不登校や引きこもりの子供・成年たちの為にフリースクールを全国に展開しております。
Navigation

お悩みNO.649
青りんごさん
高1男子不登校削除
こんにちは。高1息子の不登校について悩んでいます。中3の秋に2、3週間不登校になり保健室登校も経験しています。2か月かけて何とか教室復帰したものの、週1のペースで行かない日がありました。高校には入学しても、不登校ペースは変わらず去年の11月には断続的ですが、10日程休みました。それからしばらくは月数回が続きましたが今週月曜日からは一度も登校していません。最近はものすごく機嫌が良かったので安心していましたが、急に変わってしまって驚いています。成績も芳しくなく進級も瀬戸際の状態になっています。まず父親との折り合いが悪いです。反抗していますが、去年は暴れたり、父親に暴力を振るうなどがありましたが今はほとんどありません。このまま完全不登校になりそうで先行きが私自身かなり不安です。去年のことを繰り返したくない思いが強いです。私が今しなければならないことは何なのか?考える余裕がありません。主人は構わずほっとけといいます。何かいいアドバイスがあればよろしくお願いします。
投稿日:2017-02-22
返信 1
伊藤幸弘教育研究所さん
青りんごさんへ削除
はじめまして。
書き込みありがとうございます。

高1のお子さんの不登校に関してのお悩みですね。

このまま完全に不登校になってしまうのではないかとご不安とのこと。

以下、何点かアドバイスをさせていただきます。
すべてでなくても結構です。
少しでもご参考になる点があれば幸いです。
投稿日:2017-02-23
返信 2
伊藤幸弘教育研究所さん
青りんごさんへ削除
「不登校について1」

そもそも、不登校とは、次の定義があります。
「何らかの心理的、情緒的、身体的、あるいは社会的要因・背景により、児童生徒が登校しない、あるいはしたくともできない状況にあること(ただし、病気や経済的な理由によるものを除く)」。
なお、不登校については従来、学校基本調査において30日以上欠席した児童生徒について、その理由別区分として「病気」、「経済的理由」、「学校ぎらい」、「その他」として調査していたところ近年「不登校」という名称が一般的に使用されるようになったことに鑑み平成10年度の調査から上記区分のうち「学校ぎらい」を「不登校」に名称変更した経緯があります。
親として不登校を正確にご理解いただくために、以下の内容をまとめましたので参考にしてください。
・現在では不登校児は約13万人といわれている。
・不登校を生み出す原因のひとつに親の過干渉(先回り)があげられる。
・このように育てられた子供は自立心が育たない、人をすぐに頼る、人のせいにする、幼い、わがまま、神経質なくらいきれい好きかその逆、人の顔色ばかり見て自分を出せない…etc。
・小学校の頃は友人とよく遊ぶ。(友人が多いのではなく誘いを断れない)
・中学生くらいになるとわがままで融通性がない性格が表れて友人が離れていく。
・昼食はひとりで過ごすことが多くなり校内を徘徊して時間をつぶす。そのために周囲からは気持ち悪がられて精神状態は悪化して次第に不登校へとなる。
・また不登校へのきっかけとしては大人にとっては取るに足らないことも多く、はっきりした原因や理由が不明なケースが多い。
・不登校の症状としては、37度くらいの微熱、頭痛、腹痛、吐き気が4大症状。その他には冷たいものを良く飲む、不眠、うるさいと口走る、昼夜逆転、部屋にこもる、ゲーム・ネットにはまる、家族と顔を合わせない、部屋に誰も入れない、自分より弱い妹・弟に強く出る、親と一緒に寝たりお風呂に入る(退行)。
・不登校を生み出しやすい家族としては、夫婦関係が悪い、家族の誰かが亡くなる、過干渉、放任、父性・母性の欠如、母子関係が強すぎる、兄・姉の非行・不登校・引きこもり、親が異常に学歴や世間体を気にする、親が宗教熱心な信者、親が定職に就かない、親の失業、転勤、厳格、威圧的、神経質。
・不登校の子どもを無理に学校へ行かせることはインフルエンザで高熱が出ているのに解熱剤で強引に熱を下げるのと同じで余計に悪化してしまう。
・不登校の子どもは弱者ではなくむしろメンタル面は強い。思い込みが激しくこだわりが強いために周囲に溶け込めない。
・子どもには文句を言わせることが大切。「あの時はこうだった」「あの時、ああ言われた」…。親は黙って横に座り目を見て聴いてあげることが大切。
・不登校児の3割が引きこもりになる。

【不登校の子供の親の不安】(一般例)
?学力の遅れで進学が出来ないのでは?
大切なのは生きる力、知恵、人との関わりであり学校以外でも充分に養える。
?社会性や適応力がみにつかない?
学校以外で自分らしさを発揮できる子がいても良い。現在の学校システムに合わない子がいても不思議ではない。
?学校くらい我慢できないで社会で通用するのか?
必要な我慢もあれば有害な我慢もある。身を削って学校に通うことがマイナスになる。学校は命まで削って通う場ではない。
?無気力人間になるのでは?
無気力で学校に行かないのではない。体調の不調は身体防御反応。
?学校に行かないのならせめて○○してほしい。
学校に行かない代わりに何かをするというのは無理な要求。じっくりと子どもの成長をみる心のゆとりが必要。

【不登校の子どもを持つ親に向けて】(我々からのアドバイス)
? 不登校の状態を責めたり、刺激したりしない。
? 子どもの良い面を見つけ、認めて、誉めて、信頼する、
? 一番悩んでいるのは本人であることを理解する。
? 子どもの言葉や言動から心の中にあるものを理解する。
? 一人の人間として子どもを認める。
? 絶対に焦らず、長い人生のうちの休憩だと思うこと。
? 親に勉強する機会をくれた子どもに心から感謝する。
? 親の焦りは子どもに伝わってしまう。大きな心で子どもに接する。
投稿日:2017-02-23
返信 3
伊藤幸弘教育研究所さん
青りんごさんへ削除
「不登校について2」

不登校は甘えではありません。
いじめ、先生や友人との相性、家庭環境等で心が折れている状態です。
しかし、いまだに不登校に関する理解不足から「甘えている」「根性が足りない」「逃げているだけ」と言う方もいます。
不登校の子どもたちには、部屋から出られない人もいます。
それは、部屋から出ようとしていないのではなく、部屋から出ることができないのです。
怪我で両足を骨折している人に「マラソンを走れ」とは言いません。
走らない人に「甘えている」とも言いません。
どうか「不登校」に関する正しい知識、また不登校の子どもたちに対する「受容と共感」の姿勢で接してください。
そして何よりも優しく接してあげてください。
投稿日:2017-02-23
返信 4
伊藤幸弘教育研究所さん
青りんごさんへ削除
「過保護・過干渉・しつけ」

よく、「過保護は子どもの教育上、良くない」ということを耳にします。
過保護が子育てをしていく上での悪い代名詞にもなっているのです。

「あの子は過保護で甘やかされたので、自分勝手で協調性がない」とはよく聞かれる言葉です。
しかし過保護はほんとうにわがままな子どもにしてしまうのでしょうか。
子どもは親(主として母親)をとおして、心の発達でもっとも大切な自分が生まれてきた世界への基本的信頼感と、自分の存在に対する自信を獲得して成長していきます。
そのためには自分の欲求がいつもしっかり受けとめられ、十二分に愛され保護される必要があります。
要するに、子どもは本能的に親の愛情を欲しているのです。そして親の愛情により子どもは健やかに育つのです。

大きくなってもわがままや甘ったれの原因というのは、過保護ではなく、親の無関心が原因です。
子どもに対する親の愛情が薄いと、育児放棄的になるか、逆に何でも与えてその場をしのごうとする「過保護的な行動」になるか、のどちらかではないでしょうか。
つまり同じ「過保護的な行動」であったとしても、親の愛情があるか、または親の無関心かにより、子どもに対する影響は正反対になるということです。

一般的に「過保護は子供をダメにする!」というのは、実は後者(親の無関心)のことであると思います。
では、親の愛情があれば過保護でも問題ないのか?というと「問題ない」と思います。
むしろ小さいうちに子供の欲求を満たしてあげれば、子どもは満足して過度に欲求をすることはなくなってくるということです。

いつまで経っても、大人になっても欲求が収まらないというのは、先に書いた「親の無関心」が原因のひとつにあるのです。
いくらモノを与えても子どもは満たされないということです。
子どもが本当に欲しいものはモノではなく、そのモノを通して親の愛情を感じることではないでしょうか。

子どもがオッパイを欲しがれば与えればいいし、子どもが抱っこを要求すれば抱っこしてあげればいいし、何かを欲しがれば出来る範囲で与えればいいと思います。

ただし、親の思いは率直に子どもに伝えることも大切です。
例えば経済的に無理のあるものを欲しがっている場合は「買えない」ことをきちんと伝え、代わりに手作りにチャレンジするとか、抱っこしてあげたいけど大きな荷物を持って無理な時や体が弱くて難しいときは、家で座ってなら出来ることを伝えたりすればいいのです。
無理のない出来る範囲での「過保護」は大いにやってあげるべき、そしてそれらは「子どもの自律」の妨げにはならないというのが我々考えです。

ちなみに、危険なこと、人としてやってはいけないこと、これらは「しつけ・教育」の問題であり、過保護とはまた違った性質のことなので、それらと混同しないで欲しいと思います。

過保護と過干渉はつい混同されがちですが、その性質はまったく異なるものです。
多くのご相談を受ける中で、昨今は親による子どもへの過干渉がとても多いと感じています。

過干渉とはその名のとおり「過度に人に干渉すること」です。
この過干渉は大いに子どもの「自律」の妨げになります。

一般的な子供への過干渉の例を言うと
・子供が欲求していないことに良かれと思い口を出す
・必要以上に子供の言動に口を出す
・先回りして良し悪しを植えつける

幼児期になると子どもはのびのびと自発的に行動するようになります。
あらゆることに興味を示し、何度失敗しても叱られても、またすぐ忘れて果敢に挑戦していきます。
親は心配で見ていられませんから、つい手を出します。
しかし、この規制や干渉が強すぎると子どもは親の愛情を失うことを恐れて、“偽りの前進”や退行現象に陥ったりすることになります。
ですから「過干渉には注意」が必要です。

「過干渉」の何がいけないかと言うと、まずは子どもの考えや思い、意見を無視して干渉するということです。
ここで難しいのは先ほど挙げました「しつけ」と「過干渉」の境です。

「しつけ」はもちろん大事なことです。
子どもに口を出したくなくても、しつけの一環として口を出さざるをえないことは当然あります。
子どもの意見だけを尊重するわけにはいかない場面はあります。

それはもちろん大事なことであり、子育ての過程では、親としてやっていかなければならないことです。
しかしここで言う「過干渉には注意」が必要というのは、親の考えや価値観を過度に植えつけようとすることを意味します。
人は誰だって性格や考え方、価値観は異なりますし、それは親子だって同じことなのです。

過干渉の危険な要素はその親の価値観を子どもに植えつけようとし、親の価値観に反すれば注意して正そうとすることです。
更に過干渉を例えると、ごはんを食べるのが遅いから「早く食べちゃいなさい」と言うのはいいのですが、早く食べるように手伝ったり、食べる順番をいちいち指摘したりすることは「過干渉」と言えます。
また、今日は暑いから「こっちの服にしなさい」と言うのはいいのですが、それを過度に強要したり、子どもがたいして興味がないのに、親が良かれと思うことで遊ばせたり、習い事をさせたりすることも「過干渉」と言えるでしょう。
よく耳にするのは、特に害はないけれど、親が不愉快に思うことは止めさせようとしたり、何かにつけ、あーしろこーしろと指示をしたりすることも「過干渉」です。

これらの例で、「しつけ」「過保護」「過干渉」の違いが何となくご理解頂けるかと思います。

過干渉でよく言われているのが、「親の子どもに対するマインドコントロール」です。
その結果、子どもは何が良くて、何が悪いかの基準を正しく理解することが出来ずに、親の顔色が基準になってしまうのです。
子どもは自分の考えで行動出来なくなる恐れがあり、自分(子ども)の価値観で良し悪しを判断することを認められず、親の価値観が優先されてしまうのです。
これでは子どもの「自律」が育たないのは当然のことであると言えます。

しかしこの手の親は、なぜ子どもが自律できないのかが理解できてない場合が多いのです。
結果的に更に親の干渉が増え、そして子どもの自律は更に遠のくという悪循環が生まれてしまうのです。

注意すべき点は、親が過干渉にしていることを気づかない場合です。
早く気づけばいいのですが、自分で気づくのは、なかなか難しいことです。
親に自分の望むことを十分にしてもらっている子どもは、家庭以外でも先生の手をわずらわせないで仲間と仲良くのびのびと遊べます。
ですから友だちのなかに入っていくのが上手か下手かをみるとよくわかります。
保育園や幼稚園で親から何日も離れられない子、いつも先生の周りにまとわりついていて、友だちのなかに入っていけない子は過干渉の可能性があります。
先生の周りでいい子になってお手伝いしている子はまだいいのですが、先生のいやがることをわざとたくさんして関心をひく子でしたら要注意です。

カウンセリングを進めていく中で感じるのは、過干渉の親というのは、親自身が周りから受けいれられていないケースが多いと感じています。
自分が受けいれられないのに子どもを受けいれることは難しいです。
自分が孤独ですから、子どもが自分のいうことをきかないと許せないのです。
子どもが唯一の話し相手であり、受け入れてもらえる相手であり、コントロール可能な対象なのです。

ですから、過干渉の親にならないために、親自身の人間関係をよくしていくことが大切と言えます。

夫婦関係は元より、地域や親戚、友人関係を良くし、お互いに受けいれられる状態でなければいけません。
そうした親は、子どもの話を聞くだけでなく、子どもの願いもかなえることができます。

孤独になるにしたがって過干渉になり、ゆくゆくは虐待するようになるのです。
しばしば体罰をする親や教師に多いパターンです。親や教師自身が我慢できない。
親同士・先生同士が孤立していては、どんなに優秀な親や教師であっても、いい子育てや教育、指導はできません。
そのためには、コミュニケーションが最も大切なのです。

干渉も、やリ方によっては過干渉になりかねません。
子どもがいやがる塾や習いごとに無理やりに、いつまでもつれていくことがあります。これは過干渉です。
子どもの個性と能力と、いやがる度合を見て、干渉か過干渉かをみきわめればいいのです。

ただし、子どもが望んでいないことをしてはいけない…ということではありません。
ここで申し上げたいのは「過剰にしてはいけない」ということです。
どこまでが過剰で、どこまでが過剰でないか、これはそれぞれの家庭の価値観、環境、文化、親子との関係などで決めればいいことです。

親と子の関係は、普段から、子どもの言うことをたくさん聞いてあげていれば、親の言うことも聞かせやすいということがあります。
いつもたくさん言うことを聞いてもらっていれば、子どもは少しぐらい我慢できるのです。
あまり聞いてあげていない子に我慢しろと言っても我慢できるものではありません。

また普段よく話を聞いて欲求をかなえてもらっていれば信頼感もあります。
信頼している人の言うことはよく聞くけど、信頼していない人のことはちょっとしたことでも聞けないのです。

よく、「怒るはダメで、叱るがいい」と言います。我々も以前はそう伝えていました。
決して間違いではありませんが、大事なことが抜けています。
それは「誰が」と言うことです。

信頼している人から怒られても、それはすべてがいやなわけではありません。
信頼していないとから上手に叱られてもストレスしか感じません。
信頼関係で結ばれている親子であれば、多少感情的になって怒ったとしても「自分(子ども)のために言ってくれているんだ」と思ってもらえるはずなのです。

ですから、普段から子どもの欲求をよく聞いて、良い親子関係を作っておくことが大切です。
子どもの欲求をたくさんかなえてあげ、子どもが願ったとおリの愛し方をする…これが保護であり、過保護であっても、ちっともかまいません。
そして満たされている子どもには、ある程度の干渉もできます。

重要なのは、「親の欲求不満を満たすための過干渉」は慎んでもらいたいということです。

※上記で説明しました、「コミュニケーション」に関しましては下記、ご説明します。
投稿日:2017-02-23
返信 5
伊藤幸弘教育研究所さん
青りんごさんへ削除
コミュニケーション(「聴き方」「伝え方」)

■信頼関係の構築
相手との信頼関係の構築を図るためには円滑なコミュニケーションが大切です。
カウンセリングの領域では、カウンセラーとクライアントの信頼関係(専門的には“ラポール関係”といいます)が絶対条件といわれます。ではその円滑なコミュニケーションを図るにはどうすればいいのでしょう。
コミュニケーションの2つの柱ともいえる「聴き方」と「伝え方」に関して紹介します。


■「聴き方」
みなさんは、「聴き方」を意識しながら部下からの話を聴いたことがありますか。「話し方教室」とか「話し方の本」というのはありますが「聴き方」に関する本は意外と少ないのです。しかし、円滑なコミュニケーションを図る上ではこの「聴き方」が特に重要です。

ここではあえて「聴く」という文字を使います。物理的に音が耳に届く「聞く」でもなく、言葉であれこれと尋問する「訊く」でもなく、「心」の文字が入っている「聴く」です。これは、相手を受け入れて相手の話しに耳と心を傾けることを意味します。専門用語では「傾聴」と言います。

相手の話を上手に「聴く」ためには以下の2つの聴き方に分かれます。
その2つとは、「受動的聴き方(パッシブリスニング)」と「能動的聴き方(アクティブリスニング)」です。
それぞれポイントは3つあります。


■「受動的聴き方(パッシブリスニング)」の3つのポイント
1.黙って聴く
これは簡単なようで意外と難しいです。しかし、すべての「聴き方」のベースとなる姿勢です。相手の話しに意見を割り込まずまずは黙って聴いてあげる聴き方です。黙って相手を聴き、受容してあげることで信頼関係は更に強いものになるでしょう。

2.うなずく
「メラビアンの法則」をご存知でしょうか。1対1で話したときに、どのように影響を及ぼすかというと、話の内容などの「言語情報が7%」、口調や話の早さなどの「聴覚情報が38%」、あいづちやうなずき等、見た目などの「視覚情報が55%」の割合であったという実験結果があります。この割合から「7-38-55のルール」とも言われ、「言語情報=Verbal」「聴覚情報=Vocal」「視覚情報=Visual」の頭文字を取って「3Vの法則」ともいわれています。

話しの内容により大きくうなずいたり小刻みにうなずいたりする聴き方です。大きくうなずくときは「なるほどねぇ〜」と言う意味があり、小刻みなうなずきは「もっと話して」という意味を持ちます。それにより相手は「聴いてもらえている」という満足感が得られます。


3.思いを引き出す
「それ、面白そうだからもっと聴かせてよ」「それ大変だったね。もう少し詳しく話して」「それについて、君のほうでも何か言いたいことがありそうだね」、「君にとって大事なことのようだね。詳しく聴かせて」等のようにひと言、付け加えることで相手を気持ちよく話させてあげることが大切です。


■「能動的聴き方(アクティブリスニング)」の3つのポイントは…
1.話しを繰り返す
相手の発した言葉の語尾をこちらが繰り返して発しながら聴く方法です。会話にいいリズムがうまれて話しやすくなります。そして、相手は「自分の話を聴いてもらえている。理解してもらえている」となります。

ただし相手が意見を求めている場合は繰り返しによる聴き方はいったん中断してください。相手から何かを質問をされている場合にその質問を繰り返しても堂々巡りになってしまいます。その際は、はっきりと上司としての回答をしてあげるといいでしょう。

2.話しをまとめる
相手の話をある程度の段階でまとめてあげると会話のリズムにアクセントがつき、これも効果的です。
例えば、部下が悩みを打ち明けたとします。悩みを打ち明け始めると人は一気に捲くし立てるように話し始めます。それこそ途中でさえぎりたくなるくらいに。その際に、最後まで聴いてそれをまた繰り返す方法(話しを繰り返す)をすると時間が掛かる作業ですし余計に混乱を生じます。その際はある程度こちらで話をまとめてあげるのです。

3.気持ちを汲む
「それは嬉しかったね」「それは悔しいね」「それは腹が立つよね」。こんなふうに相手の心の中の気持ちをこちらの言葉として伝えることで相手は安心した気持ちで話しを出来ます。高級クラブに高いお金を払ってまで、サラリーマンが通うのは、高級クラブのママさんたちはこの「気持ちを汲む」等、聴き方に長けているからなのです。


■伝え方
相手に何かを思いを伝えるときには相手に「何を伝えたか」ではなく「何が伝わったか」が大切です。それを意識することで、部下に対して自分は上司にどれだけ大切に思われているかを実感させる効果があります。それを伝えるためには「言葉」が大切です。

「これは言わなくても分かるだろう」、「恥ずかしくてこんなことは言えない」。まずはそういった考えを排除して時間をたくさん使っていきましょう。

相手に思いを伝えたいときは、「Iメッセージ」が効果的です。相手の行為や出来事を非難がましくなく、事実を述べる伝え方です。
相手にメッセージを伝えるとき、次の2通りの方法があります。それは、「YOUメッセージ」と「Iメッセージ」です。
コミュニケーションを外す人は、往々にして主語が「YOU=あなた」の「YOUメッセージ」になってしまっているケースが多いです。

例えば、お子さんがリビングに来て、大きな音でテレビを見始めたとしましょう。
こちらはその時に別のこと(例えば読書)をしています。
静かな状態でゆっくり読書をしたいのにテレビが気になって集中できません。
ついつい、感情のままに「うるさい!」「ボリュームを抑えろ!」「別の部屋に行け!」と思ってしまうケースはないでしょうか。これは主語が「あなた=YOU」になっています。
「“あなたが”うるさい!」「“あなたが” ボリュームを抑えろ!」「“あなたが”別の部屋に行け!」

こちらの思いを正確に伝え、相手とのコミュニケーションも外さない方法は主語が「私=I」の「Iメッセージ」です。
「あなたが大切な書類を遅れて出すことで、その後行程の仕事が滞って、困っているんだよ」。
これが「Iメッセージ」です。

ポイントは「行動」「影響」「感情」です。

行動→あなたが急に大きな音でテレビを見ることによって
影響→お母さん(お父さん)は集中して読書ができなくて
感情→困っているんだよ

その後に「だから、あなたはこうしなさい」と言ってしまうと、せっかくの「Iメッセージ」がその瞬間に「YOUメッセージ」になってしまいますので注意が必要です。
「Iメッセージ」で思いを伝えると相手はこちらの思いをちゃんと受け止めてくれるケースが多いと言われています。


■「Iメッセージ」と「聴き方」との切り替え
自分の意見を伝え、相手の考えを聴くというのはコミュニケーション(会話)の基本です。
しかし、いくらIメッセージを活用して伝えても、「相手を変えてやろう」という想いが心の奥底にあると、しつこく何度も同じメッセージを発することになります。これは「審判的表現」といい、圧力によるメッセージ(=お前が変われ!)になってしまいます。

その際は、まず相手の立場に立ち切って傾聴することが大切です。これが「Iメッセージ」と「聴き方」との切り替えのタイミングです。相手の話を聴くことにより、相手の「抵抗」がとれて相手は安心して、自ら変わることができるのです。また、相手の立場を理解することで、こちらの心にも変化が現れることもあり、他者理解と自己成長が同時に促進されます。

「期待と願望」、「推論と思い込みのズレ」が対人関係のトラブルの元になるのです。
大切なことは“相手を変えようとせず、相手を分かろうとせよ”です。


コミュニケーションとはキャッチボールのようなものです。いくら良いことでも一方的な話と言うのは聴いていてしんどいです。だから、コミュニケーションがドッジボールにならないように、「聴き方」や「伝え方」を意識して部下とのコミュニケーションを図り、信頼関係の構築に努めてください。
投稿日:2017-02-23
返信 6
青りんごさん
拝読しました。削除
返信ありがとうございます。早速読ませていただきました。過干渉確かにそうだと思います。先回りするなと子供が小さい時から私は主人に叱られていました。私自身が親の過干渉で育ったものですから、あまり自覚がなかったのかもしれません。それから、話の聴き方という項目については考えされられる事が多かったです。主人も私も伝える事はよくやりましたが、聴くというのはあまりしなっかった様に思います。特に主人は伝えることに関しては人一倍子供達に言っていたので息子にとっては何度も同じことを…の気分だったと思います。実際私もそう思っています。最後は説教くさくなってしまって聞きたくないと思ってしまい会話が楽しくありません。結果、反抗期が本格化した中3は私にとって辛い毎日を過ごしていました。高校生になり、少しはマシになったものの一部の学校の先生と
仲が悪いのをきっかけに全てを投げやりになって今に至っています。中3時の不登校のキッカケも国語の先生と仲が悪かったです。話がそれましたが、先生のアドバイスを参考に頑張ってみます。昨夜担任の先生から電話があり主人と担任が話をしたそうです。主人は息子には何を話したかわかりませんが今朝はなんとか学校に行きました。でも、私自身が落ち着かなく先行きはかなり不安でいっぱいです。そのことでまた主人に怒られてしまいました。
投稿日:2017-02-23
返信 7
伊藤幸弘教育研究所さん
青りんごさんへ削除
「不安」でいいのです。
不安な気持ちを無理に排除しようとすると親自体が参ってしまいますよ。

大切なのはご夫婦で不安な気持ちを抱えながら、お互いに支え合っていくことです。
そして、「想い」をひとつ(ベクトルをひとつ)にして、お子さんと接していくことです。

「親が変われば、子も変わる」

これは我々が設立当初から掲げている理念です。
お子さんのため、そして何よりもご自身のために変わっていきましょう。
そのことが「親」として成長することにつながります。

また、「子育ては幸せの時限タイマー」です。
今伝えたことは、1年後、2年後、3年後・・・5年、10年。
もしかしたら親がいなくなってから効果が表れるのかもしれませんね。

でも、それでいいのです。
そう考えると子育てに余裕をもって取り組め、心にゆとりが芽生えます。

是非ともご主人と共有してみてください。

そして、これからもこの場でいろいろとお話ししましょう。
投稿日:2017-02-23
返信 8
青りんごさん
自分の事です。削除
こんにちは。昨日の返信を何度も読み返しました。Re8の不安でいいとの文字に少し救われた気がします。私のことですが聞いてください。自分ばかりがオドオドし、子供のことで一喜一憂している私の姿を見て、主人にはうろたえるな!と喝を入れられ、言いたいことはあるのに聞き入れてくれず、「黙って子供を信じろ」とただ訳が分からず主人の言葉に疑問を持ちながら、日々を過ごしてきました。投稿する以前から他の書き込みも参考にして自分なりに先生の方法を実践はしていたのですが、なかなか成果がでず、誰にも話せない。そんなイライラした日々の中で「おまえは子供に入れ込みすぎる。少し離れて距離を置きなさい」そう言われて毎日人知れず泣いていました。そんな中で昨日の最後の書き込みは心に響くものでした。思い切って書き込みをしてよかったと思います。
投稿日:2017-02-24
返信 9
伊藤幸弘教育研究所さん
青りんごさんへ削除
ご自身のことを聞かせていただきありがとうございます。

ご主人に色々と言われて参ってしまわれているのですね。

・うろたえるな
・黙って子供を信じろ
・子供に入れ込みすぎる
・少し離れて距離を置きなさい

確かに間違いではありません。
むしろ正論かもしれませんね。

でも、時に正論は鋭いナイフのごとく相手を傷つけます。
これは子育てにも共通して言えることです。

目的は正論を言って相手(奥様)を傷つけることではないということをご主人は認識された方がいいですね。

親だから・・・
・うろたえるのです
・黙っていられないのです
・子供に入れ込みすぎるのです
・距離を置けないのです

大丈夫です。

泣きたいときはまたここに来て想いを吐き出してください。
我々が受け止めます。
投稿日:2017-02-24
返信 10
青りんごさん
ありがとうございます削除
こんばんは。返信ありがとうございます。お返事を見て思わず嬉しくて泣いてしまいました。ずっと弱音を吐いてはいけないと我慢していただけに…自分の想いを受け入れてもらっただけに、本当に言いようがないくらい嬉しかったです。ずいぶん心が軽くなったと思います。まだまだ心配はつきません。でも、子供と向き合い前を向いて頑張っていきたいと思います。今週後半3日間は登校しました。また突然何の前ぶれもなく、不登校になるかもしれないと思うと不安はつきませんが、また1週間がんばります。
投稿日:2017-02-26
返信 11
伊藤幸弘教育研究所さん
青りんごさんへ削除
自分の弱音をさらけ出せる安心感、そして、その弱音をすべて受け入れてもらえる満足感…そんなものを感じていただけたのかと存じます。

これも子育てに通じますよね。

思春期の子どもは突っ張っているようですが、実は心はまだ未成熟です。
むしろ、心が未成熟だからこそ、突っ張っているのです。
その対象は往々にして「親」です。
なぜ親にそのような態度を取るか。

それは、「親ならきっと受け入れてくれる」という心理があるのです。
その表現方法は親としては「カチン」と来てしまいますが、今が辛抱の時です。

これからもこの場で思いを吐き出してください。
弱音をぶつけてくださいね。
投稿日:2017-02-27
返信 12
青りんごさん
思い過ごしだといいですが…削除
こんにちは。お久しぶりです。最近あった出来事を書きたいと思います。

高校生の息子は今週月曜日1日休みました。でもこの休みの原因がわかっています。我が家は毎週月曜日はスマホやゲームは禁止(親もさわりません。)にしているため、日曜日の夜から携帯を預けるルールを作っています。しかし息子が渋ったため、つい私が「じゃあ、明日はちゃんと預けなさいね。」と言ったところ「勝手にルールを変えるな!」と主人が大激怒し、それに息子が反発した結果でした。息子には中2の弟がいて、最近は弟と父親(主人)とのケンカが頻繁にあり高1の息子はその現状に耐えられずゲームに逃げている状態です。最近は私自身も含め主人との間にケンカが絶えません。高1の息子はケンカした又はあった次の日は休む傾向があり、またか…と思うとやりきれません。進級の可否がかかっているのでなおさらです。でも父親は信念が強いので、自分が折れることは絶対にありません。今主人と私の思いはバラバラです。(お前がフラフラしてどうする!と言われます。)先生の助言を参考に私一人が頑張っても結局はなかなか進んでいません。1週間が終わると1つの闘いが終わって週始めにはまた新たな闘いがやってくる感じがします。

昨夜長男(高1)に勉強の時間はスマホを預けるように言ったのですが、やらないからと言ってスマホを持って自分の部屋に行ってしまいました。父親が何度か預けるように本人に言ったのですが、本人は無視して預ける気配がない上に返事もしません。wifiの電源を切ったところ、弟は自分もゲームがやりたいので兄をかばったことに父親の怒りが爆発、派手な言い争いを繰り返しました。長男にもやり取りは丸聞こえです。朝になり彼は何とか持ち直した様で、学校へ行きました。しかし次男の様子がおかしく、いつもなら目覚めの良いのにすぐに起きようとしませんでした。行く準備が済んでも家からなかなか出ません。反抗期なのである程度は仕方ないとは思っていますが、弟は兄を見ているので「自分はどんなことがあっても学校は休まん!」と豪語していただけに少し心配です。
投稿日:2017-03-09
返信 13
伊藤幸弘教育研究所さん
青りんごさんへ削除
お久しぶりです。
近況をお聞かせいただきありがとうございます。
家庭のルールはできれば変えない方がいいです。
例外を作ってしまうとルールの意味がなくなってしまいます。

とは言え、それが元で喧嘩が絶えないのはこれも本末転倒。

再度、ご家族で話し合いの機会を作って「どうすればルールを守れるか」を考えてみてください。
投稿日:2017-03-09
返信 14
伊藤幸弘教育研究所さん
青りんごさんへ削除
弟さんの方も心配です。
子どもが不登校の時の兄弟への影響と対応に関して、以下にまとめたものがありますので参考にしてください。
投稿日:2017-03-09
返信 15
伊藤幸弘教育研究所さん
青りんごさんへ削除
「子どもが不登校の時の兄弟への影響と対応」

