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お悩みNO.483
うさぎさん
不登校寸前の息子削除
初めての投稿です。
中1の息子の、ゲームと動画に夢中な生活に心配しています。
夏休みにテレビゲームを買い与えたのですが、それとPCの動画やゲームばかりして、宿題をほとんどやってない状態で2学期を迎えました。この冬休みも同じことが起こり、今も冬休みの宿題は終わっていません。
2学期は19日欠席しました。部活はテニス部で休日も練習の多い部ですが、あまり休むこともなく参加できています。
ただ、この年末年始明けから部活も学校も休んでいます。
中学生になってから、テスト勉強は全くと言っていいほどやっていません。宿題も朝やるか、あるいはやらずに登校します。ですので、勉強に向かえないのは以前からでしたが、ここ10日間は起きている間ずっとPCとゲームをしていて、見ているのが怖くなりました。
昨年秋に、伊藤先生のDVDを購入して見ましたので、できるだけこの状態を批判しないように、勉強のこともうるさく言わないようにしているつもりですが、良い方向に向かっているとは思えません。
話し合いができて、決まり事を作り節度のある遊び方ができればいいと思いますが、息子に不利な話はきちんとしてくれません。
もともと自分の気持ちをあまり外に出さない子なので、学校の先生とも会話が少ないようです。親と話にならないのならば、カウンセラーや学校の先生等外部の方に話せると何か少しでも変わるのではないかと思いますが、期待できません。
心療内科も行ってくれないのではないかと思います。
長年の親子関係で我慢してきたものがこのような形になっているのはわかります。息子のために今どうすればよいのでしょう。
アドバイスをよろしお願いいたします。
投稿日:2016-01-07
返信 1
伊藤幸弘教育研究所さん
うさぎさんへ削除
はじめてみませんか。
書き込みありがとうございます。
中1の息子さんに関するお悩みですね。

夏休みにテレビゲームを買い与え、それとPCの動画やゲームばかりして、宿題をほとんどやってない状態で2学期を迎えたとのこと。

まずこの件ですが「家庭のルール」は決めていますか。
もしも決めていなければ以下を参考にしてください。
投稿日:2016-01-07
返信 2
伊藤幸弘教育研究所さん
うさぎさんへ削除
家庭のルールとルール例

スマホのルールの作成はすぐにでも取り掛かりましょう。

その際はエビデンスも提示してあげましょう。
「青少年のインターネット利用と依存傾向に関する調査」として総務省から出されている資料を参考にしてください。
平均的なスマホの利用時間等がまとめられています。

また、「家庭における青少年の携帯電話・スマートフォン等の利用等に関する調査報告書」として東京都青少年・治安対策本部が発表している資料もあります。

子どもにスマホのルールを説明するときは、親の感情だけではなく、一般的な数値を示し、且つ「なぜルールが必要か」という「Whyの説明」が求められます。
その前提があって「親の想い」を上乗せし、各家庭でのルールが成立するのです。

そして、子ども自らがルールの大切さを理解した上でルールを決めましょう。

そうでないと「無理矢理に決められたルール」になってしまい、子どもはルールを守ることをしません。

ルールを作ることが目的ではなく、ルールを作ることで日常生活の健全な時間配分をできるようになる子に育てることを目的とします。
したがって一切禁止等のルールは現実的ではなく、スマホを如何に効果的に使いこなすかに重点をおいてください。

以下に実際にこの掲示板で書き込まれた家庭のルールの参考例の抜粋をご紹介しますので参考にしてください。
投稿日:2016-01-07
返信 3
伊藤幸弘教育研究所さん
うさぎさんへ削除
家族がしているルールはこんな感じです
・プレイ時間の制限
・課金額の制限(月500以下)
・2週間に1回使用履歴を親に見せる
(協力してくれたら何らかの形でお礼をする)
・家族がいるところでやる
・毎週木曜、金曜の2日間は
家族のNOゲームデー
毎週木曜、金曜は、息子だけでなく
私たち親もゲーム機やスマホを一切使わず、その2日間は
鍵がかかる指定されたたなに
親も息子も自分の電子機器をしまわなくてはなりません
鍵は父親が管理することにしました
そして、その2日間は電子機器に触れることは親も息子も許されません

いつもゲームに使っている時間を用いて 外遊びや家族だんらんをします
以上が私たちにできる最大の対応です
投稿日:2016-01-07
返信 4
伊藤幸弘教育研究所さん
うさぎさんへ削除
さて、次です。

DVDを購入して頂いたとのこと。
ありがとうございます。

できるだけこの状態を批判しないように、勉強のこともうるさく言わないようにしても、良い方向に向かっているとは思えないのですね。
DVDが参考にならず申し訳ございません。

DVDの内容と合わせて以下の内容も参考にしてください。
ここに書き込みを頂くほとんどの方にお伝えしているコミュニケーション方法です。

すべてのことはこれがベースとなります。
投稿日:2016-01-07
返信 5
伊藤幸弘教育研究所さん
うさぎさんへ削除
コミュニケーション(「聴き方」「伝え方」)

■信頼関係の構築
お子さんとの信頼関係の構築を図るためには円滑なコミュニケーションが大切です。
カウンセリングの領域では、カウンセラーとクライアントの信頼関係(専門的には“ラポール関係”といいます)が絶対条件といわれます。ではその円滑なコミュニケーションを図るにはどうすればいいのでしょう。
コミュニケーションの2つの柱ともいえる「聴き方」と「伝え方」に関して紹介します。


■「聴き方」
「聴き方」を意識しながらお子さんからの話を聴いたことがありますか。「話し方教室」とか「話し方の本」というのはありますが「聴き方」に関する本は意外と少ないのです。しかし、円滑なコミュニケーションを図る上ではこの「聴き方」が特に重要です。

ここではあえて「聴く」という文字を使います。物理的に音が耳に届く「聞く」でもなく、言葉であれこれと尋問する「訊く」でもなく、「心」の文字が入っている「聴く」です。これは、相手を受け入れて相手の話しに耳と心を傾けることを意味します。専門用語では「傾聴」と言います。

相手の話を上手に「聴く」ためには以下の2つの聴き方に分かれます。
その2つとは、「受動的聴き方(パッシブリスニング)」と「能動的聴き方(アクティブリスニング)」です。
それぞれポイントは3つあります。


■「受動的聴き方(パッシブリスニング)」の3つのポイント
1.黙って聴く
これは簡単なようで意外と難しいです。しかし、すべての「聴き方」のベースとなる姿勢です。相手の話しに意見を割り込まずまずは黙って聴いてあげる聴き方です。黙って相手を聴き、受容してあげることで信頼関係は更に強いものになるでしょう。

2.うなずく
「メラビアンの法則」をご存知でしょうか。1対1で話したときに、どのように影響を及ぼすかというと、話の内容などの「言語情報が7%」、口調や話の早さなどの「聴覚情報が38%」、あいづちやうなずき等、見た目などの「視覚情報が55%」の割合であったという実験結果があります。この割合から「7-38-55のルール」とも言われ、「言語情報=Verbal」「聴覚情報=Vocal」「視覚情報=Visual」の頭文字を取って「3Vの法則」ともいわれています。

話しの内容により大きくうなずいたり小刻みにうなずいたりする聴き方です。大きくうなずくときは「なるほどねぇ〜」と言う意味があり、小刻みなうなずきは「もっと話して」という意味を持ちます。それにより相手は「聴いてもらえている」という満足感が得られます。


3.思いを引き出す
「それ、面白そうだからもっと聴かせてよ」「それ大変だったね。もう少し詳しく話して」「それについて、あなたのほうでも何か言いたいことがありそうだね」、「あなたにとって大事なことのようだね。詳しく聴かせて」等のようにひと言、付け加えることで相手を気持ちよく話させてあげることが大切です。
(※注意:実際の会話は「あなた」ではなく、必ずお子さんの名前を呼んであげてください)


■「能動的聴き方(アクティブリスニング)」の3つのポイントは…
1.話しを繰り返す
相手の発した言葉の語尾をこちらが繰り返して発しながら聴く方法です。会話にいいリズムがうまれて話しやすくなります。そして、相手は「自分の話を聴いてもらえている。理解してもらえている」となります。

ただし相手が意見を求めている場合は繰り返しによる聴き方はいったん中断してください。相手から何かを質問をされている場合にその質問を繰り返しても堂々巡りになってしまいます。その際は、はっきりと親としての回答をしてあげるといいでしょう。

2.話しをまとめる
相手の話をある程度の段階でまとめてあげると会話のリズムにアクセントがつき、これも効果的です。
例えば、お子さんが悩みを打ち明けたとします。悩みを打ち明け始めると人は一気に捲くし立てるように話し始めます。それこそ途中でさえぎりたくなるくらいに。その際に、最後まで聴いてそれをまた繰り返す方法(話しを繰り返す)をすると時間が掛かる作業ですし余計に混乱を生じます。その際はある程度こちらで話をまとめてあげるのです。

3.気持ちを汲む
「それは嬉しかったね」「それは悔しいね」「それは腹が立つよね」。こんなふうに相手の心の中の気持ちをこちらの言葉として伝えることで相手は安心した気持ちで話しを出来ます。高級クラブに高いお金を払ってまで、サラリーマンが通うのは、高級クラブのママさんたちはこの「気持ちを汲む」等、聴き方に長けているからなのです。


■伝え方
相手に何かを思いを伝えるときには相手に「何を伝えたか」ではなく「何が伝わったか」が大切です。それを意識することで、部下に対して自分は上司にどれだけ大切に思われているかを実感させる効果があります。それを伝えるためには「言葉」が大切です。

「これは言わなくても分かるだろう」、「恥ずかしくてこんなことは言えない」。まずはそういった考えを排除して時間をたくさん使っていきましょう。

相手に思いを伝えたいときは、「Iメッセージ」が効果的です。相手の行為や出来事を非難がましくなく、事実を述べる伝え方です。
相手にメッセージを伝えるとき、次の2通りの方法があります。それは、「YOUメッセージ」と「Iメッセージ」です。
コミュニケーションを外す人は、往々にして主語が「YOU=あなた」の「YOUメッセージ」になってしまっているケースが多いです。

例えば…僕がリビングで本を読んでいたとしましょう。
そこへ子どもが入ってきてテレビを大きな音で見始めた。
僕は感情のままに…「うるさい!」「ボリュームを小さくしろ!」「隣の部屋で見なさい!」…と言ってしまう。
これは主語が「あなた=YOU」ですよね。
「“お前が”うるさい!」「“お前が”ボリュームを小さくしろ!」「“お前が”隣の部屋で見なさい!」

こちらの思いを正確に伝え相手とのコミュニケーションも外さない方法は主語が「私=I」の「Iメッセージ」です。

「お前が大きな音でテレビを観ることでお父さんは集中して本が読めなくて困ってるんだよ」…これが「Iメッセージ」です。

ポイントは「行動」「影響」「感情」です。

行動→お前が大きな音でテレビを観ることで
影響→お父さんは集中して本が読めなくて
感情→困っているんだよ

その後に「だから音を小さくしろ」と言ってしまうとせっかくの「Iメッセージ」がその瞬間に「YOUメッセージ」になります。
「Iメッセージ」で思いを伝えると相手はこちらの思いをちゃんと受け止めてくれるケースが多いと言われています。


■「Iメッセージ」と「聴き方」との切り替え
自分の意見を伝え、相手の考えを聴くというのはコミュニケーション(会話)の基本です。
しかし、いくらIメッセージを活用して伝えても、「相手を変えてやろう」という想いが心の奥底にあると、しつこく何度も同じメッセージを発することになります。これは「審判的表現」といい、圧力によるメッセージ(=お前が変われ!)になってしまいます。

その際は、まず相手の立場に立ち切って傾聴することが大切です。これが「Iメッセージ」と「聴き方」との切り替えのタイミングです。相手の話を聴くことにより、相手の「抵抗」がとれて相手は安心して、自ら変わることができるのです。また、相手の立場を理解することで、こちらの心にも変化が現れることもあり、他者理解と自己成長が同時に促進されます。

「期待と願望」、「推論と思い込みのズレ」が対人関係のトラブルの元になるのです。
大切なことは“相手を変えようとせず、相手を分かろうとせよ”です。


コミュニケーションとはキャッチボールのようなものです。いくら良いことでも一方的な話と言うのは聴いていてしんどいです。だから、コミュニケーションがドッジボールにならないように、「聴き方」や「伝え方」を意識して相手とのコミュニケーションを図り、信頼関係の構築に努めてください。
投稿日:2016-01-07
返信 6
うさぎさん
まずは親から削除
早々のお返事をありがとうございます。
DVDはとても勉強になりましたし、納得しました。誤解を招く記述だったかもしれません。すみません。
過干渉とわかっていてもなかなか今までの自分を変えられない、宿題に向かわずにゲームとPCばかりの息子を完全に黙ってみていることができないから良い方向に向かっていないのだと思っています。

スマホは持っていませんので、ゲームはテレビゲームです。
長男もゲームやPCをやめられず、高校生の時に苦労したので、中一の息子には手軽にどこでもできるDSは与えていませんでした。それを何年も不平等と思っていて、言うこともありました。
中学生になって自分にゲームを買ってもらったらどんなことになるか、冷静に考えればわかりそうなものですが、ここまでの状況になることは甘い私にはわからなかったのです。これも含め、今までの子育ては反省だらけです。

頑固者の息子をゲーム時間のルールの話し合いにもっていくのは難しいので、やはり外部の専門家に入っていただくほうが良いと考えました。
毎日長時間ゲームをやめられず、学校も欠席するのは普通ではないからカウンセラーと話をするか、心療内科等を受診するかしてほしいと、学校から息子に話して頂けないかと、今朝相談しました。まもなく学校から電話があり、午後に担任と養護教諭が家に来て、息子と三人で話をして下さるとのことでした。カウンセリングや受診はきっと断ると想定して、その後の策も考えてくださっています。主人とも話をしたいと言われています。

学校からのサポートは本当にありがたいです。
でも一番大事なのは家庭ですね。
私自身が内面に抱えているものがあり、そこから変わっていかないと子どもも良くはならないとわかりました。DVDのおかげで、私が子どもの頃から抱えていて誰にも相談できなかったモヤモヤした思いが、なぜあるのかわかりました。
原因がわかった今、それを自分でなんとか消化して(自己肯定ができていないのです)、子どもが良い方向に向かえるように親として前向きに接してあげたいと思います。
子どもの気持ちになって話を聞いてあげること、今日から特に意識してみます。
まずは私から・・・なかなか難しいことですが頑張ってみます。

投稿日:2016-01-08
返信 7
伊藤幸弘教育研究所さん
うさぎさんへ削除
DVDはご参考にはなったとのことで安心しました。
良かったです。

自分を変えるってなかなか難しいですよね。
我々も同感です。
しかし、難しいからこそ達成感を味わえるのです。

お子さんが「難しいから」と困難なことを避けていたら「頑張ろう!」って思いますよね。
であればまずは親からです。

「親が変われば、子も変わる」

これは我々が設立当初から掲げてきた理念です。

でも、どうすれば変われるのでしょう。
その点に関しては以下にまとめましたので参考にしてください。
投稿日:2016-01-08
返信 8
伊藤幸弘教育研究所さん
うさぎさんへ削除
「自分を変える」

自分を変えたいけど変え方が分からない。自分を変える為にはどうするべきなのでしょうか?
まず…自分の中にも「変えられるもの」と「変えられないもの」…があることを認識することが優先されます。

この二つを分類してみると…
自分の中の変えられるもの→「思考」「行動」
自分の中の変えられないもの→「感情」「生理的反応」
…に区別できます。

例えば…
今、この掲示板を読んでるあなたに対して
「1+1は?」と聞いたら「2」と答えるでしょうし(思考)
「PC(またはスマホ・携帯)に向かいながら首を回して」と言ったらそのようにできるはずです。(行動)
このように「思考」や「行動」はインストラクション(指示)があればすぐに変えられます。

ところが!
「電車に乗り合わせた見知らぬ人を好きになってください」と言ってもいきなり好きにはなれませんし(感情)
「胃液を通常の5倍出してみてください」と言っても自分ではコントロールできません。(生理的反応)

「感情」や「生理的反応」はダイレクトには変えられないものです。

それを踏まえると…「自分を変える」ということは「思考」と「行動」を変えるしかないのです。

…でもこれが難しい。
ホームで電車を待っているとします。これがまた、ちょっと急いでいる時に限って遅れる。
だいたいの皆さんは電車が来るべき方向を覗き込みイライラしてしまうでしょう。
しかし、いくら覗き込んでも電車が来る時間は変えられません。…にも関わらず僕たちは覗き込んでしまう。
「変えられないもの」とは分かっているものの一生懸命イライラを募らせているのです。

自らの力では電車が到着する時間を変えることが出来ないのであれば待っている時間に新聞や本を読むとか調べものをするとかした方が時間を有効に使えますし自分にとってもプラスなはずですよね。

このように日常の良くあるケースから徐々に「思考」や「行動」を変えていくクセをつける。
これが自分を変える近道であり、その先の未来を変えていけるヒントがあるのだと思います。

心理学では「過去は変えられない」といいます。
でも、このように自分を変えることで今現在の物事に対する受けとめ方や、捉え方が変わり、もしかしたら…「過去の事実」は変えられないにしても「過去の形」くらいは変えられるかも知れません。

投稿日:2016-01-08
返信 9
伊藤幸弘教育研究所さん
うさぎさんへ削除
さて、今回書き込みを頂いた中でもう一つのキーワードとして「過干渉」ということがあったかと思います。

「過保護・過干渉・しつけ」
・・・何がどう違うのか。
混乱しますよね。

これに関しても以下にまとめました。
少しでも参考になればと思います。
投稿日:2016-01-08
返信 10
伊藤幸弘教育研究所さん
うさぎさんへ削除
「過保護・過干渉・しつけ」

よく、「過保護は子どもの教育上、良くない」ということを耳にします。
過保護が子育てをしていく上での悪い代名詞にもなっているのです。

「あの子は過保護で甘やかされたので、自分勝手で協調性がない」とはよく聞かれる言葉です。
しかし過保護はほんとうにわがままな子どもにしてしまうのでしょうか。
子どもは親(主として母親)をとおして、心の発達でもっとも大切な自分が生まれてきた世界への基本的信頼感と、自分の存在に対する自信を獲得して成長していきます。
そのためには自分の欲求がいつもしっかり受けとめられ、十二分に愛され保護される必要があります。
要するに、子どもは本能的に親の愛情を欲しているのです。そして親の愛情により子どもは健やかに育つのです。

大きくなってもわがままや甘ったれの原因というのは、過保護ではなく、親の無関心が原因です。
子どもに対する親の愛情が薄いと、育児放棄的になるか、逆に何でも与えてその場をしのごうとする「過保護的な行動」になるか、のどちらかではないでしょうか。
つまり同じ「過保護的な行動」であったとしても、親の愛情があるか、または親の無関心かにより、子どもに対する影響は正反対になるということです。

一般的に「過保護は子供をダメにする!」というのは、実は後者(親の無関心)のことであると思います。
では、親の愛情があれば過保護でも問題ないのか?というと「問題ない」と思います。
むしろ小さいうちに子供の欲求を満たしてあげれば、子どもは満足して過度に欲求をすることはなくなってくるということです。

いつまで経っても、大人になっても欲求が収まらないというのは、先に書いた「親の無関心」が原因のひとつにあるのです。
いくらモノを与えても子どもは満たされないということです。
子どもが本当に欲しいものはモノではなく、そのモノを通して親の愛情を感じることではないでしょうか。

子どもがオッパイを欲しがれば与えればいいし、子どもが抱っこを要求すれば抱っこしてあげればいいし、何かを欲しがれば出来る範囲で与えればいいと思います。

ただし、親の思いは率直に子どもに伝えることも大切です。
例えば経済的に無理のあるものを欲しがっている場合は「買えない」ことをきちんと伝え、代わりに手作りにチャレンジするとか、抱っこしてあげたいけど大きな荷物を持って無理な時や体が弱くて難しいときは、家で座ってなら出来ることを伝えたりすればいいのです。
無理のない出来る範囲での「過保護」は大いにやってあげるべき、そしてそれらは「子どもの自律」の妨げにはならないというのが我々考えです。

ちなみに、危険なこと、人としてやってはいけないこと、これらは「しつけ・教育」の問題であり、過保護とはまた違った性質のことなので、それらと混同しないで欲しいと思います。

過保護と過干渉はつい混同されがちですが、その性質はまったく異なるものです。
多くのご相談を受ける中で、昨今は親による子どもへの過干渉がとても多いと感じています。

過干渉とはその名のとおり「過度に人に干渉すること」です。
この過干渉は大いに子どもの「自律」の妨げになります。

一般的な子供への過干渉の例を言うと
・子供が欲求していないことに良かれと思い口を出す
・必要以上に子供の言動に口を出す
・先回りして良し悪しを植えつける

幼児期になると子どもはのびのびと自発的に行動するようになります。
あらゆることに興味を示し、何度失敗しても叱られても、またすぐ忘れて果敢に挑戦していきます。
親は心配で見ていられませんから、つい手を出します。
しかし、この規制や干渉が強すぎると子どもは親の愛情を失うことを恐れて、“偽りの前進”や退行現象に陥ったりすることになります。
ですから「過干渉には注意」が必要です。

「過干渉」の何がいけないかと言うと、まずは子どもの考えや思い、意見を無視して干渉するということです。
ここで難しいのは先ほど挙げました「しつけ」と「過干渉」の境です。

「しつけ」はもちろん大事なことです。
子どもに口を出したくなくても、しつけの一環として口を出さざるをえないことは当然あります。
子どもの意見だけを尊重するわけにはいかない場面はあります。

それはもちろん大事なことであり、子育ての過程では、親としてやっていかなければならないことです。
しかしここで言う「過干渉には注意」が必要というのは、親の考えや価値観を過度に植えつけようとすることを意味します。
人は誰だって性格や考え方、価値観は異なりますし、それは親子だって同じことなのです。

過干渉の危険な要素はその親の価値観を子どもに植えつけようとし、親の価値観に反すれば注意して正そうとすることです。
更に過干渉を例えると、ごはんを食べるのが遅いから「早く食べちゃいなさい」と言うのはいいのですが、早く食べるように手伝ったり、食べる順番をいちいち指摘したりすることは「過干渉」と言えます。
また、今日は暑いから「こっちの服にしなさい」と言うのはいいのですが、それを過度に強要したり、子どもがたいして興味がないのに、親が良かれと思うことで遊ばせたり、習い事をさせたりすることも「過干渉」と言えるでしょう。
よく耳にするのは、特に害はないけれど、親が不愉快に思うことは止めさせようとしたり、何かにつけ、あーしろこーしろと指示をしたりすることも「過干渉」です。

これらの例で、「しつけ」「過保護」「過干渉」の違いが何となくご理解頂けるかと思います。

過干渉でよく言われているのが、「親の子どもに対するマインドコントロール」です。
その結果、子どもは何が良くて、何が悪いかの基準を正しく理解することが出来ずに、親の顔色が基準になってしまうのです。
子どもは自分の考えで行動出来なくなる恐れがあり、自分(子ども)の価値観で良し悪しを判断することを認められず、親の価値観が優先されてしまうのです。
これでは子どもの「自律」が育たないのは当然のことであると言えます。

しかしこの手の親は、なぜ子どもが自律できないのかが理解できてない場合が多いのです。
結果的に更に親の干渉が増え、そして子どもの自律は更に遠のくという悪循環が生まれてしまうのです。

注意すべき点は、親が過干渉にしていることを気づかない場合です。
早く気づけばいいのですが、自分で気づくのは、なかなか難しいことです。
親に自分の望むことを十分にしてもらっている子どもは、家庭以外でも先生の手をわずらわせないで仲間と仲良くのびのびと遊べます。
ですから友だちのなかに入っていくのが上手か下手かをみるとよくわかります。
保育園や幼稚園で親から何日も離れられない子、いつも先生の周りにまとわりついていて、友だちのなかに入っていけない子は過干渉の可能性があります。
先生の周りでいい子になってお手伝いしている子はまだいいのですが、先生のいやがることをわざとたくさんして関心をひく子でしたら要注意です。

カウンセリングを進めていく中で感じるのは、過干渉の親というのは、親自身が周りから受けいれられていないケースが多いと感じています。
自分が受けいれられないのに子どもを受けいれることは難しいです。
自分が孤独ですから、子どもが自分のいうことをきかないと許せないのです。
子どもが唯一の話し相手であり、受け入れてもらえる相手であり、コントロール可能な対象なのです。

ですから、過干渉の親にならないために、親自身の人間関係をよくしていくことが大切と言えます。

夫婦関係は元より、地域や親戚、友人関係を良くし、お互いに受けいれられる状態でなければいけません。
そうした親は、子どもの話を聞くだけでなく、子どもの願いもかなえることができます。

孤独になるにしたがって過干渉になり、ゆくゆくは虐待するようになるのです。
しばしば体罰をする親や教師に多いパターンです。親や教師自身が我慢できない。
親同士・先生同士が孤立していては、どんなに優秀な親や教師であっても、いい子育てや教育、指導はできません。
そのためには、コミュニケーションが最も大切なのです。

干渉も、やリ方によっては過干渉になりかねません。
子どもがいやがる塾や習いごとに無理やりに、いつまでもつれていくことがあります。これは過干渉です。
子どもの個性と能力と、いやがる度合を見て、干渉か過干渉かをみきわめればいいのです。

ただし、子どもが望んでいないことをしてはいけない…ということではありません。
ここで申し上げたいのは「過剰にしてはいけない」ということです。
どこまでが過剰で、どこまでが過剰でないか、これはそれぞれの家庭の価値観、環境、文化、親子との関係などで決めればいいことです。

親と子の関係は、普段から、子どもの言うことをたくさん聞いてあげていれば、親の言うことも聞かせやすいということがあります。
いつもたくさん言うことを聞いてもらっていれば、子どもは少しぐらい我慢できるのです。
あまり聞いてあげていない子に我慢しろと言っても我慢できるものではありません。

また普段よく話を聞いて欲求をかなえてもらっていれば信頼感もあります。
信頼している人の言うことはよく聞くけど、信頼していない人のことはちょっとしたことでも聞けないのです。

