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お悩みNO.719
とうちゃんさん
登校出来ない。削除
現在!長男:中1、次男:小3、二人の息子が不登校です。
ご相談になります。
長男は発達障害が分かり、自分自身を攻め一時精神が安定しないことで暴れる時期がありました。それを見ていた次男が、徐々に学校を休むようになり、今は不登校状態で昼夜逆転生活でゲーム三昧の日々を送ってい
ます。
長男は現在の学校に戻る勇気がないようで、ただ戻ると恐怖心がでしまい授業に集中できないと話しています。クラスメートと違うことが分かっているので、どのようにコミュニケーションを取れば良いのかわからないので自分自身に自信が無いことで、存在事態が不要なのではと考えてしまってます。次男は長男の急激な人格変化で怖さ、恐怖を覚えてしまい。どうすれば良いのか分からず、ストレスが溜まり、解消できない日々で
外に出ることが恐怖へ変わったと思います。今後どの様な対応をしていけば良いのかわからない状態です。アドバイス頂けますか。よろしくお願い致します。親としてなにも出来ない日々で情けないです。

投稿日:2018-02-24
返信 1
若者教育支援センターさん
とうちゃんさんへ削除
はじめまして。
書き込みありがとうございます。
中1・小3、二人のお子さんの不登校に関するお悩みですね。

まずはご自身を「情けない」とは思わないでください。
決して情けない親ではありません。
何とかしたいという思いがあれば必ず活路は見出せます。
何とかしたいからこそ、この掲示板に書き込みをしていただいたのですよね。

まず、コミュニケーションを取る方法です。
お子さんがクラスメイトとコミュニケーションを取る際に、「何か気の利いたことを言わなければならない」と思っているかもしれません。
でも、気の利いたことって子どもではなくても言うのは難しいです。

であれば何か気の利いたことを言わなくてもいいのです。
その代り、「聴く」ことに徹するのです。
人は自分の言ったことを「聴いてもらえた」と感じた時、相手に好意を抱きます。
それを継続すれば、こちらが伝えたことも聴いてもらえます。

この掲示板に書き込みをいただくほとんどの方にお伝えしているコミュニケーション方法を以下に紹介しますので参考にしてください。
投稿日:2018-02-25
返信 2
若者教育支援センターさん
とうちゃんさんへ削除
「コミュニケーション~①聴く」

■信頼関係の構築
カウンセリングの領域では、
カウンセラーとクライアントの信頼関係の構築を深めることが絶対条件と言われます。
(専門的には、信頼関係を“ラポール関係”と言います)

相手との信頼関係の構築を図り、
さらに深めていくためには円滑なコミュニケーションが大切です。
ではその円滑なコミュニケーションを図るにはどうすれば良いのでしょう。

■「聴き方」
みなさんは、「聴き方」を意識しながら相手の話を聴いたことがありますか。
「話し方教室」とか「話し方の本」というのはありますが
「聴き方」に関する本は意外と少ないのです。
しかし、円滑なコミュニケーションを図る上では、
この「聴き方」が特に重要となります。

ここではあえて「聴く」という文字を使います。
物理的に音が耳に届く「聞く」でもなく、
言葉であれこれと尋問する「訊く」でもなく、
「心」の文字が入っている「聴く」です。

しかも、文字を分解すると「耳」の右側には「十」「四」「心」となります。
「14の心」とは……
諸説ありますが、以下のようなことが言われているそうです。

・「14の心で聴く」(仏教)
仏教の、八正道(はっしょうどう)と、六道(ろくどう)を足した数(8+6=14)
様々な視点から聴いてあげましょうということ。

・「14の心で聴く」(年齢)
14歳の時の心で聴く…………つまり、純粋な気持ちで聴きましょうということ。

話が冒頭から逸れてしまいました(汗)。

要するに、相手を受け入れて相手の話に耳と心を傾けることを意味します。
「四」の向きを変えて、縦にすると「目」にも見えます。
そして、「十」を「プラス」と捉えれば……
「耳」だけではなく、「目」と「心」でも聴きましょう……とも言えますね。
これを専門用語では「傾聴」と言います。

相手の話を上手に「聴く」ためには以下の2つの聴き方に分かれます。
その2つとは……
「受動的聴き方(パッシブリスニング)」と
「能動的聴き方(アクティブリスニング)」です。
それぞれポイントは3つあります。

■「受動的聴き方(パッシブリスニング)」の3つのポイント
1.黙って聴く
これは簡単なようで意外と難しいです。
しかし、すべての「聴き方」のベースとなる姿勢です。
相手の話しに意見を割り込まず、まずは黙って聴いてあげます。
黙って相手を聴き、受容してあげることで信頼関係はさらに強いものになるでしょう。

2.うなずく
「メラビアンの法則」をご存知でしょうか。
1対1で話したときに、どのように影響を及ぼすか……という実験結果から出された法則です。

話の内容などの「言語情報=7%」、
口調や話の早さなどの「聴覚情報=38%」、
あいづちやうなずきなど、見た目などの「視覚情報=55%」
の割合であったという実験結果があります。

人は話の内容などよりも、話をしている際の態度や姿勢
……の方が影響力は大きいのです。

「ういなずく」には、話しの内容により大きくうなずいたり、
小刻みにうなずいたりする聴き方によって信頼関係を深めていく方法があります。

大きくうなずくときは
「なるほどねぇ~」という意味があり、
小刻みなうなずきは「もっと話して」という意味をもちます。
それにより相手は「聴いてもらえている」という満足感が得られます。

3.思いを引き出す
「それ、おもしろそうだからもっと聴かせてよ」
「それ大変だったね。もう少し詳しく話して」
「それについて、君のほうでも何か言いたいことがありそうだね」
「君にとって大事なことのようだね。詳しく聴かせて」などのように
ひと言、付け加えることで相手を気持ちよく話させてあげることが大切です。

■「能動的聴き方(アクティブリスニング)」の3つのポイント
1.話しを繰り返す
相手の発した言葉の語尾をこちらが繰り返して発しながら聴く方法です。
会話にいいリズムがうまれて話しやすくなります。
そして、相手は
「自分の話を聴いてもらえている。理解してもらえている」
となります。

ただし相手が意見を求めている場合は、
繰り返しによる聴き方はいったん中断してください。
相手から何かを質問をされている場合に、
その質問を繰り返しても堂々巡りになってしまいます(笑)。
その際は、はっきりと自分としての回答をしてあげると良いでしょう。

2.話しをまとめる
相手の話をある程度の段階でまとめてあげると、
会話のリズムにアクセントがつき、これも効果的です。

例えば、相手が悩みを打ち明けたとします。
悩みを打ち明け始めると人は一気に捲くし立てるように話し始めます。
それこそ途中でさえぎりたくなるくらいに……。

その際に、最後まで聴いて、
それをまた繰り返す方法(話しを繰り返す)を行うと、
時間が掛かる作業ですし、余計に混乱が生じます。
その際はある程度こちらで話をまとめてあげるのです。

3.気持ちをくむ
「それは嬉しかったね」
「それは悔しいね」
「それは腹が立つよね」

こんなふうに相手の心の中の気持ちを
こちらの言葉として伝えることで、
相手は安心した気持ちで話しを出来ます。

高級クラブに高いお金を払ってまで、
サラリーマンが通うのは、
高級クラブのママさんたちは
この「気持ちをくむ」など、聴き方に長けているからなのです。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
聴くとは、愛することである
長田弘(詩人)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
投稿日:2018-02-25
返信 3
若者教育支援センターさん
とうちゃんさんへ削除
「コミュニケーション~②伝える」

■伝え方
相手に何かを思いを伝えるときには
相手に「何を伝えたか」ではなく、「何が伝わったか」が大切です。

そのためには「言葉」が大切です。

「これは言わなくてもわかるだろう」
「恥ずかしくてこんなことは言えない」

まずはそういった考えを排除して時間をたくさん使っていきましょう。

相手にメッセージを伝えるとき、次の2通りの方法があります。
それは、「YOUメッセージ」と「Iメッセージ」です。

コミュニケーションをはずす人は、
往々にして主語が「YOU=あなた」の「YOUメッセージ」
になってしまっているケースが多いです。

相手に思いを伝えたいときは、「Iメッセージ」が効果的です。
相手の行為や人格を非難・否定せず、事実を述べる伝え方です。

例えば、あなたがリビングで読書をしているときに、
家族の誰かがリビングに来て、大きな音でテレビを観始めたとしましょう。

静かな状態でゆっくり読書をしたいのにテレビの音が気になって集中できません。
ついつい、感情のままに
「うるさい!」
「ボリュームを抑えろ!」
「別の部屋に行け!」
と思ってしまうケースはないでしょうか。

これは主語が「あなた=YOU」になっています。
「“あなたが”うるさい!」
「“あなたが” ボリュームを抑えろ!」
「“あなたが”別の部屋に行け!」

こちらの思いを正確に伝え、
相手とのコミュニケーションもはずさない方法は
主語が「私=I」の「Iメッセージ」です。

「あなたが急に大きな音でテレビを観ることによって、
私は集中して読書ができなくて
困っているんだよ」

これが「Iメッセージ」です。

ポイントは「行動」「影響」「感情」です。

行動 → あなたが急に大きな音でテレビを観ることによって
影響 → 私は集中して読書ができなくて
感情 → 困っているんだよ

でも、その後に「だから、あなたはこうしなさい」
と言ってしまうと、せっかくの「Iメッセージ」が
その瞬間に「YOUメッセージ」になってしまいますので注意が必要です。

「Iメッセージ」で思いを伝えると
相手はこちらの思いをちゃんと受け止めてくれるケースが多い
……と言われています。

■「Iメッセージ」と「聴き方」との切り替え
自分の意見を伝え、
相手の考えを聴くと
いうのはコミュニケーション(会話)の基本です。

しかし、いくら「Iメッセージ」を活用して伝えても、
「相手を変えてやろう」という想いが心の奥底にあると、
しつこく何度も同じメッセージを発することになります。

これは「審判的表現」と言い、
圧力によるメッセージ(=お前が変われ!)になってしまいます。

その際は、まず相手の立場に立ち切って傾聴することが大切です。
これが「Iメッセージ」と「聴き方」との切り替えのタイミングです。

相手の話を聴くことにより、相手の「抵抗」がとれて
相手は安心して、自ら変わることができるのです。

また、相手の立場を理解することで、
こちらの心にも変化が現れることもあり、
他者理解と自己成長が同時に促進されます。

「期待と願望」、「推論と思い込みのズレ」
が対人関係のトラブルの元になるのです。
大切なことは“相手を変えようとせず、相手をわかろうとせよ”です。

コミュニケーションとはキャッチボールのようなものです。
いくら良いことでも一方的な話と言うのは聴いていてつらいものです。

だから、コミュニケーションがドッジボールにならないように、
「聴き方」や「伝え方」を意識して
相手とのコミュニケーションを図り、信頼関係の構築に努めてください。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
伝えることをあきらめちゃいけない。聞く気持ちがある人には、必ず伝わるから。
木藤亜也(脊髄小脳変性症患者)「1リットルの涙」著者
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
投稿日:2018-02-25
返信 4
若者教育支援センターさん
とうちゃんさんへ削除
「コミュニケーション~③アサーション・トレーニング」

「アサーション・トレーニング」により、自分も相手も大切にする自己表現法「アサーション」を身につけることができます。
これにより、自分の気持ちを制限することなく、お互いを尊重しながら自己表現し、うまくコミュニケーションをとることができれば、対人関係の悩みが解消されることでしょう。
以下「アサーション・トレーニング」について解説していきます。

1.アサーション・トレーニングとは?
自分と相手、双方を大切にしながら自己表現を行うコミュニケーションスキル「アサーション」。
このアサーションを身につけるためのトレーニングが「アサーション・トレーニング」です。
アサーションの自己表現は大きく3つのタイプに分けられます。

【ノン・アサーティブ(非主張型)】
自分よりも相手を優先し、自分を後回しにするタイプ。
ドラえもんでいえば、のび太君のようなタイプです。
自分の意見を表現しなかったり、しそこなってしまったりします。
自己肯定感が低く、相手の気持ちや態度を考えてしまうために自己主張できずに、自分のことを分かってもらえないという気持ちが残ったり、後で言い訳をしてしまうタイプです。