子どもが不登校になると、ほかの兄弟への影響と対応も親としては気になるところでしょう。

「どうしたら悪い影響が出ずにすむのか。」
「兄弟の不登校をどう説明すればよいのか」
「どうしたらみんなが明るい家庭でいられるのか。」

兄弟への接し方や不登校の説明の仕方について、どの親御さまも悩まれています。
そこで子どもが不登校の時の兄弟への影響と対応を紹介していきます。

■不登校生と兄弟との関係・影響
「兄弟の一人が不登校になると他の子たちとの兄弟関係はどうなるのか、どんな影響がでるのか」
これは、もともとその兄弟の関係性によって大きく変わります。
兄弟仲が良い場合は、不登校になった方は兄弟の存在に助けられる場合が多く、なっていない方も兄弟の不登校を見て人の痛みがわかるようになります。
逆に、仲があまり良くない場合は、悪い影響が出て親御さんも対応に苦労します。

以下にいくつかの事例を紹介します。

■不登校で兄弟仲が良い場合の関係性と影響
兄はいつも僕の方を見ずに適当に話を聞く。
でも、その分親みたいに否定はしないし、適当に聞いてくれるくらいが自分としては気軽に話しやすくて、ありがたかった。
学校のことを妹を通じて聞いていたので、学校生活にどう戻るかが考えやすくてよかった。
弟も同じ時期に不登校になっていた。親はかなり参っていたけど、家に遊び相手がいるのであまり考え込まずにすんだ。

■不登校で兄弟仲が悪い場合の関係性と対応
私が不登校の時に、同じ中学の妹は、私の友だちに「お姉ちゃん元気?」と言われるのを嫌がり、仲が悪くなっていった。
元々仲良くなかった兄が不登校になり、一緒にいる時間が長くなってしまった上に、僕に攻撃してストレス解消するようになって習い事も勉強もやる気がなくなった。
自分をいじめていた子が妹に矛先をむけるようになり、「お姉ちゃんが学校にいかないからだ」と言われた。
学校好きの弟は、私の不登校が受け入れがたかったようで、口もきかなくなった。ただ、今も仲良くはないけど、その時期によい距離感をお互いにつかんだ。

【子どもが不登校になった時の兄弟への対応】

■一人が不登校でも兄弟の前では同じように接しよう
子どもが不登校になると、色々と気を遣ったり、改善されるように働きかけるのは、親として当然のお気持ちです。

でも、他の兄弟がいるの前では、全員を対等に扱わなければなりません。特に兄弟仲が悪い場合は、一人の不登校をきっかけに様々な問題が起きてしまうことがあるので、なおさらです。

子どもというのは、兄弟の中で何番目に大事にされているのかを、とても気にします。そういった部分に、子どもはとても敏感なのです。

長男が学校へ行かなくなって親が特別扱いするようになると、妹も特別扱いされたい一心で学校を休もうとします。
妹さんが、「自分は大事にされていないのではないか」という不安を抱いてしまうのです。

ですから、兄弟の前では全員を対等に扱ってください。

■子どもが不登校になったら、それぞれの子どもと二人きりの時は思いっきり特別扱いしよう
人はどうしても矛盾を抱える生き物です。

■人は平等に扱われたいと思うと同時に、自分だけは特別扱いされたいものなのです。

よって、親は兄弟の一人ひとりと二人っきりの時間をつくり、その時だけは特別扱いするといいのです。2人だけの秘密を持つことや、普段は言えない2人っきりだからこそ言える言葉をかけるのも有効です。

「○○と2人で話していると、お母さん、気持ちが落ち着くよ。」
「○○が毎日お風呂洗ってくれるから、お母さんすごく助かってる。」

そして、お子さんの話をとことん聴いてください。お子さんには、お母さんに話したくても兄弟や旦那さんがいることで話せていないことがあるはずです。
こういった対応の中で生まれるコミュニケーションには、お子さんだけでなく親自身も癒されるはずです。

■最後に
子どもが不登校になった時、ほかの兄弟にどう説明するかは誰でも悩むものです。
幼い下の子に、上の子の不登校を説明する時は特に難しさを感じるでしょう。

そういう時は特に説明する必要はありません。

「学校を休んでいるとサボっているように見えちゃうかもしれないけど、今○○は一生懸命頑張っているから、応援しようね」とだけ言えば十分です。

子どもは親の不安には敏感です。
「大丈夫。心配いらないよ。」と兄弟を安心させてあげることも忘れないでください。
投稿日:2017-03-09
返信 16
青りんごさん
ありがとうございます。削除
遅くなりすみません。返信ありがとうございます。
先生のアドバイスを参考に次男を見守りたいと思います。

私が知らなかったことですが…。次男の行き渋りらしき出来事があったその日、夕方に父親と仲直りしたと次男から聞きました。自分から謝ったそうです。そして次の日からは普通に登校しました。本人は何事もなかったかのように過ごしています。兄も前回の時以降、休まずに登校しています。とりあえずホッとしました。私自身、長男の事で敏感になりすぎているので気をつけたいと思います。
投稿日:2017-03-13
返信 17
伊藤幸弘教育研究所さん
青りんごさんへ削除
ご次男は父親と仲直りしたのですね。
自分から謝ったとのこと。
これ・・・とてもすごいことですよ。

自分で立ち直る力を知らず知らずのうちに身につけているのでしょう。
誇りに思っていいと思いますよ。
投稿日:2017-03-13
返信 18
伊藤幸弘教育研究所さん
青りんごさんへ削除
今回の件で感じたこと、嬉しかった気持ち・・・それらを直接伝えてみてください。
投稿日:2017-03-13
返信 19
青りんごさん
こんにちは削除
こんにちは。最近1ヶ月の間、高1長男にいろんな出来事があったので久しぶりに書き込みをしたいと思います。

まず、3月の始めに学校の同級生とトラブルがありました。体育のバレーボールの授業中に息子の打ったサーブが同級生に直撃したらしく、息子はすぐに謝ったらしいですが、同級生の気が治らず、相手はカッとなり息子の顔面を殴ったと担任から連絡がありました。奥歯にヒビが入ったらしく、息子はすぐに歯医者へ連れて行かれたようです。
幸い殴られた後は目立たなく、食事にも支障がなかったのでそれは良かったのですが、息子と同級生の間には中学の時からのわだかまりがあり(中高一貫校なので)相手はずっと息子を嫌っていたようです。相手のご両親がお詫びしたいと仰っていたので、一度我が家でお会いしました。ご両親とご本人が謝ってくれたのですが、ずっと仲が良くないと聞いていたので、主人が「同級生に何かあったのか?息子が君に気に入らない事をしたのか?」優しく聞いていました。中学1年の時から何となく息子を避けるようになったと言っていました。原因ははっきりとは言わなかったです。息子にも心あたりがないみたいで、でも何となく嫌われていたのはわかっていたので、お互いあまり近づかなかったと言っていました。しかしこのままではいけないので、「今までの事は一旦お互いに水に流し、これからも宜しく」と言ってこの話を終えました。息子は「今回の事はもういいから」と言っていました。
その日を境に少しずつ本人に変化が出てきました。以前より少し素直に言うことを聞き出し、以前ほど父親に対する反抗心は薄れてきたと思います。私達にはわかりませんでしたが、同級生との事が心に残っていたのが、不登校、反抗期の原因の一つだったのでしょうか?
今思うと…。

かと言って問題行動がなくなったわけではなく、相変わらず定期的に休んでいます。
家の中でちょっとしたトラブルがあるたびにふて腐れて休んだり、最近の大きい出来事では宿題の提出がイヤで学校から勝手に帰ってきた事がありました。その日に宿題を出せば単位が貰えたのに、「やる気がない」と言って単位が貰えませんでした。担任から電話があり、遅れてでもやって出すと、約束したのにも関わらず次の日、宿題ができていないからと言って学校へ行きませんでした。約束したことは必ず守る様に本人に伝えたつもりですが、しませんでした。それでも2日後、私は息子を連れて学校へ行きました。宿題を持って…。

今回の事の重大性を本人に伝え、イヤだからと言ってやらないのであれば、学校を辞める様に私が本人に言いました。息子は残りたいと言いているので「協力はしてあげたいけど自分がやる気がないのであれば同じことの繰り返しだし、救いようがない。」担任は黙って聞いてくれていました。息子は最後には自分の力でやれるだけやりたいと言っていました。
担任からの言葉は「イヤな事から逃げても自分に必ず帰ってくる。人が来るのを待っていてはいけない。自分で動こうとしないと。」と息子に言っていました。
どこまで息子に届いているかはわかりませんが、他人(家族も含め)の助言は少し聞き入れる様になった気がします。全面的に回復するにはまだまだ時間がかかるかもしれませんが頑張ります。

※息子はギリギリですが周りのおかげで進級が決まりました。ギリギリなので留年と背中合わせです。これからの本人次第です。
投稿日:2017-03-31
返信 20
青りんごさん
こんにちは その2削除
次男は元気で父親とのトラブルの事は気にせず毎日を過ごしています。
投稿日:2017-03-31
返信 21
若者教育支援センターさん
青りんごさんへ削除
そうなのですね。
その後の様子、時々教えて下さい。
投稿日:2017-03-31
返信 22
若者教育支援センターさん
青りんごさんへ削除
今までのカウンセラーが対応します。
投稿日:2017-03-31
返信 23
青りんごさん
わからなくなりました。削除
こんばんは。今日の出来事ですが聞いていただけますでしょうか?
長男は昨日今日と学校へ宿題の進行状況を先生に見せに学校へ行きました。
先生からは「春休みの宿題が終わっていないのであれば残ってやって行きなさい。」と言われたのに、先生がいない時に友達に「もう限界」と言って本人はまた帰ってきました。
学校の先生から連絡をもらい、本人と真面目に話をしようと今日の出来事についてどう思っているのか聞きました。長男曰く、「友達に言ったのは冗談。先生には最後まで残れとは言われなかった。」と言いました。この前の話の言い訳も同じ事を言っていました。事の重大さがまだわかっていない様で、愕然としました。宿題は進んでるし、大丈夫と長男はいいきるので信じてあげようと思っていた矢先にこれです。私は嘘をついてまでイヤな宿題をして欲しくないし、身を削る思いでやっているのならなおさらです。そこまでして学校に行ってもらいたくないし続ける必要もないと思っています。そのことを本人に伝えると「話にならない」と言って自分の部屋に行って出てこなくなりました。宿題の提出期限は3日後厳守です。また半月ほど前のことが起こってしまいまい、私自身かなり落ち込んでいます。
投稿日:2017-04-07
返信 24
青りんごさん
いまは削除
いまの息子は何を言ってもうざいと言って自分の部屋で荒れています。
投稿日:2017-04-07
返信 25
若者教育支援センターさん
青りんごさんへ削除
荒れているのですね。
おそらくお子さんも自分に対する苛立ちから暴れているのでしょう。
「話にならない」と言い放ったようですが、青りんごさんのおっしゃる通りだと思います。

・嘘をついてまでイヤな宿題をして欲しくない。
・身を削る思いでやっているのならなおさら。
・そこまでして学校に行ってもらいたくないし続ける必要もない。

本当にその通りです。
それでも「お話しにならない」とへそを曲げてしまったというのは、「言い方」や「その時の表情」も影響があったかもしれませんね。

思春期のこどもは本当に難しい。

でも、親子としてこれからも付き合っていかなければなりません。
そのためには以前にもお伝えしたコミュニケーション方法を実践・継続してください。
投稿日:2017-04-07
返信 26
若者教育支援センターさん
青りんごさんへ削除
いまは荒れているようなので少し放っておいてあげましょう。
これは「放置」とは違います。
あくまでの一時的に・・・です。

放置と言うのは子育てに無関心で子どもの成長を願っていない行為です。
青りんごさんはそれとは反対ですから大丈夫です。
投稿日:2017-04-07
返信 27
青りんごさん
ありがとうございます削除
返信ありがとうございます。
今は時間をを置いてお互い?頭を冷やしています。
夕食を食べていないのでメールで食べないかと父親が尋ねたら部屋に持ってきてとメールがきたので持って行きました。ドアの前に置いて帰ってきました。返事はありません。でもごはんは食べた様です。
投稿日:2017-04-07
返信 28
若者教育支援センターさん
青りんごさんへ削除
今回はその対応で構いません。
お互いにクールダウンする時間は必要です。

食事・・・次回、部屋に持っていくことがあればその時は「手紙」を添えてください。
メモ程度で結構です。

ひと言書いたメモが時に、冷めきった子どもの心を温めます。
投稿日:2017-04-08
返信 29
青りんごさん
辛いです。削除
こんにちは、ご無沙汰しています。つい先日の話なのですが聞いてください。長男のことです。

高1の学年末騒動以来色々とありましたが、なんとか2年生には進級できました。ただ、4月始めは学校へ行き、補習もキチンと残ってそれなりに本人は頑張ってやっていました。しかし、4月終わりころになるとまたの不登校、それも1年生分の単位追試を受けずに休みました。学校の先生から連絡を受け、追試だけでも受けないと留年になると言われて父親が会社を休み説得をしたのにもかかわらず行きませんでした。
翌日学校へは行きましたが、親だけの話では聞く耳を持たないので担任と学年主任の先生に話に入ってもらい本人と話しました。後日先生方の尽力で受けられなかった追試をなんとか受け、「これからも頑張ってやって行く」と本人と先生が約束したのにもかかわらずつい先日学校をまた休んでしまいました。原因は父親とのトラブルです。息子の何気ない一言で父親と喧嘩し父に暴力を振るってしまいました。(父親の言葉に煽られた感じです。)わたしが息子を庇ったこともあり父の怒りが収まらず、父親が家を出て行ってしまいました。息子は「父が謝るまで許さない」父親も「息子が謝るまで許さない」と両者譲る気がありません。ただ息子は暴力を振るっているので父親に対しては謝らせる必要があるのではないかと考えています。父親は家出したままで帰るつもりもなく、このままでは別居か離婚になるかもしれません。事実父親は息子を見捨てようとしています。理由は「本人の言うことを信じてきたが何度も裏切られたから。これからも変わらない。」と言って私と話し合いすらしようとしません。息子には「あなたの言い分はわかるが、暴力を振るったことは感心しない。その事については謝るべきではないか?」と言ってはみるものの、放っておいてくれと言われてしまいます。父親もあまり待てない様子で、息子を見放そうとしています。こんな時こそ親子関係を修復してほしいのに、私はなにもできないのもどかしさと行き場のない不安でいっぱいです。
投稿日:2017-05-16
返信 30
若者教育支援センターさん
青りんごさんへ削除
辛いですよね。
不安な気持ちでいっぱいかと思います。

喧嘩両成敗という言葉の通り、お話を伺った限りでは暴力を振るったお子さんは悪いものの、その原因を作ったご主人にも反省の余地はあると思います。

ただし言うは易しですよね。
頭では理解していても実際に「ごめんね」を言う場になったとき、どっちが先に謝るかでもめることになるでしょう。

例えばこんな方法はいかがでしょう。
これは実際にあるご家庭に提案してうまくいった事例です。

双方が冷静になったときに、お互いがお互いに手紙を書く。
その手紙の内容は「今回相手に伝えたい謝罪の言葉」のみです。
言い訳や、更なる批判の言葉は一切なしです。
冷静に相手のことを考えて謝罪の言葉を書くことで、書いた方も更に冷静になれます。

そして、それをお互いに渡します。
もちろん、事前に青りんごさんがチェックしてください。
内容が良ければ渡してください。

更に、その後、直接対面の場を設けて、それぞれ相手の手紙をもらった本人が読みます。
ここがポイントです。
自分の手紙を読むのではなく、相手からもらった手紙を読むのです。
そのことで、相手の気持ちに近づくことができます。

何とか修復できるように・・・頑張りましょう!
投稿日:2017-05-16
返信 31
青りんごさん
ありがとうございます削除
返信ありがとうございます。良いアドバイスだと思います。
ただ、両者とも似た者同士で、息子に手紙を書けと言っても、無視されそうでなかなか言えません。最近は母親の私に高飛車な態度をとってくるので第3者がいないと話が進まない状況です。自分に都合が悪い事になると話を遮り、果ては自分の部屋に帰って行ってしまいます。本人に「メールを送ってみたら?」と提案はしていましたが、無視されました。
明日学校の担任と息子を交えて話し合いをしようと思っています。このままではいけないと思っているので、先生の力を借りて息子と話し合いをしてみます。
投稿日:2017-05-16
返信 32
若者教育支援センターさん
青りんごさんへ削除
担任の先生にご協力を仰ぐのはとてもよいと思います。
我々もご提案はさせていただいたものの、「果たしてご主人とお子さんは受け入れてくれるかどうか」ということは危惧しておりました。
「第3者がいないと話が進まない」ということであれば、その「第3者」を交えればいいのです。

青りんごさんも双方の板挟みで大変かと存じます。
それに加えて第3者である担任の先生も加われば更に気も遣われることでしょう。

本来であれば、もっとご主人が冷静になっていただけねばならないとは思いますが…。
そして、お子さんも高校生にもなっていつまでも駄々をこねないでほしいとも思います。

本日のご様子をまたお聞かせください。
投稿日:2017-05-17
返信 33
青りんごさん
昨夜…削除
こんにちは。返信ありがとうございます。
昨日の息子の様子を書きたいと思います。

昨日は登校しました。しかし帰ってから元気が無く様子が変で、「部屋で少し休みたい」と言って1時間ほど部屋に籠っていました。しかし、階下の私に聞こえるくらい大声で絞り出すように一人で泣いていました。1時間後夕食と入浴を普段通りに済ませ、リビングで寛いだ後、寝るために部屋へ戻りました。しばらくして二階で暴れるようなもがくような音が二階から響いてきました。2、3時間響いた後、私に長男からメールが…「明日学校休ませてほしい。気持ちが落ち着かない」と書かれていました。

わたしは電話越しに「何かあったのか?」と聞くと「イロイロありすぎて苦しい…」の一言。「父親とのことか?」と聞くと「それもある。」と返事がありました。私はとっさに〔この子はいま父親の愛情に飢え、学校でも居場所を失い、いまなんとかしないとこの子は壊れてしまう。〕と思いました。

父親を探し出し(行きそうなところは検討ついていたので)
息子の事を話し、なんとか戻ってきてもらいました。かなり説得しました。「自分は息子に否定されているから自分はいなくてもいいのではないか?」「母親のあなたがそう思っているだけで、実は違うのではないか?」といろいろ言われましたが、私は「私の思い違いであろうがなかろうが、今の家庭環境が良いとは思わない。ただ、息子に無条件の愛情を今だけでもいいから、与えてほしい。」と伝えました。

帰ってから息子は会いたくないと言って父親に会いませんでした。夜中2時くらいだったのでそれ以上の話はせず、ひとまず休みました。

今朝学校の担任に電話し、昨日の事を少し伺いました。仲の良い友達グループとの関係があまり良くない事、宿題が溜まっている事、自身持っていた追試に合格しなかった事等、幾つが原因がある事がわかってきました。今日の夕方担任に会う予定なので、今後の事を含めて話を詳しく聞いてきます。

息子を連れて行く予定ですが来るかどうかはわかりません。
今が自分にとって、息子にとって正念場だと思います。
投稿日:2017-05-17
返信 34
若者教育支援センターさん
青りんごさんへ削除
昨夜のご状況を教えて頂きありがとうございます。
確かにお子さんにとって「今が正念場」だと思います。
そして、ご主人にとっても、ご家庭にとっても「正念場」です。

お子さんが感情を爆発させたのは、父親との件と合わせて、学校での仲の良い友達グループとの関係、宿題が溜まっている事、追試に合格しなかった事等が要因なのですね。
担任の先生に聞けて良かったと思います。
原因がわからなければ対処法も的外れになってしまいますので。
同時にこれからも担任の先生を頼って良いと思いますよ。
不登校の子どもの子育ては家庭だけでは限界があります。

インディアンの社会では「子育ては村がかりの大仕事」という言葉があるそうです。
要するに大人全員で一人の子どもを育んでいきましょうということです。

ひと昔前の日本はそうでした。
例えば家には両親の他におじいちゃん、おばあちゃんがいて、近所には子どもにはちょっと口うるさいカミナリおやじや、おせっかいなおばさんがいました。
社会全体で子育てをしている状態でした。

現代の日本は核家族化が加速していて子育ては両親のみという状態です。
これでは、行き詰ったときに頼る人がいません。

だからこそ、この掲示板で我々を頼ってください。
正念場であるならば、我々も全力で応援します!
投稿日:2017-05-17
返信 35
青りんごさん
最近の出来事削除
こんにちは。長く間が空きましたが、最近の様子を報告したいと思って書いてみました。
今高校2年生です。6月の終わり頃からトラブルがありました。きっかけは私が当時家出中の父親の事を息子に話したのが事の始まりです。相変わらず父親の事を否定し、学校にもロクに行こうとせず、私と口論になった末に取っくみ会いのケンカまでしてしまいました。
それ以降7月は殆ど登校せず、期末試験も受けていません。
投稿日:2017-09-15
返信 36
青りんごさん
最近の出来事2削除
私も鬱状態(心療内科にかかっています。)になり、家を出て実家にいました。両親が揃って家を出て行ってしまっている状態なので、家には本人と弟だけの生活でした。祖父母が時々食事の世話がてら様子を見に行ってくれてはいました。弟とは仲良いので連絡して様子を教えてくれてはいました。息子は学校の担任とはたまに連絡を取っていたようです。8月は補習も兼ねて何日か登校はしていました。夫とはこれからの事を2人だけで随分と時間をかけて話し合いをしました。そして夫が先に家に戻り、鬱が落ち着いた頃に私も時間をかけて家に帰ってきました。約ひと月ぶりに見た息子は落ち着きを取り戻し、少し余裕も出てきた様に見えました。
それまで両手首に輪ゴムを5重くらい嵌めていたのがすっかりなくなっていたのには驚きました。ゲームは相変わらず毎日何時間かやっていますが…。
投稿日:2017-09-15
返信 37
青りんごさん
最近の出来事3削除
2学期になり、2週間くらいは頑張って学校に復帰して行っていましたが、運動会で何かあったらしく、途中で帰ってきました。そして次の日また休み。理由は知りません。今日は学校へ行きました。また同じ事が繰り返し起こるのかと思うと不安で仕方ないのですが、夫からは「うろたえるな。以前と同じように見えるかもしれないが、前に進んでいないわけじゃない」と言われました。私はトラウマもあってなかなか子供を信じる事が出来ずに、います。夫からはお前の精神状態を戻すのが先だと言われています。わかってはいるのですが、息子の全ての行動を見てしまいます。不安でいっぱいです。
投稿日:2017-09-15
返信 38
若者教育支援センターさん
青りんごさんへ削除
ご無沙汰しております。
その後のご様子をお聞かせいただき、ありがとうございます。

ご主人のおっしゃる通り、まずはご自身の状態を戻すことに専念してください。
…とはいえ、そう思えば思うほど、お子さんの行動は気になってしまうのでしょう。

気なってしまうものを気にしないようにするのは逆に心に負担をかけます。
気になるのなら気になりながらも、ご自身を優先するという選択肢を取ってみてください。
投稿日:2017-09-15
返信 39
若者教育支援センターさん
青りんごさんへ削除
それでいうと、青りんごさんがご実家に戻られている状態はともて良い選択です。
その証拠にゲームは相変わらずではあるものの、お子さんは少しずつ変わって来ていますよね。
母親に負担をかけている、母親が心配だ、そんな心境なのかもしれませんよ。

いまはご主人が先に戻り、その後、青りんごさんが落ち着いたら戻ると決めたのであれば、ご主人に任せてみましょう。
投稿日:2017-09-15
返信 40
若者教育支援センターさん
青りんごさんへ削除
いまは、心療内科にかかっているとのことですので、様々な助言をもらっているかと思いますが、我々からも少し助言をさせてください。

それは、ものごとの受け止め方を変える、そして、自分を変えるということです。
以下を参考にしていただければ幸いです。
投稿日:2017-09-15
返信 41
若者教育支援センターさん
青りんごさんへ削除
「事実は1つ、受け止め方は2つ」

ある調査によると、日本の若者はアメリカ・中国・韓国の若者と比較して 自分自身を肯定的にとらえていない傾向にあるという調査結果が出ています。
しかし、自分自身を肯定的にとらえられない原因は、実は思い込みや勘違いの部分が大きいのです。
人間の習慣として、無意識のうちに脳へ条件づけされた習慣通りの行動を行ってしまうという傾向にあります。
専門用語では、物事をどのように受け止めるかという習慣を「思考習慣」と呼びます。
この思考習慣は以下の2つです。
「マイナス思考」→いつも不満やグチ、無理、できないという弱気なことばかり言っている消極的な人
「プラス思考」→いつも明るく、できることばかり考え、強気で自信にあふれた発言をしている積極的な人
このマイナス思考とプラス思考の差はどこから生まれてくるのでしょうか?
それは、フッと思い浮かべる「かも?」から生まれるのです。
たとえば、否定的なことを思い浮かべた人は、
「できないかも?」
   ↓
「できない姿・状況をイメージ」
   ↓
「あきらめる」
   ↓
「間違いないという否定的確信」

反対に肯定的なことを思い浮かべた人は、
「できるかも!」
   ↓
「できる姿・状況をイメージ」
   ↓
「その為に行動する」
   ↓
「間違いないという肯定的確信」

このように、世の中には 「プラスのかも」と 「マイナスのかも」の 2つがあります。

脳に浮かぶプラスの「かも?」は神様がくれた成功へのプレゼントであり、マイナスの「かも?」は あなたの人生を台無しにする悪魔のささやきでもあるのです。

たとえば、テストで思わぬミスをしてしまった。 よい結果が得られなかったという事実に対して、これを糧として努力を続け、次のテストでよい結果が出れば、最初の失敗はさらに学ぶための刺激、あるいはよい教材になったと言えます。
言うなれば、「失敗」ではなく「将来の教訓」なのです。

発明王と言われたエジソンは電球を発明するまでに1万回失敗しました。
しかし、「失敗だ」とは言わず、こう言いました。
「うまくいかない方法を1万通り発見した」 ・・・と。
まさに、この思考こそがプラス思考というべきではないでしょうか。

成功をめざす過程において良くないと思われる結果は「失敗」ではないのです。
むしろ「学ぶチャンス」、「成功へのプロセス」です。
言うなれば、この世の中に「失敗」はないと言えるのではないでしょうか。
このように考えられる人が「メンタル的にタフ」という人です。

ものごとには「出来事」があって「結果」がありますが、この「出来事」と「結果」の間には必ず「受け止め方」が存在します。
たとえば・・・
【否定的受け止め方】
(A)旅先で雨が降った
 ↓
(B)せっかくの旅行が台無し
 ↓
(C)憂鬱な気分で楽しくない旅行だ

逆に・・・
【肯定的受け止め方】
(A)旅先で雨が降った
 ↓
(B)観光客が少ないかもしれない
 ↓
(C)静かに景色を楽しめるな

自分に自信のない人は、どうしても、自分の「欠けている部分」に焦点が当ててしまいます。

「足(た)らで事たる身こそ安けれ 」
これは禅の言葉です。
「足らん、足らん」言い出したらきりがありません。
足らんけど、足りるところで楽しめる人が素晴らしいのです。
なにげない日常、ちょっとした出来事の中に幸せを見つけられる人、今ある環境を楽しめることは素晴らしいと思います。

思うようにいかないことなど山ほどあるでしょう。
それはそれで受け止めて、そこから学べることを探して次の事へ向かえるような、そんな受け止め方をしてみませんか。

経営の神様、松下幸之助はこう言います。
「運の悪い人とは “自分は運が悪い”と思う人。
運のよい人とは “自分は運がよい”と思う人。」・・・と。

出来事は常に白紙であり、その段階では、「プラス」も「マイナス」もありません。
要は今出来ていなくても、「やればできる」というプラス思考と 「やってもムリ」というマイナス思考の差なのです。

したがって、「事実は1つ、受け止め方は2つ」ということになるのです。

この世の中には、「失敗」も「不幸」もない。
それらは「成功」や「幸福」へのプロセスだ、と考えるとけっこう気持ちが軽くなり、「何でもチャレンジしてやろう」 という気持ちにならないでしょうか。

本気でチャレンジし行動すれば不可能だと思われていることも可能になるのです。
「夢は必ず叶います」

そのためには、先ほどからお伝えしている通り、「受け止め方をプラス」にする必要があります。
その「受け止め方」は言葉で表現されます。

私たちは言葉を使って、物事を受け止め、理解し、考え、表現しています。
言葉は脳の働きによって生まれる心(意識)を表現したものなのです。
言葉を変えれば、心が変わります。
心が変われば、脳の回路も変わるのです。

「プラス思考」とは、「プラスの受け止め方+プラスの表現」です。
脳と心は言葉によってつくられる 、言わば、「言葉は意識のコントローラー」なのです。

「できない」→「できる、やれる」
「ムリ」  →「大丈夫」
「イヤだ」 →「いいね」

心から「実現させたい」と思うことがあればプラスの表現を使いましょう。
断定的な言葉を使うことで、ドーパミンが分泌され、細胞がやる気を出してフル稼働するのです。
「できると思えばできる、できないと思えばできない」
苦しいときは 、「やれる」「できる」で乗り切りましょう!

