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お悩みNO.763
はははさん
小1息子が夏休み明けから登校を嫌がっています削除
初めて投稿します。不安で仕方なく,ここ数日の様子を書かせていただきます(長文です,すみません)。
小1の息子が夏休み終了頃から「学校始まるの嫌だな~。やめたいよ~。」とよく口にするようになりました。誰にでもある事で,学校に行き始めれば落ち着くだろうと思い,聞き流しておりました(今思えばもっとよく聞いておけばよかったです)。
2学期初日は嫌がりつつも行きましたが,2日目は登校班の列で泣きながら出発し,3日目は登校班の集合場所まで行ったものの泣きじゃくって出発できず,学校の下駄箱まで一緒に行きました。4日目は家を出られず,37度くらいの微熱,吐き気,頭痛,腹痛も訴えたため休ませました。「休んで良い」と言った途端にけろっと元気になり,私としては腹立たしい気持ちもありましたが,怒らず,家でのんびり一緒に過ごしました。ちょうどこの日は小学校で保護者会もあり,担任の先生に相談したところ「このタイミングでの1年生の登校渋りは珍しくなく,教師側からすればよくある母子分離不安という認識で,現段階で全く心配していない。1週間以上続くようであれば対応を考えていく。子供に向き合ってあげてほしい。」と言われました。
それからネット検索等したところ,1週間ほどゆっくり過ごせば再登校できることもあるといった内容や,時間が経てばたつほど状況は悪化するので早期対応が重要であるといった内容,とにかく子供に充電させる必要があるのでゆっくり休ませるべき,あるいは家の環境が快適すぎると学校に行かないのでゲームやネット等できないようにするべき・・・等,それぞれ効果もあるようですが方向性が違い過ぎて,我が家にとって良い対応は何なのか,まったくわからなくなっています。
夫は「家にいてもつまらない,良いことがないと感じさせれば学校に行くだろう」という考えで,テレビやビデオは使えないようにし,食事だけ用意して1人で放置しておけばよいと言います(共働きです)。私もそうかもしれないと思い,5日目の午前中に実行しました(午前中のみ仕事でした)が,家に戻ると息子は元気なく食卓に座っていて,家でテレビやビデオを見て気ままに過ごしたがっていたのとは程遠い感じでした。
この5日目が,今日の出来事です。

家族のことですが,息子には双子の兄がいます。この兄は気性が荒く,気に入らないことがあるとすぐに怒り出すので,ほぼすべてこの兄の要求に家族全体が合わせるような感じでやってきてしまいました(要求が通れば機嫌よく過ごすので,私たちも疲れて合わせるようになり,それが当然のようになっていました)。
兄の要求を通すために息子が折れてくれるのがいつものこと,という感じでこの数年過ごしてきています。さらに下に2歳半の女の子がいて,こちらもいやいや期真っ盛り,兄に似て自分の要求を押し通そうとするので,上と下の2人ばかり要求を訴え,真ん中の息子は「もう,どちらでもいいよ」という感じで,存在感が薄いような状態になっていたと思います。
さらに,ほとんど同居に近い形で姑が家事を手伝ってくれているのですが,非常に厳しい人で,双子(特に兄)に対して怒鳴り散らします。朝の支度が遅い,着る服が違う(そんな服(ジャージ等)を学校に来て行ったらおかしいとか,私はそうは思いませんが),ご飯の食べ方が汚い,食べ方が違う(このおかずにはソースではなく醤油をかける等,食事にこだわりが強い姑です)等・・・正直私もうんざりするほどです。でも家事(特に食事の支度)を一手に引き受けてもらい,時には下の子の保育園のお迎えをお願いしたりして大変お世話になっている負い目があり,こちらから意見することができません。この1週間,久々に姑が自分の家に帰ってくれて,家族5人で楽しく生活していたはずだったのですが,2学期が始まった途端,これまで何の問題もなく全く心配していなかった次男の登校渋りが起こりました。週明けには姑が戻ってくるので,今の次男の状態を絶対に許してくれないと思います。
自分も混乱していて文章にまとまりがなく,どうしたら良いのか・・・という感じです。次男をもっと尊重してあげる必要があるなと書いていて気づきましたが,下の子の主張がとても強いですし,年齢的にも母親と離れたくないという感じで,夫に任せるのも難しいところがあります。夫は子育てにとても協力してくれます(双子なので協力というか一緒にやってもらわないと手が足りませんでした)が,もともと子供があまり好きではなかったり,子供たちも母親のほうに来てしまうので報われない感じがして投げやりになってしまったり,という感じです。

まとまりのない文章になってしまいましたが,次男が週明けから再登校できる可能性はあるのでしょうか?そんなことはわからないと言われそうですが,対応次第でその可能性があると考えてよいのか,それとももっとゆったり構えて時間をかける覚悟をするべきか(その場合は仕事の調整が必要ですので),アドバイスを頂ければと思い,投稿させていただきました。長文になってしまい,申し訳ありません。
投稿日:2018-09-08
返信 1
若者教育支援センターさん
はははさんへ削除
不登校の子どもへの間違った対応として、その原因をしっかりと理解しないまま、結果的に「登校した」「登校しなかった」だけで一喜一憂することです。

「今思えばもっとよく聞いておけばよかったです。」とのことですが、しっかりと向き合って聴いてあげてください。

聴き方、伝え方等のコミュニケーション方法をを以下にご紹介します。
投稿日:2018-09-09
返信 2
若者教育支援センターさん
はははさんへ削除
「コミュニケーション~①聴く」

■信頼関係の構築
カウンセリングの領域では、
カウンセラーとクライアントの信頼関係の構築を深めることが絶対条件と言われます。
(専門的には、信頼関係を“ラポール関係”と言います)

相手との信頼関係の構築を図り、
さらに深めていくためには円滑なコミュニケーションが大切です。
ではその円滑なコミュニケーションを図るにはどうすれば良いのでしょう。

■「聴き方」
みなさんは、「聴き方」を意識しながら相手の話を聴いたことがありますか。
「話し方教室」とか「話し方の本」というのはありますが
「聴き方」に関する本は意外と少ないのです。
しかし、円滑なコミュニケーションを図る上では、
この「聴き方」が特に重要となります。

ここではあえて「聴く」という文字を使います。
物理的に音が耳に届く「聞く」でもなく、
言葉であれこれと尋問する「訊く」でもなく、
「心」の文字が入っている「聴く」です。

しかも、文字を分解すると「耳」の右側には「十」「四」「心」となります。
「14の心」とは……
諸説ありますが、以下のようなことが言われているそうです。

・「14の心で聴く」(仏教)
仏教の、八正道(はっしょうどう)と、六道(ろくどう)を足した数(8+6=14)
様々な視点から聴いてあげましょうということ。

・「14の心で聴く」(年齢)
14歳の時の心で聴く…………つまり、純粋な気持ちで聴きましょうということ。

話が冒頭から逸れてしまいました(汗)。

要するに、相手を受け入れて相手の話に耳と心を傾けることを意味します。
「四」の向きを変えて、縦にすると「目」にも見えます。
そして、「十」を「プラス」と捉えれば……
「耳」だけではなく、「目」と「心」でも聴きましょう……とも言えますね。
これを専門用語では「傾聴」と言います。