【アグレッシブ(攻撃型)】
相手よりも自分の意見を優先するタイプ。
ドラえもんでいえばジャイアンのようなタイプです。
自分の意見ははっきりと伝えるのですが、相手の気持ちを無視し、考えを押し付けたりします。
自分が一番という思いが強く勝つことにこだわり、攻撃的自己表現で自分勝手な行動をしたり、自分が優位になるように相手を操作しようとします。

【アサーティブ(攻撃型と非主張型の黄金率)】
自分の気持ちを正直に表現でき、相手の意見も大切にするタイプ。
ドラえもんでいうと、しずかちゃんのようなタイプです。
その場にふさわしい表現で率直に自分の意見をいうことができます。
時には意見がぶつかることも踏まえていて、お互いに意見を出し合い、最終的に双方の納得のいく結論を出そうとする理想的なタイプです。

【タイプの違いによる自己表現の例】
行列に並んでいて自分の前に横入りされた時、
①ムッとして内心腹は立つが、相手には何も言わない。(ノン・アサーティブ)
②割り込みしたことに対して怒り、列から外れるように言う。(アグレッシブ)
③先に並んでいたことを伝え、後ろに並ぶよう丁寧に頼む。(アサーティブ)

アサーション・トレーニングとは、上記③のように自分と相手、両方を大切にした自己表現を身につけるトレーニングです。
相手の意見を尊重しながら、その場にふさわしい表現方法で自分の気持ちや考えなどを正直に伝えられるようになるコミュニケーションスキルを養います。

2.アサーション・トレーニングの必要性
自分と相手の両方を尊重することは、時に心の葛藤を起こすこともあります。
アサーション・トレーニングは、多くのカウンセリング経験を持つトレーナーが担当します。
対人関係や苦手な相手とのコミュニケーションなど個人が抱える問題について、ひとつの正解を求めるのではなく、ひとりひとりが自分なりのアサーションを習得していくことを目指します。
アサーションは、相手を自分の思う考えに導くよう操作したり、無理にイエスを言わせようとするものではありません。
お互いがそれぞれ自分の気持ちを率直に表現しながら、より良い関係を作っていくことが目的です。
アサーションができるようになれば問題なく物事が進むようになり、人間関係の改善も見られるようになるでしょう。
しかし、それが短期的なものであれば無理に自己表現を行うことでストレスが溜まったり、精神状態が悪化するなどの恐れもあります。
アサーションの達成感とは逆に、気づかぬうちにストレスを溜めてしまわないようにトレーニングにより自然に身についていくことが必要です。

【ビジネスシーンでの必要性】
「職場の風通しが悪くては生産性が上がらない」これはビジネスにおいてのコミュニケーションの重要性を物語っています。
さまざまな人間が集まるビジネスシーンでは、年齢や立場、考え方や性格の違う人々との間で良好な人間関係を築いていくことが求められます。
ストレスは、人によってその原因も違えば感じ方も違います。
中でも人間関係のストレスは厄介で、なかなか解決に向かうことができません。
毎日職場で顔を合わせる相手との関係であれば、かなり深刻な問題です。
社訓などで個人を尊重することを前提としていても、立場上イエスマンになってしまったり、「ノー」と言えないことで「うつ」になってしまっては、自分を守ることができません。
会社としても、有能な人材を失うことにもなりかねません。
従来から管理者研修においてコミュニケーションは必須です。
アサーションにおける自他尊重の自己表現を身につけ、実践できることがビジネスの成功につながることは明らかです。

【日常生活での必要性】
苦手な人とのコミュニケーションは、多くの人の悩みです。
誰にでも苦手な人というのはいるものです。
出来るだけ関わらないようにしたいのが本音ですが、実際はそうはいかない場合も多いものです。
アサーション・トレーニングでは、苦手な人とでも良好な関係を築くことができるようになるヒントや技法を習得することができます。
私たちは知らず知らずのうちに自己防衛反応が働き、そのつもりがなくても苦手な相手に感情的な態度をとってしまったり、言いたいことをうまく表現できずに苦労しています。
不思議なもので自分が苦手だと思っている相手も、自分のことを苦手と思っていたということがよくあります。
言ってみれば、それはお互いにうまくコミュニケーションをとりたいという心理の表れともいえます。
アサーション・トレーニングを学び、自己分析することで自分のコミュニケーションパターンが分かり、考え方の方向転換ができるようになるでしょう。
上手なコミュニケーションにより苦手な人たちとの関係がよくなれば、心の負担が軽くなります。

3.アサーション・トレーニングの効果
【ビジネスにおける効果】
サービス業を中心として人と関わる職業のビジネスパーソンは、顧客の要望を聞き入れることが優先となり、結果的に自己犠牲を伴い「燃え尽き症候群」になりやすいと言われています。
熱心に仕事に取り組んでいた人が、ある時から急に意欲がなくなり無気力状態になってしまう。
そうならないためにも、たとえ顧客であっても自分の意思を伝えることが大切です。
無理な依頼をされた時、「そのスケジュールでは難しい」「こういう方法ではいかがでしょうか」など、相手の意見も尊重しながら話し合うことで双方に良い状況を作り出すことが出来ます。これが、アサーションの効果です。

【友人間における効果】
いつも待ち合わせに遅れてくる友人と旅行に行くことになりました。
当日、その友人は30分以上も遅れてやってきて「ごめんね!」と謝りました。
あなたはどんな返答をするでしょうか?
「なんとも思ってないよ」「私も遅れてきたから大丈夫」など、その場を取りつくろうために不満な気持がありながらも適当に済ませてしまったら、旅行の間ずっとモヤモヤした気持ちが残ります。

いつも遅れてくるということは、あなたなら許してくれるという甘えがあるのではないでしょうか。
本当は不満に思っていることを上手に伝えれば、友人の考えや行動も変わるかもしれません。
謝っている友人のことも尊重しながら、自分の気持ちを伝えるにはどのような言い方がよいでしょうか?
「遅れてきたのには理由があるのだろうけど(相手の気持ち優先)、待っている気持ちを考えてくれるなら、次からは約束を守ってほしい(自分の気持ち表現)」などと率直に伝えてみましょう。

結果、お互いに気持ちが通じ合い、これまでより良い関係を築くことができればアサーションの効果があったといえるでしょう。
「親しき中にも礼儀あり」という言葉があります。
友人、親子、夫婦、恋人などの日常の会話を思い出してみて、「あの時はこうすべきだった」「こんな風に言えればお互いを尊重できた」など、まずは身近なところからアサーションを活用してみてはいかがでしょうか。

4.アサーション・トレーニングの実践例
【上司からの無理な依頼を上手に断りたい】
ビジネスの現場で上司からの仕事依頼は、手一杯の仕事を抱えていても断りにくいものです。
自己主張できるタイプの社員であれば問題ないことでも、口下手で自分の意思を伝えることが苦手なタイプの社員には深刻な問題となります。
かといって、どんな仕事も引き受けていては、実質的な負担も心の負担も溜まる一方です。
「悪いけど、すぐに急ぎの書類を作成してくれないだろうか」という上司の依頼を断りたいとき、どのように返答すればよいでしょうか?
例①「はい、わかりました。」と仕方なく引き受けてしまう
例②「今はちょっと忙しいので…」と言いにくそうに断る
例③「それは、私の担当ではないので」と言って断る

②と③は断ってはいますが、あまり良い返答ではないようです。
返事のしかたで相手の受けるあなたの印象はずいぶん異なります。
いつも引き受けていれば、少し無理をしても引き受けてくれると思われるでしょう。
はっきりと断れば、できないということは伝わりますが、このような断り方では印象はよくありません。
アサーションは、自分も相手も尊重するコミュニケーションです。
この場合は「今は○○の書類を作成していて時間がとれません。
終わり次第取り掛かれますが、それでよろしいですか?」と自分の状況を説明し、こうであれば出来ると提案する方法が望ましいでしょう。

上司は早急に必要であればほかの人に依頼するでしょうし、少し待ってもあなたに依頼したいと思えばそうするでしょう。
この返答により、自分の気持ちを伝えることができたので、次からは上司の対応も少し違ってくるかもしれません。

【人に褒められたときの対応のしかた】
人に褒められることは嬉しいことです。
でも、その場に同期の社員がいたり、同じ仕事をして自分だけが褒められたりすると、恥ずかしかったり、返答に困ったりする場合もあります。
そんなとき、どんな対応のしかたがよいでしょうか。

【褒めてくれた相手と周りの人を尊重しながら、自分の意思を素直に告げる方法】
まずは、褒められたことに対し、素直に「ありがとうございます」と答えるのがよいでしょう。
その上で「みんなの協力のおかげです」と付け加えたり、「ご指導のおかげです」や「また頑張ります!」など、自分も周りの人も気持ちがよくなる返事ができるとよいでしょう。
アサーション・トレーニングによって、場面ごとの表現のしかたについてイメージトレーニングができれば、自然に表現できるようになるでしょう。

5.アサーション・トレーニング実施時のポイント
アサーションの基本は自他尊重の自己表現です。
その心構えが4つあります。

・思いを率直に表現すること
・相手に対して誠実であること
・自分と相手が対等であること
・表現することは自己責任であること

なぜ自己表現することが難しいのか。
まずは自分の感情と向き合い、受け入れることが重要です。
苦しんでしまうのは、感情の矛盾があるからです。
「本当は断りたいのに引き受けてしまう」「本当は怒っているのに相手に伝えられない」そんなモヤモヤを取り除くためには、適度に表現することが重要です。
それにより、自分の感情と行動が一致し、矛盾から解放されます。

私(I=アイ)を主語として伝えること。
まず自己を表現し、対等な相手に対して誠実であり、相手を尊重すること。
自分の責任において、自信をもって会話するのです。
「あなたはいつも自分勝手な行動ばかりするので困る」
Iメッセージにすると… 「私はあなたが協力してくれたら、もっと良い仕事ができると思う」
「あなたはいつも自分の話ばかりで聞く耳を持たない」
Iメッセージにすると… 「私はあなたに聞いてほしい話がたくさんあるから、時には聞いてほしい」
主語を「あなたは」から「私は」にすることで相手を責めるような表現でなく、自分はこう思っているからこうしてほしいという表現になります。
答えはひとつではありません。
アサーション・トレーニングを繰り返すことで、その場に応じて自然な対応ができるようなります。

6.アサーション・トレーニングの参考書籍
■改訂版 アサーション・トレーニング ―さわやかな〈自己表現〉のために
平木 典子 (著)
・日本にアサーション・トレーニングを初めて紹介し、依頼その普及のために第一線で活躍されてきた平木典子先生による決定版といえる一冊です。

■アサーション入門――自分も相手も大切にする自己表現法 (講談社現代新書) 新書
平木 典子 (著)
・第一人者が語るわかりやすい入門書です。コミュニケーションがうまくいかないときや人間関係が難しいとき、「アサーション」を理解すると、関わりを建設的に変えることができます。

■マンガでやさしくわかるアサーション 単行本
平木 典子 (著), 星井 博文 (その他), サノ マリナ (その他)
心理療法としても、日常のコミュニケーションスキルとしても必要にされているアサーション。
第一人者として活躍する著者によるわかりやすい解説とストーリーマンガのサンドイッチ形式でアサーションの基礎を楽しく学べる一冊です。
投稿日:2018-02-25
返信 5
若者教育支援センターさん
とうちゃんさんへ削除
いかがでしょう。
全てでなくても構いません。
できそうなことから実践するように伝えてあげてください。
そして、これは親にも共通して言えることなので、とうちゃんさんも実践してみてください。
親子の共通の会話も増えるかもしれません。

また以下、同様に、不登校、昼夜逆転、ゲームに関する内容をまとめていますので合せてご参考にしてください。
投稿日:2018-02-25
返信 6
若者教育支援センターさん
とうちゃんさんへ削除
「不登校について①」

