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お悩みNO.424
ママさん
中1息子削除
中1の息子についてです。1学期の終わり頃から遅刻するようになり、2学期始まりましたがずっと遅刻。昨日はだるい、めんどくさいと言ってふとんから出ず、学校を休みました。今日も休むと言いましたが、1時間かけてなんとか遅刻ですが学校へ行かせました。これからもずっとこんなことが続くと思うとため息しか出ません。学校ではいじめられてる感じはありませんが、とにかく勉強したくないと言います。宿題も一切しません。ほんとに困りはてています。
投稿日:2015-09-04
返信 1
伊藤幸弘教育研究所さん
ママさんへ削除
はじめまして。
書き込みありがとうございます。
中1の息子さんの不登校に関してのお悩みですね。

まずは親が不登校に関する正しい知識を得ることからです。
以下にまとめましたので参考にしてください。
投稿日:2015-09-04
返信 2
伊藤幸弘教育研究所さん
ママさんへ削除
「不登校について」その1

そもそも、不登校とは、次の定義があります。
「何らかの心理的、情緒的、身体的、あるいは社会的要因・背景により、児童生徒が登校しない、あるいはしたくともできない状況にあること(ただし、病気や経済的な理由によるものを除く)」。
なお、不登校については従来、学校基本調査において30日以上欠席した児童生徒について、その理由別区分として「病気」、「経済的理由」、「学校ぎらい」、「その他」として調査していたところ近年「不登校」という名称が一般的に使用されるようになったことに鑑み平成10年度の調査から上記区分のうち「学校ぎらい」を「不登校」に名称変更した経緯があります。
親として不登校を正確にご理解いただくために、以下の内容をまとめましたので参考にしてください。
・現在では不登校児は約13万人といわれている。
・不登校を生み出す原因のひとつに親の過干渉(先回り)があげられる。
・このように育てられた子供は自立心が育たない、人をすぐに頼る、人のせいにする、幼い、わがまま、神経質なくらいきれい好きかその逆、人の顔色ばかり見て自分を出せない…etc。
・小学校の頃は友人とよく遊ぶ。(友人が多いのではなく誘いを断れない)
・中学生くらいになるとわがままで融通性がない性格が表れて友人が離れていく。
・昼食はひとりで過ごすことが多くなり校内を徘徊して時間をつぶす。そのために周囲からは気持ち悪がられて精神状態は悪化して次第に不登校へとなる。
・また不登校へのきっかけとしては大人にとっては取るに足らないことも多く、はっきりした原因や理由が不明なケースが多い。
・不登校の症状としては、37度くらいの微熱、頭痛、腹痛、吐き気が4大症状。その他には冷たいものを良く飲む、不眠、うるさいと口走る、昼夜逆転、部屋にこもる、ゲーム・ネットにはまる、家族と顔を合わせない、部屋に誰も入れない、自分より弱い妹・弟に強く出る、親と一緒に寝たりお風呂に入る(退行)。
・不登校を生み出しやすい家族としては、夫婦関係が悪い、家族の誰かが亡くなる、過干渉、放任、父性・母性の欠如、母子関係が強すぎる、兄・姉の非行・不登校・引きこもり、親が異常に学歴や世間体を気にする、親が宗教熱心な信者、親が定職に就かない、親の失業、転勤、厳格、威圧的、神経質。
・不登校の子どもを無理に学校へ行かせることはインフルエンザで高熱が出ているのに解熱剤で強引に熱を下げるのと同じで余計に悪化してしまう。
・不登校の子どもは弱者ではなくむしろメンタル面は強い。思い込みが激しくこだわりが強いために周囲に溶け込めない。
・子どもには文句を言わせることが大切。「あの時はこうだった」「あの時、ああ言われた」…。親は黙って横に座り目を見て聴いてあげることが大切。
・不登校児の3割が引きこもりになる。

【不登校の子供の親の不安】(一般例)
?学力の遅れで進学が出来ないのでは?
大切なのは生きる力、知恵、人との関わりであり学校以外でも充分に養える。
?社会性や適応力がみにつかない?
学校以外で自分らしさを発揮できる子がいても良い。現在の学校システムに合わない子がいても不思議ではない。
?学校くらい我慢できないで社会で通用するのか?
必要な我慢もあれば有害な我慢もある。身を削って学校に通うことがマイナスになる。学校は命まで削って通う場ではない。
?無気力人間になるのでは?
無気力で学校に行かないのではない。体調の不調は身体防御反応。
?学校に行かないのならせめて○○してほしい。
学校に行かない代わりに何かをするというのは無理な要求。じっくりと子どもの成長をみる心のゆとりが必要。