相手の話を上手に「聴く」ためには以下の2つの聴き方に分かれます。
その2つとは……
「受動的聴き方(パッシブリスニング)」と
「能動的聴き方(アクティブリスニング)」です。
それぞれポイントは3つあります。

■「受動的聴き方(パッシブリスニング)」の3つのポイント
1.黙って聴く
これは簡単なようで意外と難しいです。
しかし、すべての「聴き方」のベースとなる姿勢です。
相手の話しに意見を割り込まず、まずは黙って聴いてあげます。
黙って相手を聴き、受容してあげることで信頼関係はさらに強いものになるでしょう。

2.うなずく
「メラビアンの法則」をご存知でしょうか。
1対1で話したときに、どのように影響を及ぼすか……という実験結果から出された法則です。

話の内容などの「言語情報=7%」、
口調や話の早さなどの「聴覚情報=38%」、
あいづちやうなずきなど、見た目などの「視覚情報=55%」
の割合であったという実験結果があります。

人は話の内容などよりも、話をしている際の態度や姿勢
……の方が影響力は大きいのです。

「ういなずく」には、話しの内容により大きくうなずいたり、
小刻みにうなずいたりする聴き方によって信頼関係を深めていく方法があります。

大きくうなずくときは
「なるほどねぇ~」という意味があり、
小刻みなうなずきは「もっと話して」という意味をもちます。
それにより相手は「聴いてもらえている」という満足感が得られます。

3.思いを引き出す
「それ、おもしろそうだからもっと聴かせてよ」
「それ大変だったね。もう少し詳しく話して」
「それについて、君のほうでも何か言いたいことがありそうだね」
「君にとって大事なことのようだね。詳しく聴かせて」などのように
ひと言、付け加えることで相手を気持ちよく話させてあげることが大切です。

■「能動的聴き方(アクティブリスニング)」の3つのポイント
1.話しを繰り返す
相手の発した言葉の語尾をこちらが繰り返して発しながら聴く方法です。
会話にいいリズムがうまれて話しやすくなります。
そして、相手は
「自分の話を聴いてもらえている。理解してもらえている」
となります。

ただし相手が意見を求めている場合は、
繰り返しによる聴き方はいったん中断してください。
相手から何かを質問をされている場合に、
その質問を繰り返しても堂々巡りになってしまいます(笑)。
その際は、はっきりと自分としての回答をしてあげると良いでしょう。

2.話しをまとめる
相手の話をある程度の段階でまとめてあげると、
会話のリズムにアクセントがつき、これも効果的です。

例えば、相手が悩みを打ち明けたとします。
悩みを打ち明け始めると人は一気に捲くし立てるように話し始めます。
それこそ途中でさえぎりたくなるくらいに……。

その際に、最後まで聴いて、
それをまた繰り返す方法(話しを繰り返す)を行うと、
時間が掛かる作業ですし、余計に混乱が生じます。
その際はある程度こちらで話をまとめてあげるのです。

3.気持ちをくむ
「それは嬉しかったね」
「それは悔しいね」
「それは腹が立つよね」

こんなふうに相手の心の中の気持ちを
こちらの言葉として伝えることで、
相手は安心した気持ちで話しを出来ます。

高級クラブに高いお金を払ってまで、
サラリーマンが通うのは、
高級クラブのママさんたちは
この「気持ちをくむ」など、聴き方に長けているからなのです。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
聴くとは、愛することである
長田弘(詩人)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
投稿日:2018-09-09
返信 3
若者教育支援センターさん
はははさんへ削除
「コミュニケーション~②伝える」

■伝え方
相手に何かを思いを伝えるときには
相手に「何を伝えたか」ではなく、「何が伝わったか」が大切です。

そのためには「言葉」が大切です。

「これは言わなくてもわかるだろう」
「恥ずかしくてこんなことは言えない」

まずはそういった考えを排除して時間をたくさん使っていきましょう。

相手にメッセージを伝えるとき、次の2通りの方法があります。
それは、「YOUメッセージ」と「Iメッセージ」です。

コミュニケーションをはずす人は、
往々にして主語が「YOU=あなた」の「YOUメッセージ」
になってしまっているケースが多いです。

相手に思いを伝えたいときは、「Iメッセージ」が効果的です。
相手の行為や人格を非難・否定せず、事実を述べる伝え方です。

例えば、あなたがリビングで読書をしているときに、
家族の誰かがリビングに来て、大きな音でテレビを観始めたとしましょう。

静かな状態でゆっくり読書をしたいのにテレビの音が気になって集中できません。
ついつい、感情のままに
「うるさい!」
「ボリュームを抑えろ!」
「別の部屋に行け!」
と思ってしまうケースはないでしょうか。

これは主語が「あなた=YOU」になっています。
「“あなたが”うるさい!」
「“あなたが” ボリュームを抑えろ!」
「“あなたが”別の部屋に行け!」

こちらの思いを正確に伝え、
相手とのコミュニケーションもはずさない方法は
主語が「私=I」の「Iメッセージ」です。

「あなたが急に大きな音でテレビを観ることによって、
私は集中して読書ができなくて
困っているんだよ」

これが「Iメッセージ」です。

ポイントは「行動」「影響」「感情」です。

行動 → あなたが急に大きな音でテレビを観ることによって
影響 → 私は集中して読書ができなくて
感情 → 困っているんだよ

でも、その後に「だから、あなたはこうしなさい」
と言ってしまうと、せっかくの「Iメッセージ」が
その瞬間に「YOUメッセージ」になってしまいますので注意が必要です。