そもそも、不登校とは、次の定義があります。
「何らかの心理的、情緒的、身体的、あるいは社会的要因・背景により、児童生徒が登校しない、あるいはしたくともできない状況にあること(ただし、病気や経済的な理由によるものを除く)」。
なお、不登校については従来、学校基本調査において30日以上欠席した児童生徒について、その理由別区分として「病気」、「経済的理由」、「学校ぎらい」、「その他」として調査していたところ近年「不登校」という名称が一般的に使用されるようになったことに鑑み平成10年度の調査から上記区分のうち「学校ぎらい」を「不登校」に名称変更した経緯があります。
親として不登校を正確にご理解いただくために、以下の内容をまとめましたので参考にしてください。
・現在では不登校児は約13万人といわれている。
・不登校を生み出す原因のひとつに親の過干渉(先回り)があげられる。
・このように育てられた子供は自立心が育たない、人をすぐに頼る、人のせいにする、幼い、わがまま、神経質なくらいきれい好きかその逆、人の顔色ばかり見て自分を出せない…etc。
・小学校の頃は友人とよく遊ぶ。(友人が多いのではなく誘いを断れない)
・中学生くらいになるとわがままで融通性がない性格が表れて友人が離れていく。
・昼食はひとりで過ごすことが多くなり校内を徘徊して時間をつぶす。そのために周囲からは気持ち悪がられて精神状態は悪化して次第に不登校へとなる。
・また不登校へのきっかけとしては大人にとっては取るに足らないことも多く、はっきりした原因や理由が不明なケースが多い。
・不登校の症状としては、37度くらいの微熱、頭痛、腹痛、吐き気が4大症状。その他には冷たいものを良く飲む、不眠、うるさいと口走る、昼夜逆転、部屋にこもる、ゲーム・ネットにはまる、家族と顔を合わせない、部屋に誰も入れない、自分より弱い妹・弟に強く出る、親と一緒に寝たりお風呂に入る(退行)。
・不登校を生み出しやすい家族としては、夫婦関係が悪い、家族の誰かが亡くなる、過干渉、放任、父性・母性の欠如、母子関係が強すぎる、兄・姉の非行・不登校・引きこもり、親が異常に学歴や世間体を気にする、親が宗教熱心な信者、親が定職に就かない、親の失業、転勤、厳格、威圧的、神経質。
・不登校の子どもを無理に学校へ行かせることはインフルエンザで高熱が出ているのに解熱剤で強引に熱を下げるのと同じで余計に悪化してしまう。
・不登校の子どもは弱者ではなくむしろメンタル面は強い。思い込みが激しくこだわりが強いために周囲に溶け込めない。
・子どもには文句を言わせることが大切。「あの時はこうだった」「あの時、ああ言われた」…。親は黙って横に座り目を見て聴いてあげることが大切。
・不登校児の3割が引きこもりになる。

【不登校の子供の親の不安】(一般例)
①学力の遅れで進学が出来ないのでは?
大切なのは生きる力、知恵、人との関わりであり学校以外でも充分に養える。
②社会性や適応力がみにつかない?
学校以外で自分らしさを発揮できる子がいても良い。現在の学校システムに合わない子がいても不思議ではない。
③学校くらい我慢できないで社会で通用するのか?
必要な我慢もあれば有害な我慢もある。身を削って学校に通うことがマイナスになる。学校は命まで削って通う場ではない。
④無気力人間になるのでは?
無気力で学校に行かないのではない。体調の不調は身体防御反応。
⑤学校に行かないのならせめて○○してほしい。
学校に行かない代わりに何かをするというのは無理な要求。じっくりと子どもの成長をみる心のゆとりが必要。

【不登校の子どもを持つ親に向けて】(我々からのアドバイス)
① 不登校の状態を責めたり、刺激したりしない。
② 子どもの良い面を見つけ、認めて、誉めて、信頼する、
③ 一番悩んでいるのは本人であることを理解する。
④ 子どもの言葉や言動から心の中にあるものを理解する。
⑤ 一人の人間として子どもを認める。
⑥ 絶対に焦らず、長い人生のうちの休憩だと思うこと。
⑦ 親に勉強する機会をくれた子どもに心から感謝する。
⑧ 親の焦りは子どもに伝わってしまう。大きな心で子どもに接する。

投稿日:2018-02-25
返信 7
若者教育支援センターさん
とうちゃんさんへ削除
「不登校について②」

不登校は甘えではありません。
いじめ、先生や友人との相性、家庭環境等で心が折れている状態です。
しかし、いまだに不登校に関する理解不足から「甘えている」「根性が足りない」「逃げているだけ」と言う方もいます。
不登校の子どもたちには、部屋から出られない人もいます。
それは、部屋から出ようとしていないのではなく、部屋から出ることができないのです。
怪我で両足を骨折している人に「マラソンを走れ」とは言いません。
走らない人に「甘えている」とも言いません。
どうか「不登校」に関する正しい知識、また不登校の子どもたちに対する「受容と共感」の姿勢で接してください。
そして何よりも優しく接してあげてください。
投稿日:2018-02-25
返信 8
若者教育支援センターさん
とうちゃんさんへ削除
「昼夜逆転の原因と対処法」

不登校、引きこもりの特徴として朝方は気分が悪く、夕方に和らぐ「日内変動」と言うものがあります。
このような子どもは他人が怖いのではなく他人にどう思われているかが怖いのです。
そのために朝、太陽が出ている間に活動し、夜になると眠ると言う生活のリズムが現実の生活で上手くいかなくなってしまいます。
これがいわゆる、「昼夜逆転」の状況です。

人と会ったり話したりすることを出来るだけ避けたいし、学校を休むためには朝起きるわけにはいかないのです。
昼間は近所のおばさんの話し声や、車やバイクの音、玄関のチャイムの音、電話の呼び出し音が不安でたまらない状況です。

昼間起きていると、やるべきことをしていない自分が情けなく、どうしようもない現実に直面しなければならなりません。
夜は静かでみんなが寝静まっていると次第に気持ちが落ち着き窮屈ながらも少し気持ちが楽になります。

また親の関わり方も無関係とは言えません。
例えば不登校でダラダラした生活を親が咎めると自室に閉じこもりPCやゲームばかりすることになるのです。

太陽の光を浴びず蛍光灯の光ばかりを浴びているとイライラして瞳孔が開く作用があり次第に不眠になっていきます。

以上のことが昼夜逆転の原因といわれています。


親の対処法として、昼夜逆転は一時的に必要だと認識して文句は言わないことが大切です。
また友達、同級生の話題はしない。兄弟と比べない。
高いお金を払っているのに学校に通わないのはもったいないなどと言わない。
将来の話はしない。
・・・といったことも注意点です。

母親は概して言わない方がいい一言をどうしても言ってしまいがちです。
したがって口を出さなくて済むように外出の機会を増やすことも対処法のひとつなのです。
その際に手紙などで帰る時間を知らせておくことを心掛けてください。
また手紙には「○○ちゃんへ」と言うように必ず子供の名前を入れることも効果的です。

これを続けていると朝起きられるようになります。
しかし、ここで親が「そろそろ外に出られるのじゃないか?」とか「午後からでも学校に行ってみたら?」など態度や言葉で出してしまうとまた元に戻ってしまう可能性もありますので注意してください。

また、人工太陽と言われる光療法も効果的です。
投稿日:2018-02-25
返信 9
若者教育支援センターさん
とうちゃんさんへ削除
「ネット・ゲーム依存」①

まず、家庭内のルールと、そのルールを破ったときのルール(メタルール)を親子で話し合い決めていくことが大切です。
その際に、親が強引にルールを決め付けるのではなく、子どもが自分で守れるルールと、親が守って欲しいルールを話し合いの中で決めていくことが求められます。
ルールを決める過程においては、子どもが「自分でルールを作った」という意識を持たせることも必要です。
そして、決めたルールは紙に書いて家族が常に見ることが出来るように貼り出します。
そのことで、家族でルールを共有でき、ルールに関する会話も増える効果が望めます。

それでも依存してしまう場合には以下の対処法がありますので参考にしてください。

【症状が軽い場合の対処法の例】
・意思の力でやめる。
・飽きるまで続ける。
・パソコンの電源を入れる前に、やるべきことをやってしまう。
・電子メールはやめて普通の手紙やハガキを出す。
・インターネットに接続する時間を決め、その時間はネットに集中する。その時間以外はパソコンの前に行かない。
・キーボードを打てないように、軍手などをする。
・自宅に帰らずに、図書館や喫茶店で時間を費やす。
・ネットに接続したくなったらとりあえず部屋を出て散歩をする。
・パソコンに(オンラインではない)ゲームをインストールし、接続したくなったらそのゲームをやることにする。
・とりあえず接続時間をこまめに記録してみる。
・インターネット以外に集中できることを無理矢理見つける。
・新しい趣味を見つけて熱中する。昔やっていた趣味などに再度取り組んでみる。
・旅行に行く。
・一人暮らしの人なら、しばらくパソコンのない実家に行く。
・友人に事情を話し、しばらく居候する。
・パソコンと電話線の接続を切る。
・パソコンと電話線の接続コードを捨てる。
・プロバイダーのパスワードをパソコンから消し、書類などもすべて破棄する。
・モデムやTAを取り外し、どこかにしまう。友人に預ける。
・モデムやTAを破壊し、捨てる。
・プロバイダーの契約を破棄する。
・まとまった時間のとれる週末などに、食事もしないでひたすら接続し続け、いやになったらやめて、もう接続しない。


【症状が重い場合の対処法】
(1)現状の把握
1週間程度の期間を決め、インターネットでの活動内容を詳細に記録する。形式は気にしない。
例えば次のような項目について記録します。
・1日のメールの受信記録、送信記録。読み書きに使った時間。どんな利益があったかの評価。
・見に行った掲示板の名前、自分が書き込んだ掲示板の名前、件数、興味を持った書き込みの内容。それを読んだことによる利益の評価。
・どこのチャットサイトに行ったか。誰とどのくらいの時間チャットしたか。どんな内容だったか。自分にとっての利益の評価。
・オンラインゲームの開始時刻と終了時刻、その内容。自分の感情。自分にとっての利益の評価。
・検索サイトを使って情報を収集したなら、検索した内容、使った時間、それが役に立ったかどうかの評価。

これらが記録されたら、それを整理してみる。
どの活動にどれだけ時間を使ったか、どんな利益があったかまとめる。

(2)失った時間の検討
もしインターネットを使っていなかったら、何に時間を使っていたか、あるいは何に時間を使いたいかを考える。
今やりたいことがないからインターネットに接続してしまうという場合、かつての自分の趣味や人生の目標などを思い出し、ネットへ接続した時間を活用できないか考えてみる。
考えたことを、ノートなどに記載する。

(3)目標の設定
(1)(2)の結果を見ながら、今週の接続時間の目標を決める。なるべく無理のない目標にする。
例えば週に70時間アクセスしていた人ならば50時間に減らすなど。
実際のアクセスの際には、その接続でやることと時間を決め、それが終わったらすぐに接続をきるよう努力する。
やるべき項目を付箋紙に書き(○○へ書き込み、△△へメールを書くなど)、画面の横にでも貼っておくと接続を切りやすい。

(4)引き続き、状況の把握
 (1)で行ったインターネットでの活動内容の記録を続ける。そして目標を達成できたかどうか評価し、再度目標を立てる。

(5)他人への協力の依頼
インターネットに理解があり、インターネット依存症のこともある程度知っている友人や知人を見つけ、協力を依頼する。
自分の現状や目標を説明し、目標の達成状況を報告し、励ましや叱咤をもらう。
協力を依頼できる友人や知人が見つからない場合、ネットで見るけることも可能かもしれない。理解してくれそうな管理者がいる掲示板に書き込んだり、自分のサイトの訪問者や信頼できるメールフレンドに協力を依頼しても良いかもしれない。

(6)他人への協力
だれかがインターネット依存症に悩み、克服しようとしていたら、その人の活動を励ますなどして協力する。
それが自分自身の回復への気持ちの維持につながるし、戒めにもなる。

(7)健全なアクセス状態の維持
アクセスする目的や時間をあらかじめ決めておき、それ以上のアクセスはしない。
その状態を維持する。
投稿日:2018-02-25
返信 10
若者教育支援センターさん
とうちゃんさんへ削除
「ネット・ゲーム依存」②

『インターネット依存症』は日本ではまだ疾患として正式に認知されて いませんが、最近特に注目を浴びてきている病的症状です。
専門に扱う病院もでき、治療にあたる病院が今後さらに増えることが想定できます。
症状が、うつ状態だったり、視力の低下だったり、肩こり、倦怠感などを伴うことも 多いので、ネット依存専門医でなくても、他の医療機関で 症状やネットの利用状況も説明の上、相談にのってもらうことも選択肢のひとつです。