【不登校の子どもを持つ親に向けて】(我々からのアドバイス)
? 不登校の状態を責めたり、刺激したりしない。
? 子どもの良い面を見つけ、認めて、誉めて、信頼する、
? 一番悩んでいるのは本人であることを理解する。
? 子どもの言葉や言動から心の中にあるものを理解する。
? 一人の人間として子どもを認める。
? 絶対に焦らず、長い人生のうちの休憩だと思うこと。
? 親に勉強する機会をくれた子どもに心から感謝する。
? 親の焦りは子どもに伝わってしまう。大きな心で子どもに接する。

投稿日:2015-09-04
返信 3
伊藤幸弘教育研究所さん
ママさんへ削除
「不登校について2」

不登校は甘えではありません。
いじめ、先生や友人との相性、家庭環境等で心が折れている状態です。
しかし、いまだに不登校に関する理解不足から「甘えている」「根性が足りない」「逃げているだけ」と言う方もいます。
不登校の子どもたちには、部屋から出られない人もいます。
それは、部屋から出ようとしていないのではなく、部屋から出ることができないのです。
怪我で両足を骨折している人に「マラソンを走れ」とは言いません。
走らない人に「甘えている」とも言いません。
どうか「不登校」に関する正しい知識、また不登校の子どもたちに対する「受容と共感」の姿勢で接してください。
そして何よりも優しく接してあげてください。

投稿日:2015-09-04
返信 4
ママさん
中1息子削除
分かりやすい説明ありがとうございました。息子の気持ちが全く分かりませんでしたが、ちょっと理解できました。来週様子を見ていきたいと思います。
投稿日:2015-09-05
返信 5
伊藤幸弘教育研究所さん
ママさんへ削除
少しずつ理解していけばいいのです。
まずはそう思ったことが大切です。
また様子をお聞かせください。
投稿日:2015-09-06
返信 6
ママさん
中1息子削除
本人の希望で、ちょっと学校はお休みすることに決めました。先生にも話しました。
先生は息子と話したいと言ってくれましたが、まだそんな気分ではなさそうなので、私が学校へ出向いて先生とお話ししてこようと思います。なんだか私も少し吹っ切れた気がします。無理に行かせてたことを、わるかったなあと思います。
投稿日:2015-09-07
返信 7
伊藤幸弘教育研究所さん
ママさんへ削除
賢明な選択だと思います。
先生にはしっかり事情を伝え、「まずは」親がお話を聞きに来たということは言いましょう。

そして、「悪かったなぁ」と思ったことは口にして伝えましょう。
投稿日:2015-09-07
返信 8
ママさん
中1息子削除
短い不登校を経て、なんとか学校に行き始めました。まだ遅刻しながらですが。結局は自分で覚悟を決めて、このままではいけないと思ったのでしょう。気になるのが、このまま遅刻を容認していていいのだろうかという思いです。実際遅刻しても何とも思っていません。学校へは行くけど、遅刻しないとは言ってないと言います。強がりなのか、本当にだらけているのか、ほんとは学校へいきたくないからそんなこと言うのか分かりません。
投稿日:2015-09-15
返信 9
伊藤幸弘教育研究所さん
ママさんへ削除
本当のところはいったいどうなのか…申し訳ございませんがそれは、我々にも分かりません。

遅刻は容認すべきではないです。
本来は遅刻せずに行くのがあるべき姿ですから。

しかし、「このままではいけない」と不登校を克服したのですから、遅刻も自分で乗り越えられる可能性もあります。
しばらくは静観して、学校の先生とも相談しながら遅刻せずに登校できるように支援をていきましょう。
投稿日:2015-09-15
返信 10
ママさん
中1息子削除
ご回答ありがとうございます。
そうですよね、学校に行けただけでもうれしいです。焦ってはいけませんよね。徐々に自分で遅刻しないように考えることを期待します。
投稿日:2015-09-17
返信 11
伊藤幸弘教育研究所さん
ママさんへ削除
そうです。
焦りは禁物です。