「Iメッセージ」で思いを伝えると
相手はこちらの思いをちゃんと受け止めてくれるケースが多い
……と言われています。

■「Iメッセージ」と「聴き方」との切り替え
自分の意見を伝え、
相手の考えを聴くと
いうのはコミュニケーション(会話)の基本です。

しかし、いくら「Iメッセージ」を活用して伝えても、
「相手を変えてやろう」という想いが心の奥底にあると、
しつこく何度も同じメッセージを発することになります。

これは「審判的表現」と言い、
圧力によるメッセージ(=お前が変われ!)になってしまいます。

その際は、まず相手の立場に立ち切って傾聴することが大切です。
これが「Iメッセージ」と「聴き方」との切り替えのタイミングです。

相手の話を聴くことにより、相手の「抵抗」がとれて
相手は安心して、自ら変わることができるのです。

また、相手の立場を理解することで、
こちらの心にも変化が現れることもあり、
他者理解と自己成長が同時に促進されます。

「期待と願望」、「推論と思い込みのズレ」
が対人関係のトラブルの元になるのです。
大切なことは“相手を変えようとせず、相手をわかろうとせよ”です。

コミュニケーションとはキャッチボールのようなものです。
いくら良いことでも一方的な話と言うのは聴いていてつらいものです。

だから、コミュニケーションがドッジボールにならないように、
「聴き方」や「伝え方」を意識して
相手とのコミュニケーションを図り、信頼関係の構築に努めてください。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
伝えることをあきらめちゃいけない。聞く気持ちがある人には、必ず伝わるから。
木藤亜也(脊髄小脳変性症患者)「1リットルの涙」著者
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
投稿日:2018-09-09
返信 4
はははさん
息子の話を聴きました削除
コメントいただき,ありがとうございます。
息子に,なぜ学校に行きたくないのか,何が嫌なのか,聞いてみました。答えとしては,
・学校そのもの
・自由に過ごせない
・休み時間も少なく,遊べる時間がなくて勉強ばかりさせられる
・勉強がつまらない。文字を書いたり読んだりが面倒
・学校の匂いも嫌い
という感じでした。担任の先生からは,これといった理由がないこと,本人も理由がよくわからないことも多いと言われましたが,息子が挙げた理由を聞いても,学校は基本的に勉強するために行くところだし・・・と思うのでこれらの理由にどう対処したらよいのか,わかりません。
1学期にあった個人面談や授業参観等で見たり聞いたりした限り,友達関係のトラブルはなさそうですし(人懐こい性格で,すぐに友達ができるタイプです),1年生なので勉強が難しいということもないと思います。
もともと,好きなことに没頭する感じで,レゴブロックで一人黙々と何かを作ることを家ではよくやっています。ブロックで遊び始めると食事の時間になっても構わず遊び続けています(もともと食への興味が薄い子です)ので,決められた予定を時間で区切ってこなしていく学校生活のスタイルは,息子にとっては苦痛だろうと思います。
(長文なので分けます)
投稿日:2018-09-10
返信 5
はははさん
息子の話を聴きました(続き)削除
他に息子が話していたこととして,
・なんでも双子の兄の意見が通り,ずるい(兄が神様みたいと言いました)
・好きなレゴブロックも,兄の分も作らされるのが苦痛(兄は息子のようには上手く作れないので,「俺の分も作って」と言って作らせます)
・もっと自由に過ごしたい
ということがありました。
私としては,息子は学校生活のスタイルが合わないというより,こちらの問題のほうが根深く,重要だと感じています。兄弟で,ましてや双子で一方が「神様みたい」と表現されるほどの格差を感じる状態は絶対に良くないと思います。
家では何でも兄の意見が通り,妹にお母さんもとられ,さらにつまらない学校に行くほど頑張り続ける気にはなれないだろうと思いました。また,息子にとって唯一自分の意思表示ができ,親に打撃を与えられるのが「学校に行かない」ということなのではないか,とも思いました(考えすぎかもしれませんが)。
そこで,息子の話をよく聞き,なるべく優先して対応していくように改めました。夫にも話したところ,理解を示してくれて,「しばらく学校に行かなくても仕方ないだろう。息子には学校生活のスタイルも合わないだろうし,フリースクール等も考えていく必要があるかもしれない」という共通認識になりました。
息子には,学校には嫌なら行かなくても良いと話しました。それを聞いた双子の兄が「行かなくても良いなら自分も行きたくない。たまには休みたい」と言い出したのには困りましたが・・・(その後やっぱり行くと言ってました)。
ただ,この兄のような感覚も当然だと思います。学校が大好きで行きたくて仕方ないという人のほうが少ないと思いますし,許されるならたまには休みたいと思うのは大人も同じです。兄弟の一人が不登校の場合,他の兄弟にはどのように説明するのが良いのか,新たな疑問も感じているところです。

長文となりましたが,経過を書かせていただきました。
息子への話の聞き方や双子への伝え方等について,またアドバイス等いただければと思います。
投稿日:2018-09-10
返信 6
若者教育支援センターさん
はははさんへ削除
以下が参考になるかもしれません。
投稿日:2018-09-13
返信 7
若者教育支援センターさん
はははさんへ削除
子どもの自我を伸ばす方法
※以下は4歳児について書いていますが、思春期以降の子どもにも十分に共通して言えることです。

子どもの自我が芽生えてくるのは4歳代…といわれます。
そのキーワードは…「見守り、共感する」

まず…4歳児の特徴として、この頃になると友だちに関心を持つようになり、親がついていなくても子どもだけで遊べる時間も増えます。
また4歳の後半になると「順番」「約束」が理解できるようになり、相手の気持ちも分かるようになって自分の自分をコントロールする力を身につけ始めます。
子どもがこれらの力を自分で試して育てていくには、親が少し距離を置いて待ってあげることが必要。

「親」という字は…「木」の上に「立って」「見る」と書くように、子どもの行動を見守ることが大切な時期だと思います。

今までは子どもと手をつないで出掛けていた散歩も、これからは子どもの後をついていくという姿勢も大切かもしれません(もちろん安全の確認は怠らず!)。
そうすると子どもは自分で面白いものを見つけてそれを教えてくれるようになります。それも親としては楽しみのひとつ。

育児書などで、「幼児にはたくさん刺激を与えると子どもは伸びる!」…ということから親が子どもにあれこれと体験させて子どもの行動に対して「よく出来たね」と声を掛けるケースが少なくありません。
でもこれは「共感」ではなく「評価」。

常に評価を与え続けると子どもは親の評価ばかりを気にし始めてしまいます。
「ママやパパが喜ぶことが自分のしあわせ」と思うようになってしまう可能性もあるのです。
大切なのは…「自分の人生は自分が主人公!」という感覚を養うこと。

ほめてあげることはもちろん大切!でもこの「評価」は時として子どもにとって必ずしもありがたいことではないのです。
だから親が「あれをやってごらん、これをやってごらん」と働きかける必要はありません。

子どもは今の自分に必要な活動を自分で選び自分で自分を成長させる能力を持っています。
大切なのは子どもが安心してやりたいことが出来る自由な環境を用意した上で、「この子は今、なにがしたいのかな?」と見守る、そんな関わり方。

もちろん、子どもが親とのコミュニケーションを求めているときには、見守ることから応じることに切り替える必要もあります。
その際も子どもが何かに夢中なときには干渉せずに一歩引いて!
そして何かを成し遂げたときには…「じょうずね」…ではなく「やったね!」…と一緒に喜ぶといいかもしれません。

まとめると…
・子どもが興味を持ったことを一緒に楽しむ。
・いろいろなことが出来るような環境を用意してあげる。
・「ほめる」よりも「一緒によろこんであげる」
投稿日:2018-09-13
返信 8
若者教育支援センターさん
はははさんへ削除
子どもの自我を伸ばす【ケーススタディ編】
上記では…子どもの自我が芽生えてくるのは4歳代…というテーマでそのキーワードは…「見守り、共感する」ということをお伝えしました。
ただし、「見守る=手を出さない」のではなく、「子どもの気持ちに添う」ということも大切なポイント。
そのために親はどんなふうにサポートすればいいのか、日常の「こんなケースの場合は?」という事例に基づいてお伝えします。

