってしまう…
その気持ちはよくわかりますが、でも、気にすることではありません。
むしろ、喜ぶことです。

なぜなら、いまの時代注目されたくても、無視されてしまう人がほとんどだからです。
それだけの視線を集められるというのはあなたが人気者だから。
ドキドキしてもいいから、見られていたらあっ、私見られてる…嬉しい…と思ってみてください。ちょっと癖になりますよ。
こういった考え方ができるようになれば、人の目なんて気にもならないし、むしろ快感です。

それと、考え方と合わせて、体の状態(ステート)を変えてみましょう。
人前で話す自信ない人は、何もいわなくてもその雰囲気が伝わってきます。
人から批判されることを恐れすぎている人は、外からみても自信がないのがバレバレです。
だから、まずは体の状態を自信のある状態にしていきましょう。
たとえば、背筋を伸ばし自信があるフリをしてみましょう。最初は、演技で構いません。
そうやって、人目を気にしてない体の状態をつくることで、誰かにみられていたとしても、気にならないでいられます。

そして、話していて人目が気になるときには…自分の頭の声より相手の声を聞くようにしよう
人の目が気になる人は自意識過剰。つねに自分の話すことばかりを考えています。
「なんて声をかければいいのかな」「つぎになんて答えよう」と先のことばかりを考えて、相手の話をまったく聞いてなかったのです。

しかし、それでは、(変なことを言って、気分を悪くさせたらどうしよう)と怖くなってしまいます。
自分の頭のなかの声を聞いていると怖くなってしまいます。
そんなときは自分の声を聞くのをやめて相手の声に耳を傾けましょう。
この人はいまなにを話してるのかな?
そうやって、自分自身のことから離れることで緊張することはありません。
さぁ自分の頭の声ではなく相手の声に集中しましょう。

そして、それができたら・・・【6.他人でなく自分自身を拠り所にしていこう】
ここまでにお話してきたことで分かる通り、結局は自分がどうであるか、それがすべてです。
他人ではありません。自分を変えるんです。相手にどう思われるかよりも、自分自身をどう見るか。その方がよほど大事です。

あなたが自分のことを「真面目じゃないと思われてるのでは…」と思っていれば、真面目でなければならないという義務感で話すので、相手に間違いなく伝わります。(あっ、この人は真面目だと思われたいんだな…)と。

しかし、相手は相手。自分は自分です。
他人にどう思われていようと、相手がなんて思おうと、関係ありません。
どんなときでも、あなたはあなた自身を心の拠り所にしておけば、なにも動じることはありません。

人に振り回されてしまうとしたら、それはまだ外を基準に考えているということ。
まずは自分自身を基準に考え、そこからブレないことです。

そして、「あなたは自分に自信がありますか?」
もし、他の人によって自信がなくなってしまったとしたら、それは自分ではなく他人に依存しているのと同じです。
他の人が笑ってくれたら、自分は笑えるけれど、他の人がムッとしていたら、自分は話せなくなってしまう…としたら、それは人の目を気にしているということ。
それではいつまでたっても人のご機嫌伺いです。
だから、常に自分自身を心の拠り所にするんです。
人がなんて言おうと、どんなにイライラしてようと、あなたとはなんら関係のないことです。
どんなことがあっても揺れない自分であること、それこそが本当の意味での自信です。

なので、そんな自信をつけるために・・・【7.まずは身近から。人目に慣れていこう】
まずは身近から。いきなり初めての場所や人でなくていいんです。まず身近なところから始めていきましょう。
家族、親戚、友達、いろんな価値観に触れてみましょう。

すでに知っている人でも、それぞれ違った見方がある、ということが分かります。
Aがいいという人もいればBがいいという人もいる。
人の数だけ、違った価値観があります。
それと同じで相手にどう思われるかは、相手次第です。
ということは、あなたがその相手の価値観を知っていればなにも恐れることはありません。