よく、「怒るはダメで、叱るがいい」と言います。我々も以前はそう伝えていました。
決して間違いではありませんが、大事なことが抜けています。
それは「誰が」と言うことです。

信頼している人から怒られても、それはすべてがいやなわけではありません。
信頼していないとから上手に叱られてもストレスしか感じません。
信頼関係で結ばれている親子であれば、多少感情的になって怒ったとしても「自分(子ども)のために言ってくれているんだ」と思ってもらえるはずなのです。

ですから、普段から子どもの欲求をよく聞いて、良い親子関係を作っておくことが大切です。
子どもの欲求をたくさんかなえてあげ、子どもが願ったとおリの愛し方をする…これが保護であり、過保護であっても、ちっともかまいません。
そして満たされている子どもには、ある程度の干渉もできます。

重要なのは、「親の欲求不満を満たすための過干渉」は慎んでもらいたいということです。
投稿日:2016-01-08
返信 11
伊藤幸弘教育研究所さん
うさぎさんへ削除
学校からのサポートは本当にありがたいですよね。

インディアンの社会では「子育ては村がかりの大仕事」というそうです。
いまの日本では核家族化が進みなかなか多くの大人の目で子どもを育てることが難しいですが、親、学校、社会が一体となって子育てをすれば必ず心を開いてくれると信じています。

もちろん、我々も応援します。

これからもここでいい方向に向かうように一緒に考えましょう。
投稿日:2016-01-08
返信 12
うさぎさん
過睡眠と不登校削除
今日も登校しませんでした。
午前担任の先生が迎えに来てくださいましたが行けませんでした。
冬休みから全く勉強していないので行けないのかもしれませんが、眠くて起きられないのも原因かもしれません。
放っておくと毎日12時間くらい寝ます。ゲーム等の影響ではないかと思っています。
親が心配していることを伝えても、聞き入れてもらえないので、やはり医療機関にかかり、自分が異常な状態である認識をしてほしいと思います。
が、相談施設や病院に息子の意思で言ってくれるとは思えません。

三連休中の部活は行きました。
少し安心しましたが、今日また欠席です。

心の診療所のようなところに電話してみましたが、2か月くらいの待ちで、本人の受診しなければいけないということでした。

不登校も心配ですが、体のことも、生活リズムが乱れていることも心配です。
どうしたらよいでしょうか。
投稿日:2016-01-12
返信 13
伊藤幸弘教育研究所さん
うさぎさんへ削除
自分が異常な状態であるということをなかなか受け入れたくなくて親の言うことを聞かないケースは多々あります。
確かに医療機関は自分自身が納得して自ら行く意志を持たないと効果はありません。
でも、それを待っていたら時間ばかり掛かってしまいますよね。

「あなたはダメだから行きなさい」という否定的なメッセージではなく、「あなたが良くなるために医療機関を活用しよう」というような肯定的なメッセージを与え続けてみてはいかがでしょう。

そして、以前お伝えしたIメッセージを駆使して親の想いを伝えましょう。
投稿日:2016-01-12
返信 14
伊藤幸弘教育研究所さん
うさぎさんへ削除
そのために「プラスのシャワー」を与えてください。

その目的は子どもの自己肯定感を高めるためです。

自己肯定感が高まれば何事にも意欲的になります。
意欲的になると周囲の人へも気配りができるようになります。
周囲の人への気配りができる人の周りには更に人が集まります。
人が集まるということは周囲から認められているということ。
周囲から認められると承認欲求が満たされて更に自己肯定感が高まります。
(また最初に戻ります)

・・・このプラスのスパイラルによって自己成長をしてくのでしょう。

そのための第一歩が親からの「プラスのシャワー」なのです。
投稿日:2016-01-12
返信 15
うさぎさん
不安です削除
素敵な言葉を教えていただいて前向きな気持ちになりました。
「プラスのシャワー」
主人も含めて家族全員にプラスのシャワーを掛けてあげられるよう、心がけたいと思いました。

まずは自分が変わることが私の課題です。
自己肯定ができないのは、今からでも考え方を変えていくことで治せると教えていただいたので、自分に「頑張っているよ。間違っていないから大丈夫よ。」と言っています。
正直なところ、主人はゲームもPCも早く取り上げないと取り返しのつかないことになると言っていて、私はその言葉に不安になります。
でも、せっかくゆっくり子どもとの関係を修正しようと思っているのに、取り上げることで一気に悪い方向へ行くのではないかと、主人の考えを受け入れられないでいます。
私はここでのアドバイスに沿って子どもに接しているつもりですが、どうでしょう。

三学期になってまだ一日も学校に行けていなくて、不安が募るばかりです。
投稿日:2016-01-14
返信 16
伊藤幸弘教育研究所さん
うさぎさんへ削除
ご主人の焦るお気持ちも理解できます。
ゲームやPCを取り上げて登校するのであれば簡単ですよね。
でも危惧されているように親子の信頼関係は構築できず、むしろ溝が深まる可能性があります。

足元に機関銃をぶち込めば踊るかもしれませんが、それは継続しませんし、相当疲れます。
それと同じだと思いますよ。
投稿日:2016-01-14
返信 17
伊藤幸弘教育研究所さん
うさぎさんへ削除
ゲームやPCを取り上げることでもっと、取り返しのつかないことにならないよにしてください。
ただし、ただ黙って見守るというのもよくありません。
決められたルールの中でならOKだけどルールを守らなければ相応のことがると知らしめるのも親の役割です。
「ダメなものはダメ」と言えるのも親しかいません。
投稿日:2016-01-14
返信 18
うさぎさん
相変わらず削除
お世話になります。
息子には、体のことを本当に心配していることを伝えているつもりですが、相変わらずゲームとPCばかりしています。
こちらの気持ちが伝わっていないのか、伝わっていないふりをしているのかわかりません。
伝わるのにも時間がかかるということでしょうか。毎日伝え続けることでわかってもらえるのでしょうか。
つい一生懸命になってしまい、子どもにうるさいと言われたりもします。こうなってしまうと逆効果ですよね。

学校は行っていないのに、今日も部活に行きました。この心理がわかりません。

不安が大きくなり、つい暗い顔になってしまうことがありますが、きっとどんな状況でもお母さんは明るく笑顔でいるほうがいいですよね。

自分では頑張っているつもりでも、誰にも認めてもらえないのは気持ちがなえてしまいます。私自身が自己肯定ができていないからでしょうか。
私も子どもと共に成長できるよう、この苦しい状況を乗り越えたいと思います。
どうぞご助言よろしくお願いいたします。
投稿日:2016-01-16
返信 19
伊藤幸弘教育研究所さん
うさぎさんへ削除
うさぎさんは十分頑張っていますよ。
だってその証拠にここにこうして書き込んで何とかしたい、何とか自分を変えたいと思われているではないですか。

不登校は必ず改善します。
止まない雨はありません。
明けない夜もありません。

伝わるには時間が掛かるかも知れません。
それでも諦めずに継続して伝えてください。
毎日伝え続けることで伝わるかどうか…それはケースバイケースです。

毎日淡々と伝えるよりも何日かに少なめにして、その分想いを込めると言う方法もあります。
投稿日:2016-01-16
返信 20
伊藤幸弘教育研究所さん
うさぎさんへ削除
もしかしたら、うさぎさんご自身が自分に対して自信を失っているのかもしれませんね。
「自分に自信を持つ」ことに関して以下にまとめましたので参考にしてください。
お子さんにも活用頂けると思います。
投稿日:2016-01-16
返信 21
伊藤幸弘教育研究所さん
うさぎさんへ削除
「自分に自信を持つ」

―― どうしても自信が持てない…
―― 日常生活を送る中で、自分に対してOKが出せない…
―― 堂々と人と接することができない…

こうした悩みを持つ方はとても多くいらっしゃいます。

かといって、そんな時に自信を持とうと頑張って努力しても、どうしても自信を持てないことも多いもの。それには、自信を持てない隠された理由があるからなんですね。
それでは、いったいどうしたら自信を持てるようになるのでしょうか?

まずは、「自信を持てない」という状態について見直してみましょう。「自信がない」という状態には、いくつかの具体的な“症状”があります。

◆何をしても不安で、他人からの意見に怯えてしまう
◆始める前からダメだと思って、やらずに終わってしまう
◆やってみようと思った途端、不安があふれだしてストレスフルな状態になる
◆自分よりも他者のほうが優れているように見えて、比較して落ち込んでしまう
◆自分の良いところが認められず、どんなに頑張っても劣等感がぬぐえない
◆評価してもらっても、自分で自分のことが認められないため、他者からの評価を受け入れられない
◆自分を認めることができないため、行動が起こせない

あてはまるものはありませんか?

「自信がない」というと漠然とした感情のようですが、こうして分析してみると、心の状態と行動(現象)が連動していることがほとんどなんですね。

逆に、「本人が努力してきた過去がある、才能がある、周囲から認められている、客観的に見てできている」という実態に関わらず、本人が「“自信を持てない”と思っている」ことです。

実際に、「周囲から見ればできているのに、あの人は自信がない」とか、「どうしてそんなに自分を否定してしまうの?」と感じることも少なくありません。けれども、本人にしてみれば、「強烈な自己否定感」と、「それゆえに思ったとおりに行動に移せない」という二つの事柄と戦っている状態なのです。

なぜこうした自己否定感や行動できないという状態が生じてしまうかというと、それは、「もともと本人に対して否定的な意見を植え付けた人間がいる」ということが原因です。

人は子供時代、肯定的な意見を聞かせられて育ったり、あるいは、失敗したときに優しく受け容れてもらったりしていると、その状態を記憶し、自分でも他者からしてもらった肯定的な態度を繰り返すようになります。
けれども、子供時代にそれがなく、親や先生、周囲の人間から否定的な意見しかもらえなかった人は、大人になってからもそのときの態度を無意識に真似してしまい、自分に対して自罰を繰り返すようになるんですね。
そして、否定された経験を軸にして、自分のことを自分でマイナス査定し、推し量ってしまうのです。
誰しも、誰からも教えられたことがないことは、実行することができません。それは、「自信を持つ」という心の状態であったとしても、同じことです。自信というのは、「能力や良いところを認め、育てるという経験」がなければ、できないものなのです。

つまり、「認められ、褒められた経験がない」ために、その方法を理解できず、与えられた否定しかできない、ということが「自信がない」という状態です。

こうした状態のときは、過去に親や周囲の人間が自分を否定してきたように、自分の否定的なところにばかり焦点が当たっています。
人は良いところも悪いところもあって、それが普通なのですが、あまりにも否定されて育ったために、自分の肯定的な要素を認められないということを繰り返しているんですね。

だからこそ、こうした不安定で苦しい内的な状態を変えるためには、自分で自分を見る視点を変え、育て直すことが必要になってきます。
視点を変え、自分を育て直す方法としては、次のように少しずつ考え方を変えていくことです。

◆ありのままの自分を認め、子供の頃に言ってもらえなかったプラスの言葉がけを自分に対してしてあげること
◆他者の価値観で判断するのではなく、自分の判断で自分の成し遂げたことを認めること
◆過去にしてきたことで、他人からは認めてもらえなかったことを、自分自身で認め直すこと
◆社会的な達成ではなく、細かなことであっても、できたことを一つひとつ褒めること
◆他者に依存して自分の価値を決めるのではなく、自分がどうしたいのか意志を持って行動すること
◆失敗など、実際に成果が伴わない場合も、努力した自分を認めること

「他者の目」や「結果」を基準にするのではなく、自分で自分を認めるということが役に立つでしょう。
このとき、親が子供を見守ってあげるように、「自分で自分の親代わりをし、愛情深く、優しく認めてあげること」がポイントです。

不適切に否定的なことを投げかけられていたとしても、あなたがあなた自身を肯定的に捉えてあげることで、やがて自然に自分に対して「私は大丈夫」という肯定感へと変わっていきます。お友だちを励ますように、優しく自分に接してあげることも効果があります。

「自信のなさ=自己否定」は、今まで無意識に繰り返されてきたために癖になっていますから、はじめは意識して変えてあげることが必要です。しかし、自己否定も単なる「癖」に過ぎませんので、意識して繰り返すようになれば、1週間もすれば、だんだんと自分に対する肯定的な捉え方ができるようになってきます。
このように、「自信を持つ」とは、決して外側に認められることではなく、自分で自分を認め、肯定する気持ちを持つことで得られるものなのです。

他者の評価を追い続けている限りは、いつまでもその基準で生きてしまい、自分を肯定し、安心するという状態に到達することはできません。
心の中や自分の見方を変えてあげるだけで、やがては大きな「自分を信じる肯定感」に結びついていきます。小さな習慣も、意識して続けることで、考え方の根底を変えることにつながります。自分自身を大切に育て直す気持ちで接することから始めてみましょう。
投稿日:2016-01-16
返信 22
うさぎさん
その後の息子削除
しばらく間が空きましたが、よろしくお願いいたします。この20日間ほどの間に少し変化がありました。
三学期を2週間休んだ18日の夜中にPCとげーむをとりあげました。体にも心にも、余りにも悪影響がありそうだったことと、息子のことをとても心配していると伝えてもやめてくれなかったことからです。そして、しっかり向き合ってルールを決めないと使わせることはできないと話しました。
この日から、学校の先生に朝来ていただいたり、私が送ったりしながら、ほぼ登校できるようになりました。
ルールはなかなか話し合おうとしなかったのですが、数日して使いたいがために、嫌々主人と決めました。ただ、メタルールを決める前に署名させてしまい、後からでは拒否されたため決められませんでした。
完全にではないにしても学校に行けるようになったので、PCを与えましたがやはり決めた2時間は守れず、4時間ほどになっていました。
ゲームは取り上げたままでしたが、それも返せと怒り、物を投げているうちにテレビに当たり壊してしまいました。ゲームができなくなってしまったのですから、わざとしたことではなかったのでしょう。壊れたテレビはそのままにして、家族皆、テレビは見られない状態でいます。
思ったほどあばれることもなく(テレビが壊されたことは辛いですが)ゲームやPCから少し距離を置くことができているのは、DVDで勉強したことやここでアドバイスをいただいたことが生きているのではないかと思います。
せっかく登校できていたのに、今週また休んでいます。朝目ざめても、具合が悪いと言って布団にもぐって眠ってしまう日もあれば、いくら起こしても目覚めない日もあります。昼頃にはいつも起きます。
朝起こしても目覚めない時はどんなにたたき起こしても起きません。異常に深く眠り、病気のように見えます。
学校にいけないのは心が折れているということだったと思います。この異常とも思える眠り方も精神的な所が原因なのでしょうか。週末の部活には行けることから、そのようにも思います。
自分の気持ちを話さない息子は、きっと一人で苦しんでいるのではないかと思ったら、とてもかわいそうになってきました。家では命令口調で強く言ったりしていますが、心は弱っているのではないでしょうか。自身もなくしているのかもしれないと思ったりします。
こうして文字にすることで少し気持ちが落ち着きます。
この場所がとてもありがたいです。
投稿日:2016-02-05
返信 23
伊藤幸弘教育研究所さん
うさぎさんへ削除
この場所をそう思って頂けて嬉しいです。
ルールを作ったとのこと。
でもメタルールは作れなかったのですね。
今からでも遅くありません。
メタルールは設定しましょう。
ルールを作ることが目的ではなく、ルールを守れる子どもに育てることを目的にしましょう。

そして、締め付けるだけではなく、称賛すべきは褒める。
「プラスのシャワー」を浴びせてあげましょう。

その目的は子どもの自己肯定感を高めるためです。

自己肯定感が高まれば何事にも意欲的になります。
意欲的になると周囲の人へも気配りができるようになります。
周囲の人への気配りができる人の周りには更に人が集まります。
人が集まるということは周囲から認められているということ。
周囲から認められると承認欲求が満たされて更に自己肯定感が高まります。
(また最初に戻ります)

・・・このプラスのスパイラルによって自己成長をしてくのでしょう。

そのための第一歩が親からの「プラスのシャワー」なのです。
投稿日:2016-02-05
返信 24
うさぎさん
元に戻ってしまって・・・削除
コントロールできつつあったゲームやPCの使用も、学校を休んでいる間に長時間の使用となってしまいました。決めたルールもいとも簡単に悪びれることなくやぶってしまいます。やめてほしい理由をどんなに話してもわかってもらえません。
先月取り上げた時は、さすがに息子も良い状態ではないと思ったのか、ひどく怒ったり暴れたりしませんでした。今回も先月の状態になるまでやらせておくしかないのかと思っています。

毎日12時間くらい寝ます。お風呂でも眠ってしまうことがあります。
睡眠障害にもみえますが、生活が乱れているために睡眠サイクルも乱れているのかとも思います。睡眠障害専門病院と心の病院の受診を考え始めたところです。本人をどう連れていくかが問題ですが。

「プラスのシャワー」をどうしたらたくさん浴びせてあげられるのかわからなくて困っています。
息子の食後の食器を片付けてくれたときは、ありがとうと言うようにしていますが、今の息子の状態でプラスのことばをかけるのはとても難しいです。

こんな生活をしながらも、友達に明日の学校の予定を聞いたり、休日の部活に行くつもりでいたりします。
2週間休んで学校に行っても、意欲的に発言したりして今までと変わった様子もなく、普通に過ごしていると先生から聞いています。
私には息子の考えていることがよくわかりません。
投稿日:2016-02-11
返信 25
伊藤幸弘教育研究所さん
うさぎさんへ削除
決めたルールを簡単に破るのは、ルールを破った際のルールが設定されていないからです。
メタルールは決めましたか?

また、ルールでがんじがらめにしてしまうのも考え物です。
なので、例えば「学校が休日の日は通常の倍(○時間まで)ゲームOK」等のルールも決めてあげるといいですよ。

プラスのシャワーは何かしてくれた時に「ありがとう」を言うのは良いことです。
人は承認欲求というものがあります。
何かして誰かに認められれば欲求が満たされます。

また、何かしたときだけではなく、日常の些細なことでも感謝の言葉を伝えるのでもいいのですよ。

例えば朝、「おはよう」と言われたら「おはよう」と返し、その時に「朝から気持ちよくあいさつされると嬉しいのもね」とひと言追加するとか。

ただし、感謝の言葉や褒めることがないときは無理にしなくていいですよ。
ウソはばれます。
投稿日:2016-02-11
返信 26
うさぎさん
ありがとうございます削除
早速のお返事をありがとうございます。
三人の子ども皆がそれぞれの問題を抱えていて心が折れそうです。この場でお話して受け止めていただけることで冷静にまた考えることができます。ありがとうございます。

2か月程、親子関係を改善しようと私なりに頑張ってきたつもりでしたが、なかなかうまくいきませんでした。素直なお子さんほど、短期間で好転していけるのではないかと思いますがいかがでしょうか。
息子はもともと気持ちを表に出す子ではないし、友達とふざけたり、はしゃいだりする子ではありません。たぶん、親からも他人からも理解されにくい子どもなのではないかと思います。

気持ちを新たに、時間はかかって当たり前くらいに思って子どもと向き合ってみようと思います。
「プラスのシャワー」を心からたくさんかけてあげられるように頑張ってみます。

今後もよろしくお願いいたします。
投稿日:2016-02-11
返信 27
伊藤幸弘教育研究所さん
うさぎさんへ削除
そうです。
焦らず、掛かった時間の倍の時間を掛けるくらいのつもりで・・・。

振り子の法則をご存知ですか。
いい時もあれば、悪い時もあります。
マイナスの振り幅の大きさだけ、プラスの振り幅も訪れます。

以下にまとめましたので参考にしてください。
投稿日:2016-02-11
返信 28
伊藤幸弘教育研究所さん
うさぎさんへ削除
振り子の法則

振り子の法則とは、人生のどん底に居るときには振り子のように成功も伴っているということ。
これを振り子に見立てて失敗側に居る時には、先に成功があるという事を思い浮かべて行動するという訳です。
引き寄せの法則にも共通しているところが、思わなければいけないという事。
日常的に失敗の事しか考えなければ、悪い事は立て続けに起こってしまうし、運が良いと思っているときにはラッキーな事が起こったりします。
経営の神様と言われる松下幸之助氏は「運が良い人とは、自分の事を運が良いと思っている人。運が悪い人とは、自分のことを運が悪いと思っている人。ただ、それだけや」と言ったそうです。

■プラスに向ける考え方
?悪い予感は良い予感に考え方を変える
悪い予感が当たるのはオカルト的なことではなくて、悪い予感を感じるときにはもうすでに悪い出来事が起こっているからです。
「悪い予感がする」この時点で悪い事が起こる要素が盛りだくさんという訳です。
これは主に引き寄せの法則寄りの意見なのですが、悪い予感を感じたときは逆の良い予感を考えて行動すると良いでしょう。
悪い事を考えて行動するより行動範囲が広がるはずです。

?良い行いをしたと思える状況を作り出す
よい行いとは何なのでしょうか?
人間というのは人が見ていない所では手を抜いてしまう生き物です。
他人から見た目線ではなくて、「自分が本当に良い行いをしたと思える状況」を作り出すことは、次に来る良い出来事に繋がります。
些細な事でもよいので、1日に1回は良い行いをしたと思える状況を作り出してやると、メンタル的に活力が沸いてくると言われています。

?そんなもんだと割り切る
起こってしまった状況に対していつまでも念を持ち続けるのは厄が貯まってしまいます。
このような時には「そんなもんだ」と割り切る事が重要となります。
いい意味での「開き直り」です。
開き直りはマイナスなイメージとして捉えられているが、そんなもんだと開き直る事は次のステップへと進むためのメンタルを作るメリットがあるのです。
投稿日:2016-02-11
返信 29
うさぎさん
伊藤先生削除
先日日曜日に、道山先生の子育て勉強会に参加しました。
伊藤先生もお見えになっていて、とてもびっくりしたのと同時に嬉しかったです。
帰りには、この掲示板で助けていただいているお礼を申し上げたかったのですが、伊藤先生は既にお帰りになっていました。残念でした。

息子は三学期は2週間ほどしか登校できていません。
メンタルクリニックを先月予約していましたが、寝ていて(寝たふりかもしれません)行けませんでした。
もし、新年度になって登校できたとしても、根本的な解決はできていないはずだから予約を取り直した方がよいと学校のアドバイスがあり、4月に予約してあります。

勉強に向かえていないだけでなく、昼夜逆転の生活の息子を見ているととても不安になりますが、以前より穏やかな表情をしているのが救いです。
今まで以上に話はしっかり聞いてあげ、ゲームも少しやらせてもらってコミュニケーションをとろうと思います。日曜日の勉強会で、子どもの興味のあることを勉強します・・・と宣言したので。

振り子の法則を信じて、苦しんでいる分だけこれからいいことがあると思って、明るい気持ちで生活していきます。今後もよろしくお願いいたします。
投稿日:2016-03-04
返信 30
伊藤幸弘教育研究所さん
うさぎさんへ削除
道山先生の子育て勉強会に参加されていたのですね。
子育てに関して、学ばれて、その気づきを実践していけば必ず活路は見出せます。

止まない雨はありません。
明けない夜もありません。

頑張っている親御さんを心から応援しています。
投稿日:2016-03-05
返信 31
伊藤幸弘教育研究所さん
うさぎさんへ削除
メンタルクリニックの再予約は賛成です。
専門家の助言を聞いてみることは解決への近道ですよ。
投稿日:2016-03-05
返信 32
うさぎさん
心のモヤモヤ削除
毎日午後3時や4時に起きてきて、すぐに動画を見始める息子に、ついため息が出ます。
イヤホンをしてしまうため、話がとてもしにくい状況です。
まずはプラスのシャワーで自己肯定感を高めてあげたいと思いますが、イヤホンをしてずっと画面を見ている息子の何を褒めてあげればいいのか、とても難しいです。
変に大げさに褒めれば白々しいと思われると思うし、心から言った言葉にも反応はとても薄く、心に響いているのかわかりません。
本を読んだり、勉強会に行ったりして、親の私がマニュアルを頭の中に持っているだけで、何か月経っても子どもの様子は変わらないのが情けなく思います。
それでも諦める訳にはいかないですね。

4月にはクラスが変わります。
元気な子が何人かいる今のクラスの居心地が良くないのも、不登校の原因の一つのように思いますので、少し落ち着いたメンバーのクラスにしていてだけたら嬉しいと、学校にお願いしてみようと思っています。

今日は私のモヤモヤした気持ちを落ち着かせるために書かせていただきました。
ありがとうございました。
投稿日:2016-03-08
返信 33
伊藤幸弘教育研究所さん
うさぎさんへ削除
モヤモヤしたお気持ちはどうぞ、ここで吐き出してください。
人はモヤモヤや怒り、悲しみを文字にすることで心が整理できますから。

クラス替えの件は学校に依頼してもいいと思いますよ。
要望は伝えるべきです。
それが通る、通らないは別にして、親としてこう考えているということは学校側にしっかり伝え、理解をしてもらいましょう。

投稿日:2016-03-08
返信 34
うさぎさん
新年度削除
昨日投稿したつもりが、何か間違ってしまったのか投稿できていません。
それでは・・・と先ほど時間をかけて書いたのに、誤操作で消してしまい・・・
息子の相変わらずの不登校の悩みを聞いていただこうと思いましたが、今回ご縁がなかった気がしますので、またにします。

今日ここに書き込む前に、子どもの掲示板で「さら」さんの投稿を読ませていただきました。
毎日でもう200回のやり取りをされて、そこまでお付き合い下さるこの掲示板に驚き、感謝します。
そしてご自分のことを的確に冷静に分析して、精一杯生きてきておられるさらさんに励まされました。
私も前向きに、自分を褒めながら頑張って行こうと改めて思いました。
この掲示板に感謝します。
投稿日:2016-04-08
返信 35
伊藤幸弘教育研究所さん
うさぎさんへ削除
時間を掛けて書いたのに操作を誤って消えてしまう・・・これ、ショックですよね。
我々も時々やってしまいます。
その時はショックで一瞬、頭は真っ白になり、何秒か固まってしまいます。

なのでお気持ち、お察しします。
もしもまた書いて頂くお気持ちになったらお子さんの不登校に関するお悩みをご相談ください。
投稿日:2016-04-09
返信 36
伊藤幸弘教育研究所さん
うさぎさんへ削除
子どもの掲示板で「さら」さんの投稿をご覧になったとのこと。
この掲示板で他の方の投稿を読んで「自分も頑張ろう」と思ってもらえるのであればそれはとても嬉しいことです。