●ケース1
Q.「自分で着替えられるのにグズグズ…。そんなときに親は手を貸してあげた方がいい?」
A.「最後の仕上げを子どもにさせて達成感を味わえるように!」

4歳くらいになると何でも自分でやりたがります。でも…すべてを自分でやると時間も掛かるし大変な思いもします。下手すると失敗ばかりして自信を失ってしまう場合も考えられます。そんな時は…途中まで手伝ってあげて「最後は自分でやってごらん」と促して自分で仕上げる気持ちよさを味あわせてあげると良いでしょう。最初から最後まで子どもにやらせることにこだわるよりも「こうすればうまく出来るんだ」と過程を一緒に楽しむことも大切です。

●ケース2
Q.「お友だちにと一緒に遊びたいのになかなか“入れて”と言えない。 そんなとき、大人が代弁してもいいのか?」
A.「自分で言えるようになるためにまずは大人が手本を見せてあげる!」

まずは子どもが本当に一緒に遊びたいのかを見極める必要があります。仲間に入らなくても子ども自身は困ってない場合もあるので一緒に遊びたい気持ちが強いのにそれを言えない場合には、親が代わりに言ってあげる程度でいいのです。
「入れてくれるかな」→「うん、いいよ」→「ありがとう。いいって。良かったね」
…そんなやり取りを見せてあげることで子どもは「こう言えばいいんだぁ~」と学ぶことが出来るのです。子どもが出来ることや望んでいないことに手を出すのはやり過ぎになりますが、やりたいのに出来ない場合は手を貸してあげても構わないのです。

●ケース3
Q.「危ないことや難しいことをやりたがる場合は?」
A.「手を添えたり教えたりしながら子どもにやらせてあげる」

4歳頃になると親や年上の子どものしていることを見て「自分もやる」と言って難しいことをしたがるケースが増えてきます。子どもは難しいことに挑戦して徐々に出来ることを増やしていくので、むげに否定したりせずに「やりたい」という気持ちを汲んであげることも必要。
例えば…包丁を使いたがるときも親が手を添えてやらせてもいいし、手本を見せながら子どもに切らせてあげてもいいかもしれません。
「ほら、こんなふうに持つと上手に切れるよ」「左手はこうやって添えながらやるんだよ」…と丁寧にひとつひとつ教えてあげましょう。
もしも出来なかった場合も「ちょっと難しいね。少しずつでいいからうまくなるといいね。でも、お手伝いをしてくれようとしてくれたことは嬉しかったな」…と、子どもが難しいことに挑戦しようと思った気持ちは否定しないようにするといいでしょう。

●ケース4
Q.「好きなこと、得意なことばかりやって苦手なものには手をつけない」
A.「好きなこと、得意なことを十分やらせた後で“これもやってみようか?”と誘ってみる」

親としては「苦手なことは克服させなければ!」と思いがちですが、この時期は苦手なことにチャレンジばかりさせて出来ないで自信を失わせるよりも、なにかひとつでも得意なことがあればそれをもっと伸ばしてあげた方がいいです。実際に社会に出ても満遍なくいろんなことが出来るよりも、何かひとつでも得意なことがあるということを求められる場合が多いです。
まずは得意なことをやらせて、その後で苦手なことも「こっちもやってみようか」…と無理強いにならない程度に誘ってみましょう。
好きなことや得意なことを存分にやった後の方が「それもやってみようかな」という気持ちになりやすいのです。

●ケース5
Q.「子どもの答えが間違っているときの上手な訂正の方法は?」
A.「子ども自身が間違いに気づくヒントを出してあげる」

子どもの間違った答えに対して、頭から「間違ってるでしょ!」…などと言っては子どももがっかりしてしまいます。
「そうかな?もう一度考えてみようか?」と促したり、ヒントを出すことで「あっ、そうか!」と気づけるように手伝ってあげることがポイントです。
ただし子どもの気持ちを否定しないことが重要なので、本人が「これでいいの!」と言い張る場合は、「そうかぁ~そう思うんだね」といったん引き下がることもOK。時期を見てまた改めて教えてあげればいいのです。100点満点を目指すよりも80~90点を目指すくらいで丁度いいのかもしれません。

●ケース6
Q.「子どもが遊んで欲しいときなのにどうしても親が手を離せない場合は?」
A.「親の都合をきちんと伝えて分かってもらえるようにする」

親はいつもいつも子どもの要求に動けるわけではありません。4歳くらいの子どもにはそろそろそれを分からせていくことも大切。
例えば…子どもはご本を読んで欲しいと言ってきたけど、どうしても食事の準備もしなければならない場合は、「今、ママはこれをしなければならないの。でもこれが終わったら一緒にご本を読もうね」…と丁寧に伝えるといいでしょう。子どもの目を見て真剣に話すことで子どもも分かってくれるケースが多いです。
そして、「これが終わったら」と約束をしたら必ず約束は守ること!
親のそんな姿を見て、「出来ないときは“出来ない”と伝える」ことや、「約束は守る」ということを学んでいくのです。
もしも子どもが約束を忘れて他のことをしていたら、その他のことが一段落した段階で、「さっきお約束したご本を読もうよ」…と声を掛けてあげましょう。

…以上、日常のケーススタディをお伝えしました。

大切なのは…ひとりでやらせることを急ぎ過ぎず、出来ないことは親が手伝ってサポートしてあげること。
そして「自分で考えさせる言葉掛け!」です。
投稿日:2018-09-13
返信 9
はははさん
子供たちへの対応の難しさ(大人の対応がバラバラ)削除
再びコメント等いただき,ありがとうございます。
最初にこちらの掲示板に書き込んでから1週間程経ちました。その後の経過を書かせていただきます。