この人はこういう考え方で生きているだ。
自分とはまったく違う考え方だけど、なるほどそれも理解できるな。となれば、人目が気になることなんてありませんよね。
それからです。
だんだんと違う世界もみてみましょう。「老若男女問わず、いろんな人に接して話してみましょう。」
多くの価値観に触れる事で「なるほど、そういう考え方もあるのか」と、他の人の価値観も受け入れられるようになり人の目は気にならなくなっていきます。どんどん話していってくださいね。
そうやって人目になれていくこと。いろんな場所や人で、小さな失敗をたくさん繰り返すことです。
そうやって人目や失敗に慣れていくことで、気がついたときには緊張もせず当たり前のようにできているはずです。

と、ここまでのお話、いかがでしたでしょうか。人前でも緊張しなくなると自信がもてたのではないでしょうか。
ここまでで、大切なのは「人の目を気にするよりも自分のことをどう捉えてどういう振る舞いをすればいいか」ということ。
それが分かったと思います。

最初は誰でも人のことを気にしてしまうし、不安になってしまうものです。
しかし、みんなそれぞれにそれぞれの考え方があると知ってれば、どんな批判もどんな嫌がらせも、気にならないでしょう。

だってあなたはあなたなのですから。
相手がどう思っていても、あなたが他の人に左右される必要はないのですから。
どんなときも、自分を主体に堂々と。つねに自分自身をこころの拠り所に!
それをどうか忘れないでください。

■まとめ
では、最後に今回のまとめです。ここまでのお話をもう一度ザックリ振り返ってみましょう。
人目が気になり緊張しやすいを克服する7つの方法とは・・・↓

1.人目が気になるたったひとつの原因とは…
→それは心理的に自意識過剰であるということ。
すなわち、自分のことばかりを考えていることに原因があります。
だから、自分を離れればいいんです。
人目を気にするのは人間だけですからね。

2.全員から好かれようとしないこと
→人それぞれ価値観があるので、全員から好かれることは絶対にできません。
それを分かっておけば、絶対に好かれなければならないと完璧主義にならずに済みます。
それこそが人目が気にならないコツです。
好かれたい人からだけ好かれればいいんです。

3.人の目より、自分の目を変えるべし
→他人の考え方は変えることはできません。
しかし、他人でなく自分の目であればいつでも変えることができます。
自分で自分をどう見てるのかセルフイメージを変えていきましょう。

4.頭のなかのイメージを変えよう
→相手を思い通りにできなくても、頭のなかの相手なら思いのままです。
明晰夢をみるように妄想でイメージを思い通りにしてしまえば、苦手意識がなくなり人と話すのが楽しくなります。
そしてどうみられても平気でいられます。

5.人前で緊張しない考え方を身につけよう
→緊張しない人は緊張しない考え方をしています。
たとえば、人は自分が思っているほど気にしていないということ。
これを分かっておくだけでも人目は気にならなくなるでしょう。

6.他人でなく自分自身を拠り所にしよう
→他人を変えられないと分かったのなら、自分を変えるだけ。
相手にどう思われるかよりも、自分自身をどう見るか。
その方がよほど大事なことなのです。
自分さえしっかりしてれば、人目なんてこれっぽっちも気になりません。

7.まずは身近から。人目に慣れていこう
→結局は、自分次第。
いきなり大きなことをやるのではなく、身近な人から初めていきましょう。
老若男女問わず、多くの価値観に触れる事で「なるほど、そういう考え方もあるのか」と、人の目は気にならなくなっていきます。

これでもうバッチリ!
あなたはもう人の目が気にならなくなったはず。
人にどう思われようと、あなたがしっかりしていればいいんです。
それだけで、なにを思われても平気でいられるし、逆に相手を導くことだってできます。
最初は自信がなかったとしても、やがて気がついたときには、自信たっぷり。
何も気にせずに話せるようになっていきますよ。
投稿日:2016-08-30
返信 35
お疲れな父さんさん
過眠症 対人恐怖 不登校削除
すいません

大変忙しいと思いますが
アドバイスをお願いいたします。
投稿日:2016-08-30
返信 36
伊藤幸弘教育研究所さん
お疲れな父さんへ削除
上記の内容はご参考にならなかったようですね。
投稿日:2016-08-30
返信 37
伊藤幸弘教育研究所さん
お疲れな父さんへ削除
>過保護的な対応は、どうすればよいのでしょうか?

