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お悩みNO.336
レオンさん
今からでも変わりたい削除
初めての投稿です。
中学三年生の娘の母です。
娘が不登校です。中1の三学期くらいから登校渋りがありましたが、クラス替えがあったりでまた普通に毎日登校しはじめたので何の対処もせず三年生になりました。(二年生の時も三学期に登校渋りあり)
今思えばこのときSOSを出していたんだなと思います。
三年生の二学期から全く行かなくなりました。
今は昼夜逆転の生活、最近は夜中にコンビニとかに徘徊するようになってます。LINEでつながった相手と遊びに行く事もあります。
私(親)が何を言ってもウザイ、何でおまえに言われなきゃいけない。自分の人生だからほっとけ!といった感じです。
私も散々悩んでカウンセリングに通ったり、学校の先生に相談したり。いろんなサイトを見たり。そして伊藤先生に行き着きました。私の悩みがそのまま書かれているかのような例があったり、娘にあてはまる事がいっぱいで。

私は娘を変えようとしていました。ですが私が変わらないといけないことに気づきました。
ですが、まず、何から取り組めばいいのかさっぱりわかりません。
ご指導いただければうれしいです。
家族のためにがんばりたいと思います。よろしくお願いします。
投稿日:2015-01-26
返信 1
伊藤幸弘教育研究所さん
レオンさんへ削除
はじめまして。
書き込みありがとうございます。
中3の娘さんの不登校に関するお悩みですね。

まず、娘さんの不登校の原因はなんでしょうか。
よろしければその辺を教えてもらえると嬉しいです。

さて、「何から始めれば?」とのことですが、「親が変われば子も変わる」の観点からするとやはり親のコミュニケーションの方法を変えるのが先決でしょう。

他の方のスレッドもお読みとのことなのでコミュニケーションの方法のアドバイスはお読みになっているかもしれませんが、これは基本中の基本なのでレオンさんにもお伝えします。
以下を参考にしてください。

■信頼関係の構築
お子さんとの信頼関係の構築を図るためには円滑なコミュニケーションが大切です。
カウンセリングの領域では、カウンセラーとクライアントの信頼関係(専門的には“ラポール関係”といいます)が絶対条件といわれます。ではその円滑なコミュニケーションを図るにはどうすればいいのでしょう。
コミュニケーションの2つの柱ともいえる「聴き方」と「伝え方」に関して紹介します。


■「聴き方」
「聴き方」を意識しながらお子さんからの話を聴いたことがありますか。「話し方教室」とか「話し方の本」というのはありますが「聴き方」に関する本は意外と少ないのです。しかし、円滑なコミュニケーションを図る上ではこの「聴き方」が特に重要です。

ここではあえて「聴く」という文字を使います。物理的に音が耳に届く「聞く」でもなく、言葉であれこれと尋問する「訊く」でもなく、「心」の文字が入っている「聴く」です。これは、相手を受け入れて相手の話しに耳と心を傾けることを意味します。専門用語では「傾聴」と言います。

相手の話を上手に「聴く」ためには以下の2つの聴き方に分かれます。
その2つとは、「受動的聴き方(パッシブリスニング)」と「能動的聴き方(アクティブリスニング)」です。
それぞれポイントは3つあります。


■「受動的聴き方(パッシブリスニング)」の3つのポイント
1.黙って聴く
これは簡単なようで意外と難しいです。しかし、すべての「聴き方」のベースとなる姿勢です。相手の話しに意見を割り込まずまずは黙って聴いてあげる聴き方です。黙って相手を聴き、受容してあげることで信頼関係は更に強いものになるでしょう。

2.うなずく
「メラビアンの法則」をご存知でしょうか。1対1で話したときに、どのように影響を及ぼすかというと、話の内容などの「言語情報が7%」、口調や話の早さなどの「聴覚情報が38%」、あいづちやうなずき等、見た目などの「視覚情報が55%」の割合であったという実験結果があります。この割合から「7-38-55のルール」とも言われ、「言語情報=Verbal」「聴覚情報=Vocal」「視覚情報=Visual」の頭文字を取って「3Vの法則」ともいわれています。