結論として,元通りの再登校はできておりません。この1週間は私の仕事の繁忙期と重なってしまい,私からは十分な対応をすることができず,二度母子登校したのみで,それ以外は家で過ごし,祖母に見てもらって過ごしました。
本人には学校でなぜ勉強する必要があるのか(まだ小1なので,学校での勉強内容(読み書き,計算の基礎)が社会生活に直結します)を説明し,学校に行かない場合は家で勉強するように伝えました(勉強内容は双子の兄の進捗状況に合わせて指示しました)。勉強以外は放課後の時間になるまで家の手伝い等をして過ごし,自由に遊んだりおやつを食べたりすることは禁じました。
本人は納得し,それでも学校に行くより家で過ごすことを選択して大方こちらの指示通り過ごしていたようです。ただし,祖母が見てくれていたので当然勉強はつきっきりで指導し,昼食は本人の希望通りのメニューを用意してやり,スーパーへの買い物にも連れて行っていました。制約はあるものの,その中では至れり尽くせりの状態に近いでしょう。それでも,お願いする立場なので意見することは難しく,言っても「そうは言われてもかわいそうで,心配で」との反応で聞く耳を持ってくれません。
投稿日:2018-09-16
返信 10
はははさん
子供たちへの対応の難しさ(大人の対応がバラバラ)つづき削除
(続きです)
「祖母」と書きましたが,以前の書き込みにあった「姑」と同一人物です。ちなみに私の両親,夫の父は既に他界しており,子供たちにとって姑が唯一人の「おばあちゃん」です。
ここまでが息子への姑の対応です。
姑は基本的に過干渉・過保護な人です。子供たちの行動に,監視かと思うほど目を光らせ,一挙手一投足に注意します(のように私には見えます)。出かける支度など,全て姑が先回りして注意です(そろそろ着替えなさい,靴下は履いたのか,水筒は持って行くのか,氷を入れるのか,水なのかお茶なのか,ハンカチ・ティッシュ,トイレ・・・本当にすべてです)。
今回息子がこのようなことになり,私なりに勉強したり,こちらを含め様々な場所に相談したりして,姑が子育てに加わりすぎている(というか主導権を握っている)ことがかなり問題であると感じるようになりました。これまでは,違和感を感じながらも遠慮して意見せずに来ましたが,夫婦で相談し,子供たちへの注意は夫婦からするので,命に関わるほどのことでもない限り,黙認してほしいと伝えました(一日で破られていますが・・・予想通りではあるので,何度も伝えていくしかないかと思っています)。

姑のことはこれまでも夫婦で話し合ってきましたし,最後の手段として一切手伝ってもらわず,家事代行サービスやファミリーサポート等を利用する道があるとは思っています。
現在困っているのは,夫の息子への接し方です。
以前の投稿に書いた通り,夫婦で話し合った場面では夫は息子の状態に理解を示してくれ,自信付けになるような言葉かけをしていくと言ってくれました。ところが,先週1日だけ平日に夫の仕事が休みの日があり,息子が登校しないことを目の当たりにしたところ,実際は全く違う対応でした。息子に対して登校しないことを厳しく責め立て,そんなことでは社会で通用しない等,こんこんと話し,さらになぜ学校に行きたくないのかノートに書けと言ったり,ランドセルを捨てると言ってどこかへ持って行ったり・・・。
私が止めに入りましたが,なかなか怒りが収まらない様子で,息子に辛い思いだけをさせてしまいました。私から息子の様子の話だけを聞いているのと,現実場面に直面するのとでは,こうも違うものかと驚きました。落ち着いてから夫と話すと,「協力しろと言われたから登校させようとしたのに,なぜ批判されるのか」と怒り出し,「叱責したり詰問したりしてほしいとは頼んでいない。見守ってほしいと頼んでいる」と伝えると,「我慢できない。どうしても許せない」とのことで,私もそうですが,わかったつもりでも,現実登校できない我が子を目の当たりにしてしまうと,動揺から理想とは程遠い行動になってしまうこともあり,なかなかうまく進みません。
投稿日:2018-09-16
返信 11
はははさん
子供たちへの対応の難しさ(大人の対応がバラバラ)つづき削除
(かなり長文になってしまいました。最後です。)
長々書いてしまいましたが,以前から「厳しい姑とそれに準ずる父親(夫)VS甘やかす母親(私)&子供たち」のような構図が出来上がっており,やはりこれが我が家の問題の根底にあると感じるようになりました。
相談先の一つの担当者から,「まずは大人が一枚岩になることが大切」と言われましたが,程遠い現状です。

私自身の子供たちへの対応ですが,基本的に,あまり注意はしないようにしているものの,口うるさいと思っています。命にかかわることや,健康にかかわること(視力,聴力,栄養,歯科),他の人に迷惑がかかることに注意をしますが,これだけでも毎日かなり注意している気がします。
それ以外の,身支度や食事についてはあまり言いません。というか,私が言うより先に全て姑が言ってしまうので,私はほとんど言う事はありません。
家事(特に食事の支度)は姑がしてくれるので,その間私は子供たちと遊んだり宿題を見たりお風呂に入れたり,という感じで一緒に過ごしています。夜は子供たちにせがまれるので「くすぐり仮面」になってしばらく遊んだり,本を読み聞かせたり,希望に応えるようにしていますが,三人いるので一人では対応が追い付かない状況です。
「お父さんにやってもらって」とも言いますが,子供ですからできればお母さんにやってもらいたい,特に夜寝る頃になると三人とも「全部お母さんじゃないと嫌」という感じです。

このように大人から子供たちへの対応が異なる場合,どうやってすり合わせていけば良いのでしょうか。何度も話し合いを重ねるしかないのでしょうか。何かアドバイス等いただけますと助かります。
何か
投稿日:2018-09-16
返信 12
若者教育支援センターさん
はははさんへ削除
親や周囲の大人が一枚岩になることは大切です。
親や周囲の大人が以前お伝えした「コミュニケーション方法」を実践してみてください。

「親が変われば子も変わる」
これは我々が設立当初から掲げてきた理念です。

変わるためのコミュニケーション方法を変えてみることが大切です。
そして更に変わるためには・・・。
以下を参考にしてください。
投稿日:2018-09-17
返信 13
若者教育支援センターさん
はははさんへ削除
「自分を変える」

自分を変えたいけど変え方がわからない。
自分を変えるためにはどうすればいいのでしょう。

まず、自分の中にも
“「変えられるもの」と「変えられないもの」がある”。
そのことを認識することが優先されます。

この2つを分類してみると、
自分の中の変えられるもの →「思考」「行動」
自分の中の変えられないもの →「感情」「生理的反応」
に区別できます。

例えば、今、この文章をを読んでいるあなたに対して
「1+1は?」と聞いたら、「2」と答えるでしょうし(思考)、
「パソコン(またはスマホ等)に向かいながら首を回して」と言ったら、
そのようにできるはずです(行動)。

このように「思考」や「行動」は、
インストラクション(指示)があればすぐに変えられます。

ところが!
「電車に乗り合わせた見知らぬ人を好きになってください」
と言ってもいきなり好きにはなれませんし(感情)、
「胃液を通常の5倍出してみてください」
と言っても自分ではコントロールできません(生理的反応)。

「感情」や「生理的反応」は、ダイレクトには変えられないものです。

それを踏まえると、
「自分を変える」ということは、「思考」と「行動」を変えるしかないのです。

「思考」を変えるためには、受け止め方を「プラス」にするといいです。

例えば、思わぬミスをしてしまったとします。
よい結果が得られなかったという事実に対して、これを糧として努力を続け、
次によい結果が出れば、最初の失敗はさらに学ぶための刺激、あるいはよい教
材になったと言えます。