よく、「性格は生まれつきのものだから絶対に変えられない」というご相談を受けます。
しかし、この考えは正しくありません。
心理学では人間の行動の9割以上が習慣によるものだといわれています。
つまり習慣を変えることで性格 (=習慣的性格)を変えることができるのです。

「過去と他人は変えられない
 変えられるのは未来と自分」

これは、カナダ出身の精神科医であり、1957年に交流分析(Transactional Analysis:TA)を提唱した、エリック・バーンの言葉です。

この言葉の通り、人の行為とか考え方とか、諸々は変えることは出来ないし、過ぎ去ったことも変えられません。
しかしながら、自分のこと、そして、これから起こる未来については、影響を与えられます。
だから、「自分自身」と「これから」にフォーカスをしていくことが大切なのです。

あなたの人生は、あなたの受け止め方・意識・言葉によるどのようにも変えることができるのです。
投稿日:2017-09-15
返信 42
若者教育支援センターさん
青りんごさんへ削除
「自分を変える」

「過去と他人は変えられない、変えられるのは未来と自分」
これは、カナダ出身の精神科医であり、1957年に交流分析(Transactional Analysis:TA)を提唱した、エリック・バーンの言葉です。

この言葉の通り、人の行為とか考え方とか、諸々は変えることは出来ないし、過ぎ去ったことも変えられません。
しかしながら、自分のこと、そして、これから起こる未来については、影響を与えられます。
だから、「自分自身」と「これから」にフォーカスをしていくことが大切なのです。
そして、変えていくのです。

一方で、自分を変えたいけど変え方が分からない。自分を変える為にはどうするべきなのでしょうか?
まず…自分の中にも「変えられるもの」と「変えられないもの」…があることを認識することが優先されます。

この二つを分類してみると…
自分の中の変えられるもの→「思考」「行動」
自分の中の変えられないもの→「感情」「生理的反応」
…に区別できます。

例えば…
今、この掲示板を読んでるあなたに対して
「1+1は?」と聞いたら「2」と答えるでしょうし(思考)
「PC(またはスマホ・携帯)に向かいながら首を回して」と言ったらそのようにできるはずです。(行動)
このように「思考」や「行動」はインストラクション(指示)があればすぐに変えられます。

ところが!
「電車に乗り合わせた見知らぬ人を好きになってください」と言ってもいきなり好きにはなれませんし(感情)
「胃液を通常の5倍出してみてください」と言っても自分ではコントロールできません。(生理的反応)

「感情」や「生理的反応」はダイレクトには変えられないものです。

それを踏まえると…「自分を変える」ということは「思考」と「行動」を変えるしかないのです。

…でもこれが難しい。
ホームで電車を待っているとします。これがまた、ちょっと急いでいる時に限って遅れる。
だいたいの皆さんは電車が来るべき方向を覗き込みイライラしてしまうでしょう。
しかし、いくら覗き込んでも電車が来る時間は変えられません。…にも関わらず僕たちは覗き込んでしまう。
「変えられないもの」とは分かっているものの一生懸命イライラを募らせているのです。

自らの力では電車が到着する時間を変えることが出来ないのであれば待っている時間に新聞や本を読むとか調べものをするとかした方が時間を有効に使えますし自分にとってもプラスなはずですよね。

このように日常の良くあるケースから徐々に「思考」や「行動」を変えていくクセをつける。
これが自分を変える近道であり、その先の未来を変えていけるヒントがあるのだと思います。

心理学では「過去は変えられない」といいます。
でも、このように自分を変えることで今現在の物事に対する受けとめ方や、捉え方が変わり、もしかしたら…「過去の事実」は変えられないにしても「過去の形」くらいは変えられるかも知れません。
投稿日:2017-09-15
返信 43
青りんごさん
ありがとうございます削除
早々のお返事ありがとうございます。あれから掲示板を眺めていろいろと自分自身について考えてみました。
私はまだ母親としては未熟だと思います。ほかの掲示板のお返事をみながら先生考え方をもう一度認識しようと何度も頭の中で反芻しました。やっぱり基本理念は大事ですね。
自分自身の体調をみながらまた頑張ってみます。
投稿日:2017-09-20
返信 44
若者教育支援センターさん
青りんごさんへ削除
青りんごさんはすでに十分頑張っているのですから、過度に「頑張ろう」と思いすぎないことですよ。

青りんごさんに限らず、親は誰しも「未熟」です。
これは何歳になろうが、親を何年やろうが永遠のテーマです。

そこから「親として成長しよう」と思う過程が大切なのだと思います。
投稿日:2017-09-20
返信 45
青りんごさん
どうしたらいいのか…削除
こんにちは。今私は長男のいる家にいます。

最近家庭内の状態が悪くなりつつあります。長男は2週間ほど元気に学校へ行っていました。今日は休みましたが…。学校の担任によると9月に入ってから真面目に授業を受け頑張っていたと言っていました。しかし、父親は息子に対して以前の様にあまり怒ることが出来ずにガマンしているようで、少しイライラがたまっている様です。
夫婦関係もあまりよくありません。子供の前ではその事をあまり出さないようにしていたのですが、先日、些細な事で私を責めた主人に対して長男が父親と言い争いになりました。
投稿日:2017-09-30
返信 46
青りんごさん
わかりません。削除
理不尽な事を主人に言われた事に対して私が反発したからです。
結果、長男が私をかばって父親と話し合い(?)していたですが、父親に棒を使って眼を突いたり、暴言を吐いたりあまり感心する態度をとりませんでした。そのことは本人にその場で言ったのですが、興奮していたので聞き入れてくれませんでした。
しかし、私も主人の態度に反感を持っていたので息子の味方をしたつもりはないのですが、主人にはそう見えたみたいで結果的に「お前があいつの態度を肯定してしまった」ますますつけあがらせる結果を招いたいいます。もう一緒にいると家族関係の悪化を招くと自分が家族から離れることばかり言います。私は勿論、子供たちもそれを望んでいません。
投稿日:2017-09-30
返信 47
青りんごさん
難しいです。削除
主人は結果だけ見る人間なので途中が良くてもよしとしません。最近は息子が学校へ行かない日があると必ず私と言い争い、前述した事しか言いません。「全部俺のせいにして生きていけばいいだろう」と言って何を言っても聞き入れてくれません。

学校の寮に入れたいのですが、学校側の承認が得られず行き詰まっています。1人暮らしさせる事も考えていましたが、大学行く気がないのなら寮に入れる必要ないと主人に一喝されます。私は大学云々というより、長男を家庭から離したいだけです。
この考え方は間違っているのでしょうか?
投稿日:2017-09-30
返信 48
若者教育支援センターさん
青りんごさんへ削除
お子さんを寮に入れることは賛成です。
もちろんですが、それは厄介払いという意味ではなく、親元を離れて暮らすことで親の有難みを知り、そして、同時に自立した大人になるための一歩を踏み出すためです。
大学云々はまったくナンセンスな話です。
大学に行かせるために子育てをしているのではありません。
社会で活躍する大人になるために子育てをしているのです。
そのための選択肢として入寮させることが必要だと判断するのであれば、大学に行こうが行くまいが関係ないことです。
投稿日:2017-09-30
返信 49
若者教育支援センターさん
青りんごさんへ削除
ご主人は結果ばかりを見て、プロセスを評価しないのですよね。
本来は逆が良いのです。
やはり、プロセスを見てあげるというのはとても大切です。
プロセスを見てあげることで子どもの自己肯定感(セルフエスティーム)は高まります。
投稿日:2017-09-30
返信 50
若者教育支援センターさん
青りんごさんへ削除
『自己肯定感(セルフエスティーム)を高める』

自己肯定感(セルフエスティーム)を高めるとはいったいどんな状態でしょうか。
それは「脳内が“快”」の状態のことです。

その3要素とは以下の3つです。
1.自己重要感・・・みんなから大切にされている
2.自己有能感・・・みんなから脳力を認められている
3.自己好感・・・みんなから好かれている

これらの実感が持てると行動に柔軟性が出たり、生産性に良い影響を及ぼすと言われています。

自己肯定感が高いと
・自分も他人も大事にできる
・成長を楽しめる
・自分のことを信じることができる
・他人の意見を聞くことができる
・自分の意見を述べることができる
・自分でものごとを決めることができる
・問題解決能力が向上する
・人間関係が好きになる
・自分の感情をコントロールできる
・周囲の人の感情を読み取ることができる
・失敗や挫折から立ち直るのが早い

これらの効果が見込めます。
逆に自己肯定感が低いと上記の反対の作用が起こります。

では、自己肯定感の3要素を高めるための、こちら側のアプローチ例はどんなものがあるでしょうか。

1.「自己重要感(大切にされている)」を高めるためのアプローチ例
・相手の目を見て話す
・相手に関心を持って、声を掛ける
・相手に取り組み(勉強や仕事)の意義付けや期待を言葉で伝える

2.「自己有能感(認められている)」を高めるアプローチ例
・相手の行動について、良いと思ったことは褒め、悪いと思ったことは伝える(どちらも具体的に)
・相手が成功したときは心から喜ぶ
・相手の行動について結果だけではなく、プロセスも評価する

3.「自己好感(好かれている)」を高めるためのアプローチ例
・相手を大事な存在として認める
・相手と一緒に冗談を言ったり、笑い合たりする雰囲気をつくる
・相手に何か問題が起こったときに逃げない

いかがでしょう。
上記をすべて出来ているという親御さんは多くはないと思います。
今日からのコミュニケーションでは是非とも参考にして取り入れてください。
投稿日:2017-09-30
返信 51
青りんごさん
ありがとうございます。削除
メッセージ拝読しました。
なかなかうまくいかない事が多いですが、何度も読み返して頑張ってみます。息子も父親も頑固者なのでなかなか歩み寄りが難しいですが、息子が私を心配して言ってくれていることには嬉しさを感じました。
投稿日:2017-09-30
返信 52
若者教育支援センターさん
青りんごさんへ削除
頑固さは今のご主人と息子さんのように歩み寄りを難しいものにしてしまっているかもしれません。
一方で、それを逆手に取れば・・・。
頑固さを味方にしてしまうのです。
いったん歩み寄れれば、その頑固さがいい方向に作用して、双方は固い絆で結ばれます。
投稿日:2017-09-30
返信 53
青りんごさん
逃げるクセ削除
こんにちは。お久しぶりです。

今日は息子の逃げグセについて近況報告と質問があります。
2学期に入って高2長男は月の休む回数は減ったものの、まだ不定期に休んでいます。
以前と違うところは、休みたい時は自分から自分から休みたいと言って来るようになりました。
ただ、理由が、自分の都合が悪い日に合わせて休んでいる様に思います。例えば、追試や補習で帰りが遅くなるなど…。以前からありましたが、前は理由も言わずふて寝していて起きないかんじでした。
昨日今日と補習があるのですが、逃げグセがついているのか最近、そんな日は休むようになりつつあります。本人はしんどい時もあるとか言っていますが、体調不良などと理由をつけて避けいているように見えます。
本人はそうじゃないと言っていますが夜になると元気になりますし話も明日は補習があるから遅くなるとか前日に言ったりします。でもいざとなったら逃げているとしか見えません。家族や弟には厳しいのに、自分には甘いです。自己主張と要求はしっかりします。どう対処したら良いのでしょうか?
投稿日:2017-10-19
返信 54
青りんごさん
逃げるクセ2削除
これは愚痴なのです。長男を早く家から出したいのですが、学校側から寮に入るのは難しいと返答されました。私は生活にメリハリをつけて他人との共同生活を学んでほしいだけなのですが、おそらく不登校だとの理由で入れてもらえないと思います。進学校なので。家では甘えが出てくるのでなんとかしたかったのですが…。
投稿日:2017-10-19
返信 55
若者教育支援センターさん
青りんごさんへ削除
ご無沙汰しております。
拝読させていただきました。

甘えから物事に対して「逃げている」とのご判断をされているのですね。
確かに読ませていただくと「逃げているな」と思える部分もあります。

逃げることがいけないことだとは本人も理解しているのでしょう。
そして、そこから抜け出したいと思っているはずです。

でもなかなか抜け切れない。
だから、ズルズルと何の改善もしないまま過ごしているのでしょう。

環境を変えて本人に変化を促すことは賛成です。
でも、学校側から入寮を許可されないのですよね。

であれば、家庭内で解決しなければなりません。

「逃げ」の背景には「自分への自信のなさが存在しています。
その点に関しましては以下にまとめていますので、お子さんと共有してください。
投稿日:2017-10-19
返信 56
若者教育支援センターさん
青りんごさんへ削除
また、生活のリズムをつけてあげることも大切です。
それを習慣化していくのです。

これらは以下を参考にしてください。
投稿日:2017-10-19
返信 57
若者教育支援センターさん
青りんごさんへ削除
「習慣化のための6つのコツ」

【その1 :習慣は少しずつ取り入れる】
一度にガラッと習慣を変えるのではなく、少しずつ取り入れるようにすること。
それまで全然ジムに行っていなかった人が、急に頑張ってしまっても、すぐに疲れてしまって長続きしません。
スタンフォード大学のBaba Shiv教授は「人は、やり過ぎたと感じた瞬間にすぐにやめてしまうもの」と指摘しています。
やりすぎはいけません。

【その2 :時間を決める】
新たに何か始めたことを習慣化させたい場合は、そのことに取り組む時間を決めることが大切です。
その物事に取り組む時間を決める事で、その時間になったら自然とそのことに取り組むようになるのです。
例えばお風呂に入るという事や食事をするという事も、ある程度の時間が決まっていますよね。
夜になったら夕食を食べるのとおなじように、時間を決めて取り組むことで、そのことが習慣化して日々の生活の中に定着しやすくなるのです。
何かの勉強を始めるなら、それを習慣化するために頭が働きやすい朝に1時間勉強するようにしてみましょう。
朝起きて顔を洗ってそのまま勉強というような流れを作れば、それは習慣化して定着しやすくなるのです。
この時に気を付けたいのは、あまり取り組みにくいような時間だと無理が生じて習慣化することができなかったりします。
あまりにハードルが高い設定だと、結局は計画倒れとなってしまいますので、そのあたりの時間設定は無理しすぎないということが大切なのです。
うまく時間を作るようにして、取り組みたいことを習慣化させるようにしてみるようにしましょう。

【その3 :やる気がなくてもその場に行ってみる】
行動するよりも、“その場に行くこと”を当面の目標にしましょう。
例えば目標がブログを書くことなら“パソコンの前に座る”、自炊なら“台所に立つ”、ウォーキングなら“外に出る”など、とりあえず“その場に行く”ことです。
その場に行きさえすれば、「せっかく来たし、やっておこうかな」と自然と気持ちも切り替わり、大抵の場合、やることになります。
とりあえずその場にだけでも行ってみると、やりたくない気持ちがまるでなかったかのように、やる気が湧いてきます。

【その4 :小さな邪魔を取り除く】
外が寒い時に、朝早く起きるのが辛いという人は多いです。
そんな時に就寝前に翌日の服など、完璧に準備しておくことで、随分と起きやすくなります。
これは、朝起きてから洋服を出したり、準備をしたりという、「嫌な要素」を取り除いたためです。
人は、ほんのささいなことで、やりたくない(行きたくない)という気持ちになるもの。
習慣化を邪魔する小さなものを見つけて、できる限り取り除くようにすると良いようです。

【その5 :人に見せるために記録する】
厳格な食生活を送っている人の能力をテストした研究で、何を食べているか厳しく監視されている被験者は、高いレベルで自己管理し続けることができることが分かりました。
習慣を記録し、チェックされる状況を作れば、長続きにつながります。

【その6 : できたことに意識を向ける】
自分自身を、できなかったときに責めるのではなく、できたときに褒めるようにしましょう。
心理学的にも、小さなご褒美やポジティブな褒め言葉が、習慣を変え、長続きさせることに大きく影響すると言われます。
少しでもできたことを見つけて、がんばった自分を褒めること。
習慣化への道を前進する力となります。

【最後に :名言紹介】
心が変われば行動が変わる。
行動が変われば習慣が変わる。
習慣が変われば人格が変わる。
人格が変われば運命が変わる。
運命が変われば人生が変わる。
(ウィリアム・ジェイムズ)
投稿日:2017-10-19
返信 58
若者教育支援センターさん
青りんごさんへ削除
具体的な方法として「朝勉強をする」ことをおススメします。
投稿日:2017-10-19
返信 59
若者教育支援センターさん
青りんごさんへ削除
「朝の勉強」

まず第一は生活のリズムです。
結局、学校に行けないのは夜中まで起きていてそれで翌日の朝に起きれないという悪循環から来ています。

勉強を頑張るのは悪いことではありませんが、時間を設定して、その時間になったら勉強は切り上げて寝る…ということをお勧めします。

カリフォルニア大学ロサンゼルス校による研究では、普段よりも夜更かしして勉強するのは効率が悪く、成績アップにつながらないことがわかりました。

この研究では、睡眠時間を犠牲にして勉強する習慣のある学生535名の学業成績を検査しました。 学生たちの人種・家庭の経済力・成績は様々でした。 各学生たちに、中学三年、高校一年、そして高校三年のそれぞれの時点で2週間のあいだ、勉強量と睡眠時間、そして翌日の授業の理解度・テストの成績・宿題の出来具合などをチェックリストで報告してもらいました。

その結果、夜更かしによって、翌日の授業の理解度だけではなく、テストの成績や(夜更かしをしてやった?)宿題の出来具合まで悪くなっていました。

今回の研究に関与していない研究者によると、新しい情報を記憶し、学習内容を自分のものにするうえで睡眠の質と量が重要であるという結果が出ている研究が複数あるそうです。 睡眠時間が少な過ぎる学生は、勉強したことを頭の中で処理する時間が足りないというのです。

睡眠時間を削って勉強するよりも、学校の授業中に集中して勉強したり、睡眠以外の(大人にとっては)どうでもいい事に費やす時間を削って勉強すべきだ、と研究者はアドバイスしています。

確かに「勉強しているのに、なかなかはかどらない」…そういう人に限って、夜、勉強しています。

そもそも夜は、最もはかどらない時間帯です。

勉強の中心を夜にしているかぎり、本来の集中力を発揮できません。

勉強の時間を、夜から朝にしましょう。

朝は、1日の中で最も邪魔が少ない時間です。

早朝であれば、テレビ番組はまだ始まっていません。

皆が寝ている時間ですから、携帯電話が鳴ることもありません。

朝日は、夕日とは違い、すっきりした気分にさせてくれ、元気が出てきます。

「でも、やはり朝は眠い…」

そう思われがちですが、それは睡眠時間が少ないからです。
睡眠時間が、7時間以下だとそうなります。
睡眠時間は、必ず7時間以上取りましょう。

勉強ができる人は、睡眠時間はたっぷり取ります。

ぐっすり寝て、疲れが取れれば、朝はむしろ一番快調になる時間帯です。

それでもなかなか眠気が取れなければ、朝にシャワーをさっと浴びたり、コーヒーを1杯飲んだりしましょう。

近場の24時間ファストフードに、勉強場所を移動してもかまいません。

この朝の快感は、一度知ると、やめられません。
全然大変ではありません。

朝ですから疲れもなく、人も少ないので集中でき、夜に比べればはるかに楽です。

朝の1時間は、夜の3時間にも4時間にも匹敵します。

朝の快感を知ると、仕事・勉強・作業が、すごいスピードで進むのです。

是非一度、実践してみてください。
投稿日:2017-10-19
返信 60
青りんごさん
コメントありがとうございます。削除
早速のお返事ありがとうございます。
少し情報が足りなかったので、補足として最近の生活を書きたいと思います
朝、おそらく5時ごろに起きてwifi通信でスマホ。6時半に電話で起こされて自分の部屋を出る。朝の食事後7時半にwifiが切られるため、7時50分ごろまでテレビを見て過ごす。
その後支度をして8時ごろに登校。下校後(下校後時間まちまち)帰宅してからスマホ。途中食事と風呂が入り、20時一旦wifi接続を中断(wifi自体の電源を切る)1時間位勉強や宿題をする。弟も同じ行動をします。
その後22時30分までまたスマホ。これもwifi切断による終了です。その後就寝とのサイクルで生活しています。多少日によってかわりますが、概ね上記の通りの生活です。
スマホの時間が多いのは気になりますが、無理しない程度にスマホをやめさせているようにしています。勉強も今までのツケがあるので大幅に時間をとっていません。
今日から弟のほうが中間試験なのでwifiを朝から切っていました。それが原因かどうかはわかりませんが昨日今日と寝起きが悪かったです。それと補習。こちらも朝勉強すれば良いのにと思っていますが、本人にどう言えばいいのか悩むところです。なによりも弟が兄貴より先に起きてゲームする有様で。長男はそれに乗っかっている感じです。
しかしコメントに書いてある事は参考にしようと思っています。
投稿日:2017-10-19
返信 61
青りんごさん
それから…。削除
今朝本人と少し話をしました。

昨日は大目にみたが、少しばかりしんどいからと言って学校を休んでばかりいてはダメだと。しんどいのは自分だけではい。人はそれを自分で感情の対処をして日常を送っているのだと…。当面の目標は1日も休まずに学校へ行く事だと。

長男に話しました。本人は黙って聞いていました。

ひどい風邪で熱が高いのならともかく少しばかりの事で直ぐに休むのならともかく…。休まないように努力はしなさい。

と言いました。最近少しばかり話を聞くようになってきたので、言わなければいけないことは言う事にしています。

すると「約束は守れないかもしれないがわかった」と言ってきました。そして本人から指切りの手を出してきたのでしましたが、私はまたすぐに裏切られるだろうと思って信用していません。主人も同様です。(電話で状況を話ました。)

主人はこんな事があるといつも激怒して電話で私に怒ってくるのでそちらもキツイです。もうすぐ修学旅行があるのに家の雰囲気がまた悪くなってしまいました。
投稿日:2017-10-19
返信 62
若者教育支援センターさん
青りんごさんへ削除
「約束は守れないかもしれないがわかった」…という言葉自体は信用できないかもしれませんが、本人にとっては重たい言葉だと思いますし、大きな一歩なのではないでしょうか。
まずは両親(ご夫婦)でそのことを喜んで褒めてあげましょう。
親の喜ぶ顔が何よりのご褒美なのですから。

…一方で、スマホの使用頻度(時間)が気になります。
ご家庭でのルールの再徹底をおススメします。

以下を参考にしてください。
投稿日:2017-10-19
返信 63
若者教育支援センターさん
青りんごさんへ削除
■家庭のルール(参考例)

【マナー】
相手の気持ち、都合を考えて行動することは大切です。
利用して良い場所、時間帯、状況など、して良いことといけないことをきちんと判断できるようなルールを作りましょう。

①公共施設(図書館、電車、病院、店舗)などでの  利用はしない
②相手の迷惑にならないように使用時間を決める
③歩きながらの利用はしない
④食事中にメールをしない


【時間管理】
ケータイ・スマホを利用して良い時間、利用制限時間などを決め計画性のある生活を送るようにしましょう。
使用時間を考えればおのずと計画性のある行動ができるようになります。

① 21時以降は電源を切る
②自分の部屋にケータイ・スマホを持ち込まない


【金銭感覚】
利用限度額を超えなければよい、無料だからよいのではなく、利用時間を決めて使用すること。
毎月支払い明細を見て利用内容をふり返り、携帯電話やスマホの利用方法や目的に対しての話し合いをして意識を高めましょう。

①有料サイト契約はその都度親の了解を得る (ダウンロードなど)
②毎月の携帯電話の利用料金明細を必ず親子で 確認する
③有料アプリを入れたり、課金したりする場合は、 必ず親の了解を得る


【コミュニケーション】
インターネットを通じてコミュニケーションを取ることができますが、文字だけで相手に気持ちを伝えることは、意外と難しいものです。
常に受け取る側の気持ちを考えなければいけません。

①本当に大切なことは、ケータイ・スマホを通して ではなく会って伝える
②メールやメッセージは読む人の立場になって 読み返してから送る
③うわさ話など自分が言われたら嫌だと思うことは 書かない ※SNS・グループでのトークの書き込みも同様


【法律】
日本では、小中学校の単元で法律を学ぶ単元はありません。常日頃からニュース等を見て、子供と一緒に話し合う機会を持つようにしましょう。
何がいけないのか、誰にどんな迷惑がかかるのか、どんな責任を負うのか、自覚を持たせることが必要です。

①ツイッターやフェイスブックなどへの無責任な 投稿は社会に多大な被害を引き起こし、損害賠償 請求される可能性があるので絶対しない
②誹謗中傷の書き込みをしない
③大げさな表現、根拠のない情報の配信はしない
③自転車を運転しながらの携帯電話の使用は禁止
④著作権を守り、違法なダウンロードをしない


【役割・責任】
子供たちが本来やらなければならないことが(宿題、手伝いなど)ケータイ・スマホ利用によっておろそかになってしまうことがあります。
自分の責任を果たしてこそ権利を有する意味を理解させましょう。

①勉強中は携帯を触らない
②やるべきことを優先する


【自己防衛】
外敵から身を守ることも大切ですが、攻撃されるような言動をつつしむことも重要です。
情報配信の危険と責任を理解させましょう。

①WEB(ネット)上に個人情報(名前・住所・ 電話番号・写真など、本人が特定されてしまう 情報)を書き込みしない
②フィルタリング契約をする
③ウィルス対策ソフトを入れる
④IDやパスワードを安易に人に教えない


【家庭ルールを守れなかったとき(メタルール) 】
間違いを起こしたからといって直ぐにケータイ・スマホを取り上げてしまうルールを設けると子どもは問題を隠そうとします。問題は時間が経過すればするほど大きくなる可能性が高まります。守れなかったからといって、すぐにケータイ・スマホの使用を禁止するのではなく、事態が大きくなる前に、親が子どもに自問自答する機会を与えてみてはいかがでしょうか?

①ルールを守れなかった時、何が悪かったのか 家族で話し合う。
②それでも守れなかった時○○日間利用禁止
③利用禁止を繰り返した時は契約を休止をする(最終手段)
投稿日:2017-10-19
返信 64
若者教育支援センターさん
青りんごさんへ削除
「家庭のルール策定とルール例」

スマホ・ネット・ゲームのルールの作成はすぐにでも取り掛かりましょう。

その際はエビデンスも提示してあげましょう。
「青少年のインターネット利用と依存傾向に関する調査」として総務省から出されている資料を参考にしてください。
平均的なスマホの利用時間等がまとめられています。

また、「家庭における青少年の携帯電話・スマートフォン等の利用等に関する調査報告書」として東京都青少年・治安対策本部が発表している資料もあります。

子どもにスマホのルールを説明するときは、親の感情だけではなく、一般的な数値を示し、且つ「なぜルールが必要か」という「Whyの説明」が求められます。
その前提があって「親の想い」を上乗せし、各家庭でのルールが成立するのです。

そして、子ども自らがルールの大切さを理解した上でルールを決めましょう。

そうでないと「無理矢理に決められたルール」になってしまい、子どもはルールを守ることをしません。
そして、ルールを守れなかったときのルール(メタルールといいます)も必ず決めましょう。
メタルールは確実に実行です。

ルールを作ることが目的ではなく、ルールを作ることで日常生活の健全な時間配分をできるようになる子に育てることを目的とします。
したがって一切禁止等のルールは現実的ではなく、スマホを如何に効果的に使いこなすかに重点をおいてください。

以下に実際にこの掲示板で書き込まれた家庭のルールの参考例の抜粋をご紹介しますので参考にしてください。

家族がしているルールはこんな感じです
・プレイ時間の制限
・課金額の制限(月500以下)
・2週間に1回使用履歴を親に見せる
(協力してくれたら何らかの形でお礼をする)
・家族がいるところでやる
・毎週木曜、金曜の2日間は
家族のNOゲームデー
毎週木曜、金曜は、息子だけでなく
私たち親もゲーム機やスマホを一切使わず、その2日間は
鍵がかかる指定されたたなに
親も息子も自分の電子機器をしまわなくてはなりません
鍵は父親が管理することにしました
そして、その2日間は電子機器に触れることは親も息子も許されません

いつもゲームに使っている時間を用いて 外遊びや家族だんらんをします
以上が私たちにできる最大の対応です
投稿日:2017-10-19
返信 65
青りんごさん
ありがとうございます削除
返信ありがとうございます。早速参考にさせていただきます。やはり一般的にみてもスマホの時間が長いですね。親がやると弟と一緒になって反発してくるので結構キツイです。おまけに主人との兼ね合いが厳しく心が折れそうになりますが何とか頑張ってみます…。私自身クスリ飲みながら…。
投稿日:2017-10-19
返信 66
若者教育支援センターさん
青りんごさんへ削除
心が折れそうになったら(そうでないときも)、この場に想いを吐き出してくださいね。
投稿日:2017-10-19
返信 67
青りんごさん
スマホが手放せない削除
こんにちは。また久しぶりに書きたい事があったので、よろしくお願いします。長男は大分落ち着いてきて、家族とは上手く過ごせるようになってきました。たまにトラブルがあるときはあるけれど、以前よりは自分に折り合いをつけれるようになったと思います。

ただスマホは相変わらず手放せません。ルールを決めても時折、自分の意見を押し通すので聞き入れなくなってきているような気がします。父親は言いたい事があっても敢えて煽るような事は言わず我慢している状態です。本当は一喝したいんですけど… 。中3の次男の受験のこともあり、イライラはたまっています。私は何も言わず、じっと耐え忍んでいる状態です。

進級も怪しいのにスマホをリビングへ置いて行くようにいっても余り聞き入れてくれません。まだ現実が見えてない様にみえます。私は過保護に徹しているつもりですが、主人からみると子供の言いなりになって甘やかしているにしか見えないと言われます。

私は何も言えずだまっているしかありません。私が動けば悪い方向しか行かないので何もできません。悔しです。
投稿日:2018-01-07
返信 68
若者教育支援センターさん
青りんごさんへ削除
ご長男は前進した部分と、そうではない部分があるようですね。
前進できた部分は本人にも伝えて褒めて・喜んであげましょう。
そのことで更に強化されます。

そうではない部分。
具体的にはスマホの件は前回お伝えした内容を参考に家庭のルールをしっかりと作ってください。

家庭のルール策定に当たっては本人が納得して決めることが大前提になります。
そして、ルールを守れなかったときのルール(メタルール)も同時に作り、確実に実行してください。

例えば、「スマホをリビングへ置いていく」というルールを策定し、本人もそれを受け入れたのであれば、そのルールを破った際にはメタルールを確実に実行するべきです。

過保護と看過はまったく違います。
投稿日:2018-01-07
返信 69
若者教育支援センターさん
青りんごさんへ削除
上記の「返信63・64」と併せて以下も参考にしてください。
投稿日:2018-01-07
返信 70
若者教育支援センターさん
青りんごさんへ削除
「ネット・ゲーム依存」①

まず、家庭内のルールと、そのルールを破ったときのルール(メタルール)を親子で話し合い決めていくことが大切です。
その際に、親が強引にルールを決め付けるのではなく、子どもが自分で守れるルールと、親が守って欲しいルールを話し合いの中で決めていくことが求められます。
ルールを決める過程においては、子どもが「自分でルールを作った」という意識を持たせることも必要です。
そして、決めたルールは紙に書いて家族が常に見ることが出来るように貼り出します。
そのことで、家族でルールを共有でき、ルールに関する会話も増える効果が望めます。

それでも依存してしまう場合には以下の対処法がありますので参考にしてください。

【症状が軽い場合の対処法の例】
・意思の力でやめる。
・飽きるまで続ける。
・パソコンの電源を入れる前に、やるべきことをやってしまう。
・電子メールはやめて普通の手紙やハガキを出す。
・インターネットに接続する時間を決め、その時間はネットに集中する。その時間以外はパソコンの前に行かない。
・キーボードを打てないように、軍手などをする。
・自宅に帰らずに、図書館や喫茶店で時間を費やす。
・ネットに接続したくなったらとりあえず部屋を出て散歩をする。
・パソコンに(オンラインではない)ゲームをインストールし、接続したくなったらそのゲームをやることにする。
・とりあえず接続時間をこまめに記録してみる。
・インターネット以外に集中できることを無理矢理見つける。
・新しい趣味を見つけて熱中する。昔やっていた趣味などに再度取り組んでみる。
・旅行に行く。
・一人暮らしの人なら、しばらくパソコンのない実家に行く。
・友人に事情を話し、しばらく居候する。
・パソコンと電話線の接続を切る。
・パソコンと電話線の接続コードを捨てる。
・プロバイダーのパスワードをパソコンから消し、書類などもすべて破棄する。
・モデムやTAを取り外し、どこかにしまう。友人に預ける。
・モデムやTAを破壊し、捨てる。
・プロバイダーの契約を破棄する。
・まとまった時間のとれる週末などに、食事もしないでひたすら接続し続け、いやになったらやめて、もう接続しない。


【症状が重い場合の対処法】
(1)現状の把握
1週間程度の期間を決め、インターネットでの活動内容を詳細に記録する。形式は気にしない。
例えば次のような項目について記録します。
・1日のメールの受信記録、送信記録。読み書きに使った時間。どんな利益があったかの評価。
・見に行った掲示板の名前、自分が書き込んだ掲示板の名前、件数、興味を持った書き込みの内容。それを読んだことによる利益の評価。
・どこのチャットサイトに行ったか。誰とどのくらいの時間チャットしたか。どんな内容だったか。自分にとっての利益の評価。
・オンラインゲームの開始時刻と終了時刻、その内容。自分の感情。自分にとっての利益の評価。
・検索サイトを使って情報を収集したなら、検索した内容、使った時間、それが役に立ったかどうかの評価。

これらが記録されたら、それを整理してみる。
どの活動にどれだけ時間を使ったか、どんな利益があったかまとめる。

(2)失った時間の検討
もしインターネットを使っていなかったら、何に時間を使っていたか、あるいは何に時間を使いたいかを考える。
今やりたいことがないからインターネットに接続してしまうという場合、かつての自分の趣味や人生の目標などを思い出し、ネットへ接続した時間を活用できないか考えてみる。
考えたことを、ノートなどに記載する。

(3)目標の設定
(1)(2)の結果を見ながら、今週の接続時間の目標を決める。なるべく無理のない目標にする。
例えば週に70時間アクセスしていた人ならば50時間に減らすなど。
実際のアクセスの際には、その接続でやることと時間を決め、それが終わったらすぐに接続をきるよう努力する。
やるべき項目を付箋紙に書き(○○へ書き込み、△△へメールを書くなど)、画面の横にでも貼っておくと接続を切りやすい。