話しの内容により大きくうなずいたり小刻みにうなずいたりする聴き方です。大きくうなずくときは「なるほどねぇ?」と言う意味があり、小刻みなうなずきは「もっと話して」という意味を持ちます。それにより相手は「聴いてもらえている」という満足感が得られます。


3.思いを引き出す
「それ、面白そうだからもっと聴かせてよ」「それ大変だったね。もう少し詳しく話して」「それについて、あなたのほうでも何か言いたいことがありそうだね」、「あなたにとって大事なことのようだね。詳しく聴かせて」等のようにひと言、付け加えることで相手を気持ちよく話させてあげることが大切です。
(※注意:実際の会話は「あなた」ではなく、必ずお子さんの名前を呼んであげてください)


■「能動的聴き方(アクティブリスニング)」の3つのポイントは…
1.話しを繰り返す
相手の発した言葉の語尾をこちらが繰り返して発しながら聴く方法です。会話にいいリズムがうまれて話しやすくなります。そして、相手は「自分の話を聴いてもらえている。理解してもらえている」となります。

ただし相手が意見を求めている場合は繰り返しによる聴き方はいったん中断してください。相手から何かを質問をされている場合にその質問を繰り返しても堂々巡りになってしまいます。その際は、はっきりと親としての回答をしてあげるといいでしょう。

2.話しをまとめる
相手の話をある程度の段階でまとめてあげると会話のリズムにアクセントがつき、これも効果的です。
例えば、お子さんが悩みを打ち明けたとします。悩みを打ち明け始めると人は一気に捲くし立てるように話し始めます。それこそ途中でさえぎりたくなるくらいに。その際に、最後まで聴いてそれをまた繰り返す方法(話しを繰り返す)をすると時間が掛かる作業ですし余計に混乱を生じます。その際はある程度こちらで話をまとめてあげるのです。

3.気持ちを汲む
「それは嬉しかったね」「それは悔しいね」「それは腹が立つよね」。こんなふうに相手の心の中の気持ちをこちらの言葉として伝えることで相手は安心した気持ちで話しを出来ます。高級クラブに高いお金を払ってまで、サラリーマンが通うのは、高級クラブのママさんたちはこの「気持ちを汲む」等、聴き方に長けているからなのです。


■伝え方
相手に何かを思いを伝えるときには相手に「何を伝えたか」ではなく「何が伝わったか」が大切です。それを意識することで、部下に対して自分は上司にどれだけ大切に思われているかを実感させる効果があります。それを伝えるためには「言葉」が大切です。

「これは言わなくても分かるだろう」、「恥ずかしくてこんなことは言えない」。まずはそういった考えを排除して時間をたくさん使っていきましょう。

相手に思いを伝えたいときは、「Iメッセージ」が効果的です。相手の行為や出来事を非難がましくなく、事実を述べる伝え方です。
相手にメッセージを伝えるとき、次の2通りの方法があります。それは、「YOUメッセージ」と「Iメッセージ」です。
コミュニケーションを外す人は、往々にして主語が「YOU=あなた」の「YOUメッセージ」になってしまっているケースが多いです。

例えば…僕がリビングで本を読んでいたとしましょう。
そこへ子どもが入ってきてテレビを大きな音で見始めた。
僕は感情のままに…「うるさい!」「ボリュームを小さくしろ!」「隣の部屋で見なさい!」…と言ってしまう。
これは主語が「あなた=YOU」ですよね。
「“お前が”うるさい!」「“お前が”ボリュームを小さくしろ!」「“お前が”隣の部屋で見なさい!」