出来ないことに焦点を当てず、出来たことに焦点を当ててほめて・喜んであげましょう。
投稿日:2015-09-17
返信 12
ママさん
中1息子削除
1ヶ月たちましたが、再び不登校気味です。完全に行けないというわけではないですが、数えたら月の半分欠席で、残りは全て遅刻でした。朝起こすとけんかになるし、ほっとくとずっと寝ています。遊ぶ友達もいませんし、最近は兄弟にもイライラして暴言がひどいです。楽しみがないように感じます。今の状況は、不登校でいうところのどんな段階なのでしょうか?
投稿日:2015-10-02
返信 13
伊藤幸弘教育研究所さん
ママさんへ削除
今の状態が不登校のどの段階にあるのかは、直接お子さんに会っていないので正直、判断に難しいです。
イライラや暴言は、本人も今の状態が決して良いとは思っていないということです。
だからこそ、今の自分に苛立ち、それを発散する手段として他者に当たってしまうのです。
そんなときは、叱責するのではなく、「それだけ辛いんだよね」と受容してあげることです。
人は承認欲求というものがあります。
誰かに今の自分を認めて欲しいという欲求です。
それが満たされれば心は「快」になり、満たされなければ当然「不快」になります。
まずは親が子どもを認めてあげることが先決です。
投稿日:2015-10-03
返信 14
ママさん
中1息子削除
兄弟につっかかってくる件は、ストレスのはけ口なのだなと思います。そこはがんばって乗り切ろうと思います。ただ学校へ行ったり行かなかったり、どうも最初の状況と違うように見えます。というか、無気力です。自分で起きるから起こすなと言ってるくせに、午前中に起きれたら学校へ行くし、起きれたなかったら行かない。ただ行かなかった日は、明日は行くよと自分で言ってくるのです。そして次の日また3時間目位から登校するパターンです。理由があり、不登校になってしまた方がまだ、割り切れます。
投稿日:2015-10-06
返信 15
伊藤幸弘教育研究所さん
ママさんへ削除
理由がある不登校、理由がない遅刻・・・どちらがどうということはなかなか難しいですが、それよりも「無気力」というのが気になりますね。

言い換えれば自分に自信を持っていないのでしょう。

「自分に自信を持つ」ことに関しては以下にまとめましたので参考にしてください。
投稿日:2015-10-07
返信 16
伊藤幸弘教育研究所さん
ママさんへ削除
「自分に自信を持つ」

―― どうしても自信が持てない…
―― 日常生活を送る中で、自分に対してOKが出せない…
―― 堂々と人と接することができない…

こうした悩みを持つ方はとても多くいらっしゃいます。

かといって、そんな時に自信を持とうと頑張って努力しても、どうしても自信を持てないことも多いもの。それには、自信を持てない隠された理由があるからなんですね。
それでは、いったいどうしたら自信を持てるようになるのでしょうか?

まずは、「自信を持てない」という状態について見直してみましょう。「自信がない」という状態には、いくつかの具体的な“症状”があります。

◆何をしても不安で、他人からの意見に怯えてしまう
◆始める前からダメだと思って、やらずに終わってしまう
◆やってみようと思った途端、不安があふれだしてストレスフルな状態になる
◆自分よりも他者のほうが優れているように見えて、比較して落ち込んでしまう
◆自分の良いところが認められず、どんなに頑張っても劣等感がぬぐえない
◆評価してもらっても、自分で自分のことが認められないため、他者からの評価を受け入れられない
◆自分を認めることができないため、行動が起こせない

あてはまるものはありませんか?

「自信がない」というと漠然とした感情のようですが、こうして分析してみると、心の状態と行動(現象)が連動していることがほとんどなんですね。

逆に、「本人が努力してきた過去がある、才能がある、周囲から認められている、客観的に見てできている」という実態に関わらず、本人が「“自信を持てない”と思っている」ことです。

実際に、「周囲から見ればできているのに、あの人は自信がない」とか、「どうしてそんなに自分を否定してしまうの?」と感じることも少なくありません。けれども、本人にしてみれば、「強烈な自己否定感」と、「それゆえに思ったとおりに行動に移せない」という二つの事柄と戦っている状態なのです。