もしかしたら、うさぎさんの投稿を他の誰かが読んで、同じように思ってもらえるかもしれませんよね。

そうやってプラスの輪を拡げていきましょう。
投稿日:2016-04-09
返信 37
うさぎさん
新年度削除
私の気持ちが楽になるように、息子のことを書かせていただきます。

新年度が始まっても登校していません。
離任式前日に、部活の顧問と担任の先生が迎えに来て下さってから行くことができていただけに残念です。
春休みの宿題を全くやってなかったので、登校できないことは予測できていましたが。(夏休みも冬休みも同じパターンでしたので)

家にいるほとんどの時間は相変わらずゲームをやったり、動画をみたりしています。
このままいくとどうなってしまうのだろうと心配になります。
それでも、最近は私もこの状態をなるべく批判しないようにしたり、プラスのシャワーを少ないながらも掛けるようにしているからか、穏やかな顔つきになり、息子からゲームの話をしてきたりします。
ただ、自分に不利な話になるとはぐらかしたり、聞こえないふりをしたりするので、ゲームの時間制限の話などはできません。
これではいけないと自分で気付くのを待つしかないのかと思いますが、いつまで待てばよいのかと思うととても心配になります。

今月メンタルクリニックに予約をしてあります。
親とも学校の先生とも違う大人と話をすることで、何か考えてくれることを期待します。
行ってくれるといいのですが。

子どもの問題に悩んでいるうちに、私自身の直すべきところがたくさん見つかりました。
でも、性格やとらえ方の癖を直すのは難しいですね。
以前書いたように、自己肯定ができていないのですが、ここで教えていただいたことを時々思い出すようにしています。
頑張ってるね・・・と自分を褒めてあげたり。
つい否定的にとらえる癖もこれから直していこうと思います。
きっと私の良くない癖が子どもたちに、知らず知らずのうちに影響していたのだろうと思います。
こうして書くことで、継続して頑張れますように。

いつも聞いていただいてありがとうございます。
投稿日:2016-04-09
返信 38
伊藤幸弘教育研究所さん
うさぎさんへ削除
ここでは想いの丈を思う存分吐き出してください。
文字にすることで心と頭が整理できますので。

さて、お子さんは相変わらず登校できていない状態とのこと。
プラスのシャワーを継続して頂いているとのことで安心しました。
これはこれからも継続してください。

ゲームに関しては、これはお子さんには耳の痛い案件ですが、タイミングを見てしっかりと話し合う必要があります。
「家庭のルール」を作ることでお子さんの生活のリズムは大きく変わります。
「家庭のルールの作成例」は以下に紹介しますので参考にしてください。

メンタルクリニックの予約。
これには期待しましょう。
確かに行ってくれるといいのですが。
メンタルクリニックはお子さんにとって都合の悪い場所ではなく、今の状態を少しでも改善できる、お子さんにとっても「プラスの場」という刷り込みを事前に、そして、徐々にやっていきましょう。

まずは、うさぎさんの物事の捉え方をプラスにすること。
「親が変われば、子も変わる」です。
投稿日:2016-04-09
返信 39
伊藤幸弘教育研究所さん
うさぎさんへ削除
■家庭のルール(参考例)

【マナー】
相手の気持ち、都合を考えて行動することは大切です。
利用して良い場所、時間帯、状況など、して良いことといけないことをきちんと判断できるようなルールを作りましょう。

?公共施設(図書館、電車、病院、店舗)などでの  利用はしない
?相手の迷惑にならないように使用時間を決める
?歩きながらの利用はしない
?食事中にメールをしない


【時間管理】
ケータイ・スマホを利用して良い時間、利用制限時間などを決め計画性のある生活を送るようにしましょう。
使用時間を考えればおのずと計画性のある行動ができるようになります。

? 21時以降は電源を切る
?自分の部屋にケータイ・スマホを持ち込まない


【金銭感覚】
利用限度額を超えなければよい、無料だからよいのではなく、利用時間を決めて使用すること。
毎月支払い明細を見て利用内容をふり返り、携帯電話やスマホの利用方法や目的に対しての話し合いをして意識を高めましょう。

?有料サイト契約はその都度親の了解を得る (ダウンロードなど)
?毎月の携帯電話の利用料金明細を必ず親子で 確認する
?有料アプリを入れたり、課金したりする場合は、 必ず親の了解を得る


【コミュニケーション】
インターネットを通じてコミュニケーションを取ることができますが、文字だけで相手に気持ちを伝えることは、意外と難しいものです。
常に受け取る側の気持ちを考えなければいけません。

?本当に大切なことは、ケータイ・スマホを通して ではなく会って伝える
?メールやメッセージは読む人の立場になって 読み返してから送る
?うわさ話など自分が言われたら嫌だと思うことは 書かない ※SNS・グループでのトークの書き込みも同様


【法律】
日本では、小中学校の単元で法律を学ぶ単元はありません。常日頃からニュース等を見て、子供と一緒に話し合う機会を持つようにしましょう。
何がいけないのか、誰にどんな迷惑がかかるのか、どんな責任を負うのか、自覚を持たせることが必要です。

?ツイッターやフェイスブックなどへの無責任な 投稿は社会に多大な被害を引き起こし、損害賠償 請求される可能性があるので絶対しない
?誹謗中傷の書き込みをしない
?大げさな表現、根拠のない情報の配信はしない
?自転車を運転しながらの携帯電話の使用は禁止
?著作権を守り、違法なダウンロードをしない


【役割・責任】
子供たちが本来やらなければならないことが(宿題、手伝いなど)ケータイ・スマホ利用によっておろそかになってしまうことがあります。
自分の責任を果たしてこそ権利を有する意味を理解させましょう。

?勉強中は携帯を触らない
?やるべきことを優先する


【自己防衛】
外敵から身を守ることも大切ですが、攻撃されるような言動をつつしむことも重要です。
情報配信の危険と責任を理解させましょう。

?WEB(ネット)上に個人情報(名前・住所・ 電話番号・写真など、本人が特定されてしまう 情報)を書き込みしない
?フィルタリング契約をする
?ウィルス対策ソフトを入れる
?IDやパスワードを安易に人に教えない


【家庭ルールを守れなかったとき(メタルール) 】
間違いを起こしたからといって直ぐにケータイ・スマホを取り上げてしまうルールを設けると子どもは問題を隠そうとします。問題は時間が経過すればするほど大きくなる可能性が高まります。守れなかったからといって、すぐにケータイ・スマホの使用を禁止するのではなく、事態が大きくなる前に、親が子どもに自問自答する機会を与えてみてはいかがでしょうか?

?ルールを守れなかった時、何が悪かったのか 家族で話し合う。
?それでも守れなかった時○○日間利用禁止
?利用禁止を繰り返した時は契約を休止をする(最終手段)
投稿日:2016-04-09
返信 40
うさぎさん
私が限界?削除
ゲームに関するアドバイスをいただきましたので、これから息子にどう伝えていくか、伝わるにはどう話せばよいのか考えていこうと思います。

どれだけ見守ってもゲームパット(スマホはもたせていません。本来テレビゲームなのですが、1月にテレビを壊されてから買い替えていないため、PCにつないでゲームをやっています)とPCに向かっている息子のことを主人もとても心配しています。
先日主人が、「この状態ではゲームを取り上げないと本当に中毒状態になると思う。二人で態度を一貫していかないといけない。アルコール依存症も、アルコールの全くない状態にしないと脱することはできないのだから。」
と言いました。
私は取り上げたらまた、暴れたり物を壊されることが予想され、それに耐えて毎日一緒にいるなんてできないと言いました。
いくら息子の為とはいえ、できないものはできないと言うしかありません。
昨日、このやりとりを思い出し、依存症だとすると、ゲームのない生活をさせないということは、息子はこの生活からずっと抜け出せないのかと、それは私が頑張れないからなのかと、とても辛くなりました。
主人に対する今までの不満まで思い出して辛く当たり、考えては泣き、また訳もなく涙を流し、そんなことを3時間ほど繰り返してしまいました。
こんなことは今までになく、私は、ぎりぎりのところまで我慢していたのだと気が付きました。
息子の画面ばかり見ている生活をみていること、毎日欠席の電話を学校にすること、イヤホンをしている息子と話をするのはとても疲れること、面倒なことには向かっていけないことへの心配。
これからまだ続くであろうこの生活と息子のこの先を思うと不安で仕方がありません。
今朝も起きてくれない息子の横で泣けてしまいました。

昨日からマイナス思考でいけません。

生まれてきてくれてありがとう。
たくさん気付かせてくれてありがとう。
ピアノやめないでいてくれてありがとう。
大きな病気をしないで元気でいてくれてありがとう。
息子のいいところを今日はたくさん見つけることにします。

お付き合いしていただいてありがとうございます。
投稿日:2016-04-11
返信 41
伊藤幸弘教育研究所さん
うさぎさんへ削除
「限界」と捉えず、まずはご自身がご自身の人生を謳歌することです。

心理学では
「過去と他人は変えられない。
 変えられるのは未来と自分」と言います。

ここで言う「他人」とは「自分以外の人すべて」を指します。
したがって、お子さんであっても「他人」です。

その点を以下に紹介しますので参考にしてください。
投稿日:2016-04-12
返信 42
伊藤幸弘教育研究所さん
うさぎさんへ削除
■過去と他人は変えられない、変えられるのは未来と自分

「過去と他人は変えられない、変えられるのは未来と自分」
これは、カナダ出身の精神科医であり、1957年に交流分析(Transactional Analysis:TA)を提唱した、エリック・バーンの言葉です。

この言葉の通り、人の行為とか考え方とか、諸々は変えることは出来ないし、過ぎ去ったことも変えられません。
しかしながら、自分のこと、そして、これから起こる未来については、影響を与えられます。
だから、「自分自身」と「これから」にフォーカスをしていくことが大切なのです。

しかしながら、人は、人間関係で悩む生き物。
「他人は変えられない」といったって、つい目についてしまう気になる人もいるものです。

例えば、あなたの周りにも…
仕事に全くやる気がない部下とか、
何事も否定的に捉える友人とか、
勉強を全くしようとしないお子さんとか、
というような「いや、変わってよ」と思いたくなる人はいますよね。

この話に関連して、先日、こんな相談を受けました。
「子どもが勉強をしないんです。どうしたら”変えられ”ますか?」…と。

このようなご相談は実際に少なくありません。
そのような場合に、我々はこのようにお答えしています。

「子どもが勉強をしない、というのは、“子どもの課題”であって、“親の課題”ではありません。
 子どもが取り組むべき話で、親であっても、どうこう言えないのです」…と。
 
…とはいうものの、それが自分にとっても影響すること、ありますよね。
子どもの問題などは、特に気にそうでしょう。
しかし、それはやっぱり、あくまで子どもの課題なので、本的に親が関与することはできないわけです。

大抵の場合、「(じゃあ、どうすればいいのですか?)」
相談者のこんな心の声が聞こえてきます。

ある、引きこもりの息子を持った親御さんのお話があります。
 
 
引きこもりで学校に行かない、働かない、そんな息子を心配したあるお母さんが、息子を連れてカウンセリングに来たのです。
「息子をどうしたらよいのでしょうか?」
そんなお母さんお父さんの訴えについて、
我々は、今お伝えした「課題の分離(息子さんの課題は息子さんのもの)」 というお話をしました。

いくら親御さんが気にかけて、手取り足取り関与しても、それは息子さん自身のものだから、息子さんがその気になって取り組むまで待つしかない、と。

そして、お母さんお父さんには、こう伝えました。
「息子さんがどうこうではなく、お母さん・お父さんは、今、あなた自身が課題としていることに取り組んでください」…と。

すると、お母さんは前から体が弱かったこともあり、それを改善すべく、取り組んでみたいと思っていた、太極拳を始めることにしました。
そしてどんどんとハマるお母さん。
なんと中国に渡り、本場の太極拳を学びに行く、というレベルにまで到達してしまいました。

お父さんはお父さんで仕事にこれ以上に打ち込みました。
家にはなかなか帰りません。

こうなったとき、息子からすれば、今まで自分にかまってきていた父母が、急に自分の事をし始めて、関与しなくなってきたのです。
加えて、父母共に、イキイキしてきていることを目にします。

そして、しばらくして、その息子さんが、一人でカウンセリングにやってきました。

「どうしてまた、今日は一人で来たの?」と聞くと彼は、こう答えました。
 
「先生、僕はどういう人生歩めばよいのか、不安になりました。今日は、そのことで相談に来たんです」。

この息子さんは、親の関心が向かなくなったことがきっかけで「自分はこのままではまずいのではないか」と、自分自身で思った瞬間に、彼の、彼自身の人生の課題への取り組みが始まりました。

子育てとは子どもがこう思うところまで、待たなければいけないのです。
誰かを無理やり変えることは、できないのです。
子どもに影響を与えるためには、まず、親が変わることです。

要するに…
親が勇気を持って、自分の人生の課題に取り組むこと。
その後ろ姿を見て「あんな風になりたいな」と思い、子どもに伝染して伝わっていくのです。
これは心理学では「モデリング」といいます。

冒頭で…
「過去と他人は変えられない。変えられるのは未来と自分」という言葉を紹介しました。『
しかし、「もし他人を変えられるとしたら?」
それは、【自分が勇気を持って変わる姿を見せることで、他人の心に「私も変わりたい」という想いの種をまく】ことなのかもしれません。

そうすれば、「変えられない」と言われている「他人」は変わります。
「変えられない」と言われている「過去」だって変えられるかもしれません。
もちろん、「過去の事実」は変えることはできません。
でも、「過去の形(受け止め方)」は変えられることができます。

自分を変えられない人が、他人を変えられるはずもありません。
だからこそ、「自らを変える」という気概を強く持つべきですし、誰よりも勇気を持って、今までにない取り組みをする必要がある…そう思うのです。
投稿日:2016-04-12
返信 43
うさぎさん
自らを変える削除
なかなか行動に移せない私の背中を押していただいてありがとうございます。
以前からやりたいことがあり、いつか実行したいと思いながらもそのままになっていることがあります。
子どもが落ち着いた状態ではないからと、自分を甘やかしていました。
私自身がこの先、納得のいく人生を歩めるよう、行動してみようと思います。

息子は一昨日、新年度初登校しました。
新任の担任の先生に自分から朝の挨拶をしたようです。
登校したのはその日だけで、昨日も今日も欠席ですが、まずは一日行けたことにほっとしました。

息子はずっとゲームパットとPCを見ていて、睡眠時間がとても長い相変わらずの生活です。
話し合いもしようとせず、生活改善ができません。
今日予約していたメンタルクリニックは残念ながら行けませんでした。
キャンセルが続いたため、次回の予約はとれませんでした。
すぐに学校の養護の先生とお話ししたところ、スクールカウンセラーに会うように、息子に話して頂けるということでした。
簡単に受け入れるとは思えませんが、ありがたいことです。
頼れるところは頼って助けていただくことで、少しでも良い方向に進めたらうれしいです。

前回はとても落ち込んでいて、限界かと思いましたが、そんなに簡単に限界なんて来ないものですね。

止まない雨はない。
明けない夜もない。
不登校は必ず改善する。

以前ここで教えていただいたことばを最近声に出して言っています。
焦りがなくなり、落ち着きます。

今日もありがとうございました。
投稿日:2016-04-15
返信 44
伊藤幸弘教育研究所さん
うさぎさんへ削除
誰かに頼ることは良いことです。
インディアンの社会では
「ひとりの子どもを育てるのは村がかりの大仕事」という言葉があるそうです。

ひとりの子どもを全員で育んでいこうという意味です。

これは現代の日本も同じです。
特に核家族化が進んでいる昨今、子育てを親だけではなく、地域の大人が関わっていくことだと思います。

学校の先生、スクールカウンセラー、そしてこの掲示板も。
どんどん頼ってくださいね。
投稿日:2016-04-16
返信 45
うさぎさん
相変わらずです削除
GWが終わりましたが息子は今も登校していません。
先月は二日行きましたが全く続きませんでした。
そのうち何もなかったかのように登校するのでは・・・と思っていましたが、最近はすっかり不登校を決めているように見えます。
まもなくの野外活動にも興味があるのかないのか。
スクールカウンセラーが家に来てくれましたが、寝たふりで会いませんでした。
息子にドア越しに話しかけていってくれました。
私は先日カウンセリングを受け、その時に「長期戦になるでしょう」と言われました。
その言葉で、中途半端に期待してもしょうがないと思えるようになりました。

私はここ数年のやりたいことのために、資格を取得しました。
この際気持ちを切り替えて、その資格を生かして進んでみることにしました。
忙しくなる分、余計なことは考えなくなると思うし、書類作成はきっと息子の方が上手で助けてもらえると思います。
毎日、ゲームや動画等ばかりの息子の生活は心配ですが、話し合いができない以上仕方がありません。

先日、ゲームパットを取り上げるしかないのではないかと、主人とまたその話になりました。
私は力ずくで取り上げた後の息子の行動や顔を想像すると、とても耐えられそうもないといいました。
主人は二人で一貫した態度でないと意味がないと言います。
当然です。
でも、今穏やかな息子が暴れたり、別人のようになるのは私には耐えられないと、できないものはできないとはっきり言いました。
間違っているでしょうか。
その代わりに、私が少し外に目を向けてやりたいことをやらせてもらうと伝えました。
主人は今のまま放置することには納得していませんが、私が新しいことを始めるのは私にも息子にも良いのではないかと思ってくれています。

いつもまとまらない文ですみません。
聞いていいただけて落ち着きます。
自分が間違っていないか判断が冷静にできます。

止まない雨はない。
明けない夜もない。

泣けてきます。でも大丈夫!
ありがとうございます。
プラスの気持ちをたくさんたくさん持てますように!
投稿日:2016-05-12
返信 46
伊藤幸弘教育研究所さん
うさぎさんへ削除
確かに両親のベクトルが同じでないと子どもは混乱します。
ゲームに関しては取り上げる方法は最終手段として認識してください。
取り上げた後の子どもの荒れる様子を我々は数多く見てきました。
ゲームを取り上げることは「目的」ではありません。
「目的」はお子さんが規則正しい生活を送り、心から望んで学校に行けるようになることです。
ゲームを取り上げることは「目的」ではなく、「手段」です。
でも、その「手段」を間違うと結果は望まないものとなり、「目的」の達成はできません。

ゲームのルールは作成しましたか。
もしもまだであれば、早急に親子で話し合って決めていきましょう。
その家庭のコミュニケーションも大切なことです。
投稿日:2016-05-12
返信 47
伊藤幸弘教育研究所さん
うさぎさんへ削除
以前お伝えした、「家庭のルール」や「コミュニケーション方法」を参考に実践に移してみてください。
やってみて上手くいかないようでしたらまたこの場で一緒に考えましょう。
投稿日:2016-05-12
返信 48
うさぎさん
野外活動は行きました削除
相変わらず息子は不登校ですが、先月末の二泊三日の野外活動と次の日だけは行きました。
全く学校には行っていないのに、野外活動には行けたことはとても驚きました。
帰ってきた次の日の午後からの登校もでき、部活もやって帰ってきました。
その次の日の部活から、また行かなくなりました。
今までと同じでPCとゲームパットばかりです。
ゲーム時間ルールなどの話し合いは全くできませんが、普通の話は穏やかにできています。

先日、息子が夜中か明け方から入ったお風呂で眠っていて、いくら声を掛けても出てこないことがありました。
そのうち、入浴してから出勤しようと思っていた主人が起きてきて、入りたいから出てほしいと息子に声を掛けました。
少し待っても出てこないため、時間がないからと言って、息子が湯船につかっている浴室に入っていきました。
息子はとても怒った顔ですぐに出てきて、布団に入りました。
浴室に入っていくときに主人が息子に掛けていたことばがあまり優しくなかったので、もっと気を使って怒らせないように、悪いね・・・みたいに言った方がいいのでは、と私は言いましたが、変に気を使いすぎない方がいいのだと、聞き入れてもらえませんでした。
息子も自分の不登校のこと、生活リズムの乱れていること、全く勉強をしていないことなど、良くないと自覚していると思います。
今の状態では、たとえこちらが間違っていないとしても怒らせるようなことはしてはいけないと思っていますが、主人の言うように、気の使い過ぎはよくないのでしょうか。

食べたいというものを買ってきたり、私の眠い時間でもおなかがすいたと言えばうどんを作ったり、希望を聞いてあげているつもりですが、なかなか良い状態に改善されません。
先日の東京の講演会も出かけ、とてもよい勉強になりました。
私が頭でっかちになるばかりで、こどもは変わらないと悲しくなったり、きっと少しずつ変わってきているのだと思いなおしてみたりしています。

また愚痴になってしまいました。
すみません。
でも、聞いていただけるここの存在がとても心強く、ありがたいです。
投稿日:2016-06-13
返信 49
伊藤幸弘教育研究所さん
うさぎさんへ削除
愚痴は大いに結構です。
むしろ、この場ではもっともっと愚痴ってください。
だって、他にはけ口がないのですから。

せめてこの場だけでも・・・。
我々がすべて受け止めます。
投稿日:2016-06-13
返信 50
伊藤幸弘教育研究所さん
うさぎさんへ削除
野外活動、部活・・・出来たことに焦点を当ててそれを褒めて、喜んであげて下さい。

一方で!
出来ていないことは看過せずにお子さんの成長を願って時には叱らないと。

したがって、ご主人の仰る意味はとても理解できます。
ダメなものはダメ!
・・・なのです。

気の遣いすぎはある意味残酷ですよ。
お子さんの成長の機会を奪っているのですから。

お風呂からいつまでたっても出て来なければ心配ですし、あとがつかえていたら声を掛けるのは当然です。

そこで逆ギレして怒る方が間違っています。
間違っていることを「間違っている」と親が言えなくなったらおしまいですよ。
投稿日:2016-06-13
返信 51
うさぎさん
ありがとうございます削除
ご助言ありがとうございます。
息子の入浴時間に関しては、確かに体調に関わることですので、心配しているという意味も込めて注意しなければいけないことだったと思います。
どこまで口出ししないで見守る方がいいのか、迷うことがあります。

今日は期末テストです。
昨日担任の先生から、別室でも受けることができると電話をいただきましたが行きませんでした。
学校からは時々アプローチしていただいて、家では学校のことは話題にしない・・・これでいいのでしょうか。
息子本人からは学校のことは全く口にしません。

今日は全く別のことで教えていただきたいことがあります。
私は月に1回のペースで数人の方々と、未就園児を遊ばせるボランティアをしています。
10組前後の親子が参加してくれます。
先日、紙芝居をやっているときに、1歳半くらいの子が紙芝居を触りに来ました。
紙芝居の前に立つと他の人に見えないからと、お母さんは子どもを下がらせて自分の膝に無理に座らせたのですが、泣いて少しの間抵抗していました。
私が同じ立場でも、そのお母さんと同じことをしていたのではと思います。
このような時、まだ理屈がわからない子どもにどう対応すればいいのでしょう。

わが子の悩みと全く別の話になってしまいました。すみません。
きっと良いアドバイスを頂けるのでは・・・と思いましたので質問させて頂きました。
よろしくお願い致します。
投稿日:2016-06-16
返信 52
伊藤幸弘教育研究所さん
うさぎさんへ削除
>どこまで口出ししないで見守る方がいいのか、迷うことがあります。

入浴に関しては、どうかお気になさらず思ったことを言えばいいのです。
これから更に暑くなります。
衛生面でも、入った方がいいに決まっているのですから。

>学校からは時々アプローチしていただいて、家では学校のことは話題にしない・・・これでいいのでしょうか。

あまり、「これは絶対に言ってはいけない」と思い込み過ぎると親ががんじがらめになってしまいます。
もちろん、追い詰めるように学校のことを言ってはいけませんが、学校って楽しい場所だということは少しずつ伝えていいのです。
そのことでお子さんにプラスのイメージを持たせるのです。
そして、これらは学校と連携して。
先生と親が言っていることが違っては子どもが混乱しますので。
投稿日:2016-06-16
返信 53
伊藤幸弘教育研究所さん
うさぎさんへ削除
紙芝居の件です。

そのお母さんの対応で間違っていないと思います。
少し泣いてしまったとのことですが、周囲の子どもたちのことも考えると致し方ないです。

その上で大事なことは「なぜいけないのか」をしっかりと教えてあげることです。

叱るって難しいです。
以下に参考になる内容をまとめましたので参考にしてください。
投稿日:2016-06-16
返信 54
伊藤幸弘教育研究所さん
うさぎさんへ削除
「怒る」と「叱る」の差

「怒る」と「叱る」の差を明確にしましょう。

■「怒る」とは。
<怒る=相手に自分の感情をぶつける>

相手が自分に悪い影響を与えたり、自分が指示したとおりに動いてくれなかったりした場合に、自分が腹をたてたことを相手にぶつける動作。

【具体例】
「の○太のくせに生意気だ!」byじゃい○ん
「なんで出来ないんだ!」
「さっき教えたでしょう!」

「オレハオコッテンダゾー」ということを相手にわかってほしいとか、うっぷんを晴らしたいとか、相手を困らせたいとか、そんな理由ですること。


■「叱る」とは。
<叱る=相手に成長・改善の気づき・機会を与える>

相手が自分を含めて誰かに悪い影響を与えたり、自分が指示したとおりに動いてくれなかったりした場合に、相手をより良くしようとする注意やアドバイスを、あえて声を荒げたり語気を強めたりして相手に伝える動作

【具体例】
「あのお客様が怒っていたのは何でだと思う?」
「あなたはお客様では無く、従業員なの。楽しむのも大事。でも、楽しませることがもっと大事な立場よ。」
「それをふまえて、今、自分がしたことは従業員として、どうかな?」

相手を正しい方向へ導くために何が良くないのかを「気付かせる」ことです


そして、もうひとつ大事なこと、それは「誰が」ということです。
結局、相手に成長・改善の気づきの機会を与えようとして、うまく「叱った」としても、人は尊敬しない人から何を言われても聴く耳を持ちません。
逆に、尊敬している相手であれば、多少きつく怒られても、言うことを聞きます。