こちらの思いを正確に伝え相手とのコミュニケーションも外さない方法は主語が「私=I」の「Iメッセージ」です。

「お前が大きな音でテレビを観ることでお父さんは集中して本が読めなくて困ってるんだよ」…これが「Iメッセージ」です。

ポイントは「行動」「影響」「感情」です。

行動→お前が大きな音でテレビを観ることで
影響→お父さんは集中して本が読めなくて
感情→困っているんだよ

その後に「だから音を小さくしろ」と言ってしまうとせっかくの「Iメッセージ」がその瞬間に「YOUメッセージ」になります。
「Iメッセージ」で思いを伝えると相手はこちらの思いをちゃんと受け止めてくれるケースが多いと言われています。


■「Iメッセージ」と「聴き方」との切り替え
自分の意見を伝え、相手の考えを聴くというのはコミュニケーション(会話)の基本です。
しかし、いくらIメッセージを活用して伝えても、「相手を変えてやろう」という想いが心の奥底にあると、しつこく何度も同じメッセージを発することになります。これは「審判的表現」といい、圧力によるメッセージ(=お前が変われ!)になってしまいます。

その際は、まず相手の立場に立ち切って傾聴することが大切です。これが「Iメッセージ」と「聴き方」との切り替えのタイミングです。相手の話を聴くことにより、相手の「抵抗」がとれて相手は安心して、自ら変わることができるのです。また、相手の立場を理解することで、こちらの心にも変化が現れることもあり、他者理解と自己成長が同時に促進されます。

「期待と願望」、「推論と思い込みのズレ」が対人関係のトラブルの元になるのです。
大切なことは“相手を変えようとせず、相手を分かろうとせよ”です。


コミュニケーションとはキャッチボールのようなものです。いくら良いことでも一方的な話と言うのは聴いていてしんどいです。だから、コミュニケーションがドッジボールにならないように、「聴き方」や「伝え方」を意識してお子さんとのコミュニケーションを図り、信頼関係の構築に努めてください。

投稿日:2015-01-26
返信 2
レオンさん
聴く力削除
お返事ありがとうございます。
今まで不登校の原因をずっと考えてはきました。
もともと友達付き合いは苦手で気の合う友達さえ居ればいいって感じでしたが、そこも上手くいってなかったみたいです。
勉強面でもだんだん解らなくなってきて、授業が嫌になってきた。
家では私を含め主人も娘の気持ちを考えずに発言していたと思います。(勉強しなさい。片付けなさい。なんで学校に行かないのか理解できずいらいらしていたと思います。)
そして、二つ下の弟との確執?(弟の方ばかり構っている(かわいがってる)と思っているみたいです。私はどっちも同じように接していると思うのですが
娘は私のことを親とは思わないと言います。信用されていないということですよね?
だから私が何を言ってもなんであんたに言われないといけない!といった感じです。

今後ですが、コミュニケーション方法を変える⇒
確かに今まで聴いているようで上手く聴けていなかったと思います。
そして伝え方もYOUメッセージが多かったと思います。
日常会話から変えていくことをはじめます。

いま、心身ともにしんどいので早く娘に元に戻ってほしいと、私が楽になりたい!という思いがどこかにあります。
それはいけないことですよね?
娘のことを何をおいても一番に考えないとですよね?
甘いかもしれませんが、親が苦しくなったときの対処法も教えていただければと思います。

投稿日:2015-01-27
返信 3
伊藤幸弘教育研究所さん
レオンさんへ削除
まずは日常会話を変えていくことから!
・・・ぜひとも実践してみてください。
実践していく中でうまくいかないことがあればこの場で相談いただければ幸いです。

さて、親が苦しくなったときの対処法ですが、決して甘くありませんよ。
不登校の子を持つ親御さんは大なり小なり同様のお悩みを抱えています。
レオンさんおひとりではありません。