なぜこうした自己否定感や行動できないという状態が生じてしまうかというと、それは、「もともと本人に対して否定的な意見を植え付けた人間がいる」ということが原因です。

人は子供時代、肯定的な意見を聞かせられて育ったり、あるいは、失敗したときに優しく受け容れてもらったりしていると、その状態を記憶し、自分でも他者からしてもらった肯定的な態度を繰り返すようになります。
けれども、子供時代にそれがなく、親や先生、周囲の人間から否定的な意見しかもらえなかった人は、大人になってからもそのときの態度を無意識に真似してしまい、自分に対して自罰を繰り返すようになるんですね。
そして、否定された経験を軸にして、自分のことを自分でマイナス査定し、推し量ってしまうのです。
誰しも、誰からも教えられたことがないことは、実行することができません。それは、「自信を持つ」という心の状態であったとしても、同じことです。自信というのは、「能力や良いところを認め、育てるという経験」がなければ、できないものなのです。

つまり、「認められ、褒められた経験がない」ために、その方法を理解できず、与えられた否定しかできない、ということが「自信がない」という状態です。

こうした状態のときは、過去に親や周囲の人間が自分を否定してきたように、自分の否定的なところにばかり焦点が当たっています。
人は良いところも悪いところもあって、それが普通なのですが、あまりにも否定されて育ったために、自分の肯定的な要素を認められないということを繰り返しているんですね。

だからこそ、こうした不安定で苦しい内的な状態を変えるためには、自分で自分を見る視点を変え、育て直すことが必要になってきます。
視点を変え、自分を育て直す方法としては、次のように少しずつ考え方を変えていくことです。

◆ありのままの自分を認め、子供の頃に言ってもらえなかったプラスの言葉がけを自分に対してしてあげること
◆他者の価値観で判断するのではなく、自分の判断で自分の成し遂げたことを認めること
◆過去にしてきたことで、他人からは認めてもらえなかったことを、自分自身で認め直すこと
◆社会的な達成ではなく、細かなことであっても、できたことを一つひとつ褒めること
◆他者に依存して自分の価値を決めるのではなく、自分がどうしたいのか意志を持って行動すること
◆失敗など、実際に成果が伴わない場合も、努力した自分を認めること

「他者の目」や「結果」を基準にするのではなく、自分で自分を認めるということが役に立つでしょう。
このとき、親が子供を見守ってあげるように、「自分で自分の親代わりをし、愛情深く、優しく認めてあげること」がポイントです。

不適切に否定的なことを投げかけられていたとしても、あなたがあなた自身を肯定的に捉えてあげることで、やがて自然に自分に対して「私は大丈夫」という肯定感へと変わっていきます。お友だちを励ますように、優しく自分に接してあげることも効果があります。

「自信のなさ=自己否定」は、今まで無意識に繰り返されてきたために癖になっていますから、はじめは意識して変えてあげることが必要です。しかし、自己否定も単なる「癖」に過ぎませんので、意識して繰り返すようになれば、1週間もすれば、だんだんと自分に対する肯定的な捉え方ができるようになってきます。
このように、「自信を持つ」とは、決して外側に認められることではなく、自分で自分を認め、肯定する気持ちを持つことで得られるものなのです。

他者の評価を追い続けている限りは、いつまでもその基準で生きてしまい、自分を肯定し、安心するという状態に到達することはできません。
心の中や自分の見方を変えてあげるだけで、やがては大きな「自分を信じる肯定感」に結びついていきます。小さな習慣も、意識して続けることで、考え方の根底を変えることにつながります。自分自身を大切に育て直す気持ちで接することから始めてみましょう。
投稿日:2015-10-07
返信 17
ママさん
中1息子削除
お返事ありがとうございます。確かに、おっしゃる通り、小さい頃からいたずらをよくしたり、学校では友達と頻繁にケンカしたりで、親からも先生からもよく怒られていました。でもここ1年近く、思春期ということもあり、工夫しながら接しています。ただ自分の中での否定感というのは当時のままなのでしょうか。素直に親の意見を聞く性格ではない為、自分を認めようよと言ってもムカつかれるだけの気がします。私は日々、不登校や思春期、さらに心の病気など色々調べて、息子の気持ちを分かろうと努力しています。でも本人は今の自分を変えたいとか思ってないようなんです。
今週は昼ころからですが、4日連続して学校には行けてます。学校の先生も、まずは来ることが大事だと言ってくれますが、好きな時間に起きて堂々と遅刻して、いつまでこんな生活なのかなって思わずにはいられません。誰かの助言なしに、自分を認められることってあるのでしょうか?
投稿日:2015-10-08
返信 18
伊藤幸弘教育研究所さん
ママさんへ削除
>誰かの助言なしに、自分を認められることってあるのでしょうか?

