10月2日 【少年事件】窃盗、建造物侵入 in 大分県
9月末に窃盗、建造物侵入で逮捕された少年に会うため大分少年鑑別所を訪問しています。
今回の少年は、学校、スクールカウンセラー、病院、児童相談所、警察、県警少年サポートセンターなど「行政のたらい回し」で問題が悪化したケースです。これは、よくあるパターンなのですが、最初は些細な不登校から始まり、学校に相談したところ色々なところをたらい回しにされ、学校復帰したころには問題児としてのレッテルが張られている。自暴自棄になり次々と問題を起こす子ども、誰を頼っていいのか分からない親。出口の見えない親子を救うため全力を尽くします。
僕は、このように事件を起こしてしまった少年(家庭裁判所の審判を控える子)が鑑別所や少年院へ送致されないようサポートする仕事も行ってます。それって弁護士の仕事では!?と思われる方も多いと思いますが少年審判の場合、再犯の抑止や更生を目的としており、処分決定まで「家庭環境」「生育歴」「親子関係」など様々な調査が行われるため、本人たちの反省を促すだけでなく再び非行を起こさないよう環境を整備する必要があるのです。