10月14日 第3回くまもと 「子ども・若者よりそいシンポジウム 」
本日は、熊本県が主催する教育シンポジウムに講師として参加しました。第一部で「現代の若者をどう理解し、どう支援するか」というテーマで講演をさせて頂きました。
第二部では、「崇城大学准教授の園部博範氏」をはじめ「とら太の会の山下理事長」「熊本・雨やどりの会の足立代表」の方々とディスカッションをさせて頂きました。
台風19号が接近し、天候の悪い中、多くの方々にご来場いただきました。また、県内や佐賀県からも多くの保護者の方々が応援にかけつけてくれました。本当に感謝!感激です!
10月2日 【少年事件】窃盗、建造物侵入 in 大分県
9月末に窃盗、建造物侵入で逮捕された少年に会うため大分少年鑑別所を訪問しています。
今回の少年は、学校、スクールカウンセラー、病院、児童相談所、警察、県警少年サポートセンターなど「行政のたらい回し」で問題が悪化したケースです。これは、よくあるパターンなのですが、最初は些細な不登校から始まり、学校に相談したところ色々なところをたらい回しにされ、学校復帰したころには問題児としてのレッテルが張られている。自暴自棄になり次々と問題を起こす子ども、誰を頼っていいのか分からない親。出口の見えない親子を救うため全力を尽くします。
僕は、このように事件を起こしてしまった少年(家庭裁判所の審判を控える子)が鑑別所や少年院へ送致されないようサポートする仕事も行ってます。それって弁護士の仕事では!?と思われる方も多いと思いますが少年審判の場合、再犯の抑止や更生を目的としており、処分決定まで「家庭環境」「生育歴」「親子関係」など様々な調査が行われるため、本人たちの反省を促すだけでなく再び非行を起こさないよう環境を整備する必要があるのです。
7月20日 第28回人間力大賞・授賞式
本日、パシフィコ横浜・国立大ホールにてサマーコンファレンス2014「第28回人間力大賞 グランプリ発表会」が開催されました。人間力大賞とは、「青年版国民栄誉賞」とも言われており教育・環境・国際協力・福祉・文化・芸術・スポーツ・その他の分野で積極果敢な活動・挑戦を続けている人間力あふれる若者に与えられる賞です。
全国から約1万名が来場、会場はすさまじい熱気に包まれ!
スペシャルプレゼンターは初代国民栄誉賞の王貞治氏が務められました。
日本全国の青年会議所から選ばれたエントリー者が一次、二次、三次、最終選考会を経て10名のファイナリスト(人間力大賞受賞者)に選抜されます。
このたびグランプリ―の受賞はできませんでしたが「人間力大賞」および「総務大臣奨励賞」を頂くことができました。これまで私の活動を理解し、伊藤幸弘教育研究所、ワンステップスクール伊藤学校を支えてくれた皆様に心より感謝申し上げます。
ブログ開始のご挨拶
不登校、非行、ひきこもりなど様々な青少年問題と向き合い、すでに10年が経過しました。現在は、国内に6校のフリースクールを設け、常時100名前後の若者を預り生活を共にしながら立ち直りを支援する活動を行っています。
しかし、子どもたちを取り巻く社会の環境は年々悪化し、カウンセリングや対応依頼の相談が後を絶ちません。近年、私が受ける相談では、小中学生の不登校、20代~30代の成人者ひきこもりが圧倒的に増加しています。
非行(少年犯罪)、親子関係の悪化(家庭内暴力)など、どれも、これも些細なきっかけから始まり、長期化した結果で起こる問題です。私は、一人でも多くの若者を救いたい。その思いで今回ブログを書くことを決意しました。
現代の若者が何に悩み?何に苦しんでいるのか?
私の活動内容や体験談を通じてその理解が広まり、当事者を支える家族、支援者にとって少しでも有益な情報となれば嬉しいですm(__)m