(4)引き続き、状況の把握
 (1)で行ったインターネットでの活動内容の記録を続ける。そして目標を達成できたかどうか評価し、再度目標を立てる。

(5)他人への協力の依頼
インターネットに理解があり、インターネット依存症のこともある程度知っている友人や知人を見つけ、協力を依頼する。
自分の現状や目標を説明し、目標の達成状況を報告し、励ましや叱咤をもらう。
協力を依頼できる友人や知人が見つからない場合、ネットで見るけることも可能かもしれない。理解してくれそうな管理者がいる掲示板に書き込んだり、自分のサイトの訪問者や信頼できるメールフレンドに協力を依頼しても良いかもしれない。

(6)他人への協力
だれかがインターネット依存症に悩み、克服しようとしていたら、その人の活動を励ますなどして協力する。
それが自分自身の回復への気持ちの維持につながるし、戒めにもなる。

(7)健全なアクセス状態の維持
アクセスする目的や時間をあらかじめ決めておき、それ以上のアクセスはしない。
その状態を維持する。
投稿日:2018-01-07
返信 71
若者教育支援センターさん
青りんごさんへ削除
「ネット・ゲーム依存」②

『インターネット依存症』は日本ではまだ疾患として正式に認知されて いませんが、最近特に注目を浴びてきている病的症状です。
専門に扱う病院もでき、治療にあたる病院が今後さらに増えることが想定できます。
症状が、うつ状態だったり、視力の低下だったり、肩こり、倦怠感などを伴うことも 多いので、ネット依存専門医でなくても、他の医療機関で 症状やネットの利用状況も説明の上、相談にのってもらうことも選択肢のひとつです。

軽度の依存症の場合、身近な人間がその人の日常のインターネットの使い方をよく見ないと『依存かもしれない』と判断することは難しいかもしれません。
本人に自覚がない場合がほとんどです。
・用もないのに何となくインターネットにつないでしまう。
・今までしていたことをせずインターネットをするようになる。
・周囲から見てインターネットをしすぎだと感じる。
・常に携帯電話を手にしている。

まずは、子どもと一緒に「利用時間」「利用時間帯」についてルールを設定することが大切です(朝・深夜には利用しない・利用時間は1~2時間程度にする等)。
そして、ルールを守れなかったときのルール(メタルールといいます)も同時に設定してください。
これも子どもと一緒に考えることが大切です。

また本人にその実態を知ってもらうために、カレンダーに一日の自分のネット利用時間数を記入させるという方法もあります。客観的に自分がネットに何時間を費やしているかを把握させることが目的です。
そして、1日に利用する時間×1週間または1日に利用する時間×1カ月をし、時間の浪費を意識させる。長時間のネット使用は『うらしま太郎』状態になってしまうことと同じ。数年後、自分だけ時が止まっていたことに気づき、辛くなると、未来の自分を予測させる)。

そのほかには以下の方法もあるので参考にしてください。

・可能であれば、同じコンテンツを利用してみた上で、子どもと対話をしてみる(SNS・オンラインゲームなど)。
※ただ親が依存することのないように注意を払ってください(ミイラ取りがミイラにならないで)。

・フィルターの時間制限などを利用して決まった時間は接続できないように設定する。


次に、重度のケースをご紹介します。

重度の依存症になると、自分自身や家族の力で回復することはきわめて難しくなります。

症状としては
・会社をやめる、学校に行かなくなる。
・パソコンを取り上げようとすると切れる。暴力をふるう。
・インターネット以外のことはしなくなる。
・性格や考えることがまるで別人のようになってしまう。
など他にもいろいろと深刻な問題があります。
家族の崩壊につながっていくケースもあります。

どうですか?
すべてではないかもしれませんが、お子さんは重度の状態に近いのではないでしょうか。

家族の力だけではどうにもならない。
ではどうしたらよいのでしょう?
依存症のサイトではほとんどの場合が「専門医にかかることをお薦めします」とありますが、インターネット依存症だけを扱っている専門医はまだないようです。
ですが病状によってうつ病や神経症を併発することが多く、精神神経科や診療内科などで診察を受けている方が多いようです。

以下は病院に通わなくても治ったケースの例をご紹介します(あくまでも「例」です)。

◇ 自分自身で回復したケース ◇
・インターネットに飽きる。
・周りの依存傾向のある人をみて嫌になる。
・たまたまネットに接続できない期間があり、一時的に遠ざかったことにより気分が楽になった。
・ネット上で嫌な思いや怖い思いをする
・パソコンが壊れる。
・インターネットへの接続ができなくなる(料金未払いなど)。

◇ 周囲の人の力によって依存から回復したケース ◇
・客観的に自分をみるようにいう。
・失ったものはないか気付かせる(恋人・友達・勉強・仕事)。
・依存症の人間をみせる。
・ほかの事に興味を持たせる。
・パソコンを手放せない場合はパソコンを利用したほかのこと(絵を描く)などに興味を持たせる
・まったく違うものに興味を持たせる(本を読む、音楽に興味を持つ、友達と遊ぶ)
・インターネットを始める前は何をしていたか思い出させる。
・パソコン・携帯を取り上げる。
・依存から回復した人の体験談を話す、見せる。
・依存で苦しむ人の体験談を話す、見せる。

ただ重度依存の人は「自覚がない場合」や「自分が依存だと認めたくない場合」、また「依存だからどうした?」と開き直る場合があり、風邪薬を飲むように簡単に治すことはできません。
心してかかっても、家族や本人が心身共にひどく傷つく可能性も高いと思います。

また重度の場合、性格も考え方も変わってしまっているので、パソコンを取り上げようとして喧嘩になる、押さえ切れない衝動を暴力にして、身内や外に向けて発散してしまうかもしれません。
予期せぬことが起こる可能性も考えに入れなければならないと思います。

◇ 病気と判断しづらいケース ◇

ネット依存の難しい面はいろいろあります。
症状として一概に病気と判断しづらいケースもあるようです。
鬱症状や「会社に行けない・学校に行けない」などの状態は分かりやすいのですが、学校へは毎日行っており一見普通の生活をしている。ですが『インターネット依存』というケースもあります。

例えばよくあるケースですが、
北海道に住む普通の高校生がいます。
毎日学校へ行き友達もいます。だれから見ても普通の高校生です。
ここ半年ほど、彼は家に帰るとパソコンを立ち上げ、食事に30分くらいリビングに来るほかは自室でインターネットをしています。
テレビも最近では面白くないようで、見ることはありません。
毎晩ネットでコミュニティサイトへ行き、いろんな人と話したりチャットをしています。
特定のチャット相手もいて、今度東京に住んでいるという彼女と会う約束をしています。
相手は自称23歳の主婦です。

このケースの場合、ご相談頂いた内容とは違うかもしれません。
でもネットに潜んでいる危険性を伴うことに接しているという意味としては同じです。

この彼の場合もし「ネットは一週間やめなさい」といったら彼はどんな反応をするのでしょう?
・携帯でチャットをする
・隠れてネットをするようになる
・切れて親に暴力を振るう
・むしゃくしゃして通りがかりの人を殴る

一見普通の高校生の彼。
普通の日常の中に、見た目にはわからない『依存』の怖さは潜んでいるのです。

取り返しが付かない状態にならないように周囲の人が知識を身につけ早期に復帰への手引きができるといいと思います。
投稿日:2018-01-07
返信 72
青りんごさん
ありがとうございます削除
返信ありがとうございます。

話は聞いてくれる様にはなったものの、完全に信頼関係が築けてないのでいっしょにルールづくりはすぐにはできそうにないです。しかし、折を見て少しずつその方向に向いて行くようにしたいと思います。

主人の言い分は勉強のときは確実にスマホを使っていない確証が欲しいらしく、子供を信用するためにも自室に持っていかない様にしたいと言っています。私も意見は同じですが早急に事を進めようとすると反動が起こってしまうので様子見です。

長男は言わなければ置いて行くのに…と言って逆ギレするので黙って様子を見ていますが置いて行こうともしません。
すぐに叱るとまた揉め事になりそうなので言いにくい状態です。

でも先生の助言はもう一度見直そうと思っています。
初心にかえってまた頑張ります。

そして遅れましたが明けましておめでとうございます。
今年も掲示板のお世話になると思いますのでよろしくお願いします。

投稿日:2018-01-09
返信 73
若者教育支援センターさん
青りんごさんへ削除
こちらこそ、本年もよろしくお願い致します。

さて、話は聴いてくれるようになったものの、まだ信頼関係が構築されていないとのこと。
以前お伝えしたように信頼関係を構築し、深めていくためには「日々のコミュニケーション」が大切です。

以下に改めてコミュニケーション方法をご紹介します。
少しブラッシュアップしていますので新たな気持ちでお読みください。
投稿日:2018-01-09
返信 74
若者教育支援センターさん
青りんごさんへ削除
「コミュニケーション~①聴く」

■信頼関係の構築
カウンセリングの領域では、
カウンセラーとクライアントの信頼関係の構築を深めることが絶対条件と言われます。
(専門的には、信頼関係を“ラポール関係”と言います)

相手との信頼関係の構築を図り、
さらに深めていくためには円滑なコミュニケーションが大切です。
ではその円滑なコミュニケーションを図るにはどうすれば良いのでしょう。

■「聴き方」
みなさんは、「聴き方」を意識しながら相手の話を聴いたことがありますか。
「話し方教室」とか「話し方の本」というのはありますが
「聴き方」に関する本は意外と少ないのです。
しかし、円滑なコミュニケーションを図る上では、
この「聴き方」が特に重要となります。

ここではあえて「聴く」という文字を使います。
物理的に音が耳に届く「聞く」でもなく、
言葉であれこれと尋問する「訊く」でもなく、
「心」の文字が入っている「聴く」です。

しかも、文字を分解すると「耳」の右側には「十」「四」「心」となります。
「14の心」とは……
諸説ありますが、以下のようなことが言われているそうです。

・「14の心で聴く」(仏教)
仏教の、八正道(はっしょうどう)と、六道(ろくどう)を足した数(8+6=14)
様々な視点から聴いてあげましょうということ。

・「14の心で聴く」(年齢)
14歳の時の心で聴く…………つまり、純粋な気持ちで聴きましょうということ。

話が冒頭から逸れてしまいました(汗)。

要するに、相手を受け入れて相手の話に耳と心を傾けることを意味します。
「四」の向きを変えて、縦にすると「目」にも見えます。
そして、「十」を「プラス」と捉えれば……
「耳」だけではなく、「目」と「心」でも聴きましょう……とも言えますね。
これを専門用語では「傾聴」と言います。

相手の話を上手に「聴く」ためには以下の2つの聴き方に分かれます。
その2つとは……
「受動的聴き方(パッシブリスニング)」と
「能動的聴き方(アクティブリスニング)」です。
それぞれポイントは3つあります。

■「受動的聴き方(パッシブリスニング)」の3つのポイント
1.黙って聴く
これは簡単なようで意外と難しいです。
しかし、すべての「聴き方」のベースとなる姿勢です。
相手の話しに意見を割り込まず、まずは黙って聴いてあげます。
黙って相手を聴き、受容してあげることで信頼関係はさらに強いものになるでしょう。

2.うなずく
「メラビアンの法則」をご存知でしょうか。
1対1で話したときに、どのように影響を及ぼすか……という実験結果から出された法則です。

話の内容などの「言語情報=7%」、
口調や話の早さなどの「聴覚情報=38%」、
あいづちやうなずきなど、見た目などの「視覚情報=55%」
の割合であったという実験結果があります。

人は話の内容などよりも、話をしている際の態度や姿勢
……の方が影響力は大きいのです。

「ういなずく」には、話しの内容により大きくうなずいたり、
小刻みにうなずいたりする聴き方によって信頼関係を深めていく方法があります。

大きくうなずくときは
「なるほどねぇ~」という意味があり、
小刻みなうなずきは「もっと話して」という意味をもちます。
それにより相手は「聴いてもらえている」という満足感が得られます。

3.思いを引き出す
「それ、おもしろそうだからもっと聴かせてよ」
「それ大変だったね。もう少し詳しく話して」
「それについて、君のほうでも何か言いたいことがありそうだね」
「君にとって大事なことのようだね。詳しく聴かせて」などのように
ひと言、付け加えることで相手を気持ちよく話させてあげることが大切です。

■「能動的聴き方(アクティブリスニング)」の3つのポイント
1.話しを繰り返す
相手の発した言葉の語尾をこちらが繰り返して発しながら聴く方法です。
会話にいいリズムがうまれて話しやすくなります。
そして、相手は
「自分の話を聴いてもらえている。理解してもらえている」
となります。

ただし相手が意見を求めている場合は、
繰り返しによる聴き方はいったん中断してください。
相手から何かを質問をされている場合に、
その質問を繰り返しても堂々巡りになってしまいます(笑)。
その際は、はっきりと自分としての回答をしてあげると良いでしょう。

2.話しをまとめる
相手の話をある程度の段階でまとめてあげると、
会話のリズムにアクセントがつき、これも効果的です。

例えば、相手が悩みを打ち明けたとします。
悩みを打ち明け始めると人は一気に捲くし立てるように話し始めます。
それこそ途中でさえぎりたくなるくらいに……。

その際に、最後まで聴いて、
それをまた繰り返す方法(話しを繰り返す)を行うと、
時間が掛かる作業ですし、余計に混乱が生じます。
その際はある程度こちらで話をまとめてあげるのです。

3.気持ちをくむ
「それは嬉しかったね」
「それは悔しいね」
「それは腹が立つよね」

こんなふうに相手の心の中の気持ちを
こちらの言葉として伝えることで、
相手は安心した気持ちで話しを出来ます。

高級クラブに高いお金を払ってまで、
サラリーマンが通うのは、
高級クラブのママさんたちは
この「気持ちをくむ」など、聴き方に長けているからなのです。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
聴くとは、愛することである
長田弘(詩人)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
投稿日:2018-01-09
返信 75
若者教育支援センターさん
青りんごさんへ削除
「コミュニケーション~②伝える」

■伝え方
相手に何かを思いを伝えるときには
相手に「何を伝えたか」ではなく、「何が伝わったか」が大切です。

そのためには「言葉」が大切です。

「これは言わなくてもわかるだろう」
「恥ずかしくてこんなことは言えない」

まずはそういった考えを排除して時間をたくさん使っていきましょう。

相手にメッセージを伝えるとき、次の2通りの方法があります。
それは、「YOUメッセージ」と「Iメッセージ」です。

コミュニケーションをはずす人は、
往々にして主語が「YOU=あなた」の「YOUメッセージ」
になってしまっているケースが多いです。

相手に思いを伝えたいときは、「Iメッセージ」が効果的です。
相手の行為や人格を非難・否定せず、事実を述べる伝え方です。

例えば、あなたがリビングで読書をしているときに、
家族の誰かがリビングに来て、大きな音でテレビを観始めたとしましょう。

静かな状態でゆっくり読書をしたいのにテレビの音が気になって集中できません。
ついつい、感情のままに
「うるさい!」
「ボリュームを抑えろ!」
「別の部屋に行け!」
と思ってしまうケースはないでしょうか。

これは主語が「あなた=YOU」になっています。
「“あなたが”うるさい!」
「“あなたが” ボリュームを抑えろ!」
「“あなたが”別の部屋に行け!」

こちらの思いを正確に伝え、
相手とのコミュニケーションもはずさない方法は
主語が「私=I」の「Iメッセージ」です。

「あなたが急に大きな音でテレビを観ることによって、
私は集中して読書ができなくて
困っているんだよ」

これが「Iメッセージ」です。

ポイントは「行動」「影響」「感情」です。

行動 → あなたが急に大きな音でテレビを観ることによって
影響 → 私は集中して読書ができなくて
感情 → 困っているんだよ

でも、その後に「だから、あなたはこうしなさい」
と言ってしまうと、せっかくの「Iメッセージ」が
その瞬間に「YOUメッセージ」になってしまいますので注意が必要です。

「Iメッセージ」で思いを伝えると
相手はこちらの思いをちゃんと受け止めてくれるケースが多い
……と言われています。

■「Iメッセージ」と「聴き方」との切り替え
自分の意見を伝え、
相手の考えを聴くと
いうのはコミュニケーション(会話)の基本です。

しかし、いくら「Iメッセージ」を活用して伝えても、
「相手を変えてやろう」という想いが心の奥底にあると、
しつこく何度も同じメッセージを発することになります。

これは「審判的表現」と言い、
圧力によるメッセージ(=お前が変われ!)になってしまいます。

その際は、まず相手の立場に立ち切って傾聴することが大切です。
これが「Iメッセージ」と「聴き方」との切り替えのタイミングです。

相手の話を聴くことにより、相手の「抵抗」がとれて
相手は安心して、自ら変わることができるのです。

また、相手の立場を理解することで、
こちらの心にも変化が現れることもあり、
他者理解と自己成長が同時に促進されます。

「期待と願望」、「推論と思い込みのズレ」
が対人関係のトラブルの元になるのです。
大切なことは“相手を変えようとせず、相手をわかろうとせよ”です。

コミュニケーションとはキャッチボールのようなものです。
いくら良いことでも一方的な話と言うのは聴いていてつらいものです。

だから、コミュニケーションがドッジボールにならないように、
「聴き方」や「伝え方」を意識して
相手とのコミュニケーションを図り、信頼関係の構築に努めてください。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
伝えることをあきらめちゃいけない。聞く気持ちがある人には、必ず伝わるから。
木藤亜也(脊髄小脳変性症患者)「1リットルの涙」著者
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
投稿日:2018-01-09
返信 76
若者教育支援センターさん
青りんごさんへ削除
「コミュニケーション~③アサーション・トレーニング」

「アサーション・トレーニング」により、自分も相手も大切にする自己表現法「アサーション」を身につけることができます。
これにより、自分の気持ちを制限することなく、お互いを尊重しながら自己表現し、うまくコミュニケーションをとることができれば、対人関係の悩みが解消されることでしょう。
以下「アサーション・トレーニング」について解説していきます。

1.アサーション・トレーニングとは?
自分と相手、双方を大切にしながら自己表現を行うコミュニケーションスキル「アサーション」。
このアサーションを身につけるためのトレーニングが「アサーション・トレーニング」です。
アサーションの自己表現は大きく3つのタイプに分けられます。

【ノン・アサーティブ(非主張型)】
自分よりも相手を優先し、自分を後回しにするタイプ。
ドラえもんでいえば、のび太君のようなタイプです。
自分の意見を表現しなかったり、しそこなってしまったりします。
自己肯定感が低く、相手の気持ちや態度を考えてしまうために自己主張できずに、自分のことを分かってもらえないという気持ちが残ったり、後で言い訳をしてしまうタイプです。

【アグレッシブ(攻撃型)】
相手よりも自分の意見を優先するタイプ。
ドラえもんでいえばジャイアンのようなタイプです。
自分の意見ははっきりと伝えるのですが、相手の気持ちを無視し、考えを押し付けたりします。
自分が一番という思いが強く勝つことにこだわり、攻撃的自己表現で自分勝手な行動をしたり、自分が優位になるように相手を操作しようとします。

【アサーティブ(攻撃型と非主張型の黄金率)】
自分の気持ちを正直に表現でき、相手の意見も大切にするタイプ。
ドラえもんでいうと、しずかちゃんのようなタイプです。
その場にふさわしい表現で率直に自分の意見をいうことができます。
時には意見がぶつかることも踏まえていて、お互いに意見を出し合い、最終的に双方の納得のいく結論を出そうとする理想的なタイプです。

【タイプの違いによる自己表現の例】
行列に並んでいて自分の前に横入りされた時、
①ムッとして内心腹は立つが、相手には何も言わない。(ノン・アサーティブ)
②割り込みしたことに対して怒り、列から外れるように言う。(アグレッシブ)
③先に並んでいたことを伝え、後ろに並ぶよう丁寧に頼む。(アサーティブ)

アサーション・トレーニングとは、上記③のように自分と相手、両方を大切にした自己表現を身につけるトレーニングです。
相手の意見を尊重しながら、その場にふさわしい表現方法で自分の気持ちや考えなどを正直に伝えられるようになるコミュニケーションスキルを養います。

2.アサーション・トレーニングの必要性
自分と相手の両方を尊重することは、時に心の葛藤を起こすこともあります。
アサーション・トレーニングは、多くのカウンセリング経験を持つトレーナーが担当します。
対人関係や苦手な相手とのコミュニケーションなど個人が抱える問題について、ひとつの正解を求めるのではなく、ひとりひとりが自分なりのアサーションを習得していくことを目指します。
アサーションは、相手を自分の思う考えに導くよう操作したり、無理にイエスを言わせようとするものではありません。
お互いがそれぞれ自分の気持ちを率直に表現しながら、より良い関係を作っていくことが目的です。
アサーションができるようになれば問題なく物事が進むようになり、人間関係の改善も見られるようになるでしょう。
しかし、それが短期的なものであれば無理に自己表現を行うことでストレスが溜まったり、精神状態が悪化するなどの恐れもあります。
アサーションの達成感とは逆に、気づかぬうちにストレスを溜めてしまわないようにトレーニングにより自然に身についていくことが必要です。

【ビジネスシーンでの必要性】
「職場の風通しが悪くては生産性が上がらない」これはビジネスにおいてのコミュニケーションの重要性を物語っています。
さまざまな人間が集まるビジネスシーンでは、年齢や立場、考え方や性格の違う人々との間で良好な人間関係を築いていくことが求められます。
ストレスは、人によってその原因も違えば感じ方も違います。
中でも人間関係のストレスは厄介で、なかなか解決に向かうことができません。
毎日職場で顔を合わせる相手との関係であれば、かなり深刻な問題です。
社訓などで個人を尊重することを前提としていても、立場上イエスマンになってしまったり、「ノー」と言えないことで「うつ」になってしまっては、自分を守ることができません。
会社としても、有能な人材を失うことにもなりかねません。
従来から管理者研修においてコミュニケーションは必須です。
アサーションにおける自他尊重の自己表現を身につけ、実践できることがビジネスの成功につながることは明らかです。

【日常生活での必要性】
苦手な人とのコミュニケーションは、多くの人の悩みです。
誰にでも苦手な人というのはいるものです。
出来るだけ関わらないようにしたいのが本音ですが、実際はそうはいかない場合も多いものです。
アサーション・トレーニングでは、苦手な人とでも良好な関係を築くことができるようになるヒントや技法を習得することができます。
私たちは知らず知らずのうちに自己防衛反応が働き、そのつもりがなくても苦手な相手に感情的な態度をとってしまったり、言いたいことをうまく表現できずに苦労しています。
不思議なもので自分が苦手だと思っている相手も、自分のことを苦手と思っていたということがよくあります。
言ってみれば、それはお互いにうまくコミュニケーションをとりたいという心理の表れともいえます。
アサーション・トレーニングを学び、自己分析することで自分のコミュニケーションパターンが分かり、考え方の方向転換ができるようになるでしょう。
上手なコミュニケーションにより苦手な人たちとの関係がよくなれば、心の負担が軽くなります。

3.アサーション・トレーニングの効果
【ビジネスにおける効果】
サービス業を中心として人と関わる職業のビジネスパーソンは、顧客の要望を聞き入れることが優先となり、結果的に自己犠牲を伴い「燃え尽き症候群」になりやすいと言われています。
熱心に仕事に取り組んでいた人が、ある時から急に意欲がなくなり無気力状態になってしまう。
そうならないためにも、たとえ顧客であっても自分の意思を伝えることが大切です。
無理な依頼をされた時、「そのスケジュールでは難しい」「こういう方法ではいかがでしょうか」など、相手の意見も尊重しながら話し合うことで双方に良い状況を作り出すことが出来ます。これが、アサーションの効果です。

【友人間における効果】
いつも待ち合わせに遅れてくる友人と旅行に行くことになりました。
当日、その友人は30分以上も遅れてやってきて「ごめんね!」と謝りました。
あなたはどんな返答をするでしょうか?
「なんとも思ってないよ」「私も遅れてきたから大丈夫」など、その場を取りつくろうために不満な気持がありながらも適当に済ませてしまったら、旅行の間ずっとモヤモヤした気持ちが残ります。

いつも遅れてくるということは、あなたなら許してくれるという甘えがあるのではないでしょうか。
本当は不満に思っていることを上手に伝えれば、友人の考えや行動も変わるかもしれません。
謝っている友人のことも尊重しながら、自分の気持ちを伝えるにはどのような言い方がよいでしょうか?
「遅れてきたのには理由があるのだろうけど(相手の気持ち優先)、待っている気持ちを考えてくれるなら、次からは約束を守ってほしい(自分の気持ち表現)」などと率直に伝えてみましょう。

結果、お互いに気持ちが通じ合い、これまでより良い関係を築くことができればアサーションの効果があったといえるでしょう。
「親しき中にも礼儀あり」という言葉があります。
友人、親子、夫婦、恋人などの日常の会話を思い出してみて、「あの時はこうすべきだった」「こんな風に言えればお互いを尊重できた」など、まずは身近なところからアサーションを活用してみてはいかがでしょうか。

4.アサーション・トレーニングの実践例
【上司からの無理な依頼を上手に断りたい】
ビジネスの現場で上司からの仕事依頼は、手一杯の仕事を抱えていても断りにくいものです。
自己主張できるタイプの社員であれば問題ないことでも、口下手で自分の意思を伝えることが苦手なタイプの社員には深刻な問題となります。
かといって、どんな仕事も引き受けていては、実質的な負担も心の負担も溜まる一方です。
「悪いけど、すぐに急ぎの書類を作成してくれないだろうか」という上司の依頼を断りたいとき、どのように返答すればよいでしょうか?
例①「はい、わかりました。」と仕方なく引き受けてしまう
例②「今はちょっと忙しいので…」と言いにくそうに断る
例③「それは、私の担当ではないので」と言って断る

②と③は断ってはいますが、あまり良い返答ではないようです。
返事のしかたで相手の受けるあなたの印象はずいぶん異なります。
いつも引き受けていれば、少し無理をしても引き受けてくれると思われるでしょう。
はっきりと断れば、できないということは伝わりますが、このような断り方では印象はよくありません。
アサーションは、自分も相手も尊重するコミュニケーションです。
この場合は「今は○○の書類を作成していて時間がとれません。
終わり次第取り掛かれますが、それでよろしいですか?」と自分の状況を説明し、こうであれば出来ると提案する方法が望ましいでしょう。

上司は早急に必要であればほかの人に依頼するでしょうし、少し待ってもあなたに依頼したいと思えばそうするでしょう。
この返答により、自分の気持ちを伝えることができたので、次からは上司の対応も少し違ってくるかもしれません。

【人に褒められたときの対応のしかた】
人に褒められることは嬉しいことです。
でも、その場に同期の社員がいたり、同じ仕事をして自分だけが褒められたりすると、恥ずかしかったり、返答に困ったりする場合もあります。
そんなとき、どんな対応のしかたがよいでしょうか。

【褒めてくれた相手と周りの人を尊重しながら、自分の意思を素直に告げる方法】
まずは、褒められたことに対し、素直に「ありがとうございます」と答えるのがよいでしょう。
その上で「みんなの協力のおかげです」と付け加えたり、「ご指導のおかげです」や「また頑張ります!」など、自分も周りの人も気持ちがよくなる返事ができるとよいでしょう。
アサーション・トレーニングによって、場面ごとの表現のしかたについてイメージトレーニングができれば、自然に表現できるようになるでしょう。

5.アサーション・トレーニング実施時のポイント
アサーションの基本は自他尊重の自己表現です。
その心構えが4つあります。

・思いを率直に表現すること
・相手に対して誠実であること
・自分と相手が対等であること
・表現することは自己責任であること

なぜ自己表現することが難しいのか。
まずは自分の感情と向き合い、受け入れることが重要です。
苦しんでしまうのは、感情の矛盾があるからです。
「本当は断りたいのに引き受けてしまう」「本当は怒っているのに相手に伝えられない」そんなモヤモヤを取り除くためには、適度に表現することが重要です。
それにより、自分の感情と行動が一致し、矛盾から解放されます。

私(I=アイ)を主語として伝えること。
まず自己を表現し、対等な相手に対して誠実であり、相手を尊重すること。
自分の責任において、自信をもって会話するのです。
「あなたはいつも自分勝手な行動ばかりするので困る」
Iメッセージにすると… 「私はあなたが協力してくれたら、もっと良い仕事ができると思う」
「あなたはいつも自分の話ばかりで聞く耳を持たない」
Iメッセージにすると… 「私はあなたに聞いてほしい話がたくさんあるから、時には聞いてほしい」
主語を「あなたは」から「私は」にすることで相手を責めるような表現でなく、自分はこう思っているからこうしてほしいという表現になります。
答えはひとつではありません。
アサーション・トレーニングを繰り返すことで、その場に応じて自然な対応ができるようなります。

6.アサーション・トレーニングの参考書籍
■改訂版 アサーション・トレーニング ―さわやかな〈自己表現〉のために
平木 典子 (著)
・日本にアサーション・トレーニングを初めて紹介し、依頼その普及のために第一線で活躍されてきた平木典子先生による決定版といえる一冊です。

■アサーション入門――自分も相手も大切にする自己表現法 (講談社現代新書) 新書
平木 典子 (著)
・第一人者が語るわかりやすい入門書です。コミュニケーションがうまくいかないときや人間関係が難しいとき、「アサーション」を理解すると、関わりを建設的に変えることができます。

■マンガでやさしくわかるアサーション 単行本
平木 典子 (著), 星井 博文 (その他), サノ マリナ (その他)
心理療法としても、日常のコミュニケーションスキルとしても必要にされているアサーション。
第一人者として活躍する著者によるわかりやすい解説とストーリーマンガのサンドイッチ形式でアサーションの基礎を楽しく学べる一冊です。
投稿日:2018-01-09
返信 77
青りんごさん
ありがとうございます削除
返信ありがとうございます。

あれから長男と話し合ってみました。長男の言い分は何も言わなければ勉強の時間はリビングにおいて行く。あまりとやかく言われたくないとの事。しばらく様子見で2、3日たったころに部屋に持ち込まなくなりました。いつまで続くかわかりませんが、この状態が少しでも続いてくれればいいと思います。

話し方は先生のアドバイスを参考にさせていただきました。
思ったより長男に通じたのでよかったと思います。ありがとうございました。
投稿日:2018-01-15
返信 78
若者教育支援センターさん
青りんごさんへ削除
話し方を即実践していただいたのですね。
効果があったようで何よりです。

確かにいつまで続くかはわかりません。
でも、「持ち込まなくなった」というのは紛れもない事実です。
まずはこのことを喜んであげましょう。

自分の行動が誰かの喜びにつながる…ということを知った人は、
更に喜んでもらいたくなってその行動が加速します。

少しずつで構いません。
一歩一歩進んでいきましょう。
投稿日:2018-01-15
返信 79
青りんごさん
参りました。削除
こんにちは。お世話になります。
また相談に乗っていただきたく書き込みをしたいと思います。

最近長男は寝起きが悪く、朝起きれない時は必ず休むクセが出てきました。前からあったとはいえ、最近の寝起きは特に悪いです。

15分から20分おきに声がけはしているものの、なかなか起きず…。声がけは先生の方法を実践していますが、こちらの焦りもあり、最後の方は意地になって起きない感じです。
本人曰く起きたいけれど起きれないと言っています。

そこのところは本人に踏ん切りつけて何とかして欲しいところではありますが、思うように行きません。本人自身の甘えが出ていると思います。途中からでも学校へ行ってくれればまだマシですが、長男にはその概念がありません。高校生なので少しずつ教えていこうとは思います。しかしどこまで言っていいのかも迷うところです。
投稿日:2018-01-16
返信 80
若者教育支援センターさん
青りんごさんへ削除
朝起きたいけど起きれない子どもへの対処法を以下にまとめました。
参考にしてください。
投稿日:2018-01-16
返信 81
若者教育支援センターさん
青りんごさんへ削除
朝起きれない子どもへの対策

■はじめに
平日の朝は決まって、『○○!起きなさい!学校遅刻するよ!』とか、
『早く起きなさい!集団登校のお友達待っているよ!』などを繰り返すのは
親も子どものストレスだと思います。