軽度の依存症の場合、身近な人間がその人の日常のインターネットの使い方をよく見ないと『依存かもしれない』と判断することは難しいかもしれません。
本人に自覚がない場合がほとんどです。
・用もないのに何となくインターネットにつないでしまう。
・今までしていたことをせずインターネットをするようになる。
・周囲から見てインターネットをしすぎだと感じる。
・常に携帯電話を手にしている。

まずは、子どもと一緒に「利用時間」「利用時間帯」についてルールを設定することが大切です(朝・深夜には利用しない・利用時間は1~2時間程度にする等)。
そして、ルールを守れなかったときのルール(メタルールといいます)も同時に設定してください。
これも子どもと一緒に考えることが大切です。

また本人にその実態を知ってもらうために、カレンダーに一日の自分のネット利用時間数を記入させるという方法もあります。客観的に自分がネットに何時間を費やしているかを把握させることが目的です。
そして、1日に利用する時間×1週間または1日に利用する時間×1カ月をし、時間の浪費を意識させる。長時間のネット使用は『うらしま太郎』状態になってしまうことと同じ。数年後、自分だけ時が止まっていたことに気づき、辛くなると、未来の自分を予測させる)。

そのほかには以下の方法もあるので参考にしてください。

・可能であれば、同じコンテンツを利用してみた上で、子どもと対話をしてみる(SNS・オンラインゲームなど)。
※ただ親が依存することのないように注意を払ってください(ミイラ取りがミイラにならないで)。

・フィルターの時間制限などを利用して決まった時間は接続できないように設定する。


次に、重度のケースをご紹介します。

重度の依存症になると、自分自身や家族の力で回復することはきわめて難しくなります。

症状としては
・会社をやめる、学校に行かなくなる。
・パソコンを取り上げようとすると切れる。暴力をふるう。
・インターネット以外のことはしなくなる。
・性格や考えることがまるで別人のようになってしまう。
など他にもいろいろと深刻な問題があります。
家族の崩壊につながっていくケースもあります。

どうですか?
すべてではないかもしれませんが、お子さんは重度の状態に近いのではないでしょうか。

家族の力だけではどうにもならない。
ではどうしたらよいのでしょう?
依存症のサイトではほとんどの場合が「専門医にかかることをお薦めします」とありますが、インターネット依存症だけを扱っている専門医はまだないようです。
ですが病状によってうつ病や神経症を併発することが多く、精神神経科や診療内科などで診察を受けている方が多いようです。

以下は病院に通わなくても治ったケースの例をご紹介します(あくまでも「例」です)。

◇ 自分自身で回復したケース ◇
・インターネットに飽きる。
・周りの依存傾向のある人をみて嫌になる。
・たまたまネットに接続できない期間があり、一時的に遠ざかったことにより気分が楽になった。
・ネット上で嫌な思いや怖い思いをする
・パソコンが壊れる。
・インターネットへの接続ができなくなる(料金未払いなど)。

◇ 周囲の人の力によって依存から回復したケース ◇
・客観的に自分をみるようにいう。
・失ったものはないか気付かせる(恋人・友達・勉強・仕事)。
・依存症の人間をみせる。
・ほかの事に興味を持たせる。
・パソコンを手放せない場合はパソコンを利用したほかのこと(絵を描く)などに興味を持たせる
・まったく違うものに興味を持たせる(本を読む、音楽に興味を持つ、友達と遊ぶ)
・インターネットを始める前は何をしていたか思い出させる。
・パソコン・携帯を取り上げる。
・依存から回復した人の体験談を話す、見せる。
・依存で苦しむ人の体験談を話す、見せる。

ただ重度依存の人は「自覚がない場合」や「自分が依存だと認めたくない場合」、また「依存だからどうした?」と開き直る場合があり、風邪薬を飲むように簡単に治すことはできません。
心してかかっても、家族や本人が心身共にひどく傷つく可能性も高いと思います。

また重度の場合、性格も考え方も変わってしまっているので、パソコンを取り上げようとして喧嘩になる、押さえ切れない衝動を暴力にして、身内や外に向けて発散してしまうかもしれません。
予期せぬことが起こる可能性も考えに入れなければならないと思います。

◇ 病気と判断しづらいケース ◇

ネット依存の難しい面はいろいろあります。
症状として一概に病気と判断しづらいケースもあるようです。
鬱症状や「会社に行けない・学校に行けない」などの状態は分かりやすいのですが、学校へは毎日行っており一見普通の生活をしている。ですが『インターネット依存』というケースもあります。

例えばよくあるケースですが、
北海道に住む普通の高校生がいます。
毎日学校へ行き友達もいます。だれから見ても普通の高校生です。
ここ半年ほど、彼は家に帰るとパソコンを立ち上げ、食事に30分くらいリビングに来るほかは自室でインターネットをしています。
テレビも最近では面白くないようで、見ることはありません。
毎晩ネットでコミュニティサイトへ行き、いろんな人と話したりチャットをしています。
特定のチャット相手もいて、今度東京に住んでいるという彼女と会う約束をしています。
相手は自称23歳の主婦です。

このケースの場合、ご相談頂いた内容とは違うかもしれません。
でもネットに潜んでいる危険性を伴うことに接しているという意味としては同じです。

この彼の場合もし「ネットは一週間やめなさい」といったら彼はどんな反応をするのでしょう?
・携帯でチャットをする
・隠れてネットをするようになる
・切れて親に暴力を振るう
・むしゃくしゃして通りがかりの人を殴る

一見普通の高校生の彼。
普通の日常の中に、見た目にはわからない『依存』の怖さは潜んでいるのです。

取り返しが付かない状態にならないように周囲の人が知識を身につけ早期に復帰への手引きができるといいと思います。
投稿日:2018-02-25
返信 11
若者教育支援センターさん
とうちゃんさんへ削除
■家庭のルール(参考例)

【マナー】
相手の気持ち、都合を考えて行動することは大切です。
利用して良い場所、時間帯、状況など、して良いことといけないことをきちんと判断できるようなルールを作りましょう。

①公共施設(図書館、電車、病院、店舗)などでの  利用はしない
②相手の迷惑にならないように使用時間を決める
③歩きながらの利用はしない
④食事中にメールをしない


【時間管理】
ケータイ・スマホを利用して良い時間、利用制限時間などを決め計画性のある生活を送るようにしましょう。
使用時間を考えればおのずと計画性のある行動ができるようになります。

① 21時以降は電源を切る
②自分の部屋にケータイ・スマホを持ち込まない


【金銭感覚】
利用限度額を超えなければよい、無料だからよいのではなく、利用時間を決めて使用すること。
毎月支払い明細を見て利用内容をふり返り、携帯電話やスマホの利用方法や目的に対しての話し合いをして意識を高めましょう。

①有料サイト契約はその都度親の了解を得る (ダウンロードなど)
②毎月の携帯電話の利用料金明細を必ず親子で 確認する
③有料アプリを入れたり、課金したりする場合は、 必ず親の了解を得る


【コミュニケーション】
インターネットを通じてコミュニケーションを取ることができますが、文字だけで相手に気持ちを伝えることは、意外と難しいものです。
常に受け取る側の気持ちを考えなければいけません。

①本当に大切なことは、ケータイ・スマホを通して ではなく会って伝える
②メールやメッセージは読む人の立場になって 読み返してから送る
③うわさ話など自分が言われたら嫌だと思うことは 書かない ※SNS・グループでのトークの書き込みも同様


【法律】
日本では、小中学校の単元で法律を学ぶ単元はありません。常日頃からニュース等を見て、子供と一緒に話し合う機会を持つようにしましょう。
何がいけないのか、誰にどんな迷惑がかかるのか、どんな責任を負うのか、自覚を持たせることが必要です。

①ツイッターやフェイスブックなどへの無責任な 投稿は社会に多大な被害を引き起こし、損害賠償 請求される可能性があるので絶対しない
②誹謗中傷の書き込みをしない
③大げさな表現、根拠のない情報の配信はしない
③自転車を運転しながらの携帯電話の使用は禁止
④著作権を守り、違法なダウンロードをしない


【役割・責任】
子供たちが本来やらなければならないことが(宿題、手伝いなど)ケータイ・スマホ利用によっておろそかになってしまうことがあります。
自分の責任を果たしてこそ権利を有する意味を理解させましょう。

①勉強中は携帯を触らない
②やるべきことを優先する


【自己防衛】
外敵から身を守ることも大切ですが、攻撃されるような言動をつつしむことも重要です。
情報配信の危険と責任を理解させましょう。

①WEB(ネット)上に個人情報(名前・住所・ 電話番号・写真など、本人が特定されてしまう 情報)を書き込みしない
②フィルタリング契約をする
③ウィルス対策ソフトを入れる
④IDやパスワードを安易に人に教えない


【家庭ルールを守れなかったとき(メタルール) 】
間違いを起こしたからといって直ぐにケータイ・スマホを取り上げてしまうルールを設けると子どもは問題を隠そうとします。問題は時間が経過すればするほど大きくなる可能性が高まります。守れなかったからといって、すぐにケータイ・スマホの使用を禁止するのではなく、事態が大きくなる前に、親が子どもに自問自答する機会を与えてみてはいかがでしょうか?

①ルールを守れなかった時、何が悪かったのか 家族で話し合う。
②それでも守れなかった時○○日間利用禁止
③利用禁止を繰り返した時は契約を休止をする(最終手段)
投稿日:2018-02-25
返信 12
若者教育支援センターさん
とうちゃんさんへ削除
長々とすいません。
もしもよろしければしばらくこの掲示板で我々とお話ししませんか。
我々が受け止めます。
投稿日:2018-02-25
返信 13
とうちゃんさん
登校出来ない。削除
よろしくお願い致します。
投稿日:2018-02-25
返信 14
若者教育支援センターさん
とうちゃんさんへ削除
こちらこそ、よろしくお願いします。
本気で思えば必ず想いは叶います。
投稿日:2018-02-26
返信 15
とうちゃんさん
登校出来ない。削除
インター依存のお話を読んで思うことご沢山ありました。起きてき直ぐに、携帯、ゲーム機に向かい、食事の最中でも辞めることなく数台使用しながら食事をしています。最新注意しても中々受け入れることがないのでこまりはててます。
投稿日:2018-02-27
返信 16
若者教育支援センターさん
とうちゃんさんへ削除
それはさぞお困りの状況だと存じます。
注意しても受け入れることがないのは、その注意が心に響いていない証拠です。
「何を伝えたか」ではなく、「何が伝わったか」の視点でコミュニケーションを図りましょう。
その方法は「返信2~4」を参考にしてください。

そして、必ず家庭のルールを作成してください。
投稿日:2018-02-28
返信 17
とうちゃんさん
支援センターさんへ削除
返信ありがとうございます。ルールを決めて行きたいと思います。昨日、次男の担任が家庭訪問に来ました。今後の展開として、少しずつでも良いので、保健室登校をさせて見てはいかがですかと提案がありました。
前々からほんにんへは促していますが、その気ご一切ありません。言い過ぎすと腹痛、息苦しそうにして、動きません。家庭が落ち着かないから登校できないと発言しています。どの様な対処、対応が必要でしょうかアドバイスお願い致します。
投稿日:2018-03-02
返信 18
若者教育支援センターさん
とうちゃんさんへ削除
保健室登校は良い提案だと思います。
ただし、それを強いると本人は負担に思ってしまいます。
不登校は心のエネルギーが少なくなっている状態。
言い換えればそこまで本人は頑張り過ぎたのです。
まずは、「ゆっくり休んでいいんだよ」と伝え、その上で、あくまでも選択肢のひとつとしての「保健室登校もある」という程度で伝えていきましょう。
投稿日:2018-03-02
返信 19
とうちゃんさん
支援センターさんへ削除
昨日、小学校の担任の先生が家庭訪問してくれました。次男は寝ていたので会うことはありませんでした。今後どのように対応して行けば良いのか学校側として出来ることはありませんかと言ってくださいました。本人はいまだに登校する気持ちが持てず。登校する意識ごまだ持てないことをつたえました。学校側は図書室、保健室に登校出来れば出席扱いで対応したいと思いますと提案してくれました。本人の意識が少しでもむく対応のしかたが有ればいいのですが❓クラスメートからもメッセージカードを頂いているのですが伝わっていればいいのですが、残念です。人からの思いやりも感じないのかが悲しいです。
投稿日:2018-03-08
返信 20
若者教育支援センターさん
とうちゃんさんへ削除
他者からのおもいやりを押し付けると頑なになります。
これを感じてもらうには継続しかありません。
もちろん、周囲からの協力が大前提となります。
親だけではなく、学校の先生・クラスメイトにも協力をいただきながら、最終的に「感謝」を感じてもらえるようにしていきましょう。

