少子高齢化と国際協力 in ネパール
在ネパール日本大使館 小川正史 特命全権大使にお招き頂き、中部大の土屋教授と会食に参加しました。
少子高齢化、労働人口減少、介護職員の不足など…日本がこれらの問題を乗り越えていくには、必ず外国人の力を借りなければならない。だが必要とされてからでは手遅れになってしまう。
僕は、国際支援を通じてネパール人が日本人と近い感覚を持っていることを知り、労働力確保に向け動き出しました。観光資源が多いネパールにとっても日本の「おもてなし技術」をマスターできることは大きいと考えています。
長期プロジェクトになるが日本語や道徳教育、基礎的な専門技術指導などインフラを整え、両国にとってメリットがある仕組みを作ります。
最終日は、時間が空いたので土屋教授と世界遺産巡り!知識のある方が一緒だと見えてくるものが全然違いますね!凄く充実しました(^-^)v
香川での講演は大盛況!
人間力大賞の同期、親友でもある毛利公一さんにご招待頂き、香川県ソーシャルワーカー協会主催のシンポジウム「第28回人間力大賞受賞者による実践報告」で講演をさせて頂きました。
『家族を崩壊させる大人のひきこもり ~現場対応と自立への道のり~』と題した講演に、多くの方に耳を傾けていただけて、本当にうれしい限りです。ありがとうございました。
ちなみに、会場の皆さんは、着物姿に驚かれてましたが(笑) 理由があるんです!「若者に着物文化を広めて欲しい」…政治家の着付けや世界の着物ショーを手掛ける高塚ゆみえ先生の想いを実現しています。和装だと何処に行っても評価が高く待遇が違いますね(^_^)講演では上手くお話できたか分かりませんが…ご多忙の中、人間力の委員長をはじめJCの方々が来場してくれ本当に嬉しかったです(T_T)
夜は、毛利さん、北村さんと
潰れるまで飲み、メチャ楽しい時間を過ごさせて頂きました!
香川の人は、客人への対応が徹底されており、素晴らしい県民性に感動しました!
子ども虐待と社会的養護を考える
2月11日、群馬県で行われた「子ども虐待と社会的養護を考えるシンポジウム」に参加させて頂きました。
児童精神科医の星野崇啓さんの講演は非常に分かりやすく、これまで自身が取り組んできた活動を裏付けるものでした!
このような貴重な機会を頂きました一般社団法人ヤングアシストのスタッフの皆様には心より感謝申し上げますm(__)m
11月13日 埼玉県会議員・神谷大輔先生
埼玉県会議員・神谷大輔先生にネパール支援活動の報告と活動への協力を要請させて頂きました。神谷先生は、青少年健全育成にとても理解がある方で長年にわたり当方の活動(フリースクール)を応援して下さっています。この度のネパール支援 (FGHプロジェクト)への協力も快く受けて頂き本当に感謝しておりますm(__)m
~For Girl’s Happiness [FGH]~
ネパールでは、年間1万5000人の少女達が人身売買の犠牲となり、インドや韓国、遠くは南アフリカまで連れて行かれ、売春婦として働かされています。また、2015年4月25日に発生した大地震の影響でさらに被害は拡大しています。
FGHは、日本の大学生が中心となり発足した人道支援プロジェクトです。救出された少女達を守るための保護シェルターを作り、心のケア、生活や学習支援を行っています。
11月5日 新ジョブカード講習
2日間、超~長い講習を受けジョブカード作成アドバイザーの資格を取得してきました。
ジョブカードとは、個人のキャリアアップや、円滑な就職等を促進することを目的としてスタートした就労支援制度です。キャリアコンサルティング等の相談支援を行い、求職活動、職業能力開発などを行います。ここ最近、増加し続けるニートやひきこもり者の就労支援を行うため、この資格を取得してきました!
以前は「登録キャリア・コンサルタント」という名称でしたが、平成27年10月1日に「ジョブ・カード作成アドバイザー」に変更されました。
5月28日 テレビ放送のお知らせ
本日、 TBSテレビ「Nスタ」の特集コーナーで活動が紹介されます。お時間が御座いましたら是非ご覧ください。いつも、直前の報告で申し訳ございませんm(__)m
日付:2015年5月28日
時間:18:40頃~
番組: TBSテレビ「Nスタ」
内容:特集コーナー・大人のひきこもり
備考:関東ローカル
3月19日 薬物乱用防止講演会 in 寒川町
本日は、寒川町青少年浄化推進協議会に講師としてお招き頂きました。本日は、「現代の若者をどう理解し、どう支援するか」というテーマで少年犯罪の傾向、薬物乱用の実態についてお話をさせて頂きました。同協議会は、薬物乱用防止啓発活動を中心に町内で積極的に青少年問題に取り組まれています。
色々な会場に足を運びますが非常にアットホームで温かさを感じる講演会でした。坂本誠一会長をはじめ、担当の木村様など青少年の健全育成に尽力されている方々に出会えたことを心より感謝しておりますm(_ _)m
1月26日 家庭内暴力で苦しむ母親 in 神奈川
ひきこもりの息子が暴れているとの相談を受け現場に急行した。
しかし、到着してから30分、母親が連絡に応じない。
「何か危険が迫っているのでは!?」と不安が過った。
ドアを叩いても反応せず….