「怒る」と「叱る」の差を理解しつつ、まずは相手に尊敬されるための行為が求められます。
投稿日:2016-06-16
返信 55
伊藤幸弘教育研究所さん
うさぎさんへ削除
自信の芽を摘まない「叱り方4ヵ条」


●「叱り方 その1」〜「人格」を否定せず「行動」を注意する!
例えば…友だちに意地悪をしたとき。
×→「友だちに意地悪をするなんて悪い子ね!」
○→「友だちに意地悪をすることは悪いことよ。」

「叱るときは行動を叱る」が大原則です。
悪いのは「したこと」であって「それをした子」ではありません。
人格を否定するようなことはしないことが大切です。
それを意識していないと…「悪い子だね!」「○○くんは乱暴だね!」などとうっかり言ってしまいがちです。
大人が人格を否定されたら傷つくように子どもも傷つきます。
更に子どもは「自分は悪い子なんだ」と劣等感を持ち「自分は悪い子だから自分のことが嫌いだ」と自信を失い自己肯定感が育たなくなります。

●「叱り方 その2」〜「永久言語」ではなく「一時言語」を使う!
例えば…食事中に集中せずごはんをこぼしたとき。
×→「いつも、いつもごはんをこぼして!ちゃんと見て食べなさい!」
○→「(うっかり)こぼしちゃったのね。ちゃんと見て食べようね。」

「いつも」「必ず」「絶対」「みんな」などの言葉を「永久言語」と言います。
「たまたま」「珍しく」「時々」「うっかり」などの言葉を「一時言語」といいます。

叱るときに永久言語を多用していると子どもの心理としては、「自分はいつもできない」「自分はみんなより劣っている」と思い込んでしまいます。
でも本当は「いつもできない」ではなく「まだできない」が正しいのです。
また「みんなはできるのに」ではなく「できる子もいる」程度でしょう。
叱るときは…「(うっかり)そういうことをしちゃったんだね」、「(たまに)こういうことをしちゃうことがあるね」…という一時言語を使うように心掛けましょう。

●「叱り方 その3」〜「感情的」に怒らず「冷静」に諭す!
例えば…テーブルに落書きをしたとき。
×→「どうしてそんなことするの!もういい加減にしてよ!」
○→「テーブルは描いちゃいけないところなんだよ。次は紙に描こうね」

感情的なってしまうと「叱る」ではなく「怒る」になりがちです。
怒りがエスカレートしそうなときは、「子どもから離れて落ち着いてから叱る」を心掛けてみましょう。
親が怒ってばかりいると子どもは、怒ることで他人を制御しようとする子になる可能性があります。
また勢い余って「もうそんな悪い子はうちの子じゃありません!」などは絶対にタブーです。
特に幼児期の言語理解力では「例えの表現」だとは分からずにそのままの意味として捉えてしまう可能性が高いからです。
「そんなことするとお友だちに嫌われるよ」などと脅すような言葉も、その意味を素直に吸収して萎縮してしまう可能性もあります。
萎縮して周囲の顔色ばかりうかがうようになってしまっては自信も芽生えません。

●「叱り方 その4」〜「命令」は「提案」に言い換える!
例えば…出かける前におもちゃを片付けないとき。
×→「もう出かけるわよ!さっさと準備しなさい!」
○→「そろそろ出かけたいから準備しようか」

いつも命令口調で子どもを強制的に従わせていると、子どもは指示されないと動けない、いわゆる「指示待ちの子」になってしまいます。
あるいは親を真似て他人に高圧的な言葉を使うようになってしまいます。
子どもにさせたいときは出来るだけ提案型で伝える習慣を心掛けましょう。
または…「○○がいい?それとも××がいい?」と選択肢を与えることも効果的です。
「自分で決めた」と感じさせる経験を積ませるのも指示待ちの子にしないための方法なのです。
投稿日:2016-06-16
返信 56
伊藤幸弘教育研究所さん
うさぎさんへ削除
「叱り方」があれば「褒め方」もありますよね。
それは以下をご参考に。
投稿日:2016-06-16
返信 57
伊藤幸弘教育研究所さん
うさぎさんへ削除
自信の芽を伸ばす「ほめ方4ヵ条」
自信を持つことは「自分を信頼する」=「自分を好きになる」こと。
心理学では…「自分を愛する以上に他人は愛せない」といいます。
自分を愛することが出来れば他人も愛することが出来きます。
他人を愛せればまた他人から愛をもらえてそんな自分を愛することが出来るのです。
愛情のプラスのスパイラルはそこから始まります。

自信を持てない子はどうなるか?
自信を持てないとちょっと嫌なことがあると挫けてしまい挫折感を様々な形で表現するようになります。
例えば…いじめっ子には「自信がなく自分のことが嫌い」という心理的共通点があります。
また、不登校や引きこもり、非行、暴力などは、自信が持てない子が追い詰められて発するSOSのサインとも言われています。

子どもは幼児期なると何かを作って「出来たぁ!」と見せに来たり、何かをするときに「見ててねぇ〜!」と言って来たりすることが増えます。
これは子どもが憧れの存在である親に対して、「近づきたい」「認めて欲しい」と思うようになった証拠と言われています。

自信を育むためには「認める」ことが重要になってくるのです。
子どもがやってみせたことは例え上手に出来なくても「頑張ったね」と認めてあげることが大切。
この「認める」という行為は幼児期の子どもに対してだけではなく、これからの子育てにもずっと必要なことです。
大人だって認められたら嬉しいのですから、子どもが親から認められたらその嬉しさは相当なものでしょう。

保育園や幼稚園、また学校に入ると「他の子の方がよくできる」と思う場面が多々あります。
でも他人との比較(=横軸)で見るのではなく、本人の過去、現在、未来との比較(=縦軸)で見てあげることが必要です。
優れている点しか認められずに育つ子は真の自信を持てません。「ほめて育てるは」は時に逆効果の場合もあります。

要するに、その子の存在自体を認めてあげることをしないと、存在への安心が極端に欠けている子ども…つまり「自分は存在価値のない人間だ」という子どもになってしまうのです。
ほめられることで自分の存在価値を理由づける子どもは、ほめられている間は良いのですが、ほめられなくなると存在価値を失ってしまいます。だからほめられることだけに全精力を注ぐのです。そのために自己主張したり反抗したりすることが出来なくなるのです。これが、いわゆる「過剰適応」の状態です。

その結果、手の掛からない聞き分けの良い「良い子」になります。
一見、結構なことじゃないかと思いがちですが、これは良い子は良い子でも、大人にとっては「都合が良い子」だけです。
大切なのは「認める」こと。
自信は「認める」ことで生まれ「体験」を通して強くなるのです。

情報だけの学びはもろいものです。
例えば…昆虫を図鑑で見て知識だけを蓄えても、知識を忘れてしまえば同時に自信も失ってしまいます。
一方、昆虫を実際に野原で観察したり触ったりする「体験」は、強く知識として記憶されて忘れない「財産」となります。
…と同時に「生き物を扱う」という「知恵」にもなり身につくはず。
情報だけの学びよりも体験の学びが自信を強くするのです。

前置きがだいぶ長くなってしまいました。そろそろ本題に入ります。
※例として幼児期の子どもに対する内容も含まれていますが、現在のお子さんに照らし合わせて、今後の子育ての参考にしてください。

子どもの自信の芽を伸ばす「ほめ方4ヵ条」

●「ほめ方 その1」〜「結果」ではなく「頑張り」を認める!
例えば…嫌いなにんじんを少しだけ食べたとき。
×→「にんじんを残しちゃったね。次は全部食べようね」
○→「昨日よりにんじんがちょっと食べられるようになったね。がんばったね」

がんばれる子どもに育てるには結果ではなく「がんばった過程」を認めてあげる必要があります。
結果ばかりほめられた子どもは結果主義になりがちです。
結果主義は挫折を招きやすいのです。
将来、努力したのに勉強の成績が落ちたときに、「もう自分はダメな人間だ」と思ったり、「どうせいい学校には入れないのだから努力してもムダ」と努力そのものを否定したりするようになる可能性もあります。子どもには「どんなときでもがんばっていれば親は見守って応援してくれる」…と言う気持ちを持たせることが必要なのです。

●「ほめ方 その2」〜「人格」よりも「行動」をほめる!
例えば…お友だちにおもちゃを貸してあげられたとき。
×→「貸してあげられてエライね。いい子だね」
○→「ちゃんと貸してあげられたね。いいことをしたね」

厳密に言えば人格と行動は切り離せないものです。
でも親は行動に注目してほめることが大切なのです。
行動をほめられると、「いいことをすると気持ちがいいな。もっといいことがしたいな」…と考えるようになります。
一方、いつも「いい子ね」などと言われていると、何かを決定するときに自発的な気持ちではなく、親からいい評価を得られるかどうかが選択の基準になってしまいます。
また過剰に人格をほめると万能感を持った子どもになってしまいます。

●「ほめ方 その3」〜「ほかの子」と比較せず「その子自身」を認める!
例えば…公園の鉄棒にぶらさがって遊べたとき。
×→「○○ちゃんは出来ないのに、あなたは上手に出来たね」
○→「この前は出来なかったのに、今日は上手に出来たね」

叱るときはほかの子と比較しないように出来ている親も、ほめるときはほかの子と比べてつい「みんなよりも上手にできたね」と言ってしまいがちです。
でもほめるときもほかの子と比べずにわが子の成長を認めてあげることが大切です。
「昨日よりも早くできたね」「前はひとりでは出来なかったけど今日はひとりでできたね」などと比較対象は過去のわが子に対してすることが原則です。
そうすることで将来、他人との競争で勝ち負けを判断するのではなく、「自分がどれだけがんばっているか」で自己評価が出来る子になれるのです。
特に兄弟姉妹と比較した言葉は結果的に両者を傷つけることにも繋がるので注意が必要です。

●「ほめ方 その4」〜「エライ」ではなく「役立った」と伝える!
例えば…食事の準備で食器運びを手伝ったとき。
×→「お手伝いできてえらいね」
○→「お手伝いしてくれてありがとう。ママ助かったわ」

お手伝いをほめるときは…「○○ちゃん、良く出来たね」などと主語が「こども=YOU」になっているケースが多いです。
この主語を「親=I」に変えて「ママ助かったよ」と言ってみると良いでしょう。
これは「Iメッセージ」といいます。
子どもは「親の役に立った」と思うこと自信に繋がり、「もっと役に立ちたい」という気持ちが芽生えます。
このことが将来、社会貢献を意識する土壌となるのです。
「親の役に立ったら親が喜んでくれた。自分も嬉しい」…と言う体験は「人にお役に立つ喜び」を知る原点にもなり、いずれ「誰かの役に立ちたい」と思う気持ちに変化して集団生活の中でも生かされるはずです。
投稿日:2016-06-16
返信 58
うさぎさん
とてもよくわかりました削除
叱り方と褒め方のわかりやすいお話を伺うことができて、やはり質問して良かったです。
今までにも聞いたことがきっとありますが、時間が経つと忘れてしまいます。
時々、ここに戻って見返すようにしようと思います。
幼児だけでなく、中学生にも高校生にも大人に対してでも、この叱り方褒め方を心にとめて接したいと思います。

昨日、私がこれから必要な書類を息子が作成してくれました。
私が書類作成はあまり得意ではないことと、丁度息子にできることがあったことからお願いしてみました。
少し面倒だったようですが、多少の文句と4000円貰うから、と言いながら完成させました。
本当に助かった、ありがとう、やっぱり頼んでよかった、等お礼をいいましたが、仕事に対するお金も渡してみようかと思います。
お手伝いしたら・・・とか、お金をあげたことがないので。
どう思われますか。

学校のことは家で一切話題にしないということではないのですが、必要なこと以外はあまり言わないようにしている程度です。
がんじがらめになって、私が苦しんでいるようなことにはなっていませんので大丈夫です。
ご心配頂いてありがとうございます。

先日の野外活動での苦労話で、息子からは聞いていない話を女の子のお母さんから聞くことができました。
息子に「そんなことがあったんだね」と話しかけてみましたら、その時のことを話してくれました。
やはり、野外活動は楽しく行ってこられたのだろうと思います。
少しずつ、プラスの経験と気持ちが増やしていけたらいいと焦らず、接していきたいと思います。

今日もありがとうございました。

投稿日:2016-06-17
返信 59
伊藤幸弘教育研究所さん
うさぎさんへ削除
お手伝いをしてくれたらお小遣い・・・というのはある程度なら構いません。
それが過ぎると「お金をもらわなければお手伝いをしない」になり兼ねません。

中学生相応の「お駄賃」程度に留めた方が良いと思います。
投稿日:2016-06-17
返信 60
伊藤幸弘教育研究所さん
うさぎさんへ削除
「プラスの経験」はとても大事です。
それは「プラス思考」に繋がります。
「プラス思考」に関しては以下にまとめてみました。
参考にしてください。
投稿日:2016-06-17
返信 61
伊藤幸弘教育研究所さん
うさぎさんへ削除
「プラス思考」6つの方法

プラス思考になれないマイナス思考気味の人は現代人に増えています。
学校、職場などでまったく同じ環境なのに楽しいと思ってワクワク生きている人と、めんどくさいダルいと生きている人がいるわけです。
また、同じものをもらっても喜ぶ人と、足りないとわめく人がいたりします。
人生には辛いことも嬉しいこともある程度平等に起きているのに、マイナス思考はマイナスのことだけに焦点を当ててしまいいつまでも引きづります。

そして良いコトが起きても足りないと不満を言ったりしてしまうことも。
逆にプラス思考ならマイナスもプラスに変えてしまう力があり本当に毎日人生楽しそうな人ってよくみます。
結果マイナス思考は損ですよね。
一刻も早く治したい思考です。

多くの自称プラス思考は実はプラス思考ではなくただ自分に言い聞かせている人も多くいます。
本当の意味でプラス思考に、穏やかに明るく夢を持っていきるための6つの方法をまとめました。
トレーニングも兼ねてポジティブになれるツボとコツを抑えて、前向きに生きることが出来たら人生はどう変わりますか?
ぜひ参考にしてみてください!

1、マイナスを見ないコトがプラス思考ではない
嫌なことは早く忘れて良いことだけを見な!そんな言葉で慰めたりすることはあるけど決してそれがプラス思考という意味ではありません。
なぜならそれは重大な問題に目を逸らしているだけで根本的な解決にはなっていませんし、悪いことを受け止めることが出来ないままでいるからです。
恋愛に関してもそうです。
辛い過去や失敗があってもそれを忘れようとするだけで根本的な解決がないのでまた次に進んでも同じ過ちを繰り返しがちです。

真のプラス思考とはマイナスをプラスに変える力です。
失敗は全て過去のこと。
それをいつまでも考えて気に病んだり忘れることではなくどうすれば良かったのか、次からはどうするのかを冷静に分析し行動に移すことが出来ることが真のプラス思考と言えるでしょう。

2、無理やり思い込むのではなく「〜かもしれない」と仮説をたてる
良い方に思おうとしても口に出しても心の中のもう一人の自分が「どうせ無理だよ」という言葉を囁いてきませんか?
無理やりプラス思考になろうとする人ほど挫折するのも早いしやっぱり駄目だった時のダメージも大きくなりますね。
そんな時は「自分には出来ない、ムリだ、でももしかしたら出来るかもしれない 」と自分の心の中で仮説をたてましょう。
人は仮説に対しては無抵抗です。

なぜなら仮に、もしかしての話だから。仮説に対して「そんなことあるわけないだろ」は通じませんよね…仮説なのですから。
その仮説をマイナス思考の人は「ムリかもしれない、出来ないかもしれない」とマイナスで仮説を立ててしまいます。
しかしどうせ仮の話、想像の話なら「駄目かもしれないけど、もしかしたら出来るかもしれない」とプラスで立てた方が得です。
絶対出来ると意気込む必要はありません。
ただ自由な想像の話の中では「もしかしたら出来るかもしれない」とプラスの仮説を立てましょう。
そんなことしても意味はないと思うかもしれません。
でも、もしかしたら人生が大きく変わるかもしれないのです。

3、やる時はやる!やらない時はやらない!メリハリを付けて決め込むこと
プラス思考になれない人は人生をナアナアに過ごしてしまいます。

・仕事をしながら休みのことを考えている
・せっかくの休みなのに明日のことを考えてしまう
・やると決めても他の用事が出来たら脱線してしまう
・やらないと思っていもついやってしまう

これでは常に20%ほどの力しか使わないので人生に力が湧きません。
プラスもマイナスもない曖昧な人生で潜在意識が発揮できることなんてありません。
遊ぶこともサボることも休むことも時には必要です。
しかし全てやるのか、やらないのかを決めることが大事なのです。

何時から何時までは仕事をすると決める。
何時から何時までは誰になんと言われようと全力で休む。
遊びは週に1回と決めたらその時は全力で遊ぶ。
誘いがあろうと何があろうと休む時は休み働く時は働くこと。

こうしてメリハリをつけることで潜在意識が活性化し、ダラダラとマイナス思考に陥ることもなくなり人生に活力がうまれます。
さぁこれからどうしますか?
遊ぶなら遊ぶ、休むなら休むと決めましょう。
そしていつまで休むのか、次に何をするのかを決めましょう。

4、捉え方は自分次第?!全てのことに興味を持とう
有名なセールスの話があります。
アフリカに2人のセールスマンが靴を売りに行きました。
アフリカに着いて2人は驚きました。
なんとアフリカでは誰も靴を履いていなかったのです。
それを見て2人のセールスマンはこう言いました。

A「これは絶対に売れない。だって誰も靴を履いていない!」
B「これは絶対に売れまくる。だって誰も靴を履いていない!」

2人に起きた状況は一緒です。ですが捉え方次第でプラスにもマイナスにも捉えることが出来るということですね。

自分に起きた状況は皮肉ろうが落ち込もうが泣こうが喚こうがどうしても変えることの出来ない事実です。
起きてしまったことは変わらないのにそれをいつまでも文句を言っていても仕方がないですね。
起きた状況は変わりません。
そしてそれをどう捉えるかはあなたの自由です。

振られた時にただ落ち込むのか、大事なものだったと気付けるキッカケになったと次からの糧にするのか。
外国人とのコミュニケーションに会話が出来ないからどうしようと嘆くのか、英語を覚えるいいチャンスだと勉強するのか。
ここで覚えておきたいのはどちらを選んでも状況は同じというコト。
そして捉え方次第では先の未来はまったく別のものになるということです。

辛い状況に陥った時には当たり前のようにネガティブな気持ちになるでしょう。
しかしそれと同時に他の捉え方がないか、この状況をプラスに変えるにはどうしたらいいかを立ち止まって一度考えてみましょう。

5、 信じるな!疑わうな!自分の目で確かめろ!
マイナス思考の人は物事を信じてしまいます。
信じることは良いコトですが、この場合は「自分の都合の良いように捉えて信じている」ということがほとんどで、それが叶わないとすぐに卑屈になります。
逆になんでも疑う人はなんか嫌ですね。
いちいち疑ってかかるような人には友達も出来ませんし何も出来ません。
物事の表面だけを見て本質を確かめようと思う人なんてなかなかいませんよね。

しかしプラス思考は物事の本質を自分で確かめて判断するのでちょっとの変化で喜んだり落ち込んだりしません。
言葉や行動の意味だけにとらわれずに、なぜその人はそう言ったのか、なぜこんなことをしたのかと本質を確かめましょう。
信じた、裏切られたで図っても現状は変わりませんし次にも進めません。

6、想像の中のことしか起きない!可能性は自分が決める?!
人生はあなたが想像した範囲の中のことしか起きません。
月20万円収入が欲しいと思っている人が年収億を超えることはありません。
沖縄旅行行きたいと思っている人は沖縄には行っても世界一周の旅に出ることはないでしょう。
億を超える大企業を作り上げた人は億を超える大企業を作ろうと思った人であり、豪邸に住んでいる人は豪邸にいつか住むと想像していた人たちです。

他にもスポーツ界で有名なイチローや本田圭佑は小学校の頃からプロになることを想像し、年収や入団するチームまで具体的に想像していました。
想像の全てが手に入るかどうかはわかりません。叶わないことの方が多いでしょう。

しかし想像していないものは高確率で手に入りません。
なぜならそのチャンスが目の前に仮に現れたとしても想像外のことなので受け入れる準備がなく、自分には関係のないものだとチャンスをみすみす見逃してしまうからです。

そして行動すら移さないのでもう出来る、出来ないの話にもなりません。宝くじは買わなきゃ当たりませんよね。
どうせ無理だろうと想像の中のことでさえも現実的に謙虚に考えている人は数々の可能性を0にしています。
自ら可能性を閉ざし夢を持たずに生きているのです。

それが悪いわけじゃないですけど多くの人はそれなのに不満を持ち挙句には他の人の夢や成功を否定してしまいます。
想像することは自由です。
ルールも制限もなにもありません。

そして想像内のものしか手に入らないのなら想像しない手はありません。
自分は、本当は何が欲しいのか、どうなりたいのか、ムリでも手に入る可能性があるなら好きなだけ欲しいと思い込みましょう。
宝くじより確率が高くて、宝くじと違ってお金もかかりませんから!
投稿日:2016-06-17
返信 62
うさぎさん
共感してほしい削除
プラス思考で生きていけたらと、この先の自分を想像すると楽しくなります。
子どもの頃から無意識のうちにマイナス思考になっていましたから、きっと理想の自分に近付くことができるのではないかと思います。

子どもに問題行動が出るのは、ほとんどの場合親が問題を抱えているのでは、と最近思っています。
わが子も三人とも何らかの問題があり、今も継続中です。
DVD、講演会、メール、本、いろいろと勉強していくうちに私も主人も過干渉、放任、愛情不足の育ち方をしているとわかりました。
まずはここから修正していかないと、親の心が広くて安定していないと子どもを受け止めたり受け入れることができない。
私が現代の子どもだったら、きっと不登校になっていたと思うほどです。
これに気が付いてから(それまでは私は普通なのになぜ子どもはこうなのか?と思っていました)アダルトチルドレンと思われる自分の為にカウンセリングを受けたり、自分の心の安定に役立つかもしれないと思い、カウンセラーの資格を取ったりしています。
東京の講演会も自分に自信を持つために行きました。一人で東京に行けてすごい!と自画自賛です・・・
このようなことも主人が認めてくれるからこそできると感謝しています。
私も少しは成長しているといいのですが・・・

生活を正す意味で片付けが最近の私の課題ですが、苦手でなかなか手を付けられずにいます。
苦手なのよね・・・と主人に言ったら、苦手と初めから思っているから良くないんだ、と言われました。
その通りだと思います。
でも、違う言い方をしてほしかった。
まずは共感してほしいのです。
苦手なんだね、休みの日に手伝うからそれまでがんばってて、とか、手伝えないけどできるだけでもいいから頑張って、とか。
子どもに共感するのは、大人にも同じではないですか。わがままですか。
私はこれが、共感がずっとずっとほしかったのだと、やっと最近わかりました。
子どもの頃から、結婚してからもずっと。

私が安定しながら子どもの問題も解決していくには、やはり時間がかかるのでしょうね。
長男が自立して、次男は学校に行けて、娘も元気になって、私はそんな子どもたちのサポートをしつつ、自分の楽しみの時間もしっかり持っている、もちろん主人とも仲良く・・・
仮説をたてて明るく過ごしたいと思います。

今日は精神が大人になり切れていない私の話を聞いていただきました。
子どもの相談ではなくてすみません。
だんだん図々しくなっていきますね。
すみません。
聞いていただけてうれしいです。

今日はこれから、ビリギャルのお母さん、ああちゃんの講演会に行きます。
どんなお話が聞けるのかとても楽しみです。
投稿日:2016-06-20
返信 63
伊藤幸弘教育研究所さん
うさぎさんへ削除
図々しいなんて思わないですよ。
どうぞ、ここでは想いを吐き出してください。
投稿日:2016-06-20
返信 64
伊藤幸弘教育研究所さん
うさぎさんへ削除
人には「承認欲求」というものがあります。
誰かに認められたい、共感して欲しい。
それは人として当たり前の感情なのですよ。
だからご自身を責めずに、また「精神的に大人になりきれていない」とおっしゃらずに…。

片づけってちょっと気が重いですよね。
ちょっと放っておくとどんどん増えていく。
例えば洗い物など。

そんなときにご主人に、手伝うよとひとこと言ってもらえるととても嬉しいですよね。
それ…言っていいのですよ。

「手伝うよ」って言ってくれるとすごくうれしいんだけどって。

万が一、手伝ってくれなくても「大変だね」「ありがとね」って言って欲しいですよね。
それも伝えていいのです。

自分が求めている欲求は口に出して言うといいですよ。
投稿日:2016-06-20
返信 65
うさぎさん
ストレートに削除
それ…言っていいのですよ。

この一言を頂けたのが嬉しいです。
OKも共感も自己肯定感が高まりますね。
今の状況からすると、私の息子への働きかけはまだまだ、ということだと思いますが、諦めずに日々過ごしていきたいと思います。

先日のああちゃんのお話は、今までいろいろと勉強してきた子育てに関することの確認のような内容でしたが、繰り返すことで忘れていたことも思い出したりできました。
ご主人と仲良くなったことで子どもたちも大きく変わったというのはとてもシックリくるお話でした。
お話の中で聞けて一番良かったことは、怒りは二次的感情で、その前に悲しみがある、だから伝える時は怒りではなく、悲しみで伝えれば怒ることはなくなる、というお話でした。

PCばかり見ている息子になんて言えば、今の状況を心配しているとわかってもらえるのか、ずっとわかりませんでした。
過保護に…望むことはしてあげる、とはいっても今の状態でただ見守っていてはいけないとわかっていましたが、どう言えばいいのかはわからなかったのです。

今の昼夜逆転の生活、ほぼ一日中PCを見ている生活を心配しているよ。
体のことも心配しているよ。
こんな風に自然に伝えればいいのでしょうか。
反応が少なく、どちらかというとぼそぼそ話す息子にこちらの気持ちが伝わるかどうか。

私も突っ張った気持ちやプライドを捨てて、思いをストレートに伝えることができるようになりたいと思います。
投稿日:2016-06-23
返信 66
伊藤幸弘教育研究所さん
うさぎさんへ削除
伝えるときは「Iメッセージ」を意識してください。
これは以前にお伝えしましたね。
「Re.5」をご参照の上、思い出して頂けると嬉しいです。

また、それと加えてなによりも親であるうさぎさんご自身がプラス思考になることです。
プラス思考の人は発する言葉・表現がプラスになります。

そんな人に人は集まり、プラス思考の人の言うことを聞くようになるのです。
投稿日:2016-06-24
返信 67
伊藤幸弘教育研究所さん
うさぎさんへ削除
「プラス思考」6つの方法

プラス思考になれないマイナス思考気味の人は現代人に増えています。
学校、職場などでまったく同じ環境なのに楽しいと思ってワクワク生きている人と、めんどくさいダルいと生きている人がいるわけです。
また、同じものをもらっても喜ぶ人と、足りないとわめく人がいたりします。
人生には辛いことも嬉しいこともある程度平等に起きているのに、マイナス思考はマイナスのことだけに焦点を当ててしまいいつまでも引きづります。

そして良いコトが起きても足りないと不満を言ったりしてしまうことも。
逆にプラス思考ならマイナスもプラスに変えてしまう力があり本当に毎日人生楽しそうな人ってよくみます。
結果マイナス思考は損ですよね。
一刻も早く治したい思考です。

多くの自称プラス思考は実はプラス思考ではなくただ自分に言い聞かせている人も多くいます。
本当の意味でプラス思考に、穏やかに明るく夢を持っていきるための6つの方法をまとめました。
トレーニングも兼ねてポジティブになれるツボとコツを抑えて、前向きに生きることが出来たら人生はどう変わりますか?
ぜひ参考にしてみてください!