成功を目指す過程において、
良くないと思われる結果は、「失敗」ではないのです。
むしろ「学ぶチャンス」、「成功へのプロセス」です。

言うなれば、
この世の中に「失敗」はないと言えるのではないでしょうか。
このように考えられる人が「メンタル的にタフ」という人です。

発明王と言われたエジソンは電球を発明するまでに1万回失敗したと言います。
しかし、「失敗だ」とは言わず、こう言いました。
「うまくいかない方法を1万通り発見した」と。
まさに、この思考こそがプラス思考というべきではないでしょうか。

「思考」が変われば、「行動」も変わってきます。

ホームで電車を待っているとします。
急いでいる時に限って遅れる。
そんな時、だいたいの皆さんは、電車が来るべき方向を覗き込みイライラして
しまうでしょう。

しかし、いくら覗き込んでも電車が来る時間は変えられません。
……にも関わらず私たちは覗き込んでしまいます。
「変えられないもの」とはわかっているものの、一生懸命イライラを募らせて
いるのです。

自らの力で電車が到着する時間を変えることが出来ないのであれば、
「待っている時間に新聞や本を読む」、「調べものをする」、
という行動を起こせば時間を有効に使えますし、
自分にとってもプラスなはずですよね。

カウンセリングの領域では「行動療法」と言います。
その人の「行動」にアプローチして、心(内面)を変えていく療法です。
この手法により、より早く効果が出ると言われています。

「楽しいから笑う」ではなく、
「笑っているから楽しくなる」という考え方です。

このように日常のよくあるケースから、少しずつ「思考」や「行動」を変えて
いく習慣をつける。
これが自分を変える近道であり、
その先の未来を変えていけるヒントがあるのだと思います。

また時々、
「性格は生まれつきのものだから絶対に変えられない」というご相談を受けます。
しかし、この考えは正しくありません。
心理学では人間の行動の9割以上が習慣によるものだと言われています。
つまり習慣を変えることで性格 (=習慣的性格)を変えることができるのです。

「過去と他人は変えられない、変えられるのは未来と自分」

これは、1957年に交流分析(Transactional Analysis:TA)を提唱したカナダ出身の精神科医、エリック・バーンの言葉です。

自分を変えることで物事に対する受けとめ方や捉え方が変わり、
もしかしたら……
「過去の事実」は変えられないにしても、
「過去の形」くらいは変えられるかも知れませんね。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ

江副浩正(リクルート創業者)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
投稿日:2018-09-17
返信 14
若者教育支援センターさん
はははさんへ削除
そして受け止め方も変えるのです。
以下も共有してください。
(これはお子さんとも共有いただける内容でもあります)
投稿日:2018-09-17
返信 15
若者教育支援センターさん
はははさんへ削除
「事実は1つ、受け止め方は2つ」

ある調査によると、日本の若者はアメリカ・中国・韓国の若者と比較して 自分自身を肯定的にとらえていない傾向にあるという調査結果が出ています。
しかし、自分自身を肯定的にとらえられない原因は、実は思い込みや勘違いの部分が大きいのです。
人間の習慣として、無意識のうちに脳へ条件づけされた習慣通りの行動を行ってしまうという傾向にあります。
専門用語では、物事をどのように受け止めるかという習慣を「思考習慣」と呼びます。
この思考習慣は以下の2つです。
「マイナス思考」→いつも不満やグチ、無理、できないという弱気なことばかり言っている消極的な人
「プラス思考」→いつも明るく、できることばかり考え、強気で自信にあふれた発言をしている積極的な人
このマイナス思考とプラス思考の差はどこから生まれてくるのでしょうか?
それは、フッと思い浮かべる「かも?」から生まれるのです。
たとえば、否定的なことを思い浮かべた人は、
「できないかも?」
   ↓
「できない姿・状況をイメージ」
   ↓
「あきらめる」
   ↓
「間違いないという否定的確信」

反対に肯定的なことを思い浮かべた人は、
「できるかも!」
   ↓
「できる姿・状況をイメージ」
   ↓
「その為に行動する」
   ↓
「間違いないという肯定的確信」

このように、世の中には 「プラスのかも」と 「マイナスのかも」の 2つがあります。

脳に浮かぶプラスの「かも?」は神様がくれた成功へのプレゼントであり、マイナスの「かも?」は あなたの人生を台無しにする悪魔のささやきでもあるのです。

たとえば、テストで思わぬミスをしてしまった。 よい結果が得られなかったという事実に対して、これを糧として努力を続け、次のテストでよい結果が出れば、最初の失敗はさらに学ぶための刺激、あるいはよい教材になったと言えます。
言うなれば、「失敗」ではなく「将来の教訓」なのです。

発明王と言われたエジソンは電球を発明するまでに1万回失敗しました。
しかし、「失敗だ」とは言わず、こう言いました。
「うまくいかない方法を1万通り発見した」 ・・・と。
まさに、この思考こそがプラス思考というべきではないでしょうか。

成功をめざす過程において良くないと思われる結果は「失敗」ではないのです。
むしろ「学ぶチャンス」、「成功へのプロセス」です。
言うなれば、この世の中に「失敗」はないと言えるのではないでしょうか。
このように考えられる人が「メンタル的にタフ」という人です。

ものごとには「出来事」があって「結果」がありますが、この「出来事」と「結果」の間には必ず「受け止め方」が存在します。
たとえば・・・
【否定的受け止め方】
(A)旅先で雨が降った
 ↓
(B)せっかくの旅行が台無し
 ↓
(C)憂鬱な気分で楽しくない旅行だ

逆に・・・
【肯定的受け止め方】
(A)旅先で雨が降った
 ↓
(B)観光客が少ないかもしれない
 ↓
(C)静かに景色を楽しめるな

自分に自信のない人は、どうしても、自分の「欠けている部分」に焦点が当ててしまいます。

「足(た)らで事たる身こそ安けれ 」
これは禅の言葉です。
「足らん、足らん」言い出したらきりがありません。
足らんけど、足りるところで楽しめる人が素晴らしいのです。
なにげない日常、ちょっとした出来事の中に幸せを見つけられる人、今ある環境を楽しめることは素晴らしいと思います。

思うようにいかないことなど山ほどあるでしょう。
それはそれで受け止めて、そこから学べることを探して次の事へ向かえるような、そんな受け止め方をしてみませんか。

経営の神様、松下幸之助はこう言います。
「運の悪い人とは “自分は運が悪い”と思う人。
運のよい人とは “自分は運がよい”と思う人。」・・・と。

出来事は常に白紙であり、その段階では、「プラス」も「マイナス」もありません。
要は今出来ていなくても、「やればできる」というプラス思考と 「やってもムリ」というマイナス思考の差なのです。

したがって、「事実は1つ、受け止め方は2つ」ということになるのです。

この世の中には、「失敗」も「不幸」もない。
それらは「成功」や「幸福」へのプロセスだ、と考えるとけっこう気持ちが軽くなり、「何でもチャレンジしてやろう」 という気持ちにならないでしょうか。

本気でチャレンジし行動すれば不可能だと思われていることも可能になるのです。
「夢は必ず叶います」

そのためには、先ほどからお伝えしている通り、「受け止め方をプラス」にする必要があります。
その「受け止め方」は言葉で表現されます。

私たちは言葉を使って、物事を受け止め、理解し、考え、表現しています。
言葉は脳の働きによって生まれる心(意識)を表現したものなのです。
言葉を変えれば、心が変わります。
心が変われば、脳の回路も変わるのです。

「プラス思考」とは、「プラスの受け止め方+プラスの表現」です。
脳と心は言葉によってつくられる 、言わば、「言葉は意識のコントローラー」なのです。

「できない」→「できる、やれる」
「ムリ」  →「大丈夫」
「イヤだ」 →「いいね」

心から「実現させたい」と思うことがあればプラスの表現を使いましょう。
断定的な言葉を使うことで、ドーパミンが分泌され、細胞がやる気を出してフル稼働するのです。
「できると思えばできる、できないと思えばできない」
苦しいときは 、「やれる」「できる」で乗り切りましょう!

