活動日記 in 沖縄
【活動日記】
『父親を殺したい』
でも幼い弟がいるからできません。
だから私が死にたいと考えています
昨年末、ある少女から悲痛な想いがつづられたメールが届き、事実確認のため沖縄に急行した。
あらゆるケースを想定し、地元で活動する武藤杜夫先生に同行を依頼。
<少女の訴え>
幼い頃に両親が離婚。父に引き取られ虐待が始まった。その影響で精神障害、自傷行為を引き起こす。父が再婚、義母からも阻害され、次第に食事を提供されなくなる。現在は、アルバイトをして生活費を稼いでいる。
父親は、毎日酒をのみ「ゴミ」「消えろ」と罵声を浴びせてくる。無視をしても激しい暴力を受けるため逃げ場がない状況。
<対応>
残酷で怒りが込み上げてきたが、一刻も早く少女を保護しなければならない。しかし、本人は報復を恐れて決断ができない。
警察や児童相談所に通報することもできるが下手に動いてしまうと少女の身に危険が及んでしまう可能性がある。
少女は言った「今は我慢するしかない、だから廣岡さんが話を聞いてくれるだけで救われる」と…
「助けて」と言えない…
それが親から虐待を受けている子ども達の本音なのです。
今、我が国は1年間で約84人の子どもたちが心中または虐待で命をなくしている。昨年、世間を驚愕させた「目黒女児虐待死」もそのひとつ。
私たちは、いったい何ができるのでしょうか?
子ども達の変化に気づき、しっかりと話を聴ける「大人」がどれくらいいるでしょうか?
本当に苦しんでいる人は、相談もできない。学校や児童相談所も「困ったら、いつでも相談して」ではダメだと思う。事件に発展するに前に気づき、手を差しのべ、守ってあげないといけない。
「しつけ」や「愛情」という理由であっても体罰は絶対に容認してはならない。それを我々がしっかりと線引きできない限り、虐待を防ぐことはできないと思う。
武藤先生の献身的なケアにより数日後、少女は自らの意思で保護を求めてきた。現在は、安全な場所で暮らすことができている。
活動日記 in 栃木
子どもの暴力で苦しむ親からのSOSを受け、栃木県のご自宅を訪問しました。
約10年間、引きこもり状態にある息子(42才)は、身体に障害を抱える親に対して罵詈雑言を浴びせ日常的な支配を続けている。
県保健センター、市福祉課、警察も対応に動いたが、本人に門前払いされてしまい会話もできない状態。
いったい、これまで親子に何があったのか?
我々が現場に到着した際も近所まで聞こえるほどの大声で親を罵倒していた。
しかし、驚くほど僕の話を冷静に聞き入れ、すぐに落ち着きを取り戻す。
彼は、専門学校卒業後、仕事を転々としながらも12年間まじめに働いていた。しかし、これまで「友達や上司、家族とさえも心が通じ合えなかった」と涙ながら心境を語ってくれた。
学校では「いじめ」、職場では「パワハラ」、親に相談しても「頭ごなしに責め立てられる」。そんな日々のストレスが彼の心をボロボロにしてしまったのだと感じた。
僕は、いつも思うことがある「誰もが立ち直るきっかけを探している」のだと
でも、何度も失敗してしまう自分に嫌悪感を抱き、もがき苦しみ、いつしか打開策のない答えにしがみついてしまう。
「引きこもり状態」も「家庭内暴力」も彼らの「言葉」であり「表現」だと思う。それを受け止め、「何に悩み?何に苦しんでいるのか?」理解することで進展できることもある。
たくさんの想いを吐き出した彼は、最後にこう言った。
「俺、廣岡さんのこと知ってるよ!実は、テレビで見ていた。いつか、自分もこんなきっかけが欲しいと思っていたけど現実になっちゃっいましたね(笑) こんな自分でもやり直せますか?」
また一人、新たな一歩を踏み出しました!
今年の仕事はじめ!
今年の仕事はじめは大掃除からスタート!
私どもの仕事は、365日、24時間フル稼働のため全社員が集まることはできませんが、恒例の明治神宮参拝も終え、清々しく業務を開始することができました。
皆さまは、どのような一年にしたいですか?
僕は、これまで以上に『仲間を大切』できる年にしたいと考えています。身近な人ほど目配り、気配り、心配りを怠らないように致します!
そして皆様とお会いできることも楽しみにしてます‼
皆さまにとって素敵な一年になりますよう心よりお祈りいたします♪