1、マイナスを見ないコトがプラス思考ではない
嫌なことは早く忘れて良いことだけを見な!そんな言葉で慰めたりすることはあるけど決してそれがプラス思考という意味ではありません。
なぜならそれは重大な問題に目を逸らしているだけで根本的な解決にはなっていませんし、悪いことを受け止めることが出来ないままでいるからです。
恋愛に関してもそうです。
辛い過去や失敗があってもそれを忘れようとするだけで根本的な解決がないのでまた次に進んでも同じ過ちを繰り返しがちです。

真のプラス思考とはマイナスをプラスに変える力です。
失敗は全て過去のこと。
それをいつまでも考えて気に病んだり忘れることではなくどうすれば良かったのか、次からはどうするのかを冷静に分析し行動に移すことが出来ることが真のプラス思考と言えるでしょう。

2、無理やり思い込むのではなく「〜かもしれない」と仮説をたてる
良い方に思おうとしても口に出しても心の中のもう一人の自分が「どうせ無理だよ」という言葉を囁いてきませんか?
無理やりプラス思考になろうとする人ほど挫折するのも早いしやっぱり駄目だった時のダメージも大きくなりますね。
そんな時は「自分には出来ない、ムリだ、でももしかしたら出来るかもしれない 」と自分の心の中で仮説をたてましょう。
人は仮説に対しては無抵抗です。

なぜなら仮に、もしかしての話だから。仮説に対して「そんなことあるわけないだろ」は通じませんよね…仮説なのですから。
その仮説をマイナス思考の人は「ムリかもしれない、出来ないかもしれない」とマイナスで仮説を立ててしまいます。
しかしどうせ仮の話、想像の話なら「駄目かもしれないけど、もしかしたら出来るかもしれない」とプラスで立てた方が得です。
絶対出来ると意気込む必要はありません。
ただ自由な想像の話の中では「もしかしたら出来るかもしれない」とプラスの仮説を立てましょう。
そんなことしても意味はないと思うかもしれません。
でも、もしかしたら人生が大きく変わるかもしれないのです。

3、やる時はやる!やらない時はやらない!メリハリを付けて決め込むこと
プラス思考になれない人は人生をナアナアに過ごしてしまいます。

・仕事をしながら休みのことを考えている
・せっかくの休みなのに明日のことを考えてしまう
・やると決めても他の用事が出来たら脱線してしまう
・やらないと思っていもついやってしまう

これでは常に20%ほどの力しか使わないので人生に力が湧きません。
プラスもマイナスもない曖昧な人生で潜在意識が発揮できることなんてありません。
遊ぶこともサボることも休むことも時には必要です。
しかし全てやるのか、やらないのかを決めることが大事なのです。

何時から何時までは仕事をすると決める。
何時から何時までは誰になんと言われようと全力で休む。
遊びは週に1回と決めたらその時は全力で遊ぶ。
誘いがあろうと何があろうと休む時は休み働く時は働くこと。

こうしてメリハリをつけることで潜在意識が活性化し、ダラダラとマイナス思考に陥ることもなくなり人生に活力がうまれます。
さぁこれからどうしますか?
遊ぶなら遊ぶ、休むなら休むと決めましょう。
そしていつまで休むのか、次に何をするのかを決めましょう。

4、捉え方は自分次第?!全てのことに興味を持とう
有名なセールスの話があります。
アフリカに2人のセールスマンが靴を売りに行きました。
アフリカに着いて2人は驚きました。
なんとアフリカでは誰も靴を履いていなかったのです。
それを見て2人のセールスマンはこう言いました。

A「これは絶対に売れない。だって誰も靴を履いていない!」
B「これは絶対に売れまくる。だって誰も靴を履いていない!」

2人に起きた状況は一緒です。ですが捉え方次第でプラスにもマイナスにも捉えることが出来るということですね。

自分に起きた状況は皮肉ろうが落ち込もうが泣こうが喚こうがどうしても変えることの出来ない事実です。
起きてしまったことは変わらないのにそれをいつまでも文句を言っていても仕方がないですね。
起きた状況は変わりません。
そしてそれをどう捉えるかはあなたの自由です。

振られた時にただ落ち込むのか、大事なものだったと気付けるキッカケになったと次からの糧にするのか。
外国人とのコミュニケーションに会話が出来ないからどうしようと嘆くのか、英語を覚えるいいチャンスだと勉強するのか。
ここで覚えておきたいのはどちらを選んでも状況は同じというコト。
そして捉え方次第では先の未来はまったく別のものになるということです。

辛い状況に陥った時には当たり前のようにネガティブな気持ちになるでしょう。
しかしそれと同時に他の捉え方がないか、この状況をプラスに変えるにはどうしたらいいかを立ち止まって一度考えてみましょう。

5、 信じるな!疑わうな!自分の目で確かめろ!
マイナス思考の人は物事を信じてしまいます。
信じることは良いコトですが、この場合は「自分の都合の良いように捉えて信じている」ということがほとんどで、それが叶わないとすぐに卑屈になります。
逆になんでも疑う人はなんか嫌ですね。
いちいち疑ってかかるような人には友達も出来ませんし何も出来ません。
物事の表面だけを見て本質を確かめようと思う人なんてなかなかいませんよね。

しかしプラス思考は物事の本質を自分で確かめて判断するのでちょっとの変化で喜んだり落ち込んだりしません。
言葉や行動の意味だけにとらわれずに、なぜその人はそう言ったのか、なぜこんなことをしたのかと本質を確かめましょう。
信じた、裏切られたで図っても現状は変わりませんし次にも進めません。

6、想像の中のことしか起きない!可能性は自分が決める?!
人生はあなたが想像した範囲の中のことしか起きません。
月20万円収入が欲しいと思っている人が年収億を超えることはありません。
沖縄旅行行きたいと思っている人は沖縄には行っても世界一周の旅に出ることはないでしょう。
億を超える大企業を作り上げた人は億を超える大企業を作ろうと思った人であり、豪邸に住んでいる人は豪邸にいつか住むと想像していた人たちです。

他にもスポーツ界で有名なイチローや本田圭佑は小学校の頃からプロになることを想像し、年収や入団するチームまで具体的に想像していました。
想像の全てが手に入るかどうかはわかりません。叶わないことの方が多いでしょう。

しかし想像していないものは高確率で手に入りません。
なぜならそのチャンスが目の前に仮に現れたとしても想像外のことなので受け入れる準備がなく、自分には関係のないものだとチャンスをみすみす見逃してしまうからです。

そして行動すら移さないのでもう出来る、出来ないの話にもなりません。宝くじは買わなきゃ当たりませんよね。
どうせ無理だろうと想像の中のことでさえも現実的に謙虚に考えている人は数々の可能性を0にしています。
自ら可能性を閉ざし夢を持たずに生きているのです。

それが悪いわけじゃないですけど多くの人はそれなのに不満を持ち挙句には他の人の夢や成功を否定してしまいます。
想像することは自由です。
ルールも制限もなにもありません。

そして想像内のものしか手に入らないのなら想像しない手はありません。
自分は、本当は何が欲しいのか、どうなりたいのか、ムリでも手に入る可能性があるなら好きなだけ欲しいと思い込みましょう。
宝くじより確率が高くて、宝くじと違ってお金もかかりませんから!
投稿日:2016-06-24
返信 68
うさぎさん
プラス思考削除
ついつい自分のことを理解してもらおうと思い、それが叶わず悲しくなることがあります。
相手のことを理解しようと思わない人は、思考を変えなければ理解しない(できない)のでしょうか。
だとすると、こちらがどんなにわかってほしいと思って話しても、相手がわかってあげよう、わかってあげたいと思わない限り、こちらの思いは届かないということになりますね。

自分を受け入れてもらうことより、相手のことを受け入れるよう、これから心がけていきたいと思います。
子どものことも、夫のことも、知り合い友達も。
そうすれば、わかってもらえないと悲しむことはなくなるはずですよね。

なかなか私が成長できなくて情けないです。
自律したい・・・自分を律することができるようになりたいです。

相変わらず、息子は学校に行きませんが、少しずつ表情が明るくなっているように思います。
来月には家族旅行に行きます。
車で少し遠いところまで、初めての地へ行くことで何かを感じてくれたらうれしいです。

ネットから得た情報やゲームのこと、興味のある音楽の話を普通にしています。
ピアノのレッスンにも行きますが、先生には学校に行っていることになっています。
子どもが不登校のことは言わないので、私も話を合わせています。

ゆっくり好転していくことを信じます。
文字にすることで心が落ち着きます。
いつもありがとうございます。
投稿日:2016-07-20
返信 69
伊藤幸弘教育研究所さん
うさぎさんへ削除
ゆっくりで結構です。
3歩進んで2歩下がる…でいいのです。

成長できないと嘆く必要もありません。
この場でこうして書き込みをしてご自身を俯瞰し、見つめ直すことが自己成長の第一歩ですよ。

そのお手伝いを全力でします。
決してお一人ではありません。

一緒に成長しましょう。
投稿日:2016-07-20
返信 70
うさぎさん
「許す」こと削除
皆さんの書き込み、それに対するお返事がとても勉強になります。
このオープンな掲示板はとてもありがたい存在です。

息子は相変わらずPC、ゲームばかりですが、家族旅行では私たちと共に行動し、親戚の人たちとも嫌々ながらも一緒に食事をしました。
先月末のピアノ教室の内々のコンサートでは、練習不足で上手ではない言い訳として、夏休みの部活がハードで練習ができなくて・・・と言ったのでとても驚きました。
部活どころか学校にも行けていないのに、堂々と皆の前でそう言えるとは。
主人は、本当は学校に行きたいんだと思うと言いますが、私にはわかりません。

「鏡の法則」という本を読みました。
こちらの先生方はご存知の本かと思いますが。
私自身の成長のために、書いてあることをやってみました。
許すこと、ができたように思いましたが、どこかでまだくすぶっていて、少し落ち込みました。
でも、これは今私が抱えている最も大きな問題だと思っているので、乗り越えたいと思っています。
許すこと・・・感謝の気持ちで満たされることできっとできると。
今の生活ができていることに感謝し、やりたいことをやらせてもらえることに感謝し、皆健康であることに感謝して日々を過ごしていくことに努めたいと思います。

うれしい、楽しい、ありがとう、感謝しています、愛してます、しあわせ、ついてる、許します
「斎藤一人物語」の受け売りで最近、唱えています。

今日もお付き合いくださってありがとうございました。
投稿日:2016-08-12
返信 71
伊藤幸弘教育研究所さん
うさぎさんへ削除
意識は言葉で変えられる…といいます。
プラスの言葉を使っていると不思議と人生もプラスに転じます。
それは脳科学的にも証明されています。
脳はすべての言葉を自分のこととして受け止めます。
なのでマイナスの言葉を言うと、脳はそのまま受け止めます。

例えば誰かに対して「バカ、むかつく、許せない、嫌い」などの言葉を言うとします。

でも、脳はその言葉を自分のこととして受け止めますので、自分のことを「バカ、むかつく、許せない、嫌い」となるのです。

だからプラスの言葉を使うことを実践していけば人生はプラスになるのです。

人生は思い通りに…しかなりません。
投稿日:2016-08-12
返信 72
伊藤幸弘教育研究所さん
うさぎさんへ削除
そのためにはプラス思考が大切です。
以下も参考にしてくださいね。
投稿日:2016-08-12
返信 73
伊藤幸弘教育研究所さん
うさぎさんへ削除
「プラス思考」6つの方法

プラス思考になれないマイナス思考気味の人は現代人に増えています。
学校、職場などでまったく同じ環境なのに楽しいと思ってワクワク生きている人と、めんどくさいダルいと生きている人がいるわけです。
また、同じものをもらっても喜ぶ人と、足りないとわめく人がいたりします。
人生には辛いことも嬉しいこともある程度平等に起きているのに、マイナス思考はマイナスのことだけに焦点を当ててしまいいつまでも引きづります。

そして良いコトが起きても足りないと不満を言ったりしてしまうことも。
逆にプラス思考ならマイナスもプラスに変えてしまう力があり本当に毎日人生楽しそうな人ってよくみます。
結果マイナス思考は損ですよね。
一刻も早く治したい思考です。

多くの自称プラス思考は実はプラス思考ではなくただ自分に言い聞かせている人も多くいます。
本当の意味でプラス思考に、穏やかに明るく夢を持っていきるための6つの方法をまとめました。
トレーニングも兼ねてポジティブになれるツボとコツを抑えて、前向きに生きることが出来たら人生はどう変わりますか?
ぜひ参考にしてみてください!

1、マイナスを見ないコトがプラス思考ではない
嫌なことは早く忘れて良いことだけを見な!そんな言葉で慰めたりすることはあるけど決してそれがプラス思考という意味ではありません。
なぜならそれは重大な問題に目を逸らしているだけで根本的な解決にはなっていませんし、悪いことを受け止めることが出来ないままでいるからです。
恋愛に関してもそうです。
辛い過去や失敗があってもそれを忘れようとするだけで根本的な解決がないのでまた次に進んでも同じ過ちを繰り返しがちです。

真のプラス思考とはマイナスをプラスに変える力です。
失敗は全て過去のこと。
それをいつまでも考えて気に病んだり忘れることではなくどうすれば良かったのか、次からはどうするのかを冷静に分析し行動に移すことが出来ることが真のプラス思考と言えるでしょう。

2、無理やり思い込むのではなく「〜かもしれない」と仮説をたてる
良い方に思おうとしても口に出しても心の中のもう一人の自分が「どうせ無理だよ」という言葉を囁いてきませんか?
無理やりプラス思考になろうとする人ほど挫折するのも早いしやっぱり駄目だった時のダメージも大きくなりますね。
そんな時は「自分には出来ない、ムリだ、でももしかしたら出来るかもしれない 」と自分の心の中で仮説をたてましょう。
人は仮説に対しては無抵抗です。

なぜなら仮に、もしかしての話だから。仮説に対して「そんなことあるわけないだろ」は通じませんよね…仮説なのですから。
その仮説をマイナス思考の人は「ムリかもしれない、出来ないかもしれない」とマイナスで仮説を立ててしまいます。
しかしどうせ仮の話、想像の話なら「駄目かもしれないけど、もしかしたら出来るかもしれない」とプラスで立てた方が得です。
絶対出来ると意気込む必要はありません。
ただ自由な想像の話の中では「もしかしたら出来るかもしれない」とプラスの仮説を立てましょう。
そんなことしても意味はないと思うかもしれません。
でも、もしかしたら人生が大きく変わるかもしれないのです。

3、やる時はやる!やらない時はやらない!メリハリを付けて決め込むこと
プラス思考になれない人は人生をナアナアに過ごしてしまいます。

・仕事をしながら休みのことを考えている
・せっかくの休みなのに明日のことを考えてしまう
・やると決めても他の用事が出来たら脱線してしまう
・やらないと思っていもついやってしまう

これでは常に20%ほどの力しか使わないので人生に力が湧きません。
プラスもマイナスもない曖昧な人生で潜在意識が発揮できることなんてありません。
遊ぶこともサボることも休むことも時には必要です。
しかし全てやるのか、やらないのかを決めることが大事なのです。

何時から何時までは仕事をすると決める。
何時から何時までは誰になんと言われようと全力で休む。
遊びは週に1回と決めたらその時は全力で遊ぶ。
誘いがあろうと何があろうと休む時は休み働く時は働くこと。

こうしてメリハリをつけることで潜在意識が活性化し、ダラダラとマイナス思考に陥ることもなくなり人生に活力がうまれます。
さぁこれからどうしますか?
遊ぶなら遊ぶ、休むなら休むと決めましょう。
そしていつまで休むのか、次に何をするのかを決めましょう。

4、捉え方は自分次第?!全てのことに興味を持とう
有名なセールスの話があります。
アフリカに2人のセールスマンが靴を売りに行きました。
アフリカに着いて2人は驚きました。
なんとアフリカでは誰も靴を履いていなかったのです。
それを見て2人のセールスマンはこう言いました。

A「これは絶対に売れない。だって誰も靴を履いていない!」
B「これは絶対に売れまくる。だって誰も靴を履いていない!」

2人に起きた状況は一緒です。ですが捉え方次第でプラスにもマイナスにも捉えることが出来るということですね。

自分に起きた状況は皮肉ろうが落ち込もうが泣こうが喚こうがどうしても変えることの出来ない事実です。
起きてしまったことは変わらないのにそれをいつまでも文句を言っていても仕方がないですね。
起きた状況は変わりません。
そしてそれをどう捉えるかはあなたの自由です。

振られた時にただ落ち込むのか、大事なものだったと気付けるキッカケになったと次からの糧にするのか。
外国人とのコミュニケーションに会話が出来ないからどうしようと嘆くのか、英語を覚えるいいチャンスだと勉強するのか。
ここで覚えておきたいのはどちらを選んでも状況は同じというコト。
そして捉え方次第では先の未来はまったく別のものになるということです。

辛い状況に陥った時には当たり前のようにネガティブな気持ちになるでしょう。
しかしそれと同時に他の捉え方がないか、この状況をプラスに変えるにはどうしたらいいかを立ち止まって一度考えてみましょう。

5、 信じるな!疑わうな!自分の目で確かめろ!
マイナス思考の人は物事を信じてしまいます。
信じることは良いコトですが、この場合は「自分の都合の良いように捉えて信じている」ということがほとんどで、それが叶わないとすぐに卑屈になります。
逆になんでも疑う人はなんか嫌ですね。
いちいち疑ってかかるような人には友達も出来ませんし何も出来ません。
物事の表面だけを見て本質を確かめようと思う人なんてなかなかいませんよね。

しかしプラス思考は物事の本質を自分で確かめて判断するのでちょっとの変化で喜んだり落ち込んだりしません。
言葉や行動の意味だけにとらわれずに、なぜその人はそう言ったのか、なぜこんなことをしたのかと本質を確かめましょう。
信じた、裏切られたで図っても現状は変わりませんし次にも進めません。

6、想像の中のことしか起きない!可能性は自分が決める?!
人生はあなたが想像した範囲の中のことしか起きません。
月20万円収入が欲しいと思っている人が年収億を超えることはありません。
沖縄旅行行きたいと思っている人は沖縄には行っても世界一周の旅に出ることはないでしょう。
億を超える大企業を作り上げた人は億を超える大企業を作ろうと思った人であり、豪邸に住んでいる人は豪邸にいつか住むと想像していた人たちです。

他にもスポーツ界で有名なイチローや本田圭佑は小学校の頃からプロになることを想像し、年収や入団するチームまで具体的に想像していました。
想像の全てが手に入るかどうかはわかりません。叶わないことの方が多いでしょう。

しかし想像していないものは高確率で手に入りません。
なぜならそのチャンスが目の前に仮に現れたとしても想像外のことなので受け入れる準備がなく、自分には関係のないものだとチャンスをみすみす見逃してしまうからです。

そして行動すら移さないのでもう出来る、出来ないの話にもなりません。宝くじは買わなきゃ当たりませんよね。
どうせ無理だろうと想像の中のことでさえも現実的に謙虚に考えている人は数々の可能性を0にしています。
自ら可能性を閉ざし夢を持たずに生きているのです。

それが悪いわけじゃないですけど多くの人はそれなのに不満を持ち挙句には他の人の夢や成功を否定してしまいます。
想像することは自由です。
ルールも制限もなにもありません。

そして想像内のものしか手に入らないのなら想像しない手はありません。
自分は、本当は何が欲しいのか、どうなりたいのか、ムリでも手に入る可能性があるなら好きなだけ欲しいと思い込みましょう。
宝くじより確率が高くて、宝くじと違ってお金もかかりませんから!
投稿日:2016-08-12
返信 74
うさぎさん
自分自身のモヤモヤ削除
中2の息子は相変わらず不登校のままです。
特に変わったこともなく、動画やゲーム等で過ごしています。

子どもの問題の前に家庭環境だとわかってから10か月ほど経ちましたが、私がなかなか変われず、落ち込みます。
まず、私が自分に自信を持って自分を好きになる、それから他人を愛することができると教わり、そうしたいと思っています。
最近、やりたいことをやらせてもらって、そこに向かうことで少しずつ自分に自信をつけています。
人の話を聞くときは、つい否定的な考え方をしてしまう癖があったり、無意識のうちに皮肉な言い方になっていたりするようです。
子どもや主人にも自分では気が付かずに嫌な思いをさせていたのだと思います。
こんな自分をわかっていながら、直そうと思いながらもなかなか直せない自分に腹が立ちます。
自分のことを他人や親に褒めてもらうように、客観的に褒めるというような方法をここで教えて頂き、実践していますが、やはり誰かに認めてほしいし、褒めてほしい・・・
甘えでしかないのかもしれませんが本心です。
月に1回くらいは主人と買い物に出かけたり、歩きに行ったりしていて、仲は悪くないと思います。
ただ、ちょっと気を付けてほしいことなどを言うと、それは仕方がないんだと言って、指摘した私が全面的に悪いような言い方をされることがあり、このような時に私はひどく落ち込んでしまいます。
こんな些細なことの積み重ねで、私は自己肯定ができなくなっているように思います。
嫌な思いさせて悪いね、気を付けるね。
そんな風に言ってくれるだけで受ける側の気持ちは全然違うのに。
主人の気遣いを期待しても、過去と他人は変えられない・・・ですよね。
私が細かいことを気にせず、自分に自信を持って今よりおおらかに物事をとらえられるようになる方が、他人を変えるより楽で速いですよね。

よくオリンピック選手などが、家族に支えられてここまでこられて感謝していると言っていますが、最近までそのような気持ちがよくわからないと思っていました。
それは子どもの頃からそのように思うような経験がなかったからかな、と思います。
この家に生まれていなかったらどんな楽しくて、自分をわかってくれる親だったのだろうとよく考えていました。
そんなに理想的な家庭に育つ子どもばかりではないことは、今はよくわかりますが。

今日も思いつくまま、文の前後のつながりも考えず、書いてしまいました。
いつもありがとうございます。
投稿日:2016-10-04
返信 75
伊藤幸弘教育研究所さん
うさぎさんへ削除
この場はどんなことを吐き出していただいても構いません。
人は心や頭の中のモヤモヤを文字にすることで、気持ちの整理がつきます。

なので、思いつくまま、文のつながりなどお気になさらずどんどん書いてくださいね。
投稿日:2016-10-05
返信 76
伊藤幸弘教育研究所さん
うさぎさんへ削除
以前我々がお伝えしたことをしっかり実践しようとする努力をされていますね。
それだけでもとても素敵なことです。

うまくできなくてもいいのです。
「変わりたい・変わろう」という姿勢が大事です。

その姿を子どもが見て「親が自分のために変わろうとしてくれている」と思うのです。
投稿日:2016-10-05
返信 77
うさぎさん
プラスのうれしいことば削除
お返事ありがとうございます。
心にゆとりがなくなり、苦しくなるとここでお話しできて、とてもとても有り難く思います。

昨日は久しぶりにスクールカウンセラーの方とお話ししました。
これによって息子の何かが変わるわけではありませんが、私の精神安定にはとてもよく、まわりまわって息子にも影響すると思っています。
カウンセラーさんには、お母さんはいくつも頑張っているところがあると思いますよ、と言っていただきました。
このことばを聞くことができたのは私にはとてもプラスになりました。
そしてここでも認めていただけて、これもプラスです。
明るく生活ができそうです。
ありがとうございます。
投稿日:2016-10-05
返信 78
伊藤幸弘教育研究所さん
うさぎさんへ削除
人には承認欲求というものが誰にもあって、誰かに認めてもらったり、ほめてもらったりすると、その欲求が満たされて心が「快」の状態になります。
逆に満たされなければ「不快」になるのです。

今回、カウンセラーさんやこの場でのやり取りで、その欲求が満たされて明るい気持ちになられたのですよね。

これ、お子さんに対してのコミュニケーションでも同様ですよね。
投稿日:2016-10-08
返信 79
伊藤幸弘教育研究所さん
うさぎさんへ削除
以下、ご参考までに・・・

マズローの欲求5段階説

アメリカの心理学者「アブラハム・マズロー」が、人間の欲求を5段階の階層で理論化したものです。
マズローは、この理論について「人間は自己実現に向かって絶えず成長する生きものである」と提唱し、「自己実現理論」とも呼ばれています。

この理論は、人間の基本的欲求は「5段階のピラミッド」のようになっていて、底辺の欲求が満たされると、1段階上の欲求が出てくると説いています。

【マズローの欲求5段階説】
「生理的欲求」
「安全・安定の欲求」
「所属と愛の欲求(社会的欲求)」
「承認の欲求(尊厳欲求)」
「自己実現の欲求」

■詳細
【生理的欲求 (Physiological needs)】
生命維持のための食事・睡眠・排泄等の本能的・根源的な欲求。
極端なまでに生活のあらゆるものを失った人間は、生理的欲求が他のどの欲求よりも最も主要な動機付けとなる。一般的な動物がこのレベルを超えることはほとんどない。しかし、人間にとってこの欲求しか見られないほどの状況は一般的ではないため、通常の健康な人間は即座に次のレベルである安全の欲求が出現する。