往々にして苦しさの原因は「お子さんの不登校や親に対する言動」から来ています。

そうすると苦しさやイライラの原因を子どもに向けてしまいますよね。
「あの子が不登校じゃなければ」
「あの子が言ったあの一言が」

そして、そのあとに「私をイラつかせている」・・・と。

主語は「あの子」です。
でも、本当は「あの子が私をイラつかせた」ではなく、「私があの子にイラついている」のです。

同じようで大きく違います。
苦しい時やイライラしているときって原因を相手に求めてしまいますよね。
でも、原因は自分にあるのです。

同じひと言でもイライラする親もいれば、イライラしない親もいる。

これは物事の「受け止め方」に大きな差があるのです。

苦しくなったときはこの「受け止め方」を変えてみることをお勧めします。
専門用語で「ビリーフ修正」といいます。

「受け止め方を変える(=ビリーフ修正)」のヒントとして、アメリカの臨床心理学者、アルバート・エリスが提唱した論文の「ABC理論」という考え方を紹介します。

「A・B・C」は以下の通り。
A:Activating event(出来事)  
B:Belief(受け止め方、信念、固定観念)  
C:Consequence(結果)

出来事(A)があって、結果(C)があるのではなく、間に受け止め方(B)による解釈があるという考え方です。
この受け止め方(B)が「肯定的(ポジティブ)」な受け止め方であればプラスの感情になり、「否定的(ネガティブ)」な受け止め方であればマイナスの感情となります。

苦しい時というのはこの受け止め方がマイナスになっている状態です。

例えば、以下の通りです。
【否定的(ネガティブ)な受け止め方】
(A)旅先で雨が降った → (B)せっかくの旅行が台無し   → (C)憂鬱な気分で楽しくない旅行だな

【肯定的(ポジティブ)な受け止め方】
(A)旅先で雨が降った → (B)観光客が少ないかもしれない → (C)静かに景色を楽しめるな

同じ出来事でも受けとめ方を変えると結果が変わってきますよね。

弟さんのことを持ち出して親に暴言を吐くのは自分に注目して欲しいという愛情表現です。
親にかまってほしいのです。
親のことが好きなのです。

暴言を吐いて親の反応を試しているのかもしれませんね。

このような場合はとにかく愛情の言葉のシャワーを浴びせてあげること。
愛している、好き、等のプラスの言葉です。

そして、究極は「生まれてくれてありがとう」です。

娘さんが生まれたその瞬間を思い出してください。
おそらくそう思ったはずです。

その想いを今、伝えるのです。
投稿日:2015-01-27
返信 4
レオンさん
ポジティブに削除
お返事ありがとうございます。
ご指摘どおりの考え方(主語はあの子が…)だったので猛省しています。
なんで私だけがこんなに苦しいの?って思いがありました。
私の言うことはすべて否定でウザイって言われ続けたので。
違ったんですね。
ポジティブな受け止め方、これは今までの私にはかなり難しい受け止め方です。時間がかかると思いますが、変えていこうと思います。
そして、「愛してる、生れてくれてありがとう」と言う気持ちを常に持ち、言葉にして娘に伝えたいと思います。言葉にしたほうがいいんですよね?
愛情不足?だったのかもしれません。

心身弱っている今、すぐに心が折れてしまいます。
そのときはまた相談させてもらいたいと思います。
投稿日:2015-01-28
返信 5
レオンさん
一日にして削除
頑張ろうと思った矢先、娘の喫煙が発覚しました。
吸っている現場を見たわけではないのですが、最近娘からタバコのニオイ?と感じることがあり部屋に吸殻がありました。
興味があるのは前々から分かっていたのですが、この場合どう対処したらいいのでしょうか?
以前、「もし、タバコ吸ってたらどうする?」と聞かれたことがありました。
私は未成年なのでやめてほしいと返事しました。犯罪だともいいました。娘は、あんたにそんなこと言われたくない!と言いました。
髪の毛を染めたり、ピアスを何個も開けたり、喫煙まで…
娘の思いが解りません。
機嫌がいいときはニコニコして家族とテレビをみて笑ったりとすごく可愛いのに。
また心が折れそうだったので相談させていただきました。
投稿日:2015-01-29
返信 6
伊藤幸弘教育研究所さん
レオンさんへ削除
「愛してる、生れてくれてありがとう」と言う気持ちを常に持ち、言葉にして娘さんに伝えてあげてください。
人間には「承認欲求」というものがあります。
欲求を満たされれば「快」になり、満たされなければ「不快」になります。
感謝や称賛の思いを言葉にして伝えることで、娘さんの「承認欲求」は満たされます。
そして、そのような言葉を投げ掛けてくれた相手に対して人は心を開きます。
親子の信頼関係の構築はまずはそこからがスタートなのです。
投稿日:2015-01-29
返信 7
伊藤幸弘教育研究所さん
レオンさんへ削除
心が折れそうなとき・・・だけではなくても是非こちらにいらしてください。
以下に心が折れそうなとき(=ストレスの対処法)をご紹介します。
参考にしてください。