よく、「性格は生まれつきのものだから絶対に変えられない」というご相談を受けます。
しかし、この考えは正しくありません。
心理学では人間の行動の9割以上が習慣によるものだといわれています。
つまり習慣を変えることで性格 (=習慣的性格)を変えることができるのです。

「過去と他人は変えられない
 変えられるのは未来と自分」

これは、カナダ出身の精神科医であり、1957年に交流分析(Transactional Analysis:TA)を提唱した、エリック・バーンの言葉です。

この言葉の通り、人の行為とか考え方とか、諸々は変えることは出来ないし、過ぎ去ったことも変えられません。
しかしながら、自分のこと、そして、これから起こる未来については、影響を与えられます。
だから、「自分自身」と「これから」にフォーカスをしていくことが大切なのです。

あなたの人生は、あなたの受け止め方・意識・言葉によるどのようにも変えることができるのです。
投稿日:2018-09-17
返信 16
はははさん
どうするのが良いのか削除
前回書き込ませていただいてから,2週間ほど経ったでしょうか。経過を描きたいと思います。

大きな変化が一つありました。
姑に手伝ってもらうのをやめたことです。息子が学校に行かない間,姑が自宅にいると制約はあるもののどうしても快適な環境になってしまうため,姑には事情を説明して家に帰ってもらいました。
夫婦だけで子供たちを育てるようになり,大変にはなりましたが,なんとかやっています。夫も自宅でのびのび過ごせるようになり,夫婦仲も改善し,子育て等について話し合う時間も持てるようになりました。

ですが,息子のほうは大きな改善は見られず,一人でも家にいたいようです。ただ,私の考え方が変わりました。何度か母子登校して授業にも一緒に出席するうちに,息子には学校での勉強が必要だと強く思うようになりました。やはり,一年生で,読み書きも危うい,九九はおろか,繰り上がり・繰り下がりもできない,のままで学校を休み続けるのはさすがにまずいと思います。それに,息子は登校さえしてしまえば教室で特に問題なく授業を受け,楽しそうに給食を完食し,元気に下校してきます。

この息子の様子を見て,これは,誰しも感じることがある,朝の少しの億劫さの類なのではないかと思うようになりました。大人であれば,通勤を億劫に感じても,何か楽しみを見つけたり,折り合いをつけたり,やり過ごす術を持っていますが,息子はそれらをまだ持たず,まさに今身につけようとしている時なのではないか,と思うのです(ただ思いたいだけなのかもしれませんが)。

このような思いを持ってから,無理にでも何とかして学校まで連れて行き,泣いて追いすがってくる息子を振り払って置いてくることを何度かやっていますが,日に日に連れて行くのが困難になってきました。
息子には,「できれば自分で納得してから学校に行ってほしいと思っている。納得できるまで待ってあげたいとも思う。でも納得できる頃には学校の勉強が随分進んでしまい,やる気をなくすことにつながるように思う。だから今は納得できないだろうが学校で勉強してきてほしい」と伝えています。

どうしたら良いのか,再びわからなくなってきました。
投稿日:2018-09-28
返信 17
若者教育支援センターさん
はははさんへ削除
子育て環境が大きう変化したとのことですね。
夫婦で子育てに取り組むことは大きな前進です。
これからもご夫婦で話し合いを重ねていきましょう。

さて、お子さんの登校に関してですが、お伝えしている対応でよろしいかと思います。
一番ダメなのが焦りです。
焦って登校を促してそれが逆効果になることもあります。

しかし、一方で子どもが納得するのを待っていては勉強が遅れます。

今回のメッセージは親の想いを伝えていますよね。
その上で納得できるまで待つことでのデメリットを伝え、再度「学校で勉強してきてほしい」と締めくくっています。

これは「Iメッセージ」です。
「Iメッセージ」の効果は以下にご紹介しますね。

また、合わせて子どもの話を聴いてあげることも必要です。
こちらも以下にご紹介します。
投稿日:2018-09-28
返信 18
若者教育支援センターさん
はははさんへ削除
「コミュニケーション~①聴く」

■信頼関係の構築
カウンセリングの領域では、
カウンセラーとクライアントの信頼関係の構築を深めることが絶対条件と言われます。
(専門的には、信頼関係を“ラポール関係”と言います)

相手との信頼関係の構築を図り、
さらに深めていくためには円滑なコミュニケーションが大切です。
ではその円滑なコミュニケーションを図るにはどうすれば良いのでしょう。

■「聴き方」
みなさんは、「聴き方」を意識しながら相手の話を聴いたことがありますか。
「話し方教室」とか「話し方の本」というのはありますが
「聴き方」に関する本は意外と少ないのです。
しかし、円滑なコミュニケーションを図る上では、
この「聴き方」が特に重要となります。

ここではあえて「聴く」という文字を使います。
物理的に音が耳に届く「聞く」でもなく、
言葉であれこれと尋問する「訊く」でもなく、
「心」の文字が入っている「聴く」です。

しかも、文字を分解すると「耳」の右側には「十」「四」「心」となります。
「14の心」とは……
諸説ありますが、以下のようなことが言われているそうです。

・「14の心で聴く」(仏教)
仏教の、八正道(はっしょうどう)と、六道(ろくどう)を足した数(8+6=14)
様々な視点から聴いてあげましょうということ。

・「14の心で聴く」(年齢)
14歳の時の心で聴く…………つまり、純粋な気持ちで聴きましょうということ。

話が冒頭から逸れてしまいました(汗)。

要するに、相手を受け入れて相手の話に耳と心を傾けることを意味します。
「四」の向きを変えて、縦にすると「目」にも見えます。
そして、「十」を「プラス」と捉えれば……
「耳」だけではなく、「目」と「心」でも聴きましょう……とも言えますね。
これを専門用語では「傾聴」と言います。

相手の話を上手に「聴く」ためには以下の2つの聴き方に分かれます。
その2つとは……
「受動的聴き方(パッシブリスニング)」と
「能動的聴き方(アクティブリスニング)」です。
それぞれポイントは3つあります。