これは理屈ではありません。
「感じて動く」と書いて「感動」です。
「理屈で動く」「理動」なんて言葉はないのですから。

「感じる力」を養うために内観療法というものがあります。
以下を参考にしてください。
投稿日:2018-03-09
返信 21
若者教育支援センターさん
とうちゃんさんへ削除
「内観療法」

内観療法とは、本来修養法として開発された吉本伊信の内観法を医療、臨床心理的目的のために応用する心理療法(精神療法)のことです。
1960年代から精神医療現場に導入されるようになりました。
1978年には日本内観学会が発足しています。
また、国際的な評価も得られており、2003年には国際内観療法学会も設立され現在に至っています。
吉本のやり方をほぼそのまま行う内観原法と吉本のやり方に変化を加える内観変法があります。
また医師などの依頼で民間の研修所で行う場合と、医師が中心となって病棟内で行う場合があります。

■内観療法の手順
病院で行われる場合と、民間の研修所で行われる場合があり、以下は標準的な研修所で行われている方法であります。
母、父、兄弟、自分の身近な人(時には自分の身体の一部)に対しての今までの関わりを、
「してもらったこと」
「して返したこと」
「迷惑をかけたこと」
の3つのテーマにそって繰り返し思い出す手順です。
これにより自分や他者への理解・信頼が深まり、自己の存在価値・責任を自覚する事によって社会生活の改善につながると考えられます。
また場合によって「嘘と盗み」、「養育費の計算」などのテーマが与えられることがある。特にアルコール依存症患者には「酒代の計算」というテーマが与えられます。
自分が一生の間に酒によって失った金額をすべて計算するというものであります。
あまりの金額に愕然となり、酒を断つものも多いです。

■内観療法のステージ
内観療法は大きく分けて、内観研修所や病院で一週間篭って行う「集中内観」と、日常生活の中で1人で行う「日常内観」の2つのステージに分かれます。
集中内観では外界からの刺激が遮断された道場の中に、屏風で狭く仕切った空間を作り、その中で朝6時から夜9時まで続けて上のテーマについて一週間、(6泊7日または7泊8日)内観していきます。
途中1~2時間ごとに訪れる面接者に対して、それまでに思い出した事を話します。

それに対して面接者は共感的態度で耳を傾け、かつ必要最小限の返答で応えます。
その過程ではしばしば劇的な価値観の転換を伴うことがあります。
病院での集中内観では(断食)絶食療法と併用されたり、森田療法と併用されることもあります。

■内観療法の適用
不登校や非行など学校での問題、親子・夫婦間などの家族間の問題に効果が見られます。
またアルコール依存・薬物依存や摂食障害、心身症、抑うつ、神経症など比較的広範な精神疾患に対する効果も報告されています。
しかし内観療法は本人の意欲に加え、自己を見つめることができる自我の状態が必要なため、統合失調症や境界性パーソナリティ障害などの適応については意見が分かれています。
また、重度の鬱病の場合も自殺願望を高める可能性があるため、寛解期に行うなど、慎重にしなければならなりません。
本人への適用が困難な場合、本人の家族に内観してもらうことにより、病状の好転が見られるという報告もなされています(家族内観)。
ノンフィクション作家の柳田邦男は家族内観療法を体験し、大きな価値観の転換を得たといいます。

投稿日:2018-03-09
返信 22
とうちゃんさん
支援センターさんへ削除
昨日、自分の意思で外へ遊びにいきました。長男の友達と四人で公園及びスーパーへもお菓子を買いにいったそうです。びっくりしてます。また、その日は帰宅後、母親と入浴したとのこと、母親に一緒に入浴してとお願いしたそうです。久しぶりのことだったので、嬉しさと、驚がありましたが、嬉しさが止まりません。また、今日は母親とポテトフライをいっしょに作って食べさせてくれました。少しは心境の変化が合ったのでしょうか。
投稿日:2018-03-12
返信 23
若者教育支援センターさん
とうちゃんさんへ削除
嬉しい前進ですね。
嬉しい時はその嬉しさを言葉に出して伝えてあげましょう。
言葉で伝えることで更に伝わりますよ。
親の嬉しい顔や言葉が子どもにとっては一番のご褒美ですから。
投稿日:2018-03-13
返信 24
若者教育支援センターさん
とうちゃんさんへ削除
そして、言葉は「プラスの言葉」で。

「プラスのシャワー」

その目的は子どもの自己肯定感を高めるためです。

自己肯定感が高まれば何事にも意欲的になります。
意欲的になると周囲の人へも気配りができるようになります。
周囲の人への気配りができる人の周りには更に人が集まります。
人が集まるということは周囲から認められているということ。
周囲から認められると承認欲求が満たされて更に自己肯定感が高まります。
(また最初に戻ります)

・・・このプラスのスパイラルによって自己成長をしてくのでしょう。

そのための第一歩が親からの「プラスのシャワー」なのです。
投稿日:2018-03-13
返信 25
とうちゃんさん
支援センターさんへ削除
新学期も始まり、まだ登校するまでには時間がかかりそうです。小学校側は仲良しだった生徒を一緒にしてくださいました。また通学班も苦手だった班から変わり、本人も安心したみたいです。色々と配慮して頂き、そのことを本人へ伝えましたが、登校するまで気持ちがないようです。本人が言うには、先生の男女差別が許せない、女の子はうるさいと言うばかり、今親として思うことは、今まで子供に対して兄と弟の扱い方が違ったことえの反発があるのではないかと感じてます。だから疎外感を感じてしまい、自分自身に自信がなくなってしまったのかと思います。人は裏切る、嘘をつく、怖いなど直ぐに感じてしまう気持ちがあまりにも強いようなのでどの様なことを言ってあげればいいかわかりません。
投稿日:2018-04-10
返信 26
若者教育支援センターさん
とうちゃんさんへ削除
自分自身に自信がなくなってしまっているとのこと。
そのことに関しては以下にまとめたものがございます。
参考にしてください。
投稿日:2018-04-10
返信 27
若者教育支援センターさん
とうちゃんさんへ削除
「自分に自信を持つ」

―― どうしても自信が持てない…
―― 日常生活を送る中で、自分に対してOKが出せない…
―― 堂々と人と接することができない…

こうした悩みを持つ方はとても多くいらっしゃいます。

かといって、そんな時に自信を持とうと頑張って努力しても、どうしても自信を持てないことも多いもの。それには、自信を持てない隠された理由があるからなんですね。
それでは、いったいどうしたら自信を持てるようになるのでしょうか?

まずは、「自信を持てない」という状態について見直してみましょう。「自信がない」という状態には、いくつかの具体的な“症状”があります。

◆何をしても不安で、他人からの意見に怯えてしまう
◆始める前からダメだと思って、やらずに終わってしまう
◆やってみようと思った途端、不安があふれだしてストレスフルな状態になる
◆自分よりも他者のほうが優れているように見えて、比較して落ち込んでしまう
◆自分の良いところが認められず、どんなに頑張っても劣等感がぬぐえない
◆評価してもらっても、自分で自分のことが認められないため、他者からの評価を受け入れられない
◆自分を認めることができないため、行動が起こせない

あてはまるものはありませんか?

「自信がない」というと漠然とした感情のようですが、こうして分析してみると、心の状態と行動(現象)が連動していることがほとんどなんですね。

逆に、「本人が努力してきた過去がある、才能がある、周囲から認められている、客観的に見てできている」という実態に関わらず、本人が「“自信を持てない”と思っている」ことです。

実際に、「周囲から見ればできているのに、あの人は自信がない」とか、「どうしてそんなに自分を否定してしまうの?」と感じることも少なくありません。けれども、本人にしてみれば、「強烈な自己否定感」と、「それゆえに思ったとおりに行動に移せない」という二つの事柄と戦っている状態なのです。

なぜこうした自己否定感や行動できないという状態が生じてしまうかというと、それは、「もともと本人に対して否定的な意見を植え付けた人間がいる」ということが原因です。

人は子供時代、肯定的な意見を聞かせられて育ったり、あるいは、失敗したときに優しく受け容れてもらったりしていると、その状態を記憶し、自分でも他者からしてもらった肯定的な態度を繰り返すようになります。
けれども、子供時代にそれがなく、親や先生、周囲の人間から否定的な意見しかもらえなかった人は、大人になってからもそのときの態度を無意識に真似してしまい、自分に対して自罰を繰り返すようになるんですね。
そして、否定された経験を軸にして、自分のことを自分でマイナス査定し、推し量ってしまうのです。
誰しも、誰からも教えられたことがないことは、実行することができません。それは、「自信を持つ」という心の状態であったとしても、同じことです。自信というのは、「能力や良いところを認め、育てるという経験」がなければ、できないものなのです。
つまり、「認められ、褒められた経験がない」ために、その方法を理解できず、与えられた否定しかできない、ということが「自信がない」という状態です。

こうした状態のときは、過去に親や周囲の人間が自分を否定してきたように、自分の否定的なところにばかり焦点が当たっています。
人は良いところも悪いところもあって、それが普通なのですが、あまりにも否定されて育ったために、自分の肯定的な要素を認められないということを繰り返しているんですね。

だからこそ、こうした不安定で苦しい内的な状態を変えるためには、自分で自分を見る視点を変え、育て直すことが必要になってきます。
視点を変え、自分を育て直す方法としては、次のように少しずつ考え方を変えていくことです。

◆ありのままの自分を認め、子供の頃に言ってもらえなかったプラスの言葉がけを自分に対してしてあげること
◆他者の価値観で判断するのではなく、自分の判断で自分の成し遂げたことを認めること
◆過去にしてきたことで、他人からは認めてもらえなかったことを、自分自身で認め直すこと
◆社会的な達成ではなく、細かなことであっても、できたことを一つひとつ褒めること
◆他者に依存して自分の価値を決めるのではなく、自分がどうしたいのか意志を持って行動すること
◆失敗など、実際に成果が伴わない場合も、努力した自分を認めること

「他者の目」や「結果」を基準にするのではなく、自分で自分を認めるということが役に立つでしょう。
このとき、親が子供を見守ってあげるように、「自分で自分の親代わりをし、愛情深く、優しく認めてあげること」がポイントです。

不適切に否定的なことを投げかけられていたとしても、あなたがあなた自身を肯定的に捉えてあげることで、やがて自然に自分に対して「私は大丈夫」という肯定感へと変わっていきます。お友だちを励ますように、優しく自分に接してあげることも効果があります。

「自信のなさ=自己否定」は、今まで無意識に繰り返されてきたために癖になっていますから、はじめは意識して変えてあげることが必要です。しかし、自己否定も単なる「癖」に過ぎませんので、意識して繰り返すようになれば、1週間もすれば、だんだんと自分に対する肯定的な捉え方ができるようになってきます。
このように、「自信を持つ」とは、決して外側に認められることではなく、自分で自分を認め、肯定する気持ちを持つことで得られるものなのです。

他者の評価を追い続けている限りは、いつまでもその基準で生きてしまい、自分を肯定し、安心するという状態に到達することはできません。
心の中や自分の見方を変えてあげるだけで、やがては大きな「自分を信じる肯定感」に結びついていきます。小さな習慣も、意識して続けることで、考え方の根底を変えることにつながります。自分自身を大切に育て直す気持ちで接することから始めてみましょう。
投稿日:2018-04-10
返信 28
若者教育支援センターさん
とうちゃんさんへ削除
自分に自信をもつことで自分を変えるのです。
投稿日:2018-04-10
返信 29
若者教育支援センターさん
とうちゃんさんへ削除
「自分を変える」