【安全の欲求 (Safety needs)】
安全性・経済的安定性・良い健康状態の維持・良い暮らしの水準、事故防止、保障の強固さなど、予測可能で秩序だった状態を得ようとする欲求。
病気や不慮の事故などに対するセーフティ・ネットなども、これを満たす要因に含まれる。
この欲求が単純な形ではっきり見られるのは、脅威や危険に対する反応をまったく抑制しない幼児である。
一般的に健康な大人はこの反応を抑制することを教えられている上に、文化的で幸運な者はこの欲求に関して満足を得ている場合が多いので、真の意味で一般的な大人がこの安全欲求を実際の動機付けとして行動するということはあまりない。

【社会欲求と愛の欲求 (Social needs / Love and belonging)】
生理的欲求と安全欲求が十分に満たされると、この欲求が現れる。
自分が社会に必要とされている、果たせる社会的役割があるという感覚
情緒的な人間関係・他者に受け入れられている、どこかに所属しているという感覚
かつて飢餓状態に置かれていた時には欲することのなかった愛を求め、今や孤独・追放・拒否・無縁状態であることの痛恨をひどく感じるようになる。
不適応や重度の病理、孤独感や社会的不安、鬱状態になる原因の最たるものである。

【承認(尊重)の欲求 (Esteem)】
自分が集団から価値ある存在と認められ、尊重されることを求める欲求。
尊重のレベルには二つある。低いレベルの尊重欲求は、他者からの尊敬、地位への渇望、名声、利権、注目などを得ることによって満たすことができる。マズローは、この低い尊重のレベルにとどまり続けることは危険だとしている。高いレベルの尊重欲求は、自己尊重感、技術や能力の習得、自己信頼感、自立性などを得ることで満たされ、他人からの評価よりも、自分自身の評価が重視される。
この欲求が妨害されると、劣等感や無力感などの感情が生じる。

【自己実現の欲求 (Self-actualization)】
以上4つの欲求がすべて満たされたとしても、人は自分に適していることをしていない限り、すぐに新しい不満が生じて落ち着かなくなってくる。
自分の持つ能力や可能性を最大限発揮し、具現化して自分がなりえるものにならなければならないという欲求。すべての行動の動機が、この欲求に帰結されるようになる。
これら5つの欲求全てを満たした「自己実現者」には、以下の15の特徴が見られる。

1.現実をより有効に知覚し、より快適な関係を保つ
2.自己、他者、自然に対する受容
3.自発性、素朴さ、自然さ
4.課題中心的
5.プライバシーの欲求からの超越
6.文化と環境からの独立、能動的人間、自律性
7.認識が絶えず新鮮である
8.至高なものに触れる神秘的体験がある
9.共同社会感情
10.対人関係において心が広くて深い
11.民主主義的な性格構造
12.手段と目的、善悪の判断の区別
13.哲学的で悪意のないユーモアセンス
14.創造性
15.文化に組み込まれることに対する抵抗、文化の超越

これらのうち、最初の4欲求を欠乏欲求 (Deficiency-needs) 、最後の1つを存在欲求 (Being-needs) としてまとめることもある。マズローは、欠乏欲求と存在欲求とを質的に異なるものと考えた。自己実現を果たした人は少なく、さらに自己超越に達する人は極めて少ない。数多くの人が階段を踏み外し、これまでその人にとって当然と思っていた事が当たり前でなくなるような状況に陥ってしまうとも述べている。 また、欠乏欲求を十分に満たした経験のある者は、欠乏欲求に対してある程度耐性を持つようになる。そして、成長欲求実現のため、欠乏欲求が満たされずとも活動できるようになるという(ex.一部の宗教者や哲学者、慈善活動家など)。 晩年には、「自己実現の欲求」のさらに高次に「自己超越の欲求」があるとした。
投稿日:2016-10-08
返信 80
うさぎさん
その後の息子たち削除
2か月ぶりの書き込みになります。
中2の息子は相変わらず家で過ごしています。
先月あった職場体験は履歴書を提出し、前日の夜まで私は行くと思っていました。
しかし、そんなに簡単に行けるわけもありません。欠席しました。

昨日は先生が進路調査の用紙を届けて下さいました。
進学と就職の文字を指して、どっち?と息子に聞いたとき、「進学」を指していました。
先生が帰られた後、PCで何か検索したり、父親の職業について聞いたりしてきました。
息子なりに自分のこの先を考えようとしている様子がわかります。
この生活をしていて、普通の高校に進学は難しいかもしれませんが、息子を信じてゆっくり待ちたいと思います。

これから3年生に向けての問題集の提出が始まり、それも1週間ほど前に届けてくださいました。
朝起きてきたら、少し解いてありました。嬉しい出来事でした。

次男より、長男の方に今は困っています。
毎年この大学受験の時期になると逃げ腰になり、荒れて私たち親のことをいつも以上に悪く言います。
無理に大学に行くことはないと思いますが、自分に不都合なことばは聞き入れないので、こちらの思いを伝えることがうまくできません。
かと思うと、精神的に辛いとか、食欲がでないとか甘えたようなことを言ってきます。
それに対して返信しても、思ってもみないひどい言葉が返ってくることもあります。
私も人の言葉には敏感で、裏を考えすぎてしまう癖があり、長男とはぶつかってしまうことが少なくありません。
たぶん、やさしいことばやねぎらいのことばがほしいのだと思いますが、信頼関係ができていない私のことばはストレートに届かないことの方が多いです。
余計なことは考えず、どんなひどい言葉を返されるかと恐れずに、大変だね・・・とか返してあげ続ければよいのでしょうか。
投稿日:2016-12-10
返信 81
伊藤幸弘教育研究所さん
うさぎさんへ削除
中2の息子さんはちょっと嬉しい出来事ですね。
職場体験は休んだものの、「出来たこと」に焦点を当てて喜びを共有していきましょう。
投稿日:2016-12-10
返信 82
伊藤幸弘教育研究所さん
うさぎさんへ削除
ご長男に関して困っているとのこと。
精神的に辛い時期なのでしょう。
「大変だね」の言葉を掛けてそれ以上は放っておくのもひとつの手段です。
下手に刺激しても良くないですよ。
投稿日:2016-12-10
返信 83
うさぎさん
長男のこと削除
お返事ありがとうございます。

長男は自分のやるべきことができていなくても棚に上げ、人の欠点を突いてきます。
もともと性格的にそのような傾向にあったように思いますが、自分のこの先がまだ見えず、不安定な状態だから尚更でしょうか。
系統だって話をするのが得意ではない私は、いつもやり込められてしまいます。

本人の希望で一人暮らしをしています。
もともと人と話をするのが好きで、友達も多かったのですが、今はほとんど連絡を取るような友達がいないようです。
塾は行ったり行かなかったり。
無理に大学にいく必要はないのに、プライドが許さないのか、行かなければならないと思っているようです。

次男も気持ちを表に出さず、難しい性格の子だと思いますが、長男は攻撃的なところがあって声掛けがとても難しいと感じます。
感受性が高い、気が弱い、プライドが高い、まさしく三拍子揃って、更に攻撃的。
この場に10年前から相談できていたら今とは違った子になっていたかも・・・と思います。そんなことを考えても仕方がないですが。

今からでも甘えさせてあげて・・・と思ってもひどい言葉で返されたりします。本心なのかそうでないのかも、私にはよくわかりません。
無理に声をかけるより、必要な時に必要なことを話すくらいの方がよいのでしょうか。
長男の接し方にはずっと迷ってきています。

今日もありがとうございました。

投稿日:2016-12-11
返信 84
伊藤幸弘教育研究所さん
うさぎさんへ削除
ご長男へのメッセージの伝え方は、以前お伝えした、コミュニケーション方法を参考にして頂ければと思いますが、念のために「伝える」の箇所を抜粋して以下にご紹介します。
投稿日:2016-12-11
返信 85
伊藤幸弘教育研究所さん
うさぎさんへ削除
■伝え方
相手に何かを思いを伝えるときには相手に「何を伝えたか」ではなく「何が伝わったか」が大切です。
それを意識することで、相手に対して自分はどれだけ大切に思われているかを実感させる効果があります。
それを伝えるためには「言葉」が大切です。

「これは言わなくても分かるだろう」、「恥ずかしくてこんなことは言えない」。
まずはそういった考えを排除して時間をたくさん使っていきましょう。

相手に思いを伝えたいときは、「Iメッセージ」が効果的です。
相手の行為や出来事を非難がましくなく、事実を述べる伝え方です。

相手にメッセージを伝えるとき、次の2通りの方法があります。
それは、「YOUメッセージ」と「Iメッセージ」です。
コミュニケーションを外す人は、往々にして主語が「YOU=あなた」の「YOUメッセージ」になってしまっているケースが多いです。

例えば…僕がリビングで本を読んでいたとしましょう。
そこへ子どもが入ってきてテレビを大きな音で見始めた。
僕は感情のままに…「うるさい!」「ボリュームを小さくしろ!」「隣の部屋で見なさい!」…と言ってしまう。
これは主語が「あなた=YOU」ですよね。
「“お前が”うるさい!」「“お前が”ボリュームを小さくしろ!」「“お前が”隣の部屋で見なさい!」

こちらの思いを正確に伝え相手とのコミュニケーションも外さない方法は主語が「私=I」の「Iメッセージ」です。

「お前が大きな音でテレビを観ることでお父さんは集中して本が読めなくて困ってるんだよ」…これが「Iメッセージ」です。

ポイントは「行動」「影響」「感情」です。

行動→お前が大きな音でテレビを観ることで
影響→お父さんは集中して本が読めなくて
感情→困っているんだよ

その後に「だから音を小さくしろ」と言ってしまうとせっかくの「Iメッセージ」がその瞬間に「YOUメッセージ」になります。
「Iメッセージ」で思いを伝えると相手はこちらの思いをちゃんと受け止めてくれるケースが多いと言われています。
投稿日:2016-12-11
返信 86
伊藤幸弘教育研究所さん
うさぎさんへ削除
あとは、ご長男に限らず、思春期のお子さんに共通している内容もまとめていますので参考にしてください。
投稿日:2016-12-11
返信 87
伊藤幸弘教育研究所さん
うさぎさんへ削除
「思春期・反抗期 対処法」

■反抗期は自律のための儀式
「反抗期は、親と子の別れ、自立のための儀式です。
喜怒哀楽を思う存分に分かち合いましょう! 」

これは、私が反抗期の子供を抱えて相談に来られるお母さんにお伝えするメッセージです。
子どもが反抗期になりますと、非行に走りはしないか、 暴力をふるわれたりはしないかとびくびくしたり、怖がったりするお母さんがおられますが、自分の産んだ子を怖がっていたのではどうしようもありません。
ですから、反抗期に大切なことは、子どもに負けないということです。
そして、どれだけぶつかり合うかということです。

反抗期というのは嵐の晩、一艘の船に親子に迎えあわせに乗っているようなものだと思うのです。
どうせ揺れるのなら大きく揺れ動けばいいのです。
イヤッというほど葛藤が多ければ多いほど、子供はスッと自立するものです。
反抗期は親子の存在をこれでもかこれでもかと確かめ合う時期ではないでしょうか。
過ぎてしまえば寂しすぎるほどで、家族にとっては、一番にぎやかな時期といえるでしょう。

ところが今の親(特に母親に多い)は、子どもと真正面から向き合っていないケースが多いのではないでしょうか。
それは本をただせば子育てに自信がないからだと思います。
その原因はいろいろあるでしょうけれど、一つにはいじめや自殺、ひきこもりといったマスコミから流される情報に振り回されて親が不安をかき立てられて、それが自信のなさにつながっているように思います。

何から手を付けていいのかわからず心配性になっているのでしょう。
案外、仕事が忙しいからと逃げているケースも多く見受けられます。
つまり、子どもの心が見えないのではなくて、見える位置に立とうとしていないということです。

親が子育ての上でできることは何かといえば、「待つ」「見守る」「じゃまをしない」ということです。
そして、子供が育つ上で大切なことは、「食べる」「寝る」「遊ぶ」の三つです。

このそれぞれの三つのリズムを周りに振り回されることなく親と子できっちりと守ることができれば、子供は健やかに育ってくれます。
これは動物の子育てに学ぶところが多いのですが、当たり前のリズムを守ることが子育ての基本で、人間の場合には、これに学びが入るわけです。

ところがこの学びが問題で、今の親は学力ばかりに気を取られて、リズムを崩してしまうことが多いように思います。
成績が良いからといって心に問題がないとは限りません。
子どもには子どもらしい環境、時間を整えてあげることが大切ではないでしょうか。

■ブーメラン!言った言葉、態度は必ず返ってくる
ところで、反抗期は思春期に限ったことではありません。
生まれてから、二、三歳の頃に第一反抗期が始まり、その後も大なり小なり続くわけですが、中でも「三つ子の魂百まで」と言われるように、幼少期思春期を支える土台となります。
また、親が子どもに言った言葉や態度は、必ず反抗期に戻ってきます。
では、生まれてから思春期までの子どもにどのように接すればよいのでしょうか?
各年代別にまとめました。該当しない年代もあるでしょうが参考にしてください。

●0歳〜3歳
おんぶ・抱っこ・一緒にねんねと、スキンシップの時期。母と子の信頼関係は、ここからスタートします。

●3歳〜6歳
自己主張が一番強い時期で親の世話をとても嫌います。
自己主張、自立の時期です。
何でも「自分で、自分で」となりますので、この時期は子どもがやりたいことを思いっきりやらせましょう。
少々のことは大目に見てあげればいいのですが、よく子どもと同じレベルのお母さんがおられますね。

「お母さん嫌い、自分でやる。ダメ、やる。」
「そんなこと言う子、お母さんも嫌い。」

「ダメ、イヤ」が同じレベルなのです。
これではいけません。
子どもが「自分で」と言ったことには、できる限り手を出さずに見守ってあげることが大切です。
そして「上手ね」と言って褒めてあげる。あるいは共感してあげればいいのです。
とにかくこの幼児期のいろんな小さな体験の積み重ねがとても大切で、それが生きる力のバネとなるのです。

●小学校低学年期
家庭中心の生活から学校中心の生活になります。
いわゆる「先生中心のメダカ社会」です。
その中でも三、四年生は中間反抗期といって、しきりに言い返す、口答えをする時期です。

そんなときは軽く受け流すくらいの余裕を持ちたいものです。
でも中には反抗の仕方を教えているようなお母さんもいますね。
「あらまあ、あなたって随分頭がよいのね」と感心すれば良いだけなのですが、親が子どもに言い返したり悪態をついたりして、子どもがグーの音も出なくなるほどやり込めてしまうのは考えものです。

それからこの時期に親がしてしまいがちなのが、「○○すれば△△してあげる(買ってあげる)」という交換条件をつけてしまうことです。
これは交換条件を提示しないと何もしない子どもになってしまいます。
それは親が子どもに負けてしまった姿であり、親がいけないのです。

あとは「やれ」と命令されればイヤになりますから、むしろお願いしてみることをお勧めします。
子どもはたいていのことは聞いてくれますよ。

●小学校高学年期
ギャクングエイジといわれ、集団で遊ぶ時期です。
仲間とのつながりができ、グループで行動する時期です。
これができないと、むしろ思春期のステップを踏み外しやすいものです。

そしてこの頃には、学校で性教育が始まります。
また、心と身体がアンバランスな時期であり、反抗もさらにダイナミックになって「うるせー、てめー」と暴言を吐いたり、壊す、割る、殴るなど、物に当たることも多くなります。

しかもこの時期は父親を意識して尊敬し始める反面、お母さんをとにかく嫌うようになります。
そうなりますと母親の方も必死になってオロオロしだすケースがありますが、まだまだかわいい時期です。
子どもを恐れずしっかり向かい合いましょう。

要はお母さんがどれくらい子どものことがかわいくて、許容できるかということなのです。
そしてもし問題が起きた場合は、お母さんとの関わり合いが一番です。
ともかく子どもを信頼して大きく受容する。
受け止めてあげて、「あんたに任したよ」の一言で解決する場合も随分あります。

●中高生期
この時期は、成績・異性・将来の何かと気になる三つ感情の起伏は激しくなり、幸福と絶望が交錯する時期です。
それだけに気分の浮き沈みが激しい不安定な時期ですので、特に男の子の場合は、会話でしっかりと抱きしめ(I love you」の声援をでっかく送りましょう!)。
いわゆる二人称の関係が非常に大事で、「お母さんはなんと言われてもいい。あんたのためにどう思われてもいいんだよ。だってうちの子だもん。私が産んだ大切な子なんだもん」という言葉や態度が、子どもの心の安定につながります。

他人にどう思われようが構わないという姿勢がとても大切です。
ところが、たいてい子どもが非行に走り始めると、近所にどう思われるだろうか、誰それの家にどう思われるかという、親の見栄が子どもをおかしな方に導いてしまうのです。
特に母親はやはり子どもの心の居場所になれる、そういう親であること。
そして本当に必要なときに手を貸すことができる親であることが大事だと思います。

それから、反抗期になると、それまで子どものことにはあまり関わらなかった父親が、突然、口を挟むことがありますが、これは場合によっては逆効果になることがあって、わざわざ非行に走らせることになる、大きな要因となります。
つまり、これまで子育てをずっと母親任せにしていた父親が突然出てくると反抗期の子どもにすれば、「何を今更、そんなこと言われる筋合いない。父親は何もお母さんの助けもしないで」とかえって反発を招いてしまうのです。
だいたい父親の接し方は怒ったり、怒鳴ったりの一辺倒過ぎるのです。
それではなかなかうまくいきません。

反抗期の父親の関わり方、特に息子との関わり方はすごく大事です。
「おれは父親だ」と肩に力を入れ過ぎて、やたらに権威を振るうこともないと思います。
「すまなかったなあ。今まではちょっと忙しかったから構わなかったけれども。できればお父さんも仲間に入れてくれる?」と言えば、男同士でもきっと仲良くなれますよ。
いずれにしても、思春期は不機嫌で無愛想なものです。そのことを良く理解した上で接してあげましょう。

●メッセージ
ゆとりを持ちましょう!
子育てに行き詰まったら、とにかく外に出て行くことをお勧めします。
一日中家の中でずっと考えていても何も解決できません。
外に出て、同じ年ごろの同じ立場のお母さんたちと話を交わすだけでもかなり違います。

また、草花や自然を眺めたり、動物を飼ったりするのも良いでしょう。
親(特に母親)の、ゆとり、安定感が子育てには何より大切です。
これは時間的なゆとりではなく、気持ちのゆとりです。
ゆとりはゆとりを生みます。

例えば、幼児期の場合であれば、子供と一緒の外に出て、五分でもいいからちょっと手足を止めて、道端に咲く一本の花や夕焼けを見て「きれいね」って語りかける。
このゆとりが、優しいゆとりのある子を育てるもとになるわけです。

反抗期においても同じ事でしょう。
我々は良く「反抗期は大波小波のサーフィン」とお話するのですが、親子で「さあ次はどんな波が来るかな」とむしろ楽しみに待ち受ける。
この先の社会のタタキ台、しっかりと受け止めさえすれば、すべて肥やしになります。
それくらいの気持ちのゆとりを持ちたいですね。

■子どもの一生のうちの貴重な時期
子どもにとって反抗期は人生のプロセス、自立するためのステップです。
それまでは親を人生のモデルにしてきたわけですが、反抗期になると、親を軽蔑したりして、親を乗り越えよう乗り越えようとする時期です。
いずれ社会に立つ上でのタタキ台であり、甘え・依存からの決別の時であり、なくてはならない時期なのです。

また、自分で自分をどうすればいいのか分からない、ある意味つらい時期とも言えるでしょう。
ですから、親子で喜怒哀楽を思う存分分かち合い、別れの瞬間を確かめ合えばいいと思います。

子どもに残せるものは、大学教育でも何でもありません。
ともに交わす会話、言葉であり、それらすべてが親から子へのメッセージであり、親から子への遺言なのです。
怖がらずに、恐れずに、逃げずに、反抗したいだけ、させるだけさせましょう。

スッ!と自立します。
過ぎてみれば寂しすぎるほど・・・。
投稿日:2016-12-11
返信 88
うさぎさん
心に沁みました削除
アドバイスをありがとうございます。
わかっているはずのことも忘れてしまい、ついつい同じこと、同じ悩みを繰り返しています。
「怖がらずに、恐れずに、逃げずに、反抗したいだけ、させるだけさせましょう。」
長男もまだ反抗期と思って、この教えて頂いた気持ちで接する努力をしたいと思います。

次男までが不登校になって、やっと子どもをそのまま受け入れることができるようになりました。
これほどまで子どもたちを苦しめていることを申し訳なく思いますが、私にとっては自分を修正するきっかけを与えてもらえたと思っています。
子どもたちに感謝し、今までの至らなかったところを時間がかかっても少しでも返してあげられたらいいな、と思います。

周りの目やことばや私の性格から、子どもたちは世間で言う「レベルの高い学校」に行ってもらわないと困ると思っていました。
今はなんて愚かなことを考えていたのかと思いますが、私にプレシャーがかかっていて、拭うことができなかったのです。
プレシャーの原因を歪んだ形ではありますが取り除くことができて、私は少し自分に正直になれています。
母親の私からです。
私が周りの目を気にせず、子どもに向き合っていけたらきっと、子どもも自分の進みたい道を見つけ、歩いて行ってくれると信じます。
今まで間違った子育てをしてきてしまいましたが、子どもたちの力を信じます。

「スッ!と自立します。」
信じます!
投稿日:2016-12-12
返信 89
伊藤幸弘教育研究所さん
うさぎさんへ削除
親として、子どもに成長させてもらっている…そうとらえると楽になりますよ。
カウンセリングをしている中で、子育てに困り果てた親御さんから最終段階で聴く言葉です。

親が子どもを成長させるのと並行して、親も子どもに成長させられているのですよね。

今のうさぎさんがまさにその段階なのではないでしょうか。
投稿日:2016-12-12
返信 90
伊藤幸弘教育研究所さん
うさぎさんへ削除
そして、一番の基軸は「生まれてくれてありがとう」です。
投稿日:2016-12-12
返信 91
うさぎさん
あけましておめでとうございます削除
昨年はここでたくさんお話しさせて頂き、たくさんの教えを頂きました。救われました。
今年もよろしくお願い致します。

中2の息子は相変わらず、3学期が始まっても登校できていません。
でもお正月には、昨年は行きたくないと言って行かなかった私の実家に行きました。
一泊の予定でしたが、トランプなどでいとこや私と盛り上がって楽しかったらしく、二泊しました。
私は少しほっとした気持ちになりました。
家に帰るといつもと一緒で残念ですが、焦らない・・・ですね。

いつもリビングのソファーでパソコンをみたり、ゲームをしています。
時々、食事もそこでしたいと言い、可能なものはそこで食べることを許しています。
最近、ソファーに横になったまま焼きそばなどを食べていることがあり、せめて腰かけて食べてほしいと話すのですが、聞き入れてくれません。
主人は食事はきちんと食卓で食べさせるべきと言い、私もこれは間違っていると言わなくてはと思い、食事は食卓でしてほしいと息子に言いました。
息子は、「なんで」と言って、私のいない間にソファーで食事をとっていました。
このことをそのままにしてしまいましたが、よかったのでしょうか。
一度言っているので、食卓で食事はするべきとわかっていると思います。
これからも食卓に食事は置いて、食べなければそれでよいという考え方でよいのでしょうか。
投稿日:2017-01-07
返信 92
伊藤幸弘教育研究所さん
うさぎさんへ削除
今年もよろしくお願いします。

さて、食事の件、それは伝えた方がいいでしょう。
これは「躾」です。
「ダメなものはダメ」なのです。
「なんで?」と聞くこと自体がナンセンスですよね。

注意すべきは「怒らないこと」です。
以下をご参考にして頂き、怒らないで「叱ること」を意識して下さい。
投稿日:2017-01-07
返信 93
伊藤幸弘教育研究所さん
うさぎさんへ削除
「怒る」と「叱る」は違う!子どもを傷つけずに効果的に叱る6つの基本ルール

親は我が子のことを真剣に考えるあまり、つい感情的になり、怒ってしまうものです。
しかし、イライラした感情をそのままぶつける「怒る」と、子どもの成長を思って「叱る」のでは全く違います。
子育て心理学から見た「怒る」と「叱る」の違い、そして、ポジティブ心理学ベースの効果的な叱り方についてご紹介します。

■「怒る」と「叱る」の根本的な違い
・「怒る」とは、怒り手の感情を外に爆発させること
・「叱る」とは、相手によりよい方法を教示すること

似ているようで、全く違うことがわかりますね。
「怒る」はネガティブ、「叱る」はポジティブな色味があります。
子どもの困った行動に対し、親がガミガミと感情的に怒ると、その場の雰囲気が険悪になるのはもちろんですが、ダメージはその場だけにとどまりません。

1.トゲのある否定語が、子どもの自己肯定感や自己効力感を低下させてしまう
2.親からその感情的な対処法を学んでしまう
という弊害も出てきます。
とくに2は、その子どもの人間関係にまで影響を及ぼす可能性があります。

例えば、
・親が大声で怒鳴ると、子どもは「そうか、困ったときはパパとママみたいに怒鳴ればいいんだ」
・親が叩くと、子どもは「そうか、困ったときはパパとママみたいに叩けばいいんだ」
と学び、お友だちとの日常に応用されやすいのです。
子どもを叱る場面というのは、親の問題解決能力を披露する場です。
お手本になる対処法を示してあげたいですね。

■ポジティブ心理学ベースの叱り方 6つの基本ルール
【叱るときにやってはいけない3つのルール】7
1.過去を引きずる:「いつもいつもダメなんだから」「毎回毎回同じことを言われて!」
2.叱る範囲をあれもこれもと広げる:「何をやらせても中途半端」「何も聞いていないじゃない!」
3.その子どもを全体否定する:「ダメな子ね」「なんて悪い子なの!」
叱る範囲を広げることで、叱りネタが何倍にも拡大し、怒りへと発展。それが感情の爆発につながります。