しかし、声掛けするほど朝起きれなくなる。
これは【人は命令されればされるほど、行動したくなくなる】という心理状態です。

人は誰しも「やろうと思っていること」や「やりたいと思っていること」を命令されると、
強制的に「やらされること」となってしまい、やる気が大きく損なわれるのです。

「やること」=「命令に従わされていること」となってしまうのです。
すると「起きなさい」=命令なので、起きることがとても憂鬱になって、なおさら朝起きれなくなってしまうのです。

■基本的な就寝時間の設定
朝起きのための具体的な方法の前段階として大切なのが、寝る前の事前準備です。
朝起きれないのは、ほとんどの場合、眠りでストレスが解消しきれていないからです。
ですからこの事前準備はとても大切になります。

まずは基本的な寝る時間の設定からです。
22時~23時近辺に眠りに就けば、その後の3時間でより深く熟睡できて、
成長ホルモンの分泌が促進され、疲れを取りやすい時間帯です。

この時間帯の就寝が大切です。
子どもの年齢にもよりますが、遅くとも22時~23時までは、布団に入らせるように心掛けましょう。

■寝る前にはテレビやゲームは禁止
睡眠とは、私たちの身体、脳、心のストレスを解消するための時間です。
ですから、当然のことながら、ストレスが大きければ大きいほど、
長い睡眠が必要となり、疲れが取り切れず、朝起きできなくなります。

朝起きれないのは、このストレスを解消しきれていないからです。
そこでポイントとなるのが、事前にストレスを減らすことです。
その減らすべきストレスとは、ゲームやテレビなど映像機器によるストレスです。
このテレビやゲームなどの興奮や緊張した状態は、寝ている間に処理すべきストレスを増やします。
寝る前の1、2時間は、ゲームやテレビに触れない生活を心がけるだけでも、
解消すべきストレスが減って、朝起きしやすくなるでしょう。

どうしてもゲームやテレビから離れないなら、漫画や読書に変えさせましょう。
テレビやゲームなとは直接光を照射し、激しく映像が移り変わりますが、読書や漫画は光を発しません。
それだけでも脳や心への刺激は、かなり少なくなるものです。

■寝る前の親子での時間の過ごし方
ご両親も日頃の仕事や家事でお忙しいでしょうし、夜はユックリと休みたい気持ちもあると思います。
ですからこれはあくまで、心の余裕があると感じられる時だけで十分です。
夕食後の寝る前に、子どもと話しをする時間を作ってあげてください。

例えばテレビを消して、リビングで学校での出来事を聞いてみる。
お風呂に一緒に入って、色々と話をしみる。
親子でのコミュニケーションは、子どものストレスを解消し、安心感を与えてくれる特効薬です。

もちろんそれは、学校への憂鬱感を癒し、朝起きしやすくしてくれる結果に繋がります。
ですから、ぜひ可能な限りでOKですから、子どもとゆっくりを過ごす時間を取りましょう。

■朝日を浴びて身体を目覚めさせる
次に、可能であれば夜寝るときに子ども部屋の遮光カーテンを開けて、朝日が部屋に入るようにしておきます。
私たちの身体は朝日を浴びることで、自然と目を覚ますように出来ています。
朝日を浴びること自体に、潜在意識レベルの目覚めの効果があるのです。

でもだからと言って、暗い部屋で寝ていたところを、いきなりカーテンを開けられれば、まぶしくて逆にストレスになります。
布団を引きはがして、朝からひと悶着すれば、先ほど言った命令しているのと同じで朝起きには逆効果です。
ですから最初から自然と朝日が入るようにカーテンを開けて寝るか、子どもが寝付いてから部屋の遮光カーテンを開けておきます。

■子ども部屋の目覚ましの設定
そして目覚ましの設定と、子どもとの朝起きる時間の確認などを行っておきます。

<目覚まし設定>
目覚ましは子供がおきたい時間に設定。
一度止めても完全に解除しないと5分後に再度目覚ましが鳴る設定。
事前に最悪いつまでに起きないと遅刻確定か親子で確認する。

最低限、この時間までに起きなくてはならない起床時間から、
45分ほど余裕をもって最初の目覚ましの時間にしておくとなお良いでしょう。
ウツラウツラと、布団の中で朝を過ごせる時間を最初から確保しておくのです。

■子どもが自分で朝起きれるようになる対策
ここからは、朝起きれない子どもの対策として、子どもを起こす際の対処法を説明します。
子どもが自発的に朝起きれるようになるための対策なので、声掛けは最低限になります。

朝起こす時の声掛けには注意が必要です。
決して命令形にならないように注意しましょう。
あくまでお母さんは子どもが自発的に朝起きれるようになるための、お手伝い程度の役割です。

<朝の声がけのルール>
「起きなさい」は使用禁止。
「大きな声」も使用禁止。

声がけは、最初の目覚ましが鳴った後に、身体を揺すって意識を覚醒させて
「今、何時何分だよ」。(一度覚醒しますが、たぶんすぐまた寝ます。)

目覚まし2回め移行は声がけ無し。
(目覚ましを止めながら、時折時間を確認するでしょう、目覚ましが鳴り続けても消さないなら、1回目と同じ声がけ。)

遅刻ギリギリ時間をすぎても起きてこなければ、身体を揺すって意識を覚醒させて
「やばいよ!今、何時何分だよ」(たぶん、ガバ!っと焦って起きます。)

■子どもが朝起きれなかったときの対処法
『なんで起こしてくれなかったの!』と、そんな時には冷静に『何度も声掛けたよ』と言っておきましょう。
ポイントは、子ども自身で時間を確認させて、考えさせることです。
そしてこれにより1度や2度遅刻したとしても、根気強く続けてみることです。

■朝起きのルールの心理療法的な役割
この何度もウツラウツラしながら、起きては寝るを繰り返す方法は、寝起きが良くなるための起床方法です。
夢うつつの状態は半覚醒状態です。
いわゆるトランス状態なので、その時間を何度も過ごすことで、睡眠でも残ってしまったストレスが解放されやすくなります。
よく夢は朝方見ると言いますが、その夢をみたり体験することが、心が癒やされている状態なのです。
そして回数を繰り返す毎に、しだいに寝起きが良くなってきて、徐々に起きるのが楽になってきます。

ここでポイント!
「起きなきゃ」と思いながら、中途半端にウツラウツラしたりすると、癒やし効果はありません。
目覚ましが次に鳴るまで、温もりを楽しむと思って、おもいっきりぬくぬく感じながら寝ていると、癒し効果有りです。

以上、ご参考にして頂けると嬉しいです。
投稿日:2018-01-16
返信 82
青りんごさん
甘やかしているのでしょうか?削除
先程主人と話をしました。主人に言われたことは、親子の立場が逆転してる事と長年父親を立てなずに母親自体が反発している事。これが全ての始まりだと言われました。私は自分が納得いかないときや嫌なことがあるときは主人に良く反発していました。子供の前でも…対等でいたかったのが主な理由ですが、子供にはそう見えなかったみたいで私のマネをして最終的に言う事を聞かなくなってしまったのだと思います。

そのせいで子供に対してのプライドを全て無くしてしまったと言われました。叱ることもできない。その上私が夏頃に自分の実家に泣きついた事も重なって主人は私の両親親戚には一切近づかなくなりました。私の父親と話をした時も随分と酷いことを言われた様で(実家の父が何を言ったか知りませんが)孫の言うことを真に受けて主人に怒ったらしいです。

結局、祖父母を味方につけて親子の立場が決定的にひっくりかえってしまった状態です。
投稿日:2018-01-16
返信 83
青りんごさん
続きです。削除
主人は私の実家と絶縁状態です。修復するつもりもない様です。私は何もできません。本当に何も言えません。全ては自分の行動が裏目に出ていると思うと何もしようと思わなくなってきました。

常に後ろ向きの思考がつきまといます。主人は全責任は自分にあるから子供と一緒に居ない方がいい、何かあると父親のせいでこんなになったと子供に言われたくないから自分は家庭から出て行ったほうがいい、といつも言っていていつでも家を出る気です。

子供に本気を見せるためにも…。


………。
投稿日:2018-01-16
返信 84
若者教育支援センターさん
青りんごさんへ削除
ご主人のお気持ちは理解できなくもありません。
でも、お子さんからしたら「見放された」と思ってしまうかもしれませんね。
家を出ることが「本気を見せること」につながるとは思えません。
それを見て「僕が間違っていた」となるでしょうか。

本当に本気を見せるのであれば、親子逆転していても、さげすまされても、暴言を吐かれても、本気で向かっていくことが必要なのではないでしょうか。
投稿日:2018-01-16
返信 85
若者教育支援センターさん
青りんごさんへ削除
ただし、焦りも禁物です。
後にも引けず、先にも進めないときには「その場に留まる=何もしない」という選択肢もありますよ。
投稿日:2018-01-16
返信 86
青りんごさん
ありがとうございます。削除
拝読しました。
そう仰っていただくと少し救われる気がします。

私の不徳の致すところとはいえ今頃になって気づくとは…。
もう少し早く気づきたかったです。
投稿日:2018-01-16
返信 87
若者教育支援センターさん
青りんごさんへ削除
「もう少し早く気づきたかった」と捉えるか
「今、気づけて良かった」と捉えるか・・・です。

後者でいきましょう。
投稿日:2018-01-16
返信 88
青りんごさん
新たな問題が…。削除
おはようございます。
今朝、1つ問題が発生しました。長男の使っている携帯が寿命で壊れてしまいました。前に父親が使っていた携帯があるのでそれを使ってみてはどうかと言ったのですが、新品じゃないと嫌だと言いだし、今朝から学校を休んで不貞腐れています。父親はこの前新しい携帯を買ったばかりなのでその事を言ってきます。お父さんばかり新しいのを買ってと…。文句を言います。

私達としてはそんな要求を聞くつもりはありません。高額ですしその事を長男にも伝えました。今のこの状態で簡単に聞いてしまうと良くないと思っています。前にも書きましたが第三者に入っていただきたく思っていて家からとにかく出したいのが本音です。親の言う事を聞かないので。キツく言えませんし。正直困っています。

先生のアドバイスを参考に話はしているものの上手くいかなくてちょっと八方塞がりになってきた感じがあります。

本人は子供扱いをされるのを非常に嫌がります。そのくせ考え方が非常に幼稚的です。第三者に話してもらうのが一番だと思うのですが、進学校なので学校の先生もあまり期待できません。義務教育ではないので…。
投稿日:2018-01-25
返信 89
若者教育支援センターさん
青りんごさんへ削除
新たな問題が発生したとのこと。
携帯が壊れてしまい、新品を要求してきているのですね。
今の時代、携帯がないと不便ですし、与えてもいいと思います。
しかし、おっしゃる通り新品は高額ですし、ご主人が使っていた携帯があるのであればそれを使うべきです。
ご主人(父親)が新品を買うのは当然です。
それを持ち出してくるのは間違っていますよね。
それは本人もわかっているのでしょうがあまりにも稚拙な行動です。

第三者は効果的ですが、その対象がいない場合は八方塞がりとなります。
まずはダメ元で学校に相談してみると良いです。
お子さんからすれば学校の先生から言われるのが一番効果があると思います。

投稿日:2018-01-25
返信 90
若者教育支援センターさん
青りんごさんへ削除
一方で・・・
新しい携帯は高額なので経済的な理由等もありますが、
もしも可能であれば「条件付き」での購入を検討されてみてはいかがでしょう。
その代り、安価の新品を。

その条件とは「返信63.64」を参考にしていただき、ルールを作成し、そのルールを守ることです。
そして、学校にもしっかりと登校すること。

検討してみてください。
投稿日:2018-01-25
返信 91
青りんごさん
返信ありがとうございます。削除
速い返信ありがとうございます。
条件付きも考えましたが、今までの事があり約束させてもすぐに破られるのがオチでメタルールを決めても開き直るくらいで正直新しいスマホを与えたくないのが本音です。もう中学生ではないのでもっと現実的な事を教えたいのですが、先生はどうお考えでしょうか?
投稿日:2018-01-25
返信 92
青りんごさん
それから削除
先にこちらが約束を前提に先に与えても、もらえればこっちの物という感覚があり、信用できません。
拗ねた者勝ちみたいな感じです。
投稿日:2018-01-25
返信 93
若者教育支援センターさん
青りんごさんへ削除
確かに拗ねたりごねたりしたら、自分の意見が押し通せると思われては良くないですね。
「今までの事があり約束させてもすぐに破られるのがオチでメタルールを決めても開き直るくらいで正直新しいスマホを与えたくない」
というのが本音だと思います。

であれば、それをそのまま伝えればいいのです。
親の「本気度」を示しましょう。

どうしても欲しいのであれば今の生活を改め、例えば古い父親から譲り受けた携帯で半年~1年はしっかりとルールを守る。
それができたら新品の購入を検討してもいい!
そのくらいの強い態度が求められるのかもしれません。
投稿日:2018-01-25
返信 94
若者教育支援センターさん
青りんごさんへ削除
目的は「約束したことは守る。約束を守ってはじめて自分の意見を聞き入れてもらえる」ということを理解させることです。
投稿日:2018-01-25
返信 95
青りんごさん
その後削除
こんにちは。お世話になります。
携帯のその後をお話ししたいと思って書きました。
携帯はまだ新しいのもお下がりも与えていません。
壊れかけの携帯をなんとか復活させて使っています。
本人から今のところ文句が出ていないので、放っています。

またいずれ要求して来るとは思いますが本人から言いだすまでは黙っておこうと思っています。

話は変わりますが不登校ペースが以以前と変わらず、12月はほぼ休まずに言ったものの、3学期に入って週1ペースになってきました。1週間と持ちません。
投稿日:2018-02-01
返信 96
若者教育支援センターさん
青りんごさんへ削除
携帯の件はそのご対応で良いと思います。
お子さんが言ってくるまでは黙っておきましょう。

不登校のペースは12月、ほぼ休まずに行っていたものの、3学期に入って週1のペースになってきたとのこと。
きっとこれからも波はあります。
焦ってしまうかもしれませんが、ここで強引に登校を促しても逆効果です。
頑なになってしまいます。

この件も少し様子見でいきましょう。
投稿日:2018-02-01
返信 97
青りんごさん
ありがとうございます。削除
お返事ありがとうございます。私自身も心身の波があります。状態はあまり良くありません。

主人は長男に対して病気だと思えばいい。そうすれば楽になると言われているのでそう考えて行動しようとしますが、とても自身が辛いです。息子と一緒にいるとストレスを感じてしまいます。
中3の次男の受験の事もあり押し潰されそうになっているのを何とか持ち堪えている感じです。愚痴ですみません…。
それだけ精神的に追いつめられています。
投稿日:2018-02-01
返信 98
若者教育支援センターさん
青りんごさんへ削除
愚痴、大いに構いません。
親だって人間です。
ときには吐き出す場が必要です。
それがこの場だとお考えいただいて結構です。

今は極力、接触の回数を意識的に減らしてもいいのかもしれません。

心がつながっていれば大丈夫。
投稿日:2018-02-01
返信 99
青りんごさん
おはようございます削除
お世話になります。
早速ですが長男は最近休みが多く、2月はほとんど登校していません。朝起きれないのがその理由で、先生の声がけ法を実践していますがなかなか上手くいきません。
その他今日は早く起きてきたものの、wifiが使えなくて朝スマホが使えないのを理由に今日もやすむつもりです。不登校を起こした日はwifiをつかえなくしています。それは日中の通信をやりにくくするのと、行かないのなら使えないのも当然だと思っっています。今までもそうしてきました。
私も精神的に毎朝の闘いに疲れてきて体調も芳しくありません。
投稿日:2018-02-07
返信 100
青りんごさん
毎朝のことで…削除
正直長男と暮らしていくのもかなり辛いです。
弟の高校入試も近いのに長男のことに構っている暇がありません。
こんな幼稚な事で簡単に休み、辟易してます。本人がどう思っているのか本当にわからなくなってきました。
投稿日:2018-02-07
返信 101
青りんごさん
それから削除
wifiの件は父親が今日の様子を見て使えるかどうか考えると長男に言ってあります。その言葉を聞いた瞬間長男の機嫌が悪くなったので今日も休むつもりです。ちょっとしたことに我慢ができなくなり、すぐに何でも投げやりになってやめてしまう悪い癖があります。
それを教えたいのですが、親がいっても聞きません。
投稿日:2018-02-07
返信 102
若者教育支援センターさん
青りんごさんへ削除
拝読しました。
愚痴を言いたくなるお気持ち、辟易してしまうお気持ち、それを反映して体調まで悪くなってしまう状態・・・お察しします。

確かに幼稚ですね。
ご次男の高校入試もありご長男だけに時間を割くわけにいきませんよね。

Wi-Fiに関してはその対応で良いと思います。
「行かないのなら使えないのも当然」です。
同感です。

親が言っても聞く耳を持たない場合、親戚の大人等が伝えると効果的だというケースもあります。
誰かに依頼してみてもいいと思います。
投稿日:2018-02-07
返信 103
若者教育支援センターさん
青りんごさんへ削除
今回は以下の内容をご紹介します。

まずは青りんごさんのお気持ちを切り替える対処法。
怒りの感情について。
効果的な質問の例。

参考にしてください。
投稿日:2018-02-07
返信 104
若者教育支援センターさん
青りんごさんへ削除
「気持ちの切り替え方」

悩み事や失敗、もしくは突発的なアクシデントなどにより、不安や落ち込みで平常心が保てなくなると、前向きに物事を考えたり、行動したりすることができなくなります。
そしてその精神的な不調はさらなる失敗の元となり、それによってさらに精神を不調に追い込んでいく悪循環に陥っていくことも考えられます。
では、そのような精神的不調の悪循環に陥らないようには、どうやって気持ちを切り替えることができるでしょうか。
そこでこの記事では、上手な気持ちの切り替え方として、落ち込んでしまった気持ちを平常心もしくはポジティブに変えてくれる方法をお伝えします。
参考にしてください。

■深呼吸をしてみる
気持ちを切り替える最も手軽な方法が深呼吸です。
人は不安や緊張感が高まると交感神経系が活発化し、その状態が続くとストレスがどんどん強まってしまいます。
深呼吸をすることで交感神経から副交感神経へと身体のスイッチを切り替え、気持ちをリラックスさせることが可能になるのです。
深呼吸の具体的なやり方は、まず口からお腹の中にある空気を全て吐き出し、その後でゆっくりと鼻から息を吸い込みます。
そしてお腹に十分に空気が溜まったらその状態で5秒間程度静止し、その後口から10秒間ほどかけてゆっくりと空気を吐き出します。これを3セット繰り返しましょう。

■全ては良い経験であると考える
何か悪いことがあった場合に、それを単に「悪いこと」と考えるのではなく「良い経験を積んだ」と前向きに考えるようにしましょう。
人間は「良いこと」からよりも「悪いこと」からの方が、たくさんの教訓を学び取ることができるのです。
そのような思考を習慣化できれば、気持ちの切り替えが早くなるだけでなく、そもそも落ち込んだりすること自体が少なくなるでしょう。

■自分を客観視する
現在の自分の状況を客観的に認識することで、それを元に意識的に思考や行動を改めて気持ちを切り替えていく方法です。
自分を客観視する方法としては、第一に「今の気持ちを口に出してみる」ことです。自分の気持ちを口に出すことによって自分を外部から認識し、自分自身を適切に操作することができるようになります。
また同様の理由により、「自分の気持ちを紙に書いてみる」ことも非常に有効です。
このとき「自分の今の気持ち」を書きだした後、「なぜそうなったのか?」という原因を書き出し、最後に「どうすれば良いのか?」という対処法を書き出します。
あらゆる物事には「原因と結果」が存在します。
自分の現状に関してまずその原因を特定し、それからその解決策を考えていく。こうした「原因と結果」に対応したアプローチは、気持ちの切り替えだけでなく、あらゆるケースにおいて応用をすることができます。

■感情を露わにする
怒りや悲しみなど、そのときの感情を思い切り露わにすることによって気持ちを切り替える方法です。
思いっきり泣いてみたり、声を荒げて怒ったりして、内に溜まってた感情を爆発させましょう。
多くの人は躾(しつけ)や教育の中で「感情を表に出さない」ように教えられます。しかし感情は発散させないと蓄積されていき、最終的にはうつ病などさまざまな身体の不調の原因となります。
こうした気持ちの落ち込みに起因する不調を防ぐためにも、ストレスが溜まったときには感情を発散させるようにしましょう。
一時期流行った言葉に「涙活」というものがあります。涙活とは涙を流すことによってスッキリとした気分になることを目的としていましたが、この「スッキリとした気分になる」ことを心理学的には「カタルシス(浄化)効果」といいます。
感情を露わにすることは気持ちをスッキリと「浄化」させ、切り替えていくことを可能にするのです。

■抽象度を上げて考える
抽象度を上げて考えてみることで、小さなことで悩んでいた自分が馬鹿馬鹿しく感じられるようになり、気持ちを切り替えられることがあります。
例えば、家族や職場などの人間関係に悩んでいる場合、「家族」や「職場」がそもそもなぜ必要であり、それが自分にとってどのような意味を持つのか考えるようにします。
また失恋をして落ち込んでいる場合にも、恋愛をすることはなぜ必要なのか、自分はなぜこの人を必要としていたのか、などを考えるようにします。
要するに「悩み」を単なる個人のものとして捉えるのはなく、自分が囚われている悩みは社会や歴史、あるいは生物の進化や物理法則の中でどのように位置づけられているのかと、より抽象的な次元で物を考えるようにするのです。
このように自分の悩みを大局的な視野で捉え思考をすることで、素早く解決策を発見できたり、いつまでもそのことに囚われ続けてしまうことを防ぎ、気持ちを切り替えることができます。

■違うことを始める
悩みや落ち込みと関係があるものとは全く別のことをやってみることにより、気持ちを切り替えていく方法です。
例えば仕事でミスをして落ち込んでいる場合は、終業後は思い切って仕事から頭が離れられることをして気分転換してみましょう。
このときにポイントなのが、できれば未経験なことにチャレンジしてみることです。これまでに一度もやったことがないもので、やりたいと思っていたものに対してこの機会にチャレンジをしてみましょう。
新しいことを初めて見ることで今までにない刺激が気分転換にもなりますし、新しい自分との出会いが気持ちを高めてくれるかもしれません。

■笑顔を作る
笑える漫画や動画などを見たり、あるいは無理矢理にでも笑顔を作ったりしてみると、想像以上の気分転換になります。
驚くべきことに、人間は笑顔をするだけでもストレスを緩和させる効果があることが知られています。笑顔には神経系統のスイッチを切り替え、副交感神経系を優勢にする作用があるためリラックスできるのです。
また、楽しい気分ではなく笑顔になれない場合であっても、無理矢理にでも口角を上げ笑顔を作ってみるだけも副交感神経系を優位にすることができます。
これは笑顔を作るときの表情筋の動きが脳に刺激を与え、脳があたかも本当に楽しい気分、リラックスをしているかのように錯覚するためです。

■心身を休ませる
無理をせずに心身を休ませることで気持ちが自然と切り替わる場合もあります。
まずは、「深く物を考えない」ようにしましょう。悩みごとを考えれば考えるほど、気持ちが問題の方向に引きずられていってしまうものです。
そうならないためにも、何も考えずひたすら「ぼーっと」する時間を持つこともときには重要です。
もちろん、睡眠も心身の休息には非常に有効です。睡眠が不足しがちな人は精神疾患になるリスクが高まってしまうことも知られています。
人間にとって最適な睡眠時間は6〜8時間程度であると言われており、さらに不安や悩み、気分の落ち込みなどがある場合はより長い時間眠るようにすると良いでしょう。
休憩をとって少し時間をおいてみると、嫌な気持ちになって落ち込んでいた大抵のことが「なんだこの程度だったか」と思えるでしょう。

■香りを嗅ぐ
ハーブなどの香りを嗅ぐことでリフレッシュし気分転換をすることができます。
具体的には、ラベンダー、ローズマリー、ミント、ハイビスカス、ローズミントなどが気分転換の効果が高いハーブの種類であると言われています。
香りを嗅ぐ方法としては、ハーブティーとして摂取をすることが最も良いですが、アロマオイルなどの形で使用をすることもおすすめできます。
アロマオイルに関して言うと、前述のハーブ以外にもチョコレート系の香りも高い気分転換効果を持っています。

■運動をする
運動をすることによって気持ちを切り替える方法です。
運動には大きく分けて走ったり泳いだりする有酸素運動と、筋トレのような無酸素運動がありますが、気分転換という観点ではどちらも有効です。
また、運動の種類としては、ヨガや体操、ウォーキング、ジョギングなど、空いた時間に一人で行うことができるものが良いでしょう。
さらに気分転換のために運動をする場合、必ずしも激しい運動である必要はありません。むしろ外の空気を吸い、景色を見ながらゆったりと行うことができるウォーキング、サイクリング、ジョギングなどが特におすすめです。

■友人に会う
友人など親しい人に会うことは、非常に高い効果が期待できる気持ちの切り替え方法です。
いろいろな調査でも、親しい人が身近におらず、友人とほとんど会うことがない孤独な人ほど悩みを抱えやすく、精神疾患にもなりやすい傾向があることが分かっています。
親しい人に直接会ってさまざまな話をしていけば、自分では全く思いつかなかったような新しい視点や着想を得ることができるかもしれません。
また、自分が今抱えている悩みや不安などを話してみるだけであっても、気分を安定させ切り替えることができるようになります。

■家と学校・職場以外の居場所を持つ
前項「友人に会う」とも関連しますが、家や職場・学校以外で自分の居場所を持つという方法です。
多くの人は子どもの頃から「家から学校や職場に行き、また家に帰る」というような生活スタイルを送っているはずです。こうした生活を長い間続けていると、あたかも世界が狭い空間で完結しているかのような錯覚を抱いてしまいます。
当然のことながら、そうした閉塞した状況では一つの観念から逃れて気分転換をすることも難しくなってしまいます。
この状況を打破するためにも、家や職場、学校というルーティンから外れた居場所を見つけることが非常に重要となります。
幸いなことに現代ではインターネットの発達によって、自分と共通の趣味や関心を持っている人を見つけることも簡単になっています。
SNSやサークルなどを活用してそうした人たちと出会い、コミュニティを作っていくことで、日常で溜まった悩みなどを解消していきましょう。

■良いことを思い出す
これまでにあった良いことを思い出すことで、気分転換して気持ちを切り替えるという方法です。
これまでに述べてきたように、気持ちを切り替えるためには悩みや不安とは別のことを考えることが重要となります
つい最近の出来事や、あるいは幼少期や若い頃にあったことでもどんなことでもOKです。仕事での成果や恋人との思い出、学校での武勇伝など、嬉しかったときのことを思い出しましょう。
良いことを考えることで、今の悪い考えに支配された状態を脱却していきます。

■「想像し得る最悪の状態」を想像する
これから起こるかもしれない「最悪の状態」を敢えてイメージすることで、その状態に慣れることが気持ちの切り替えになるでしょう。
最悪の事態をあらかじめ想定しておくことにより、それに対して過剰な恐怖心を抱くことはなくなります。また、それが起こり得る確率や対処法などを冷静に考え、リスクコントロールをしていくことができます。
すべてを想定の範囲内に収めていくことで不安を解消し、気持ちを切り替えて物事に取り組むことができるようになっていくのです。

■部屋の掃除・模様替えをする
部屋の掃除や模様替えは気持ちを切り替えたいときに非常に大きな効果をもたらします。
部屋に物が散らかっていると、同じように自分の頭の中の情報も散らかっているため、注意力が散漫になったり、パフォーマンスが落ちてしまっている可能性があります。
部屋の中を整理し、必要のないものを片ずけたり捨ててしまうことで、頭の中を整理してスッキリとした気分になることができるのです。
また、気持ちが落ち込みがちである場合には、部屋の模様替えをすることで気持ちを一掃し心機一転するようにしましょう。
例えば、気持ちの落ち込みが原因で模様替えをする場合には、壁紙を赤や黄色などの暖色系に変えてみるようにしてみましょう。反対にイライラが高まっている場合は、青などの寒色系に変えてみるのがおすすめです。
人間の心理と色の間には密接な関係が存在することが知られています。赤などの暖色系の色は人間の気持ちを高ぶらせる効果があり、逆に青などの寒色系は気持ちを鎮める作用が存在するのです。

■旅行に出かける
旅行に出かけることも非常に効果の高い気分転換法の一つです。気分転換のために旅行をするときは、できるだけ遠くの場所に向かうのがおすすめです。
日常から遠く離れ、違った場所の空気を感じることは、自分の現在の状態を相対化して考えることにつながります。
また、家族や友人と一緒にでかけたり、パック旅行や団体ツアーを利用したりするのではなく、事前のリサーチなどは全て自分一人で行い、一人で旅をするようにするのが良いでしょう。

■瞑想する
瞑想を行うことによって気持ちの切り替えを行うという方法です。
アップルの創業者である故スティーブ・ジョブズは瞑想を日課としていたことで有名ですが、ジョブズ以外にも瞑想を生活の中に取り入れている有名人は数多く存在します。
瞑想は日々の生活の中で乱れがちになっている脈拍や呼吸を整え、さまざまな雑念を取り除く効果を持ちます。これにより仕事などで煮詰まった頭の中をリフレッシュし、新鮮な気分で新たな作業に向かうことができるのです。
瞑想のやり方は、基本的には静かな環境で座るかもしくは横になり、目を瞑ってじっとするだけでOKです。ただし、横になって瞑想をするときは寝てしまわないように注意をしてください。

■課題・目標を設定する
不安や悩みを引きずったまま新しいことに取り掛からなければいけない場合は、少々厳しめの課題・目標を自分に課してみるのもおすすめです。
達成が容易ではない課題や目標を立てて自分を追い込んでいくことは、小さな雑念などを忘れさせることにつながります。
そしてそれをクリアすることができたときには大きな自信となり、自然と小さな悩みなどを克服していくことができるようになります。
どれだけ普段明るい性格だったとしても、気持ちが落ち込んだりして沈んでしまうことがあるでしょう。
そんなときにできるだけ早く立ち直れるように、ぜひ自分に合った気持ちの切り替え方法を見つけてみましょう。
投稿日:2018-02-07
返信 105
若者教育支援センターさん
青りんごさんへ削除
■「怒り」の感情

ある科学実験によると、怒りの成分ではネズミをも殺してしまうらしですよ。

アメリカの心理学者エルマ・ゲイツ博士は人間の吐き出す息を使って実験しました。
それは人間が吐き出す息を液体窒素で冷却し、取り出した沈殿物がその時の人の感情の状態によってさまざまな色に変化するというのです。
通常は無色透明であるのに対し、怒っている人が吐き出す息の沈殿物は栗色で、悲しみや苦しみを感じている人は灰色、また、後悔の念を抱いている時は薄い赤だそうです。

そして、これらの色がついている沈殿物を分析してみると、かなり強い毒性が検出されるそうです。
試しに栗色の沈殿物を水に溶かした物をネズミに注射したところ、わずか数分でネズミは死んでしまったとのことです。
さらに、人間が1時間くらい怒りの感情を持続させると、80人以上の人を殺すことができるほどの毒物が発生するそうです。

いつも不機嫌でいたり、不満の言葉を吐いている人が身体の具合を悪くしやすいというのも納得がいきそうです。
ネガティブな感情を持つことは、自分自身の身体を傷つけるばかりか、周囲の人も毒入りの息を吸わされ、気が滅入ってしまうのです。
また、明るい人のそばにいるだけで、自分も元気になってくることがありますが、いつもニコニコしている人の息にはきっと人を楽しくさせたり、健康にしたりする成分が含まれているのかもしれません。

余談ですが人間の血液は、怒ると黒褐色で渋くなり、悲しむと茶褐色で苦くなり、恐れると紫色で酸っぱくなるそうです。

ちなみに・・・「怒り」の感情は「第二感情」と言われています。
では、「第一感情」は?