ストレスは人間の体に悪影響であり、様々な病気の原因となります。
では、そのストレス対処のためにはどうすればいいでしょうか。
病気になりやすい脳の習慣はマイナス感情であり、病気になりにくい脳の習慣はプラス感情ですので、「プラス思考(ポジティブ)」が大前提であることは言うまでもありません。

一般的にストレス対処というと、心を「強く」することだと思われがちです。
ストレス過多の時代に目指すのは、「強さ」ではなく、へこんでも自力で立ち直れる回復力であり、柔軟性です。
台風のときの樹木を想像してください。
固い枝は強い風でボキッと折れてしまいますが、柳の枝はざわざわするものの折れることはありません。
目指すべきところは、ストレスに耐え続けて折れるのではなく、ざわざわしながらも折れずにいられる「しなやかさ」です。

また、「心のハンドルに遊びをもうける」こともストレス対処には大きな効果をもたらします。
例えば外出予定のある休みの日に雨が降ってきた場合、「雨が降ると足元がぬれて嫌だな」と受け止めてしまうと外出が楽しくなくなってしまいます。
もちろん、天気は自分の思い通りにすることはできません。
自分ではどうにもならないことに執着して「カリカリ」するくらいなら「ふわふわ」と現実を柔軟に受け入れて、「雨が降るとお気に入りの傘が使える」、「雨で涼しくなってちょうどいい」くらいに前向きに考えることで、外出するのが、「ワクワク」と楽しくなってきます。

どれほど困難な状況におちいったときでも、「心に3割程度の空きスペース」を用意し、「ふわふわ、ワクワク」しながら「しなやかな心」を保つことがストレスに勝つ秘訣です。
投稿日:2015-01-29
返信 8
伊藤幸弘教育研究所さん
レオンさんへ削除
喫煙に関しては問題行動を起こすお子さんをお持ちの親御さんの共通の悩みです。
「やめなさい!」「法律で禁じられている!」というように頭ごなしに怒っても逆効果です。
子どもは「よくないこと、違法なこと」は百も承知しているのです。
しかし、だからといって看過するわけにもいきません。
親としての想いを言葉にして伝える必要があります。
そのときこそ、以前ご紹介した「Iメッセージ」が効果的です。
「あなたが煙草を吸うことで(行動)」
「まだ成長段階にある、あなたの身体に害を与えることになり(影響)」
「お母さんは悲しいの(感情)」
・・・です。
よく、「怒る」はダメで「叱る」は良い・・・といいます。
ただ単に感情をぶつけるだけの「怒る」ではなく、相手の成長を願っての叱咤激励の意味での「叱る」の方がいいのです。
決して間違っていませんし、我々も以前はそのようにお伝えしていました。
でも、大切なことがひとつ抜けていました。
それは「誰が」ということです。
人は信頼している人から「怒られよう」が「叱られよう」が問題ないのです。
お子さんとの信頼関係の構築ができていれば、親から怒られたり、叱られたりした場合、聴く耳を持つでしょう。
信頼関係の構築は短期間ではできません。
上記にご紹介した様々なコミュニケーション方法を日々、継続して実践してください。
「明けない夜はありません、止まない雨はありません」
それを信じて!
応援しています。
投稿日:2015-01-29
返信 9
レオンさん
信じることの難しさ削除
こんにちは。
些細なことですが、もやもやが治まりません。
喫煙の話をしましたが、初めは外で吸っているようでしたが、最近では自分の部屋でも吸うようになりました。
思春期ですので吸いたい気持ちはわかります。娘にも自分のためにも吸ってほしくないというのは伝えました。
後は見てみぬ振りしかないのですか?
だんだん非行に走っていくのを見てるのが辛いです。
「信じていたい!」という気持ちと、娘の行動を見ているとこの先どうなるんだろ?と焦りが入り混じって毎日しんどいです。
よく、自分が親になって初めてわかる!と言いますが、今の私には先が長すぎて辛いだけです。
信じること、信じきることの難しさを痛感しています。
励ましや、助言をいただければと思います。
投稿日:2015-02-03
返信 10
伊藤幸弘教育研究所さん
レオンさんへ削除
喫煙の話をした後は自分の部屋でも吸うようになったとのこと。
話し合いのときの娘さんの反応はいかがでしたか。
また、具体的にどのような話をされたのでしょう。