自分を変えたいけど変え方がわからない。
自分を変えるためにはどうすればいいのでしょう。

まず、自分の中にも
“「変えられるもの」と「変えられないもの」がある”。
そのことを認識することが優先されます。

この2つを分類してみると、
自分の中の変えられるもの →「思考」「行動」
自分の中の変えられないもの →「感情」「生理的反応」
に区別できます。

例えば、今、この文章をを読んでいるあなたに対して
「1+1は?」と聞いたら、「2」と答えるでしょうし(思考)、
「パソコン(またはスマホ等)に向かいながら首を回して」と言ったら、
そのようにできるはずです(行動)。

このように「思考」や「行動」は、
インストラクション(指示)があればすぐに変えられます。

ところが!
「電車に乗り合わせた見知らぬ人を好きになってください」
と言ってもいきなり好きにはなれませんし(感情)、
「胃液を通常の5倍出してみてください」
と言っても自分ではコントロールできません(生理的反応)。

「感情」や「生理的反応」は、ダイレクトには変えられないものです。

それを踏まえると、
「自分を変える」ということは、「思考」と「行動」を変えるしかないのです。

「思考」を変えるためには、受け止め方を「プラス」にするといいです。

例えば、思わぬミスをしてしまったとします。
よい結果が得られなかったという事実に対して、これを糧として努力を続け、
次によい結果が出れば、最初の失敗はさらに学ぶための刺激、あるいはよい教
材になったと言えます。

成功を目指す過程において、
良くないと思われる結果は、「失敗」ではないのです。
むしろ「学ぶチャンス」、「成功へのプロセス」です。

言うなれば、
この世の中に「失敗」はないと言えるのではないでしょうか。
このように考えられる人が「メンタル的にタフ」という人です。

発明王と言われたエジソンは電球を発明するまでに1万回失敗したと言います。
しかし、「失敗だ」とは言わず、こう言いました。
「うまくいかない方法を1万通り発見した」と。
まさに、この思考こそがプラス思考というべきではないでしょうか。

「思考」が変われば、「行動」も変わってきます。

ホームで電車を待っているとします。
急いでいる時に限って遅れる。
そんな時、だいたいの皆さんは、電車が来るべき方向を覗き込みイライラして
しまうでしょう。

しかし、いくら覗き込んでも電車が来る時間は変えられません。
……にも関わらず私たちは覗き込んでしまいます。
「変えられないもの」とはわかっているものの、一生懸命イライラを募らせて
いるのです。

自らの力で電車が到着する時間を変えることが出来ないのであれば、
「待っている時間に新聞や本を読む」、「調べものをする」、
という行動を起こせば時間を有効に使えますし、
自分にとってもプラスなはずですよね。

カウンセリングの領域では「行動療法」と言います。
その人の「行動」にアプローチして、心(内面)を変えていく療法です。
この手法により、より早く効果が出ると言われています。

「楽しいから笑う」ではなく、
「笑っているから楽しくなる」という考え方です。

このように日常のよくあるケースから、少しずつ「思考」や「行動」を変えて
いく習慣をつける。
これが自分を変える近道であり、
その先の未来を変えていけるヒントがあるのだと思います。

また時々、
「性格は生まれつきのものだから絶対に変えられない」というご相談を受けます。
しかし、この考えは正しくありません。
心理学では人間の行動の9割以上が習慣によるものだと言われています。
つまり習慣を変えることで性格 (=習慣的性格)を変えることができるのです。

「過去と他人は変えられない、変えられるのは未来と自分」

これは、1957年に交流分析(Transactional Analysis:TA)を提唱したカナダ出身の精神科医、エリック・バーンの言葉です。

自分を変えることで物事に対する受けとめ方や捉え方が変わり、
もしかしたら……
「過去の事実」は変えられないにしても、
「過去の形」くらいは変えられるかも知れませんね。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ

江副浩正(リクルート創業者)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
投稿日:2018-04-10
返信 30
若者教育支援センターさん
とうちゃんさんへ削除
「人は裏切る、嘘をつく、怖いなど直ぐに感じてしまう気持ちがあまりにも強いようなのでどの様なことを言ってあげればいいかわかりません。」とのこと。
これらも以下を参考にしてください。
投稿日:2018-04-10
返信 31
若者教育支援センターさん
とうちゃんさんへ削除
虚言癖について
1: 自分を大きく見せたい虚栄心から
つねに上から目線で相手に対して優位に立っていたいという原因から、嘘が当たり前になり虚言癖で本来のありのままの自分を見失うケースです。優位に立ちたいのは本来持っている資質であり、親、兄弟、親族を見れば自分も「負けず嫌い」だという特徴がわかると思います。
また幼少期からつねに親に競争を求められた、ほかの人々を見下していたなどの原因も虚栄心から虚言癖に陥りやすい人の傾向と言えます。ついつい自分を大きく見せようとして虚言癖で固まった人とつきあう相手は騙されているか、偶像と関わっているだけで、真の恋愛も友情も続きません。
ありのままの自分になることは大変勇気がいりますが、一生の心からのつきあいをしたい、真の愛情が欲しいのなら虚言癖で飾る自分は必要ないのです。誰もデキル人間は人と人との本当のおつきあいの上では求めていないので、自分の全てを認めて受け入れありのままで愛される自分になることです。

2: 見られたくないことがある
どうしても人に言えないことがたくさんありすぎる人は虚言癖に陥りやすいので、隠し事が原因でついつい不正直になってしまい偽りを重ね続けることとなります。見られたくないこととは、他人からすればどうでも良いことかもしれませんが、法を犯していたり倫理上や道徳上で問題があるかもしれません。
それはそれで仕方ないのでしょうが一生隠し通して逃げ続けていれば、形は変われども来世までその問題を持ち越すことになり、来世はもっと低いステージから人生を始めなければいけません。
問題に立ち向かいクリアにして虚言癖の原因となる障害を取り去ることが、苦しく大変でしょうが本当の早道です。偽りを重ねる相手に対しては何ら影響を与えず、迷惑をかけていないと表面上は思われてもねじ曲がった関係ではどちらにもいずれかは歪みがきます。

3: プライドが高い
虚言癖に多いのがプライドが高い人で虚栄心にも共通しますが、もっとタチが悪いといえます。プライドの原因というのは単に頑固なだけでこれはなかなか直りません。バカになることは非常に簡単なのになれないのが自我の強さです。
絶対に人に謝れない、お礼が言えないのもこのプライドが原因で、人より下になりたくないため虚言癖に陥りのらりくらりと何とか頭を下げることから逃げ回るのです。そんな人と関係がある人間は同類で、表面だけのつきあいをしているので、たいへん虚しくバカバカしいと思いませんか?
心のつながりのない関係では晩年は孤独が待っているケースが多く、物やお金に囲まれても楽しくないし、誰も心配しないし常に寂しさだけがつきまといます。お金や物や地位がなくなれば誰も見向きもしないかもしれません。

4: 努力ができない
ほんとうに働くことや勉強するのが嫌いなのが虚言癖の原因になる場合もあります。誰にも見られていないからとサボりで夕方帰社する営業マンや、机に向かってマンガやゲームで過ごし部屋にこもる子供。
もちろん成績は上がるわけなく口を揃えて一生懸命やってるんだけどと偽りを繰り返し、できない原因を覆い隠します。悪意はないでしょうが、虚言癖のヤツというレッテルを貼られたままそれぞれの人生を閉じては勿体無いです。
勉強が嫌いなら他に芸術、スポーツの得意な分野や役に立つ仕事があります。自分が何に向いているのかを探し、なにより他人から頼られお礼をいわれ必要とされれば人は生きがいを感じ「やる気」が出ます。
子供ならお手伝いやいろいろな体験をさせてほめてあげたり、お礼を言いやる気を出してあげましょう。大人は自分の好きな仕事に就ければいいのですが、そうもいかないのが人生なので、趣味=やりたいことと実益=生活の糧と2本の柱をしっかり持つことです。

5: 構って欲しい
自然と身に付いた虚言癖の原因のひとつに、人の注意を惹きたくてかまって欲しいからということがあります。自分をよく見せ羨望のまなざしを向けさせたりこの人といたら得だと思わせたり、悲劇の主人公になって同情を引いて注意を向けさせることで構ってもらいます。
常に誰かと関わっていたい寂しいのが苦痛な人で、依存が強い人に多く見られます。どうしても一人でいられないのは不安があるからですが、一人でも大丈夫な自分になるために自立することが必要です。
共依存が高じればDVをも引き起こしますが、依存をやめることは非常に難しいので、困難な方はセラピストや心療内科をおすすめします

6: 自信がない
自分に自信がないのが原因で、どうしても自慢話にしたくて盛ってしまったりして、嘘で塗り固めて虚言癖に陥る人もいます。構って欲しいにも共通しますが,自信がない嘘のパターンには二つあります。大きく見せる場合と弱く見せる場合です。
大きく見せるにはたとえば、経歴や地位や収入を大きく言うことでコンプレックスの裏返しを狙い引き付けるパターン。小さく見せる場合には病気やなんらかの障害で責任転嫁するパターンです。大きく見せる見栄をはるのは、ここまで述べました虚栄心やプライドとも共通します。
小さく見せて責任転嫁するのも実は共通していて、本当は自分はできるんだけど○○のせいでこんな状態でできないんだという言い訳だけです。いずれにしても、ありのままの自分では誰にも愛されないんだという自信のなさですが、全て思い込みです。

7: インナーチャイルド
ここまで全ての虚言癖の原因を述べてきましたが、ほとんどがインナーチャイルドと性格、気質によるものです。インナーチャイルドとは子供の頃の経験や体験からの記憶と感傷で、そのままの思いグセや条件反射や行動修正が大人になってもパターンを繰り返すということです。
親との関係に原因が多くあり、子供というのは無償に親に対して愛されたいために、構ってもらいたいために言動を起こします。赤ちゃんが笑顔になるのは笑っているのではなく本能での表情であるように、どんな親にもそのまま子供は庇護されたいために自分に惹きつける言動を取ります。
褒められることが愛されているという子供は頑張り、親に嘘をついてまで注目させます。普段、ほったらかしであれば注目させるために虚言癖が高じればほんとうに病気にもなる子供もいます。
それだけ人間の心は巧みであり親の愛情を受けたい→人に認められたいに成長するにつれて連れて摺り代わり虚言癖をも作り出しています。人間は同じ次元に住んでいるので、周囲に虚言癖の人がいて関わっていたら自分もちょっとでも嘘つきなのではないかと疑い振り返る必要があります。
次元とは同じ場所という物理的なことではないのです。隣に住んでいても全く接触がない人もいれば、地球の裏側でもインターネットなどで接触できる人がいます。虚言癖にはインナーチャイルドが大きな原因だと述べましたが、虚言癖を辞めたければ内なる子どもを癒すことが早道です。
投稿日:2018-04-10
返信 32
若者教育支援センターさん
とうちゃんさんへ削除
「不安の対処法」

「不安を取り除きたいのです」多くの人が持つ悩みです。
誰もが将来に対する不安を抱えて生きています。
不安のまったくないという人は少ないのではないでしょうか。

「不安」という心の悲鳴
あなたはこんな気持ちに悩んでいませんか?
・理由も無いのに怖くなる
・心がずっとモヤモヤしている
・何故か落ち着かない
・ずっとソワソワしてしまう

実は、これはすべて『不安』という感情が強いために起こり得る『心の悲鳴』なのです。
最近無理をして仕事や学業、又は人間関係を築いていませんか?
もししてしまっているのなら、それはすべて『ストレス』となりそれが蓄積されていくと共に姿の見えない『大きな不安』に変わっていきます。
更にその『大きな不安』に気付かぬフリをして無理に仕事を続けてしまうと『うつ病』などの『精神疾患』を患ってしまう可能性もあります。
そうならないためにはどうしたら良いのか?どんな対処法があるのか?
そういった『不安』の感情に支配されないための対処法をご紹介したいと思います。

■不安な気持ちを和らげる方法
1. 不安を感じている自分を認め、肯定してあげる
この方法は一見難しそうに見えますが、実は一番シンプルで1人でも出来てしまうとても簡単な方法なのです。
まずは不安を肯定し、『自分が不安なのは仕方ないこと』と共感してあげます。
そうする事によって『自分は辛い思いをしている』と感じることが出来ます。
何故『辛い思いをしている』と感じると良いのか?
それは辛い思いをしていると感じる事によって『自分の出来る事の限界』を許すことが出来るからです。