やむなく緊急性があると判断し「強制的な立入り」を決断する。
と、その瞬間、ドアが開き、母親が飛び出してきた。
母親は頭から流血してパニック状態、
まずは現場に突入して暴れている息子(A君)を取り押えることしにした。
僕らはどんなに危険な状況であっても攻撃を加えることができない。
現場では、いつも危険と隣り合わせの対応を迫られる。
このような場合、子どもは罪悪感を抱き、逆上をしてしまう恐れがある
まずは母親を落ち着かせ、現場から避難させることにした。
子どもは、興奮状態で話ができる状態ではない。
母親に対しての「恨み、辛み」を持ち出し、話を切り上げようとしてしまう。
僕は、「一喝」して冷静さを取り戻させた。
今までの過去や苦しみはよく分かる。でも、どんな理由があろうとも「人を傷つけてはいけない」、「親であっても暴力は立派な犯罪だ」と彼に伝えた。
しかし、長い年月をかけ、凍りついた彼の心には何も響かない。
ここで彼に事の重大性を理解させ、規範意識を持たせなければ必ず同じことを繰り返えしてしまう。
僕は、約5時間にわたり根気よく語り続けた。そして彼も徐々に冷静さを取り戻し、自らの意志で親元を離れ、変わることを約束してくれた。
なぜ、彼が大人を信用できないのか?なぜ、大人の干渉に強く反発するのか?
それは、大人に対しての怒りではなく「自分を理解してもらえない」悲しみの反応であると強く感じた。
彼は、幼児期に父親を事故で亡くし、懸命に働く母親に育てられた。しかし、多感な時期に母親と接する時間が少なかった。交友関係のトラブルから小学4年生で登校拒否がはじまり、ストレスの矛先は家庭へ向いてしまった。出口の見えない不安を抱えた母親は、藁にもすがる思いで不登校専門のカウンセラーへ助けを求める。しかし、その指導は、約6年間にかけて大人が高圧的に押さえつけるものであった。登校拒否をする少年を強制的に中学や高校に行かせるも「自分を理解してもらえない悲しみ」が後の家庭内暴力を引き起こした。対応ができなくなった支援者は手を引いてしまい「大人への不信感」を強く抱いてしまった。今まで受けてきた圧力が暴力と変わり、母親を支配する。そして、ひきこもりという居場所を勝ち取ったのだ。
ひきこもり、それは彼らができる最大の防衛策なのかもしれない。しかし、そこには心の癒しや居場所は存在せず。社会からの疎外感を抱き、問題行動に対しての罪悪感に押しつぶされてしまう。溜まったストレスは、暴力や破壊という形で発散する。そして、親も子も出口の見えない泥沼にはまり時間だけが過ぎていく。
当事者は、問題行動の原因を特定し、過去の恨みを取り除くこと、親子関係を修復することを考えるより、まずは健全な生活を取り戻すことが先決だと思う。親が現実を直視し、まずは勇気をもって誰かに相談して欲しい。
1月6日 若者を浸食するブラックビジネス
過去5年間の特殊詐欺の被害額の推移(出典:警察庁)
2015年最初の出張は静岡!
新年早々、詐欺事件の対応依頼など物々しい相談が続いている。近年、ヤミ金、詐欺、ドラッグディーラーなど末端の実行部隊に「組織に所属しない」若者が使われている。暴対法が厳しい現代では、組織との間に人を集めるリクルーターが存在し、末端が捕まっても全容が解明できない仕組みになっている。つまり、人材派遣された若者達は使い捨ての駒ということだ。リクルーターは、主にキャッチ、キャバクラのボーイ、ホストなど夜の世界に潜んでいることが多く、上京したての若者や遊び金を必要としている学生が狙われる。仮に二十歳になったばかりだとしても詐欺の実行犯(受け子など)で逮捕されれば実刑は免れない。目先の大金に目がくらみ泥沼にはまる若者、逮捕されても状況を理解できない若者、どちらにしても残された家族には不幸しかなく…極めて対応が難しい案件だ。
10月20日 愛知少年院
愛知県豊田市にある中等少年院を訪問しています。
保護者からの依頼を受け、院内で少年のカウンセリング、進路相談を行っています。
少年院とは、家庭裁判所による少年審判の結果、少年院送致を言い渡された少年を収容するための矯正施設・更生施設です。期間は、特修短期処遇(4ヶ月以内)、一般短期処遇(6ヶ月以内程度)、長期処遇(原則2年以内) に分かれており、規律違反を犯したり生活態度が悪いと、そのぶん期間も延びてしまう。
しかし、立ち直りの決意を持って出院した少年も、社会に出た後、再び犯罪を犯す例が少なくない。個々のケースによって理由は異なるが、少なくとも彼らの「更生」が少年院だけで完結させられるものではないことは明らかである。
少年たちの再犯を防ぐには彼らを非行に走らせた要因をできる限る取り除く必要がある。僕は、「親子関係が修復しきれていない子」「交友関係が断ち切れない子」など出院後に再犯の危険がある少年を学校で預かり、いち早く社会に復帰できるよう生活や学習、就労のサポートを行っています。