それは「期待」です。

人間はどうしても「第二感情」を伝えてしまいがちですが、その前の「第一感情」である「期待」を伝えればいいのです。

その怒りは何を「期待」していたか。
それを伝えると相手も謝りやすくなったり、次の行動を起こしやすくなったりすると言われています。
投稿日:2018-02-07
返信 106
若者教育支援センターさん
青りんごさんへ削除
「オープンクエスチョン」と「「クローズドクエスチョン」

質問する時は「オープンクエスチョン」と「「クローズドクエスチョン」をうまく組み合わせること。

これは質問方法の代表的な分類です。
相手が「はい、いいえ」または「AかBか」の択一で答えられるような、回答範囲を限定した質問の仕方をクローズドクエスチョンといいます。
これに対し、「どう思うか?」などのように、制約を設けず相手に自由に答えさせるような質問のしかたをオープンクエスチョンといいます。

クローズド・クエスチョンは、相手の考えや事実を明確にしたい場面などで有効とされ、オープン・クエスチョンは、相手からより多くの情報を引き出したい場面で有効とされるといわれています。

例えば「昨日京都に行ってきたんだ」に対し、「楽しかった?」「1人で?」「仕事?」などという質問はクローズドクエスチョン。

「どうして?」「どうだった?」などはオープンクエスチョンといえます。

話題を展開させたり思考を深めたりするためには、この両方をうまく組み合わせていく必要があるのです。

答えがあまり出てこない場合には答えやすい「クローズドクエスチョン」から入り、徐々に「オープンクエスチョン」に展開していくといいでしょう。
投稿日:2018-02-07
返信 107
青りんごさん
後がなくなってきました。削除
こんにちは。相変わらず長男は不登校続いています。
理由もおそらく次男と父親とのやりとりがキッカケだと思います。次男の高校入試が近いこともあり、家中殺気立っています。長男はそれを感じて休む理由を作っています。このままでは長男を家に置いておけないし、学校の進退問題もあるので手詰まり状態になってきました。今日高校の担任と本人を交えて話し合いをする予定です。長男が行くかどうかはわかりませんが、行かなくても両親だけでも行くつもりです。
その後をまた書きたいと思います。
投稿日:2018-02-14
返信 108
若者教育支援センターさん
青りんごさんへ削除
手詰まり状態とのこと。
このような時は第三者が入ることで解決に向かうケースが多いです。
そういった意味では、担任の先生との話し合いは良い機会です。
是非とも本人も行くように導いてください。
そして、その後のご様子もお聞かせいただければ幸いです。
投稿日:2018-02-14
返信 109
青りんごさん
今回も…。削除
お世話になります。半月ほど前の話し合いの件ですがその後を書きたいと思います。
話し合いには素直に応じ、本人と両親、担任、生活指導の先生の5人で話しをしました。家の状況に左右されるのなら家から離れて自立する事、朝起きれないのなら自分でも起きられるように努力することを伝えました。
私たち両親が席を外して本人と先生達が話をしました。まず、耳鳴りがひどく頭痛がするらしくて、起きられないと訴えていたそうです。
そして先生達からは状態が心配なので小児心療内科(かかりつけ)への定期受診日を早めた方が良いと伺い、数日後カウンセリングと診察に行ってきました。
心を落ち着かせる漢方薬を処方され飲んでいます。ここ1週間は状態が良かったのですが、昨日また次男と父親の間にトラブルがあり、次男の高校入試直前になって緊迫した家庭になっています。長男はもろにその影響を受け今日は学校を休んでる感じです。

前から言っていますが、もう長男と暮らしていくのは私自身無理なので学校にも言っています。家庭から本人を自立の目的で切り離す考えには担任も賛成してくれています。
4月から下宿という形でお世話になる寮を探し出して契約もしています。本人にも話しを持っていきその気になっています。でもやっと3月になったばかりで私にとってはまだまだ長い一ヶ月になりそうです。
投稿日:2018-03-02
返信 110
若者教育支援センターさん
青りんごさんへ削除
まだまだ長い一ヶ月と感じてしまいがちですが、もしかしたら過ぎてしまえばあっという間ということもあります。
4月からの新たな下宿生活をプラスと捉え、ワクワクしてその日を迎えられるようにプラスの言葉がけをどんどんしていきましょう。
投稿日:2018-03-02
返信 111
青りんごさん
今朝もまた。削除
こんにちは。いつものことですが、今日も長男は学校を休んでいます。最近1週間と持ちません。以前の様に5〜7くらいのペースに戻ってきました。目覚めも悪く、起こしてもその時の記憶が本人にないのが厄介です。
どうも夜中にこっそりスマホをしているようで、日常生活に大分影響が出ています。期末試験も近い上に進級もかかっていますが、本人自体スマホをやめられない様です。Wi-Fiのルールはきまっているのでその時はやめますが、自室に戻るとモバイル通信で遊んでいる様です。親の目が届かないのが難点で、勉強時間以外はリビングに置いて行こうとしません。勉強時間の間はスマホを置いて行くようになりました。

第三者に預ける事も考えています。依存状態が抜けきれなくて困っています。もちろん、以前先生の書かれた掲示板も見直していますが…。
投稿日:2018-03-08
返信 112
青りんごさん
今朝もまた。2削除
朝起こしたことに対して記憶がないと言うのは問題ですか?
どうすれば本人に意識されられますか?
投稿日:2018-03-08
返信 113
若者教育支援センターさん
青りんごさんへ削除
ネット依存に関しては専門家の医師に相談することで解決に至るケースも少なくありません。
第三者に預けることも視野に入れられているとのことですが、並行して医師への相談も選択肢のひとつに加えていただけたらと存じます。
投稿日:2018-03-09
返信 114
若者教育支援センターさん
青りんごさんへ削除
朝起こしても記憶がないというのも心配です。
どうすれば意識させられるかというよりも、やはり、夜中のモバイル通信をやめさせることが必要だと考えます。
投稿日:2018-03-09
返信 115
青りんごさん
ありがとうございます。削除
こんにちは。拝読しました。今月末に定期受診があるのでかかりつけの医師にもう一度相談しようと思います。

あれからスマホはが期末試験が近いので担任に預かってもらう事になりました。担任が本人に話をしてくれたらしくて、
長男も試験が終わるまで預ける事を了承し、担任が持っていると連絡がありました。先生には心を開いているし気にかけてくれているので感謝しています。
投稿日:2018-03-12
返信 116
若者教育支援センターさん
青りんごさんへ削除
担任の先生には感謝ですね。
期末試験中に生活のリズムを安定させて、それが習慣になるようにしてければいいと思います。

また、かかりつけの医師にも相談していきましょう。

インデアンの社会では
「子育ては村がかりの大仕事」と言うそうです。

核家族化が進んだ日本では、ひと昔前のようにおじいさん、おばあさん、近所の大人が子育てに関わりません。
でも、親だけで解決しない問題は誰かに頼っていいのです。
投稿日:2018-03-13
返信 117
青りんごさん
急転直下のごとく削除
いつもお世話になっています。今回はいつもと違い、進級の可否がかかっているので何とか父親の手伝ってもらい、父親と一緒に課題、試験勉強など真面目に10日ほど取り組んでいました。父親とも何とか上手くいきかけた矢先、期末試験が終わって帰ってきた長男と父親の間でトラブルがあったようです。
電話でのやり取りだったようですが、父親が試験どうだった?と聞いた時に息子はイラッときて試験のことは聞くな!と言ったそうです。その言葉に父親が激怒、礼を言うならまだしもその態度はなんだ!と怒りが収まりません。

さっき私が息子と話をしたところ、最初はあまり言いたがりませんでしたが、少し時間をおいて聞いて見ました。

試験はそこそこできたとのこと。じゃあ何がいけなかったのか?なかなか喋ってくれませんでした。礼を言うのは当たり前の事だし、主人の気持ちはわかります。やや重い口を長男は開いた言葉が試験が終わったばかりでどうだった?と聞かれるのが嫌だったと言います。息子にはお父さんが教えてきたんだから聞きたがるのは当たり前なのでは?と言うと、試験お疲れ様の言葉が最初に欲しかった。と言っていました。
つまり労いの言葉を1番に言ってほしかったらしく、試験のことばかり聞いてくるのでイラついたと言います。

私は両者の言い分はわかります。ただ、こんな形で物事を終わらせたくありません。いつものことですが両者と話をするのが一苦労です。神経がすり減ります。どうしたらいいでしょうか?
投稿日:2018-03-19
返信 118
若者教育支援センターさん
青りんごさんへ削除
確かに両者の言い分は理解できます。
ただし、現在お子さんはガラスのハートの状態です。
最初にねぎらいの言葉を言うことでスムースにいったのであれば、まずはお父さんが折れて「お疲れさまを先に言えばよかったね」と伝えましょう。
その後、「僕の方こそ感情的になってごめん」と言えるように仕向けていきましょう。
双方が自身の足りなかった部分を認め謝ることで解決につながるのではないでしょうか。
投稿日:2018-03-19
返信 119
青りんごさん
別離削除
お世話になります。先日父親と長男のそれからを相談させていただきたく思います。

長男には自分が疲れているかもしれないが、相手に対してまずは感謝の言葉を述べる事、そして聞かれた事に対しては結果の善悪関係なしに相手に伝える事を言いました。
最初は色々行ってきました。でもこれからの人生においてこう言う状況は沢山出てくると思い、私の思っている事を正直に述べました。胸のしこりを残したままでは何をやってもつまらないし、一生残る。どうせなら自分の気持ちにケリをつけ、スッキリしよう言いました。
少し考える時間がほしいと言うので私はその場をはなれ30分後長男とは別の部屋にいました。後に気持ちに整理がついたのか、大分落ち着いたと思います。

しかし主人は自分からあまり折れるタイプではないので、しばらく家庭から離れて暮らすと言ってきました。長男といるとやっぱり問い詰めて色々と聞いてしまうからです。それが嫌なら自分が離れた方がいいと考えています。
何よりも長男の切迫した様子がなく、まるで他人事の態度にもガッカリしたみたいで、やる気がなくなったと言っていました。私はその要求を今は飲むしかないのですが、本当にこれでいいのか?と思っています。
子供達に正直に言っていいのかも迷っています。私自身の諦めが悪いのでしょうか?
投稿日:2018-03-20
返信 120
青りんごさん
ガラスのハート削除
確かに長男はガラスのハートです。修復しかけた時が一番大事だとわかっているのですが、いつも上手く行かなくなり、これからと言う時にい何らかのトラブルが起こり降り出しに戻ります。上手くいきません。
投稿日:2018-03-20
返信 121
若者教育支援センターさん
青りんごさんへ削除
ご主人のお考えや発言にはがっかりです。
離れて暮らすというのは、言い換えれば子育て放棄です。
お子さんはどう思うでしょう。
自分から離れて暮らす父親をリスペクトできるでしょうか。
将来、今を振り返ったときに「あの時の選択は間違っていなかった」と想像できるでしょうか。

可能であれば再度話し合いの場をもってみるといいと思います。

ただし、これはカウンセラーが口を出すことではありません。
家族・お子さんにとって大事な選択です。
しっかりと考え抜いて出した結論を我々は支持します。
投稿日:2018-03-21
返信 122
若者教育支援センターさん
青りんごさんへ削除
「子育て四訓」

一.乳児はしっかり肌を離すな
二.幼児は肌を離せ、手を離すな
三.少年は手を離せ、目を離すな
四.青年は目を離せ、心を離すな

子どもたちの問題行動が、人間愛、親子愛の欠落に起因している部分が多いと言われています。
問題行動の背景に愛情不足や親子の分離不安があり、いわゆる、親や社会に対する“甘え”があります。
しかし、そうした子どもたちに「甘えるな!」といってみても、そうせざるを得ない過程を経てきているのです。
親としても、大人としても、社会としても、そこに目を向けることが必要です。

「一.乳児はしっかり肌を離すな」
胎児期には、文字通り母子は臍の緒でつながり、羊水の中で守られています。
出生と同時に赤ちゃんは外界にさらされ不安になり、その心の安定を保つためにも、しっかりと肌と肌を触れ合わせることが大切なのです。
サルの子育てで言えば「抱いてちょうだい」の時期です。
人間は生まれて一年間はほとんど受身の状態で、二足歩行ができるまでは、母親の胸は“子宮”の延長であり、しっかり抱かれることによって、赤ちゃんは「守られている」「かわいがられている」と無意識のうちに感じ、信頼し安心するのです。
それが、愛情や信頼、情緒安定、他人を思いやる心など、人間形成の基盤になります。
乳児期の親子の接触はとても大切なのです

「二.幼児は肌を離せ 手を離すな」
幼児は乳離れをするが、一気に離すのではなく、常に親がそばにいることで、「心配しなくてもいいよ」という安心感を与えることが大切。
サルの子育てで言えば「下ろしてちょうだい」の時期。
ちょっと周囲のものに注意や関心があり、自立させるための第一段階だ。自立に目覚める幼児期は、完全な保護から社会に向いて一歩を踏み出す時期といえます。
昨今、子育ては苦痛なもの、苦しみを伴うものという感覚を植えつけ過ぎ、安易に生きることが奨励されすぎていますが、。本当の生きる喜びとは、親子の絆を大切にし、温かい家庭を作り、その延長として健全な社会を形成していく、そうした家庭の社会的意義について考えたいものです。

「三.少年は手を離せ 目を離すな」
少年(少女)は、友達との付き合いによって社会性が育つ時期なので、ここではしっかりと手を離し、活動範囲を広げてやらないといけません。
ただし、いろんな危険があるので、目を離してはいけません。
サルの子育てでいえば、『一人にしてちょうだい』という時期であり、親猿はこの時期、遠くから子猿を見守り、子どもが何かで声をあげるとすっ飛んでいくのです。
人間も学ぶべきところが多いのではないでしょうか。
この時期、子どもが親に反抗したり、非行や問題行動に走ったり、いろんなことで苦しい思いをするかもしれません。
しかし、それは成長の過程です。
親として逃げず、共に成長することを心がけるべきなのではないでしょうか。
子どもの荒れの背景には、親や友人に『こちらを向いてほしい』というメッセージであることが多いです。

「四.青年は目を離せ 心を離すな」
青年期にまでなると、完全に自立していくために、自分なりの生きがい、進路を歩んでいくときであるが、気持ちの上では、心を離してはいけないということです。

いずれにしても、子育ての最終的な責任は親にあるという基本を忘れてはいけません。
投稿日:2018-03-21
返信 123
青りんごさん
思わず…。削除
いつもお世話になっています。その後の事を書きたいと思ってまた掲示板を利用します。

あの後、詳しいことは省略しますが紆余曲折の末、家族4人で何とか暮らしています。長男はあれから主人と話をしました。2人で話したいと言うので、私は席を外していました。
話の内容は知りません。あれから長男は少しずつですが、生活にメリハリをつけられるようになったと思います。4月からの下宿生活にには前向きな気分で過ごしいます。

今回3年生には進級できると担任に電話で聞きました。かなりギリギリですが、何とかなりそうだと言う先生には感謝の言葉がありません。息子の為に1番心配し声がけしてくれた担任の先生には本当に感謝してもしきれません。

まだ終わった訳ではないしこれからの問題は沢山ありますが、思わず掲示板の先生にも報告したく思いまして書いた次第です。カウンセラーの先生に私の思いをいつも受け止めていただき本当にありがとうございます。いろんな方々にお世話になり人間とはいろんな方面から支えられて生きていくのだなと改めて実感しました。今は嬉し涙でいっぱいです。
投稿日:2018-03-26
返信 124
若者教育支援センターさん
青りんごさんへ削除
嬉しいご報告ありがとうございます。
立て込んでいてお返事が遅くなり申し訳ございません。

少しずつの変化でいいのです。
急な変化はどこかに支障を来します。
ですので、確実に前進されていると感じております。

これからも我々の応援する気持ちに変わりはありません。

嬉し涙をたくさん流せるようにお祈りしております。
投稿日:2018-03-27
返信 125
青りんごさん
少しだけの変化削除
いつもお世話になっています。
その後の出来事を書くのが記録を残すかのようになりつつあります(笑)

長男のその後です。4月から家を出て、中高生専門に見ていただける下宿に入りました。半自立のような生活で賄いも頼めるし、自炊もできる部屋に住んでいます。高齢ですが、常駐している寮母さんとその娘さんがいらっしゃって子供達を見守ってくださいます。

下宿に移ってからは人に起こされなくても自分で起き、元気に学校へ行っていると学校の担任から話を聞きました。
最近、お金に限らず節約という事を覚えました。家にいた頃には考えられなかった事です。今日はお腹の調子が悪いから学校には遅れて行く、先生には既に連絡してあると本人から電話がありました。ただ…私の中で一抹の不安がよぎりました。つい最近までは少しでもお腹が痛かったり、調子が悪いとすぐに休むクセがあり途中からの登校は一度もありませんでした。私と主人は…また元に戻ったか…と内心不安でしたが、3時間目からきちんと登校したと担任に電話で聞いた時は嬉しかったです。でも、主人は厳しい人なのでそのくらいでも何とかして遅れるなと思っています。でも私は途中からでも行った事だけでも今はいいと思っています。
離れて暮らしているとはいえ、まだ一部の不安はありますが、家から出して良かったと思います。帰って来ようと思えばいつでも帰れる距離なので長男も少し安心しているようです。
後はお互い親離れ子離れを少しずつでもやっていけたらいいと思います。
投稿日:2018-04-24
返信 126
若者教育支援センターさん
青りんごさんへ削除
ご無沙汰しております。
近況をお知らせいただきありがとうございます。

タイトルには「少しだけの変化」とありますが、
大きな大きな変化であり、進歩だと思いますよ。

厳しいご主人からしてみたら、まだまだ・・・と思ってしまうかもしれません。
でも、出来たことに焦点を当てて、喜び、褒めてあげることも大事です。

そのことで自己肯定感を高めて、自分に自信を持たせるのです。

またのご報告を楽しみにしています。
投稿日:2018-04-24
返信 127
青りんごさん
がっかりです。削除
こんにちは。お世話になります。
今日、長男が学校を休んだ様です。つい先日遅刻をして行ったので、つい気になって昼に電話をしました。そしたら、電話に出たので、学校へ行っていないのがわかりました。理由を聞くと、疲れがたまって朝起きられなかった、身体がだるいので休んだと言っていました。それを聞いた瞬間またか、
なんだかやるせない気持ちになり長男に説教じみた事を言ってしまいました。あと2、3日学校へ行けば休みに入るのに、それを頑張って行こうとしない姿勢に正直残念で仕方ありません。せっかくのゴールデンウィークになるのに気分はちっとも晴れません。
投稿日:2018-04-26
返信 128
青りんごさん
離れも削除
離れて暮らしていたら、少しは自覚ができるのかと期待していたのに降り出しに戻ったと思うと本当にやるせません。
投稿日:2018-04-26
返信 129
若者教育支援センターさん
青りんごさんへ削除
さぞ、がっかりされたかと存じます。
やるせないですよね。
期待していただけにそのショックは大きいかと思います。
であれば、その想いを伝えればいいのです。
「伝え方」に関しては以前もお伝えしましたが、再度、以下ご紹介します。
投稿日:2018-04-26
返信 130
若者教育支援センターさん
青りんごさんへ削除
「コミュニケーション~②伝える」

■伝え方
相手に何かを思いを伝えるときには
相手に「何を伝えたか」ではなく、「何が伝わったか」が大切です。

そのためには「言葉」が大切です。

「これは言わなくてもわかるだろう」
「恥ずかしくてこんなことは言えない」

まずはそういった考えを排除して時間をたくさん使っていきましょう。

相手にメッセージを伝えるとき、次の2通りの方法があります。
それは、「YOUメッセージ」と「Iメッセージ」です。

コミュニケーションをはずす人は、
往々にして主語が「YOU=あなた」の「YOUメッセージ」
になってしまっているケースが多いです。

相手に思いを伝えたいときは、「Iメッセージ」が効果的です。
相手の行為や人格を非難・否定せず、事実を述べる伝え方です。

例えば、あなたがリビングで読書をしているときに、
家族の誰かがリビングに来て、大きな音でテレビを観始めたとしましょう。

静かな状態でゆっくり読書をしたいのにテレビの音が気になって集中できません。
ついつい、感情のままに
「うるさい!」
「ボリュームを抑えろ!」
「別の部屋に行け!」
と思ってしまうケースはないでしょうか。

これは主語が「あなた=YOU」になっています。
「“あなたが”うるさい!」
「“あなたが” ボリュームを抑えろ!」
「“あなたが”別の部屋に行け!」

こちらの思いを正確に伝え、
相手とのコミュニケーションもはずさない方法は
主語が「私=I」の「Iメッセージ」です。

「あなたが急に大きな音でテレビを観ることによって、
私は集中して読書ができなくて
困っているんだよ」

これが「Iメッセージ」です。

ポイントは「行動」「影響」「感情」です。

行動 → あなたが急に大きな音でテレビを観ることによって
影響 → 私は集中して読書ができなくて
感情 → 困っているんだよ

でも、その後に「だから、あなたはこうしなさい」
と言ってしまうと、せっかくの「Iメッセージ」が
その瞬間に「YOUメッセージ」になってしまいますので注意が必要です。

「Iメッセージ」で思いを伝えると
相手はこちらの思いをちゃんと受け止めてくれるケースが多い
……と言われています。

■「Iメッセージ」と「聴き方」との切り替え
自分の意見を伝え、
相手の考えを聴くと
いうのはコミュニケーション(会話)の基本です。

しかし、いくら「Iメッセージ」を活用して伝えても、
「相手を変えてやろう」という想いが心の奥底にあると、
しつこく何度も同じメッセージを発することになります。

これは「審判的表現」と言い、
圧力によるメッセージ(=お前が変われ!)になってしまいます。

その際は、まず相手の立場に立ち切って傾聴することが大切です。
これが「Iメッセージ」と「聴き方」との切り替えのタイミングです。

相手の話を聴くことにより、相手の「抵抗」がとれて
相手は安心して、自ら変わることができるのです。

また、相手の立場を理解することで、
こちらの心にも変化が現れることもあり、
他者理解と自己成長が同時に促進されます。

「期待と願望」、「推論と思い込みのズレ」
が対人関係のトラブルの元になるのです。
大切なことは“相手を変えようとせず、相手をわかろうとせよ”です。

コミュニケーションとはキャッチボールのようなものです。
いくら良いことでも一方的な話と言うのは聴いていてつらいものです。

だから、コミュニケーションがドッジボールにならないように、
「聴き方」や「伝え方」を意識して
相手とのコミュニケーションを図り、信頼関係の構築に努めてください。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
伝えることをあきらめちゃいけない。聞く気持ちがある人には、必ず伝わるから。
木藤亜也(脊髄小脳変性症患者)「1リットルの涙」著者
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
投稿日:2018-04-26
返信 131
若者教育支援センターさん
青りんごさんへ削除
なお、やるせない気持ちから説教じみたことを言ってしまったとのこと。
怒りの感情にまかせて伝えてしまうと逆効果なので気をつけましょう。
怒りの感情というのは心理学では「第二感情」と言われています。
では、その前にある「第一感情」とは?
それは。「期待」です。
投稿日:2018-04-26
返信 132
若者教育支援センターさん
青りんごさんへ削除
■「怒り」の感情

ある科学実験によると、怒りの成分ではネズミをも殺してしまうらしですよ。

アメリカの心理学者エルマ・ゲイツ博士は人間の吐き出す息を使って実験しました。
それは人間が吐き出す息を液体窒素で冷却し、取り出した沈殿物がその時の人の感情の状態によってさまざまな色に変化するというのです。
通常は無色透明であるのに対し、怒っている人が吐き出す息の沈殿物は栗色で、悲しみや苦しみを感じている人は灰色、また、後悔の念を抱いている時は薄い赤だそうです。

そして、これらの色がついている沈殿物を分析してみると、かなり強い毒性が検出されるそうです。
試しに栗色の沈殿物を水に溶かした物をネズミに注射したところ、わずか数分でネズミは死んでしまったとのことです。
さらに、人間が1時間くらい怒りの感情を持続させると、80人以上の人を殺すことができるほどの毒物が発生するそうです。

いつも不機嫌でいたり、不満の言葉を吐いている人が身体の具合を悪くしやすいというのも納得がいきそうです。
ネガティブな感情を持つことは、自分自身の身体を傷つけるばかりか、周囲の人も毒入りの息を吸わされ、気が滅入ってしまうのです。
また、明るい人のそばにいるだけで、自分も元気になってくることがありますが、いつもニコニコしている人の息にはきっと人を楽しくさせたり、健康にしたりする成分が含まれているのかもしれません。

余談ですが人間の血液は、怒ると黒褐色で渋くなり、悲しむと茶褐色で苦くなり、恐れると紫色で酸っぱくなるそうです。

ちなみに・・・「怒り」の感情は「第二感情」と言われています。
では、「第一感情」は?

それは「期待」です。

人間はどうしても「第二感情」を伝えてしまいがちですが、その前の「第一感情」である「期待」を伝えればいいのです。

その怒りは何を「期待」していたか。
それを伝えると相手も謝りやすくなったり、次の行動を起こしやすくなったりすると言われています。

投稿日:2018-04-26
返信 133
若者教育支援センターさん
青りんごさんへ削除
そして、「怒る」のではなく、「叱る」を意識してください。
投稿日:2018-04-26
返信 134
若者教育支援センターさん
青りんごさんへ削除
「怒る」と「叱る」は違う!子どもを傷つけずに効果的に叱る6つの基本ルール

親は我が子のことを真剣に考えるあまり、
つい感情的になり、怒ってしまうものです。
しかし、イライラした感情をそのままぶつける「怒る」と、
子どもの成長を思って「叱る」のでは全く違います。
子育て心理学から見た「怒る」と「叱る」の違い、
そして、ポジティブ心理学ベースの効果的な叱り方についてご紹介します。

■「怒る」と「叱る」の根本的な違い
・「怒る」とは、怒り手の感情を外に爆発させること
・「叱る」とは、相手によりよい方法を教示すること

似ているようで、全く違うことがわかりますね。
「怒る」はネガティブ、「叱る」はポジティブな色味があります。
子どもの困った行動に対し、親がガミガミと感情的に怒ると、
その場の雰囲気が険悪になるのはもちろんですが、
ダメージはその場だけにとどまりません。

1.トゲのある否定語が、子どもの自己肯定感や自己効力感を低下させてしまう
2.親からその感情的な対処法を学んでしまう
という弊害も出てきます。
とくに「2」は、その子どもの人間関係にまで影響を及ぼす可能性があります。

例えば、
・親が大声で怒鳴ると、子どもは「そうか、困ったときはパパとママみたいに怒鳴ればいいんだ」
・親が叩くと、子どもは「そうか、困ったときはパパとママみたいに叩けばいいんだ」
と学び、お友だちとの日常に応用されやすいのです。
子どもを叱る場面というのは、親の問題解決能力を披露する場です。
お手本になる対処法を示してあげたいですね。

■ポジティブ心理学ベースの叱り方 6つの基本ルール
【叱るときにやってはいけない3つのルール】
1.過去を引きずる:「いつもいつもダメなんだから」「毎回毎回同じことを言われて!」
2.叱る範囲をあれもこれもと広げる:「何をやらせても中途半端」「何も聞いていないじゃない!」
3.その子どもを全体否定する:「ダメな子ね」「なんて悪い子なの!」

叱る範囲を広げることで、叱りネタが何倍にも拡大し、怒りへと発展。
それが感情の爆発につながります。

【ポジティブに叱るための3つのルール】
1.いまのことだけを叱る:「いまの言い方はよくないよ」
2.目の前のことだけを叱る:「青いペンにキャップをしなさい」
3.その子どもの行動だけを叱る:「それは悪いことだよ」

子どもはよく困った行動をするものです。
それは悪いことかもしれません。
だからといって悪い子ではありません。
「いまの」「目の前の」「行動だけ」を叱るポジティブな叱り方なら、
子どもの自己肯定感を傷つけることなく、伝えたいことをしっかりと伝えることができます。

感情を出さずに、とは言っても
子どものことを一番に考えているからこそ
両親は怒ってしまいますよね。

もし「理不尽な怒り方をしてしまった!」
と感じたときは、まずは子どもに「ごめんね」です。
子どもの傷ついた心をその場で癒すことができ、
親も気持ちのリセットがしやすくなります。

その後は目線を意識的にほめポイントへ。
「できていないこと」ではなく
「すでにできていること」をうまくキャッチし、
そこを積極的にほめて、子どもの自己肯定感を満たしてあげましょう。

「叱り方のルール」と、「怒ってしまったら素直に謝り、ほめにスイッチ」
を、ぜひ今日から取り入れてみてください。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「叱る」と「褒める」というのは同意語だ。
情熱や愛情が無いと、叱っても、ただ怒(おこ)られているというとらえ方をする。
(野村克也/元プロ野球選手・監督)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


投稿日:2018-04-26
返信 135
若者教育支援センターさん
青りんごさんへ削除
また、期待するということは信じることとも言い換えられます。
投稿日:2018-04-26
返信 136
若者教育支援センターさん
青りんごさんへ削除
【ピグマリオン効果】

■まずは、信じることから始めてみよう

ピグマリオン効果って聞いたことありますか?
教師期待効果とも言われます。
AグループとBグループ同じぐらいの学力の2つのクラスについて、先生にAグループは優秀な生徒の集まりでBグループは成績の悪い生徒の集まりだと伝えました。
するとAグループは成績が上がり、Bグループは成績が振るわなかったという結果が出ました。
先生の思い込みが生徒達の成績につながったのです。
大人でも子どもでも誰かに期待されていると意欲が引き出されるのです。

■ピグマリオン効果を利用して、子どもの才能を開花させる
この効果は子育てにも活用することができます。
親自身がまずは「この子ならきっとできる!」と自分自身に言い聞かせましょう。
親自身が不安に思っていたら、子どもにもそのまま伝わってしまいます。
親が信じることができたら、子どもに「あなたならできるよ」と声をかけてあげてください。
親にそう声をかけられた子どもは自分を“できる”と信じることができ、本当にできてしまうものなんです。

■「できるわけがない」「どうせ失敗する」と、ネガティブな暗示をかけてはいけない
「できると信じたいけど、この子にはやっぱり無理だわ」「できるわけがない」「どうせ失敗する」などの親の声も聞こえてきそうですね。
これは子どもに対して「あなたはできない子」と暗示をかけてしまっているようなものなんです。
親から“できない子”という暗示をかけられた子は、失敗する確率・できない確率も上がってしまうのです。
だから今日から子どもに不安を与えるような言葉は子どもに言わないと決意しましょう。

■親が「大丈夫!」とやさしく微笑めば子どもは安心して進んでいきます
親は「大丈夫!あなたならできるよ」はと声をかけましょう。
自分は一人じゃないという安心感が得られ、それが子どもにとって最大の自信となるのです。
自信があればいろんな事にチャレンジすることができ、さらに自信を育てることができます。
自信のスパイラルです。
始まりは、親の「あなたならできる」と信じてあげる心からなのです。
子どもが立ち止まっているとき「あなたならできるってお父さん(またはお母さん)は信じてるよ」と声をかけてあげましょう。

ご理解頂けましたでしょうか
今日から、「失敗するよ」という口癖を、「あなたならできるよ」に変えてみましょう。


投稿日:2018-04-26
返信 137
青りんごさん
ありがとうございます削除
返信ありがとうございます。拝読しました。最近は高校1、2年の時に言ったことと少し言い方を変えて伝えています。

例えば、疲れているだろうからゆっくり休んでまた明日からまた頑張って行こうとかなどの事はあまり言わないようにしました。もう高3なのでもっと現実的な事を敢えて伝えている様にしています。このやり方が裏目に出てしまったのでしょうか?
投稿日:2018-04-26
返信 138
青りんごさん
それから…。削除
先週長男がなんか美味しいものを食べに行きたい言うので、小旅行も兼ねて近場の観光地に一日行ってきました。家を出て約3週間、たまにはと思い外に連れ出したのですが、返って気が抜けてしまったのでしょうか?
投稿日:2018-04-26
返信 139
若者教育支援センターさん
青りんごさんへ削除
決して裏目に出たとは思いません。
現実的なことを伝えていくのは間違っていませんよ。
また、伝える際は子どもが自分で考え、自分で選択できるように促していきましょう。
投稿日:2018-04-26
返信 140
若者教育支援センターさん
青りんごさんへ削除
食事に連れ出したことも決して気が抜けたということにはつながらないと思います。
むしろ、そのようなことは良いことですよ。
投稿日:2018-04-26
返信 141
若者教育支援センターさん
青りんごさんへ削除
せっかく良い取り組みをされているのですから、「あれがいけなかった」「これがダメだった」と考え過ぎてご自身を責めないでくださいね。
投稿日:2018-04-26
返信 142
青りんごさん
ありがとうございます削除
いつも暖かい返信ありがとうございます。本当に心が救われる思いです。