2. 「もっと」から解放される
あなたはこんな事を考えていませんか?
「自分ならもっと出来るはず」
「もっと仕事をしなければみんなに迷惑が掛かってしまう」
「あの子は何をしたら喜ぶだろうか?もっといい自分を見せたい」

この言葉たちに共通する『もっと』という言葉。
それは良い意味で捉えれば自分を奮い立たせる合言葉となりますが、その逆でもあります。
自分が極限状態まで追い詰められているにもかかわらずこの『もっと』という言葉を考え、使ってしまうと自分の限界を突破し、辛い思いがいっきに膨れ上がります。
それは精神的にも肉体的にも言える事ですが、肉体的に限界突破をすると必ず『もう無理サイン』が表面上に出て来て訴えます。

しかし精神的な事になると『もう無理サイン』は自分で気付くか、肉体に支障が出るまで自分を追い詰めない限り周りの人たちは気付いてくれません。
肉体に支障が出るまで追い詰められてしまった心は何らかの『精神疾患』を患ってしまうことがあります。
そうならないために自分の限界に気付き、『もうこれ以上頑張らなくていいんだ。自分は充分頑張った』と自分の限界を『許し、褒めてあげる』という事をしてあげましょう。
そうする事で少なからずこの『不安』は解消されるでしょう。

■不安にならないための心作り
さて、先程は『不安な気持ちを和らげる』方法をお伝えしました。
では、そもそも不安にならないためには、どうしたら良いのでしょうか。
あなたは『不安』という気持ちを悪い方向ばかりに捉えていませんか?
実は、『不安』な気持ちはただ意味も無く心に湧き上がって来る感情ではないんです。
『不安』は自分の現在・未来を暗示した、いわゆる『危険信号』なのです。

今この状態で前に進んで本当に大丈夫ですか?
自分の行動に自信を持ててますか?
何かやり切れていない事があるのではないですか?

この様に自分の気持ち・行動に納得していない、又は満足していない。そういう時に自分の現在・未来を案じた気持ちが『不安』となり心に湧き出るのかもしれません。
そう思うと『不安』という気持ちも自分に危険を知らせてくれる、良い現象に思えてきませんか?
もし『不安』になってしまったら、なぜ自分は不安になっているのか?と自分を今一度見直してみてください。
そうする事によって自分の改善点を見つけられ、更には心を支配している『不安』も自然に消えて行きます。
しかし『もっと』は危険なので、自分の限界を見極め頑張り過ぎない事も必要不可欠です。
時には頑張った自分を褒めてあげてリフレッシュ休暇を取るのもいいですね。
投稿日:2018-04-10
返信 33
とうちゃんさん
支援センターさんへ削除
昨日遠足がありましたが、行けませんでした。前日、学校え放課後、母親と一緒に担任の先生と話してきて、遠足は行きますと言ってきましたが、当日、いく間際でお腹が痛いと言い結局行けませんでした。親としては残念でなりません。朝からお弁当を作りながら行けることを願っていました。本人も、前日は私、父親と数ヵ月ぶりに一緒にお風呂に入り体を洗いました。当日の朝も起きて後は着替えて行くだけでしたが、お腹が痛いといい始め、行くことはありませんでした。親として、前日の行動から当日出発するまでの行動は凄く本人もその気が少しあったと思います。しかし、いざ、行くとのると不安と緊張が先行して行動え移せないようです。これでまた、自信がなくなり、何もやりたくなくなってしまうかもしれません。兄も発達障害があり、不登校なので、一緒に暮らしている環境が、良くないのかもしれないと最近思うようになりました。
投稿日:2018-04-19
返信 34
若者教育支援センターさん
とうちゃんさんへ削除
遠足・・・残念ですよね。
前日、お風呂で体を洗いながら、当日、お弁当を作りながら行けることを願っていたことでしょう。
その心情を察するとこちらまで胸が痛みます。

でも、きっと一番残念に思っているのはお子さんご自身でしょう。
これで自信がなくならないようにケアしていきましょう。
そのためにはできたことに焦点を当てましょう。

最終的に遠足に行けなかったという事実はあるものの、直前までは頑張って行こうとしていたことも事実です。
そのことに焦点を当ててあげましょう。

「お腹が痛い、行けない」と親に伝えた際の親の表情は記憶に残ります。
少しでも残念な表情を浮かべたのなら、そのことが一番悲しい出来事なのです。
もしも心当たりがあるのであれば、そのことを謝り、出来たことを褒めましょう。

そうやって自信をつけていき、自己肯定感を高めるのです。
投稿日:2018-04-19
返信 35
若者教育支援センターさん
とうちゃんさんへ削除
「自己肯定感」

そもそも自己肯定感とはなんでしょう。
自己肯定感とは、自分自身の存在を長所だけではなく、短所も含めて肯定する感覚のことです。

まずは、以下は日本・アメリカ・中国の高校生に対して行った興味深いアンケートを紹介します。

1.「私は他の人々に劣らず価値のある人間だ」
YESの回答…日本(31.5%)、アメリカ(81.5%)、中国(86.6%)

2.「時には私は役に立たない人間だと思うことがある」
YESの回答…日本(56.4%)、アメリカ(32.0%)、中国(25.4%)

国民性の違いがあるし、このアンケートだけでその国の子育ての良し悪しは判断出来ません。
しかし、それにしても日本の高校生の自己評価の低さは突出しているのです。
我々は日本の子どもがアメリカ、中国に比べて特別に劣っているとは思えません。

では、どうして日本の子どもたちはこんなに自己評価が低いのでしょう?
考えられるひとつの原因として社会の子どもに対する態度が挙げられます。
何かにつけて「わがままだ」「やる気がない」「甘えている」etc
…などの否定的な言葉を繰り返し刷り込んで来た結果かもしれません。

子どもが学校から帰って来たとき、日本では「いい子にしてた?」「先生に怒られるようなことしてない?」と開口一番言ってしまう親がいますよね。
欧米の場合、多くは「お帰り!今日は一日楽しめたかい?」…こんな言葉を掛けます。

毎日の積み重ねの結果がアンケート結果に表れているのかもしれませんね。

人間が生きていくためには「自分は存在価値がある」「生きていていいんだ」という自己評価は大切な要素です。
これを心理学では「自己肯定感」といいます。

自己肯定感は子ども時代に育まれると言われます。
自己肯定感を育ませるとは、何かをやらせて褒めて育むものではありません。
それだと失敗した時には逆に子どもを否定することになり「自己“肯定”感」ではなく、「自己“否定”感」を育むことになってしまいます。

自己肯定感を育むとは…子どもの今をそのまま認めること。
存在自体を認めて「生まれて来てくれてありがとう」というメッセージを伝えることです。

現代カウンセリングの礎を築いた、アメリカの心理学者、カール・ロジャースはこう言います。
「I love you because you are you」
これはカウンセラーがクライアントに接する際に基本となる姿勢です。
要するに「あなたはあなたのままで良いんですよ」という意味です。~

人を愛するのに理由なんてありません。
成績がいいから?
言うことを聞くから?
良い学校に入ったから?

すべて違います。

その子どもの存在自体が愛するに値するからです。

だから「生まれてくれてありがとう」なのです。
投稿日:2018-04-19
返信 36
とうちゃんさん
支援センターさんへ削除
最近気になることが、何か自分自身で失敗したり、気になることができると直ぐに昼夜が逆転してしまい。戻すまでに一ヶ月ぐらい掛かるのはわかるのですが、その後毎日、起きてから、寝るまで約12時間以上ゲーム、YouTube三昧で食事の時もやめません。また、何か言われる事が怖いのかもしれません。この状態が半年間続いているので、依存症を疑ってしまうのですがどうなのでしょうか、ただやること後ないからゲームなのか、一人にはならないので、一緒の部屋には居られるのでコミュニケーションはとれます。ただ寂しいだけなのか、聞いても[なんで、別に、いいじやん、何が、]との返答ばかりで、ゲームの内容を聞けば説明してくれます。友達とやれば楽しいかもよと言うとそんなことないと返答が多いです。学校を連想してしまい気持ちが不安定になるのでしょうか。生活時間がもどり、少しでもきにさわることがある眠れなくなりゲーム三昧が始まってしまい。お風呂も入りません。この繰り返しが続いています。全く直す意思がないようなので、改善に向かわない状態です。親を全く信用していないようなので、今後、どの様な接し方か良いのか分からなくなりました。親の精神力が持たなくなってきました。
投稿日:2018-04-21
返信 37
若者教育支援センターさん
とうちゃんさんへ削除
失敗したり、気になることができるとすぐに昼夜逆転してしまうとのこと。
これは物事の受け止め方がマイナスになっっているのです。
受け止め方をプラスにする方法を以下にまとめています。
お子さんと共有してみてください。
投稿日:2018-04-23
返信 38
若者教育支援センターさん
とうちゃんさんへ削除
「事実は1つ、受け止め方は2つ」

ある調査によると、日本の若者はアメリカ・中国・韓国の若者と比較して 自分自身を肯定的にとらえていない傾向にあるという調査結果が出ています。
しかし、自分自身を肯定的にとらえられない原因は、実は思い込みや勘違いの部分が大きいのです。
人間の習慣として、無意識のうちに脳へ条件づけされた習慣通りの行動を行ってしまうという傾向にあります。
専門用語では、物事をどのように受け止めるかという習慣を「思考習慣」と呼びます。
この思考習慣は以下の2つです。
「マイナス思考」→いつも不満やグチ、無理、できないという弱気なことばかり言っている消極的な人
「プラス思考」→いつも明るく、できることばかり考え、強気で自信にあふれた発言をしている積極的な人
このマイナス思考とプラス思考の差はどこから生まれてくるのでしょうか?
それは、フッと思い浮かべる「かも?」から生まれるのです。
たとえば、否定的なことを思い浮かべた人は、
「できないかも?」
   ↓
「できない姿・状況をイメージ」
   ↓
「あきらめる」
   ↓
「間違いないという否定的確信」

反対に肯定的なことを思い浮かべた人は、
「できるかも!」
   ↓
「できる姿・状況をイメージ」
   ↓
「その為に行動する」
   ↓
「間違いないという肯定的確信」

このように、世の中には 「プラスのかも」と 「マイナスのかも」の 2つがあります。

脳に浮かぶプラスの「かも?」は神様がくれた成功へのプレゼントであり、マイナスの「かも?」は あなたの人生を台無しにする悪魔のささやきでもあるのです。

たとえば、テストで思わぬミスをしてしまった。 よい結果が得られなかったという事実に対して、これを糧として努力を続け、次のテストでよい結果が出れば、最初の失敗はさらに学ぶための刺激、あるいはよい教材になったと言えます。
言うなれば、「失敗」ではなく「将来の教訓」なのです。

発明王と言われたエジソンは電球を発明するまでに1万回失敗しました。
しかし、「失敗だ」とは言わず、こう言いました。
「うまくいかない方法を1万通り発見した」 ・・・と。
まさに、この思考こそがプラス思考というべきではないでしょうか。

成功をめざす過程において良くないと思われる結果は「失敗」ではないのです。
むしろ「学ぶチャンス」、「成功へのプロセス」です。
言うなれば、この世の中に「失敗」はないと言えるのではないでしょうか。
このように考えられる人が「メンタル的にタフ」という人です。

ものごとには「出来事」があって「結果」がありますが、この「出来事」と「結果」の間には必ず「受け止め方」が存在します。
たとえば・・・
【否定的受け止め方】
(A)旅先で雨が降った
 ↓
(B)せっかくの旅行が台無し
 ↓
(C)憂鬱な気分で楽しくない旅行だ

逆に・・・
【肯定的受け止め方】
(A)旅先で雨が降った
 ↓
(B)観光客が少ないかもしれない
 ↓
(C)静かに景色を楽しめるな

自分に自信のない人は、どうしても、自分の「欠けている部分」に焦点が当ててしまいます。

「足(た)らで事たる身こそ安けれ 」
これは禅の言葉です。
「足らん、足らん」言い出したらきりがありません。
足らんけど、足りるところで楽しめる人が素晴らしいのです。
なにげない日常、ちょっとした出来事の中に幸せを見つけられる人、今ある環境を楽しめることは素晴らしいと思います。