【ポジティブに叱るための3つのルール】
1.いまのことだけを叱る:「いまの言い方はよくないよ」
2.目の前のことだけを叱る:「青いペンにキャップをしなさい」
3.その子どもの行動だけを叱る:「それは悪いことだよ」
子どもはよく困った行動をするものです。
それは悪いことかもしれません。
だからといって悪い子ではありません。
「いまの」「目の前の」「行動だけ」を叱るポジティブな叱り方なら、子どもの自己肯定感を傷つけることなく、伝えたいことをしっかりと伝えることができます。

感情を出さずに、とは言っても子どものことを一番に考えているからこそ両親は怒ってしまいますよね。
もし「理不尽な怒り方をしてしまった!」と感じたときは、まずは子どもに「ごめんね」。
子どもの傷ついた心をその場で癒すことができ、親も気持ちのリセットがしやすくなります。

その後は目線を意識的にほめポイントへ。
「できていないこと」ではなく「すでにできていること」をうまくキャッチし、そこを積極的にほめて、子どもの自己肯定感を満たしてあげましょう。
「叱り方のルール」と、「怒ってしまったら素直に謝り、ほめにスイッチ」を、ぜひ今日から取り入れてみてください。
投稿日:2017-01-07
返信 94
うさぎさん
子育ての見直し削除
「叱り方」
わかっていても今までの癖からなかなか抜け出せません。
長男には、私がいつも小さかった頃のことを言いはじめて話にならないと言われました。
今だけに焦点を当てて話をすることを心がけたいと思います。

昨日の夕食が中二の息子には気に入らなかったようで、途中で食べるのをやめてしまいました。
食べたりなくて、しばらくして「何か食べたい」と言いました。
私は今までは、うどんやラーメンを作ってあげていました。これが過保護だと思っていたので。
でも、自分で勝手に食べるのをやめたのだから、これは自分の責任と思わせないといけないのではないかと思い、昨日は作りませんでした。
夕ごはんはさっき作ったよ〜
ご飯はまだあるよ〜
などと言っているうちに、果物を食べたいとか、お菓子があるかなどを言い、食べ、最後には鍋の中の残り物を温めもせずに自分で食べていました。
これでいいように思いました。
私はつい手を出し過ぎてしまいますが、自分で生きていく力をつけてほしいから。
栄養面では問題かもしれませんが。

これでよかったのでしょうか。
投稿日:2017-01-08
返信 95
伊藤幸弘教育研究所さん
うさぎさんへ削除
いいと思います。
食べるのを止めたのは自分の意志。
しかも、「気に入らない」という理由で。
それで途中で残してやめるのは作った人に対して失礼。

それでお腹が空いて何か食べたいではお話しになりませんね。

なので今回の対応でよかったのです。
投稿日:2017-01-08
返信 96
うさぎさん
また失敗削除
中二の息子はクリスマスと誕生日が近いため、小さい頃からプレゼントを一つにしていました。
そのことと、欲しい物を去年もその前ももらえていないからと、まとめてPCを買ってほしいと言われました。
しっかり話し合いもしないで、今は買う時ではないと私は言ってしまい、その時から(年末)話をほとんどしなくなったり、文句を今まで以上に言うようになりました。
昨日は突然、以前から考えていたけどプログラマーになりたいし、今やっている人のお手伝いをボランティアでしたいから、PCが欲しいといいだしました。
このような時に私は、すぐに答えなくてはいけないと思ってしまいます。
今ボランティアなんて・・・他にやらなければいけないことがあるはず。
というようなことを言ってしまいました。

将来のことを考えていてくれて嬉しい。どうしてボランティアでお手伝いしたいの。どんなことができるの。
プログラマーってどんな仕事をするのか一緒に調べてみよう。

そんなことを言わなくてはいけなかったのではないでしょうか。

息子はそろそろ、今の生活に飽きてきたのではないかと思います。
来年は高校受験があり、将来のことも考えなくてはと思うのでしょう。
生活リズムはめちゃくちゃ、まともに話ができない今の状態で時間ばかり過ぎてしまい、この先が心配です。
伊藤先生のようなプロの方に直接ご相談したら少し変わるのかもと思う反面、そんなことをしてと更に殻に閉じこもるのではとも思います。
不登校になってほぼ1年が過ぎました。
主人とも考え方にズレがある中で、どうしたらよいのかいまだに解決策が見出せません。

1、しっかり話を聞いてあげる
2、母として、暗くならずになるべく明るく過ごす

今日から改めて、気持ちを切り替えることぐらいしか思いつきません。
ここから再出発。

生まれてくれてありがとう。
幸せになるために生まれてきたのだから笑って幸せに過ごしましょう。

こんな気持ちでいけたら幸せです。
投稿日:2017-01-10
返信 97
伊藤幸弘教育研究所さん
うさぎさんへ削除
「プログラマーになる」という夢はとても素敵なことです。
かと言って、いまやらなければならないことが他にもあるのでは・・・と思うお気持ちも分かります。

その際は「いまやらなければならないことが・・・」と一気に結論を急ぐのではなく、夢から逆算して今に焦点を当ててあげた方がよかったかもしれません。

したがって「来のことを考えていてくれて嬉しい。どうしてボランティアでお手伝いしたいの。どんなことができるの。
プログラマーってどんな仕事をするのか一緒に調べてみよう」の方が良かったと思いますよ。
投稿日:2017-01-10
返信 98
伊藤幸弘教育研究所さん
うさぎさんへ削除
であれば、今からだった遅くないのですよ。
「昨日はあんなふうに言ってしまったけど冷静に考えてやっぱりこう思った」と言えばいいのです。

子育ては「トライ&エラー」の繰り返しでいいのです。
投稿日:2017-01-10
返信 99
うさぎさん
なかなか・・・削除
数日経ちましたがプログラマーの話をしてみようと思い、「なりたいって言ってたよね」と話しかけました。
すると「そんなこと言ってないよ。話ちゃんと聞いてないよね。それって大事に思ってないってことでしょ。」
このようなことを言われました。
もしかしたら、「なりたい」ではなく、「興味がある」だったかもしれません。
最近は私なりにいろいろと気を付け、話も聞くようにしているつもりでしたので、こんなことを言われ、とてもショックでした。
主人は、気を遣って対応しているわたしのことを腫れ物に触るようにしていると言い、甘やかしだと言います。
主人は些細なことは気にしないし、人の気持ちもあまり考えられない人です。
他人には気を遣いますが、日常的に家族には自分の尺度でしか気遣いはしていないように思います。
私や子どもが主人の何倍も対人関係に気を遣うため、気持ちにずれや溝があると思います。
先日も息子が食事をしている時に、主人が洗面所で音を立てて息子が嫌がりました。
それを主人に伝えると、人の欠点を指摘し、私も一緒になって言っていると言われました。
音を立てて食べること、パスタをきれいに丸めずにすすること。
このようなことも指摘されたら、誤ってなるべく気を付けると言えばいいと思うのですが、主人は自分の些細なことを指摘されたと思うようで、しょうがないとか、気を付けてもなってしまうとか言います。
故意にしたことではなくても相手に嫌な思いをさせてしまったら、まずは謝ることは人として当然のことではないでしょうか。
私も今まで、相手が自分の子どもだからといい加減にしてきた反省があり、気を付けています。
でも、主人が気持ちをそろえてくれないと家の中で統一できません。
今までに私が勉強した子育てに関することは、主人には正しいことととらえられていないように見えます。
1年たっても何もよくなっていないじゃないか、やり方がよくないのではないかと言われました。
私は夫婦間の気持ちのズレが1番の原因で、私の考え方を変えたり、私が自分に自信が持てるようになると変わるのではないかと思っていました。
でも、私の側が変わるだけで気持ちのズレはなくなるでしょうか。
私はこれからどうすればいいのかわからなくなってしまいました。

ここで教えて頂いていることが生かされていなくてすみません。
投稿日:2017-01-17
返信 100
伊藤幸弘教育研究所さん
うさぎさんへ削除
ここでお伝えしたことをすべて実践できればそれに越したことはありませんが、親だって・・・そして、妻だって人間です。
色々な感情があり、うまくできないこともありますよ。

それに今回お聞かせいただいた内容はご主人の問題が大きいですよね。
ご主人が変わってくれなければ解決しない問題とも言えます。

子育ては母親だけでするものではありません。
だいぶ以前の厚労省の子育てキャンペーンのキャッチコピーに「子育てをしない父親は父親とは言えない」とありました。

ご主人ももっとうさぎさんに寄り添ってくれるといいのですが・・・。
当面はこの場でご主人への不満をぶつけてください。
ここでなら喧嘩にもなりませんから。
少しでもそれで発散できれば嬉しいです。
投稿日:2017-01-17
返信 101
伊藤幸弘教育研究所さん
うさぎさんへ削除
まずはマイナスなご主人に引き寄せられずに、うさぎさんだけはプラス思考で・・・。
以下をご参考に!
投稿日:2017-01-17
返信 102
伊藤幸弘教育研究所さん
うさぎさんへ削除
「プラス思考」6つの方法

プラス思考になれないマイナス思考気味の人は現代人に増えています。
学校、職場などでまったく同じ環境なのに楽しいと思ってワクワク生きている人と、めんどくさいダルいと生きている人がいるわけです。
また、同じものをもらっても喜ぶ人と、足りないとわめく人がいたりします。
人生には辛いことも嬉しいこともある程度平等に起きているのに、マイナス思考はマイナスのことだけに焦点を当ててしまいいつまでも引きづります。

そして良いコトが起きても足りないと不満を言ったりしてしまうことも。
逆にプラス思考ならマイナスもプラスに変えてしまう力があり本当に毎日人生楽しそうな人ってよくみます。
結果マイナス思考は損ですよね。
一刻も早く治したい思考です。

多くの自称プラス思考は実はプラス思考ではなくただ自分に言い聞かせている人も多くいます。
本当の意味でプラス思考に、穏やかに明るく夢を持っていきるための6つの方法をまとめました。
トレーニングも兼ねてポジティブになれるツボとコツを抑えて、前向きに生きることが出来たら人生はどう変わりますか?
ぜひ参考にしてみてください!

1、マイナスを見ないコトがプラス思考ではない
嫌なことは早く忘れて良いことだけを見な!そんな言葉で慰めたりすることはあるけど決してそれがプラス思考という意味ではありません。
なぜならそれは重大な問題に目を逸らしているだけで根本的な解決にはなっていませんし、悪いことを受け止めることが出来ないままでいるからです。
恋愛に関してもそうです。
辛い過去や失敗があってもそれを忘れようとするだけで根本的な解決がないのでまた次に進んでも同じ過ちを繰り返しがちです。

真のプラス思考とはマイナスをプラスに変える力です。
失敗は全て過去のこと。
それをいつまでも考えて気に病んだり忘れることではなくどうすれば良かったのか、次からはどうするのかを冷静に分析し行動に移すことが出来ることが真のプラス思考と言えるでしょう。

2、無理やり思い込むのではなく「〜かもしれない」と仮説をたてる
良い方に思おうとしても口に出しても心の中のもう一人の自分が「どうせ無理だよ」という言葉を囁いてきませんか?
無理やりプラス思考になろうとする人ほど挫折するのも早いしやっぱり駄目だった時のダメージも大きくなりますね。
そんな時は「自分には出来ない、ムリだ、でももしかしたら出来るかもしれない 」と自分の心の中で仮説をたてましょう。
人は仮説に対しては無抵抗です。

なぜなら仮に、もしかしての話だから。仮説に対して「そんなことあるわけないだろ」は通じませんよね…仮説なのですから。
その仮説をマイナス思考の人は「ムリかもしれない、出来ないかもしれない」とマイナスで仮説を立ててしまいます。
しかしどうせ仮の話、想像の話なら「駄目かもしれないけど、もしかしたら出来るかもしれない」とプラスで立てた方が得です。
絶対出来ると意気込む必要はありません。
ただ自由な想像の話の中では「もしかしたら出来るかもしれない」とプラスの仮説を立てましょう。
そんなことしても意味はないと思うかもしれません。
でも、もしかしたら人生が大きく変わるかもしれないのです。

3、やる時はやる!やらない時はやらない!メリハリを付けて決め込むこと
プラス思考になれない人は人生をナアナアに過ごしてしまいます。

・仕事をしながら休みのことを考えている
・せっかくの休みなのに明日のことを考えてしまう
・やると決めても他の用事が出来たら脱線してしまう
・やらないと思っていもついやってしまう

これでは常に20%ほどの力しか使わないので人生に力が湧きません。
プラスもマイナスもない曖昧な人生で潜在意識が発揮できることなんてありません。
遊ぶこともサボることも休むことも時には必要です。
しかし全てやるのか、やらないのかを決めることが大事なのです。

何時から何時までは仕事をすると決める。
何時から何時までは誰になんと言われようと全力で休む。
遊びは週に1回と決めたらその時は全力で遊ぶ。
誘いがあろうと何があろうと休む時は休み働く時は働くこと。

こうしてメリハリをつけることで潜在意識が活性化し、ダラダラとマイナス思考に陥ることもなくなり人生に活力がうまれます。
さぁこれからどうしますか?
遊ぶなら遊ぶ、休むなら休むと決めましょう。
そしていつまで休むのか、次に何をするのかを決めましょう。

4、捉え方は自分次第?!全てのことに興味を持とう
有名なセールスの話があります。
アフリカに2人のセールスマンが靴を売りに行きました。
アフリカに着いて2人は驚きました。
なんとアフリカでは誰も靴を履いていなかったのです。
それを見て2人のセールスマンはこう言いました。

A「これは絶対に売れない。だって誰も靴を履いていない!」
B「これは絶対に売れまくる。だって誰も靴を履いていない!」

2人に起きた状況は一緒です。ですが捉え方次第でプラスにもマイナスにも捉えることが出来るということですね。

自分に起きた状況は皮肉ろうが落ち込もうが泣こうが喚こうがどうしても変えることの出来ない事実です。
起きてしまったことは変わらないのにそれをいつまでも文句を言っていても仕方がないですね。
起きた状況は変わりません。
そしてそれをどう捉えるかはあなたの自由です。

振られた時にただ落ち込むのか、大事なものだったと気付けるキッカケになったと次からの糧にするのか。
外国人とのコミュニケーションに会話が出来ないからどうしようと嘆くのか、英語を覚えるいいチャンスだと勉強するのか。
ここで覚えておきたいのはどちらを選んでも状況は同じというコト。
そして捉え方次第では先の未来はまったく別のものになるということです。

辛い状況に陥った時には当たり前のようにネガティブな気持ちになるでしょう。
しかしそれと同時に他の捉え方がないか、この状況をプラスに変えるにはどうしたらいいかを立ち止まって一度考えてみましょう。

5、 信じるな!疑わうな!自分の目で確かめろ!
マイナス思考の人は物事を信じてしまいます。
信じることは良いコトですが、この場合は「自分の都合の良いように捉えて信じている」ということがほとんどで、それが叶わないとすぐに卑屈になります。
逆になんでも疑う人はなんか嫌ですね。
いちいち疑ってかかるような人には友達も出来ませんし何も出来ません。
物事の表面だけを見て本質を確かめようと思う人なんてなかなかいませんよね。

しかしプラス思考は物事の本質を自分で確かめて判断するのでちょっとの変化で喜んだり落ち込んだりしません。
言葉や行動の意味だけにとらわれずに、なぜその人はそう言ったのか、なぜこんなことをしたのかと本質を確かめましょう。
信じた、裏切られたで図っても現状は変わりませんし次にも進めません。

6、想像の中のことしか起きない!可能性は自分が決める?!
人生はあなたが想像した範囲の中のことしか起きません。
月20万円収入が欲しいと思っている人が年収億を超えることはありません。
沖縄旅行行きたいと思っている人は沖縄には行っても世界一周の旅に出ることはないでしょう。
億を超える大企業を作り上げた人は億を超える大企業を作ろうと思った人であり、豪邸に住んでいる人は豪邸にいつか住むと想像していた人たちです。

他にもスポーツ界で有名なイチローや本田圭佑は小学校の頃からプロになることを想像し、年収や入団するチームまで具体的に想像していました。
想像の全てが手に入るかどうかはわかりません。叶わないことの方が多いでしょう。

しかし想像していないものは高確率で手に入りません。
なぜならそのチャンスが目の前に仮に現れたとしても想像外のことなので受け入れる準備がなく、自分には関係のないものだとチャンスをみすみす見逃してしまうからです。

そして行動すら移さないのでもう出来る、出来ないの話にもなりません。宝くじは買わなきゃ当たりませんよね。
どうせ無理だろうと想像の中のことでさえも現実的に謙虚に考えている人は数々の可能性を0にしています。
自ら可能性を閉ざし夢を持たずに生きているのです。

それが悪いわけじゃないですけど多くの人はそれなのに不満を持ち挙句には他の人の夢や成功を否定してしまいます。
想像することは自由です。
ルールも制限もなにもありません。

そして想像内のものしか手に入らないのなら想像しない手はありません。
自分は、本当は何が欲しいのか、どうなりたいのか、ムリでも手に入る可能性があるなら好きなだけ欲しいと思い込みましょう。
宝くじより確率が高くて、宝くじと違ってお金もかかりませんから!
投稿日:2017-01-17
返信 103
うさぎさん
先が見えない削除
子どもたちの今の状況が主人のせいばかりではないのはよくわかっています。
でも、子育てとは・・・とか、人の気持ちとは・・・などを考えようとしない主人も大きな原因ではないかと最近強く思います。
主人は仕事はとても頑張っていて、社会的にも認めら、人に感謝もされています。
傍から見れば立派で、優れていて、家もしっかりしていて等、思われるような人です。
私はいろいろと劣っていると思っていたので、私が至らないから、我慢が足りないから主人に不満があるのだろうと思ってきました。

結婚当初から休みの日には午後まで寝ていて、起きたかと思うと食べて職場に出掛けて行くことが多く、寂しいとか、早く起きてほしいと訴えたことがあります。
子どもが小さい時には24時間子どもと向き合い、ストレスも寂しさもあり、家族にも気を遣ってほしいと伝えました。
そのような時、仕事で疲れているから仕方がないとか、他の人より多く仕事をしているとか言いました。

いつも家のことは任せっぱなしで悪いね、助かっているよ、そんな言葉を掛けられるだけで私の気持ちは今とは全く違ったのではないかと思います。
私は20年以上こんな思いを蓄積してきて、これは良くなかった、我慢をし過ぎて歪みとなって子どもにも影響していたと、はっきり思うようになりました。
後悔しても仕方がないです。
でも今の主人は息子にあまりいい影響があるように思えません。
どうしたものか、悩みます。

息子の希望はできるだけ聞いて過保護にしているつもりですが、息子は大事にされていないと思っているようです。
自分専用のPCが欲しい希望は、今が聞いてあげる時ではないと思われ、買ってあげていないので、そのようなことは不満に思っています。
私が書いたバースデーカードは捨てられていました。
「おめでとう。大切に思っているし、応援しているよ」
そのようなことを書きました。
今はまだ素直に受け入れられないのだと思いました。

主人に対することは悪循環です。
私の負の気持ちが主人にきつく当たるし、そんな私には波風立たないようにと余計なことを言わないで過ごす。
私が何を怒っているのかわからないし、聞こうともしない主人に更に腹が立つ。
今までこんなことを繰り返してきました。
こんな自分に腹が立ちます。
思い切って何か行動を起こすべきではなかったかと。
周りの目が気になったり、自分に自信が持てなかったりしたからですが、我慢ばかりしてしまいました。

もちろん、主人には感謝しています。
経済的には困らないし、家も建て、毎年旅行に行けているし、基本的にはやさしいひとですから。
やっぱり私がわがままなのかと思ったりします。

今日は思い切り愚痴を吐き出しました。
すみません。
まだあるのは、私がしぶといからでしょうか・・・
投稿日:2017-01-20
返信 104
伊藤幸弘教育研究所さん
うさぎさんへ削除
愚痴・・・大いに結構です。
この場はそのように活用してください。
そして、うさぎさんはわがままでもしぶといからもでないと思います。
投稿日:2017-01-20
返信 105
伊藤幸弘教育研究所さん
うさぎさんへ削除
一方で、愚痴をこの場で話すのと並行してご主人とはしっかりと話し合いの場を持つことをお勧めします。
投稿日:2017-01-20
返信 106
うさぎさん
原点に戻って削除
私の気持ちを受け止めて頂いてありがとうございます。
子どもには私なりに優しくしているし、褒められるところでは褒めているつもりです。
それでも好転しないのは、表現がへたなのか、まだまだ子どもが高い壁を作っているのか。
問題行動はまず、生活から正していかないといけないとわかっていますが、子どもに話しても直そうとしてくれません。
相変わらず、昼に起きたり、午後になっていたりしています。
お風呂は4日に一回くらい入っています。ピアノのレッスンには行くので、汚れたままではいけないと思うのでしょうか。

3月に出るゲームを予約しました。
姉とお小遣いを出し合うということなので、お小遣いを考えて使うことに反対しない方が良いと思ったのですが、正しかったでしょうか。
PCも今よりも高性能の物が欲しいと言っています。
ゲームが思うようにできなくてイライラするのが一番の理由ですが、PC関係でボランティアで手伝いをするとか、学校に行っていないから動画で勉強するとか言います。
細かいことを聞こうとすると、そんなことを言わなくてはいけないのかとか、この前言ったのに聞いていなかったのかとか言います。
主人はしっかり話をするまで買うわけにはいかないと言っています。
しばらく様子を見て息子に考えさせるのがいいのかとは思います。
ただ、息子の機嫌が悪く、家の空気はとても悪いのがつらいです。

主人と私はお互いに、わかってくれない、と思っていることがあり、この問題をまずは何とかしなくてはいけないのかと思います。
主人はこのようなところのアドバイスを全面的には信じていません(すみません。正直にお話ししてしまいます)
当然、私と同じベクトルで・・・とはいきません。
今、とてもとても繊細で難しい息子にも気になる言い方をする時があります。
私の対応は、腫れ物に触るようだと言います。
私も間違っていることがあるかとはおもいますが。

子どもとうまくコミュニケーションをとれるようになりたいですが、まずは主人とでしょうか。
仕事をしてくれていることやお風呂のお湯をいれてくれたことに、大げさなくらい感謝してみるとか、やってみるのはいいことかも。
大げさなくらいに、でもわざとらしくなく心からはなかなか難しいですよね。

良くない家の空気がとても不安です。

今日もありがとうございました。
投稿日:2017-01-27
返信 107
伊藤幸弘教育研究所さん
うさぎさんへ削除
ご主人はこのようなところのアドバイスを全面的に信じていらっしゃらないとのことですね。
それは当然のことだと思います。
我々も無理に信じて欲しいとも思っていません。
あくまでも「ご参考」にして頂ければ幸いなのです。
投稿日:2017-01-28
返信 108
伊藤幸弘教育研究所さん
うさぎさんへ削除
なので以下はご参考までに・・・。
投稿日:2017-01-28
返信 109
伊藤幸弘教育研究所さん
うさぎさんへ削除
>ピアノのレッスンには行くので、汚れたままではいけないと思うのでしょうか。

きっとそうだと思います。
これはいいことですよ。
他者との関わりに意識を向けている証拠です。

ピアノのレッスンの回数を増やすか、同様の外出する何かの口実を増やせばお風呂に入る回数も増えるのではないでしょうか。
投稿日:2017-01-28
返信 110
伊藤幸弘教育研究所さん
うさぎさんへ削除
>姉とお小遣いを出し合うということなので、お小遣いを考えて使うことに反対しない方が良いと思ったのですが、正しかったでしょうか。

正しいです。
お金を使うということは社会とのつながりの機会を創出するということです。

PCも今よりも高性能の物が欲しいのであれば、自分でお小遣いを溜めて買う方法を選択させましょう。

「しっかり話をするまで買うわけにはいかない」というご主人のご意見には賛成します。
投稿日:2017-01-28
返信 111
伊藤幸弘教育研究所さん
うさぎさんへ削除
>子どもとうまくコミュニケーションをとれるようになりたいですが、まずは主人とでしょうか。

両方だと思います。
これは同時進行しなければなりません。
そして、時によってどちらに比重を置くかを考えながら・・・。

また、コミュニケーションは一人ではできませんよね。
ご主人にもコミュニケーションを上手く取れるようになってほしいです。
相手を責めてばかりではなく、長所側から見てあげることも大切だと伝えたいです。

また、以前にもご紹介しましたが、以下の「コミュニケーション方法」をご参考にして頂きたいです。
あくまでも「ご参考」までですが。
投稿日:2017-01-28
返信 112
伊藤幸弘教育研究所さん
うさぎさんへ削除
コミュニケーション(「聴き方」「伝え方」)

■信頼関係の構築
相手との信頼関係の構築を図るためには円滑なコミュニケーションが大切です。
カウンセリングの領域では、カウンセラーとクライアントの信頼関係(専門的には“ラポール関係”といいます)が絶対条件といわれます。ではその円滑なコミュニケーションを図るにはどうすればいいのでしょう。
コミュニケーションの2つの柱ともいえる「聴き方」と「伝え方」に関して紹介します。


■「聴き方」
「聴き方」を意識しながら相手からの話を聴いたことがありますか。
「話し方教室」とか「話し方の本」というのはありますが「聴き方」に関する本は意外と少ないのです。
しかし、円滑なコミュニケーションを図る上ではこの「聴き方」が特に重要です。

ここではあえて「聴く」という文字を使います。物理的に音が耳に届く「聞く」でもなく、言葉であれこれと尋問する「訊く」でもなく、「心」の文字が入っている「聴く」です。これは、相手を受け入れて相手の話しに耳と心を傾けることを意味します。専門用語では「傾聴」と言います。

相手の話を上手に「聴く」ためには以下の2つの聴き方に分かれます。
その2つとは、「受動的聴き方(パッシブリスニング)」と「能動的聴き方(アクティブリスニング)」です。
それぞれポイントは3つあります。


■「受動的聴き方(パッシブリスニング)」の3つのポイント
1.黙って聴く
これは簡単なようで意外と難しいです。
しかし、すべての「聴き方」のベースとなる姿勢です。
相手の話しに意見を割り込まずまずは黙って聴いてあげる聴き方です。
黙って相手を聴き、受容してあげることで信頼関係は更に強いものになるでしょう。