以前にも書いたと思いますが、また主人から叱られてしまいました。おまえは子供との距離が近すぎる、物理的に離れても精神的に離れないと意味がないと。
そうしないと自分身体が持たない上に、長男自身の心にも響かないだろう。そう言われました。そのためにはしばらく会う事と連絡は控えるように言われました。

私は考えた末、自分自身にもケリをつける為にも息子からの携帯を着信拒否にし、ラインもブロックしました。少々やりすぎかもしれないですが、息子の要求にどうしても応じてしまうので…辛いですが、しばらく主人の言う通りにやってみようと思います。
投稿日:2018-04-26
返信 143
若者教育支援センターさん
青りんごさんへ削除
拝読しました。
ご主人も叱った…というよりも青りんごさんとお子さんのことを心配されているのでしょう。
着信拒否とLINEブロックの件、承知しました。
しばらくはこの通りにやっていくのですね。
状況は時々教えてください。

一点確認ですが、このことはしっかりとお子さんに理由を述べていますか。
何の説明もなくですと、お子さんが混乱するかもしれませんよ。
投稿日:2018-04-27
返信 144
若者教育支援センターさん
青りんごさんへ削除
以下も参考にしてください。
投稿日:2018-04-27
返信 145
若者教育支援センターさん
青りんごさんへ削除
「子育て四訓」

一.乳児はしっかり肌を離すな
二.幼児は肌を離せ、手を離すな
三.少年は手を離せ、目を離すな
四.青年は目を離せ、心を離すな

子どもたちの問題行動が、人間愛、親子愛の欠落に起因している部分が多いと言われています。
問題行動の背景に愛情不足や親子の分離不安があり、いわゆる、親や社会に対する“甘え”があります。
しかし、そうした子どもたちに「甘えるな!」といってみても、そうせざるを得ない過程を経てきているのです。
親としても、大人としても、社会としても、そこに目を向けることが必要です。

「一.乳児はしっかり肌を離すな」
胎児期には、文字通り母子は臍の緒でつながり、羊水の中で守られています。
出生と同時に赤ちゃんは外界にさらされ不安になり、その心の安定を保つためにも、しっかりと肌と肌を触れ合わせることが大切なのです。
サルの子育てで言えば「抱いてちょうだい」の時期です。
人間は生まれて一年間はほとんど受身の状態で、二足歩行ができるまでは、母親の胸は“子宮”の延長であり、しっかり抱かれることによって、赤ちゃんは「守られている」「かわいがられている」と無意識のうちに感じ、信頼し安心するのです。
それが、愛情や信頼、情緒安定、他人を思いやる心など、人間形成の基盤になります。
乳児期の親子の接触はとても大切なのです

「二.幼児は肌を離せ 手を離すな」
幼児は乳離れをするが、一気に離すのではなく、常に親がそばにいることで、「心配しなくてもいいよ」という安心感を与えることが大切。
サルの子育てで言えば「下ろしてちょうだい」の時期。
ちょっと周囲のものに注意や関心があり、自立させるための第一段階だ。自立に目覚める幼児期は、完全な保護から社会に向いて一歩を踏み出す時期といえます。
昨今、子育ては苦痛なもの、苦しみを伴うものという感覚を植えつけ過ぎ、安易に生きることが奨励されすぎていますが、。本当の生きる喜びとは、親子の絆を大切にし、温かい家庭を作り、その延長として健全な社会を形成していく、そうした家庭の社会的意義について考えたいものです。

「三.少年は手を離せ 目を離すな」
少年(少女)は、友達との付き合いによって社会性が育つ時期なので、ここではしっかりと手を離し、活動範囲を広げてやらないといけません。
ただし、いろんな危険があるので、目を離してはいけません。
サルの子育てでいえば、『一人にしてちょうだい』という時期であり、親猿はこの時期、遠くから子猿を見守り、子どもが何かで声をあげるとすっ飛んでいくのです。
人間も学ぶべきところが多いのではないでしょうか。
この時期、子どもが親に反抗したり、非行や問題行動に走ったり、いろんなことで苦しい思いをするかもしれません。
しかし、それは成長の過程です。
親として逃げず、共に成長することを心がけるべきなのではないでしょうか。
子どもの荒れの背景には、親や友人に『こちらを向いてほしい』というメッセージであることが多いです。

「四.青年は目を離せ 心を離すな」
青年期にまでなると、完全に自立していくために、自分なりの生きがい、進路を歩んでいくときであるが、気持ちの上では、心を離してはいけないということです。

いずれにしても、子育ての最終的な責任は親にあるという基本を忘れてはいけません。
投稿日:2018-04-27
返信 146
青りんごさん
ありがとうございます。削除
返信ありがとうございます。主人にも先生と同じ事を言われました。携帯の事は本人に言った方がいいのではないかと…。ただ、少しでも連絡手段は残しておいた方がいい、落ち着いたらもう一度考えてみてはどうかと言われました。
今は大事な時なのは理解しているつもりです。もう少しだけ考えて頭を冷やします。
投稿日:2018-04-27
返信 147
若者教育支援センターさん
青りんごさんへ削除
我々もご主人のご意見に賛成です。
少しでも連絡の手段は残しておいた方が良いと思います。

冷静に再考してみてください。
そして、その結果も教えてくださいね。
投稿日:2018-04-28
返信 148
青りんごさん
その後削除
こんにちは。お世話になります。
今日はその後の近況を書きたいと思います。

あれから、長男に関して私から連絡する事を控えています。本人から連絡があった時だけ状況に応じて対応しています。
例えば、買い物で大きな荷物を買った時一緒に運んでほしいとか、生活で困った事があるとどうしたらいいか教えてほしい等…。自分で出来ることは出来るだけ手を貸さない様にして様子を見ています。

父親には電話しにくいようで、何かと私に連絡してきます。
今日は風邪で休んでいますが、一緒に住んでいた時は、何も言わずに勝手に学校を休んだり、起きて来なかったりしていたのが、自分で起床し、遅れそうになっても何とか学校へ行ったりと本人なりにやっているようです。

今日は風邪で休んでいますが、あまり大した事はありません。でも何かに理由を付けてまだ休んだりする事があるようです。でも、私や担任に自分から連絡は入れるようになりました。
主人としてはちょっとの事で学校を休んだり補習を忘れたりする事が気に入らないようで、本人には直接言いませんが(言うと反発して拗れるので)私に怒りをぶつけています。
前から言っていますが父親の言葉は私にとってかなりキツイです。私は言い返す事が出来ないので黙ってじっと耐えています。
父親はもっと焦ってひがちになってほしいと思っているみたいですが、私は今のままでいいと思っています。でも主人は緩めてしまうと長男の気持ちにだらけが出て、糸が切れてしまうと思っています。長男は楽な方に逃げてしまうので言っている事はわからないではないですが、私がいくら言っても本人にその気がない以上あまり強く言うつもりはありません。逆効果になるのを私はおそれてあまり言いたくないのです。
投稿日:2018-05-09
返信 149
青りんごさん
どうでしょう?削除
今思うと以前に比べ、確かに少しずつ歩みは遅いですが進歩はしていると思います。
今の私はどちらかと言うと母性の方に考えが行っています。
家を出てから長男との会話は増えたとは思います。主人の目には私は息子の奴隷にしか見えないらしいですが…。
主人は条件付けが厳しいのでまだ長男にはキツイと思います。しかし、高校3年ともなるとあまり時間もないのも現実です。担任の先生は長男に受験指導を少しずつしていると伺いました。そこのところは先生にお願いするしかないと思っています。
投稿日:2018-05-09
返信 150
若者教育支援センターさん
青りんごさんへ削除
その後の様子をお聞かせいただきありがとうございます。
青りんごさんからは連絡する事を控え、ご本人から連絡があった時だけ状況に応じて対応しているとのことですね。
それでよいです。

またご主人から青りんごさんに対するフィードバックに関しては耐えているとのことですね。
一方的に言われるのを聞いているのは疲れますよね。
言い返すのではなく、青りんごさんなりの意見を冷静に伝えることもしてみてもいいのかもしれませんね。

ご主人の話を聴き、青りんごさんの思いを伝える。
そのベースとなるアサーション。
そして、質問力などを駆使してコミュニケーションを図ってください。

以前にもお伝えしましたが、少しブラッシュアップしていますので、上記の内容を以下にご紹介しますね。
投稿日:2018-05-10
返信 151
若者教育支援センターさん
青りんごさんへ削除
「コミュニケーション~①聴く」

■信頼関係の構築
カウンセリングの領域では、
カウンセラーとクライアントの信頼関係の構築を深めることが絶対条件と言われます。
(専門的には、信頼関係を“ラポール関係”と言います)

相手との信頼関係の構築を図り、
さらに深めていくためには円滑なコミュニケーションが大切です。
ではその円滑なコミュニケーションを図るにはどうすれば良いのでしょう。

■「聴き方」
みなさんは、「聴き方」を意識しながら相手の話を聴いたことがありますか。
「話し方教室」とか「話し方の本」というのはありますが
「聴き方」に関する本は意外と少ないのです。
しかし、円滑なコミュニケーションを図る上では、
この「聴き方」が特に重要となります。

ここではあえて「聴く」という文字を使います。
物理的に音が耳に届く「聞く」でもなく、
言葉であれこれと尋問する「訊く」でもなく、
「心」の文字が入っている「聴く」です。

しかも、文字を分解すると「耳」の右側には「十」「四」「心」となります。
「14の心」とは……
諸説ありますが、以下のようなことが言われているそうです。

・「14の心で聴く」(仏教)
仏教の、八正道(はっしょうどう)と、六道(ろくどう)を足した数(8+6=14)
様々な視点から聴いてあげましょうということ。

・「14の心で聴く」(年齢)
14歳の時の心で聴く…………つまり、純粋な気持ちで聴きましょうということ。

話が冒頭から逸れてしまいました(汗)。

要するに、相手を受け入れて相手の話に耳と心を傾けることを意味します。
「四」の向きを変えて、縦にすると「目」にも見えます。
そして、「十」を「プラス」と捉えれば……
「耳」だけではなく、「目」と「心」でも聴きましょう……とも言えますね。
これを専門用語では「傾聴」と言います。

相手の話を上手に「聴く」ためには以下の2つの聴き方に分かれます。
その2つとは……
「受動的聴き方(パッシブリスニング)」と
「能動的聴き方(アクティブリスニング)」です。
それぞれポイントは3つあります。

■「受動的聴き方(パッシブリスニング)」の3つのポイント
1.黙って聴く
これは簡単なようで意外と難しいです。
しかし、すべての「聴き方」のベースとなる姿勢です。
相手の話しに意見を割り込まず、まずは黙って聴いてあげます。
黙って相手を聴き、受容してあげることで信頼関係はさらに強いものになるでしょう。

2.うなずく
「メラビアンの法則」をご存知でしょうか。
1対1で話したときに、どのように影響を及ぼすか……という実験結果から出された法則です。

話の内容などの「言語情報=7%」、
口調や話の早さなどの「聴覚情報=38%」、
あいづちやうなずきなど、見た目などの「視覚情報=55%」
の割合であったという実験結果があります。

人は話の内容などよりも、話をしている際の態度や姿勢
……の方が影響力は大きいのです。

「ういなずく」には、話しの内容により大きくうなずいたり、
小刻みにうなずいたりする聴き方によって信頼関係を深めていく方法があります。

大きくうなずくときは
「なるほどねぇ~」という意味があり、
小刻みなうなずきは「もっと話して」という意味をもちます。
それにより相手は「聴いてもらえている」という満足感が得られます。

3.思いを引き出す
「それ、おもしろそうだからもっと聴かせてよ」
「それ大変だったね。もう少し詳しく話して」
「それについて、君のほうでも何か言いたいことがありそうだね」
「君にとって大事なことのようだね。詳しく聴かせて」などのように
ひと言、付け加えることで相手を気持ちよく話させてあげることが大切です。

■「能動的聴き方(アクティブリスニング)」の3つのポイント
1.話しを繰り返す
相手の発した言葉の語尾をこちらが繰り返して発しながら聴く方法です。
会話にいいリズムがうまれて話しやすくなります。
そして、相手は
「自分の話を聴いてもらえている。理解してもらえている」
となります。

ただし相手が意見を求めている場合は、
繰り返しによる聴き方はいったん中断してください。
相手から何かを質問をされている場合に、
その質問を繰り返しても堂々巡りになってしまいます(笑)。
その際は、はっきりと自分としての回答をしてあげると良いでしょう。

2.話しをまとめる
相手の話をある程度の段階でまとめてあげると、
会話のリズムにアクセントがつき、これも効果的です。

例えば、相手が悩みを打ち明けたとします。
悩みを打ち明け始めると人は一気に捲くし立てるように話し始めます。
それこそ途中でさえぎりたくなるくらいに……。

その際に、最後まで聴いて、
それをまた繰り返す方法(話しを繰り返す)を行うと、
時間が掛かる作業ですし、余計に混乱が生じます。
その際はある程度こちらで話をまとめてあげるのです。

3.気持ちをくむ
「それは嬉しかったね」
「それは悔しいね」
「それは腹が立つよね」

こんなふうに相手の心の中の気持ちを
こちらの言葉として伝えることで、
相手は安心した気持ちで話しを出来ます。

高級クラブに高いお金を払ってまで、
サラリーマンが通うのは、
高級クラブのママさんたちは
この「気持ちをくむ」など、聴き方に長けているからなのです。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
聴くとは、愛することである
長田弘(詩人)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
投稿日:2018-05-10
返信 152
若者教育支援センターさん
青りんごさんへ削除
「コミュニケーション~②伝える」

■伝え方
相手に何かを思いを伝えるときには
相手に「何を伝えたか」ではなく、「何が伝わったか」が大切です。

そのためには「言葉」が大切です。

「これは言わなくてもわかるだろう」
「恥ずかしくてこんなことは言えない」

まずはそういった考えを排除して時間をたくさん使っていきましょう。

相手にメッセージを伝えるとき、次の2通りの方法があります。
それは、「YOUメッセージ」と「Iメッセージ」です。

コミュニケーションをはずす人は、
往々にして主語が「YOU=あなた」の「YOUメッセージ」
になってしまっているケースが多いです。

相手に思いを伝えたいときは、「Iメッセージ」が効果的です。
相手の行為や人格を非難・否定せず、事実を述べる伝え方です。

例えば、あなたがリビングで読書をしているときに、
家族の誰かがリビングに来て、大きな音でテレビを観始めたとしましょう。

静かな状態でゆっくり読書をしたいのにテレビの音が気になって集中できません。
ついつい、感情のままに
「うるさい!」
「ボリュームを抑えろ!」
「別の部屋に行け!」
と思ってしまうケースはないでしょうか。

これは主語が「あなた=YOU」になっています。
「“あなたが”うるさい!」
「“あなたが” ボリュームを抑えろ!」
「“あなたが”別の部屋に行け!」

こちらの思いを正確に伝え、
相手とのコミュニケーションもはずさない方法は
主語が「私=I」の「Iメッセージ」です。

「あなたが急に大きな音でテレビを観ることによって、
私は集中して読書ができなくて
困っているんだよ」

これが「Iメッセージ」です。

ポイントは「行動」「影響」「感情」です。

行動 → あなたが急に大きな音でテレビを観ることによって
影響 → 私は集中して読書ができなくて
感情 → 困っているんだよ

でも、その後に「だから、あなたはこうしなさい」
と言ってしまうと、せっかくの「Iメッセージ」が
その瞬間に「YOUメッセージ」になってしまいますので注意が必要です。

「Iメッセージ」で思いを伝えると
相手はこちらの思いをちゃんと受け止めてくれるケースが多い
……と言われています。

■「Iメッセージ」と「聴き方」との切り替え
自分の意見を伝え、
相手の考えを聴くと
いうのはコミュニケーション(会話)の基本です。

しかし、いくら「Iメッセージ」を活用して伝えても、
「相手を変えてやろう」という想いが心の奥底にあると、
しつこく何度も同じメッセージを発することになります。

これは「審判的表現」と言い、
圧力によるメッセージ(=お前が変われ!)になってしまいます。

その際は、まず相手の立場に立ち切って傾聴することが大切です。
これが「Iメッセージ」と「聴き方」との切り替えのタイミングです。

相手の話を聴くことにより、相手の「抵抗」がとれて
相手は安心して、自ら変わることができるのです。

また、相手の立場を理解することで、
こちらの心にも変化が現れることもあり、
他者理解と自己成長が同時に促進されます。

「期待と願望」、「推論と思い込みのズレ」
が対人関係のトラブルの元になるのです。
大切なことは“相手を変えようとせず、相手をわかろうとせよ”です。

コミュニケーションとはキャッチボールのようなものです。
いくら良いことでも一方的な話と言うのは聴いていてつらいものです。

だから、コミュニケーションがドッジボールにならないように、
「聴き方」や「伝え方」を意識して
相手とのコミュニケーションを図り、信頼関係の構築に努めてください。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
伝えることをあきらめちゃいけない。聞く気持ちがある人には、必ず伝わるから。
木藤亜也(脊髄小脳変性症患者)「1リットルの涙」著者
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
投稿日:2018-05-10
返信 153
若者教育支援センターさん
青りんごさんへ削除
「コミュニケーション③~アサーション・トレーニング」

「アサーション・トレーニング」により、自分も相手も大切にする自己表現法「アサーション」を身につけることができます。
これにより、自分の気持ちを制限することなく、お互いを尊重しながら自己表現し、うまくコミュニケーションをとることができれば、対人関係の悩みが解消されることでしょう。
以下「アサーション・トレーニング」について解説していきます。

1.アサーション・トレーニングとは?
自分と相手、双方を大切にしながら自己表現を行うコミュニケーションスキル「アサーション」。
このアサーションを身につけるためのトレーニングが「アサーション・トレーニング」です。
アサーションの自己表現は大きく3つのタイプに分けられます。

【ノン・アサーティブ(非主張型)】
自分よりも相手を優先し、自分を後回しにするタイプ。
ドラえもんでいえば、のび太君のようなタイプです。
自分の意見を表現しなかったり、しそこなってしまったりします。
自己肯定感が低く、相手の気持ちや態度を考えてしまうために自己主張できずに、自分のことを分かってもらえないという気持ちが残ったり、後で言い訳をしてしまうタイプです。

【アグレッシブ(攻撃型)】
相手よりも自分の意見を優先するタイプ。
ドラえもんでいえばジャイアンのようなタイプです。
自分の意見ははっきりと伝えるのですが、相手の気持ちを無視し、考えを押し付けたりします。
自分が一番という思いが強く勝つことにこだわり、攻撃的自己表現で自分勝手な行動をしたり、自分が優位になるように相手を操作しようとします。

【アサーティブ(攻撃型と非主張型の黄金率)】
自分の気持ちを正直に表現でき、相手の意見も大切にするタイプ。
ドラえもんでいうと、しずかちゃんのようなタイプです。
その場にふさわしい表現で率直に自分の意見をいうことができます。
時には意見がぶつかることも踏まえていて、お互いに意見を出し合い、最終的に双方の納得のいく結論を出そうとする理想的なタイプです。

【タイプの違いによる自己表現の例】
行列に並んでいて自分の前に横入りされた時、
①ムッとして内心腹は立つが、相手には何も言わない。(ノン・アサーティブ)
②割り込みしたことに対して怒り、列から外れるように言う。(アグレッシブ)
③先に並んでいたことを伝え、後ろに並ぶよう丁寧に頼む。(アサーティブ)

アサーション・トレーニングとは、上記③のように自分と相手、両方を大切にした自己表現を身につけるトレーニングです。
相手の意見を尊重しながら、その場にふさわしい表現方法で自分の気持ちや考えなどを正直に伝えられるようになるコミュニケーションスキルを養います。

2.アサーション・トレーニングの必要性
自分と相手の両方を尊重することは、時に心の葛藤を起こすこともあります。
アサーション・トレーニングは、多くのカウンセリング経験を持つトレーナーが担当します。
対人関係や苦手な相手とのコミュニケーションなど個人が抱える問題について、ひとつの正解を求めるのではなく、ひとりひとりが自分なりのアサーションを習得していくことを目指します。
アサーションは、相手を自分の思う考えに導くよう操作したり、無理にイエスを言わせようとするものではありません。
お互いがそれぞれ自分の気持ちを率直に表現しながら、より良い関係を作っていくことが目的です。
アサーションができるようになれば問題なく物事が進むようになり、人間関係の改善も見られるようになるでしょう。
しかし、それが短期的なものであれば無理に自己表現を行うことでストレスが溜まったり、精神状態が悪化するなどの恐れもあります。
アサーションの達成感とは逆に、気づかぬうちにストレスを溜めてしまわないようにトレーニングにより自然に身についていくことが必要です。

【ビジネスシーンでの必要性】
「職場の風通しが悪くては生産性が上がらない」これはビジネスにおいてのコミュニケーションの重要性を物語っています。
さまざまな人間が集まるビジネスシーンでは、年齢や立場、考え方や性格の違う人々との間で良好な人間関係を築いていくことが求められます。
ストレスは、人によってその原因も違えば感じ方も違います。
中でも人間関係のストレスは厄介で、なかなか解決に向かうことができません。
毎日職場で顔を合わせる相手との関係であれば、かなり深刻な問題です。
社訓などで個人を尊重することを前提としていても、立場上イエスマンになってしまったり、「ノー」と言えないことで「うつ」になってしまっては、自分を守ることができません。
会社としても、有能な人材を失うことにもなりかねません。
従来から管理者研修においてコミュニケーションは必須です。
アサーションにおける自他尊重の自己表現を身につけ、実践できることがビジネスの成功につながることは明らかです。

【日常生活での必要性】
苦手な人とのコミュニケーションは、多くの人の悩みです。
誰にでも苦手な人というのはいるものです。
出来るだけ関わらないようにしたいのが本音ですが、実際はそうはいかない場合も多いものです。
アサーション・トレーニングでは、苦手な人とでも良好な関係を築くことができるようになるヒントや技法を習得することができます。
私たちは知らず知らずのうちに自己防衛反応が働き、そのつもりがなくても苦手な相手に感情的な態度をとってしまったり、言いたいことをうまく表現できずに苦労しています。
不思議なもので自分が苦手だと思っている相手も、自分のことを苦手と思っていたということがよくあります。
言ってみれば、それはお互いにうまくコミュニケーションをとりたいという心理の表れともいえます。
アサーション・トレーニングを学び、自己分析することで自分のコミュニケーションパターンが分かり、考え方の方向転換ができるようになるでしょう。
上手なコミュニケーションにより苦手な人たちとの関係がよくなれば、心の負担が軽くなります。

3.アサーション・トレーニングの効果
【ビジネスにおける効果】
サービス業を中心として人と関わる職業のビジネスパーソンは、顧客の要望を聞き入れることが優先となり、結果的に自己犠牲を伴い「燃え尽き症候群」になりやすいと言われています。
熱心に仕事に取り組んでいた人が、ある時から急に意欲がなくなり無気力状態になってしまう。
そうならないためにも、たとえ顧客であっても自分の意思を伝えることが大切です。
無理な依頼をされた時、「そのスケジュールでは難しい」「こういう方法ではいかがでしょうか」など、相手の意見も尊重しながら話し合うことで双方に良い状況を作り出すことが出来ます。これが、アサーションの効果です。

【友人間における効果】
いつも待ち合わせに遅れてくる友人と旅行に行くことになりました。
当日、その友人は30分以上も遅れてやってきて「ごめんね!」と謝りました。
あなたはどんな返答をするでしょうか?
「なんとも思ってないよ」「私も遅れてきたから大丈夫」など、その場を取りつくろうために不満な気持がありながらも適当に済ませてしまったら、旅行の間ずっとモヤモヤした気持ちが残ります。

いつも遅れてくるということは、あなたなら許してくれるという甘えがあるのではないでしょうか。
本当は不満に思っていることを上手に伝えれば、友人の考えや行動も変わるかもしれません。
謝っている友人のことも尊重しながら、自分の気持ちを伝えるにはどのような言い方がよいでしょうか?
「遅れてきたのには理由があるのだろうけど(相手の気持ち優先)、待っている気持ちを考えてくれるなら、次からは約束を守ってほしい(自分の気持ち表現)」などと率直に伝えてみましょう。

結果、お互いに気持ちが通じ合い、これまでより良い関係を築くことができればアサーションの効果があったといえるでしょう。
「親しき中にも礼儀あり」という言葉があります。
友人、親子、夫婦、恋人などの日常の会話を思い出してみて、「あの時はこうすべきだった」「こんな風に言えればお互いを尊重できた」など、まずは身近なところからアサーションを活用してみてはいかがでしょうか。

4.アサーション・トレーニングの実践例
【上司からの無理な依頼を上手に断りたい】
ビジネスの現場で上司からの仕事依頼は、手一杯の仕事を抱えていても断りにくいものです。
自己主張できるタイプの社員であれば問題ないことでも、口下手で自分の意思を伝えることが苦手なタイプの社員には深刻な問題となります。
かといって、どんな仕事も引き受けていては、実質的な負担も心の負担も溜まる一方です。
「悪いけど、すぐに急ぎの書類を作成してくれないだろうか」という上司の依頼を断りたいとき、どのように返答すればよいでしょうか?
例①「はい、わかりました。」と仕方なく引き受けてしまう
例②「今はちょっと忙しいので…」と言いにくそうに断る
例③「それは、私の担当ではないので」と言って断る

②と③は断ってはいますが、あまり良い返答ではないようです。
返事のしかたで相手の受けるあなたの印象はずいぶん異なります。
いつも引き受けていれば、少し無理をしても引き受けてくれると思われるでしょう。
はっきりと断れば、できないということは伝わりますが、このような断り方では印象はよくありません。
アサーションは、自分も相手も尊重するコミュニケーションです。
この場合は「今は○○の書類を作成していて時間がとれません。
終わり次第取り掛かれますが、それでよろしいですか?」と自分の状況を説明し、こうであれば出来ると提案する方法が望ましいでしょう。

上司は早急に必要であればほかの人に依頼するでしょうし、少し待ってもあなたに依頼したいと思えばそうするでしょう。
この返答により、自分の気持ちを伝えることができたので、次からは上司の対応も少し違ってくるかもしれません。

【人に褒められたときの対応のしかた】
人に褒められることは嬉しいことです。
でも、その場に同期の社員がいたり、同じ仕事をして自分だけが褒められたりすると、恥ずかしかったり、返答に困ったりする場合もあります。
そんなとき、どんな対応のしかたがよいでしょうか。

【褒めてくれた相手と周りの人を尊重しながら、自分の意思を素直に告げる方法】
まずは、褒められたことに対し、素直に「ありがとうございます」と答えるのがよいでしょう。
その上で「みんなの協力のおかげです」と付け加えたり、「ご指導のおかげです」や「また頑張ります!」など、自分も周りの人も気持ちがよくなる返事ができるとよいでしょう。
アサーション・トレーニングによって、場面ごとの表現のしかたについてイメージトレーニングができれば、自然に表現できるようになるでしょう。

5.アサーション・トレーニング実施時のポイント
アサーションの基本は自他尊重の自己表現です。
その心構えが4つあります。

・思いを率直に表現すること
・相手に対して誠実であること
・自分と相手が対等であること
・表現することは自己責任であること

なぜ自己表現することが難しいのか。
まずは自分の感情と向き合い、受け入れることが重要です。
苦しんでしまうのは、感情の矛盾があるからです。
「本当は断りたいのに引き受けてしまう」「本当は怒っているのに相手に伝えられない」そんなモヤモヤを取り除くためには、適度に表現することが重要です。
それにより、自分の感情と行動が一致し、矛盾から解放されます。

私(I=アイ)を主語として伝えること。
まず自己を表現し、対等な相手に対して誠実であり、相手を尊重すること。
自分の責任において、自信をもって会話するのです。
「あなたはいつも自分勝手な行動ばかりするので困る」
Iメッセージにすると… 「私はあなたが協力してくれたら、もっと良い仕事ができると思う」
「あなたはいつも自分の話ばかりで聞く耳を持たない」
Iメッセージにすると… 「私はあなたに聞いてほしい話がたくさんあるから、時には聞いてほしい」
主語を「あなたは」から「私は」にすることで相手を責めるような表現でなく、自分はこう思っているからこうしてほしいという表現になります。
答えはひとつではありません。
アサーション・トレーニングを繰り返すことで、その場に応じて自然な対応ができるようなります。

6.アサーション・トレーニングの参考書籍
■改訂版 アサーション・トレーニング ―さわやかな〈自己表現〉のために
平木 典子 (著)
・日本にアサーション・トレーニングを初めて紹介し、依頼その普及のために第一線で活躍されてきた平木典子先生による決定版といえる一冊です。

■アサーション入門――自分も相手も大切にする自己表現法 (講談社現代新書) 新書
平木 典子 (著)
・第一人者が語るわかりやすい入門書です。コミュニケーションがうまくいかないときや人間関係が難しいとき、「アサーション」を理解すると、関わりを建設的に変えることができます。

■マンガでやさしくわかるアサーション 単行本
平木 典子 (著), 星井 博文 (その他), サノ マリナ (その他)
心理療法としても、日常のコミュニケーションスキルとしても必要にされているアサーション。
第一人者として活躍する著者によるわかりやすい解説とストーリーマンガのサンドイッチ形式でアサーションの基礎を楽しく学べる一冊です。
投稿日:2018-05-10
返信 154
若者教育支援センターさん
青りんごさんへ削除
「コミュニケーション④~「オープンクエスチョン」と「クローズドクエスチョン」

質問する時は「オープンクエスチョン」と「クローズドクエスチョン」をうまく組み合わせること。

これは質問方法の代表的な分類です。
相手が「はい、いいえ」または「AかBか」の択一で答えられるような、回答範囲を限定した質問の仕方をクローズドクエスチョンといいます。
これに対し、「どう思うか?」などのように、制約を設けず相手に自由に答えさせるような質問のしかたをオープンクエスチョンといいます。

クローズド・クエスチョンは、相手の考えや事実を明確にしたい場面などで有効とされ、オープン・クエスチョンは、相手からより多くの情報を引き出したい場面で有効とされるといわれています。

例えば「昨日京都に行ってきたんだ」に対し、「楽しかった?」「1人で?」「仕事?」などという質問はクローズドクエスチョン。

「どうして?」「どうだった?」などはオープンクエスチョンといえます。

話題を展開させたり思考を深めたりするためには、この両方をうまく組み合わせていく必要があるのです。

答えがあまり出てこない場合には答えやすい「クローズドクエスチョン」から入り、徐々に「オープンクエスチョン」に展開していくといいでしょう。
投稿日:2018-05-10
返信 155
若者教育支援センターさん
青りんごさんへ削除
いかがでしょう。
すべてではなくても構いません。
出来そうなところから実践してみてください。
そして、上記はご主人だけではなく、お子さんとのコミュニケーションにもご活用ください。
投稿日:2018-05-10
返信 156
若者教育支援センターさん
青りんごさんへ削除
また現在は、以前に比べ、確かに少しずつ進歩している実感があるとのことですね。
少しずつでいいのです。
三歩進んで二歩下がる…くらいがちょうどよいですよ。

そして、青りんごさんが母性、ご主人が父性を発揮されているとのこと。
こちらもそれでよいです。
カウンセリングも相手や状況に応じて「母性カウンセリング」「父性カウンセリング」を切り替えていますので。
投稿日:2018-05-10
返信 157
青りんごさん
あけましておめでとうございます。削除
ご無沙汰しています。今年もよろしくお願い申し上げます。
前回の書き込みからの近況を綴りたいと思います。
去年の春に家を出て下宿生活を始め、最初のうちは順調に学校へ行き自分で生活をしていましたが、6月に入る頃に学校へ行かなくなり、内数ヶ月の間学校へ行ったり行かない日が続いていたみたいです。担任の先生が下宿の訪問も頻繁にしてくれていたようです。
投稿日:2019-01-04
返信 158
青りんごさん
新年その二削除
しかし2学期の途中頃から本人はどう思っているのかは知りませんがとにかく学校へ行こうと努力していたらしいです。以前に比べて顔色が良く性格も少し明るくなり、家にもご飯を食べに毎週帰ってくるなど少し安心していました。
しかし遅刻、寝過ごしが多かったみたいで出席はギリギリだと担任から伺いました。今月末に卒業式がありますがまだ卒業が決まっていません。本人もその事は自覚しており、卒業の追試をなんとかしなければいけない事は分かっています。
投稿日:2019-01-04
返信 159
若者教育支援センターさん
青りんごさんへ削除
あけましておめでとうございます。
近況をお知らせいただきありがとうございます。

徐々にではありますが、前進しているご様子ですね。

いまは目の前の目標(卒業)に向けてそれだけに集中してみましょう。
卒業だけが目的ではありませんが、ひとつのベンチマークとしての「目標」でもあります。
ここを乗り越えればお子さんも更に自信を持つことができます。

そのための手段が追試をクリアすることです。
「必ず大丈夫!」と背中を押してあげましょう。
投稿日:2019-01-04
返信 160
青りんごさん
新年その三削除
ところが元旦の日に父親とトラブルが起きました。事の発端は年始の挨拶で主人の実家へ行った時です。帰る時、料理の持ち帰りを巡って暴力沙汰にまでなりました。以下主人と長男のやりとりです。

状況は車の中です。私たちは車で帰る準備をして待っていました。祖母(1人暮らし)に持たされた料理を車に持ってきた長男と次男を見てとこから始まります。

父…それはどうした?