■「受動的聴き方(パッシブリスニング)」の3つのポイント
1.黙って聴く
これは簡単なようで意外と難しいです。
しかし、すべての「聴き方」のベースとなる姿勢です。
相手の話しに意見を割り込まず、まずは黙って聴いてあげます。
黙って相手を聴き、受容してあげることで信頼関係はさらに強いものになるでしょう。

2.うなずく
「メラビアンの法則」をご存知でしょうか。
1対1で話したときに、どのように影響を及ぼすか……という実験結果から出された法則です。

話の内容などの「言語情報=7%」、
口調や話の早さなどの「聴覚情報=38%」、
あいづちやうなずきなど、見た目などの「視覚情報=55%」
の割合であったという実験結果があります。

人は話の内容などよりも、話をしている際の態度や姿勢
……の方が影響力は大きいのです。

「ういなずく」には、話しの内容により大きくうなずいたり、
小刻みにうなずいたりする聴き方によって信頼関係を深めていく方法があります。

大きくうなずくときは
「なるほどねぇ~」という意味があり、
小刻みなうなずきは「もっと話して」という意味をもちます。
それにより相手は「聴いてもらえている」という満足感が得られます。

3.思いを引き出す
「それ、おもしろそうだからもっと聴かせてよ」
「それ大変だったね。もう少し詳しく話して」
「それについて、君のほうでも何か言いたいことがありそうだね」
「君にとって大事なことのようだね。詳しく聴かせて」などのように
ひと言、付け加えることで相手を気持ちよく話させてあげることが大切です。

■「能動的聴き方(アクティブリスニング)」の3つのポイント
1.話しを繰り返す
相手の発した言葉の語尾をこちらが繰り返して発しながら聴く方法です。
会話にいいリズムがうまれて話しやすくなります。
そして、相手は
「自分の話を聴いてもらえている。理解してもらえている」
となります。

ただし相手が意見を求めている場合は、
繰り返しによる聴き方はいったん中断してください。
相手から何かを質問をされている場合に、
その質問を繰り返しても堂々巡りになってしまいます(笑)。
その際は、はっきりと自分としての回答をしてあげると良いでしょう。

2.話しをまとめる
相手の話をある程度の段階でまとめてあげると、
会話のリズムにアクセントがつき、これも効果的です。

例えば、相手が悩みを打ち明けたとします。
悩みを打ち明け始めると人は一気に捲くし立てるように話し始めます。
それこそ途中でさえぎりたくなるくらいに……。

その際に、最後まで聴いて、
それをまた繰り返す方法(話しを繰り返す)を行うと、
時間が掛かる作業ですし、余計に混乱が生じます。
その際はある程度こちらで話をまとめてあげるのです。

3.気持ちをくむ
「それは嬉しかったね」
「それは悔しいね」
「それは腹が立つよね」

こんなふうに相手の心の中の気持ちを
こちらの言葉として伝えることで、
相手は安心した気持ちで話しを出来ます。

高級クラブに高いお金を払ってまで、
サラリーマンが通うのは、
高級クラブのママさんたちは
この「気持ちをくむ」など、聴き方に長けているからなのです。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
聴くとは、愛することである
長田弘(詩人)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
投稿日:2018-09-28
返信 19
若者教育支援センターさん
はははさんへ削除
「コミュニケーション~②伝える」

■伝え方
相手に何かを思いを伝えるときには
相手に「何を伝えたか」ではなく、「何が伝わったか」が大切です。

そのためには「言葉」が大切です。

「これは言わなくてもわかるだろう」
「恥ずかしくてこんなことは言えない」

まずはそういった考えを排除して時間をたくさん使っていきましょう。

相手にメッセージを伝えるとき、次の2通りの方法があります。
それは、「YOUメッセージ」と「Iメッセージ」です。

コミュニケーションをはずす人は、
往々にして主語が「YOU=あなた」の「YOUメッセージ」
になってしまっているケースが多いです。

相手に思いを伝えたいときは、「Iメッセージ」が効果的です。
相手の行為や人格を非難・否定せず、事実を述べる伝え方です。

例えば、あなたがリビングで読書をしているときに、
家族の誰かがリビングに来て、大きな音でテレビを観始めたとしましょう。

静かな状態でゆっくり読書をしたいのにテレビの音が気になって集中できません。
ついつい、感情のままに
「うるさい!」
「ボリュームを抑えろ!」
「別の部屋に行け!」
と思ってしまうケースはないでしょうか。

これは主語が「あなた=YOU」になっています。
「“あなたが”うるさい!」
「“あなたが” ボリュームを抑えろ!」
「“あなたが”別の部屋に行け!」

こちらの思いを正確に伝え、
相手とのコミュニケーションもはずさない方法は
主語が「私=I」の「Iメッセージ」です。

「あなたが急に大きな音でテレビを観ることによって、
私は集中して読書ができなくて
困っているんだよ」

これが「Iメッセージ」です。

ポイントは「行動」「影響」「感情」です。

行動 → あなたが急に大きな音でテレビを観ることによって
影響 → 私は集中して読書ができなくて
感情 → 困っているんだよ

でも、その後に「だから、あなたはこうしなさい」
と言ってしまうと、せっかくの「Iメッセージ」が
その瞬間に「YOUメッセージ」になってしまいますので注意が必要です。

「Iメッセージ」で思いを伝えると
相手はこちらの思いをちゃんと受け止めてくれるケースが多い
……と言われています。

■「Iメッセージ」と「聴き方」との切り替え
自分の意見を伝え、
相手の考えを聴くと
いうのはコミュニケーション(会話)の基本です。

しかし、いくら「Iメッセージ」を活用して伝えても、
「相手を変えてやろう」という想いが心の奥底にあると、
しつこく何度も同じメッセージを発することになります。

これは「審判的表現」と言い、
圧力によるメッセージ(=お前が変われ!)になってしまいます。

その際は、まず相手の立場に立ち切って傾聴することが大切です。
これが「Iメッセージ」と「聴き方」との切り替えのタイミングです。

相手の話を聴くことにより、相手の「抵抗」がとれて
相手は安心して、自ら変わることができるのです。

また、相手の立場を理解することで、
こちらの心にも変化が現れることもあり、
他者理解と自己成長が同時に促進されます。

「期待と願望」、「推論と思い込みのズレ」
が対人関係のトラブルの元になるのです。
大切なことは“相手を変えようとせず、相手をわかろうとせよ”です。

コミュニケーションとはキャッチボールのようなものです。
いくら良いことでも一方的な話と言うのは聴いていてつらいものです。

だから、コミュニケーションがドッジボールにならないように、
「聴き方」や「伝え方」を意識して
相手とのコミュニケーションを図り、信頼関係の構築に努めてください。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
伝えることをあきらめちゃいけない。聞く気持ちがある人には、必ず伝わるから。
木藤亜也(脊髄小脳変性症患者)「1リットルの涙」著者
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
投稿日:2018-09-28
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