Iメッセージで伝えても効果がなかったのであれば、次は別の方法を取らなければいけません。
見て見ぬ振りをしてしまったら喫煙を認めたことと捉えられてしまう可能性もあります。

子どもの喫煙に対して「NO!」を言えるのは身近な大人の役目です。
その最たる大人は「親」ですよね。

現在、中3女子の喫煙率は22.7%という報告があります。
5人にひとりは喫煙を経験していることになります。
20年前の調査と比較すると倍に増えているとのことです。

子どもがタバコを吸う心理を考えてみましょう。
我々もそうでしたが、最初はファッション感覚…要するに「カッコつけて」「ちょっと大人になった感覚で背伸びしたい」というところでしょうか。

昔はタバコをふかす姿はカッコよかったのかもしれません。
テレビでも映画でも俳優さん・女優さんがカッコよくタバコをふかしていました。

しかし、昨今はタバコに対する社会のイメージも変わって来ています。
昔は「タバコ=カッコいい」でしたが、今は「タバコ=カッコ悪い」という風潮です。

もしも、カッコつけてタバコを吸っているのであれば、それは自分が思っている以上に、他人から見たら「カッコ悪いこと」だということを知らしめてあげると効果的です。

悲しいかな、現代の子どもは過剰に「周囲の目」を気にします。
これは憂うべきことですが、これを逆手にとって子どもをタバコの害から守るという方法です。

実際にこんな子どもがいました。
「最初はカッコつけるためにタバコを吸ったけど、それがカッコ悪いことってわかった。カッコつけたい気持ちは変わらない。今は吸わないことがカッコいいならタバコやめるわ」。

この子どもからしたら目的は「カッコいいか悪いか」が重要なのです。

その心理を活用して訴えてみたらどうですか。

もちろん、親がタバコの害について知識として得ていることは大前提。
今は、ネットで簡単に調べられます。

ある親は喫煙で真っ黒になった、肺や、ヤニで黄ばんだ歯の画像をネットからプリントアウトして子どもに見せて止めさせたという報告も聞いています。
これはある意味のショック療法でしょう。

また、笑ったときに真っ黄色な歯をした女性に男性が振り向くでしょうか。
おそらく相当な変わり者でない限り、引きます。

近い将来、男性に恋をして、告白をして…でも、息はタバコくさいし、歯はヤニで黄色いし…そんな女性はモテません。

また、もっと先に子どもを産める時期に来た時に喫煙している女性が胎児に与える悪影響はレオンさんもご存知かと思います。

そのためにはまず親が行動しましょう。
見て見ぬ振りなんていっている場合ではありません。

励ましの言葉にはなっていないのは承知の上で、あえて厳しい言葉になってしまったかもしれませんが、レオンさんならきっとご理解いただけると確信していますよ。

一緒にこの大きな壁を乗り越えてみましょうよ。

辛さや難しさを痛感した人のみにがそれを乗り越えた時の大きな喜びに出会えるのです。
投稿日:2015-02-03
返信 11
レオンさん
見守ると勘違い削除
お返事ありがとうございます。
娘にやめてほしいというメッセージを送りそれであとは見守るとだけしかない!と思い込んでいました。
娘と話した時「私がタバコを吸うのは嫌?」と聴いてきました。私は嫌やと答えました。健康を害するからとしかその時は答えませんでした。
もっと、吸いつづけたらどうなるのか等々も言うべきだったのですね。
機嫌がいいときに話をしてみようと思います。