2.うなずく
「メラビアンの法則」をご存知でしょうか。
1対1で話したときに、どのように影響を及ぼすかというと、話の内容などの「言語情報が7%」、口調や話の早さなどの「聴覚情報が38%」、あいづちやうなずき等、見た目などの「視覚情報が55%」の割合であったという実験結果があります。
この割合から「7-38-55のルール」とも言われ、「言語情報=Verbal」「聴覚情報=Vocal」「視覚情報=Visual」の頭文字を取って「3Vの法則」ともいわれています。

話しの内容により大きくうなずいたり小刻みにうなずいたりする聴き方です。
大きくうなずくときは「なるほどねぇ〜」と言う意味があり、小刻みなうなずきは「もっと話して」という意味を持ちます。それにより相手は「聴いてもらえている」という満足感が得られます。


3.思いを引き出す
「それ、面白そうだからもっと聴かせてよ」「それ大変だったね。もう少し詳しく話して」「それについて、あなたのほうでも何か言いたいことがありそうだね」、「あなたにとって大事なことのようだね。詳しく聴かせて」等のようにひと言、付け加えることで相手を気持ちよく話させてあげることが大切です。
(※注意:実際の会話は「あなた」ではなく、必ず相手の名前を呼んであげてください。特に相手がお子さんの場合は名前を呼ぶことが効果的です)


■「能動的聴き方(アクティブリスニング)」の3つのポイントは…
1.話しを繰り返す
相手の発した言葉の語尾をこちらが繰り返して発しながら聴く方法です。
会話にいいリズムがうまれて話しやすくなります。
そして、相手は「自分の話を聴いてもらえている。理解してもらえている」となります。

ただし相手が意見を求めている場合は繰り返しによる聴き方はいったん中断してください。
相手から何かを質問をされている場合にその質問を繰り返しても堂々巡りになってしまいます。
その際は、はっきりと自分としての回答をしてあげるといいでしょう。

2.話しをまとめる
相手の話をある程度の段階でまとめてあげると会話のリズムにアクセントがつき、これも効果的です。
例えば、相手が悩みを打ち明けたとします。
悩みを打ち明け始めると人は一気に捲くし立てるように話し始めます。
それこそ途中でさえぎりたくなるくらいに。
その際に、最後まで聴いてそれをまた繰り返す方法(話しを繰り返す)をすると時間が掛かる作業ですし余計に混乱を生じます。
その際はある程度こちらで話をまとめてあげるのです。

3.気持ちを汲む
「それは嬉しかったね」「それは悔しいね」「それは腹が立つよね」。
こんなふうに相手の心の中の気持ちをこちらの言葉として伝えることで相手は安心した気持ちで話しを出来ます。
高級クラブに高いお金を払ってまで、サラリーマンが通うのは、高級クラブのママさんたちはこの「気持ちを汲む」等、聴き方に長けているからなのです。


■伝え方
相手に何かを思いを伝えるときには相手に「何を伝えたか」ではなく「何が伝わったか」が大切です。
それを意識することで、相手に対して自分はどれだけ大切に思われているかを実感させる効果があります。
それを伝えるためには「言葉」が大切です。

「これは言わなくても分かるだろう」、「恥ずかしくてこんなことは言えない」。
まずはそういった考えを排除して時間をたくさん使っていきましょう。

相手に思いを伝えたいときは、「Iメッセージ」が効果的です。
相手の行為や出来事を非難がましくなく、事実を述べる伝え方です。

相手にメッセージを伝えるとき、次の2通りの方法があります。
それは、「YOUメッセージ」と「Iメッセージ」です。
コミュニケーションを外す人は、往々にして主語が「YOU=あなた」の「YOUメッセージ」になってしまっているケースが多いです。

例えば…僕がリビングで本を読んでいたとしましょう。
そこへ子どもが入ってきてテレビを大きな音で見始めた。
僕は感情のままに…「うるさい!」「ボリュームを小さくしろ!」「隣の部屋で見なさい!」…と言ってしまう。
これは主語が「あなた=YOU」ですよね。
「“お前が”うるさい!」「“お前が”ボリュームを小さくしろ!」「“お前が”隣の部屋で見なさい!」

こちらの思いを正確に伝え相手とのコミュニケーションも外さない方法は主語が「私=I」の「Iメッセージ」です。

「お前が大きな音でテレビを観ることでお父さんは集中して本が読めなくて困ってるんだよ」…これが「Iメッセージ」です。

ポイントは「行動」「影響」「感情」です。

行動→お前が大きな音でテレビを観ることで
影響→お父さんは集中して本が読めなくて
感情→困っているんだよ

その後に「だから音を小さくしろ」と言ってしまうとせっかくの「Iメッセージ」がその瞬間に「YOUメッセージ」になります。
「Iメッセージ」で思いを伝えると相手はこちらの思いをちゃんと受け止めてくれるケースが多いと言われています。


■「Iメッセージ」と「聴き方」との切り替え
自分の意見を伝え、相手の考えを聴くというのはコミュニケーション(会話)の基本です。
しかし、いくらIメッセージを活用して伝えても、「相手を変えてやろう」という想いが心の奥底にあると、しつこく何度も同じメッセージを発することになります。
これは「審判的表現」といい、圧力によるメッセージ(=お前が変われ!)になってしまいます。

その際は、まず相手の立場に立ち切って傾聴することが大切です。
これが「Iメッセージ」と「聴き方」との切り替えのタイミングです。
相手の話を聴くことにより、相手の「抵抗」がとれて相手は安心して、自ら変わることができるのです。
また、相手の立場を理解することで、こちらの心にも変化が現れることもあり、他者理解と自己成長が同時に促進されます。

「期待と願望」、「推論と思い込みのズレ」が対人関係のトラブルの元になるのです。
大切なことは“相手を変えようとせず、相手を分かろうとせよ”です。


コミュニケーションとはキャッチボールのようなものです。いくら良いことでも一方的な話と言うのは聴いていてしんどいです。だから、コミュニケーションがドッジボールにならないように、「聴き方」や「伝え方」を意識して相手とのコミュニケーションを図り、信頼関係の構築に努めてください。
投稿日:2017-01-28
返信 113
伊藤幸弘教育研究所さん
うさぎさんへ削除
いかがでしょう。
親子のコミュニケーションだけではなく、職場でもお役に立つかと思います。
投稿日:2017-01-28
返信 114
伊藤幸弘教育研究所さん
うさぎさんへ削除
>良くない家の空気がとても不安です。

何から手をつけていいか・・・と不安になっているのでしょう。
この掲示板のある方は「夜の食事を必ず家族で過ごし、そして、必ず笑顔で」を意識されているようです。
投稿日:2017-01-28
返信 115
うさぎさん
信じて良いのか削除
「笑顔」
忘れがちです。
ごはんができたという時も笑顔を作ってから声を掛けようと思います。
改めてアドバイスしていただけると見直しができます。
ありがとうございます。

PCの購入で迷っています。
お小遣いいで買うのは無理だと思われます。
高価な買い物なので、どのように使うつもりなのか等、私たちにわかり易く説明してほしいと言っているのですが、どんなサイトで勉強するつもりなのか、どんな人をボランティアで手伝うつもりなのか、詳細を話しません。
誕生日などで貰っていないプレゼントをまとめて買ってもらう。
PC購入の正当な理由で、使い道をそこまで話す必要はないというのが息子の言い分のようです。
自分ではこの先のことも考えていると言うので、2〜3年先のことを聞かせてほしいと言うのですが、話しません。
息子を信じて買ってあげる方がいいのでしょうか。
部屋に閉じこもって食事にも出てこない・・・そのようにはならないと思います。
投稿日:2017-01-31
返信 116
伊藤幸弘教育研究所さん
うさぎさんへ削除
「笑顔」・・・時々、忘れてしまいますよね。
我々も同じです。

>ごはんができたという時も笑顔を作ってから声を掛けようと思います。

これ、大賛成です。
是非とも、実践・継続してみてください。
投稿日:2017-01-31
返信 117
伊藤幸弘教育研究所さん
うさぎさんへ削除
PC購入の件、以下のような流れはいかがでしょう。

・現在、自分の貯めているお小遣いを出す。
・足らない金額は親が出してあげる。
・その代り、月々のお小遣いから定額を引く。
・完済されたらお小遣いを元に戻す。
・ただし、親としてお金を出すのだから、使い方等を親が納得するように説明する。
・親が納得しなければお金は出さない(貸さない)。
投稿日:2017-01-31
返信 118
伊藤幸弘教育研究所さん
うさぎさんへ削除
また、PCの使い方もルールを決める。
自室に閉じこもり、深夜まで使いことは禁止です。
当然、食事等もしっかり時間に摂ること。

ルールを破った際のルールも決めておきましょう。
これはネットのルールにも共通することです。
投稿日:2017-01-31
返信 119
伊藤幸弘教育研究所さん
うさぎさんへ削除
【以下、再度ご案内しますね】

■家庭のルール(参考例)

【マナー】
相手の気持ち、都合を考えて行動することは大切です。
利用して良い場所、時間帯、状況など、して良いことといけないことをきちんと判断できるようなルールを作りましょう。

?公共施設(図書館、電車、病院、店舗)などでの  利用はしない
?相手の迷惑にならないように使用時間を決める
?歩きながらの利用はしない
?食事中にメールをしない


【時間管理】
ケータイ・スマホを利用して良い時間、利用制限時間などを決め計画性のある生活を送るようにしましょう。
使用時間を考えればおのずと計画性のある行動ができるようになります。

? 21時以降は電源を切る
?自分の部屋にケータイ・スマホを持ち込まない


【金銭感覚】
利用限度額を超えなければよい、無料だからよいのではなく、利用時間を決めて使用すること。
毎月支払い明細を見て利用内容をふり返り、携帯電話やスマホの利用方法や目的に対しての話し合いをして意識を高めましょう。

?有料サイト契約はその都度親の了解を得る (ダウンロードなど)
?毎月の携帯電話の利用料金明細を必ず親子で 確認する
?有料アプリを入れたり、課金したりする場合は、 必ず親の了解を得る


【コミュニケーション】
インターネットを通じてコミュニケーションを取ることができますが、文字だけで相手に気持ちを伝えることは、意外と難しいものです。
常に受け取る側の気持ちを考えなければいけません。

?本当に大切なことは、ケータイ・スマホを通して ではなく会って伝える
?メールやメッセージは読む人の立場になって 読み返してから送る
?うわさ話など自分が言われたら嫌だと思うことは 書かない ※SNS・グループでのトークの書き込みも同様


【法律】
日本では、小中学校の単元で法律を学ぶ単元はありません。常日頃からニュース等を見て、子供と一緒に話し合う機会を持つようにしましょう。
何がいけないのか、誰にどんな迷惑がかかるのか、どんな責任を負うのか、自覚を持たせることが必要です。

?ツイッターやフェイスブックなどへの無責任な 投稿は社会に多大な被害を引き起こし、損害賠償 請求される可能性があるので絶対しない
?誹謗中傷の書き込みをしない
?大げさな表現、根拠のない情報の配信はしない
?自転車を運転しながらの携帯電話の使用は禁止
?著作権を守り、違法なダウンロードをしない


【役割・責任】
子供たちが本来やらなければならないことが(宿題、手伝いなど)ケータイ・スマホ利用によっておろそかになってしまうことがあります。
自分の責任を果たしてこそ権利を有する意味を理解させましょう。

?勉強中は携帯を触らない
?やるべきことを優先する


【自己防衛】
外敵から身を守ることも大切ですが、攻撃されるような言動をつつしむことも重要です。
情報配信の危険と責任を理解させましょう。

?WEB(ネット)上に個人情報(名前・住所・ 電話番号・写真など、本人が特定されてしまう 情報)を書き込みしない
?フィルタリング契約をする
?ウィルス対策ソフトを入れる
?IDやパスワードを安易に人に教えない


【家庭ルールを守れなかったとき(メタルール) 】
間違いを起こしたからといって直ぐにケータイ・スマホを取り上げてしまうルールを設けると子どもは問題を隠そうとします。問題は時間が経過すればするほど大きくなる可能性が高まります。守れなかったからといって、すぐにケータイ・スマホの使用を禁止するのではなく、事態が大きくなる前に、親が子どもに自問自答する機会を与えてみてはいかがでしょうか?

?ルールを守れなかった時、何が悪かったのか 家族で話し合う。
?それでも守れなかった時○○日間利用禁止
?利用禁止を繰り返した時は契約を休止をする(最終手段)
投稿日:2017-01-31
返信 120
うさぎさん
少し気持ちが楽になりました削除
前々回に「主人がここのようなところを信じていない」と書きましたが、誤解があったかもしれません。
全面的には信じていない・・・すべてではないけれども、信じる部分もある、ということです。
全く信じないのではないので、ここで教えていて頂いた話は聞いてくれます。
ただ、理解できないこともあるようです。

PCに関しては、息子は自分に不利になりそうなことは話さないし、しっかりとした考えもないのかもしれませんが話ができないので、そのままにしてあります。

最近、運命鑑定(?)をしてもらいました。
心理学からはかけ離れた、非現実的なものとここの先生方には嫌われそうですが・・・
家族の生年月日で鑑定したのですが、私はまず、最近始めた仕事に力を注ぐことが良いと言われました。
仕事をすることを肯定されたのは、私にはプラスになりました。
長男も次男も主人も私とは違うものを持っていて、私が理解するのは難しいのだと、そのようなことでした。
そう言われると、まあ、理解できなくても仕方ないかなと思えてきます。
諦めるわけではなく、気持ちが楽になりました。
子どもたちのこの先は大丈夫と言われましたので、いいことは信じようと思います。
主人にいくら訴えてもわかってもらえなかった不満も、仕方がなかったのかと思うようになりました。
今後も家の中の空気が良くなるように心がけていきますが、違う方向からも安心感を与えてもらうのも悪くないと思いました。

投稿日:2017-02-06
返信 121
伊藤幸弘教育研究所さん
うさぎさんへ削除
ご主人は「全面的には信じていない・・・すべてではないけれども、信じる部分もある」とのことですね。
誤解していました。
良かったです。

だって、全面的に信じてもらおうとは思っていなかったからです。
これはすべてのクライアントにもそう思っています。
カウンセラーの言葉は信じてもらえる部分だけを信じて頂ければいいのです。

むしろ、ご自身で取捨選択し、ご自身で判断し、「良い」と納得したものを導入して頂く方がカウンセラー冥利に尽きます。

ご主人にもよろしくお伝えください。
投稿日:2017-02-06
返信 122
伊藤幸弘教育研究所さん
うさぎさんへ削除
そして「運命鑑定」

否定しません。
カウンセラーだってある意味似たようなものです。

大切なのはカウンセラーだろうが運命鑑定士(?)だろうがクライアントが安心感を抱くことです。
それにより、受け止め方や人生をプラスの方向に持っていければいいのです。
投稿日:2017-02-06
返信 123
うさぎさん
安心しました削除
いつもありがとうございます。
受け入れて頂けて安心しました。

鑑定する方もあまり悪いことは言わないようにしているのだと思います。
言い方に気を付けるというか。
先生のおっしゃる通り、こちらが安心したり、希望を持てるように話してくれます。
ここに来て私の気持ちを受け入れて頂けたり、鑑定で未来が少し明るく見えたりして、助けられています。

必ず明るい未来がある、家族皆が笑顔になると信じます。

止まない雨はない。明けない夜はない。
今日もありがとうございました。
投稿日:2017-02-06
返信 124
伊藤幸弘教育研究所さん
うさぎさんへ削除
「必ず明るい未来がある、家族皆が笑顔になると信じます」

この言葉がとても力強く感じます。

要は「受け止め方」です。
物事を肯定的に捉えるクセをつけましょう。
事象(起こったこと)の事実はひとつですが、その受け止め方は無数にあります。
大きく分ければ2つ。
それはプラスの受け止め方とマイナスの受け止め方。

その受け止め方のクセはこれからの人生で困難にぶつかった際に必ず大きな武器(味方)になってくれます。

それはうさぎさんにもご主人にもお子さんにも共通して言えることです。

ご家族皆が笑顔になるために!
以下をご紹介します。

ご家族で共有していただけると嬉しいです。
投稿日:2017-02-07
返信 125
伊藤幸弘教育研究所さん
うさぎさんへ削除
「事実は1つ、受け止め方は2つ」

ある調査によると、日本の若者はアメリカ・中国・韓国の若者と比較して 自分自身を肯定的にとらえていない傾向にあるという調査結果が出ています。
しかし、自分自身を肯定的にとらえられない原因は、実は思い込みや勘違いの部分が大きいのです。
人間の習慣として、無意識のうちに脳へ条件づけされた習慣通りの行動を行ってしまうという傾向にあります。
専門用語では、物事をどのように受け止めるかという習慣を「思考習慣」と呼びます。
この思考習慣は以下の2つです。
「マイナス思考」→いつも不満やグチ、無理、できないという弱気なことばかり言っている消極的な人
「プラス思考」→いつも明るく、できることばかり考え、強気で自信にあふれた発言をしている積極的な人
このマイナス思考とプラス思考の差はどこから生まれてくるのでしょうか?
それは、フッと思い浮かべる「かも?」から生まれるのです。
たとえば、否定的なことを思い浮かべた人は、
「できないかも?」
   ↓
「できない姿・状況をイメージ」
   ↓
「あきらめる」
   ↓
「間違いないという否定的確信」

反対に肯定的なことを思い浮かべた人は、
「できるかも!」
   ↓
「できる姿・状況をイメージ」
   ↓
「その為に行動する」
   ↓
「間違いないという肯定的確信」

このように、世の中には 「プラスのかも」と 「マイナスのかも」の 2つがあります。

脳に浮かぶプラスの「かも?」は神様がくれた成功へのプレゼントであり、マイナスの「かも?」は あなたの人生を台無しにする悪魔のささやきでもあるのです。

たとえば、テストで思わぬミスをしてしまった。 よい結果が得られなかったという事実に対して、これを糧として努力を続け、次のテストでよい結果が出れば、最初の失敗はさらに学ぶための刺激、あるいはよい教材になったと言えます。
言うなれば、「失敗」ではなく「将来の教訓」なのです。

発明王と言われたエジソンは電球を発明するまでに1万回失敗しました。
しかし、「失敗だ」とは言わず、こう言いました。
「うまくいかない方法を1万通り発見した」 ・・・と。
まさに、この思考こそがプラス思考というべきではないでしょうか。

成功をめざす過程において良くないと思われる結果は「失敗」ではないのです。
むしろ「学ぶチャンス」、「成功へのプロセス」です。
言うなれば、この世の中に「失敗」はないと言えるのではないでしょうか。
このように考えられる人が「メンタル的にタフ」という人です。

ものごとには「出来事」があって「結果」がありますが、この「出来事」と「結果」の間には必ず「受け止め方」が存在します。
たとえば・・・
【否定的受け止め方】
(A)旅先で雨が降った
 ↓
(B)せっかくの旅行が台無し
 ↓
(C)憂鬱な気分で楽しくない旅行だ

逆に・・・
【肯定的受け止め方】
(A)旅先で雨が降った
 ↓
(B)観光客が少ないかもしれない
 ↓
(C)静かに景色を楽しめるな

自分に自信のない人は、どうしても、自分の「欠けている部分」に焦点が当ててしまいます。

「足(た)らで事たる身こそ安けれ 」
これは禅の言葉です。
「足らん、足らん」言い出したらきりがありません。
足らんけど、足りるところで楽しめる人が素晴らしいのです。
なにげない日常、ちょっとした出来事の中に幸せを見つけられる人、今ある環境を楽しめることは素晴らしいと思います。

思うようにいかないことなど山ほどあるでしょう。
それはそれで受け止めて、そこから学べることを探して次の事へ向かえるような、そんな受け止め方をしてみませんか。

経営の神様、松下幸之助はこう言います。
「運の悪い人とは “自分は運が悪い”と思う人。
運のよい人とは “自分は運がよい”と思う人。」・・・と。

乙武 洋匡氏の著書「五体不満足」ではこう書かれています。

「私は一度も不幸と思ったことがない」
「五体満足」で、仕事をもち、経済的に 恵まれながらも、「幸福感」より 「不足感」「不満感」を感じている人がいる…と。

どうしてそんなに違うのでしょうか。
出来事は常に白紙であり、その段階では、「プラス」も「マイナス」もありません。
要は今出来ていなくても、「やればできる」というプラス思考と 「やってもムリ」というネマイナス思考の差なのです。

したがって、「事実は1つ、受け止め方は2つ」ということになるのです。

この世の中には、「失敗」も「不幸」もない。
それらは「成功」や「幸福」へのプロセスだ、と考えるとけっこう気持ちが軽くなり、「何でもチャレンジしてやろう」 という気持ちにならないでしょうか。

本気でチャレンジし行動すれば不可能だと思われていることも可能になるのです。
「夢は必ず叶います」

そのためには、先ほどからお伝えしている通り、「受け止め方をプラス」にする必要があります。
その「受け止め方」は言葉で表現されます。

私たちは言葉を使って、物事を受け止め、理解し、考え、表現しています。
言葉は脳の働きによって生まれる心(意識)を表現したものなのです。
言葉を変えれば、心が変わります。
心が変われば、脳の回路も変わるのです。

「プラス思考」とは、「プラスの受け止め方+プラスの表現」です。
脳と心は言葉によってつくられる 、言わば、「言葉は意識のコントローラー」なのです。

「できない」→「できる、やれる」
「ムリ」  →「大丈夫」
「イヤだ」 →「いいね」

心から「実現させたい」と思うことがあればプラスの表現を使いましょう。
断定的な言葉を使うことで、ドーパミンが分泌され、細胞がやる気を出してフル稼働するのです。
「できると思えばできる、できないと思えばできない」
苦しいときは 、「やれる」「できる」で乗り切りましょう!

よく、「性格は生まれつきのものだから絶対に変えられない」というご相談を受けます。
しかし、この考えは正しくありません。
心理学では人間の行動の9割以上が習慣によるものだといわれています。
つまり習慣を変えることで性格 (=習慣的性格)を変えることができるのです。

「過去と他人は変えられない
 変えられるのは未来と自分」

これは、カナダ出身の精神科医であり、1957年に交流分析(Transactional Analysis:TA)を提唱した、エリック・バーンの言葉です。

この言葉の通り、人の行為とか考え方とか、諸々は変えることは出来ないし、過ぎ去ったことも変えられません。
しかしながら、自分のこと、そして、これから起こる未来については、影響を与えられます。
だから、「自分自身」と「これから」にフォーカスをしていくことが大切なのです。

あなたの人生は、あなたの受け止め方・意識・言葉によるどのようにも変えることができるのです。
投稿日:2017-02-07
返信 126
うさぎさん
受け止め方削除
「事実は一つ、受け止め方は二つ」
ここで教えていていただいてわかっているはずの考え方もなかなか定着しません。
繰り返し勉強して理解しなければ・・・学問と同じですね(汗)

子どものこと以外にもストレスがあり、また主人に当たってしまいました。
主人の受け止め方にもいつも不満があり、更に当たってしまいます。
他人を変えることはできない。これもわかっていること。

今の生活ができていることに感謝。
家を持っていることに感謝。
やりたいことを勉強させてもらい、仕事になったことに感謝。

クリスマスに私が自分で苦しさを押さえられなくなり、ツリーの飾りをめちゃくちゃにしてしまいました。
主人はそれを黙って私と片付けました。
何か月かに一回、このようなことをおこしてしまいます。
家族にいい影響はないし、なんとかしなければと思って、思い切って心療内科を受診することにしました。
今の自分が受診するほどの状態なのかわかりません。
初めてなのでどのような効果があるのかもわかりませんが、心が今より安定したり、受け止め方がかわれるのかもしれないと、少し期待しています。
行くことは子どもたちにも話す方がいいでしょうか。
主人にこれを話したら、
「ストレスが溜まるとそういうこと(クリスマスに荒れてしまったこと)はあるよね」
と言われました。
心療内科を受診することは、私にとってはとても勇気のいることですし、思い詰めてのことです。
それを簡単に、そういうこともあると言われるとは。
私がこんな思いをしていてもやっぱりわかってくれないんだなあ、と思ってしまいました。

主人は心の強い人です。
かなりの過干渉をはねのけ、はねのけるだけではなくバランスを取り、自分の思いを上手に通してきたのだと思います。
私のように周りの目を気にしたり、些細なことや過去にとらわれる癖は理解できないのでしょう。
私も主人を理解するのは難しいです。
また愚痴になってしまいました。

ありがとうございました。
家族の笑顔のために、私も笑顔でいるよう頑張ります。
投稿日:2017-02-09
返信 127
伊藤幸弘教育研究所さん
うさぎさんへ削除
そうです。
笑顔は大切です。

生き物の中で、表情だけで自分の気持ちを表現できるのは、人間だけです。
特に笑顔は、顔の筋肉を使います。これも人間だけに与えられた能力です。
高笑いしながら走っている犬を見たことがありませんし、そんな犬を見たらこっちが笑えません。

笑顔は遠くからでも認識できるのが大きな特徴だそうです。ある実験では、「怒」「驚」「笑」「悲」の4つの表情の写真を用意して、40メートルの距離からどの表情が認識できるかを測定したところ、「笑」以外の表情は識別できなかったそうです。ちなみに、10メートルまで近づくとすべての表情が認識可能だったとのこと。

笑顔になるためには、目の周りにある「眼輪筋」や頬の「大頬骨筋」を動かし、目じりを下げ口角を上げる必要があります。笑顔になることで顔の筋肉を動かし、顔のあちこちを鍛えることになります。頬骨の下の辺りには脳をリラックスさせるツボがあり表情筋を動かすことで、脳波が穏やかなα波になるのだそうです。
海外でも、「3回薬を飲むより1回笑う方が体にいい」「たくさん笑って、たくさん寝れば医者は要らない」など、笑いと健康にいいことわざが多く存在します。ご存知のとおり、笑いは「ナチュラル・キラー細胞」を活性化させます。

また、目の前の人が笑っていると、自分までおかしくなって笑ってしまったことがあります。笑いというものは連鎖的に周りへうつるものだそうです。

「笑う門には福来る」
大いに笑い、自分も周りの人も幸せに!
投稿日:2017-02-09
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