思うようにいかないことなど山ほどあるでしょう。
それはそれで受け止めて、そこから学べることを探して次の事へ向かえるような、そんな受け止め方をしてみませんか。

経営の神様、松下幸之助はこう言います。
「運の悪い人とは “自分は運が悪い”と思う人。
運のよい人とは “自分は運がよい”と思う人。」・・・と。

出来事は常に白紙であり、その段階では、「プラス」も「マイナス」もありません。
要は今出来ていなくても、「やればできる」というプラス思考と 「やってもムリ」というマイナス思考の差なのです。

したがって、「事実は1つ、受け止め方は2つ」ということになるのです。

この世の中には、「失敗」も「不幸」もない。
それらは「成功」や「幸福」へのプロセスだ、と考えるとけっこう気持ちが軽くなり、「何でもチャレンジしてやろう」 という気持ちにならないでしょうか。

本気でチャレンジし行動すれば不可能だと思われていることも可能になるのです。
「夢は必ず叶います」

そのためには、先ほどからお伝えしている通り、「受け止め方をプラス」にする必要があります。
その「受け止め方」は言葉で表現されます。

私たちは言葉を使って、物事を受け止め、理解し、考え、表現しています。
言葉は脳の働きによって生まれる心(意識)を表現したものなのです。
言葉を変えれば、心が変わります。
心が変われば、脳の回路も変わるのです。

「プラス思考」とは、「プラスの受け止め方+プラスの表現」です。
脳と心は言葉によってつくられる 、言わば、「言葉は意識のコントローラー」なのです。

「できない」→「できる、やれる」
「ムリ」  →「大丈夫」
「イヤだ」 →「いいね」

心から「実現させたい」と思うことがあればプラスの表現を使いましょう。
断定的な言葉を使うことで、ドーパミンが分泌され、細胞がやる気を出してフル稼働するのです。
「できると思えばできる、できないと思えばできない」
苦しいときは 、「やれる」「できる」で乗り切りましょう!

よく、「性格は生まれつきのものだから絶対に変えられない」というご相談を受けます。
しかし、この考えは正しくありません。
心理学では人間の行動の9割以上が習慣によるものだといわれています。
つまり習慣を変えることで性格 (=習慣的性格)を変えることができるのです。

「過去と他人は変えられない
 変えられるのは未来と自分」

これは、カナダ出身の精神科医であり、1957年に交流分析(Transactional Analysis:TA)を提唱した、エリック・バーンの言葉です。

この言葉の通り、人の行為とか考え方とか、諸々は変えることは出来ないし、過ぎ去ったことも変えられません。
しかしながら、自分のこと、そして、これから起こる未来については、影響を与えられます。
だから、「自分自身」と「これから」にフォーカスをしていくことが大切なのです。

あなたの人生は、あなたの受け止め方・意識・言葉によるどのようにも変えることができるのです。
投稿日:2018-04-23
返信 39
とうちゃんさん
支援センターさんへ削除
この一週間の出来事として、小4次男の意識が変化してきています。小3の算数ドリル、漢字ドリルを数ページではありますがやり始めています。算数が苦手なので、すぐに不機嫌になり挫折しますが、先日、担任の先生が家庭訪問に来られ、教わっていましたが問題が解けないことで不機嫌でしたが、内心は嬉しかったようです。最近は母親のお風呂に入りなさいと言われれば入り、夕方以降ですが父親の私と買い物に出掛けてくれます。その際、ゲームソフトが見れて、自分のお小遣いで買える物があれば、買える楽しみが楽しいようです。決して毎回買うわけではありません。いくら誘っても外出してくれなかったのですが、1H~2H出れているので親として嬉しく思います。その時間はコミュニケーションがとれるので楽しいです。次男もその日の夜には買ったゲームはやらずに、朝起床してからやることにしてくれます。父親としてこの2ヶ月間毎日ではありませんが、一緒の部屋で寝ています。あまり遅くならずに寝るんだよと声をかけてから寝ています。今現在親として昼夜逆転の生活を送らせたくない気持ちがあります。規則正しい生活リズムだけは守らせたいです。
投稿日:2018-06-09
返信 40
若者教育支援センターさん
とうちゃんさんへ削除
以下に昼夜逆転に関する内容をまとめていますので参考にしてください。
投稿日:2018-06-11
返信 41
若者教育支援センターさん
とうちゃんさんへ削除
「昼夜逆転の原因と対処法」

不登校の子どもは、夜起きて活動し、昼間は寝ている、昼夜逆転の生活をする子どもが多いです。
子どもがそんな生活を続けていると、親は「やめさせなければ」と注意しようとしますが、無理に直す必要はありません。

【昼夜逆転の生活になる理由】
不登校の子どもが昼夜逆転の生活をしやすいのには理由があります。
不登校ではない子どもは、昼間は学校に行きます。
自分はそうすることが出来ないので、昼間起きていることが辛いのです。

学校に登校・下校する子どもの声が聞こえてきたり、外で遊んでいる子どもの声を聞くのも辛い。
昼間寝てしまうことで、外の世界との関わりを遮断します。

昼間寝てしまうので、夜起きてしまう。
夜は外の世界も静かで、学校にいけない自分を責めるように感じるものが非常に少ないのです。

つまり、昼間の世界は、不登校の子どもにとっては、責められているように感じるのです。

夜の時間の方が、それを避けることが出来るのです。

そう感じている子どもに、「朝は起きなさい」「夜は寝なさい」と注意しても、反発されるだけでしょう。


【「支配型」は放任する、「放任型」は注意する】
昼夜逆転の生活をしている子どもに、「支配型」の親は、注意しないことをおすすめします。
放っておくのです。

「放任型」の親は、声をかけることをおすすめします。
「夜は寝ないと疲れない?私は休んで欲しいわ」など、厳しい注意にならない程度に声をかけてください。

あくまでも子どもの気持ちを尊重することが大切です。

但し、「放任型」の親でも、昼夜逆転の生活を無理矢理直すまで言い立てなくて大丈夫です。
声をかける程度で良いです。

子どもの昼夜逆転生活にも、先に説明したとおりの理由があります。
親が無理に治そうとすること自体、野暮です。

不登校の安定期以降、子どもに「これがしたい!」という目標が出来れば、自然と治ります。
心配する必要はないのです。
何度も言いますが、 子どももこんな生活をしたくはないのです!
これも不登校の原因を克服するための作業の時間だと、考えるようにしましょう。

以下は、特に「支配型の親」には読んで欲しい内容です。
子どもの生活に腹を立ててしまった時の対処法です。
沈黙することも、子育ての方法の1つですよ!

不登校の子どもを持つ親、特に「支配型」の親は、腹が立つことが多いでしょう。

一日中ゴロゴロしていたり、部屋に引きこもっていたり、ゲームをしていたりと、子どもが好き勝手しているように見えるからです。

子どもの生活について、「放任型」の親は口を出していくべきです。
叱ると言うよりも、もっとしっかりしないとだめでしょ! という注意する感じで言うのがおすすめです!

ただ、「支配型」の親は、子どもに口出しをしないことが目標ですので、このイライラは上手に抑えなければなりません。
また、「放任型」の親についても、過度にイライラしてしまっては、不登校の原因を克服するために適しているような声かけは出来なくなってしまいます。
そのイライラを抑えるための方法を紹介します。

【イライラを抑えるための方法】
子どもに腹を立てて、イライラして、どうしてもきつくあたってしまいそうになったらまずその場を離れるようにしてください。
例えば、掃除や洗濯といった家事を理由にして子どもから目を背けるのです。

それでも堪えきれなそうなら、外出してしまうのをおすすめします。
夕飯の買い物でも、散歩でも、ドライブでも、うまく友人と会えればお茶でも良いです。
ひとりで喫茶店などに入り、好きな本を読んだり、音楽を聞いたりもとても良い気分転換になります。

「支配型」の親は、最初は頻繁に外出することになるかもしれませんが、それでも良いのです。
「イライラしたら、子どもから離れる」ということは、自分の気分転換にもなりますし、子どもを怒鳴ったり、子どもに不機嫌な表情を見せずに済みます。


【子どもにもこんな影響をあたえます】
「イライラしたら、子どもから離れる」ことは、子どもにどんな影響を与えるでしょう。
実は、良い影響が2つもあります。

まず1つは、親から怒鳴り散らされたり、不機嫌な顔をされるのを回避出来るということです。
不登校の子どもは、その不登校の原因からエネルギー不足になり、休養している状態です。

要するに子どもは疲れているから不登校になるのです。
そんな状態の時に、親の怒鳴り声や不機嫌な表情は、子どもの精神を疲弊させてしまうのです。
親が離れることで、それを回避出来るのです。

そしてもう1つ、親が子どもの傍を離れたことで、「親はいい気分ではないかもしれない」と子どもに感じさせることが出来るのです。
直接言わなくても、伝えることができるのです!
子どもがそう感じれば、「なんでだろう」「どうしてだろう」と自分で考えるようになるでしょう。

親が黙ってその場から離れたり、沈黙するということは、子どもにとっては、とても怖いことなのですよ。

如何でしたか?
「沈黙」「一旦離れる」ということも、子育て方法の1つです。

子どもを一緒に、不登校の原因を克服するため、これを習得してみましょう。
投稿日:2018-06-11
返信 42
とうちゃんさん
支援センターさんへ削除
今一度、次男に小学校に登校できない理由を聞きました。兄(中2)が暴れた原因でストレスが取れないと言っています。3人で話したときも、お前が原因何だよ、何回言えばわかるんだと怒るばかりで、話がすすまない状態。確かに長男は発達障害がわかり、自分自身を見失い暴れていました。今は落ち着きフリースクールに行ける日は行っています。一緒にいるとストレスが取れないと言いますが、一緒にゲームをしたり長男の友達とは遊んだりしてます。それいがに原因が有るのではないかと親として思っていますが、分かりません。本当のストレスの原因を知るのには何が今は必要なのでしょうか。
投稿日:2018-07-05
返信 43
若者教育支援センターさん
とうちゃんさんへ削除
本当の理由を聞きだすのは大変です。
「理由はなに?」と聞いて既に答えているのですから、それを前提に話してあげないと「否定された」と思われてしまいます。

ただし、親としてはそれでは前進しないと思ってしまいますよね。

あくまでも、お兄さんの件がストレス要因のひとつであることを伝えてあげて、「でもストレスっていろんな理由が重なり合って起こるから他にも原因があるかもね。他に思い当たる理由ってあるかな?」と聞いてみたらどうでしょう。

そして、それでも分からない場合は、ある程度こちらから当たりをつけてみるという方法もあります。
「学校ではなにか辛いことはある?」
「勉強大変じゃない?」等。

これは質問力も問われます。
以下を参考にしてください。
投稿日:2018-07-05
返信 44
若者教育支援センターさん
とうちゃんさんへ削除
「コミュニケーション④~「オープンクエスチョン」と「クローズドクエスチョン」

質問する時は「オープンクエスチョン」と「クローズドクエスチョン」をうまく組み合わせること。

これは質問方法の代表的な分類です。
相手が「はい、いいえ」または「AかBか」の択一で答えられるような、回答範囲を限定した質問の仕方をクローズドクエスチョンといいます。
これに対し、「どう思うか?」などのように、制約を設けず相手に自由に答えさせるような質問のしかたをオープンクエスチョンといいます。

クローズド・クエスチョンは、相手の考えや事実を明確にしたい場面などで有効とされ、オープン・クエスチョンは、相手からより多くの情報を引き出したい場面で有効とされるといわれています。

例えば「昨日京都に行ってきたんだ」に対し、「楽しかった?」「1人で?」「仕事?」などという質問はクローズドクエスチョン。

「どうして?」「どうだった?」などはオープンクエスチョンといえます。

話題を展開させたり思考を深めたりするためには、この両方をうまく組み合わせていく必要があるのです。

答えがあまり出てこない場合には答えやすい「クローズドクエスチョン」から入り、徐々に「オープンクエスチョン」に展開していくといいでしょう。
投稿日:2018-07-05
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