話は変わりますが、いろんな書き込みを読んでいて気づいたのですが、今の私の行動すべてが娘のご機嫌取りになっているように思います。
小さい間から今まで娘との関わりが少なかったかも知れないという反省から、今は一緒にいて同じ時間を共有したい、不機嫌になられると私がそわそわするからなるべく不機嫌にならないように気を使う。
こんな事をずっとしていたら弟にも影響がでてきますよね?
気を使っている母を見るのは嫌ですよね?息子とも積極的に接するようにしているのですが、このままではだめですよね?
どうしたら…
ポジティブ思考とは程遠いほど、不安ばかりが優先します。
お返事を読むだけで少しは気が楽になるのでよろしくお願いします。
投稿日:2015-02-03
返信 12
伊藤幸弘教育研究所さん
レオンさんへ削除
娘さんのご機嫌取りと捉えるのか、子どもの心情、心の機微をつかもうと懸命に工夫していると捉えるか…。

「こんな事をずっとしていたら弟にも影響がでてきますよね?
気を使っている母を見るのは嫌ですよね?息子とも積極的に接するようにしているのですが、このままではだめですよね?」

レオンさんの質問の仕方ってそれ自体がネガティブです。
以前にもご紹介したようにポジティブに発信してみませんか。
上記の発信の表現はすべてが「○○ではダメですよね」になってますよ。

意識は言葉で作られるといいます。
言葉に出したことを脳がそのままキャッチして「自分はダメな人間だ」と意識します。

確かに「自分はダメな人間だ」と思っている親に育てられる子どもは不幸です。
親には常にイキイキ笑顔でいて欲しいのです。
投稿日:2015-02-03
返信 13
伊藤幸弘教育研究所さん
レオンさんへ削除
我々の返事を読んでいただき、それで気が楽になるのであれば光栄なことです。

不安があるからどうにかしようと思うのです。
ですから親が子どもや子育てに関して不安になることは決して悪くありません。

不安を不安のままにせず、不安の解消のためにいかに工夫するか。
それが大事です。

また、先ほどはポジティブを推奨しましたが、これもあまり無理に考え過ぎないように。

そもそも現代人はネガティブ思考のDNAが組み込まれているそうなのです。

これは原始時代からのDNAが原因です。

「ポジティブな原始人」と「ネガティブな原始人」
その場合「ネガティブな原始人」の方が生き残りやすいということです。

何故ならば「ネガティブな原始人」は物音一つしただけで、「マンモスや猛獣が近づいてきたのかも知れない」と思い常に最大限の危機を考え、いつでも逃げたり臨戦態勢に入ることが出来るからです。だから生き残る確立は高い。

逆に「ポジティブな原始人」は猛獣が近づいていたとしても、「何か変な音がしたけど気にしないで寝てしまおう」となりやられてしまう可能性が高いのです。だから子孫を残しにくい。

これは現代でも同じことが言えるのではないでしょうか。
今は猛獣に襲われることこそあり得ませんが、受験、就職、出世、恋愛…そして、子育て。
ちょっと気を抜くと他の人間に食われてしまう世の中です。
それを…「勉強しなくても何とかなるさ」では何とかならないですし、「残業で体調が悪いけど大丈夫」では身体を壊してしまいます。

これは「ポジティブシンキング」という名を借りて、「ストレス」という重大な情報にあえて目をつぶってしまうケースです。
「ポジティブ」というよりも「ノーテンキ」に近いかもしれませんね。

でも、「原始人もネガティブから身体を壊して死んでしまえば生存率は低いのでは?」…という人もいるかもしれません。
ストレスが身体に現れてくるのは40歳を過ぎてからが通常で、原始人の平均寿命の20代ではストレスで死ぬことはないのです。