それはなかなか難しいです。
人は誰かに支えられながら生きていくものです。
そして、誰かのために…という思いがモチベーションとなります。
投稿日:2015-10-08
返信 19
ママさん
中1息子削除
少しずつ変化を感じています。10月半ばくらいから、2時間目登校くらいになってきました。学校が嫌だとは言いません。授業は全く聞いてないみたいですが、、。それから、1週間前位から、たまにLINEのやりとりする同級生が数名できたようです。そして今日は2学期初の1時間目登校(遅刻ではありますが)しました。びっくりしました。たまたまかもしれませんが、うれしいです。1つ質問ですが、うちは祖母が厳しいです。そんな祖母が孫には何も言わず、ずっと我慢してたみたいで、こないだ学校帰りがいつもより1時間位遅くなった時に、帰ったそうそうたまってたのかおもいっきりどなりつけ、言ってはいけないと思うようなことを言いました。息子は野宿するとか言い出しましたが、その後私のフォローで、まあなんとかお互いおさまりました。でもまたこんなことがあるんじゃないかなって思います。そんな時は今回みたいに怒鳴っていいのでしょうか?せっかくがんばってきたのが壊れそうで、怖いです。でも祖母は言って良かったと思ってるみたいです。
投稿日:2015-10-30
返信 20
伊藤幸弘教育研究所さん
ママさんへ削除
結論から申し上げると、祖母様が怒鳴りつけたことは良くないです。
しかも、「言ってはいけないこと」なのですよね。

祖母様は言ってよかったと思っているとのことですが、それは自己満足です。
自分に溜まっていたストレスと吐き出せたという意味で「良かった」と思っているのでしょう。

しかし、大切なのは「何を伝えたか」ではなく、「何が伝わったか」です。
今回の件で何か伝わったのでしょうか。
正直、「何かが伝わった」とは思えません。

「叱る」と「怒る」は違います。
ましてや、「怒鳴る」は論外ですよ。

以下に「叱る」と「怒る」の差に関してまとめましたので参考にしてください。
投稿日:2015-11-01
返信 21
伊藤幸弘教育研究所さん
ママさんへ削除
「怒る」と「叱る」の差

「怒る」と「叱る」の差を明確にしましょう。

■「怒る」とは。
<怒る=相手に自分の感情をぶつける>

相手が自分に悪い影響を与えたり、自分が指示したとおりに動いてくれなかったりした場合に、自分が腹をたてたことを相手にぶつける動作。

【具体例】
「の○太のくせに生意気だ!」byじゃい○ん
「なんで出来ないんだ!」
「さっき教えたでしょう!」

「オレハオコッテンダゾー」ということを相手にわかってほしいとか、うっぷんを晴らしたいとか、相手を困らせたいとか、そんな理由ですること。


■「叱る」とは。
<叱る=相手に成長・改善の気づき・機会を与える>

相手が自分を含めて誰かに悪い影響を与えたり、自分が指示したとおりに動いてくれなかったりした場合に、相手をより良くしようとする注意やアドバイスを、あえて声を荒げたり語気を強めたりして相手に伝える動作

【具体例】
「あのお客様が怒っていたのは何でだと思う?」
「あなたはお客様では無く、従業員なの。楽しむのも大事。でも、楽しませることがもっと大事な立場よ。」
「それをふまえて、今、自分がしたことは従業員として、どうかな?」

相手を正しい方向へ導くために何が良くないのかを「気付かせる」ことです


そして、もうひとつ大事なこと、それは「誰が」ということです。
結局、相手に成長・改善の気づきの機会を与えようとして、うまく「叱った」としても、人は尊敬しない人から何を言われても聴く耳を持ちません。
逆に、尊敬している相手であれば、多少きつく怒られても、言うことを聞きます。

「怒る」と「叱る」の差を理解しつつ、まずは相手に尊敬されるための行為が求められます。

投稿日:2015-11-01
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