長男…持って帰ってきた。

父…それは正月三が日主婦を休ませるためにもって帰らない事になっているから返してきて。

長男…でもまだまだたくさん食糧があるから持って行ってと言われた。

父…でもそれは習慣で持って帰らない事になっているから(次男に向かって)おばあちゃんに持って行って。

この間次男は反応せず。
以下同じやりとりがあと1、2回続きました。

そして父が…分かった。いらないんだな…。
この一言で長男の機嫌が悪くなります。…何で決めつけんだよ!気分が悪いから謝って!

父…謝る意味がわからない。何で?…あくまで無機質で返します。

長男…謝れ!

父…何謝るのかがわからない。

その瞬間車の後部座席で長男が暴れ始めました。運転している父親に向かって後ろから殴る蹴る後頭部も関係ありません。後部座席の内装も殆ど破壊してしまいました。暴れている最中父親は謝っていましたが長男は怒りが収まらず、もう遅い!を連発し昨日からずっと我慢していたと口走りながら何かを吐き出す感じでずっと暴れていました。
投稿日:2019-01-04
返信 161
青りんごさん
新年その四削除
長男はこの日の夕方下宿へ返しました。怒りを押さえ込むかのようにスマホをいじっていましたが、私は少し長男と話をしました。どんな理由があろうとも暴力はいけない。しかも運転している人間に襲いかかるのは危険だ。と。そして料理の事に関してはあなたは間違っていないと告げました。長男は暴れたのは悪いと思ったがきっかけを作ったのは父親だと言っています。そして昨日から何を我慢していたのかと聞いてみると本人曰くその都度忘れるように気持ちを持って行くから思い出せないと言います。
後で私と主人とで話をしましたが父親の言い分としてはそういう習慣があるから知らないだろうと思って教えただけなのになぜ殴られなければならないのかと怒り心頭です。わけもわからない感情で殴られては解決のしようがない。当分長男とは会わないと言っています。私はわかりません。両者の間には隔たりと考え方のズレがあるのはわかります。
投稿日:2019-01-04
返信 162
青りんごさん
返信ありがとうございます。削除
前の返事に気づかずすいません。先程の事ですが、私の思惑は入れずにやりとりだけを書きました。正直どっちがというのが判断できません。私のこれからの対応をどうすればいいのかもわかりません。先生のご意見をお伺いしたいです。
投稿日:2019-01-04
返信 163
若者教育支援センターさん
青りんごさんへ削除
元旦のトラブル…拝読しました。

文章のみでその場の空気感、臨場感は理解できないのですが、「どっちもどっち」ですね。

青りんごさんのおっしゃる通り、運転している人に殴り掛かることはどんな理由で会っても許されることではありません。
どんなに自分が正しいと主張しても、その時点でその正しさは正しいと言えなくなります。

ご主人の態度や言い方もなんの解決にもなりません。
きっと、今までも同じような伝え方をしていて、それが溜まり溜まって元旦の暴挙に出たのでしょう。

コミュニケーションがまったくできていない。
以前にもお伝えしましたが、ご主人とお子さんに以下のことをいつか伝えてください。
いまは冷静な状態ではないので効果はないかと思いますが、冷静になった段階でお願いします。
投稿日:2019-01-04
返信 164
若者教育支援センターさん
青りんごさんへ削除
「コミュニケーション~①聴く」

■信頼関係の構築
カウンセリングの領域では、
カウンセラーとクライアントの信頼関係の構築を深めることが絶対条件と言われます。
(専門的には、信頼関係を“ラポール関係”と言います)

相手との信頼関係の構築を図り、
さらに深めていくためには円滑なコミュニケーションが大切です。
ではその円滑なコミュニケーションを図るにはどうすれば良いのでしょう。

■「聴き方」
みなさんは、「聴き方」を意識しながら相手の話を聴いたことがありますか。
「話し方教室」とか「話し方の本」というのはありますが
「聴き方」に関する本は意外と少ないのです。
しかし、円滑なコミュニケーションを図る上では、
この「聴き方」が特に重要となります。

ここではあえて「聴く」という文字を使います。
物理的に音が耳に届く「聞く」でもなく、
言葉であれこれと尋問する「訊く」でもなく、
「心」の文字が入っている「聴く」です。

しかも、文字を分解すると「耳」の右側には「十」「四」「心」となります。
「14の心」とは……
諸説ありますが、以下のようなことが言われているそうです。

・「14の心で聴く」(仏教)
仏教の、八正道(はっしょうどう)と、六道(ろくどう)を足した数(8+6=14)
様々な視点から聴いてあげましょうということ。

・「14の心で聴く」(年齢)
14歳の時の心で聴く…………つまり、純粋な気持ちで聴きましょうということ。

話が冒頭から逸れてしまいました(汗)。

要するに、相手を受け入れて相手の話に耳と心を傾けることを意味します。
「四」の向きを変えて、縦にすると「目」にも見えます。
そして、「十」を「プラス」と捉えれば……
「耳」だけではなく、「目」と「心」でも聴きましょう……とも言えますね。
これを専門用語では「傾聴」と言います。

相手の話を上手に「聴く」ためには以下の2つの聴き方に分かれます。
その2つとは……
「受動的聴き方(パッシブリスニング)」と
「能動的聴き方(アクティブリスニング)」です。
それぞれポイントは3つあります。

■「受動的聴き方(パッシブリスニング)」の3つのポイント
1.黙って聴く
これは簡単なようで意外と難しいです。
しかし、すべての「聴き方」のベースとなる姿勢です。
相手の話しに意見を割り込まず、まずは黙って聴いてあげます。
黙って相手を聴き、受容してあげることで信頼関係はさらに強いものになるでしょう。

2.うなずく
「メラビアンの法則」をご存知でしょうか。
1対1で話したときに、どのように影響を及ぼすか……という実験結果から出された法則です。

話の内容などの「言語情報=7%」、
口調や話の早さなどの「聴覚情報=38%」、
あいづちやうなずきなど、見た目などの「視覚情報=55%」
の割合であったという実験結果があります。

人は話の内容などよりも、話をしている際の態度や姿勢
……の方が影響力は大きいのです。

「ういなずく」には、話しの内容により大きくうなずいたり、
小刻みにうなずいたりする聴き方によって信頼関係を深めていく方法があります。

大きくうなずくときは
「なるほどねぇ~」という意味があり、
小刻みなうなずきは「もっと話して」という意味をもちます。
それにより相手は「聴いてもらえている」という満足感が得られます。

3.思いを引き出す
「それ、おもしろそうだからもっと聴かせてよ」
「それ大変だったね。もう少し詳しく話して」
「それについて、君のほうでも何か言いたいことがありそうだね」
「君にとって大事なことのようだね。詳しく聴かせて」などのように
ひと言、付け加えることで相手を気持ちよく話させてあげることが大切です。

■「能動的聴き方(アクティブリスニング)」の3つのポイント
1.話しを繰り返す
相手の発した言葉の語尾をこちらが繰り返して発しながら聴く方法です。
会話にいいリズムがうまれて話しやすくなります。
そして、相手は
「自分の話を聴いてもらえている。理解してもらえている」
となります。

ただし相手が意見を求めている場合は、
繰り返しによる聴き方はいったん中断してください。
相手から何かを質問をされている場合に、
その質問を繰り返しても堂々巡りになってしまいます(笑)。
その際は、はっきりと自分としての回答をしてあげると良いでしょう。

2.話しをまとめる
相手の話をある程度の段階でまとめてあげると、
会話のリズムにアクセントがつき、これも効果的です。

例えば、相手が悩みを打ち明けたとします。
悩みを打ち明け始めると人は一気に捲くし立てるように話し始めます。
それこそ途中でさえぎりたくなるくらいに……。

その際に、最後まで聴いて、
それをまた繰り返す方法(話しを繰り返す)を行うと、
時間が掛かる作業ですし、余計に混乱が生じます。
その際はある程度こちらで話をまとめてあげるのです。

3.気持ちをくむ
「それは嬉しかったね」
「それは悔しいね」
「それは腹が立つよね」

こんなふうに相手の心の中の気持ちを
こちらの言葉として伝えることで、
相手は安心した気持ちで話しを出来ます。

高級クラブに高いお金を払ってまで、
サラリーマンが通うのは、
高級クラブのママさんたちは
この「気持ちをくむ」など、聴き方に長けているからなのです。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
聴くとは、愛することである
長田弘(詩人)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
投稿日:2019-01-04
返信 165
若者教育支援センターさん
青りんごさんへ削除
「コミュニケーション~②伝える」

■伝え方
相手に何かを思いを伝えるときには
相手に「何を伝えたか」ではなく、「何が伝わったか」が大切です。

そのためには「言葉」が大切です。

「これは言わなくてもわかるだろう」
「恥ずかしくてこんなことは言えない」

まずはそういった考えを排除して時間をたくさん使っていきましょう。

相手にメッセージを伝えるとき、次の2通りの方法があります。
それは、「YOUメッセージ」と「Iメッセージ」です。

コミュニケーションをはずす人は、
往々にして主語が「YOU=あなた」の「YOUメッセージ」
になってしまっているケースが多いです。

相手に思いを伝えたいときは、「Iメッセージ」が効果的です。
相手の行為や人格を非難・否定せず、事実を述べる伝え方です。

例えば、あなたがリビングで読書をしているときに、
家族の誰かがリビングに来て、大きな音でテレビを観始めたとしましょう。

静かな状態でゆっくり読書をしたいのにテレビの音が気になって集中できません。
ついつい、感情のままに
「うるさい!」
「ボリュームを抑えろ!」
「別の部屋に行け!」
と思ってしまうケースはないでしょうか。

これは主語が「あなた=YOU」になっています。
「“あなたが”うるさい!」
「“あなたが” ボリュームを抑えろ!」
「“あなたが”別の部屋に行け!」

こちらの思いを正確に伝え、
相手とのコミュニケーションもはずさない方法は
主語が「私=I」の「Iメッセージ」です。

「あなたが急に大きな音でテレビを観ることによって、
私は集中して読書ができなくて
困っているんだよ」

これが「Iメッセージ」です。

ポイントは「行動」「影響」「感情」です。

行動 → あなたが急に大きな音でテレビを観ることによって
影響 → 私は集中して読書ができなくて
感情 → 困っているんだよ

でも、その後に「だから、あなたはこうしなさい」
と言ってしまうと、せっかくの「Iメッセージ」が
その瞬間に「YOUメッセージ」になってしまいますので注意が必要です。

「Iメッセージ」で思いを伝えると
相手はこちらの思いをちゃんと受け止めてくれるケースが多い
……と言われています。

■「Iメッセージ」と「聴き方」との切り替え
自分の意見を伝え、
相手の考えを聴くと
いうのはコミュニケーション(会話)の基本です。

しかし、いくら「Iメッセージ」を活用して伝えても、
「相手を変えてやろう」という想いが心の奥底にあると、
しつこく何度も同じメッセージを発することになります。

これは「審判的表現」と言い、
圧力によるメッセージ(=お前が変われ!)になってしまいます。

その際は、まず相手の立場に立ち切って傾聴することが大切です。
これが「Iメッセージ」と「聴き方」との切り替えのタイミングです。

相手の話を聴くことにより、相手の「抵抗」がとれて
相手は安心して、自ら変わることができるのです。

また、相手の立場を理解することで、
こちらの心にも変化が現れることもあり、
他者理解と自己成長が同時に促進されます。

「期待と願望」、「推論と思い込みのズレ」
が対人関係のトラブルの元になるのです。
大切なことは“相手を変えようとせず、相手をわかろうとせよ”です。

コミュニケーションとはキャッチボールのようなものです。
いくら良いことでも一方的な話と言うのは聴いていてつらいものです。

だから、コミュニケーションがドッジボールにならないように、
「聴き方」や「伝え方」を意識して
相手とのコミュニケーションを図り、信頼関係の構築に努めてください。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
伝えることをあきらめちゃいけない。聞く気持ちがある人には、必ず伝わるから。
木藤亜也(脊髄小脳変性症患者)「1リットルの涙」著者
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
投稿日:2019-01-04
返信 166
若者教育支援センターさん
青りんごさんへ削除
「コミュニケーション③~アサーション・トレーニング」

「アサーション・トレーニング」により、自分も相手も大切にする自己表現法「アサーション」を身につけることができます。
これにより、自分の気持ちを制限することなく、お互いを尊重しながら自己表現し、うまくコミュニケーションをとることができれば、対人関係の悩みが解消されることでしょう。
以下「アサーション・トレーニング」について解説していきます。

1.アサーション・トレーニングとは?
自分と相手、双方を大切にしながら自己表現を行うコミュニケーションスキル「アサーション」。
このアサーションを身につけるためのトレーニングが「アサーション・トレーニング」です。
アサーションの自己表現は大きく3つのタイプに分けられます。

【ノン・アサーティブ(非主張型)】
自分よりも相手を優先し、自分を後回しにするタイプ。
ドラえもんでいえば、のび太君のようなタイプです。
自分の意見を表現しなかったり、しそこなってしまったりします。
自己肯定感が低く、相手の気持ちや態度を考えてしまうために自己主張できずに、自分のことを分かってもらえないという気持ちが残ったり、後で言い訳をしてしまうタイプです。

【アグレッシブ(攻撃型)】
相手よりも自分の意見を優先するタイプ。
ドラえもんでいえばジャイアンのようなタイプです。
自分の意見ははっきりと伝えるのですが、相手の気持ちを無視し、考えを押し付けたりします。
自分が一番という思いが強く勝つことにこだわり、攻撃的自己表現で自分勝手な行動をしたり、自分が優位になるように相手を操作しようとします。

【アサーティブ(攻撃型と非主張型の黄金率)】
自分の気持ちを正直に表現でき、相手の意見も大切にするタイプ。
ドラえもんでいうと、しずかちゃんのようなタイプです。
その場にふさわしい表現で率直に自分の意見をいうことができます。
時には意見がぶつかることも踏まえていて、お互いに意見を出し合い、最終的に双方の納得のいく結論を出そうとする理想的なタイプです。

【タイプの違いによる自己表現の例】
行列に並んでいて自分の前に横入りされた時、
①ムッとして内心腹は立つが、相手には何も言わない。(ノン・アサーティブ)
②割り込みしたことに対して怒り、列から外れるように言う。(アグレッシブ)
③先に並んでいたことを伝え、後ろに並ぶよう丁寧に頼む。(アサーティブ)

アサーション・トレーニングとは、上記③のように自分と相手、両方を大切にした自己表現を身につけるトレーニングです。
相手の意見を尊重しながら、その場にふさわしい表現方法で自分の気持ちや考えなどを正直に伝えられるようになるコミュニケーションスキルを養います。

2.アサーション・トレーニングの必要性
自分と相手の両方を尊重することは、時に心の葛藤を起こすこともあります。
アサーション・トレーニングは、多くのカウンセリング経験を持つトレーナーが担当します。
対人関係や苦手な相手とのコミュニケーションなど個人が抱える問題について、ひとつの正解を求めるのではなく、ひとりひとりが自分なりのアサーションを習得していくことを目指します。
アサーションは、相手を自分の思う考えに導くよう操作したり、無理にイエスを言わせようとするものではありません。
お互いがそれぞれ自分の気持ちを率直に表現しながら、より良い関係を作っていくことが目的です。
アサーションができるようになれば問題なく物事が進むようになり、人間関係の改善も見られるようになるでしょう。
しかし、それが短期的なものであれば無理に自己表現を行うことでストレスが溜まったり、精神状態が悪化するなどの恐れもあります。
アサーションの達成感とは逆に、気づかぬうちにストレスを溜めてしまわないようにトレーニングにより自然に身についていくことが必要です。

【ビジネスシーンでの必要性】
「職場の風通しが悪くては生産性が上がらない」これはビジネスにおいてのコミュニケーションの重要性を物語っています。
さまざまな人間が集まるビジネスシーンでは、年齢や立場、考え方や性格の違う人々との間で良好な人間関係を築いていくことが求められます。
ストレスは、人によってその原因も違えば感じ方も違います。
中でも人間関係のストレスは厄介で、なかなか解決に向かうことができません。
毎日職場で顔を合わせる相手との関係であれば、かなり深刻な問題です。
社訓などで個人を尊重することを前提としていても、立場上イエスマンになってしまったり、「ノー」と言えないことで「うつ」になってしまっては、自分を守ることができません。
会社としても、有能な人材を失うことにもなりかねません。
従来から管理者研修においてコミュニケーションは必須です。
アサーションにおける自他尊重の自己表現を身につけ、実践できることがビジネスの成功につながることは明らかです。

【日常生活での必要性】
苦手な人とのコミュニケーションは、多くの人の悩みです。
誰にでも苦手な人というのはいるものです。
出来るだけ関わらないようにしたいのが本音ですが、実際はそうはいかない場合も多いものです。
アサーション・トレーニングでは、苦手な人とでも良好な関係を築くことができるようになるヒントや技法を習得することができます。
私たちは知らず知らずのうちに自己防衛反応が働き、そのつもりがなくても苦手な相手に感情的な態度をとってしまったり、言いたいことをうまく表現できずに苦労しています。
不思議なもので自分が苦手だと思っている相手も、自分のことを苦手と思っていたということがよくあります。
言ってみれば、それはお互いにうまくコミュニケーションをとりたいという心理の表れともいえます。
アサーション・トレーニングを学び、自己分析することで自分のコミュニケーションパターンが分かり、考え方の方向転換ができるようになるでしょう。
上手なコミュニケーションにより苦手な人たちとの関係がよくなれば、心の負担が軽くなります。

3.アサーション・トレーニングの効果
【ビジネスにおける効果】
サービス業を中心として人と関わる職業のビジネスパーソンは、顧客の要望を聞き入れることが優先となり、結果的に自己犠牲を伴い「燃え尽き症候群」になりやすいと言われています。
熱心に仕事に取り組んでいた人が、ある時から急に意欲がなくなり無気力状態になってしまう。
そうならないためにも、たとえ顧客であっても自分の意思を伝えることが大切です。
無理な依頼をされた時、「そのスケジュールでは難しい」「こういう方法ではいかがでしょうか」など、相手の意見も尊重しながら話し合うことで双方に良い状況を作り出すことが出来ます。これが、アサーションの効果です。

【友人間における効果】
いつも待ち合わせに遅れてくる友人と旅行に行くことになりました。
当日、その友人は30分以上も遅れてやってきて「ごめんね!」と謝りました。
あなたはどんな返答をするでしょうか?
「なんとも思ってないよ」「私も遅れてきたから大丈夫」など、その場を取りつくろうために不満な気持がありながらも適当に済ませてしまったら、旅行の間ずっとモヤモヤした気持ちが残ります。

いつも遅れてくるということは、あなたなら許してくれるという甘えがあるのではないでしょうか。
本当は不満に思っていることを上手に伝えれば、友人の考えや行動も変わるかもしれません。
謝っている友人のことも尊重しながら、自分の気持ちを伝えるにはどのような言い方がよいでしょうか?
「遅れてきたのには理由があるのだろうけど(相手の気持ち優先)、待っている気持ちを考えてくれるなら、次からは約束を守ってほしい(自分の気持ち表現)」などと率直に伝えてみましょう。

結果、お互いに気持ちが通じ合い、これまでより良い関係を築くことができればアサーションの効果があったといえるでしょう。
「親しき中にも礼儀あり」という言葉があります。
友人、親子、夫婦、恋人などの日常の会話を思い出してみて、「あの時はこうすべきだった」「こんな風に言えればお互いを尊重できた」など、まずは身近なところからアサーションを活用してみてはいかがでしょうか。

4.アサーション・トレーニングの実践例
【上司からの無理な依頼を上手に断りたい】
ビジネスの現場で上司からの仕事依頼は、手一杯の仕事を抱えていても断りにくいものです。
自己主張できるタイプの社員であれば問題ないことでも、口下手で自分の意思を伝えることが苦手なタイプの社員には深刻な問題となります。
かといって、どんな仕事も引き受けていては、実質的な負担も心の負担も溜まる一方です。
「悪いけど、すぐに急ぎの書類を作成してくれないだろうか」という上司の依頼を断りたいとき、どのように返答すればよいでしょうか?
例①「はい、わかりました。」と仕方なく引き受けてしまう
例②「今はちょっと忙しいので…」と言いにくそうに断る
例③「それは、私の担当ではないので」と言って断る

②と③は断ってはいますが、あまり良い返答ではないようです。
返事のしかたで相手の受けるあなたの印象はずいぶん異なります。
いつも引き受けていれば、少し無理をしても引き受けてくれると思われるでしょう。
はっきりと断れば、できないということは伝わりますが、このような断り方では印象はよくありません。
アサーションは、自分も相手も尊重するコミュニケーションです。
この場合は「今は○○の書類を作成していて時間がとれません。
終わり次第取り掛かれますが、それでよろしいですか?」と自分の状況を説明し、こうであれば出来ると提案する方法が望ましいでしょう。

上司は早急に必要であればほかの人に依頼するでしょうし、少し待ってもあなたに依頼したいと思えばそうするでしょう。
この返答により、自分の気持ちを伝えることができたので、次からは上司の対応も少し違ってくるかもしれません。

【人に褒められたときの対応のしかた】
人に褒められることは嬉しいことです。
でも、その場に同期の社員がいたり、同じ仕事をして自分だけが褒められたりすると、恥ずかしかったり、返答に困ったりする場合もあります。
そんなとき、どんな対応のしかたがよいでしょうか。

【褒めてくれた相手と周りの人を尊重しながら、自分の意思を素直に告げる方法】
まずは、褒められたことに対し、素直に「ありがとうございます」と答えるのがよいでしょう。
その上で「みんなの協力のおかげです」と付け加えたり、「ご指導のおかげです」や「また頑張ります!」など、自分も周りの人も気持ちがよくなる返事ができるとよいでしょう。
アサーション・トレーニングによって、場面ごとの表現のしかたについてイメージトレーニングができれば、自然に表現できるようになるでしょう。

5.アサーション・トレーニング実施時のポイント
アサーションの基本は自他尊重の自己表現です。
その心構えが4つあります。

・思いを率直に表現すること
・相手に対して誠実であること
・自分と相手が対等であること
・表現することは自己責任であること

なぜ自己表現することが難しいのか。
まずは自分の感情と向き合い、受け入れることが重要です。
苦しんでしまうのは、感情の矛盾があるからです。
「本当は断りたいのに引き受けてしまう」「本当は怒っているのに相手に伝えられない」そんなモヤモヤを取り除くためには、適度に表現することが重要です。
それにより、自分の感情と行動が一致し、矛盾から解放されます。

私(I=アイ)を主語として伝えること。
まず自己を表現し、対等な相手に対して誠実であり、相手を尊重すること。
自分の責任において、自信をもって会話するのです。
「あなたはいつも自分勝手な行動ばかりするので困る」
Iメッセージにすると… 「私はあなたが協力してくれたら、もっと良い仕事ができると思う」
「あなたはいつも自分の話ばかりで聞く耳を持たない」
Iメッセージにすると… 「私はあなたに聞いてほしい話がたくさんあるから、時には聞いてほしい」
主語を「あなたは」から「私は」にすることで相手を責めるような表現でなく、自分はこう思っているからこうしてほしいという表現になります。
答えはひとつではありません。
アサーション・トレーニングを繰り返すことで、その場に応じて自然な対応ができるようなります。

6.アサーション・トレーニングの参考書籍
■改訂版 アサーション・トレーニング ―さわやかな〈自己表現〉のために
平木 典子 (著)
・日本にアサーション・トレーニングを初めて紹介し、依頼その普及のために第一線で活躍されてきた平木典子先生による決定版といえる一冊です。

■アサーション入門――自分も相手も大切にする自己表現法 (講談社現代新書) 新書
平木 典子 (著)
・第一人者が語るわかりやすい入門書です。コミュニケーションがうまくいかないときや人間関係が難しいとき、「アサーション」を理解すると、関わりを建設的に変えることができます。

■マンガでやさしくわかるアサーション 単行本
平木 典子 (著), 星井 博文 (その他), サノ マリナ (その他)
心理療法としても、日常のコミュニケーションスキルとしても必要にされているアサーション。
第一人者として活躍する著者によるわかりやすい解説とストーリーマンガのサンドイッチ形式でアサーションの基礎を楽しく学べる一冊です。

投稿日:2019-01-04
返信 167
若者教育支援センターさん
青りんごさんへ削除
「コミュニケーション④~「オープンクエスチョン」と「クローズドクエスチョン」

質問する時は「オープンクエスチョン」と「クローズドクエスチョン」をうまく組み合わせること。

これは質問方法の代表的な分類です。
相手が「はい、いいえ」または「AかBか」の択一で答えられるような、回答範囲を限定した質問の仕方をクローズドクエスチョンといいます。
これに対し、「どう思うか?」などのように、制約を設けず相手に自由に答えさせるような質問のしかたをオープンクエスチョンといいます。

クローズド・クエスチョンは、相手の考えや事実を明確にしたい場面などで有効とされ、オープン・クエスチョンは、相手からより多くの情報を引き出したい場面で有効とされるといわれています。

例えば「昨日京都に行ってきたんだ」に対し、「楽しかった?」「1人で?」「仕事?」などという質問はクローズドクエスチョン。

「どうして?」「どうだった?」などはオープンクエスチョンといえます。

話題を展開させたり思考を深めたりするためには、この両方をうまく組み合わせていく必要があるのです。

答えがあまり出てこない場合には答えやすい「クローズドクエスチョン」から入り、徐々に「オープンクエスチョン」に展開していくといいでしょう。
投稿日:2019-01-04
返信 168
青りんごさん
ありがとうございます。削除
早速のお返事感謝します。
以前書いたかもしれませんが、主人は信念が強く自分の考えを変えるタイプではありません。人に合わせるのではなく自分に人を合わせるのです。それには本人なりに正当な理由があるらしいのですが、私には難しいうえに理解できません。主人曰く俺が言っているのではなく先人の人間が言った事だ。人類が考えた挙句いまの社会が成立するみたいな感じです。そして自分の人生経験を踏まえたうえで考え抜いた事を子供に伝えていると言います。しかし子供達、特に長男には反抗心ばかり芽生え親から見ると真逆の方向に行っています。父親は人に感性や共感を求める割には人からの要求には応えません。わからないらしいです。例えば悲しんでいる人に対して慰めるのではなく、なぜこんな結果になりどこがいけないのかから始まります。主人の中で慰めるというのは甘えであって傷を癒そうという概念がありません。本人も言い切っています。だから聴くというのはできないのです。
投稿日:2019-01-04
返信 169
青りんごさん
続きです。削除
せっかくのアドバイスなのに無にしてしまう様な書き方で申し訳ありません。

だからといって主人の言う事に全部わからない訳でもありません。上手く言えませんが長年一緒にいる勘というか一部納得するところもあります。でも私自身それがわかる入口に立ったのはつい最近であり20年近くかかりました。理解できないのは仕方がないので先生のアドバイスを基にもう一度自分自身、長男の事を考えてみたいと思います。私の心は疲れています。正直私自身が消えてしまいたい気分です。
投稿日:2019-01-04
返信 170
若者教育支援センターさん
青りんごさんへ削除
ご主人のおっしゃることは簡単に論破できそうですね。
先人の教えをもとにしているとおっしゃることも先人に失礼です。
目的は自分の意見を押し付けるのではなく、相手の意見に対して受容・共感の姿勢で接することです。
そのようにして信頼関係を構築して、深化させていけば親の助言にも耳を貸すでしょう。
そのあとに「なぜこんな結果になりどこがいけない」を伝えれば効果はあります。
効果のない方法で自分の意見を押し付けるのは教育ではありません。
教育(education)の語源はラテン語の「educare(エデュカーレ)」だそうです。
その意味は「能力を引き出す」です。

ご主人の教育(子育て)はその先人の教えに反していませんか。
投稿日:2019-01-05
返信 171
若者教育支援センターさん
青りんごさんへ削除
失敗?これはうまくいかないということを確認した成功だよ。
(トーマス・エジソン)


これも先人の教えのひとつです。
投稿日:2019-01-05
返信 172
olacunaluyoxさん
Endometriotic main 削除
http://mewkid.net/when-is-xaxlop/ – Amoxicillin Without Prescription <a href="http://mewkid.net/when-is-xaxlop/">Buy Amoxicillin</a> zxf.cigl.masamills.com.eww.wo http://mewkid.net/when-is-xaxlop/
投稿日:2020-03-26
返信 173
eajepitehibiさん
Reflect families: g削除
http://mewkid.net/when-is-xaxlop/ – Amoxicillin 500mg <a href="http://mewkid.net/when-is-xaxlop/">Amoxicillin</a> jip.vmtb.masamills.com.qhl.ws http://mewkid.net/when-is-xaxlop/
投稿日:2020-03-26
返信 174
ihazotoさん
Haemofiltration hor削除
http://mewkid.net/when-is-xaxlop/ – Buy Amoxil Online <a href="http://mewkid.net/when-is-xaxlop/">Amoxicillin 500 Mg</a> shl.lbtm.masamills.com.qdc.rm http://mewkid.net/when-is-xaxlop/
投稿日:2020-03-26
返信 175
ujuzisulezさん
Rehabilitation biom削除
http://mewkid.net/when-is-xaxlop/ – Amoxicillin No Prescription <a href="http://mewkid.net/when-is-xaxlop/">Buy Amoxicillin</a> toy.jycy.masamills.com.qiv.yx http://mewkid.net/when-is-xaxlop/
投稿日:2020-03-26
返信 176
DanielWaithさん
летище софия термин削除
информация о сайте whois информация о тюльпанах https://opjgrotip.com информация о казахстане
投稿日:2021-11-07
返信 177
AntonioWigmaさん
dfdg234dsfsd削除
You will not prompt to me, where I can find more information on this question?
http://firstbestwayfile.org/map9.php
投稿日:2021-12-27
返信・コメントはこちら
削除用パスワード(同じものを2回入力してください)

掲示板トップに戻る