要するにネガティブな原始人ほど生き残る確立が高く子孫を残しやすい!…と言うことになります。
その子孫が私たち、現代人です。

だからネガティブな考えになってしまうのは当然でストレスを感じて当然なのです。
「自分はネガティブだから」「ストレスを感じやすい性格で」・・・そんなふうに気に病むことはないということです。
「遺伝なのだから仕方ない」・・・そう捉えると楽になりませんか。

ストレスとは人間が理想と現実の間で必死に頑張っている証です。
自分の夢や目標を持っているからこそ、そこにうまくたどり着けない時にストレスを感じる。

それだけ大切に思うものがあるからこそストレスを感じる。
だからストレスを解消できない自分を否定したり焦る必要はないのでしょう。
むしろ、それだけ大事なものを持っている自分を誇るべきではないでしょうか。

ストレスは決して悪いものではありません。むしろ誇りに思って良いのです。
悪いのは、ストレスを「ため込む」こと。

ストレスは感じるがストレスをため込まない人物になりたいものですね。

投稿日:2015-02-03
返信 14
レオンさん
気持ち(心)とは削除
先生のストレスの話は解り易くて気持ちが楽になりました。
気持ちをコントロールできない自分は弱い!!と思い込んでいたので。
早く楽になりたいです。

喫煙に関して娘と話す機会が何回かありました。
イライラするときに吸いたくなるみたいです。結構な本数を吸っているみたいで…
友達からは本数を少なくしろって言われると言ってました。
私は今後、声かけ以外にどのようなことを働きかければいいのでしょう?
私自身吸わないので本当にやめれるのかと思ってしまいます。
本人にやめたいと思う気持ちがあれば禁煙外来とかに行くのもいいのでしょうか?
投稿日:2015-02-06
返信 15
伊藤幸弘教育研究所さん
レオンさんへ削除
我々の話で気持ちが楽になったのであれば光栄です。
「自分は弱いと思い込んでいた」とのことですが、弱くてもいいのです。
しなやかな心で。

喫煙に関しては本人が止めたいと思っているのであれば、禁煙外来をお勧めします。
実際に大人でも禁煙外来に行って長年のヘビースモーカーがピッタリとタバコを止めたという事例は聞いています。
投稿日:2015-02-06
返信 16
レオンさん
信用できません削除
こんにちは。先生
相変わらず娘はやりたい放題です。
先日も私の知らない友達のところに泊まりにいきました。
中学の友達ではないようです。
男女とも解りません。
やめてほしいと伝えましたが、なんでそんなこと言われないといけない!とキレました。
私の希望や注意はほとんど聞いてくれません。
高校も通信制にいくと言っていますが、これも続くかどうか?
高校生になったらタバコも止めて、髪の毛も黒くして、ピアスも閉じてまじめに学校行くんだから今のうちに好きなことをさせてほしいというのが娘の言い分です。

しかし、この現状でその言い分が信用できるでしょうか?
変わると信じたいですが、今まで自分で言い出した約束すらも守ったことがないことから信用できません。
どうしたら約束ってまもれるのでしょうか?
そのうちお金ほしさに売春なんてこともしそうな勢いで…
助言お願いします。
投稿日:2015-02-17
返信 17
伊藤幸弘教育研究所さん
レオンさんへ削除
心配な気持ちは分かります。
でも、心配の内容が飛躍し過ぎですし、ネガティブ過ぎます。

信じましょう。
そして、「信じている」ということを伝えましょう。
うわべの言葉では子どもはすぐに見抜きます。
怖いくらいに見抜きますよ。

心の底から信じてあげる。
人は誰かに信じてもらえるということは宝物なのです。

信じられているという気持ちが最後の最後で歯止めになるのです。

もちろんタバコだけは看過できません。
タバコ以外の金髪もピアスも認めて、高校になったらやめるという言葉を信じる。
それをそのまま伝えましょう。
投稿日:2015-02-17
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