ケースバイケースでので一概に「こうしてください」と言い切れません。
何よりもお子さんの詳しい状況がわからないのでお答えのしようがありません。
「過保護」「過干渉」などの言葉に縛られ過ぎでは?

投稿日:2016-08-30
返信 38
伊藤幸弘教育研究所さん
お疲れな父さんへ削除
>本人の希望通りに、休ませた方が良いのでしょうか?

休ませない方が良いと思います。
投稿日:2016-08-30
返信 39
伊藤幸弘教育研究所さん
お疲れな父さんへ削除
>また約束を決め
必ず体育祭が終わったら学校に行く
休んでいる間は朝ちゃんと起きる
夜はスマホ触らない!
などの対応が良いでしょうか?

その対応でいいと思います。
投稿日:2016-08-30
返信 40
伊藤幸弘教育研究所さん
お疲れな父さんへ削除
以上です。

カウンセラーは答えは出しません。
あくまでも参考意見です。

答えはご相談者ご自身が出すものです。
アドバイスをご覧いただき、ご自身でどうすれば最良なのかの答えを出してみてください。
投稿日:2016-08-30
返信 41
伊藤幸弘教育研究所さん
お疲れな父さんへ削除
もしもこれ以上のアドバイスをお求めなのであればこの掲示板では限界があります。
申し訳ございません。
投稿日:2016-08-30
返信 42
お疲れな父さんさん
過眠症 対人恐怖 不登校削除
)すいません

大変忙しいと思いますが
アドバイスをお願いいたします。



誤解です。

私が掲示板を見たとき、回答がなかったので、申し訳ありません、

たいへん参考になりました。

ありがとうございます。





投稿日:2016-08-31
返信 43
伊藤幸弘教育研究所さん
お疲れな父さんへ削除
所用のためにレスポンスが遅くなることもございます。
ご理解頂ければ幸甚です。
投稿日:2016-09-02
返信 44
お疲れなお父さんさん
過眠症 対人恐怖 不登校削除
ご無沙汰しております。
お世話になっております。
近況ご報告とご相談があります。
去年は結果的に、体育祭をきっかけに学校に行けなくなり、2ッ月ぐらい休みその間に私は体調崩し、わたしのメンタルも限界な状態の中に、嫁は不登校専門の単位制の学校に編入の話を進め、不登校専門の学校に今年の4月から入学が決まりました。
そして今年の3月から、アルバイトに行きはじめ、運送会社の仕分け作業でかなり体力的にはきつい仕事ですが、頑張っています。
しかし、4月になっても、新しい学校には行きませんでした。
結局は一学期は一度も学校には行けず、アルバイトは、5ヶ月間休まずに行っています。

本人の様子は、
●学校に行って卒業はしたいと言っています。
●バイトから帰った時は高揚感がでているのか、すっきりした感じです。
●昼と夜の逆転生活はまだありますが、バイトが朝からの場合は起きて行けてます。
●バイト先では仕事は頑張っていますが、会話はしてない様子です。
●潔癖症が出てきています。
●味覚過敏がで出てきました。炭酸飲料など好みが過剰になったり、偏食がひどいです。
●上から目線の言葉がひどく、親のが悪いとあたる言動もあります。
●私が将来のことなど話を始めると、会話の単語の敏感に反応し上げ足を取ったように、屁理屈を言ってきます。
●スマホはずっと触っています。本人はバイト代でパソコン買いネットゲームしたいと母親に言っているみたいです。
●スマホはゲーム以外はほとんど電源切っており人との交流はしてない。
●ニキビはだいぶ治りましたが(治療に40万使い)気になってしょうがないようです。完璧ではないと言っています。

改善している点もあります。
・昼夜の逆転はしてますが。過眠レベルではないです。
・バイトに行っている。

このような感じです。

きついバイトには行くけど学校には行けないとは、どのような心理でしょうか?
 (本人もわからないみたいです。)
言葉の暴言や上から目線的は発言が気になります。暴力に発展しなければと心配です。
バイトには行っているので、あえて学校の事、進路の事は話をせず、バイトの応援をして認めてあげて様子を見たほうがようろしいでしょうか?

よろしくアドバイスをお願いします。
















投稿日:2017-08-01
返信 45
若者教育支援センターさん
お疲れなお父さんへ削除
>きついバイトには行くけど学校には行けないとは、どのような心理でしょうか?

バイトがキツイことは行かない理由にならないのでしょう。
きっとそれ以上に学校には嫌なことがあるのだと思います。
それが、人間関係なのか、それ以外なのか、ご本人が分からない以上、我々にはわかりません。

バイト先になくて、学校にはあるもの。
それを一つひとつ検証していく必要があるでしょう。

それを親子で話し合ってみませんか。
投稿日:2017-08-03
返信 46
若者教育支援センターさん
お疲れなお父さんへ削除
>あえて学校の事、進路の事は話をせず、バイトの応援をして認めてあげて様子を見たほうがようろしいでしょうか?

不登校のお子さんのケースとして、学校や進路の話をすると不機嫌になることは多いです。
バイトの応援をして認めてあげることは大切です。

そのことで、親子の信頼関係が構築されます。
親子の信頼関係が構築され、それが深まれば、子どもにとって少し耳が痛い内容であっても、聴く耳はもってもらえます。
投稿日:2017-08-03
返信 47
若者教育支援センターさん
お疲れなお父さんへ削除
すべてにおいて大事なのは物事の受け止め方です。
その内容は以下にまとめましたので参考にしてください。
投稿日:2017-08-03
返信 48
若者教育支援センターさん
お疲れなお父さんへ削除
「事実は1つ、受け止め方は2つ」

ある調査によると、日本の若者はアメリカ・中国・韓国の若者と比較して 自分自身を肯定的にとらえていない傾向にあるという調査結果が出ています。
しかし、自分自身を肯定的にとらえられない原因は、実は思い込みや勘違いの部分が大きいのです。
人間の習慣として、無意識のうちに脳へ条件づけされた習慣通りの行動を行ってしまうという傾向にあります。
専門用語では、物事をどのように受け止めるかという習慣を「思考習慣」と呼びます。
この思考習慣は以下の2つです。
「マイナス思考」→いつも不満やグチ、無理、できないという弱気なことばかり言っている消極的な人
「プラス思考」→いつも明るく、できることばかり考え、強気で自信にあふれた発言をしている積極的な人
このマイナス思考とプラス思考の差はどこから生まれてくるのでしょうか?
それは、フッと思い浮かべる「かも?」から生まれるのです。
たとえば、否定的なことを思い浮かべた人は、
「できないかも?」
   ↓
「できない姿・状況をイメージ」
   ↓
「あきらめる」
   ↓
「間違いないという否定的確信」

反対に肯定的なことを思い浮かべた人は、
「できるかも!」
   ↓
「できる姿・状況をイメージ」
   ↓
「その為に行動する」
   ↓
「間違いないという肯定的確信」

このように、世の中には 「プラスのかも」と 「マイナスのかも」の 2つがあります。

脳に浮かぶプラスの「かも?」は神様がくれた成功へのプレゼントであり、マイナスの「かも?」は あなたの人生を台無しにする悪魔のささやきでもあるのです。

たとえば、テストで思わぬミスをしてしまった。 よい結果が得られなかったという事実に対して、これを糧として努力を続け、次のテストでよい結果が出れば、最初の失敗はさらに学ぶための刺激、あるいはよい教材になったと言えます。
言うなれば、「失敗」ではなく「将来の教訓」なのです。

発明王と言われたエジソンは電球を発明するまでに1万回失敗しました。
しかし、「失敗だ」とは言わず、こう言いました。
「うまくいかない方法を1万通り発見した」 ・・・と。
まさに、この思考こそがプラス思考というべきではないでしょうか。

成功をめざす過程において良くないと思われる結果は「失敗」ではないのです。
むしろ「学ぶチャンス」、「成功へのプロセス」です。
言うなれば、この世の中に「失敗」はないと言えるのではないでしょうか。
このように考えられる人が「メンタル的にタフ」という人です。

ものごとには「出来事」があって「結果」がありますが、この「出来事」と「結果」の間には必ず「受け止め方」が存在します。
たとえば・・・
【否定的受け止め方】
(A)旅先で雨が降った
 ↓
(B)せっかくの旅行が台無し
 ↓
(C)憂鬱な気分で楽しくない旅行だ

逆に・・・
【肯定的受け止め方】
(A)旅先で雨が降った
 ↓
(B)観光客が少ないかもしれない
 ↓
(C)静かに景色を楽しめるな

自分に自信のない人は、どうしても、自分の「欠けている部分」に焦点が当ててしまいます。

「足(た)らで事たる身こそ安けれ 」
これは禅の言葉です。
「足らん、足らん」言い出したらきりがありません。
足らんけど、足りるところで楽しめる人が素晴らしいのです。
なにげない日常、ちょっとした出来事の中に幸せを見つけられる人、今ある環境を楽しめることは素晴らしいと思います。

思うようにいかないことなど山ほどあるでしょう。
それはそれで受け止めて、そこから学べることを探して次の事へ向かえるような、そんな受け止め方をしてみませんか。

経営の神様、松下幸之助はこう言います。
「運の悪い人とは “自分は運が悪い”と思う人。
運のよい人とは “自分は運がよい”と思う人。」・・・と。

出来事は常に白紙であり、その段階では、「プラス」も「マイナス」もありません。
要は今出来ていなくても、「やればできる」というプラス思考と 「やってもムリ」というマイナス思考の差なのです。

したがって、「事実は1つ、受け止め方は2つ」ということになるのです。

この世の中には、「失敗」も「不幸」もない。
それらは「成功」や「幸福」へのプロセスだ、と考えるとけっこう気持ちが軽くなり、「何でもチャレンジしてやろう」 という気持ちにならないでしょうか。

本気でチャレンジし行動すれば不可能だと思われていることも可能になるのです。
「夢は必ず叶います」

そのためには、先ほどからお伝えしている通り、「受け止め方をプラス」にする必要があります。
その「受け止め方」は言葉で表現されます。

私たちは言葉を使って、物事を受け止め、理解し、考え、表現しています。
言葉は脳の働きによって生まれる心(意識)を表現したものなのです。
言葉を変えれば、心が変わります。
心が変われば、脳の回路も変わるのです。

「プラス思考」とは、「プラスの受け止め方+プラスの表現」です。
脳と心は言葉によってつくられる 、言わば、「言葉は意識のコントローラー」なのです。

「できない」→「できる、やれる」
「ムリ」  →「大丈夫」
「イヤだ」 →「いいね」

心から「実現させたい」と思うことがあればプラスの表現を使いましょう。
断定的な言葉を使うことで、ドーパミンが分泌され、細胞がやる気を出してフル稼働するのです。
「できると思えばできる、できないと思えばできない」
苦しいときは 、「やれる」「できる」で乗り切りましょう!

よく、「性格は生まれつきのものだから絶対に変えられない」というご相談を受けます。
しかし、この考えは正しくありません。
心理学では人間の行動の9割以上が習慣によるものだといわれています。
つまり習慣を変えることで性格 (=習慣的性格)を変えることができるのです。

「過去と他人は変えられない
 変えられるのは未来と自分」

これは、カナダ出身の精神科医であり、1957年に交流分析(Transactional Analysis:TA)を提唱した、エリック・バーンの言葉です。

この言葉の通り、人の行為とか考え方とか、諸々は変えることは出来ないし、過ぎ去ったことも変えられません。
しかしながら、自分のこと、そして、これから起こる未来については、影響を与えられます。
だから、「自分自身」と「これから」にフォーカスをしていくことが大切なのです。

あなたの人生は、あなたの受け止め方・意識・言葉によるどのようにも変えることができるのです。
投稿日:2017-08-03
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